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プロフィール
コメント数 848
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 思春期の学生時代、何気なく見た水曜ロードショー「ローマの休日」でアン王女との運命的な出会いをしてからウン十年、ひたすら好きな映画を何十回観るような偏食家です。

ホラー&感動映画&難解映画大好き♪ホラー映画も好き!監督別にも観ます。キューブリック、リンチの2人は別格!スピルバーグも大好き!ホドロフスキーもナタリも好き!ハネケは苦手!

レビュー点は相対的に甘めです(ボーダーは6点)。期待に背き大ハズレ、虐待モノ、悪意を感じるバッドエンドな作品には低い点も付けますがよっぽどです。逆に最高点は9点に設定し、10点は人生観を変えられる程大好きな作品だけにしてます。人生であと何本10点の映画に出会えるか、ワクワクしてます♪

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481.  ピアノを弾く大統領 《ネタバレ》 「猟奇的な彼女」「ラブストーリー」等、笑いも涙も散りばめたシナリオの書けるクァク・ジェヨンの作品らしく、色々な所に細かい笑いがあり、またラブコメの王道という感じで仲良くなったり、邪魔されたり、距離を置いたりという展開が続くので飽きさせません。新米教師の受け持った問題児の父親が大統領という物凄い話ですが、SPも周りの人も非常に寛容でいい人ばかり。93分という短い映画ですがその分中だるみがなく、良かったと思います。大統領役のアン・ソンギは「シルミド」「黒水仙」といった重厚な役とは一転、子供想いで紳士的な大統領役も品を感じさせ好印象。チェ・ジウは正義感で怖いもの知らずな教師役をこれまた好演。主役2人の魅力で非常に安心して観られるラブコメになったと思います。残念と言えば相変わらず韓国ラブコメには不要な部分が多い事。チェ・ジウの親友が性転換手術したとか、全く不要なエピソードでは?きっとシナリオ段階では意味を持たせているのでしょうが、編集の段階でカットした部分の名残からか、違和感を感じるのだと思います(猟奇的な彼女でも感じた部分ですが)。ここさえ大目に見れば、中々良く出来た作品ではないでしょうか。[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-08-02 10:36:44)(良:1票)

482.  チャップリンの冒険 何が素晴らしいって、俺のお爺さんすらまだ生まれてない頃から(89年も前の映画ですよ!)砂浜に潜って看守から逃れてみたり、コテコテのシマの囚人服着て追いかけっこしたり、溺れている人を助ける順番は若い女の子からだったり、伯爵と子供みたいな蹴り合いしたり、アイスが背中の中に入ってパニック起こしてみたり、スタンドの傘を頭からかぶって隠れてみたりやってたんだなあって事です。それだけでもチャップリンって本当に凄いと思います!彼の全盛期以降のメッセージ性がある映画も勿論魅力的ですが、この僅か20分のドタバタコメディも万人に受ける見事な作品だと思います!個人的には新聞に載ってた手配写真のチャップリンのとぼけた顔と髪型が何とも可愛かったです(笑)[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-07-31 11:29:25)(良:1票)

483.  アイランド(2005) 《ネタバレ》 娯楽大作としては中々楽しめました。画面に向かってヘリコプターやら車がぶつかってくるのは思わず声が出てしまいますね。「そりゃお前いくらなんでも助からないだろ!」というお約束の突込みも入れたくなりますが、ハリウッド映画(マイケル・ベイですしね)と割り切れば結構面白いです。少なくとも死体をも映画のネタにしてた「バッドボーイズ2」よりかは許せます。臓器複製の為にクローンを作るなんてムチャですけど、中には金儲けで考える奴もいるんだろうなあとか思ったり。スカーレット・ヨハンソンも美人で良かった。メガネをかけた人間の方のマクレガーは助平な顔してましたね(笑)ただ↓の方も仰るようにクローンの皆さんが最後、太陽の下に集まる所で終わるんですが、あの後の彼らの事を考えるとハッピーエンドではないですよね・・・。15歳程の知識しか無いハズのクローンのマクレガーがバイクを乗りこなすのは、彼のバイク好きが成せる業かと妙に納得、見事に鑑賞中公私混同してしまいました。[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-07-31 11:15:09)

484.  酔いどれ天使 《ネタバレ》 志村喬のギラギラした医者っぷり、さらにギラギラした三船先生の尖りっぷり。黒澤映画を象徴するこの二人のガップリ四つの演技合戦に心から酔えました。かつての自分もエリート街道に進めず、ヤクザの松永に若かりし日の自分を重ね、何とか結核を治してやりたいと思いながら、お互い素直になれないサマは、何となく理解できるなあって思いました。ヤクザの兄弟分の人とか、親分の陰がほとほと薄かったのは、それだけ主役二人が物凄かったって事だと思います。しかしながら私はまだ30前の男ですが、こんな男に心から憧れます。空虚な心ながら尖らざるを得ない生き様って凄いなあって。それと昭和20年代を思わせるあの町並み、何ともレトロで微笑ましかったです。黒澤先生は時代劇も現代劇も天才的な演出をされる方なんだなあと今更ながら再認識しました。面白かったです。[DVD(邦画)] 7点(2006-07-30 18:39:12)

485.  0:34 レイジ 34 フン 《ネタバレ》 蝋人形の館を彷彿とさせる残酷殺人描写でした。でもパク・チャヌクの復讐三部作とか観てたせいか、そこでの怖さはなかったですね。恐怖感じゃなく嫌悪感。結局観終わった後もあのDQNがなんだったのか、ほとんど解明されぬまま。「警備室入ったって1人しかいないし、話が出来ない」とか言ってて、ただやる気ない職員じゃんとか。臓物かきむしってだから何なんだとか。時間が短いからもっとテンポがいいかと思ったけど、殺人鬼が登場してからのパニックぶりにもイマイチ恐怖感も緊張感も感じませんでした。終電が終わった後の地下鉄構内、そして警備員も気付かなかった脇道とか雰囲気タップリなんだけど、設定を生かしきれてなかった感じで残念でした。むしろ殺人鬼じゃなく幽霊系にもっていけば良かったかな?と。主役のフランカ・ポテンテって「ラン・ローラ・ラン」ですね、またこの作品でもいい加減走らされてました。[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-07-30 18:33:49)

486.  羅生門(1950) 《ネタバレ》 3度目の鑑賞。ミフネ先生演じる犯人は、自分が殺したと主張。妻は自分が殺したと主張、志村喬演じる男が真相を最後に語るんですが、中々人間のエゴイズムを感じるというか、人間は皆ワガワガなんだなあと再認識。ミフネ先生は「グワハハハハ!」と、まるでDQN(笑)京マチ子は艶めいてて印象的。あと撮影が上手いなあって思いました。前進移動ってキューブリック以前にもう黒澤先生がガッツリやられてたんだなあって、改めて偉大さを思い知らされました。光と陰のコントラスト(人間の顔へのあて方が絶妙)、音楽の使い方(必要最小限!)、寄りの使い方、全てカンペキですね。 文学性は強いけど、決して娯楽性も失っていない。そこらへんが黒澤の凄い所だと思います。最後に羅生門に捨てられてた赤ちゃんを引き取りたいと志村演じる男が言った時、巻き込まれたくなかった故にウソの証言をしてた彼を疑う僧の台詞が凄く胸に響きました。この映画にハマりすぎると人間不信になりそうで怖いですね・・・。[DVD(字幕)] 7点(2006-07-30 18:22:46)《改行有》

487.  椿三十郎(1962) 《ネタバレ》 まず96分という短さ、テンポの良さがいいですね。「用心棒」は中盤説明に時間をかけるのでゆっくり進む部分があるんですが、こっちは常に一定のスピードで進みます。コミカルな部分も多く、皆で敵の偵察に行く時も、三十郎の後ろに9人もゾロゾロ付いてきちゃって「お前ら、金魚のウンコじゃねえんだから」とか突っ込み入れるし(笑)「仲間9人でも、戦うしかない!」と言ったら三十郎が「いや、10人だ」とか言ってるにも関わらず、三十郎が相手の屋敷に情報収集に入り込んだのを謀反だと仲間が疑って付いてきちゃったり、屋敷の水流に椿を流す名シーンもムダが無いなぁ~。 最後の仲代達矢との決闘シーンも秀逸。20秒近くの間合い・沈黙が続いたと思ったら一瞬で決まる決着!斬られた室戸の胸元から吹き出る血の豪快さはインパクト十分!しかも助けてもらった9人が土下座でお礼をする中、去り際の最後のセリフは「奥方の言う通り、いい刀は鞘に納まっているんだ。お前らも大人しく鞘に納まってろよ・・・・・・、あばよ!」ですよ! あんなに「あばよ!」が似合うのは、三船先生か柳沢慎吾位ですよ! ミフネ超カッケ~~♪男が惚れる男だよありゃw しかも口はめっぽう悪いけど、女の前じゃ紳士だったりする! テンポアップしつつ、斬ってる人数じゃ「用心棒」より上!もし観られていない方で、男くさい感じの侍スキーな方はご覧になってみてください!立ち振る舞いから仕草から全てが画になってる役者なんて、今の時代には残念ながらいないなぁ~。織田裕二が「椿三十郎」をリメイクするらしいけど、ちょっと心配です。。。[DVD(邦画)] 9点(2006-07-28 11:13:18)《改行有》

488.  チャップリンの黄金狂時代 《ネタバレ》 チャップリンの芸達者ぶりは勿論伝わってくるんですが、若干長いかな?と。それと雪山の小屋のシーンと、ジョージアに恋をする一連の物語がちょっと別モノみたいに感じられる部分があって残念でした。それでも小屋のシーンは笑ったし、最後は強引ながらハッピーエンド(途中まであんなに笑い者にしてた彼女をよく救ったもんですが)で、決して悪い映画ではありません。サイレントにチャップリンのナレーションを加えてる作品なんですが、劇中に字幕で台詞が出るパターンのものに比べ、説明くさい分だけテンポが悪くなってるのかなあ?と思いました。数ある名作と並べると、取り立ててチャップリンの傑作という感じはしませんが、無難に楽しめる映画だとは思いました[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-07-26 12:23:37)

489.  犬の生活 《ネタバレ》 チャップリンの天才ぶりはこの40分に凝縮されていますね。ワンちゃんも可愛いし、職安でのあのコミカルさも、財布を取ったり取られたりのやりとりも最高ですが、やっぱり俺はあのズボンの後ろの破れてる部分からワンちゃんのシッポがフリフリ出てて、リズミカルに太鼓を叩くシーンが大爆笑でした(笑)やっぱりすげえよチャップリン!あとサイレント映画ってほとんど観た事が無いんですが、台詞のある映画に比べて役者が全体的に活き活きとしてて、しかも表情が豊かで見応えがありました。最後、2人の間の赤ちゃんじゃなく、犬の赤ちゃんだったのも良かったなぁ~、志村けんが前にズボンの中にワンちゃんをしまうってネタを見たんですが、本当チャップリンの影響力を改めて感じました。[CS・衛星(字幕)] 8点(2006-07-26 12:17:36)

490.  電車男 「ノッティングヒルの恋人」のヒュー・グラントは恰好悪いながらに自立していましたが、「電車男」はそれこそ女の子と手を繋いだ事も無い男の成長物語なので出発点が全然違いますね。でも21世紀にまできてこの純愛モノが支持されたのはどんな背景なんですかね?便利な世の中になったけど、モノに利用され、心が置いてけぼりをくった男性の「1日30分でOK!1からやり直すデキル男ガイド」って所なんでしょうか。電車で絡まれてた子を助けて、そこから恋愛に発展するという妄想は、モテない男なら夢見る話かもですが、無理矢理のハッピーエンドまでの強引な展開、2chってこんないい香具師ばかりじゃないだろ的突っ込みも相まってほとんど感情移入できない内容ですね。純愛路線が流行った時期の1本でしたが、「冬のソナタ」や「セカチュウ」の純愛とは違い、童貞臭い感じをごもっともって感じで演出しているので、ダメな人には徹底してダメな作品だと思います(作品の中で演出する成長は、実社会では階段を1段上がった程度にしか感じないと思います)。あとヲタの解釈も少し違うかも?この作品はヲタから足を洗って彼女と付き合う風潮ですが、多分本当のヲタは、趣味の世界での二次元彼女と、三次元彼女を掛け持ちたいんじゃないかな?よく分かりませんが(^^;5年後には100円セールで売り出されてそうなブーム便乗作品です。[DVD(邦画)] 3点(2006-07-25 15:25:37)

491.  エル・マリアッチ ロバート・ロドリゲスの凄い所は、切り詰めるべく所は全て切り詰めてこれを完成させた事ですよね。どんなに頑張っても普通7000ドル(80万位?)で映画1本撮れないと思います。B級臭漂う映画ですがテンポもいいし、小気味良い笑いも散りばめられていて退屈しません。ロドリゲス監督の1人8役ぶりも凄いですが、売れてから最新作「シン・シティ」に至るまでずっとそれを貫いてるのも素晴らしいです。だからこそ人件費が安く済み、監督がやりたい仕事(スパイキッズシリーズ等)も実現しやすくなるんですね。これはそんな監督の原点を感じるアクション映画です。カルロス・ガラルド演じるマリアッチ役は続編「デスペラード」以降はバンデラスに譲りますが、カルロス・ガラルドを「デスペラード」ではマリアッチの仲間として終盤にカッコよく登場させたり、「レジェンド・オブ・メキシコ」ではプロデューサーとして組んでいたりと、彼の仲間を大切にしてる感じも好きですwこの映画の無駄にアップが多いところ(電話取るシーンで何故にそんな顔に寄る!?)も笑えて好きです。[ビデオ(字幕)] 6点(2006-07-25 14:53:07)(良:1票)

492.  ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 前2作と比べると映画のトーンも画も抑えられていて地味な印象ですが、ハリーの両親を殺した人物が分かるという重要な部分に変わりはなく、ほぼそこに焦点を置かれて展開されたので中だるみせず、集中して楽しめました。シリウス・ブラックを演じたゲイリー・オールドマンは、ほぼ中盤までは指名手配のポスター位しか出てないのに凄く存在感があってさすがだなあと思いました(笑)逆転時計の辺りからは、前2作のような冒険活劇のハラハラも楽しめたし、終わり方は多少中途半端な気もしましたが、個人的に私はこのシリーズをすんなり受け入れられるようで満足でした。物語のタッチも変わり、クリス・コロンバスから監督交代したのは正しい選択だったなあと思いました。4作目以降も実に楽しみです。[DVD(字幕)] 7点(2006-07-25 12:05:03)

493.  キャリー(1976) 復讐モノのホラーの中ではこれがダントツに怖い気がします。シシー・スペイセクのあの強い目とロングのヘアーの風貌から魔女っぽくも見えてしまいました。但し彼女が受けていたイジメは同情に値するし、復讐に関しては途中まで「それいけキャリー」的な目で観ていたのも事実です。デパルマの映像魔術師ぶりはこの作品でもいかんなく発揮され、スロー、分割、クローズアップ等の効果を適材適所に使用していて、恐怖が増したと思います。皆さんが仰るようにラストの墓場のシーンは、心臓が止まるかと思う程怖かったです。あとトラボルタもさすがに若かったですね。[ビデオ(字幕)] 7点(2006-07-25 12:04:03)

494.  人形霊 《ネタバレ》 まるで「金田一少年の事件簿」のように復讐系の柱があって、それに付随するホラーって感じですね。人形を捨てた事に対しての恨みではなく、むしろ無残にも殺されてしまった恋人に対しての三代に渡る復讐のドラマって感じで、切ない作品でした。人形はその復讐に加担する役ですね。とにもかくにも、人形ミナの生霊を演じた、イム・ウンギョンの透き通った、まさにお人形さんのような美しさには驚きました。特に復讐を誓ったミナが、幼い頃に自分を捨てたヘミの腕に、人形を守る為に作ってしまった傷を見て復讐に踏み切れず涙するシーンは切なくて印象的でした。彼女の生霊ぶりを見るだけでも価値のある作品ではないでしょうか。ただ現在乱立するホラーに見慣れている方は、さほど怖さを感じないかもしれません。怖いというより、切なく物悲しい映画です。イム・ウンギョンを知れただけでも観た価値アリです。[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-07-25 11:06:25)

495.  コックリさん 日本のコックリさんとはあまり関係ないけど、村ぐるみで30年前に起こした惨劇が引き起こしたものとして、1本の流れにはなっていたのでそこは良かったです。韓国ホラーの中でもグロ描写は多いほうでしたが、こういう映画も最近多いので見慣れてきてしまいました。親子の恨みがコックリさんによる憑依で爆発する復讐劇ですが、最後の方は血みどろで壮絶でした。ラストの方の憑依された側のユジン(学生)と美術の先生のその後が説明不足で、ただ復讐して終わりみたくなってたのが残念でした。ちょっと貞子みたいな幽霊が見切れる回数が多すぎて恐怖が薄れてしまったのも惜しいですね。[CS・衛星(字幕)] 4点(2006-07-24 18:57:00)

496.  群衆(1941) 《ネタバレ》 う~ん・・・。確かにいい映画なんですが、どうしてもフランク・キャプラと言うと「素晴らしき哉、人生!」と比べてしまうんですよね。そうするとこちらは展開がひねり過ぎでちょっと重い感じがします。あの映画は最後に奇跡を起こすという意味で観客をハッピーにさせてくれる物凄く熱い作品でしたが、この作品はジョン・ドーが偽者と分かった瞬間からのあの群衆の冷めた目と、それに悩み、結局与えられた公言通りにクリスマスに飛び降りようとする様が本当に人間的で痛々しかったです。あとゲイリー・クーパーの心の葛藤みたいな演出が少し薄いかな?と感情移入しずらかったです。でもシナリオ的には、最後の場面で、群衆の中にいた1人が、ジョン・ドーを利用しようとしてた奴に対して放つ言葉が痛快でそこが救いです。たった1つの嘘が群衆の心を煽り、お上の体制に不満をもっていた人々がジョン・ドーという人間を祭り上げるまでになるんだなあ、とマスメディアの力、そして人が同じベクトルに向かった時に働く力を怖く感じました。自作自演の発想は他の国でも、こんな昔からあったんですね。[DVD(字幕)] 7点(2006-07-24 12:42:54)

497.  NANA 原作の漫画がこれだけメガヒットしたものを実写化するのは本当に勇気がいったと思います。アニメですら声優さんの声がイメージと違うってだけで苦情がきたりする部分を、生身の人間が体現するわけですし。私は基本的に、原作と映画はベツモノの性質のものだと思うので、その2つを比べる議論、つまり原作ごもっともで、限られた尺で物語を完成させる必要のある映画と比較する議論が大嫌いなのですが、こと漫画のようにイメージが具体的に描かれているものに関しては、原作のファンが「イメージと違う」というのも無理がないかもしれません。この映画もストーリーも原作をなぞっているだろうし、キャラの設定もまるっきりそのままとなると、このレビューの辛い点も納得です。皆さんのレビューを読んでいると特に男性陣がミスキャストだという声が大きいようです。私は原作をほとんど未読ですが、やっぱりカッコいい設定の男性出演者を添えるのは難しいながらも、ちょっと顔ぶれが弱い気もしました。個人的にはレンを演じた松田龍平のポッコリお腹が許せませんでしたが(笑)ただ、割り切って見て、例えば主演の2人が、自分で役を作り上げるのはではなく、逆の作り方、すなわち「漫画のキャラに近付く」という設定で演じたと考えれば、これは非常に難しい挑戦をこなしたと思います。2人のNANAはめいいっぱいの体現で、少なくとも演技力がイマイチだった男性陣に比べると、熱演と感じました。また、ずっと続いている長編の漫画を「ここまでの物語で映画化する」となると、どうしても中途半端感が否めなくて当然であるにも関わらず、2時間の尺で一応の起承転結をさせている作品と考えれば、これはこれで及第点をあげたいです。主題歌も挿入歌も○。もし「NANA2」を作るなら、キャストを代えるべきは、ハチ(宮崎あおいちゃん)ではなく男性陣だと思います。偉大なる原作の壁に敢えて挑戦した根性にやっぱりNANA点献上w[CS・衛星(邦画)] 7点(2006-07-24 11:58:37)

498.  パッセンジャー57 84分ていう短さが逆にテンポアップをさせていて良かったと思います。ウェズリーは「ブレイド」のような超人的なものではなく、この作品のように等身大のヒーローの方が好きです。特別目新しいアクションや見せ場もありませんが、ウェズリー好き、アクション好きなら無難に楽しめる作品です。悪役のスッチーが凄く美人でした。トム・サイズモアは別に彼じゃなくてもいい役だったのでは??[DVD(吹替)] 6点(2006-07-23 13:11:27)

499.  用心棒 《ネタバレ》 三船敏郎の圧倒的な存在感をこれでもかと感じる名作ですね。これぞ娯楽作と思いますし、6人を殺ったのがバレて、拷問受ける部分は結構痛々しかったですが、あまりに仲代さん演じる役が鉄砲に頼りすぎてるもんだから、途中から「三十郎、もうすぐ四十郎やっちゃってくれ!」と肩入れしたくなっちゃいます(笑)音楽もここぞって所でピッタリな音楽かかるし、愉快痛快でたまりませんね!本当に殺陣が速い!もっとバッタバッタ斬っても嬉しいもんですが、前半のもったいぶってる感じ、あごヒゲを撫でる仕草もすげえカッコいいですよね!頭は切れるけど鉄砲に頼りっきりのあの男、本当に嫌な奴でしたね!目のギラつき方といい悪役にピッタリで。「椿三十郎」での血のブシュ~!といい、仲代さん、ナイス引き立て役![DVD(邦画)] 8点(2006-07-22 20:47:15)

500.  エクソシスト ビギニング 《ネタバレ》 この作品は決して怖くはないんですが、メリン神父を中心にした物語としては興味深い作品です。若かりしメリン神父が、戦争体験から神が信じられなくなり、信仰を捨てつつも、結局は再度悪魔に挑む一連の流れはつまらなくありません。取り上げた赤ちゃんの顔が悪魔そっくりで全身にウジが湧いてたり、犬に全身噛み千切られたりグロイ描写も結構ありましたね。但しリーガンにとりついた悪魔との対決というシンプルかつ重厚なスプラッタ描写も相まって怖がらせた前作に比べ、発掘と呪いのルーツを説明する事に重点を置かざるをえなかった本作は、どうしてもホラー映画のシナリオとしては弱くなりがちで、これは監督に同情したくなる部分もあります。ラスト15分でようやく「エクソシスト」の雰囲気になってきて楽しめました。これ、アクション映画専門のレニー・ハーリンが監督なんですね。そこに1番びっくりしました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-07-22 20:40:02)

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