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481.  エスケープ・フロム・L.A. 《ネタバレ》 「from N.Y」のテーマ曲が好きで、この作品でも同じ曲がリニューアルで聴けて、オープニングでは嬉しくてニンマリしてました。でもハングライダーのシーンで、この映画を劇場で金払って観ることにした自分がスゴくバカで間抜けに思えて切なくなりました。[映画館(字幕)] 2点(2011-01-20 03:16:51)(笑:1票)

482.  トゥモロー・ワールド 《ネタバレ》 どのくらい前だったろう「環境ホルモン」とか話題になって、貝をはじめあらゆる生き物がメス化しているとかTVで言ってた記憶があります。今そんな話を全然聞かない。聞かなすぎるのがかえって不気味。遺伝子が「XYY」とか「XXX」となる「超男性」「超女性」の生まれる率も上がってるけど統計上は隠されているとか。そんなことが頭にあったので映画館に観に行ったけれど、赤ん坊が泣いて戦闘が止まるシーン以外、なにも見所がありませんでした。で、実際に赤ん坊が泣いたら戦闘が止むかなー???? 子供が生まれない世の中だと、そんなに大切にするのに、現実の戦場では無惨に子供が殺されてるし、赤子の泣き声で見つかったらみんな殺されてしまうから赤子を我が手で殺してしまうことだってある。そういう現実を思うと「子供がいなくならないと分からないわけ?」と皮肉な気持ちに。『セブン』では「こんな世に子供を作りたくない」みたいな話がありましたが、この映画の世界観こそ、まさにそうではないでしょうか。まず、そこまで赤ん坊が大事だとするなら、戦渦に巻き込まれてしまう状況にあること自体が「その世の中どういうバカぞろい???」と思います。「数が少ないから大事」なのは変だし、「大人だから大事じゃない」のも変だし、どんな極悪人だって最初は赤ん坊です。どう育つかが問題になるし「ケーンジくん、遊びましょう」とか言い出すようになったら結局肩すかしになるんだし。もしゾンビみたいな未来人だったら、それが増えていっても「人類の未来」「人類の希望」になるだろうか。第一人類の未来という視点からすれば、きっと最も撃ち殺しちゃまずいのは赤ん坊よりそれを誕生させるのに成功した親(大人)ですよね。ま、それでも戦闘シーンと赤ん坊は印象に残ってるけど、そこから尻すぼみで結局つまらなかったです。映画代損したなーと思って席を後にしたの覚えてます。[映画館(字幕)] 3点(2011-01-20 02:12:43)(良:1票)

483.  シザーハンズ 《ネタバレ》 ガオガオ~! と元気だった若い頃、きれいな女性に対して「傷つけないように、そぉ~っと優しくしなきゃ」とか「自分みたいなのが触れたら汚してしまう」とか、思ったことあったなー(遠い目)・・・・ハサミの手って、そんな頃の自分を象徴してるような気がしました。それから「言葉」も「ハサミ」に似てる。使い方次第で他人を幸福にもするし傷つけもするし。そうした「自分の持っているもの(感情であったり才能であったり、いろいろ)」をしっかりコントロールしきれていない青年期(未完成期)を、こういうモチーフに仕立てたアイディアは良いなーと素直に思います。でも、そういうモチーフなら、もっと深い話にも出来たろうに・・・とも思ったり。「ハサミ=言葉」と考えてみると、正しい使い方が完全に分からないので「沈黙」ってことになったのかな? 自分を守り、同時に誰も傷つけることのない使い方が分からないので、やっぱり人間社会を退却して引きこもりました・・・みたいな。ロボットものとして見れば、かなりオリジナリティー高い作品だと感じます。[DVD(字幕)] 6点(2011-01-20 00:22:53)

484.  キャスト・アウェイ 《ネタバレ》 ゼメキスの映画は好きな作品が多いので、公開時、期待して劇場に足を運びましたが、な~んにも響いてきませんでした。遥か下に海が見える高所で食料かなにか穫ろうとする場面と、ボールのウィルソンを覚えているくらいで、中身はスカスカに思えました。社会に戻ってから、パーティーの後の会食の残りのシーンは、なんだか偽善者の説教のようで強烈にはなについたの覚えてます。スピルバーグものの、こういう感じって、とってつけたみたいに心に響いてこなくって「本気では何も思ってないやろ!」と思ってしまいます。トム・ハンクスの善い人演技も薄っぺらく感じて苦手。[映画館(字幕)] 3点(2011-01-19 23:23:09)

485.  パラノーマル・アクティビティ 「な~んだ、つまらない」とは思いませんでした。けど1回観たらもう2度と観なくていい「使い捨て」感いっぱいのものです。オチは下らなすぎて手あかものだし。「こんな感じの、今どき掃いて捨てるほどあるよね」と思わないで作る人が成功するんだなーって、そう思いました。低予算とは言うけど150万もつぎ込んでコケる人も一方にはゴロゴロいるんだろうなーとか、どうでもいいことに思いが巡っただけです。[DVD(吹替)] 5点(2011-01-08 19:43:35)

486.  北国の帝王 《ネタバレ》 アーネスト・ボーグナインが無賃乗車した者を列車から落とすのを楽しんでる姿が、どことなく「トムとジェリー」的でおかしい。けれど、そういう微笑ましさも、最後に斧と鎖のバトルになってはシャレにならんやろーと思いましたが、もともとボーグナインの役は何人も殺しちゃってるんですよね。冒頭で落とされたおっちゃんがまっ二つやし! キース・キャラダインはなんかスティーブ・ブシェミっぽく感じるものがありますね。この映画は主人公リー・マーヴィンの男っぽさを楽しむ映画かなーと思いました。ハンサムでもなんでもないし、おじちゃんだけど、カッコ良かったです。列車から落ちそうなボーグナインを助け上げてから戦うってところも、「ほんとバトルするのが好きなんやねー!」って感じで気に入りました。冷静に観ればアホらしいことこの上ないので他人には勧められませんが、アホらしくとも今は失われつつある男の何か(何だろう? 「美学」でもないし・・・なんというか「気」とか「オーラ」みたいなものかな)を観ることはできると思います。そういう価値観での6点 壮大な青空と自然を感じさせる爽やかなテーマソングも好きです。[DVD(吹替)] 6点(2011-01-08 19:17:46)

487.  切腹 《ネタバレ》 見応えありました。なんとなく物語の醸すトーンが最近の邦画『告白』を思い出させる何かがありました(どこでそう感じるのかハッキリ分からないけれど)。求女を演じる役者に石浜さんという方を選んだのは効果があったと思います。最初わけもわからないまま観ていると、求女に対し井伊家の者たちと同じような蔑みを感じかねないところ、良く出来てるなと思います。ただ、いくら情けない物乞いに見えても、井伊家のとった行動は武士としてあまりに道徳に欠けて醜い。映画は、その道徳観の欠如した武家にじわじわと正義の鉄槌を下していく。仲代達矢の独白によって、求女という男がどんな男だったか見えてくる。最初に感じた情けない物乞いの印象が消えていく。この描き方が静かながら実に巧くて見飽きない。内容は深く濃いが、映画の語り方としてはとても静かなので、そのままのトーンでラストまで進むのかと思いきや、最後は畳み掛けるように動の展開になります。そして、この映画はカットカットが美しいです! とくに野原での果し合いでのバックの空は圧巻でした。物語的には9点くらいと感じましたが、映像の美的センスが素晴らしく感じたので+1で10点です。井伊家の言い分も表向き間違ってはいないから、自分が半四郎だったら言い返す言葉がなかったと思います。そこを、しっかり反論してくれるところも良かったです。物乞いのために心にもない切腹を申し出るのは褒められたことではないとはいえ、犯罪者でもなく、誰かを侮辱したり苦しめたわけでもなく、傲慢なわけでもない、そんな人間をあそこまで追いつめるのはやっぱり人道に反すると思いました。ただし、亀田なんとか君には井伊家の玄関に行ってほしいと思いました。[DVD(邦画)] 10点(2011-01-08 18:38:26)

488.  日本のいちばん長い日(1967) 《ネタバレ》 現実にどうなったかを知っている知っていないは関係なく、8~10点をつけるには緊迫感が足りない気がしました。観ているうちにシドニー・ルメットの『未知なる飛行』くらいの緊迫感を期待してしまったので(長の決定に反対する人物の心情や行動の描写など似たものがあって引き込まれる)。『生きる』で役場に脅しにくるヤクザや、『七人の侍』で銃をかっぱらって戻ってきた久蔵が、あのイメージからは想像しがたい柔和な見かけの人物になっていたり、今じゃ毛糸の帽子かぶってニコニコしてるおじちゃん黒沢年男がギラギラお目々でイッちゃってる熱血サイコ若造を任されていたり、そういうところも楽しめました。どの作品観ても代わり映えしないような今どきの線の細いジャニメン俳優に比べたら、俳優さんたちに存在感があります。年男ちゃんが演じたところは、分かりやすい暴走サイコなものになっていますが、実際、降伏した後に日本がどう扱われるか次第では、あの人たちの気持ちも分からないではないです。直後の実際の日本を知る僕ら未来人は、結果論で好き勝手言えるけど、彼らは先が分からなかったのだから。この映画は、志村さんが「儀式」云々を述べるラスト近くの下りで「そうか、帝国だったんだ・・・」と再認識させられたことが強く印象に残りました。こういう映画を観ると、その前の話として、軍隊が暴走して戦争をおっぱじめた部分の物語とかを観てみたくなりました。[DVD(邦画)] 7点(2011-01-08 17:35:41)

489.  ユージュアル・サスペクツ 《ネタバレ》 テレビつけっぱなしでグーグー寝ていて、テレビの音に目覚めると、ビッコ引いたケビンが少しずつ普通に歩き出す場面。不運にもそれがこの作品との初対面。どんでん返しのラストを知った後も2度3度観て楽しめる映画はあるのだし、レンタルしてちゃんとはじめから観てみました。でも、全く面白くありませんでした。オチを知っていても何度も楽しめる映画と、オチ知っていたらどうしようもない映画は、どこに差があるんでしょうね。てなことを考えると、この映画にはあまり価値を見いだせずにいます。[DVD(吹替)] 3点(2011-01-05 22:17:48)(良:1票)

490.  赤い風船 《ネタバレ》 1956年ということを考えると、思った以上にくっきり鮮やかな画像と撮影技術は素晴らしいとは思います。色とりどりの風船が街を飛ぶシーンは、たくさんのスーパーボールを街路に放ったソニーのコマーシャルを思い出しました(あれに比べたらショボくなりますが)。けれど、正直言ってそれだけという感じでした。自分にとっては「かなり面白くない」の3点になってしまいます。風船と少年との絡み、たいていの人は風船が空高く飛ぶか割れるかの見せ場は想像するでしょう。その想像をそのまんまやっただけで終わってしまい、呆然としてしまいました。風船に『スノーマン』レベルの何かをどこかで期待していた自分がいけないのかなー。スノーマンには、去年暮れもラストに涙してしまった僕ですが、申し訳ないけど赤い風船には無感動でした。無感動どころか、子供があまりに高く飛んでいくので「あのまま上昇すると風船割れて落ちちゃうよー」と心配な気分でした。仲良しの風船が割れてしまったすぐ後なのでねー。[DVD(字幕)] 3点(2011-01-05 21:44:16)

491.  ペイ・フォワード/可能の王国 《ネタバレ》 公開時わりと期待して映画館に足を運んだので、がっかり度がひどく「意外と面白くない」の4点。なんというか、制作者たちがやりたかったことって、ハーレイ君を刺した悪ガキを指して「こういうのが居るから、世の中良くならないんですよ!」とか「ほら、こんなふうにして理想世界は崩れるんです。だから酷いことはやめようよ!」とか、そういうことを世間に言いたいために作られたみたいな感じで・・・観た後、むかーしの「問題提示して放りっぱなし」スタイルだった『中学生日記』を見せられたような、非常に感じ悪い味が尾を引きました。靴や小銭欲しさだけに平気で人を撃ち殺す人間が実際にいる地球のなかで、自分はこの映画のラストのイメージくらいは現実に生きる上で持っているし、手放しにハッピーなまま話が終われば、この映画のラストのようなケースを思って「そんなうまくいくとは限らない」とも思うでしょう。けれど、素人でも想定してしまう最悪のケースを、まんまラストに放って「これ問題ですよね。どう思います?」って安い道徳教材ビデオみたいなオチ見せられても、ひどく上から目線で子供扱いされたような気分で一気に冷めてしまいました。2度と観ていません。[映画館(字幕)] 4点(2011-01-04 13:59:22)(良:1票)

492.  死霊の盆踊り 《ネタバレ》 このサイトでこの映画の存在を知り、「史上最低」という映画がどんなものか観てみたくなったわけなのですが。。。そう思っているうちが花だったみたいです。すごくぶっ飛んだ馬鹿馬鹿しさを期待した自分が残念! 夜中のドライブと思いきや、真昼の道路を走る車のシーンが出てきて「待ってました!」と思ったのもつかの間。ダサくて「なんじゃこらー」と唸ってしまうメイクをした死霊がたくさん馬鹿踊りをするのかと期待していたので、普通に裸の女がぬるーい音楽をバックに一人踊ってはまた一人。。。という90分に笑うこともできませんでした。これが、ダンスにメリハリがあるとかエロくでもあればまだ救いがあるのに。。。 ダンス以外の場面でも、ぬるーい動きとセリフ棒読みのオンパレード。地獄があるとしたら、まさにこれなんじゃないかと思ったわけですが、登場人物の「地獄に落とすぞ」の台詞で、これ以上にひどい場所があるのかと驚愕。「一応見た」という満足は得ましたが、一見の価値もなかったことを確認しました。賞賛の0点など与えられたものではありません。かといって「面白なさ過ぎて大笑い」の1点でもなく、「年に一度のはずれ」2点と並べるのも他作に失礼。「かなり面白くない。かなりコケ具合」3が最もふさわしいと判断します(「盆踊り」って邦題の馬鹿センスに献上としてもいいかな)。もし自分がこれを他人に薦めるとしたら、本編ではなく付録の監督解説を推します。こうした映画が作られることになった映画業界の背景はトリビアものだし、自分を成功者だと勘違いした監督の上から目線のお話は、突っ込みどころ満載で、こちらの方がはるかに笑いのネタにできます。そこで述べられる「続編」の予告は、見てやってっもいいかもと思えました(←上から目線返し) 監督、この解説が素ではなく「狙い」だったら、一目置いてあげてもいいです。[DVD(字幕)] 3点(2011-01-01 05:40:31)(笑:4票) (良:1票)

493.  ザ・ウォーカー 《ネタバレ》 その昔どれほどの撲滅活動があったか知らないけれど、一冊も活字として無事でなかったというのは、結局、誰一人としてそれを真剣に保護しようとした人がいなかったってことでしょう。誰もそこまで信じていなかったってことでしょう。この作品を作った人は、もともと本の教えについて伝え直したいとか見直してもらいたいとかいう意思もなさそうだし、こういう本を引っ張りだしてくる割にはメッセージ性は希薄で、後に何も残らない。その本が復刻されることによって世界が良い方向へ復活するような期待感も特に感じませんでした。原題『The Book ・・・』なんてハズし過ぎ。皮肉にもゲーリー・オールドマンの「俺のために祈れ」が一番印象的でした。画の色調はいい感じにいじってあると思います。[DVD(吹替)] 2点(2010-12-27 07:20:54)

494.  真実の行方 《ネタバレ》 全く何も知らずに観ましたが、予想通りという感じでした。ど素人でも、ジャネットのように追い込んだら別人格出てきちゃうことは予測できるでしょうに、それをジャネットが考えずに引っ掛けられるっていう展開にかなり冷めました。「マーティンとジャネットは実は協力し合ってるのかな? ジャネットは何か考えがあってマーティンの味方を始めた?」と思いましたもん。それにアーロンのことだって「自分自身、我慢して我慢してとうとうブチ切れたらキャラ豹変するけど・・・たいていの人がそうじゃないの??」とか考えてしまいました。「ブチ切れちゃったら自分ではない別人格のせいにすればいいなら、ホンマ開放的やわー。そんなんで罪にならずに済めばいいよねー」と考え始め「ほんとはやった自覚があるのに知らないフリしてて、そのお芝居の最中にキレちゃうってこともあるんじゃない??」とか考え「そうだよ、全部お芝居かもしれないじゃん??? そこを追求しなくていいわけ???」とか思っていたら、その通りでした。チャンチャン! この映画を見終わって思ったことは「ホントの人格分裂とお芝居を間違いなく見分けられる専門家っているのかなー?」でした。そこのところが一般大衆にも周知の知識になってくると、こういうシナリオじゃごまかせなくなってくるでしょうね。[DVD(吹替)] 6点(2010-12-21 01:42:45)

495.  私の中のあなた 《ネタバレ》 物語のとっかかりは非常にインパクトありました。それに引き込まれて観ていると、中盤では妹と母の対立問題は一旦蚊帳の外に出されて姉の恋愛物語に。そこで、どうやら妹の生命や身体の尊厳に関するドラマではなさそうだと感じました。構成的にどうも軸がぶれて感じたのが残念でした。けれどラストに向かっての妹のナレーションがとても好きです。人の死に対して何かの意味を持たせようとすると、それは時に非常に高慢で失礼で残酷なことだってあると思っていたので、妹のナレーションはスーッと無理なく心に入ってきました。上から目線の癒し系の悦に入った言葉より、よほど素直で自然で上質です。全てに「意味」だとか「答え」だとか求めたりしないところに逆に開放感や安心感を持てました。一緒に観た妻はずっと泣きっぱなしでした。[DVD(吹替)] 7点(2010-12-19 14:55:55)

496.  夕陽のギャングたち/完全版 《ネタバレ》 西部劇とか拳銃ドンパチものには全く興味がないのですが、この映画のテーマ曲が昔から大好きで、サントラを持っています。叙情的で美しいメロディーが映画の中でどんなふうに使われるのか一度は観ておこうかとDVDレンタルしてみました。固い友情で結ばれた二人の男が銀行襲撃でドンパチを繰り広げるだけのくだらない話なんだろうと思っていたら、違いました。ロッド・スタイガー演じる強盗が革命に巻き込まれていく話で、政治に関する表現の色濃い作品でした。教養なんてまるっきりなさそうに見えたファンが「俺に革命の話をするな」と怒りだすシーンから、この人物の見え方が違ってくるし、映画自体の魅力も増しますね。ギャングのドンパチものが好きそうな人々を引き込んでおいて、レオーネが政治について思うところをその人々に訴えようとした作品・・・という感じがしました。『夕陽のギャングたち』って邦題は内容をうまく伝えてないですね。かといって『Duck you sucker』も雰囲気的に大いに変。けれどレオーネはきっと裕福層に騙されて熱く活動してしまう人々にその言葉を発したかったんでしょうね。ラストにその文字がデカデカと飛び出してくるのが印象的でした。[DVD(吹替)] 6点(2010-12-19 14:34:04)

497.  ハンティング・パーティ 《ネタバレ》 こんなにハラハラひやひやした映画は初めてです! 下手なスリラーよりコワイ。内容的な感想としては、恋人&お腹の中の赤ちゃんが殺された時の主人公の感情に「いつもは無感情に冒険気取りで撮ってるくせに」と思ってしまいました。きっと戦争が本気でなくなることを願ってないだろうし、戦争パパラッチとして生計たててるんだし、スリル求めてるんだし・・・と思ってあまり同情は出来なかったです。けれどそう思われても構わないというスタンスがあったんじゃないかなという気がしました。自分たちジャーナリストを、崇高な意識と使命感で行動してるかのようにカッコつけたりせず、ごくごく普通の仕事人間として見せているように思えました(報道人のサガの特有性を除けば)。彼らの仕事は真実を伝えること。その真実を変えてより良い世界にしようとする仕事ではなく、ただ事実を伝えるだけで、それ以上でもそれ以下でもないのだから。なので、彼らが伝えたいことは自分の彼女が殺されたことじゃないし、それに同情してほしいわけでもないし、これに関してはただただ戦犯が捕まらない本当の理由を伝えたかったんだと思います。で、そこは映画を見て受け止めました。けれど「まさかと思う部分が真実」というのは、どの部分なのか細かく気になったりします。銃で撃たれそうになってみたら知り合いだったとか、斧で殺されそうになってみたら間一髪で助けが入ったとか、副社長の息子がスゲー活躍っぷりだったりとか、それも事実だったらスゴいなーって思うわけですが・・・。なぜALLノンフィクションで話を進めないのかと思いましたが、フィクション混ぜてぼかさないと生活していけない大人の事情があったりとかして・・・そう考えるとさらにコワイと思いました。[DVD(吹替)] 8点(2010-12-16 04:12:22)

498.  華氏911 《ネタバレ》 『ボーリング・・・』それなりに良かったと思いつつも「ムーアのドキュメンタリーはもういいや」と食指が伸びることなく時が過ぎ、この度ようやく鑑賞。ブラックなユーモアにイヒヒと笑いながら観ていたけれど、兵器を扱う爽快感を述べる若い兵士たちの姿が紹介されてから、その恐ろしく哀れな馬鹿さ加減に涙が込み上げてきた。それから、一般民も兵士も含め戦争の犠牲になった人々やその家族が取り上げられていき、また胸がつまった。僕は政治のことや世論などにあまり関心がない。新聞もTV(NHK含む)も常に真実を伝えているわけじゃないことを、直接的に関わった自分自身の経験から知っているし、メディアが真実を曲げた(あるいは編集した)時の影響の怖さも知っている。そんなメディアからの情報でしか把握しようのない政治や世論や流行や人気に、全く興味が持てない。つまるところ、この『華氏911』という作品も「メディア」であって「真実」が語られているかどうかについては「?」がつきまとってしまうというのが困ったところ。とくに、この作品がある方向へ向かってメッセージ性を持とうとする意図がある以上、善かれ悪しかれ「情報の与え方は絶対に作られている」のだから。でも、どっちにしたって僕ら一般民に『正真正銘の事実』なんて知りようも確かめようもない。で、この作品を見て「偏っている」とか思ったりするのも簡単なんだけど、ではそう思う人の全てが、普段の生活で目や耳にする新聞やTVのニュースに対して同じように思うかって言うと、そこが疑問でコワイ。この映画みたいな形態だと「作者の主張」あって然りなだけに、その主張の方向へ偏ることは疑われやすいけど、NHKで流れるニュースだとかには「作者の主張」なんてないから「単なる事実を伝えているだけ」と思われがち。けれど、そういうふうに淡々と事実報道をしているだけに見えるニュースだって、「あれは流すけど、これは流さない」といった『思惑』は盛れるのだから。そう、日本国内のニュースを見たって知りようのないことが、この映画の中に見られたことは確か!! 僕に真実なんかは分からなくても、この作品の主張する方向には共感するし、力強い。[DVD(吹替)] 9点(2010-12-12 06:06:18)

499.  ジャガーノート 《ネタバレ》 あくせく解除作業したのはダミーで、その奥に本物があるというくだりだけ面白かったです。ジャガーノートが言う答えが嘘だと確信持てちゃう理由が不明なので、ラストは「は???」という感じでした。駄作で有名な邦画『模倣犯』ですら、プライド高い犯人に白状させる引っかけくらいは見れるところがあったのに。TSUTAYAで、面白くなかったら返金しますとあったのでレンタルしたけど、「面白くなかったので返金してください」とも言いづらかったので返金してもらってません。たった100円だから、いいやって感じだけど、100円返してもらったとしても、観るのに使った時間は返ってこない。初代ダンブルドア校長の若かりし姿を見られたので良しとしましょう。この人、こんなに長続きする人だとは公開当時思ってもいませんでした。『エイリアン』のアンドロイドとか『ロード・オブ・ザ・リング』のビルボとかやることになる人も出てたんですね。[DVD(字幕)] 4点(2010-12-07 06:52:36)

500.  レイジング・ケイン デ・パルマ作品ということで期待して映画館に見に行き、たいへん落胆した記憶が強く印象に残る映画。最近、これがTSUTAYAの良品発掘とかなんとかのコーナーにあって、なんでこんな駄作を引っ張りだすのか疑問に思うと同時にTSUTAYAのおススメを信用できなくなった。[映画館(字幕)] 1点(2010-12-07 05:55:40)

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