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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 524
性別 女性
ブログのURL //www.jtnews.jp/blog/22089/
年齢 52歳
自己紹介 点数表記にむちゃくちゃムラが・・・。

9点以上 特別
7~8点 面白かった(人に基本的におススメできる)
5~7点 面白かった(人様におススメするのはちょっと・・・)
3~5点 そこそこ(なんとか)面白かった(でも難あり)
1~3点 むぅ・・・
↑上記例外あり(見直すのも面倒なのでこのまま)

3点とか5点、7点が重なっているのはご愛嬌。
細かな点数の上下は、そのときの気分ってことで。
こう見ると、なにげに3段階で点数つけてるよーな気が。

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501.  駅馬車(1939) 《ネタバレ》 終わり方が好きです。お尋ね者と娼婦との恋……ふふっ、すがすがしいですね。こういうイキな計らいで終わる映画は、その場面だけを観ても嬉しくってニンマリしてしまいます。もちろんチェイスの場面も、襲われた集落の場面もどこも迫力があるんですが、どうしても人間模様のほうに目がいってしまいますね。たくさんの人が出ているのに、それぞれ個性があって、どの人も活かされている。どことなく対立していた感のある妊婦と娼婦が、出産に協力するという過程を経て、次第になんとなく心が通じ合ってくる微妙さが、これまたイイ感じ。賭博師のダンディズムもなかなか良かったのですが、どうも娼婦の方に肩入れしてしまうので、なにかと娼婦を無視する彼には減点かも。その点、娼婦をレディとして扱うジョン・ウェインの好ましいことといったら。飲んだくれの医者が頑張ったところもよいし、どの人もそれぞれ魅力的なんですよね。8点(2003-10-26 22:52:35)(良:3票)

502.  白雪姫 ストーリーは皆様もよくご存知の『白雪姫』です。今さらって感じですがDVD発売と同時に買ってしまいました。白雪姫のまっしろい肌、愛らしい唇……森の妖精に祝福された可憐な姿は、何年経っても色あせないですね。たまに車を運転しながら♪ハイホ~、ハ~イ~ホ~~♪と歌っております。7点(2003-10-26 22:30:39)

503.  フランケンシュタイン(1931) 《ネタバレ》 フランケンシュタイン博士のいい加減さが鼻につく。やっぱりボンボンなのね、結局は。後始末を恩師に頼んでおいて、自分だけ結婚して幸せになろうってか。そんなの許せない。絶対に許してなるものか!と思いながら観ていたので、ラストはイヤだった。なんでモンスターを火攻めにあわせなきゃいけないのよ。なんで博士は自分の手でピリオドを打たないのよ。解せない……。5点(2003-10-26 22:14:30)(良:1票)

504.  荒馬と女 《ネタバレ》 キャメロン、グウィネス、リーズのお三方が現代の“キューティ・ブロンド”となってますが、“キューティ・ブロンド・クイーン”がマリリン・モンローでござる。あの顔だけじゃなく、胸、お尻、足、腰……どこを取ってもセクシーかつチャーミング。男がバッタバッタとノックアウトされるのは当然で、女でさえもマリリンの魅力にはやられてしまいまする。ラケット(ボールがヒモでついているやつね)をポンポンとリズミカルにつくシーンなんて、バストとヒップがぶるんぶるんって揺れて、目がくぎ付けになるし、乗馬のシーンも不自然にも見えるお尻のアップ!ほほほっ、かわいらしい。ストーリー自体はたいしたことありませんが、とにかくかわいらしいマリリンと“キング”クラーク・ゲイブルのワイルドさ(ちゃんとマリリンにメロメロになっているあたりもよい)を堪能した作品です。ただ馬狩りに行くとき、マリリンが「馬を殺すのはいや~っっ」ってダダをこねるんですが、それだけは許せない。あんた人の商売なんだと思っているんだ!偽善者じゃないか。とか思ったりもしたけれど、修理工のおっさんを悪者にすることで、マリリンへの嫌悪感も柔和されてしまう。ちなみに、私はマリリンの離婚調停人役のイザベル(セルマ・リッター)がお気に入り。「77回目の離婚調停だから縁起がいい」とか「離婚記念日には毎年、黄色いバラをもらっている」などという彼女に自然と微笑みが。中盤以降、イザベルが登場しなくなって、会話にテンポがなくなってしまった。6点(2003-10-26 17:13:41)

505.  アダプテーション 《ネタバレ》 ぶさいくなニコラス・ケイジにこれまたぶさいくなメリル・ストリープ。もともと両者とも美形ではないが、どうしてこうもぶさいくなんだろう。でもこの監督にかかると(かわいいさかりだった)キャメロン・ディアスさえもぶさいくになってしまうので、しょうがないか……。この映画に興味を持ったのは、ズバリ“ちらし”の影響です。蘭の植木鉢になったニコラス・ケイジ。しかも、崩れかけている。このチラシがあまりにもオチャメだったので、最終上映日にすべりこみました。ここ1年のNo.1です。チラシは。内容は……本当にネタにつまったんだなぁ~(苦笑)という印象。弟が作った方の「3」(だったっけ?)とかいうサイコサスペンスのほうを観たくなった。ところで、弟って実在していたの?チャーリーが作った二重人格の片方だったとか?3点(2003-10-26 16:20:05)

506.  ディーバ 【STING大好き】さんの「゛色゛とは゛光゛であることを実感できる」に激しく同感。幻想的なブルーの部屋が目に焼き付いて離れません。ただ、前半のゆったりしたテンポに36分くらいで眠ってしまいました。世界観に入り込んでしまえばいいんですが、最初は主人公の男性がディーバに憧れる気持ちに怖さを感じておりまして、なかなか感情移入ができなかったんです。……改めて観ると、ディーバと過ごすゆったりとした独特の世界と、万引き少女が暮らす現実離れした世界、それから警察やテープを狙う人なんかがいる妙に現実的な世界が混ぜ合わさって、不思議な居心地のよさを感じることができました。7点(2003-10-26 05:25:53)

507.  ハスラー 何といってもミネソタ・ファッツ。ビリヤードの腕はよくても、精神的に幼いところが目立つエディとは対照的に我慢強い人だなぁ~。ビリヤード勝負で負けがこんできたとき、顔を洗って爪を整え、胸にカーネーションをつけて戻ってきたミネソタ・ファッツに威厳を感じた。私も何か勝負をするときは、ちゃんと爪を切って身だしなみを整えて挑もうと思う。さて、私の人生でそんな時がくるのかどうかはわからないけれど。8点(2003-10-26 04:12:38)

508.  パリのレストラン パリで長年、家庭的なレストランを営んできた夫婦が、いよいよお店を閉めるということになって常連さんが集まりレストランを偲ぶ話。やってきた常連さんにもいろんな人間関係があり、もちろんオーナー夫婦にもそれなりのドラマがあるが、基本的に淡々と進んでいく。印象に残っているシーンは、オーナーが牛の生肉の塊を肩に担いでいるシーンでしょうか。肉が腐っているといちゃもんをつける客に、使っている生肉を見せるところなんですが、妙に迫力があり忘れることのできない場面です。6点(2003-10-24 01:27:46)

509.  死刑台のエレベーター(1958) 《ネタバレ》 オープニングでいきなり「ジュテム、ジュテム」と電話口で繰り返すジャンヌ・モローを観たとき、何なんだ?この話はぁ~???とハテナマークが飛び交ったんですが、なるほど夫殺しの話だったのね。夫殺し、妻殺しの映画を観て思うことは、そんなにイヤなんだったら離婚すればいいのに。離婚してくれないならともかく、財産も欲しいなんて欲を出すからダメなんだよ、といささか冷めた目で見てしまう傾向にあります。ところがこの映画に関しては、ジャンヌ・モローのあまりにもの思い詰め具合に引き込まれて、もういいとかダメとかそんな判断能力がぶっとんでしまいました。また、コトの真相が解った後のジャンヌ・モローの行動力といったらアッパレの一言。愛人を探して夜の街をふらついていた彼女と同一人物とは思えないほどです。しかも花屋の娘を「小娘」と言い切る彼女は貫禄充分。ロープを忘れるヘマをし、エレベータに閉じこめられ、車を盗まれて殺人容疑がかかり、警察に捕まっていただけの男より、よっぽど彼女自身が夫を殺害したほうが成功率は高かっただろうに。暗室の現像液の中から浮かび上がる写真には本当にドキっとしました。あまりにも綺麗な笑顔だったから。このうえなく幸せという顔をしたジャンヌ・モローが写し出される一方で、絶望の淵にたたき落とされた彼女がいる。すんごい対比です。ただ、あの写真、誰が撮影したんだ~っという疑問は残りますが。 8点(2003-10-24 01:01:06)(笑:1票) (良:2票)

510.  パリで一緒に なんでイマイチだったんだろう。ホールデンにヘプバーンなのに……。脚本家のホールデンが締切2日前になって、慌ててヘプバーン演じる派遣のタイピストに清書をさせるが、まだタイトル(“エッフェル塔を盗んだ娘”というタイトル)しか決まってなく即興で作っていく話なんですが……劇中で語られる映画のストーリーがダメすぎた。本当に思いつきで作ったようなドタバタストーリーに付き合わされてしまった、そんな印象しか残りませんでした。しかもそんなダメ脚本でヘプバーンは感動の涙を流しているのに、しらじらしさが。【へちょちょ星人】さんのコメントを読んで『アンリエットの巴里祭』を観たくなりました。4点(2003-10-24 00:34:42)

511.  ザッツ・エンタテインメント 《ネタバレ》 MGMミュージカルの“おいしいとこ取り”。何本もの映画の中のクライマックスがてんこ盛り状態で詰め込まれているのでお得です。見どころは↓の方々が書かれているとおり。ミュージカル全盛期には、MGM所属のスターはみんな歌って踊らなくてはいけなかったらしく、「おおっ、あの人が唱っているよぉ~」という驚きがありました。中でもクラーク・ゲーブル編がスゴイ。【へちょちょ星人】さんも書かれていますが、目が点になったあと、しくしく笑いがこみ上げてきます。それからさらに大笑いしたのが、水中ミュージカルの脅威でしょうか(笑)。全米選手権に出たような水泳選手がモデルになって、さらに女優になってしまった人を中心としたミュージカルなんですが、本人はともかく付き合わされた人の苦労は並大抵じゃなかったと思います。バックダンサーとして水中で待機するのは、マジメに辛かったのでは? これらのシーンを観ながら爆笑してしまいました。『水着の女王』だっけ?ぜひとも本編を観てみたいです。と、笑いどころばかり書いてしまいましたが、大がかりなセット&大人数のエキストラに囲まれたスターたちの歌や踊りは圧巻です。よくまぁ~あんなセットを考え、実際に作り上げたものです。スタッフたちの熱意と苦労が伝わってきます。ところで、最後にMGMミュージカルの王様として『巴里のアメリカ人』が挙げられていましたが、イマイチ納得できない。ごくごく個人的な好みなので、こっそり書きますけれど『雨に唄えば』が良かったなぁ~。 8点(2003-10-24 00:12:59)(良:1票)

512.  捜索者 《ネタバレ》 ストーリーはジョン・ウェイン扮するイーサンが兄一家が住む家に戻ってくるところからはじまる。甥や姪たちを抱き上げて「大きくなったなぁ~」などと和やかに久しぶりに対面……いやぁ~温かいなぁ~。ほのぼの……と思っていた矢先、拾いっ子の長男が帰ってくると、とたんに冷たくなるイーサンが。理由は自分とは血が繋がっていないからだそうだが、ああ、ジョン・ウェインが人に冷たくあたるなんて、なんか違う~っっ。もっとホットな、そう『リオ・ブラボー』のような、人間の温かい彼を見たいのよ。そんなにジョン・ウェインものを観ているわけではないけれども、でもニヒルな彼はイヤなんです。血のつながらない甥のマーティを囮にする場面は、「なんてヒドイ奴なんだ~」と声を出して罵ってしまった。ところでマーティ、恋人に対して「愛しているなんて言わなくてもわかっているだろ」はないでしょう。送った手紙が5年に1回だなんて……そんな人待てないよ。女って便りがないと待てないものなんです。忘れられていないってその都度確認したいものなんです。だから『シェルブールの雨傘』のジュヌビエーブも、一概には責められません。ってなんだか話が錯綜してしまった。 7点(2003-10-22 18:27:49)

513.  グレン・ミラー物語 《ネタバレ》 子供の頃は『ゴジラ』で泣いたのに、人間がすれてきたためか最近は涙を流すことの少なくなった私の涙腺を刺激した映画。音楽の素晴らしさは当然なんですが、愛に溢れた人間の良心みたいなものに触れさせていただきました。さすがジェームズ・スチュアート(が出ている作品)!ありがとう、ありがとぅ~っ。奥さんの魅力については↓のお二方が書かれていますが、さらに付け加えて。夫が自分の楽団を作りたいけれど金がない、ってときにサッと出すんですよ。彼女は。旦那の財布から少しずつ抜いたお金を貯めておいて。彼が楽団を作るって信じていたんですよね。私が欲しいくらいです。そんな奥さん。でも大志のない私は金を抜かれると怒っちゃうでしょうが。それから、ムーンライトセレナーデのアレンジが違うと呆然とする場面も好きです。私的にはあのアレンジもそれなりにいいんですが、でもやっぱり切なく奏でてほしいですよね。処女演奏なんだから。あくまで控えめに、それでも強さと優しさを持っている素晴らしい人だと思います。人間の愛、夫婦の結びつき、仲間との結束ってものには国境がないんですね。アメリカ映画っていうだけではもったいない。人類映画のような印象を受けます。ただ『素晴らしき哉、人生!』と違って、クリスマスの夜には観たくない映画です。あまりにも哀しい結末なので。 9点(2003-10-21 04:47:02)(良:1票)

514.  マンハッタン 《ネタバレ》 ほんの数日前に観た映画なのに、カラー映画だと勘違いをしていた。モノクロ映像なのにニューヨークの色彩が鮮やかに浮かんでくる。これと同じような感じだった映画あったなぁ~。そうそう『お熱いのがお好き』だ。アレもモノクロだってことを忘れるくらい色鮮やかに映っている。映画って不思議なもので、映像や音、ストーリーなんかをそのまま受け取るんじゃなくて、頭の中でいろんなものを補いながら、想像力を発揮させながら観ているんだなぁ~と、妙に納得してしまった。この映画については、私自身、とても不思議なんですよ。はっきりいって登場人物が話している内容はほとんどわからなかった。なんか小難しいこと話しているなぁ~という程度。キャー、お恥ずかしい。30超えてこんな言葉はくなよぉ~。でも、しょうがないんです。実際にわかんなかったんだから。でもね、なぜか飽きることなく観れたし、むしろ心地いいって感じ。理由は何だろう?音楽がすばらしかったから、会話のテンポが良かったから、なのかなぁ~??? はっきりしなくてゴメンなさい。そこんところがわかったら、このコメント書き直します。点数も変わってくるかも。その点を踏まえた上で……主人公の男、あんた少女の純愛なめとんのか!ふざけんなよ。あんたなんか、あの子が大人になったら捨てられる運命なんだぞ。あっちフラフラ、こっちフラフラしやがって~っっ。(ってそんなにいろんな女性を渡り歩いているわけではないけれど、そんなイメージかな)少女よ、ロンドンで超ハンサムで超いい男を見つけておいで。あんなヤツに義理立てすることないからね。蛇足ですが……メリルが暴露本を出そうとする元妻役で出てきたとき、むっちゃウケました。メリルって、どうしてこういう役が多いの? 6点(2003-10-19 06:20:02)

515.  汚名 《ネタバレ》 唐突ですが、私はコーヒーが好きだ。1日何杯も飲んでいる。そりゃ美味しいにこしたことはないけれど、多少マズくてもお代わりができるコーヒーがメニューにあるところ(デ○ーズとかロ○ホ、ミ○ドその他諸々)で、いたずらに時間をつぶしている。だから、コーヒーに毒を入れられるなんて考えただけであな恐ろしや!私がバーグマンだったら(そんなことはありえないが)、ケイリー・グラントが気付いてくれる前にお陀仏だったに違いない。そして、後悔し悲観にくれるケイリー・グラント。げげっ、なんちゃ面白くないや。主役二人のメロドラマは、ここではさして問題ではありません。気になるのはクロード・レインズよ。途中までは、バーグマン、あんたはなんておバカなの?スパイするならもっと準備しとけよぉ~と頭をかかえていたんですが、スパイ事件発覚後のクロード・レインズが哀れで哀れで……(涙)。愛している人に裏切られ、お母さんに実権を握られ(このお母さんがまたかっくいい)、仲間におびえ、もう八方塞がり状態。バーグマンを本当に愛していたからこそ憎くもあり、殺してしまわなければならないと思いながらも、その実はきっと一緒にいたかったんだと思います。ラストのケーリー・グラントがあまりにも憎らしく、お~い、クロード・レインズも一緒に連れていってやれよぉ~頼むから、連れていってあげて、と強く願ったものでした。完。 7点(2003-10-18 13:55:14)(良:1票)

516.  グランド・ホテル 《ネタバレ》 たくさんの人の人間模様が描かれているので、誰に共感するかは人それぞれ。私はプリマに感情移入しっぱなしでした。世界一(だろうと思う)のプリマである彼女はベルリン一のグランド・ホテルに滞在してベルリン公演に臨む。ところがプリマは鬱状態になっていて公演をすっぽかしてしまうわけです。頂点を極めた人の焦燥感はわかります。バレエ人気も翳りが見えはじめ、お客さんの拍手も明らかに小さくなっている。それこそ果ては『サンセット大通り』のグロリア・スワンソンのようになるかもしれない。そんなときに、流星のごとく現れたのがダンディな男爵。二人は瞬く間に恋に落ちる。ところが男爵はお金に困っているホテル荒らし。実際のところ、プリマの持っている真珠を盗もうと部屋に侵入した際に出会うわけです。この二人は。プリマはお金持ちなので、男爵のためなら何でも投げ出す気持ち。一方の男爵は惚れた女に援助をしてもらうことなんてできない男気の持ち主。プリマは男爵に会えたことで、一気に躁状態に突入するんですよ。はじめて恋を知った少女のように部屋で唱い踊る始末。公演も大成功。むちゃくちゃカワイイ。男爵のほうはというと金策に困って大会社の社長の部屋に盗みに入るわけですが、運悪く殺されてしまう。もう、何度思ったことか。プリマに真珠をもらえよぉ~、お金だって用意してくれるよ、そして二人で幸せにくらそうよ、と。これがケイリー・グラントだったら即行で彼女にタカってたはず。コホン、それはさておき殺されたことを知らないプリマは一晩中彼を待ち続けるんですよ。で、事件を知らされることなくホテルを去る。ああ、なんと哀しいんだろう。せめて生前に男爵がもらしていた「初めて恋を知った」という言葉を伝えてあげたかった。男爵がかわいがっていた犬を引き取って欲しかった。だって『タワーリング・インフェルノ』のアステアは猫を大事に抱えていたじゃないですか!! 犬がどこに連れて行かれたかはわからない。たとえ事件が起きても何事もなくゲストを送り出すのが一流ホテルの務めなんだから。でも、でも、せめてプリマの付き人くらいは彼女のために動いてほしかった。そんなビジネスライクな人々に囲まれていたら鬱にもなるよぉ~。とまぁ、異常なほどにプリマに感情移入をしてしまったのでした。 7点(2003-10-17 18:22:25)(良:2票)

517.  アベンジャーズ(1998) 《ネタバレ》 微妙な空気の流れる作品ですねぇ~。この作風が受け付けられるかどうか、好みの問題でしかないかも。そもそも気象管理システムがのっとられるという、システム自体に何の意味があるのかわからないものの支配権をめぐった戦いが繰り広げられるわけですね。しかもユマのクローンまで作って。ひょひょひょ。ショーン・コネリー率いる秘密結社の会議は、ネクタイ着用ならぬ、くまさん着ぐるみ着用だし。しかも裏切り者?を吹き矢で成敗しているし。もうもう、笑いどころ満載ですよ。ところで、火曜のフジテレビ「すぽると」の特別版でいつもコメンテータ(っていうのかな?)が動物たちの着ぐるみをまとっているんですよ。これを見る度、思い出してしまうんです。この『アベンジャーズ』を。これじゃあ忘れられない。フジテレビさん、なんとかしてくださいな。でもその都度、なんとなく笑みがこぼれてくるので楽しませていただいてますが。閑話休題。本筋に戻りましょう。この映画のつっこみどころを挙げるとキリがないのですが、レイフの紳士がまた笑える。帽子に傘というオーソドックスなスタイル。そしていつも紅茶を飲んでいる。車には蛇口が付いていてそこから熱々の紅茶が出てくるわけですね。しかもちゃんとしたティーカップまで常備されているよう。車の運転をしながらアフタヌーンティーに興じるなんて人生を楽しんでますね。ある意味縛られてるというか。でもいいんです。イギリス人だから。ユマが気象学者のくせに自慢の足をさらけ出し、学者らしいことを何もせず、アクションをするというのもいいんです。だってユマなんだもん。う~ん、でも人には薦められない。6点(2003-10-17 13:49:54)

518.  ゴッド・ギャンブラー 《ネタバレ》 香港映画という謎のパワーに唖然とした。熱烈なるススメがあって手に取った作品だったが、香港映画初心者にはちょいとディープすぎたかも(笑)。私がチョウ・ユンファと初めてご対面した映画がコレ。もっとも印象深かったのがサイコロ賭博のシーンだなぁ~。相手方が1のゾロ目を出して、ひとしきり場内のどよめきを受けたところで、我らがユンファの出した目は……ありえないけれど1より小さい数だった……サイコロが割れていたのだ。ププッ。誰かつっこんでおくれよ。驚愕するなよぉ~。力技でサイコロを壊しただけやんかぁ~。うん、すばらしい。7点(2003-10-17 07:14:37)(笑:1票)

519.  明日に向って撃て! 《ネタバレ》 とにかくエッタにジェラシー感じまくり。2人に囲まれた彼女があまりにも羨ましかったので「へんっ!キャサリン・ロスってあんま美人じゃないよね。(私でも大丈夫だよねぇ~ん)」なんて暴言をはいてしまった。本当に申し訳ない。深く反省をしております。何が羨ましいって、この際サンダンスの恋人っていうのは置いておくとして、ブッチにまで甘い言葉を囁かれているところよ!! いや、お互いに恋愛感情がないのは解っている。あくまで友人なんだけれど、かっこいい友人に「一緒に自転車に乗ったら結婚してるのも同じ」って感じの言葉をもらえるなんてぇ~っっ。ゼーゼー。ちょいと取り乱してしまいました(汗)。まぁ、最終的には彼らと別れなければならない運命だったので許してあげます。彼女は、ボリビアに行くときの約束「あなたたちの死は見ませんからね」を決行したんですよね。ああ、辛すぎる。結局、「畑仕事はできない」し「牧場はつらい仕事」だと言う彼らに泥棒稼業を辞めるなんてことはできなかったわけだし。エッタを引き留めなかった彼らにもわかっていたんでしょう。ただ悲観的になることはなかった。最期まで“今回は逃げ通せる”と信じていたんだから。ははっ、もしかしたら生き延びたかもしれないし、ネ。なんて、そう思いたくなるくらい彼らが魅力的なんですよ。つまるところ。9点(2003-10-17 06:23:27)(笑:2票) (良:1票)

520.  サイン 《ネタバレ》 みなさんの感想を読むにつけ、「シャマラン監督って愛されているのね」って感じます。辛い評が多いんですが、なかなかどうして愛情たっぷりじゃないですか。そもそもこの映画に全く興味を持っていなかったんですよね。ところが、悪評コメントがかなり笑えるので、逆にとても気になりはじめました。当初はシャマラン監督になんら思い入れがなかった私ですが、みなさんの愛情を目の当たりにしてどんどん“愛すべき監督”になっていったような気がします。結論からいえば「よかよか、好きに映画を作ってね。できたらまた観てあげるからね」って感じでしょうか。やっぱり一等気になったのがホアキンです。階段下の小部屋にこもってテレビにかじりついている姿はとうてい大人とは思えません。宇宙人について告げるニュースでマジに驚いているし。いやはや微笑ましいですねぇ~。最高傑作は子供たちの間に座って、アルミの三角帽をかぶっているところ。大きな体でチョコンと座っているホアキンが大好きです。ホアキンという俳優を認識したことによって、私自身の映画の楽しみが広がったように思います。宇宙人が家に侵入しないように窓という窓に板を打ちつけるのも、まるで台風対策のようで面白かった。あんなに怯えているのに屋根裏部屋を忘れているしぃ~。慌てている様がよく表れていますね。まるで小動物のようなメルちゃんも親近感がありました。ところで、この映画を観たあと「そうか、そうだったのか!」というセリフに、少しばかりマイブームが到来。いろいろ楽しめてお得ですよ。7点(2003-10-17 05:18:01)

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