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プロフィール
コメント数 2257
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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501.  ノウイング 《ネタバレ》  中盤くらいまでは凄く面白かったのに、後半になって話しがどんどん変な方向に。  『予言の数字』を使って、人を助けたり、人類滅亡を阻止したり、そーゆーオーソドックスな展開が好き。なすすべもなくそれを目の当たりにするだけってのは最初の1回で良い。夢も希望もない終わり方にがっかりです。まさかの宇宙人オチにもがっかりです。とても魅力的なミステリー仕立てのディザスタームービーになっていただけに、期待が膨らみすぎちゃいました。  ラストのアダムとイブを連想させる終わりかたは宗教色を感じさせて肌に合いません。  ダイアナという良き協力者であり関係者がやっと現れたと思ったら、割とヒステリー気味な人で事故死するし。なんとなく妻を亡くしたニコラス・ケイジと最後はくっついてめでたしめでたしになるのかと、勝手に妄想していたのでここもがっかり。  飛行機墜落。列車事故。どちらも他の映画ではお目にかかったことがないくらい攻めている映像だと思います。ちょっと不謹慎すぎやしないかというくらい犠牲者の様子を映し出しています。この映像だけでも一見の価値はあるかもしれません。  ですが後半のぶっとんだストーリー展開に、救いの無い結末。しかも現実感がなくなっちゃうので、面白みさえ感じません。正直映画としてはいまいちと言わざるをえない。前半から中盤にかけての衝撃的な事故映像とミステリアスなストーリー、そのプロセスを楽しむ映画です。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-08-31 11:00:03)(良:1票) 《改行有》

502.  サバイバル・オブ・ザ・デッド(2009)  ロメロのゾンビはゆっくり歩く。『走るゾンビ』に比べれば、迫力はないかもしれません。  ですが、そんな『歩くゾンビ』特有の恐怖というものが必ず描かれてきました。今までのロメロ作品において、ゾンビは畏怖すべき対象であったのです。  この作品はどうでしょう。今までのロメロ作品とは明らかに何かが違う。この作品ではゾンビはただの記号であり、ただのシンボルであり、ただの消耗品になってしまいました。アイテムであり、オブジェであり、コメディ要員と化してしまいました。  今までのロメロ作品とは違い、本当に低レベルな個性もこだわりもないただのB級作品となってしまいました。  個人的にロメロ作品で好きだったのが、無秩序や狂気のなかに描かれる秩序と平穏。そして壊れ行く文明社会。この作品ではそれも描かれません。サバイバル要素だって全然ない。  人間を捕食する描写がある。だからかろうじてゾンビムービーである。退屈はしませんでした。ですがそれだけの映画です。[DVD(字幕)] 5点(2020-08-24 23:58:08)《改行有》

503.  私の少女 《ネタバレ》  同性愛者という理由で田舎に左遷されたヨンナム警視。  母に捨てられ、継父と祖母に虐待を受けるドヒ。  ためらいながらも傷だらけのドヒを保護するヨンナム。  傷ついた者同士がお互い励ましあいながら新たな人生をスタートさせる?過酷な現実の中に、希望を見出すような物語?確かにそーゆーテイストはありますが、単純に心温まるドラマなんかではもちろんない。  表面的には牧歌的で人情味溢れる村。だけどそんな村に確かに存在する『偏見』『いじめ』『虐待』『不法滞在者』といった社会の闇。弱者が虐げられ、それを周囲の人間が見て見ぬふりをする社会。人の良さそうな警察のおっちゃんが、必要悪だと暗にほのめかすのが何気に怖い。  そんななか、自分の正義と信念を貫こうとするヨンナム。そして屈折した村人たちとは明らかに違う、公平で強く優しいヨンナムに惹かれるドヒ。  ですがそんな二人に『悪意』と『偏見』と『司法』が牙をむく。  更には、社会の底辺で生きてきたドヒの心には、既にモンスターが育っていた。それはドヒが過酷な環境を生きていくうえでもはや必然だったのかもしれません。  そんな救いようの無い話にふさわしく、ドヒに別れを告げるヨンナム。しかし若き警官がドヒのモンスターに気付いていることを知り、遂にドヒと共に生きていくことを決意するヨンナムに一抹の希望が垣間見えるラスト。  はっきり言って好きな映画とは言い難いです。  ですが、韓国映画は凄いと思いました。  [DVD(字幕)] 7点(2020-08-24 01:54:41)《改行有》

504.  ウォッチメン 《ネタバレ》  『ウォッチメン』だけならまだしも『ミニッツメン』とやらまで過去にいたようで、その両方が冒頭の回想シーンに登場。これは混乱します。  『暗い』『グロい』は映画の味なのでまだ良い。  ですが『わかりにくい』『不親切』はだめでしょう。  特に『ヒーロー』やら『超能力』やらが存在する、まさに架空のSF世界であれば、その世界観の認識がとても大事。そこを断片的な映像情報の羅列で済ませて『はい、本編』はいささか不親切。もちろん本編のほうで説明不足の部分を補いながら進行してくれるのであれば問題ありませんが、本編は本編で謎の元ヒーロー殺しの謎でいっぱいいっぱい。  更にはまだコスチューム姿とヒーロー名さえ一致していないのに、元ヒーローの方々の本名までばんばん出る始末。覚えるのが大変です。  とまあ、文句ばかり言っちゃいましたが、じゃあ嫌いなのかというと、結構好きだったりします。こーゆーの。  規格外のDr.マンハッタン。No.2はオジマンディアス。この二人は人間離れしています。  ナイトオウル、ロールシャッハ、コメディアンが強さ的には横一列でしょうか。ラストがシルクスペクター。  結構強さのバランス感覚が良くて、見ていて確かに面白い。  黒幕はオジマンディアス。なのですが、全員が手法は違えど『平和』という同じベクトルを向いているのが救い。  最も正義に対して潔癖だったロールシャッハが、合理的平和を最優先するDr.マンハッタンによりその命を散らしてしまうのは衝撃的であると同時にとてもドラマチック。  そしてすべての真実が闇に葬られたかのようにみせかけて、ロールシャッハの手記が出版社のもとに届く結末。  真相が分かった今、もう一度最初から見てみたいとも思いますが、見返すにはちょっと時間が長すぎるのが欠点。  時間を長くしすぎている原因のひとつに、Dr.マンハッタンの哲学の講義があります。この辺りをばっさりカットして、もう少しテンポよくしてくれたら8点以上の価値があります。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-08-23 02:25:42)《改行有》

505.  恋人まで1% 《ネタバレ》 『遊び人』ではなく『遊び人を気取りたい20代』という感じ。  金もあれば元気もある。学生ではないから社会的な縛りもない。将来のことを漫然と考えつつ、でもまだまだ遊んでいたい誰しもが経験のあるお年頃。  真っ先に所帯をもった医者の友人は奥さんが浮気。とても幸せそうには見えない。そんな友人がいれば、結婚どころか真剣な付き合いさえまだいいか、と考えちゃうバカ二人。そんな惰性で生きる若者2人が、運命の人と出会っちゃったら、さあどうする?みたいな、ストーリー。  テイストとしては嫌いではありません。  面白いのは唯一真面目に、一途に奥さんを愛していた若き医師は、奥さんではない別の女性と次の一歩を踏み出してみようと決意すること。ある意味、他の二人とはまた違うカタチの希望を見出すわけです。  ベクトルは違っても、3人がそれぞれ人との付き合いを通し、人間的に成長していく様子が微笑ましい。  ただ映画としては盛り上がりに欠けるし、少々共感しづらい部分もあります。  コメディとしては笑いどころが下ネタオンリーではあまりに稚拙。  ヒロインがイモージェン・プーツなので、それなりに魅力ある作品に仕上がっているだけという気もします。  悪くはないですが、今一歩です。[DVD(字幕)] 6点(2020-08-19 13:08:33)《改行有》

506.  シュレック フォーエバー 《ネタバレ》  マンネリ気味になりそうなシリーズものを、4作目にして大胆なパラレルワールドものにしての新展開。それをここまで面白く作り上げたのが素晴らしい。  確かに笑いの要素は減っちゃいました。ですがそれは今までにないくらいドラマチックなプロットに路線変更したからでしょう。まさかシュレックで感動するなんて夢にも思いませんでした。  いや、正直最初はシリーズ中一番シュレックを好きになれなかったのです。  妻に子供に友人。更には王族の一員で人々の人気者。こんなリア充な人生に、唾も吐けば毒も吐く。いったい何様やねんお前は。確かに人は、ないものねだりする生き物さ。だとしてもこの映画のシュレックはひどいんでないかい?  結局悪いやつと取引をして、自由気ままに生活できる一日を手に入れちゃうシュレック。でもそのわがままの代償はあまりにも大きすぎたのでした。ちゃんちゃん。  反省。そう、まさに自分自身を省みる物語。本当にかけがえの無いものはすでに手に入れていたのに、その価値にも気付かず自らそれを手放してしまった。あまりに切なくて、暗くなってしまいそうなプロットを、暗くなりすぎないよう見事にエンターテイメントへと昇華させている本作。最後は優しいオチでフィニッシュ。めでたしめでたし。  かなり好きです。こーゆーの。[ブルーレイ(字幕)] 9点(2020-08-19 04:12:32)《改行有》

507.  シュレック3 《ネタバレ》  『1』『2』のほうが面白かったとは思いますが、これはこれでなかなか手堅い面白さ。大分酷評されているようですが、悪くはないと思います。  少なくともいままでのなじみのあるキャラクターたちがみんな出てくるわけで、このシリーズが好きな人なら楽しめる内容でしょう。新キャラも良いですが、今までのキャラクター達が中心になって活躍するのって、やっぱ良い。いつものシュレックを楽しめます。これからも愛着のあるキャラに頑張ってほしいものです。そういった意味では今作は及第点。  ストーリーは、いろんな物語の悪者たちが結託。シュレックが留守の間に王国に攻め入るという、いつもに比べると過激な展開。前作までは怪物のわりに大人しめだったシュレック。今作では遂に怒りとともにその怪物パワーの封印を解くのか?と、わけのわからん子供じみた期待をしちゃう私。いつもと違う感じの、アクションテイストが見られるのかとワクワクしちゃったのです。  結果はいつも通り。いや、いつもに増して超平和的ぬるま湯解決。いやいや、あんなおこちゃまに説得されて戦うのをやめちゃう悪者ってどうよ。もちろんそれがシュレックシリーズの持ち味と言われればそれまでなんだけどさ。なんかへーんな期待をしちゃったぶん、こんなオチに少なからずがっかり。  ただ確かにそれまでのプロセスは面白かったので、私はこのシリーズと相性は良いようです。[ブルーレイ(吹替)] 6点(2020-08-17 00:12:12)《改行有》

508.  バタフライ・エフェクト3/最後の選択 《ネタバレ》  過去改変第3弾。今回の主人公は『火事の中から妹を助ける』『恋人の浮気相手の冤罪をはらそうとする。』『連続殺人鬼をとめようとする』と、不良な見た目とは真逆の善人ぶり。このシリーズって結構主人公が善人で優しいから好き。要領が悪くて全然うまくいかないんだけど、善意から行っていることなので全面的に応援したくなります。ですのでうまくいかないと、こっちもいっしょにやきもきするし、落ち込みもします。  正直3作品中一番整合性やらルールやらは曖昧。  クライマックスなんて、氷も風呂も電源コードもなしに過去に行っちゃって、いつの間にか何でもアリになっちゃってます。  まあいいですけどね。そのへんの杜撰さはこの際目をつぶりましょう。  そんな些細なことより、ストーリーとテイストが私好み。  両親を犠牲に、妹を助けたことで殺人鬼が生まれてしまうなんて最高です。  結局もう一度過去に戻り、最初の過去改変を無かったことに。未来をあるべき姿に戻します。  とは言え、いかれていたとはいえ、あれだけ自分を慕ってくれて助けてくれた妹を見捨てる決断はやはり切ない。いつも通りの切ない余韻を残しつつ、いつもとは違う味わいのハッピーエンド。  だからさ、最後の猟奇的な未来を予感させるエピソードはいらないのですよ。これを蛇足というのです。[DVD(字幕)] 7点(2020-08-16 02:20:13)《改行有》

509.  バタフライ・エフェクト2 《ネタバレ》  かなりたたかれまくっている本作。個人的には結構面白かったです。  『過去改変』ってのに憧れがある自分としては、この設定はツボなんです。最後まで目が離せないくらいには面白いと思うのですがどうでしょう。  前作よりストーリーは簡潔。コンパクト。小粒な作品が好きな自分とは相性が良い。  2回目の過去改変エピソードは強引かもしれないですね。  大手取引相手との会食でうまくいったように見えたのに、その翌日には社長から破産を告げられる。いったい何がどーなっているのかさっぱり。何か見逃したのだろうか。  わけがわからぬまま、三度目の正直。クライマックスは前作同様愛する彼女との別れを選択。  正直前作は切なすぎるラストだったので、2作目はもっとお気楽ハッピーエンドにしちゃっても良かったんじゃないかと思える今日この頃。  [DVD(字幕)] 7点(2020-08-12 03:56:21)《改行有》

510.  シュレック2 《ネタバレ》  シュレックがピノキオをさしおいて人間になっちゃう話。人間になったシュレックがどー見てもイケメンに見えないのですが、完全なるイケメンのモテメン設定。まあいいですけど。製作者は神ですし。  前作では『周囲からどう思われようが俺は俺。』みたいなシュレックのスタンスが好きだったのですが、今作ではフィオナのためにそんな自分を変えようとします。もちろんそれは1つの美しい愛の形。ですがその分前作にあったシュレックの開き直りとも居直りともとれる唯我独尊的魅力は薄くなってしまいました。  今作ではアクションがやや控えめなのもちと物足りない。  ですから個人的には『1』のほうが好きではあるのですが、これはこれで面白いのもまた事実。  シュレックとフィオナ姫が、何があってもお互いに対する思いやりを忘れないのがいいじゃないですか。  前作はつきあう前だったので、『ラブワ○ン的ハラハラ』がちゃんとあったのですが、言ってしまえば今作はフィーリングカップルの後日談。そんなハラハラはほとんどありません。でもそのぶん、二人の絆が感じられる今作は見ていて心地良いものがあります。  シュレックが『フィオナのためにイケメンになって父親に認めてもらう。』と決意。この流れは悪くない。ですがそのために薬を盗んじゃうのは良くない。応援も共感もしづらくなります。[ブルーレイ(吹替)] 7点(2020-08-10 04:21:39)《改行有》

511.  シュレック 《ネタバレ》  10年以上前に一度見たきり。久しぶりの再鑑賞。  テンポが良く、無駄が無く、やっぱりアニメは面白いですね。  難を言うなら浜ちゃんの関西弁吹替えのクセが強すぎるくらい。  とは言え、シュレックもフィオナもドンキーも、愛すべきキャラクターたちであることに変わりはありません。  最初はドンキーを煙たがり、フィオナに何の関心も示さなかったシュレックが、次第に二人と心を通わせていく様子が微笑ましい。  序盤こそ『ゲテモノ食いのシュレック』の紹介が気持ち悪くて仕方ありませんでした。特に『耳クソのローソク』は生理的にまいりました。ただゲテモノシリーズはオープニングにつめこみ、そこから先は王道のラブコメチックアドベンチャー、ソフトタッチな御伽噺として大変見やすく仕上がっています。  フィオナ姫がカンフーの使い手など、王道のキャラから少しだけはずす絶妙の匙加減。こーゆーの好き。  子供向けの映画。ですが『人はいつの間にか外見で差別しているものだ』という教育的メッセージがあるため、この映画の存在意義は意外と大きい。  おしゃべりロバ、外見にコンプレックスを持つシュレックやフィオナ姫、そして皆から恐れられるドラゴンも、心を開いてみれば皆仲良くなれたっていうのが心温まります。  すれ違いラブストーリーや、独裁者の退場はお約束。  アニメはこれで良い。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-08-06 13:57:24)《改行有》

512.  Re:Play-Girls リプレイガールズ 《ネタバレ》  非現実的な設定も最後まで見れば腑に落ちる。なるほど。そーゆーことですか。  キャストはアイドルが多く、ヴィジュアル的には悪くない作品です。  『血まみれの女子高生』という、こーゆー作品ではおなじみの映像もちゃんとあります。  とは言え、脚本、ストーリー、決して面白いとは言い難いレベルです。  前半の自殺志願者たちの独白。これはそれなりに面白かったのですが、如何せんそれぞれの志願理由が弱く、共感できない。  当然集まった女子高生の誰にも感情移入できるはずもなく、あらかじめ決められたプログラムを黙々と消化していくような無味乾燥なイメージ。まさにB級Vシネマのクオリティ。  私はアイドルに疎いので、ほとんど知らない人ばかりなのですが、主人公のミチより、アリサ役の人がちょっと好き。  総評としては、オチが弱く、ストーリーが弱く、ヴィジュアルはまあまあ。暇つぶしの粋を出ない作品。オススメはできません。[DVD(邦画)] 4点(2020-08-03 06:05:32)《改行有》

513.  トライアングル(2009) 《ネタバレ》  息子は?なぜ1人ヨットハーバーに?あの突然現れた積乱雲は?無人の定期船の正体は?なぜジェスはここに来たことがあるの?  とにかく1から10までミステリーに埋め尽くされた作品。  タイムループ系でもあるし、不思議系でもある。  1つの時間軸に自分という存在が2人いるというのはよくあります。ですが3人というのはあまり見たことないですね。だから『3つのアングル』で『トライ・アングル』なのでしょうか。かなり考えられている脚本とタイトルなのかもしれません。  ごちゃごちゃした構成なのに、ごちゃごちゃしているように感じさせないのに、作り手のセンスを感じます。  とは言え、映画としてはミステリーに重きを置きすぎて、それ以外の要素にあまり良いところが無い気もします。  まずこれだけ個性的な面子を揃えながら、ジェス以外はただのやられ役で終わってしまっていること。  ホラー的演出をしながら、ホラー的な面白さは足りないこと。  どうもアイデア先行の作品という気がしないでもないです。  映画としての面白さ、完成度、満足度でいうと、どれもちょっと物足りないですね。  それから映画とは全然関係ないのですが、DVDのタイトルに勝手なサブタイトルがついています。『殺人ループ地獄』。クソださいうえに、壮大なネタバレ。このサブタイトルをつけた人の良識とセンスを疑います。[DVD(字幕)] 5点(2020-08-03 05:46:49)(良:1票) 《改行有》

514.  ヴィンセントが教えてくれたこと 《ネタバレ》  こーゆー映画嫌いです。  これって、普段真面目に生きている人が良いことをしてもスポットが当たらない。  ですが不良が良いことをすると、途端に美談に見えるのに似ていませんか?  ヴィンセントって聖人ですか?私にはただのクズにしか見えませんが。  子供が困っていれば誰だって手を差し伸べます。  愛する奥さんの洗濯だったら私だってやります。  お国のために戦場に行ったことは、そりゃあ立派なことだと思います。ですがみんな大なり小なり社会のために働いているわけです。彼だけが特別立派なわけではありません。  そして、そういった善行が、金を踏み倒して良い理由になるんでしょうか。  子供を競馬場に連れて行くところまではまだ許しましょう。  ですがそこで大穴を当てたのであれば、借金を返済するのが筋です。外れたフリを子供にまでさせて借金を踏み倒すところを子供に見せつけるのはクズです。  子供のために口座を作ってあげたのには感心しました。ところがその口座から勝手に金を引き出して競馬でスる始末。  『それは奥さんのため?』いやいや、だったら最初からギャンブルなんてするんじゃねえよ。  何か月分も入居費が溜まっているから出て行ってくれと言われるのは自分の責任。むしろ今まで待っていてくれたことに感謝すべき。  酒とギャンブルに溺れるから金がないんでしょーが。どんな良いことをしようがクズはクズです。  どこかで良いことをしているからって、他者に迷惑をかけることを肯定するようなエセ美談はうんざりです。  こんな人間を賞賛するかのように盛り上げる過剰なクライマックスの演出には虫唾が走ります。  むしろ聖人は、オリバーであり、マギーであり、ダカであり、介護職員であると思います。[DVD(字幕)] 3点(2020-07-31 11:36:49)(良:1票) 《改行有》

515.  南極料理人  南極。料理人。想像もできない世界で、どんなドラマが待っているのだろうと期待して観賞。結果、ドラマなんてありませんでした。  フィクションのドキュメンタリーをコメディテイストで描いただけ。私が期待していたものとは全く違いました。  私は映画に起承転結のはっきりしたドラマを求めています。  ハリウッド映画が凡作と評されながらも、世界中で愛されてやまないのは、私のような凡人の心をぐっと掴んでいるから。  映画を見るほとんどの人は普通の人であって、やはりみんなそこに娯楽を求めていると思うのです。  私は起承転結がはっきりしているハリウッド映画が好き。なぜならエンターテイメントの定石をきっちり守っているから。メッセージ性の強い作品だって、映画というエンターテイメントの中でそのメッセージを伝えています。だから商業主義と言われようが、私はハリウッド映画が好きです。  この映画にはそれがありません。  事実の羅列に終わっています。  もちろん、コメディテイストな演出や、心温まるエピソードで、鑑賞後の後味は良いものに仕上げています。でもそんなことでごまかさないでほしい。  堺雅人という類稀なる天才俳優が主演を務めているからこそまだ見られる作品になっています。裏を返せば演者頼り。  『こーゆーのが良い映画』みたいな邦画のノリ嫌いです。[ブルーレイ(邦画)] 4点(2020-07-30 14:44:16)《改行有》

516.  10日間で男を上手にフル方法 《ネタバレ》  古き良き時代のラブコメ。といっても2003年ですが。いや、17年前か・・・。当時見たときは新しく感じたものですが、今見るとなんとなくファッションとかヘアスタイルとかやや時代を感じるかも。  個人的にはケイト・ハドソンが一番かわいかった頃の作品。ファンにはたまらない作品でしょう。  この作品はキャストがまず魅力的。脇を固める面々も良い。それぞれの友人が良い味出しているんですよね。メインの味ではないですが、隠し味。複数の隠し味が絶妙にからみあって、終始飽きない味わいのコメディ作品が出来上がっています。  また、脚本が良い気がします。『絶対別れられない男』と『別れを切り出すように仕向ける女』。アンディのほうから別れを切り出すのは、おそらく雑誌の主旨と反するためできない、という隠れルールが絶妙。あの手この手で嫌な女を演じるアンディに、ひたすら我慢するベンの様子がただただおかしい。  ドタバタコメディより、こーゆーストーリーがしっかりしているコメディのほうが好みです。  『勝手に部屋の模様替え』『お肉食べられない』『プリンセス・ソフィア』『セリーヌ・ディオン』『ポーカー』など笑いのセンスはかなり良い。下品すぎないところも高評価です。[DVD(字幕)] 8点(2020-07-29 03:21:12)(良:1票) 《改行有》

517.  逃走中 殺人ハンター(OV) 《ネタバレ》  有名なテレビ番組をパロった作品。元ネタとなる番組はほとんど見たことがありませんが、少なくとも1回は見たことがあります。結構雰囲気は似ているのではないでしょうか。途中に指示とか出るし。  役者さんの演技はほぼ棒読みだし、とても見ていられないレベル。ですが脚本はそんなに悪くない気がします。  C級エンターテイメント作品としてのつぼを押さえる、シンプルに楽しめる構成。  ちょっとだけ近未来の日本で、国民が『生死を賭けたゲーム番組』に夢中になっているっていうのは『デス・レース』シリーズを思い出させます。  街中を逃げ回り、捕まると殺される。ただそれだけ、でもそれだけだから面白い。  ハンター達の持っている武器がそれぞれ違うのは良い。  ランナー達がそれぞれゲームに参加した経緯を簡潔に説明したのも良い。  ランナーがハンターに反撃して良いっていうのは良くない。こーゆーのは理不尽だからこそ楽しいのです。  ラストでハンターが主人公を助けるのもマイナス。  で、総評は、『C級作品ながら大事なポイントは押さえてある手堅いエンタメムービー』ただし、『演技、特にセリフの棒読みがひどいので、楽しめるかどうかは人による』といったところでしょう。[DVD(邦画)] 4点(2020-07-27 03:24:41)《改行有》

518.  ニンジャ・アサシン 《ネタバレ》  アメリカ人が作るニンジャ映画。全く期待せずに観賞。  うん、全然面白かったです。良かったのはスピード感あるアクション。そして容赦のないグロ描写。  B級映画だということをわきまえていて、いたってシンプルなストーリーにしてあることも好印象。  『現在』と『主人公の生い立ち=エリートニンジャができるまで』を交互に映すものの、わかりにくさは全くありません。違和感はめっちゃありますけどね。主人公が最初の指令を果たす雰囲気なんか、ちょっと『ニキータ』っぽくて好きです。  オープニングのVSヤクザ。コインランドリーでの謎の女ニンジャとのバトル。そして女ニンジャの死体が乾燥機の中でぐるぐる・・・。ホラーか。で、これは思っていた以上のハードアクションだと襟を正して鑑賞するも、ぶっ飛んでいたのはここまで。  もちろん、ハードアクションは続きますが、序盤の悪趣味なグロ描写は中盤以降やや控えめ。序盤ほどのインパクトはなくなってゆきます。  それでも普通のアクション映画と一線を画すのが、生々しい傷の数々。この作品は『痛み』をしっかり表現します。だからアクションにより一層の緊迫感が生まれます。気合が入っています。B級だと一笑に付せないクオリティです。  インパクトは序盤。好みのアクションは中盤の、車が行きかう中での逃亡アクション。  『近代兵器VSニンジャ』の戦いも見所。初戦はニンジャ軍団圧勝。2戦目は、ニンジャの里を急襲した警察組織が近代兵器を駆使してニンジャの里をライトアップ。ニンジャ軍団の地の利を封じ込め、近代兵器が圧勝するのがスカッとします。  唯一の難点は、仕方がないことなんですが、闇の中のアクションが多いこと。『見せ場』が見えづらい。多分それもわかっててやってるんでしょーけどね。  ちなみにミカの上司は敵とつながっている内通者だと思っていたので、最後まで味方だったのは逆に意外でした。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-07-26 03:38:12)《改行有》

519.  Re:LIFE リライフ 《ネタバレ》  『先生系ドラマ』や『学校系ドラマ』が結構好きなので、自分とは相性が良い作品。ヒュー・グラントも好き。  それでも、最初はヒュー・グラント演じるキースが全然受け入れられなくて、『これはハズレかなー』と思ったものです。  会ったばかりの女子学生と関係をもっちゃう。生徒のレポートは見ない。更には、生徒のレポートを評価して、受講生を決めるようにと指示を受けたのに、生徒のルックスを確認して好みの女の子ばかりを受講生に選ぶクズっぷり。ドン引きです。スタートははっきり言って0点です。  ただ、もともとは善人だったようでして、少しずつ目の前の仕事に真剣に取り組み始めるキース。それがなんだか心地良くて、次第にキースを受け入れられるようになりました。  確かに、自分自身何をやってもうまくいかない時期がありました。心身共に衰弱すれば、人は誰しも多少のだめ人間になってしまう時期があるものです。キースがまさにその状態だったのかもしれません。  そこからあるきっかけで、第2の人生、もっと言うなら今までとは違う生き方を見つける。これはある意味リアルなサクセスストーリー。起りえない夢物語ではない。誰にでも起りえるサクセス。  キースが先生として第2の人生を見つけられたのは、彼が脚本という仕事に全力で取り組んできたから。その才能があればこその成功。今うまくいかなくても、今頑張っていることは財産になり、無駄にはならない。  『間違いの楽園』の制作秘話とラストのアレックスからの電話が更に幸せをプラスする。  序盤と終盤の印象が逆転する、清涼感のあるドラマでした。[DVD(字幕)] 7点(2020-07-19 14:45:45)(良:1票) 《改行有》

520.  ジェネラル・ルージュの凱旋 《ネタバレ》  久しぶりにガツンと面白い映画でした。ミステリーとしても面白いし、医療ドラマとしても面白い。  出てくる人がうさんくさい人ばかりで、誰もが怪しすぎです。  堺雅人演じる速水センター長。羽田美智子演じる花房看護師長。高嶋政伸演じる沼田副委員長。三者三様で怪しさ満点。一癖も二癖もあるこの面子に放り込まれる田口医師。そんな田口委員長も肩書きだけは持っているので、自由に病院の中を動き回れる。そしてもう一人の権力者、厚生労働省の白鳥が参戦。このシチュエーションが閉鎖的な院内の人間関係、勢力争い、陰謀を少しずつ明らかにしていくそのプロセスが面白い。  速水センター長が糾弾されるシーンから怒涛のごとくつっぱしるクライマックスは圧巻。ラスト30分のためだけにある映画だと言っても過言ではないかもしれない。  ラストのパニックは代表的な医療ドラマで同じようなシチュエーションを何回か見てきました。  ですが過去の類似作品と比較しても、最も規模が大きかったように思えます。この規模は映画ならでは。こーゆーのが見られるのが映画の醍醐味です。  興奮冷めやらぬまま終わりを迎え、なんとなくすっきりしない気持ちが残ります。それは速見センター長が3年間とはいえ、異動を命じられたから。その辺りの常識はよくわかりませんが、個人的にはそのまま病院に残ってほしかったです。[DVD(邦画)] 9点(2020-07-19 04:30:33)《改行有》

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