みんなのシネマレビュー |
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542. サスペクト 哀しき容疑者 《ネタバレ》 設定は違えど、主役の雰囲気、演出、音楽など、韓国版ボーン、といっていいほど似てます。主役がほぼノースタントで挑んだらしく、アクションはかなり派手。カーアクションもハリウッド映画とほとんど遜色ない出来でして、一言で言えば逃亡アクションムービー。細かく観ればツッコミどころもありますが、そんなもの気にさせないくらいテンポの良さと、アクションでグイグイ引っ張っていきます。印象的なのは、主人公を追う暗殺部隊の連中。外見はサラリーマン風だったりする奴が、素早くアクロバットに戦いを挑んでくるってのがおもしろい。あと、別に主人公を追う、特殊部隊の男。こいつが猟犬みたいに主人公を追いかけるのですが、それと同時にちゃんと事件の真相を調べるあたり、男のなかの男って感じでいい味だしてます。いい味と言えば、こいつの部下になったいつもガムを噛むお調子者もいいですね。硬派な映画の、おちゃらけ担当で、画面を和ませてくれますが、それでも、きっちり仕事をこなす所が、三枚目かっちょいい。目を見張るシーンでは、回想で主人公が、なんと絞首刑から脱出するシーン。刑執行後から、どーやって抜け出すかは見てのお楽しみですが、いやありえないんだけど、説得力バッチリ、俺も鍛えればできるんじゃね?感が半端ないです。そしてなんといってもラストです。死んだ妻のセリフが伏線となっているんですが、役者の演技が光りすぎていて、泣ける。映画終わっての余韻もいい感じで、体に力がみなぎるような気持ちにさせられます。[DVD(字幕)] 10点(2015-09-01 12:30:45)(良:1票) 543. ホテル・ルワンダ 《ネタバレ》 映画鑑賞中、何回もドキドキして、何回も泣いた。ホテルの支配人ポールが、危機また危機を、様々なコネや賄賂や脅しなどを使って切り抜けていくのがその主な内容だけど、そこに様々な人間ドラマも描かれている。国連軍の指揮官や、赤十字軍の女性などが、人種を超えて虐殺される人々をなんとか救おうとする姿にも心を打たれた。ルワンダという国はあまり知らないが、こんなことが起こっていたんですね。しかしこれは対岸の火事とバカにはできないとも思う。人間の本質は一方で誰かに対して優しく接し、もう一方では残酷的なまでに誰かを追い詰める事ができる矛盾した生き物である。国益やイデオロギーなど声高に叫んだりしても、それは、その残酷性をごまかしているだけかもしれない。恐らく、この世界に国境や人種とゆうものがなくても、特定のグループを蹂躙したいとゆう欲求はどこかで発生するだろう。その残酷性は集団になると加速し、憎悪や嫌悪感を生み出し、そーすることがかっこよく正常だと錯覚し、やがて人を人と思わずゴキブリなどに例える思考に達するのだ。それが蔓延すると社会のバランスは崩れ、やがて差別をする者される者問わず、社会全体が地獄絵図と化す。イデオロギーとゆう名を借りた人間性の崩壊、ある特定の人種に対して嫌悪感や憎悪をたぎらせる事、一部の権力者以外誰も得をしないこの構造の構築は、世界のどこでも起こりうることなのだ。もちろん日本も例外ではない。[DVD(字幕)] 10点(2015-08-11 20:20:24) 544. ティンカーベルと流れ星の伝説 ティンカーベルシリーズの一番最後の作品なんですけど、おいおいどーしたティンカーベルシリーズ、終盤になって急に物語の質が大人の男の子向けに急上昇した感じです。今回は感動作です。泣けました。ティンカーベルシリーズ初めて泣いて感動しましたよ。これで終わりなんてもったいない。これからもっといい物語作れそーなのに。今回の目玉は、守りの妖精と怪物です。そう、なんとこのシリーズ初の戦う妖精たちが登場します。しかも強いしかっちょいーです。そして、メインでちゃんとした怪物が登場します。その名もネバービーストのグラフ。あと、動物の妖精フォーンが今回は主役で、ティンカーベルはすっかり脇役になちゃってますが、それは前作にもいえることで、四季シリーズ後の二作はどーやら他の妖精にスポットが多く当たるようになってまして、これだけシリーズが長く続くと、それもありかなと。実はティンカーベル以上に他の妖精も結構問題児だったりするんですよね。僕としては、今回の作品がティンカーベルシリーズの中で一番面白かったです。[DVD(吹替)] 10点(2015-08-09 23:32:57)(良:1票) 545. TIME/タイム 《ネタバレ》 この映画、評判通り、アイデアはいいが、その他がユルユルなのであります。設定がテキトー、伏線が放りっぱなし、主役が清廉潔白じゃない、ストーリーがツッコミまくれる等。まー、観ない方がいいかも。それこそ時間の無駄使い、寿命の消費になるかもしれません。 でも僕はなぜかそこそこ面白かった。お金を寿命の時間に置き換えて、格差社会の本質をわかりやすく描いた側面もありますが、何もしなくても自動的に寿命が削られるスリル的要素もあり、寿命をかけて走る人たちに結構ハラハラしました。バスに乗るのに、寿命を削られ、それが嫌で、歩いて変えれば、また寿命が削られる。この世界観が面白い。家に帰るのに寿命が削られるって思うと、そりゃ必死に走ります。細かく理論的なことは、描く気がないんだなと途中で思ってからは、あまり気にならなくなり、逃避行をして、無茶を繰り返す主役カップルを通して描かれるこの寓話的な世界のおとぎ話をそれなりに堪能することができました[DVD(字幕)] 7点(2015-08-09 18:22:50)(良:1票) 《改行有》 546. サイド・エフェクト 《ネタバレ》 数年前、インフルエンザの薬の副作用で自殺者が出たニュースがあった。確かタミフルだったと思う。ニュースは一大センセーショナルを巻き起こし、タミフル=危険と人々の頭に印象づけた。一方、世の中には、何でも病気のせいにする風潮が蔓延している。特に一部の精神病医なんかは、気に入らない者に病名をつけたりして、それだけで世間がもつ印象が悪くなるから、病気とゆうレッテルをはったモン勝ちみたいな。そーいえば、黒いメガネだったかな。まさかゼタ=ジョーンズのキャラの外観はそっからヒント得た?んなわけないか。目に見えない症状だからこそ、精神科医は普通の医者よりも大変だと思うのだけど、精神科医を抱き込めば、こーゆうこと、できそうと思えちゃうことが怖い。副作用と精神病とゆうキーワードを結びつけた面白い映画でした。[DVD(字幕)] 7点(2015-08-03 17:19:01)(良:1票) 547. ティンカー・ベルと月の石 《ネタバレ》 ティンカーベルの二作目。一作目が意外によかったので鑑賞。映像は相変わらず、キラキラしていて綺麗で、こりゃキラキラ部門第一位です。ただティンカーベルやピーターパンに思い入れのない僕には、この映画の内容に関しては、子供のもの以外、特に感じるものはありません。それこそ、ベネッセのしまじろうのアニメと変わらないとゆーか。実は前にしまじろうの舞台を観た時、この映画と同じように魔法の言葉として「ごめんなさい」が表現されていました。だから子供が観るぶんにはもってこいの映画です。ストーリーはそういう意味では特におもしろいとは思わないですが、観ていて楽しめる一定のクオリティーは前作同様保っており、退屈ではありませんでした。それに今回は結末にもちょっと気になる点がありました。月の石がバラバラになり、今回はそれを元に戻すためにティンカーベルが冒険に出るのですが、結局は元に戻らず、その解決策がバラバラのまま輝かせること。これはバラバラになったものでも輝くことができ、さらなる成功があるとゆう別のテーマが隠されてるようにも感じました。[DVD(吹替)] 7点(2015-08-02 21:29:51) 548. SR サイタマノラッパー 《ネタバレ》 い・・痛い、特に主役のイックは痛さ爆発である。キャラも痛けりゃ演出も演技も全てが痛い。でもこの痛さ、何かにかぶれたり情熱をもった者の中には理解できる人が必ずいるはず。冒頭からこの痛さが伝わってきて、目が離せなくなった。でもチープ感とダラダラした感じで退屈に感じる人がいるのもわかる。役所関係の大人たちを前にラップして、ドン引きの空気感、熱いライムとは全く関係ない大人たちの質問。痛いけど、ありえそうな面白さ。仕事もろくにせず、大した努力もせず、情熱だけが空回り、そして結局、何も起こせず、だがしかし、最後に残ったのは、やっぱり好きなラップだった。そのシーンですら、周りはドン引き、痛いまま、そこから、エンディングの曲に続く流れが最高だった。なんだろ、めちゃくちゃかっこつけてるんだけど、ずっとズボンのチャック全開、最後に至っては、ゴムが切れて、ズボンがずりさがる、しかし履いてたパンツがめちゃくちゃポップ、みたいな感じ。[DVD(邦画)] 7点(2015-07-30 21:41:07) 549. ミッドナイト・ミート・トレイン 《ネタバレ》 似たような映画に「テラー・トレイン」とゆうものがありますが、あちらが、どちらかとゆーとまだ現実世界でもありそうな物語に対し、こちらはクライヴ・バーカー原作とゆうことで、完全なダークファンタジー的な作品になっております。だからニューヨークの地下で殺人列車が平然と走ってること自体ありえない事ですが、そこはクトゥルフ神話的みたいな事になってるわけです。前半の人間ドラマが若干、退屈です。長いわりには、なぜ登場人物たちが、そんな行動をとるのかイマイチ説得力にかけてる感じがするので。ただ中盤からは結構楽しく観れました。ハンマーでぶっ叩かれた人肉破壊表現の数々を筆頭に、クライマックスの列車内で人々がつり革のようにぶら下げられた舞台での死闘などシュールな映像が結構オモシロ怖かったですね。真相も好きな部類です。あの地下世界をもっとじっくり描いてくれていたら、もっと面白かったかもしれません。ちなみに原作では、ダラダラした人間ドラマが少ないぶん、映画よりもテンポがいいです。この原作のクライヴ・バーカーの血の本シリーズは、他にも奇想天外でグログロのホラー短編がいくつものっていて、僕は好きです。いくつかが映画化されていますが、この映画が起爆剤になった作品もいくつかあります。僕は「丘に、街が」などは映像化すれば、進撃の巨人をしのぐほどの巨人映画になるんじゃないかと、ちょっと思っています。[DVD(字幕)] 5点(2015-07-29 23:41:31)(良:1票) 550. コロニー5 《ネタバレ》 あまり評判よろしくないTSUTAYAだけシリーズの一品。でも期待してなかったぶん、結構手に汗握って楽しめました。もっとしょぼいもんかと思ったけど、舞台も広がる雪原、凍りついた巨大な橋、煙突みたいなのがそびえるコロニーの外観など、見ているこっちが寒くなるほど迫力あって、悪くない感じです。ストーリー展開も舞台のビジュアルからくる寒さの荒廃感と役者の緊迫感に支えられ、最後まで退屈しませんでした。「ゴースト・オブ・マーズ」などのように、めっちゃありがちでどっかで観た感じはいなめませんが、こーゆう大勢のキチガイが襲ってくる映画、基本嫌いじゃないので、ドキドキできました。A級のちゃんとした映画を期待するとダメですが、僕みたいなB級の小粒の作品で退屈しのぎしている方や、ゾンビ系のほんとにしょぼいものまで好んで食してきた方、よくある展開でも特に気にならない方にはまずまずの暇つぶしにはなると思います。[DVD(字幕)] 7点(2015-07-29 19:52:28) 551. トガニ 幼き瞳の告発 《ネタバレ》 あのキモイ双子のじじいとその周りの取り巻き、裁判官、弁護士などを、全員、ぶちのめしたい衝動にかられて、とにかく観てる間中、怒りがドンドン湧いてきて、そして、涙が溢れて、もう心はぐちゃぐちゃでした。これほど心を鷲掴みにされるなんて。悪役といい、子供達といい、すごい演技力である。ただ劇中で言っていました。世の中を変えるのではなく、世の中に変えられないために戦うと。普通の人間が持つ良心は、複雑に絡み合った社会の中で、時に、自分の人生とのバランスをとりながら、折り合いをつけて、なんとかやりくりしている。目の前にある悪意に対して、正しい事をやりぬくには、そのバランスさえも崩さなくてはならない現実。そこに人は苦悩し葛藤する。主人公が居酒屋を出て車にぶつける怒り、単純に悪を許さないって事なのに。しがらみや権力や毎日の生活や、色んな要素がのしかかってくる。耳と口を防げば楽になるぞと囁く声がする。これは単なる韓国のある事件を扱った映画だけじゃない。こんな戦いの葛藤は、日本でも、世界のどこでもある普遍的なことなのだ。この映画が最後まで溜飲を下げさせないのは、それを僕たちに問いかけてるのかもしれない[DVD(字幕)] 10点(2015-07-28 19:42:12)(良:1票) 552. テラー トレイン(2008) 《ネタバレ》 ホステルに似た、外国で、はめはずしたら、えらいことになっちゃった映画。舞台は題名にあるように列車内。列車そのものがとんでもない場所だったとゆう奇想天外な恐怖。しかも悪人側にもそれなりの目的があり、それがまたホステルとは違った人間の残酷な一面をえぐるような内容であり、そこもまた恐怖をさらに増幅させてくる。残酷シーンもなかなかハード。痛い表現に見ていてイーッてなる個所が所々にある。展開そのものはホステル系とさして変わらないが、よくできたホラーではある。[DVD(字幕)] 7点(2015-07-28 07:27:25)(良:1票) 553. フライト 《ネタバレ》 僕の中でのアル中映画ベストは「リービング・ラスベガス」「失われた週末」である。僕はお酒は付き合い程度しか飲まないが、なぜかアル中の映画は嫌いではない。この映画も上記2作には及ばなかったが、なかなか面白かった。冒頭の航空パニックももちろん迫力あったが、その後の展開で、これってまさかアル中系?と気づかされていく点がなかなか良かった。そーゆう映画だとは最初、あまり思わない人が多いんじゃないかな。本国ではどーかわからんけど、日本の予告ではあまり強調されてなかったし。ただ、最後の良心の呵責にいたる点が僕にはちょっと弱いかなと感じた。もちろんデンゼル・ワシントンの演技がそれをカバーして見ごたえはあったんだけど、公聴会の前日にグデングデンになっちゃうようなダメな奴が、あそこで嘘をバラすかなとちょっと思った。愛人のことで苦悩する場面もあまりなかったし。それでも退屈はしなかった。特に最後の酒を手にする場面はドキッとさせられた。一旦、手放して、ガッと取る、これぞ、まさに止めたいけど止めれない依存。[DVD(字幕)] 7点(2015-07-27 18:00:22)(良:1票) 554. バタフライ・エフェクト3/最後の選択 どーしても1に劣ってる感はする。それくらい1の衝撃度は大きかった。でも悪くはなかった。本来のバタフライエフェクトに、サスペンスホラーの要素を加えた感じで、今回、時間を戻れる主人公は連続猟奇殺人者と対峙することになる。基本、サスペンスホラーなので、感動とかはない。もちろんグロはある。結末もサスペンスホラーにふさわしい感じ。B級サスペンスホラーが好きなら、暇つぶしにはなるかな。[DVD(字幕)] 7点(2015-07-26 20:05:27)(良:1票) 555. がんばれ!ベアーズ ニュー・シーズン 《ネタバレ》 ヘタを通り越して、もう見てらんないほどダメな少年野球チームに、これまたやる気がない監督がついて、絶対勝てそうにないベアーズが次第にちゃんとしたチームへと成長してく、スポコンものにはよくあるストーリーなんだけど、言ってみればそれ風。僕がこーゆう物語に求めるものは、実際スポーツをやってる描写じゃなくて、なぜやる気がない監督が本気になったかとか、なぜまとまらない奴らが、チームのために本気になったかという心境の変化の描写。ここに説得力があればあるほど、観ていて感動できるし、その映画を見ていたいと思う求心力になる。ところが、この映画では、その部分がすっぽり抜けている。一応、それなり風の描写はあるが、全然、こちらが共感できるシーンとなっていない。だから、みんな言動が唐突なのであります。一番ひどいのが、後半、試合中に、なぜかケリーがもうやめると言うくだり。なぜそんな事を言ったのか、全くわからないし、その伏線は回収されているようには見えず、え?今のケリーの言動なんだったの?っていうくらい流されている。ほとんどの心境の変化がそんな感じなのです。あと監督がチームの子供の母とできちゃうとこ。いるかな?そのくだり。そして、みんながなんだかわかんないけど、楽しくやってます的な、練習ちょっとお間抜けなシーンもいれつつやってます的な、生意気なガキたちだけど、キラキラ光ってるよね的な、それ風な雰囲気で進行していくだけ。昔のベアーズはもうほとんど記憶にはないので、元々こんなもんなのか、今回がそーなってるのかはわかりません。ただ、僕は雰囲気だけでも結構、のれちゃうタイプなので、それなりには楽しめましたけどね。特にピッチャーのアマンダはかっこいいーなー。[DVD(字幕)] 5点(2015-07-24 16:50:23) 556. ATOM 少し駆け足気味で軽い感じもします、特に前半、アトムが地上に降り立つまで。ただ、中盤から後半にかけては、このテンポの良さが、逆に小気味よくなり、全体的にはそれなりにまとまった作品になってる感じでした。小さい頃アトムの漫画を読み漁った身としては、舞台設定などは全然違ったり、色々アメリカナイズされていたり、原作の深いところは描けてないですが、それなりに原作のテイストが出ているような部分があって、アトムのCG映画としてすんなり受け入れられました。上戸彩さんの声もそんなに違和感なく、逆に役所さんがちょっと浮いてたかな。あと、ピクサーなどのCGになれていると、CGの、特に普通の動きの時にもっさりしてるとゆーか、安っぽくも若干感じたり、アトム自体の絵もアトムっぽいけどアトムっぽくない微妙な感じでしたが、これは途中で慣れて気にならなくなりました。でもやっぱ深くはないです。[DVD(吹替)] 7点(2015-07-24 00:27:36) 557. ジェームズ・キャメロンのタイタニックの秘密 《ネタバレ》 映画館で3Dで40分ちょっとのものを2Dで90分にしたDVDを鑑賞。沈んだタイタニックを実際に探索するドキュメント。ディスカバリーチャンネルでやってそうなテイストであり、同時に特に前半は、そのカメラワークや演出でまるで探索映画を観てる気分にさせられる。これドキュメント?って思えるくらい。海中を航行する潜水艇の俯瞰の映像や探索ロボットなどのガジェットがさらにそーゆう気分を盛り上げる。ドキュメントなのに映画ぽい、探索隊のメンバーも、自分が映画の撮影所にいる気分で、カットってゆう声が、かかるんじゃないかと発言していたが、ほんとそんな感じ。これぞ現実と映画の融合。実際に沈んでいるタイタニックは、もちろんボロボロなんだけど、そこにまるで幽霊のように人間の映像をCGで合成し、そこがどーいった部分で、人々がどー行動していたかをわかりやすくしてくれるのも、素晴らしい。さらに後半は探索ロボットの1台がタイタニックから脱出不可能状態になり、もう一台で救出するとゆう、なんかドキドキする展開になる所も、ドキュメントなのに、そんなドラマがあるんだと、これ神がかってるなーって思えてくる。撮影後半ではアメリカの9.11テロが起こり、一次探索は中断するが、突然の大惨事に襲われるとゆう悲劇であるタイタニックの探索中に、違う悲劇が起こるあたり、人々のうえにふりかかる悲劇とゆーものを深く考えてしまうほど、さらに神がかっている。できれば映画館で3Dで観たかったなー。[DVD(字幕)] 10点(2015-07-23 12:25:03) 558. キリクと魔女 独特の世界観で描く童話みたいな映画。絵も独特で、その演出も、日本のアニメとかではあまり見ない感じである。おもちゃのロボットみたいな小鬼たちとか、なんか深いような哲学っぽいようなセリフとか、ヘンテコ感がすごい。特に魔女カラバ登場のシーンが、なかなか癖になる。テンドン方式で二回やるところがさらにおもしろい。だいたい、お腹の中で赤ちゃんがしゃべって、自分で生まれて、自分でへその緒を切って、それを冷静に、自分でやりなさいとゆう母からして、なんじゃこりゃの世界観である。見た目は小人、走るのがめっぽう早く、勇気と決断力と知力は大人以上、それがキリク。ただ、お話として面白いのかと言われれば、微妙。独特な絵と1時間ちょっととゆう上映時間で飽きることはないけど、普通とゆーか、童話みたいなお話だから多くを求めちゃダメなんだろうけど。それに、このアフリカチックな独特の絵も好き嫌いにわかれそうかもしんない。ただ、カラバとの対決後からの展開が、予想外。日本の童話に通ずる感じもするけど、キリクがそうくるとは思わなかった。[ビデオ(字幕)] 5点(2015-07-22 02:05:30) 559. エクソダス:神と王 《ネタバレ》 前半は退屈でした。モーゼに興味がないからかもしれませんが、結構、駆け足気味にモーゼが民の指導的立場になる物語を語るのですが、なぜかかなり退屈。さて後半、エジプトに神が災害をもたらしますが、ここから映像的に面白く観れた感じです。ワニの大群が押し寄せ、川が赤く染まり、カエルが大量に発生し、ハエが飛び交い、イナゴが襲ってきて、まさに災害のつるべ落とし状態。ラムセス王の決して神に負けないぞ感と相まって、興味深く観れました。そしてモーゼが民を率いて、放浪に出てゆき、例の海を渡るシーン、後方から襲ってくるエジプト軍を海が飲み込むシーンはスペクタクル感があって、それなりに楽しめました。でも全体的にそんなに面白かったかなーと言われれば、2/3が退屈なので、そこらへんがやっぱ微妙かな。[DVD(字幕)] 3点(2015-07-21 19:02:25) 560. ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー 《ネタバレ》 前作はイマイチだったが、今回は、あれヘルボーイってこんなにおもしろかったっけ?こりゃ前作、もう一度観たいなーって思えるほど、楽しめました。まー、出てくるわ、出てくるわ、イマジネーションにビビッとくるワンダーな怪物たち。この世界観なら、もっと長時間でも耐えられるって思えるほど2時間があっとゆーまでした。特に今回の新たな仲間クラウスはいい味と煙が出てます。エクトプラズム人間って超便利ですね。あと、やっぱここ好きってゆーのがトロール市場。色んな怪物たちがひしめいていて、目のやり場に困ります。「涙色の微笑」をヘルボーイとエイブが歌うシーンも、なんか哀愁漂っていて、よくわかんないけど、ジーンときました。死の天使のキャラもその不気味さと摩訶不思議さで、こいつでもっと違う物語できんかなーって想像してしまうほど見とれてしまいました。この世界観は癖になります。[DVD(吹替)] 10点(2015-07-21 02:24:04)
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