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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
41. アリス(1990) 満たされた生活でありながら倦怠期主婦の中にある心の空虚さを描いたファンタジックコメディ、倦怠期夫婦必見かな。ミアファローが最初は神経質な鬱な感じでありながら、ドンドン女らしく、可愛らしくなってくる様は「カイロの紫のバラ」同様とても好きです。女性は恋をすると綺麗になっていくんですねえ。[ビデオ(字幕)] 8点(2006-02-10 23:09:49) 42. 秋菊の物語 一言誤れば済む事が、村長の立場と筋を通して欲しいオンナの意地が招く誰も望んじゃいない結末。学が無い事が怖いのか、腐敗し癒着まみれの役人・官僚組織が怖いのか、オンナの執念が怖いのか。赤い唐辛子の束がチャンイーモウ。[ビデオ(字幕)] 8点(2006-01-03 18:29:34) 43. 菊豆/チュイトウ チャンイーモウの優れた色彩感覚光ってます。風にたなびく反物、滴る雫、ガッタンゴットンと動く染色の機械?染物屋は一見鮮やかな色彩に彩られているが見えない闇の中で封建的な家父長制と厳しい折檻と許されざる愛。禁断の愛の行き着く先は因果応報、これが宿命であるとするならば悲しすぎる結末。[ビデオ(字幕)] 8点(2006-01-03 18:20:54) 44. 活きる コンリーと高峰秀子って似てませんかね?中国版「喜びも悲しみも幾歳月」といった感じがしました。激動の時代にどんな事があろうとも活きてさえいればどうにかなる、時代に翻弄されながら強く逞しく生き続ける母、母は強し。[DVD(字幕)] 8点(2006-01-02 11:23:04)(良:2票) 45. 奇人たちの晩餐会 【鱗歌】の言われるとおりフレンチ松竹新喜劇ですね。舞台でも見てみたい気分になります。一旦ホロリとさせておいて最後はやっぱりバカで落とす、寛美先生もパリ公演やったら活けたかもね。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-10-26 20:20:15)(笑:1票) 46. 浮き雲(1996) 監督の小津愛を非常に深く感じさせられる、失業夫婦でありながら健気で前向きな妻、夫婦愛、言葉少なくとも独特の間、整えられた構図、音楽まで見事に小津映画してました。8点(2004-05-22 13:10:03) 47. どつかれてアンダルシア(仮) スゴイ!見事な漫才ムービーだ、洋の東西関係なくコンビというのは仲が悪いもんなんだなあ。逆猪木闘魂ビンタは笑ったなあ。どうせ死ぬなら舞台の上で客の爆笑の渦の中で死ぬ、これぞ芸人魂!感動した。8点(2004-05-19 20:53:59) 48. 遠い空の向こうに 炭鉱労働者の町、学校、警察を含めおよそ全ての人間がこの町に未来がないことを悟りながらもこの町から逃れるすべがない事も知っている。子供にとって唯一の夢は体を鍛えフットボールで大学へ行くことだけ。そんな偏見の中で、地下へ潜る炭鉱夫を拒み、空に夢を抱く少年たち。やがてそれは炭鉱の町に生きる人間、全ての夢を乗せて大空へ舞い上がる。炭鉱の町という閉鎖性や労働問題、親子の軋轢、子供の夢などがうまくまとまっており楽しめる。8点(2004-05-14 13:53:04)(良:1票) 49. 世界中がアイ・ラヴ・ユー たぶん若い頃に観ていたらミュージカルシーンまであり、きっとそれほど好きでは無かったでしょう。ミュージカルと笑いのバランスがどちらもクド過ぎず、私にはちょうど良い塩梅でとても心地よく見ることが出来ました。これ以上アレン臭がキツくなるととたんに嫌いになりそうなんで絶妙ですな。8点(2004-05-03 23:27:44) 50. 大病人 「お葬式」から始まった伊丹監督の監督人生、終末医療、QOLなど判り易く描き、この作品で伊丹監督は自らの理想の死を迎え、大勢の僧侶達が般若心経を唱え、オーケストラ、コンサート客、劇場での客を前にしての壮大な生前葬を行ってしまった。ここで一つ人生が完結してしまったのだと思う。あの世のCGがショボい云々は誰もあの世見たこと無いんだからいいんじゃないでしょうかね。実際あの世ってもっとショボいかもしれないしね。8点(2004-03-28 18:16:36) 51. 八月の狂詩曲 なんで黒澤がこんなベタな演出の反戦映画を?なんて思ってしまいそうですが、この白々しさにより相反して原爆の悲劇という事実が色濃く浮き立たせ、戦争のリアルさを際立たせる。世界各国から原爆のモニュメントがある中に米国が無いにもかかわらず、ハリウッドトップスターであるリチャードギアに、原爆被災者であり、夫を失ったおばあさんに謝罪させている。こんな事出来るのは世界中探しても黒澤しか出来ないのではなかろうか。リチャードギアの白痴な笑みはまるでそんなこと判ってなさそうだが・・・8点(2004-02-06 00:53:50) 52. 生きてこそ 実話の迫力、本物のサバイバルに引き込まれました。ラグビー経験者のため、ラグビー精神ワンフォアオール、オールフォアワンを感じました。人間の想像を超える奇蹟は神が起こすのではなく人間の意志によって起こされるのでしょう。ただ彼等は一般人より体力のあるスポーツマンであり精神力も優れていた事が生存できた一番の理由かもしれない。8点(2003-12-31 02:06:38)(良:1票) 53. パリの確率 一風変わったタイムトラベル、砂の街などの世界観、未来の子や孫から現代人への警告、なかなか面白く好きな映画です。ただてっきり彼女以外の女の子が絡んでくると思ってたのに終わってしまったのが残念。ベルモントが砂のように消え去り風に舞うシーンはジンときます。責任あるセックスかあ自信ないなあ。 8点(2003-11-29 20:44:42) 54. タンゴ(1993) オッサン達の会話が最高です。男の会話、男の世界、男の恋愛、いやー渋くて粋でカッコイイッす。バカバカしい男心も分かるなあ。この映画自分がオッサンだから楽しいんだろうけど、結婚してから観るともっと楽しめるんだろうなあ。 8点(2003-11-17 22:16:12) 55. 未来は今 全ては円である。輪廻転生、陰陽五行、因果応報なんじゃそりゃ。でもなんか好き、ティムロビンスのバカ顔がかわいくって良い8点(2003-11-16 18:48:02) 56. 写楽 写楽は誰かというミステリーだけでなく江戸の風俗、文化が見事な美術、セット、映像に描かれている。歌舞伎の伝統の様式美とデフォルメがまさしく写楽の浮世絵、これが江戸文化であると思わせる。吉原で江戸の華といわれる大立ち回りのケンカシーンも真田の型破りな動きが写楽そのものでした。8点(2003-11-16 17:16:58) 57. トカレフ(1994) オープニングのコインの音とラストの薬莢の転がる音、全てはトカレフに始まりトカレフに終わる。この映画を見るの3回目だと思うが見る度に何とも言えぬ敗北感、幸せの価値観、本当の生甲斐など様々な事を考えさせられ評価が上がる。8点(2003-11-16 17:10:22) 58. 次に私が殺される シンプルですが良く出来てる脚本で面白いです。観ているこちらに最後まで誰が犯人かを分からせない、良く出来たサスペンス映画で、後の作品へ繋がるアメナバール監督らしさが十分感じられる作品。8点(2003-11-16 16:09:46) 59. シャロウ・グレイブ 一昔前のヤンエグチック(古!)なドリカム編成(死後!!)な3人組の友情、愛情、欲を赤裸々に映した映画。金によって関係が壊れていく。所詮いつかは壊れる時が来るワケだが、男同士が壊れるもっとも判り易いのが金か女であり、女となると金しかない。ボイル監督は「28日後」でも信頼をテーマに人間を鋭く描き出すなどこの手の話がとても上手いし好きなようだ。8点(2003-11-16 11:34:17) 60. トゥルーマン・ショー 何度も見た映画なので随分と感動は薄れてしまったが、カベにぶつかった時なんかにちょっとした勇気をもらえる映画。サラリーマン時代などは真剣に自分の宇宙が自宅と会社だけでこうされていることに堪らない憤りを感じトゥルーマンの様に自分の未来は自分で切り開かなくてはと思ったもんです。エドハリスもすばらしい演技でした。8点(2003-11-16 11:27:25)
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