みんなのシネマレビュー |
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41. 座頭市(2003) 《ネタバレ》 北野武がヴェネツィアで監督“大暴れで”賞を獲得した作品。とにかく全編にわたって用意された殺陣シーンの凄いことったらない。「俺こういうチャンバラやりたかったんだよ、へへっ」という監督の声が聞こえてきそうである。 残念なのはやっぱり浪人の夫婦。あのエピソードのおかげで痛快勧善懲悪活劇と呼ぶには少々苦々しい後味が残ってしまった(プラスあの姉妹の悲しい過去)。 それを除けばほんとに何も考えず笑えて楽しめる、日本映画に稀有なエンターテインメント作品となってると思う。最後のタップに主要キャラが全員参加してたのもポイント高い(欲を言えば柄本明ほか悪役メンバーにも笑顔でタップ踊ってほしかったけど、ストーリーがあの時点ではまだ続いていたから仕方ない)。9点(2004-11-28 23:37:48)(良:1票) 42. スクール・オブ・ロック 最初は、「何、このブルドックは・・・。」と思いましたが、かっちょよいっス、ジャック・ブラック!!ほんとやってることは最低(?)だけど、根は結構できた大人ってのがオーディションのゴタゴタで分かったし、自分から「主役やらせてくれ!!」と参加申請したんだろうってのが伝わってくるライブシーンのはしゃぎっぷりも見てて気分いい。ロックもジャック・ブラックも厳しい学校の規則や親達のしがらみもいまいち理解が足んなかったけど、充分楽しめました。個人的に気になったのはローレンス(キーボードね)。クラスでたった一人の中国系。一世一代のライブシーンなのに・・・赤マントにドレッド・・・?9点(2004-09-25 17:41:49) 43. 雨に唄えば ずっと疑問に思ってたことがありました。それはチャールズ・チャップリンのプロフィール。「『俳優、脚本、監督のほか、映画音楽の作曲家としても著名である云々・・・。』・・・無声映画なのにどうやって音楽流すんだろう?」この映画のおかげで晴れました。スクリーンの前で、オペラみたいに演奏してたんですね。役者のイメージが崩れるから舞台挨拶でしゃべれない、というエピソードも当時の状況が知れて勉強になります。「ウルルン滞在記」で興味をもって観てみたんですが、噂通りのすごいダンスでした。ものすごく優雅に笑いながら皆踊ってるけど、あそこまでになるには、とてつもない苦労があったはずです。本当に感服しました。ストーリーのほうですが、ハッピーエンドでいいと思うんですが、なんか「マイ・フェア・レディ」のオードリー・ヘップバーンのエピソードとダブって見えて、複雑な心境にならなくもないです。9点(2004-08-06 11:16:20) 44. マイ・リトル・ガーデン 《ネタバレ》 スノー(ネズミ)が死んだときは主人公もここで終わるのかな、と思ってしまいましたが、ハッピーエンドでよかった。父親もちゃんと約束を果たしましたね。9点(2004-07-04 11:23:43) 45. 生きる もちろん課長の生き様もだけど、葬式の席で課長の名誉を守り抜こうとした、あのおっさんがとても感動させてくれる。 渡辺課長があんな行動に出たのは、別に役所の体質を変えようとしたわけじゃない。自分が生きた証を見つけたいという、ある意味では自分勝手(いろんな人を巻き込んでいるし)な動機からなんだけど、そんな彼の行動から役人体質に心を痛め、現状に立ち向かえない自らの無力さに苛立ちを覚えているおっさんの姿を見ていると、人間って捨てたもんじゃないと思えてくる。 噂に違わない傑作でした。9点(2004-04-06 12:28:44) 46. 明日に向って撃て! この映画からは、新しい時代がくるとそれに押しつぶされる人が出てくるってことを学んだ気がする。そういえば「ラスト・サムライ」でトム・クルーズに襲いかかった憲兵が、「もう侍の時代じゃないんだ」って台詞を言うシーンがあった。どこの国でもいつの時代でも不変の真理ですね。9点(2004-04-01 16:16:01) 47. ディープ・インパクト(1998) 「二大隕石衝突映画」僕にとっては両方とも好印象でした。はしゃぎすぎた感のある「アルマゲドン」と比べて、こっちはひたすら淡々としています。人が静かに死を受け入れる姿、別れる家族のために涙を流す姿に何か温かいものも感じます。ジェームズ・ホーナーの音楽も、パニックものの映画なのにすごく温かい感じがします。総合で、「アルマゲドン」よりはこちらに軍配。≪追記≫アメリカだけで地球の危機を救ってしまうのがしゃくだ、って方が多いようだけど、宇宙がらみの話になると技術的にアメリカの独壇場(せいぜいロシアがかろうじて対抗できる程度)なんだからそこは仕方がないのではないでしょうか。9点(2004-02-27 23:29:44) 48. ベートーベン いや~、面白い。犬モノとしてはかなり好き。ウチ、柴犬(マイノリティ。日本なのに)飼ってますけど、大型犬もいいなぁ~なんて思ったりした。9点(2003-12-06 00:46:19) 49. グリーンマイル ラストのトム・ハンクスの台詞と歩んできた人生に強い衝撃を受けた。「私にはグリーンマイルが長すぎるのです(だったかな?)。」電気椅子に向かう生。絶望と後悔に支配されるグリーンマイルを歩く。なのにいつまでたってもそれの終りは見えなくって・・・。まさに地獄です。 作家の沢木耕太郎さんも映画レビューの本のなかで褒めてました。作品を、というより原作をうまくまとめたフランク・ダラボンの手腕を、だったけど。 9点(2003-11-24 00:54:52)《改行有》 50. スーパーマリオ/魔界帝国の女神 非常に書きにくいんですけど、大好きな映画(笑)。マリオって「配管工のオヤジ」って設定なんだよね。そんな現実に存在しそうなオヤジが「キノコ王国」のピーチ姫(たまにゃデイジー)を救うっていう、ゲームの世界観の方にむしろ違和感を覚えてたから、「女学生」のデイジーを、「スラム街」を舞台に救いに行くって設定は、すんなり入っていけた。マリオってぱっと見悪人だし(笑)、うらびれた世界観が良く似合う。 9点(2003-11-24 00:31:22)(良:1票) 51. ジャック なんか身につまされる映画だった。体は大人でも、心は子供。そんな子供が、周りの人と同じ時を生きられないということに対して、どう考えて生きたのかと考えると痛々しかった。卒業式のスピーチのシーンは心が震えた。ロビン・ウィリアムス演技やっぱりうまいよ。9点(2003-11-15 12:24:22) 52. ドライビング Miss デイジー 題名だけ見たとき、アクション映画かなあと思ったけど、違った(笑)。終盤のボケるシーンは見ててほんと怖かった。ボケたのがあれだけ毅然としてたデイジーだったからなおさら。自分の身近な人がこうなったとき、自分はホークのように温かい目で見てあげられるだろうか、と考えてしまった。9点(2003-11-03 16:18:27) 53. ロッキー 音楽が良かった。肉を叩くロッキーの姿に自分の中の何かが燃え上がり、押入れの扉を思いっきり殴ったら、(木で出来てたんで)「バキッ!!」っという音を立ててひびが入った。親には大目玉食らったけど、学校じゃヒーローになった。(小学校。さすがに今同じ事やったら、「ハッ!」って鼻で笑われるだろうなぁ。) 9点(2003-09-07 16:28:19) 54. フィールド・オブ・ドリームス 疑問点はいろいろあるけど、良質なファンタジーだった。なんといっても終わり方が綺麗ですばらしい。見てない人は見るべきだと思います。9点(2003-03-24 11:05:35) 55. 奇跡の旅2/サンフランシスコの大冒険 いいっスね。動物モノは。にしても主人公犬の恋人犬は、野良犬のわりに輝くような白さだったなぁ。9点(2003-02-22 20:09:38) 56. フォレスト・ガンプ/一期一会 感動させるだけじゃなく、細部に施されたユーモア(遊び心?)が楽しい。あの映画の通りにアメリカの歴史がつくられたのなら、凄い経済効果だ、フォレストガンプ(笑)。個人的にショーシャンクより上。9点(2003-02-22 19:47:28) 57. となりのトトロ あのばあさんの、「かぁんつぁぁぁぁ(かんたー)!!」って台詞がとても印象的。田園風景にノスタルジーを感じる世代じゃないのがとても残念。9点(2003-01-31 17:35:46) 58. キッド(2000) 最後のほうに出てくる飛行機乗りの主人公がかなりカッコよかった。ただ誰に対しても厳しくあたった前半から、優しいけれど厳しさも併せ持っている後半の姿への変化もよかった。 9点(2002-12-30 11:30:15) 59. トイ・ストーリー おもしろかった・・・様な気がする。蜘蛛っぽい足のついた赤ん坊の人形に恐怖した記憶がある。9点(2002-12-14 13:01:11) 60. アラジン(1992) ♪I can show 湯沢~。 「ア・ホール・ニューワールド」とロビン・ウィリアムスの知覚不能なマシンガントークが光ってます。9点(2002-12-14 12:40:58)
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