みんなのシネマレビュー |
|
41. 欲望という名の電車(1951) その仕草や行動、台詞の言外に彼女が主張しているのはこういうことだ。「こんな私に誰がした」 それに対し、スタンリー(ブランド)はつまるところ、こう言っている。「お前自身だよ」 手厳しい映画ですね。6点(2003-12-05 19:20:30) 42. ラスト サムライ 昔の日本人はこの映画見て感動したりしないだろう。ある意味われわれ現代日本人の”アメリカ度”を計る映画だと思う。6点(2003-12-04 20:59:19)(笑:1票) 43. 永遠の片想い 《ネタバレ》 若くしての死という運命を、二人がすんなり受け入れているように見えませんでしたか? 例えそうであったとしても、人を愛することによって生きたいという気持ちが生じ、葛藤が起きる、本来はそこにドラマがあるんだと思うのですが。「一人の男を愛しつつ死んでいく自分」に酔うという、あり得ない感傷主義に思えました。つまりこの映画は、大きな嘘、ですね。私にとって恋愛は真実なので。 ただ嘘は嘘でも、優しい嘘だなとは思いました。[映画館(字幕)] 5点(2005-05-07 07:57:54)《改行有》 44. トロイ(2004) トロイ戦争を最古の愛のための戦争と位置づける史観にいかにもなハリウッド精神を感じわくわくして観にいったが、よく考えたらその為にはスパルタ王を主役にすえなけりゃ話がカッコつかないのだった。女には手の早いトロイの王子も、それ以外はやっぱりトロいの王子だった・・・・。お後の準備がよろしいようです。5点(2004-10-10 00:54:34)(笑:1票) 45. 昭和残侠伝 単身敵陣に乗り込む健さんには惚れ惚れするが、手下を引き連れて地べたに寝っころがる姿は、無粋な市民運動家みたいで女々しい…。どーでもいいけど円生って悪人ヅラだよね。5点(2004-02-15 23:30:26) 46. 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ! ”いま”を切り取るという点において、そこらの邦画にはない共時性を見せた1作目。5年後、お台場が様変わりしたからこそ、人間関係はそのままに、としたのだろうが、現実の世界でこんなことはあり得ない。連続ドラマの箱庭的世界に篭っちまった。5点(2004-02-03 21:49:15)(良:1票) 47. サマリア 《ネタバレ》 世の中に、生きているべき人間はこの親娘2人だけ。それ以外の人間は生きていてもいなくてもいい。とするなら、父の行動は、娘の心情を最優先した慈愛ということになろうか。だが実際には、「運転の仕方」を教え、社会へ送り出してやるわけだ。だったら初めっからぶん殴ってやった方が話が早い。なぜ殴らないのかが分からない。監督自身が少女を買って、その贖罪に映画を撮っているかの様。あ~、キモチ悪い。[映画館(字幕)] 4点(2005-07-17 05:28:04) 48. 裏窓(1954) サスペンスの傑作だというから、絶対手掛かりを見つけてやると意気込んで観た。ら、主人公の主観が強すぎて見え、ちっともサスペンスフルでは。結末も曖昧で「ほうらやっぱり」満足感も、「見事にやられた」降参感もなく。思えば不幸な出会い方をしたもんだ・・・4点(2004-10-18 08:19:32)(良:1票) 49. ヴィレッジ(2004) 《ネタバレ》 長いこと禁煙してた人たちが、やっぱたまには煙草吸うのも精神の健全さを保つには必要だと、盲目の娘を煙草買いのお使いにやったと。で、娘の買ってきた煙草で久々に一服して、いや~美味かった、これでまた当分吸わなくていいや・・・ちゅう話。それで済めばいいんだけど。4点(2004-10-01 23:41:04) 50. 地球防衛軍 山陽道O県O市T町には「地球防衛軍」という名の風俗店がある(実話)。考えてみれば、嫁さんのいない、精力を持て余した男たちのいくところだ。職員たちも、ある意味、地球を守っていると言える(性犯罪から)。そう思うと、彼女らを応援せずにはいられない。今宵も頑張れ!地球防衛軍!![映画館(字幕)] 3点(2005-09-04 01:24:29) 51. ウォルター少年と、夏の休日 《ネタバレ》 「信じる/信じない」「スピーチ」「証拠」「条件」まるで弁護士の使うレトリック。で、遺産全額相続でめでたくハッピー・エンド。馬鹿馬鹿しいの極み。語る物語がなきゃ口をつぐんでりゃいいのに。3点(2004-07-10 23:34:46)(良:1票) 52. エレニの旅 一種独特の演出様式で、言ってみれば彼が一人で考え出した歌舞伎を見せられている様。洗練や熟練とは程遠く、その人間臭さに好感を持った。水面を滑る霊柩筏のシーンには爆笑寸前のおかしみがあったし、エレニエレニと意味無い連呼は、住居と化した劇場(これも無意味!)に絶叫して現れる父親という、有り得ないシチュエーションに結実するなど、いいところもたくさんあった。物語を映像で説明しきれず解説調の台詞を挿入したり、話の誇張が寓意を超えて不自然だったりしたのが残念だ。[映画館(字幕)] 2点(2005-07-18 23:46:47) 53. 世界の中心で、愛をさけぶ 週刊誌の見出しみたいな映画だね。確かに叫んでたけど、位置的にも心象的にも片隅だったし、そもそも愛じゃなかった。エゴだよありゃ。2点(2004-06-01 00:50:33)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS