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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 73
性別 男性
ホームページ http://6018.teacup.com/337/bbs
年齢 53歳
自己紹介 心の機微が感じられる作品が好きです。
絵に携わる仕事をしていますが、映画を映像面から語ることが苦手です。
映画の社会的道徳は常に考えますが、基本的にエンターテイメントを冒涜するようなツッコミはしないのが観客のモラルだと思っています。
全体のバランスよりも、ただのワンシーンにノックアウトされたい。

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41.  ヴァイブレータ 私はこの映画で泣いた。寺島しのぶが浴槽の中で後ろから男に抱かれるシーンで涙がこみ上げた。 もう、それだけでいいのである。その体温を知る人には、それだけでわかる映画なのだ。 お互いが抱えているものは、知らないし見せない。その時間を維持するために必要なこと。 その時間を楽しむために演じる。だから詮索はしないし、お互いの気持ちにはあらかじめ別れがある。 正直、寺島しのぶの裸にはたいした魅力はない。脱ぐことでみすぼらしくなるくらいだ。 しかしだからこそ、この映画は泣けるのだ。 7点(2004-09-12 23:40:58)《改行有》

42.  リプリー 《ネタバレ》 前半部分はとてもよかった。しかしディックを殺してからの展開が、証拠隠滅に終始して しまったのが良くも悪くも浅かったように思います。そうしたサスペンスも楽しめたことは確か ですが、その代わりにトム・リプリーを描ききれておらず、ただの連続殺人者になってしまった 印象です。 殺してもなおディックを愛している様子や、彼の人生に同化している至福などを端々に忍ばせて くれたら、彼の衝動もよく伝わっただろうし、前半と後半は分離せずにうまく落ち着いたのでは ないだろうか。7点(2004-06-05 05:45:39)《改行有》

43.  折り梅 《ネタバレ》 原田美枝子さん綺麗だなぁ・・・と思いながら観ました。 私の祖母は随分前に他界しましたが、老人性痴呆症でした。だからこの映画に描かれて いたような出来事は一通りありました。我が家の場合は祖母以上に父が問題であったので、 台所から刃物を持ち出して「死んでくれ」と言うのは父でしたね。 当時まだ学生だった私は、父のことも祖母のことも大嫌いで、母親の陰に隠れてやり過ごして いました。「折り梅」の中に、原田美枝子さんが娘の膝で泣くシーンがあるのですが、 そういえば私の母も、私にすがって泣いたことがあるのを思い出した。 この映画を観ていると、当時のことがぽろぽろと思い起こされてきます。 前述したように我が家は父に問題があったため、最後は感動の大団円!みたいなことは ありませんでしたが、それでも母は原田美枝子さんのように(こんなに綺麗じゃないが) 祖母を受け入れて看護していたと思います。 「私もいずれこうかもしれんしね」母はそんな風にもらしていました。 トミーズ雅が言った「それでも生きていて欲しいんや!」は、私も全く同じ気持ちです。7点(2004-05-30 15:06:05)《改行有》

44.  ライフ・オブ・デビッド・ゲイル よくできた映画でした。最後のオチは読めてしまったものの、そこまで引っ張っていく ストーリーテリングや、スぺイシーの演技には見応えがありました。 しかしやはり腑に落ちない。デビッドたち死刑廃止論者の行為が愚かに思えてならない。 法を変えたいなら法の道へ進めばいい。運動に身を投じ、半ば自爆テロのような方法で 世論を動かそうとするのは無責任ではないのか。「冤罪の悲劇」を「死刑の是非」にすり替えてしまってはいないだろうか。 この映画と併せて「テッド・バンディ」あたりを観てみると、中和されていいかもしれません。 死刑にしても物足りない犯罪者も実在する。7点(2004-05-20 17:48:32)(笑:1票) 《改行有》

45.  ハリー、見知らぬ友人 《ネタバレ》 幸せな家庭にある日異質な来訪者が・・・という展開はサスペンスによくあるが、 この映画はまったく逆で、少し不穏な家庭に親切な友人が現れる。 人の親切というものは、裏を勘ぐり始めると恐ろしいものである。世の中、タダより高いものはない。 しかし無碍に断るのも角が立つ。ハリーという男が恐ろしいのは、彼が心底ミシェルのためと 思い込んで行動している点だ。そしてハリーの行動がエスカレートしていくと、いつしか観客は ハリーとミシェルの会話がまるで自己の内的葛藤のように聞こえることに気がつく。 家庭におさまりつつも、なにか遣り残した思いを抱えたままの少年がミシェルの中で疼き出す。 ハリーは本当に存在しているのだろうか?プリュンヌは?彼らはもしかしたら、ミシェルが 生み出したシャドウなのかもしれない・・・全てに始末がついたエンディングの清々しさは、 解釈によって幸福にも恐怖にもなり得るだろう。7点(2004-05-20 10:11:32)《改行有》

46.  チョコレート(2001) 《ネタバレ》 11年も刑務所に通い続けたレティシアは、夜の生活はどうしてたんでしょう。子供を失い、親の責任から解放されて、2人は思春期の若者のようなセックスをする。「もう一度女にして」と叫ぶレティシア。相当いろいろ溜まっていたんでしょうね。 息子に厳しく当たり過ぎたハンク。自分も父親にそうやって育てられてきたんでしょう。息子が自殺で血に逆らったのを見て、ハンクの心に波紋が広がる。本当は自分だって、父親に抑えつけられて生きるのはイヤだった。レティシアに入れ込むようになったのも、父親への反発の表れだ。女を(しかも黒人)愛せる自分がいることを知りたかった。ハンクは生き方を修正したかった。 鳥かごに入ってきた黒人女性の手は、レティシアがハンクの殻を壊すイメージだと思います。けれどセックスし終えたふたりを柵越しに映したりしていて、そこに自由がないことを暗示させます。住む場所すら失ったレティシアには選択の自由などなかった。ハンクの家の墓(息子と、たぶん妻、母だろう)に花すら供えられていなかったのが、私にはサイコスリラーのように感じられましたが、誰もそんなふうには思わないんでしょうか・・・7点(2003-11-28 19:33:02)(良:1票) 《改行有》

47.  血と骨 コメントに困る映画。いい絵が撮れてるし重みだけは存分にあるが、これが映画として面白いかと言えば、全然面白くない。おそらく映画の冒頭で観客が感情移入するべき視点を見つけられないのが原因。子供時代の金正雄の存在感が無さ過ぎるのだ。[DVD(字幕)] 6点(2005-05-17 04:14:01)

48.  オールド・ボーイ(2003) 《ネタバレ》 予告映像では重厚なドラマのように見えて期待していたのですが、違っていました。バイオレンス映画として軽く観るぶんには面白いんですが、人間ドラマとして観るとかなりお粗末。激しい復讐劇の根幹に近親相姦を持ってくるのなら、その観念についてもっと深い思慮を持って欲しい。娘とセックスしたことに愕然とするばかりでなく、立派に成長した娘への感動や感謝はよぎらないのか。役者の突き抜けた演技には説得力があるけれど、脚本的には浅い。 オ・デスはミドの父親であることを隠し通すために、催眠術によって自分が父親であるという秘密を封印する。すなわち自分の娘との恋愛関係を続けることを選んだ。舌など切らずにキチンと真実を打ち明け、親子として暮らせる未来を求めるべきではなかったのか。それが強く重い意志による最善の「復讐」だと私は思うのだ。ウジンもオ・デスも結局、悲劇から逃がれたいばかりで立ち向かうことをしない。この弱くて盲目な二人を「リアルだ」と思うならアリだろうけれど、私にはおぞましいものでした。とどのつまり、性衝動の美化・正当化に執心しているだけ。(教室でエロイことするウジンが軽率だし、オ・デスが卑屈に謝罪した動機がミドとの恋人関係を維持するためだなんて)表面的なショッキングさを重視し、心理的な成熟が感じられない、悪い意味で現代漫画的な映画でした。[DVD(字幕)] 6点(2005-05-14 23:39:23)《改行有》

49.  火垂るの墓(1988) 《ネタバレ》 空襲警報が鳴り、遠方よりB29の羽音が迫り、空から焼夷弾の雨が降る。 一面は焼け野原になり、黒焦げた死体の山を縫って、兄妹は歩く。 幼い頃に父から聞かされた戦時中の光景がそのままアニメになっていました。 この映画を初めて観た当時の私は近代史についての知識や自論など持ち合わせておらず、かなーりピュアな心構えで視聴したと思います。確かにこの映画に描かれている兄妹の人生は悲惨なものだと思います。しかし私はまるきり泣けませんでした。何故みなが大泣きしているのかわからず、「大人になれば分かるのかな」と、これまで感想を保留にしてきました。 今に至り再び視聴し、私が泣けなかった理由がはっきりと説明できるようになったので、ここに感想を書くことが出来ます。主人公の清太には、西ノ宮の叔母さんに媚を売るくらいの賢さが必要だったんだと思います、妹を守るために。だって居候の身ですから、何か手伝えることがないか、自分から進んで申し出るくらいの気持ちがあって当然だったんじゃないでしょうか。他に頼れる人がいないのだから、私だったらなるべく叔母さんに迷惑かけないように神経を使うと思うが、しかし清太は叔母さんに反発するばかりで、感謝の気持ちが一切見られない。小言にうんざりして叔母さんの家を飛び出し食料が底を尽き、「叔母さんに謝って家に置いてもらいなさい」という農家の叔父さんの助言にも耳を貸さず、結果的に妹を死なせることになった。清太のくだらないプライドがせつこを殺したとしか言い様がない。この物語がもし「妹のために自分を犠牲にして生き抜く兄の話」だったら、私は感動して涙したことだろう。しかしそれでは戦争の悲惨さをアピールできないので、この物語は妹も兄も死ぬシナリオになっているのだ。この物語がノンフィクションなのだとしたら(野坂氏(清太)が実際は死んでいないのだから、ノンフィクションではないだろうけど)、妹が死んだのは野坂氏自身の責任であり、彼がその罪の呵責に苛まれていることは想像に難しくない。 そしてその責任を戦争に転嫁したとしても、彼を責める気にはなれないな、とも思う。[DVD(吹替)] 6点(2005-05-14 00:50:11)《改行有》

50.  ロスト・イン・トランスレーション 書こうと思ったことの多くが【GO】さんのレビューに書かれていたので、こそっと良票を入れて終わっておこうかと思ったのですが、やっぱりちょっと書いておきます。 日本人もアメリカ人も、東京という街に「孤独」をイメージするのは同じなんだな、と思いました。日本に住んでいる者だけが象徴的に感じるイメージではないんですね。そこに米国人が持つ「英語は世界の公用語」という暗黙の認識が重なって、孤独が増幅する。ここでなければ出会わなかっただろう二人は、他に誰もいなかったから惹かれたのだろうし、お互いにそれがわかっている悲しさがある。でもたしかに好きになっていった。人間はみんな言葉を喋るけど、それは万能じゃない。思いを言葉に置き換えるときに、複雑な意味は失われる。この映画も、構想から映像になるまでに、きっとたくさんのロスト・イン・トランスレーションが起こっているんだろう。ラストシーンの言葉なき抱擁が、きっと一番観客に伝わっている。6点(2005-02-03 20:44:08)《改行有》

51.  私は「うつ依存症」の女 原題がプロザック・ネイション。「マッチスティックメン」でニコラス・ケイジが 処方されていたのもプロザックだった。主流の精神安定剤であることがわかる。 映画はさながら、この薬の販促映画になってしまっている。 原作小説の著者エリザベス・ワーツェルは「うつ病への理解を」求めて執筆した そうだが、残念ながら映画はその主題をクリアしたとはいえない。 うつ病の症状を並べただけの内容になっており、快方へ向けての努力をしない主人公に は怠惰や甘えが感じられてしまう。 主演のクリスティーナ・リッチの熱演は評価したいが、演出やカメラが追いついて いない印象だ。役者の演技だけに負うのではなく、絵で感じさせる工夫が必要に思う。 うつ病の経験者にとっては共感できる映画ではあるが、そうでない者との間にある 理解の壁が、この映画をきっかけに壊れることはない。 結論は「プロザック飲めばいいじゃん」になってしまうことだろう。6点(2004-06-09 09:43:17)《改行有》

52.  ラスト サムライ そもそも侍魂とはつまり愛国心である。 そんなもの現代日本人の中にどれくらい残っているのか? 観客も、制作者たちも、侍魂を「命を懸けて自分の意志を貫く」くらいのシンプルな構造で 捉えているのだろう。だから勝元たちの戦う理由がわからない、という根本の空洞が生まれる。 「国の行く末を案じて命を懸ける」という感覚は、完全な個人主義に染まってしまった 今の日本では理解できないものだろうし、理解しろというのが無理な話である。 敗戦国の日本は戦勝国の米英によって、愛国心を抜き取られる教育を受けてきたのだから。 では日本の観客が「侍魂に共感した」と勘違いしたものの正体はなにか? それは渡辺謙や真田広之の魂ではないか。彼らの奮闘に感動し、彼らの死そのものを悲しんだのではないか。 散っていく男の美学。日本人をカッコよく描いてくれてありがとう、という感謝の涙。 私はこの映画をその視点で観たし、その意味ではよい映画だったと思う。 しかし米国人に侍魂を教わるほど腐ってはいない、と胸を張って言える日本人で私はありたい。 日本人のアイデンティティーを口にするだけで煙たがられる現代日本において、 こんなレビューを書いている私は、ただの異端なんだろうな。6点(2004-06-04 22:16:33)(良:2票) 《改行有》

53.  ブレア・ウィッチ・プロジェクト 《ネタバレ》 これはクソミソに言われても仕方のない映画ですね。 なにしろ映画が単体で完成していない。事前のWebページ上の展開も込みでの作品だ。 フィルムだけ観るのはさながら、ルールを知らずにゲームをするようなもの。 私もルールを知らずに観たクチなので、騙されたという感はある。 それでも妄想たくましい私は最後のシーンに恐怖を感じた。手持ちカメラの臨場感が上手く作用して、 夜の廃屋を探索する不気味さや、地下室へ降りていく息苦しさがよく出ていた。 深夜、潰れた病院や旅館の中に侵入してみる、あの感覚。 最後に見えた男の後ろ姿も想像力を掻き立てる。 こんなに話題になりさえしなければ、内容的にもっと高い評価を得ていたかもしれないのにね・・・6点(2004-05-30 01:55:14)《改行有》

54.  パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち ファミリー向け映画としては高い水準にある映画だと思います。きっと子供たちは骸骨海賊たちの間抜けぶりなども楽しめると思うので、これはこれでいいんだとは思います。 私も序盤のキャプテン・ジャック・スパロー逃亡劇には引き込まれ、「この映画アタリだ!」 と喜びました。が、しかし・・・中盤からみるみる失速。てっきりこのジャックと海洋冒険ができると思ってしまった私が間違いだったのか。だって海賊といえば海でしょう。 もっと海の男を描いて欲しかったし、内容を海に絡めて欲しかった。 それでも退屈せずに最後まで観れたのはひとえに、ジャックのキャラクターのおかげです。6点(2004-05-29 17:48:39)《改行有》

55.  ボウリング・フォー・コロンバイン 中間に差し挟まれたサウスパークのスタッフによるカートゥーンには喜んでしまった。 しかしマイケル・ムーアを映画人として支持する気にはならない。 「アメリカン・ナイトメア」で恐怖について語っているジョージ・A・ロメロや デビッド・クローネンバーグの方が全然好きですよ。私はね。 「ボウリング~」がテーマとして掲げ、矛先を誤った「銃犯罪の多さ」「恐怖」について、 私はそれが、アメリカが高らかに謳う「自由」の代償の一つなんだと思っている。 だから誰も手放さないだろうし、この先もマイケル・ムーアは自由に映画を創るだろう。6点(2004-05-20 15:16:39)《改行有》

56.  ドラゴンハート 1996年といえば「インディペンデンス・デイ」や「メン・イン・ブラック」といった、CG映像ならではの 映画がまだ驚きをもって迎えられていた年。その中にあって本作「ドラゴンハート」は、登場人物(?)の 一人(1体?)を完全にCGで作り出し演技させてしまったという挑戦的な作品だ。これを境に映画のCG技術は 背景や効果等の裏方から抜け出して、アクターの領域を侵し始めることとなる。 1993年に公開された「ジュラシック・パーク」と比べると、本作のドラゴンは細かな部分で実在感に乏しい。 重量や体臭や翼圧といったものを感じさせない。技術的には可能であったはずだが、何らかの理由で そうした部分を省いているように思う。(やっぱり予算でしょうか) そのかわりにドラゴンの仕草や表情は、人間と並べても遜色ないものに仕上がっている。観客はいつしか ドラゴンに親しみを覚え、そこに友を見るでしょう。それは本作が目指した課題であり、 十分に達成されたと言えるのではないでしょうか。6点(2004-01-26 18:40:42)《改行有》

57.  ソドムの市(1975) 監督のピエル・パオロ・パゾリーニはこの映画を撮り終えた後、亡くなっている。しかも映画の出演者の一人に殺されたという噂もある。 この映画を観ていると、私は映画の中に入って行ってファシストを全員撃ち殺したくなります。登場人物の誰かがそれをやってくれたらさぞ爽快ですが、それは起こらない。この映画に類似する出来事が現実の世界にあった、と考えるとどんな気持ちがするか。パゾリーニ監督が何を伝えたかったかはわからない、しかしこの映画が観る者に与える負のパワーは強烈だ。6点(2004-01-10 14:28:06)《改行有》

58.  恋愛寫眞 Collage of our Life 劇中で使われる写真群は、綺麗なんですがありがちな印象でオリオンプレスあたりから持ってきたような感じがしてしまいます。フィルムを替えたりジャンプカットを使ったり、映像的にはなかなか楽しめる映画だと思います。主演のふたりも映像に映える。けれどクライマックスの銃撃シーンがこの映画の雰囲気をぶち壊してしまった。小池栄子演じる役どころの動機はわかるものの、手段が突飛すぎた。それを精神異常で安易に乗り越えようとしたため、観客の目には手抜きにうつる。非常に惜しい。6点(2003-12-01 14:55:27)(良:1票)

59.  CODE46 《ネタバレ》 世界観ありきの映画ですね。未来では人の記憶は管理され、心の声にすら解明の手が及んでいる、というヴィジョンは面白い。恋愛の形も捻じれてしまうのだろう。コンピュータが誤動作を起こすのと同じように、人の心に進入したウィルスが望まない行動をする、そんな未来の一片の恋愛物語。アイデアを説明するだけで映画は時間切れに。だから本当のSFは難しい。[DVD(字幕)] 5点(2005-05-20 09:34:52)

60.  ホワイト・ライズ 《ネタバレ》 うーん。このキャストでこの出来は勿体無い。所々よいシーンはあるし、モチーフもそんなに悪くはないと思うんだけど、懇切丁寧な種明かしが観客から想像の余地を全て奪ってしまった。もはや観たまんまの映画。種を明かすタイミングも早すぎるので、ドラマの中盤では謎がほとんど解けてしまい、話に魅力がなくなる。謎をギリギリまで引っ張って、ローズ・バーンが主人公になってしまう後半はもっと圧縮して欲しかった。説明不足くらいでいいんです。こっちで勝手に補うから。 [DVD(字幕)] 5点(2005-05-19 05:49:58)《改行有》

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