みんなのシネマレビュー |
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42. ザ・リング ナオミ・ワッツはマルホランドの時よりも綺麗なくらいで、見ているだけで良いのだが、映画は・・しょせんリメイク。3点(2003-12-11 21:28:55) 43. マルホランド・ドライブ 《ネタバレ》 1回観ただけでは何も分からなかったが、数回観て、あ、前半はダイアンの夢なんだと気づくと全ての謎が解け、色んな意味不明だった場面が一つ一つちゃんと意味があるのだと感心する。観るたびに新しい発見があって、もう本当に楽しませてくれるなあ。ただ、この映画の本当の意味はそんな謎解きの楽しさではなく、各場面の映像と音楽が織り成す美術品のような美しさ。何も理解出来なくても瞳に映し出すだけで価値のある芸術品。そういった映画と思う。それぞれ好きな場面があるでしょうが、私は何故かオーディションの場面でやけに唇のセクシーな女優さんと夢の中のカミーラ役の金髪の娘が歌う場面。特にカミーラ役の娘のあのへたくそな歌が耳から離れない(笑)。ナオミ・ワッツの演技もすばらしい。前半の眩いほど愛くるしいベティと後半のすさんだダイアンが同一人物の演技とは初めはとても思えなかった。そのすさんだダイアンがカミーラとのラブシーンで一瞬魅せる妖しくも可愛らしい表情。この映画で俄然ナオミ・ワッツのファンになってしまいました。リングは内容はどうでもいいから彼女を見ているだけで幸せだった。9点(2003-12-11 20:58:07)(良:1票) 44. 恋愛小説家 《ネタバレ》 ジャック・ニコルソンは、こんな奴本当にいるかー?って感じの嫌な中年男を見事に演じているが、なんと言ってもこの映画はヘレン・ハントの表情の素晴らしさにつきる。うまいよねー。喘息の息子をニコルソンの手配で来た医者に診察してもらい、今よりずっと良くなるはずだよ、と言われて彼に抱きつくまでのヘレン・ハントの表情の変化をよく見てください。私はこの場面でなぜか泣いてしまった。9点(2003-12-11 19:40:30)(良:1票) 45. 太陽の帝国(1987) 《ネタバレ》 これはやはりナチの強制収容所を連想してしまうわけで、日本人としては気持ちの良いものではない。零戦の前で日本軍の将校と主人公の男の子が敬礼している場面など映像としては美しいのだが、ラストであれだけ零戦に憧れていた少年がP-51を見て喜んで手を振っているのは、やはり日本人としてはさみしいなあ。最後まで彼の中で零戦は永遠の憧れの対象であって欲しかった。4点(2003-12-11 19:20:06)(良:1票) 46. オーロラの彼方へ 細かいところで色々矛盾もあるのだが、父親と息子の絆に感情移入できて私は泣けました。ラストは心地よい。7点(2003-12-11 19:09:46) 47. ムーラン・ルージュ(2001) 《ネタバレ》 公開時には予告編見て、ただの娼婦との悲恋ものという印象で、監督もロミオとジュリエットのラーマンだし、ばかにしてはなから見る気がしなかった。2枚1500円のDVDのテルマ&ルイーズの抱き合わせに、他に良いのがなかったので買ったんだが、見てびっくり。 これはオペラです。ミュージカルなんてもんじゃない。実際に椿姫を題材にしている訳だが、オペラと違うのは、かたや歌手が演技するのに対して、こちらは役者が歌うという、しかもその歌は既存の良く知られた歌を場面に合わせて効果的に使うという何とも独創性に富んだもの。 さらにきらびやかな映像と音楽の融合した美しさに、観た後はしばらくその余韻に呆然としてしまったほど。劇場で見なかった事を非常に後悔する作品となってしまった。 オペラだからストーリーはひたすら単純でOK。 プリティー・ウーマンで、二人がオペラを見に行く場面で(まさにそのオペラは椿姫だが)リチャード・ギアが、この世にはオペラを初めて見た後に、のめりこんでいく人と二度と観たくないと思う人の二通りしかいない、というセリフがあるが、まさに私は前者であることを確認した。 なので、嫌いな人はまったくだめなんだろうなとも思う。 私にとっては最近観た中ではかなり上位の作品。 にしてもユアン・マクレガー、高い声が出るし歌うまいねー。 上のシまで出てるし、ややハスキー、ファルセットも使ってとても良い味出してます。 Your Songなんて、本家のElton Johnより良いくらいだよ。 二コールは像の部屋の外でユアンと掛け合いのメドレーの時に、とっても良い表情の演技してたね。こんな表情の彼女は見たことがない。彼女のベストムービーでは? そう、これは役者の演技がとても上手くて、歌もそこそこに聴けるオペラなんだ。その上知ってる曲ばかりだから何とも言えぬ郷愁と懐かしさに感動してしまうんだなあ。 ラーマン今までごめん。9点(2003-12-11 01:04:47)《改行有》
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