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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
41. ポゼッション(2012) 奥さんに愛想を尽かされたが子供をこよなく愛しているダメ親父の、一途な娘への思いと娘を守るための行動を描いたホームドラマ。正体不明のものにとりつかれたがときどき正気に戻り、自分を助け出してほしいと父親に訴えかける娘の目と涙が美しい。お姉さんの方はちょっと小憎たらしい。実話ってのは眉唾だな。[レーザーディスク(字幕)] 7点(2016-01-04 22:03:57) 42. ブラックフット 《ネタバレ》 足の怪我、いかがわしい男の出現、生物の気配、物音、など、徐々に不安感を増幅させていく手法は成功している。 カメラワークもいい。 ただし、肝心の部分でスローモーションを多用するのはいまいち。 クマに襲われるのがメインの映画だが、襲撃場面はほんの少し。 前段が長い。 こんなに執拗にクマが襲ってきて人が食われるなんてとんでもなく現実離れしてるのではと思ったが、調べてみると、三毛別羆事件など、この映画よりはるかに怖ろしい事件が現実に数々起きていることがわかったのが思わぬ副産物。[DVD(字幕)] 7点(2015-09-05 14:43:43)《改行有》 43. エイリアン・インセプション 《ネタバレ》 妄想なのか現実なのかわからない意味不明のシーンが連続し、種明かしも何もないまま終わる。 誰が見ても相当退屈するだろう。[DVD(字幕)] 3点(2015-08-18 15:02:18)《改行有》 44. バトルフロント 《ネタバレ》 田舎町に静かに忍び寄る恐怖というサスペンス・ホラー調の雰囲気が悪くない。[DVD(字幕)] 7点(2015-05-03 17:35:18) 45. フルスロットル(2014) 《ネタバレ》 アクションシーン、というか要するに暴力シーンの連続に次ぐ連続で、ストーリーなんかあってもなくてもいい感じ。主人公二人、極悪人のボスともに殺戮に次ぐ殺戮を繰り返しているのに、最後のどんでん返しで全員善人になり、市長だけが悪者になるのもどうなのか。[DVD(吹替)] 6点(2015-05-03 15:38:09) 46. インターステラー 異常にスケールの大きなおとぎ話。設定に荒唐無稽さを感じたり、話の展開についていけなかったり、長いのでちょっと間延びして退屈したりすることもあるが、全体としてはよくできた映画だ。楽しめる。[DVD(字幕)] 7点(2015-05-02 21:41:58) 47. 遊星からの物体X ファーストコンタクト 《ネタバレ》 恐怖映画としてはなかなかの出来だ。中盤までは、誰が味方で誰が敵かわからない心理的な不安感でじわじわとくる。後半は、かなりグロいゲテモノが襲ってくるB級モンスター映画になる。先進的なUFOにのってる宇宙人があんなイカみたいな化けものってのは違和感があるが。[DVD(字幕)] 8点(2013-05-04 21:18:43) 48. ボーン・レガシー 《ネタバレ》 最後まで話の筋がうまくのみこめないまま最後のフィリピンでのアクションシーンに到達。アクションはそこそこ楽しめるがカメラワークが速くて疲れる。フィリピンの警察があんなに真剣に働くのか疑問。しかもアメリカの指令で。冒頭の狼と戦うおっさんが主人公だと思ってたら二度と現れず。[DVD(字幕)] 6点(2013-05-04 18:26:26) 49. リセット(2010) 《ネタバレ》 「世にも奇妙な物語」みたい。闇の中から何かが襲ってくるという、静かで不気味な恐怖感は醸し出している。ホラーなのか、不条理ものなのか、それとも安部公房ばりに人間存在の意味を問う哲学的な映画なのか、よくわからない。結局最後までなぞ解きはなされない。ポールやルークなど、聖書に出てくる12使徒の名前であることや、最後に教会で、今後の人類の始祖となる暗示がされる少年と少女が出会うというところが、なんらかのメッセージがこめられているのか。[DVD(字幕)] 6点(2012-03-09 20:59:47) 50. ピラニア 3D 《ネタバレ》 エロ・グロ満載のモンスターパニックムービーで、お決まりの展開と途中からのはちゃめちゃぶりに思わず笑ってしまう。モンスターが出現するにいたった牽強付会なこじつけと、ダイナマイトで全滅してしまうあっけなさに唖然。[DVD(字幕)] 6点(2012-03-09 19:05:54) 51. ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル 《ネタバレ》 ドバイのシーンは高所恐怖症でなくても相当どきどきします。舞台が次々変わり、アクションもカーチェイスはじめいろいろあってあきさせません。アクション映画として存分に楽しめる出来です。トム・クルーズがちょっとおっさん顔になっていますが。ストーリーは漫画チックで、ややコメディタッチ。超ハイテクな武器を持ってるわりには、ローテクな行動が多く笑えます。殺し屋の女の子がかわいいです。[映画館(字幕)] 8点(2012-01-02 21:50:28)(良:1票) 52. 悪人 《ネタバレ》 俳優陣の演技が秀逸。とくに主演の妻夫木の演技が良い。内向的で、影があり、犯罪を犯しかねないとさえ周りに思われている不器用で孤独な若者を演じきった。深津の演ずる地味な田舎の女も良い。被害者・加害者家族の地味な生きざまも、平凡な漁港や田舎の雰囲気とあいまっていい味を出している。岡田のちゃら男ぶり、満島のむかつく女ぶりは、ちょっと誇張されすぎていて、ここまでひどいのは現実にはあんまりいないだろうと思わせるが。とくに満島、あの堅実な両親からなんでこんなばか女が育ったのか疑問。全編を貫く九州弁がいい雰囲気を醸し出している。灯台は、どこかの絶海の孤島のようで、そこに逃げ込む二人の孤独感を際立たせている。柄本明と宮崎美子の夫婦は年が離れすぎに見える。柄本明がほとんどじいさんなのに、宮崎美子は巨乳でまだまだ女の魅力を発揮している。新鮮ないかの姿造りがむしょうに食べたくなった。[DVD(邦画)] 8点(2011-10-29 22:27:31) 53. 軽蔑(2011) 《ネタバレ》 中上健二の珍しいメロドラマ作品の映画化。甘やかされて育った金持ちのボンボンのちょいワル青年とストリップダンサーの熱愛物語にやくざの話がからむ。くさいストーリー展開だがそこそこ楽しめ、映像・音楽も良い。鈴木杏の熱い演技が光っている。原作にない(と思った)「なんでお前だけそんなに愛される? お前と俺と対して変わらんだろ」というセリフが印象的だ。しかし、全体にせりふが聞き取りにくい。[DVD(邦画)] 7点(2011-10-29 18:58:14) 54. ノルウェイの森 間を読ませる手法、美しい映像と音楽で、文学的な香気の漂う良い作品に仕上がっている。原作は中身をほとんど覚えていないくらい昔に読んだが、映画のほうが表現として優れているように思える。青春映画であり、せつない恋愛映画でもある。緩慢な映像の移り変わりに、少し退屈する面もあるが、全体としてはかなり良い。[DVD(邦画)] 8点(2011-06-25 22:21:33) 55. シャッター アイランド 《ネタバレ》 映像はきれいで、謎に包まれた絶海の孤島という設定は、諸星大二郎っぽくてよい。途中で落ちがもろばれになるので、最後の最後にまたどんでん返しがあるのかと期待したが、あっさりと終わってしまった。デカプリオの精神的に追い詰められていく演技はなかなか秀逸。[DVD(字幕)] 7点(2011-02-19 23:49:02) 56. バイオハザードIV アフターライフ 起承転結が乏しく、ドラマの一回分を見ている感じ。ストーリーがよくわからない。ミラも老けたしアクションも食傷気味。[DVD(字幕)] 5点(2011-02-05 23:25:22) 57. インセプション 《ネタバレ》 夢を共有し、そのなかに入り込むという、斬新な発想だ。しかも、その夢が何階層もある。「どっかで見たような感じ」でないハリウッド映画を久しぶりに見た。一発で理屈を完全に理解して見るのは不可能だろうが、アクションもふんだんにあり、映像もよいので楽しめる。サイトーの目的を達するには、わざわざあんな回りくどいことしなくても、簡単な方法がほかにありそうな気もするが。第4階層の、廃墟のようなビル群の風景は、非常に鮮烈で、本当に夢を見ているような気にさせられた。冬山の銃撃戦は、長くて、ちょっとだれる。[映画館(字幕)] 7点(2010-08-24 00:17:39) 58. 告白(2010) 《ネタバレ》 原作を単純に映像化しても面白いものができるだろうと見たが、映画ならではの手法を駆使し、ストーリーを知っていても十分スリリングに楽しめる内容になっていた。カーブミラーや、水滴、スローモーションの多用など、映像としても美しく、見ごたえがある。しかし、最後の一言、「なーんてね。」はどうだろう。衝撃の結末が、この一言によって、真っ赤な嘘、作り話、ということになりはしないか。[映画館(邦画)] 8点(2010-06-29 21:50:04)
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