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プロフィール
コメント数 811
性別 男性
自己紹介 今年は映画見れてないです。

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41.  エレファント・マン 《ネタバレ》 (2009年の映画メモをもとに作成) 昔友人から聞いた話で、記憶も曖昧なんですが、「この作品の本来の姿は”恐怖映画”の類であり、それが何故か日本に入って来た時に”感動の映画”とやたらいわれるようになってしまった」、のだとか。 もちろん定かではなく信憑性も薄いです。 しかし僕はこの作品を初めて観た時に「感動的な映画」だと思い込んでそれを強く意識し過ぎた為か正直いうと「!??」な感じでした。感動は凄く微妙で逆にドロドロと恐ろしい重苦しい場面が残りました。 しかし今回は「恐怖映画」と決め込んで観てみると、、、非常に良質な恐怖映画であり、また深く感動する場面がありました。 2度目にしてやっとヒューマン映画だと気付きました。 ジョンメリックの姿は非常にグロテスクで、それは他のホラー映画とは比べられない程の圧倒的な恐怖とリアルな質感で生理的な不快感を与えます。 それはどのホラー映画でも味わう事の出来ない深い漆黒の恐怖感です。 悪魔のような清掃員の男がいます。いや本物の悪魔です。彼がジョンメリックを客共と引き合わせる場面なんかこれほど残酷な悪意に満ちた場面は他の映画にはありません。 おぞましいです。 作品全体には独特の暗い雰囲気があります。精神的に重いです。 しかしその中でメリックの汚れの無い心の輝きは光ります。 彼の心は美しく澄んで綺麗です。 彼には美しいものを見出す感性があり、美しい物を作り出す才能があります。美しいものに対する尊敬の念を持って、人に対して気品に満ちた美しい態度で接します。 そんな彼の人間的な素晴らしさというか、心の美しさに感動します。 最もグロテスクな肉体をして彼の心には一切の汚れた部分が無いです。 嫉妬とか攻撃性を全く表さないなど僕はとてもできません。 これをみると、肉体とは何なのだろうと考えます。 また「人はなぜ生まれてくるか?」とまで考えさせる程の恐怖映画はまずありません。 メリックは拍手喝采に包まれました。ほんとに素晴らしいです。 最後まで誇らしくあることを選んだメリックに感動しかありません。 フリークスの仲間たちがメリックを逃がす場面がありましたが、圧倒的に美しい場面です。[DVD(字幕)] 9点(2012-03-21 02:50:45)(良:1票) 《改行有》

42.  怪物團 《ネタバレ》 (2008年の映画メモをもとに作成) 伝説的作品。フリークス神の子ら。 昔バーストという怖い雑誌でこの映画が大々的に掲載されていたのでいつか見たいと思ってました。 この作品はとても重い。 人間の心の怪物が表れる恐ろしい作品です。 それとは逆にサーカス団の生活は生き生きと描かれている。 ユニークで愉快な光景にも見えます。 この世離れした感じでした。まるで異形の天国のようです。 しかしその愉快な生活とは別のドス黒いものがあります。 後半のフリークスたちはとても恐ろしい。 妙に静かで不気味すぎる。 本当の闇だ。映画の中で最も不気味で暗い場面の一つ。 嵐が不安な雰囲気を盛り上げる。。 怪物とは何をいうのか? 姿のおぞましい者を見ていうのか? いや、心の醜さを曝け出して下品な笑いをする者が本当の怪物である。 弱い存在を愚弄して悦ぶのもまた怪物。 内面の醜さを怪物というなら、 一見すると美女のブランコ乗りのクレオパトラは この作品中では最も醜い怪物にちがいないです。 怪物はやがて本性が肉体にも表れました。 テンポが良くて長さも丁度いいのですがなんとも重い話でした。[DVD(字幕)] 9点(2012-03-21 01:32:51)《改行有》

43.  ゴッドファーザー 《ネタバレ》 (2008年映画メモをもとに作成) やっぱり凄かったです。 パッケージ裏の大家族写真を見たときに「この作品はただもんじゃない」みたいな迫力が漂ってます。 とても濃厚な裏社会の姿がありました。 映画にはずっしりとした重みがあります。 ファーザーの堂々とした存在は神がかり。憧れます。 社会の悪であっても家族や子供に愛情を持って接するとこに感動。 音楽は美しく渋くて素晴らしいです。 重厚な映画の雰囲気は、冒頭から観客の心を物語の中に引き込みます。 全体の雰囲気がとにかく素晴らしいです。 渋くてダークな雰囲気はこれ以上なくカッコいい。 この映画ほどヴィンテージでアダルティーな映画はないです。 カッコよくて品がある。 まさに観るだけでお洒落になる大人のブランドアイテムかもしれません。 男心の“ゴッド”。 映画においてもこの作品の存在はまるで“ファーザー”。ボスのように頂点の偉大さで君臨してます。 料金所は不吉な雰囲気が漂って見事でした。立ち去った後のシュールな印象が残る。 家族がビッグで人数が多く、話も複雑な感じもしましたが、その複雑さが「裏社会」のスケールの大きさのようで、尊さでもあります。 巨大な感じの映画でした。 [DVD(字幕)] 9点(2012-03-20 01:52:36)《改行有》

44.  風の谷のナウシカ 《ネタバレ》 僕が生まれた年の今日、この”風の谷のナウシカ”が公開された。 今日一日”風の谷のナウシカ”を見ていた。 今見てみると、あまりに”もののけ姫”に似た場面が多くて驚いた。 世界観の作り込が凄く、圧倒的な作品です。 腐海にのみこまれ滅びゆく世界が描かれますが、 その反面で神秘的な場面が多いです。 腐海の植物や蟲の描写に宮崎駿の幻想世界が表れます。 戦艦や武器もカッコよく物語は盛り上がります。 久石譲の音楽は原石のように今の彼の音楽とは一味違う透明な美しさに満ちます。 このナウシカもまた宮崎駿アニメの原石のような美しさを放つ作品です。 ナウシカはただただ可愛らしく、またなんでも出来過ぎてしまう彼女は恐ろしいくらいです。 クロトワは昔は嫌いでしたが、今見ると非常に台詞が男らしくてカッコいい。 クロトワは35歳くらいだろうと思ってましたが、調べてみると自分と同じ年齢でした。。。驚いた。 こんなことってアニメなどを見てると結構あるもんです。 つまりアニメのキャラの精神年齢が高すぎ。 神秘的な世界の中で人間の残酷さとグロさを強くみせます。 王蟲の巨大感は見事で、これが世界観の巨大感であり、ナウシカの中で描かれる自然の偉大さです。 浄化された水はあまりに綺麗に澄んでました。 怒りに燃えた王蟲が大波のように押し寄せる場面は絶望感が強く圧倒されます。 ここに触れねばなりません。ポニョで予言説が浮上しましたが、この84年3月11日に公開されたナウシカでも予言の色合いが強いのです。 これに触れるのをためらいましたが、あまりに王蟲の押し寄せる場面が圧倒的で、どうしても震災を思い出させる場面なので書いてしまいました。 空から見た王蟲の大群はあまりに壮絶です。 その時に巨神兵の放つ砲弾の威力は強大でまるで原子力のようです。 腐海により土壌が汚染されるのもそうです。 飛行機の場面にも思い当たる節がありますが、これ以上は書きませぬ。 このレビューを書いた自分は風評被害に加担した身です。 不謹慎にもほどがありますが、思ったことに触れないというのは自分には出来ませんでした。 黄金色の記憶の風景は描きこまれ方がハンパなく見事に表現され過ぎて怖いくらいです。 懐かしさを思い起こして温かいのですが、淋しく不安になる不思議な神秘の光景でした。 ナウシカが少女なのに母性的でひたすらに憧れの女性像でした。[DVD(邦画)] 9点(2012-03-11 22:38:35)《改行有》

45.  闇のバイブル/聖少女の詩 《ネタバレ》 (2008年映画メモより) チェコの怪奇骨董幻想箱(GOTH‐BOX)とかいう怪しいDVDボックスがあります。 そんな中の一枚です。 これはとても妖しいです。 とても幻想的でした。 こんな幻想世界があるんですね。 初めからロリ度全開なのでビックリしました。 これが少女映画っていうやつです。 いやぁ、それにしてもゴスのシュールな雰囲気が全開の素晴らしい世界観です。 まるで夢を見ているように現実味がないです。 ただ少々難しいです。 美しさでは10点です。 クセがあるので一般向けではなく、カルトな映画です。 ただ、このクセのある美しさが大変気に入りました。 異様な美しさは神秘的過ぎます。 所々でとても美しい場面があるのです。 ダークな感じがゴス趣味をくすぐります。 そして少女がとても魅力的です。 楽園の世界を発見してしまった感じです。 [DVD(字幕)] 9点(2012-03-09 22:01:05)《改行有》

46.  アパートの鍵貸します 《ネタバレ》 (2009年映画メモより) 流石に素晴らしい作品でした。 観る前から既に面白いのとは想像してましたが、遥かにそれ以上でした。 主人公の男性はとてもヒョウキンで面白くて人柄に惹かれました。 歌いながらスパゲティを作る彼のブッ飛び様には大爆笑です。 テニスラケットを麺の水切りにしてしまうなんて、なんて素敵なんでしょう! ヒロインの女性はまたとても上品で繊細な美しさがあって良かったです。 ビリーワイルダー監督の映画を以前も一つだけ観ましたが、この映画もそうですが、観た後でこんなにも幸せな気持ちにさせてくれる作品を作れる人はなかなかいないのではないかもしれません。 幸せというか、なんだか心が温かくなったような感じです。 [DVD(字幕)] 9点(2012-03-06 00:32:03)《改行有》

47.  M(1931) 《ネタバレ》 難しい作品ですけど非常にメッセージの強さが伝わります。 最初の子供たちの声が不気味に響きます。 ここでかなり不吉な雰囲気が漂います。 母親が子を呼ぶ声も空しく響きます。 全体的な雰囲気が何となく暗いです。 静けさが緊張を生む。 口笛は不気味だし狂ってる。 人の心に潜む悪魔は恐ろしい。 しかしこの悪魔とは本人そのものです。 最後の台詞は強い力がこもっている。 この台詞に力がこもるとその正体は狂気だ。 悪魔を語る時の表情が本気で怖い。 [DVD(字幕)] 9点(2012-03-05 23:30:55)《改行有》

48.  フィールド・オブ・ドリームス 《ネタバレ》 (2009年映画メモをもとに) 感動いたしました。 今まで知らない世界を見てしまいました。 人知を超えた感動的な世界です。 まるで夢を見ているような、魔法にかかったかのような気分です。 そういう不思議な優しい感覚を覚えました。 フィールドオブドリームス、、、いろいろな夢があり、それが交錯している感じがとても幻想的だと思います。 生と死を超えて、魂と対話するような作品は大好きです。 死してもなおメッセージを残し、生きている人がそれと遭遇するようなスピリチュアルな物語でした。 実際にはそういうものは目に見えませんが、人は夢を忘れてはいけないと思います。 マン氏が怖かった。迫力ありましたよ。見ているコチラが殺されるかと思っちゃいました。 とうもろこし畑ってなんだかヤバい。[DVD(字幕)] 9点(2012-03-02 21:48:46)《改行有》

49.  白雪姫 《ネタバレ》 (2008年映画メモより) このアニメ作品を見たとき「本物だな」と漠然と思った。 アニメもここまで美しいと芸術としか思えない。 すべてが神秘的なまでに美しい。 森も動物も生き生きと表情豊かに描かれます。 白雪姫がまた美しい。 白雪姫の動きが女性的に美しく色っぽいです。 踊った時にスカートが風になびくところまで丁寧に表現されます。 魔女はとても迫力があり、恐ろしい魔女の姿が見事です。 動物達とお掃除をする場面は本当に楽しいです。 夜の音楽会も楽しいです。 キャラクターが生きていて躍動感があります。 白雪姫の歌声も曇りなく美しいです。 作り手の作品にこめる思いが伝わります。丁寧さがあります。 表現が魔法のように生きています。 この作品はとても古い作品ですが、その古臭さがまた神秘と幻想性を増してます。 素晴らしい世界です。 吹き替えのレベルも非常に高いです。[DVD(吹替)] 9点(2012-03-01 01:57:59)《改行有》

50.  ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生 《ネタバレ》  凄いリアリズム! リアルなホラーが好きな僕にはもう大満足! モノクロ映像でこそ出せるこの雰囲気、とても素晴らしい。 変な静けさも不気味。 淡々とした雰囲気が効果的。 そこで起こっているゾンビ現象を見事に忠実に描いてみせたゾンビ映画の超傑作! シンプルなほど伝わりやすい。 派手なメイクなんて無くても、恐怖感が見事に描かれている。 また、影がとても不安な感じが出て、恐怖演出として良いです。 ゾンビが大量で襲ってくるときの迫力!そのときゾンビらが木を叩いてバタバタと音をたてるんですけど、その時のハンパ無さが異様。絶望感がとても凄い。 いや~、この作品では「ゾンビ」ってものがホントに忠実にリアルに描かれています。 モノクロ映像がここまで成功しているとは。 [DVD(吹替)] 9点(2012-02-27 00:48:56)《改行有》

51.  聖者の眠る街 《ネタバレ》 とても悲しい、しかし全てを超えた友情の物語。 大都会マンハッタンの片隅、ホームレスの視点を見事に描き、 彼等の置かれている状況をリアルに伝える。 世の中から取り残され、それでも仕事を見つけ、 誇りと希望を抱き生きた人物のドラマ。 様々な悪、腐敗もよく伝わります。 映画に出て来る警察なんてほぼ糞です。 そのどうにも上手くいかない感じが、、、まったく間逆に働きます。 上手くいっていない要領の悪さと、回転の鈍さとか、 アホなのに権力だけかぶった様とか、 規則に縛られた盲目的なまでに動きの悪さ、、、 そういった腐敗もいいところのダメ体制、、、 あ、映画の話です。 でも都会に生まれた聖者の物語は そのダメ体制の犠牲になった。 そして友情は、その体制のあり方で 引き離された のだと思います。 しかし本当の友情は永遠である、と。 肉体の死はそれを隔てない。 心は死なない。 物語はこの先も続く、いかなる悪も状況でしかない。 絆は絶対にどんな力をもってしても踏みにじられない。 それを胸に抱いて生きて行くって事は! 一人の「物語」は誰によってもかき消すことは出来ない。 ジェリーは「“物語”は“生きる”ってことだ」といった。 (後日、読み返したら上の文章はクサ過ぎと判明しましたがそのまま掲載) [DVD(字幕)] 9点(2012-02-21 01:53:08)《改行有》

52.  ブルース・ブラザース 《ネタバレ》 ブッたまげた!超ブッ飛んでる!ブルースブラザーズすんげー!あんた等サイコー! 超クレイジー!マジでイカしてる! 、、、いや~もう本当にサイコーな映画です。 スゲー笑ったですよ。何故か笑った。たぶんCGでやったら笑えないんです。 本当に、ここまでやってしまう作品を僕ははじめて観ました。 ダンスとか歌も素晴らしいです。 もっと早く出会いたかったです。 これは人生です。[DVD(字幕)] 9点(2012-01-29 02:02:03)《改行有》

53.  ラブ・アクチュアリー 《ネタバレ》 (今年2013年のクリスマスっぽくなさは以上なのですが、) 今年もまた観てしまった。 クリスマスにはたくさんの愛と奇蹟が紡がれるという感動のお話。 とにかく愛にあふれた内容になってます。 いくつものラブストーリーで構成された群像劇ですが そのどれもが一本の映画に値するほど素晴らしい。 それらが束になっているのだからまさに無敵。 人々の愛を多面的に描くことで、 ラブストーリーとは人の数ほどあるのだと知る。 また愛に伴う切なさも描かれていて何か泣けてくる。 大切な人と寄り添い、また相手に自分の気持ちを伝えることを教えてくれるこの映画は素晴らしかったです。 物語が集束に向けて大きく動き出すラストは劇的な感動を巻き起こす。 この大きなうねりは群像劇の中でもレベルは高いと思う。 この映画は大人のクリスマス映画(子供ははやく寝なさい)の理想形。 てか最強のクリスマス映画。 そして 人々の中から愛を見出し描き出してゆくラブストーリーの傑作。[DVD(吹替)] 9点(2011-12-27 02:13:26)《改行有》

54.  ストーカー(1979) 《ネタバレ》 タルコフスキーのストーカー。久々に見ました。 タルコフスキーの映画の映像に宿る美しさの正体とはなんだろう? それは未だにわからない。 それとは別に、 タルコフスキーは人の孤独を突きつけるような気がした(しかし孤独は美しい哲学だ)。 男は孤独であると、それを思い知らされる。 囚人の気分になる男は、 日常という牢獄に苦しみ、哲学を求め、夢やロマンを求め、冒険を求め、そういう何かを(家庭の外に?)求める男の姿を描いています。 しかし「死」というものが凄く間近にあってチラつきます。 この作品の不思議な空間の中では、「死」が非常に近くにあって危険で、一歩間違えると危うい異次元のような感じが好きです。 また、そういう危ない場所に挑む男達が好きです。 映画の中の言葉にありましたように、人生は僅かな楽しみ以外には、苦しみか空しさの選択しかありません。なんだかそんなこと考えちゃいました。 ゾーンという空間は女性を受け付けないみたいですね。おもしろいです。 自然が美しく、植物の美しさが好きです。水も火も美しいです。 タルコフスキーの映画はなんでズッコケる人が続出するのか分かりません。 タルコフスキーの映画は舞台芸術を見ているかのようです。 役者の台詞が、観客に向けて訴えているみたいです。静かな演説のようでもあります。 タルコフスキーの表現者としての表現の仕方が好きです。表現しかしていないみたいです。 観客に伝えるのが、まるでなにかの運動のようです。 最後でコップが動いてこちら側に向かってくるのは(その意図は分かりませんが)、少女の念がまるで観客にまで迫ってくるようで、リングのテレビから貞子が出現する恐怖の伝え方みたいです。 タルコフスキーの訴えんとするメッセージをまるで彼が少女の瞳に込め、その少女の眼力とコップの動きで迫ってくるような迫力が、観客への念の伝動みたいです。 コップが落ちたときに、ハッとしてそのメッセージを受け取ったような錯覚を受けました。 知識に関係なくタルコフスキーのスピリットを多少なりとも受け取ることが出来ると思います(タルコフスキーは知識として伝えようとしているのではなく、効果で伝えようとしているからです)。 「利益を目的とするとヤマアラシのようになります」と話す場面では、 演技の域を超えていたと思います。 演技の域を超えた瞬間に映像に命が宿るのだと思いました。 [DVD(字幕)] 9点(2011-05-17 23:37:37)(良:1票) 《改行有》

55.  ビッグ・フィッシュ 《ネタバレ》 こんなにも素敵な作品があるなんて知らなかった。 そこには感動があった。 とっても不思議な世界があった。まるで魔法のようです。 自分だけの秘密の宝物を発見したような、 なんともいえないそれは、まるで不思議な夢を見ているかのようなそんな感じ。 または、自分だけの素敵な世界を発見して、そこを覗いてしまった驚きと胸のトキメキかもしれません。 見終わった後は、人それぞれの形で自分だけの輝き、目には見えぬ宝物を確実に受け取るはずです。 僕は物凄く心が躍っています! この世界は魔法と奇跡にあふれていると知ったからです。 生きるということは本当に感動的な喜びと、素晴らしい奇跡が常に自分を取り巻いているのだと、、、人生は感動的でなければならない、、、そんなこと初めて教わった気がします。 いや!実感しました。 生きることは素的なひとつの輝きそのものであると、この作品を見て思いました。 癒しの効果が抜群のヒーリング映画と言ってもいいかもしれません。 フォレストガンプを思い出させるところもありました。[DVD(吹替)] 9点(2011-04-03 04:02:43)(良:3票) 《改行有》

56.  ロッキー 《ネタバレ》 なんか素晴らしかったです。 勝ち負けなんてどうでもいい。 、、、どう言ったらいいのか分かりませんが、ロッキーは試合後に「勝ち負け」なんて見えていなくて、ただ「エイドリアン」を叫び続けた、 そこがとても素晴らしいと僕は思いました。 勝ち負け(損得)なく無償だからかもしれません。 試合後、エイドリアンがロッキーに歩み寄る姿もとても印象的でした。 二人抱き合ったとき、ロッキーとエイドリアンしか存在していなくて、周りの人たちはただウザいだけです。「勝ち負け」も雑音です。 もしかしたら誰もロッキーとエイドリアンの聖域には入れなかったのかもしれません。 その位に二人は美しかったです。 自分に正直で真っ直ぐなロッキーにとても惹かれました。 強い男とはそういうものかもしれません。 トレーニングで石階段を上って、両手を揺り上げる彼の後姿が無償に美しかったです。 彼はチャンピョンです。 他人にどう思われようがどうでもいい、自分の道を行こうという気分になります。 ロッキーと相手のチャンピョンとが、それぞれ見えている世界観(目指している世界?)が違うのが比較されていて、それがとても面白いと思いました。 そしてこの作品は音楽がとても盛り上げています!この音楽を聴くとファイトが湧かずにいられません! そしてこの作品はファイトのでる作品です! いや、この作品自体がファイトそのものです!! 、、、他人を利用する人や恩着せがましい人っているんですが、可哀想な人なんだなと思いました。 ロッキーにマネージャーを断られて、悲しい表情でトボトボと階段を下りてゆく老人の姿が、とても心細く気の毒に映ったのは僕だけでしょうか? たぶん自分を彼に重ねているのでしょう。 [DVD(字幕)] 9点(2011-02-06 00:55:53)(良:1票) 《改行有》

57.  黄昏(1981) 《ネタバレ》 とても素晴らしい作品だった。 湖とその周辺の風景がまた美しい。「絵画のようだ」とは正しくこれです。 それとともに人間模様も見事に描かれていたと思う。 親子関係が徐々に和解してゆく様は、見ていて心に通じるものがある。 両親に対する蟠りというのが誰にだってあると思う。 「父親は威圧的だった」「母親の愛が足りなかった」などなど探せばどんどん出てくるものである。 そういった不満の無い人は本当に心の強い人か、あるいは幸せもんかだと思う。 それをいい年して親に向かって「あの時あれしてほしかった」どうのこうのというのは流石に大人気ないのではあるが、秘めたまま不満を抱いたまま生きてゆくのも本人としては大変に辛いのでしょう。 そりゃ人間関係、恋愛関係、仕事関係にもいろいろと支障が出てくると思います。 この映画の中で、娘の恋愛が上手くいかなかったり、それで婚期が遅れたりするのを見ていると、やっぱり娘の中での蟠り、心の閊えがある気がしてしまう。 そういった原因ともなりえる親子の不仲が徐々に解決されてゆくさまは、見ているこちらまで癒されるのだ。 自分の心の中のモヤモヤをこの作品の中で発見でき、この作品中での関係が解決されてゆくにつれ、自分の中のモヤモヤも少しきれいになったと思う。 (そう、自分の心がこの湖のように澄んで綺麗になるセラピー映画だ) この映画の中の素晴らしい老夫婦を見ると、僕も自分の人生について少しだけ考えます。 実は一番探しているものは、身近にあったのだ。 自分の手に届く範囲で、まだ見えていないものが必ずあるはずだ。 と、この作品は自分に教えてくれました。 (当時書いた感想文を少し編集)[DVD(字幕)] 9点(2011-01-31 01:46:42)(良:3票) 《改行有》

58.  ミッドナイト・ラン 《ネタバレ》 スゲーマジ本気で面白かった。 この作品に関しては「相棒だ」とか「友情だ」とかよく聞いていたが、 それらに関しては満点!ほぼ満点! 仮にジャック・ウォルシュが10万ドルもらって喫茶店をやってたとしても、 彼はその先、一生を後悔して生きなければならなかったと思うもん。 いやー良かった!良かった! もう好印象しか残らない。 [DVD(字幕)] 9点(2010-12-23 02:24:56)《改行有》

59.  いまを生きる 《ネタバレ》 素晴らしい作品だと思った。 何か心に訴えかけるものがある。 本来ならば、もっと若いうちに見て影響を受けておくべき作品だったのかもしれないが、 しかしいまの歳で見ても心に感じるものがある。 それはキーティングの言葉や行いによってである。 彼は良き教師であり、観客であるはずの僕までもが、良き授業を受けているような感じがする。 生徒の心を縛り付ける授業よりも、生徒の心を解放する授業の方が大切ではないのか。 一人一人の魂が大切なのだ。 キーティングの授業では一人一人に魂を与えた。 しかし他の教師の授業では、どうだったのだろうか? もちろんスキルは大事である。 しかし人間は「心」で生きている生き物だと思う。 「心」を縛りつけ、 一人の人間の個性、その人に秘められた無限の可能性だとかいったものを紡いでしまってはいないのだろうか。 もちろん伝統的で規律を重んじるような場所というのは美しくもあるのだ。 しかしそれとは対立するように、人間は「自由である」ことも大切なのであるから非常に難しい。 しかしキーティングは「自由」について教えてくれた。 「自由」こそは人間らしさなのではないのか。 しかし「自由」な考えは、(ある種の危険であり)集団から排除されやすいのだとも教えられた。 自由とはいっても、犯罪しろとか、何もしないとか、そういう自分を堕落させることではないはずだ。もっと上を目指すことのはずだ。 、、、父親は非常に愚かであった、といわねばなるまい。 「お前のために犠牲を払っているんだ。だから期待を裏切るな」「お前のために」「お前の為」「お前の為」って、 そりゃ自分の為だろうが、このタコ親父が~!! 「相手のため」と「自分の為」を混同すんなや! 相手が「お前の為に」とか覆い被せる様に言ってくる場合、そこに何か恐ろしい正体が隠れていると思っていい。 「世間体」で生きてきた人間ってヤツは、相手の意見を正面から聞こうとはしない。 そう、あれは確かにお父さんが殺したのだ。 キーティングの教えも素晴らしいが、 それは別に、若い生徒達の情熱と希望と張り裂けそうな感性にも少し影響された。 「いま」=それは自分の「心」。「いま」こそは自分の全て。その瞬間を強く感じて生きるのだと思う。[DVD(吹替)] 9点(2010-10-03 01:37:24)(良:1票) 《改行有》

60.  チャップリンの黄金狂時代 《ネタバレ》 何だかチャップリンの映画には、生きる喜びだとか感動だとかロマンとか、そんなものが沢山つまっているように感じます。 それは人生の輝きといってもいいでしょうか。 人間の本当の幸せはどういうところにあるのだろうかということが、彼の映画を見ると少し気づかされるようなきがします。 全く嫌味の無い人生賛美で、見ている観客の心が温かくなるのだと思います。 観客が厭味を全く感じないのは、チャップリンがそれだけ壮絶な人生を歩み、地獄を見てきたからこそ、これだけの清い喜劇を描けるのだと思います(もし嫌味を感じたならば、それは観客側の厭味です。チャプリンは無邪気であり、邪気は見る側にあるのです)。 それにチャップリンはとても繊細でロマンチストなのだと感じました。こんな暖かい作品が作れるなんて彼は凄いですよ。この作品を観ると僕は奇跡を信じたくなります。 いや~、やっぱり夢を与えてこその映画だと思いますね。 ずっと前に彼の自伝を読みましたが、チャップリンこそは本当の天才だと思いますよ。 [DVD(字幕)] 9点(2010-07-14 03:12:16)(良:1票) 《改行有》

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