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プロフィール
コメント数 1989
性別 男性
ホームページ http://urabe65.kan-be.com/
年齢 59歳

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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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41.  処女の泉 《ネタバレ》 自分にとってのベルイマン体験は「ファニーとアレクサンドル」からでした。そこから「第7の封印」ほか何作か観たのですが、何かしっくりこない。何だろう、この感覚。でも本作を観て、この監督の根本の問題意識が分かりました。人間は、「悪魔」にどこまでつけ入られてしまうのだろう?この作品は、女性を暴行する貧しい男たちの存在に、監督の怯えが素直に描かれた作品です。この事件にはもう一人キーパーソンがいます。父なし子を身ごもった薄幸の女性、インゲリです。彼女と交渉した男性が描かれてないのがこの作品の不完全なところです。言ってみれば、映画とは2時間くらいの世界の中でいかに落とし前をつけるのか?そういう芸術なのだと思います。見事な落とし前のついたとき、自分は良い映画だったと感動します。その意味でインゲリをここまで傷つけた男性に、どのような落とし前がつくのかまで、明確に描くべきでした。彼の人間不信はどこから来るのか?このような問題設定は暢気なのでしょうか?貧困を知らないから言うのでしょうか?インゲリのような絶望感にさいなまれてないからこう感じるのでしょうか?それとも監督がこのような事実を目の当たりにしたからでしょうか?それとも彼自身、自分を信じられないから、こんな作品ができたのでしょうか?答えは彼のその後の作品にあると思います。「ファニーとアレクサンドル」・・俗人が人生の問題にぶつかった時、それとなく解決に乗り出します。彼は俗人に希望を見出そうとしているような感じがします。彼の俗人への愛こそ、俗人である自分への愛ではないか?と思うのです。そこに至るまでに自分の俗人ぶりに驚愕している事実があったのかもしれない。それがこの本作の彼の怯えの答えではないか?しかし彼がここまでの事をしたと言っているのではありません。最後にこの作品を観て、落とし前をつけるための武装は必要なのではないか?などという問題意識も自分の中に芽生えました。本作で復讐を行ったお父さんは、教会を建てることで神に赦しをこうのですが、人間は、愛する者が殺められた時、落とし前をつけられなくて、それが人間か?とまで思いました。[ビデオ(字幕)] 8点(2013-03-26 08:52:29)

42.  水の中のナイフ 《ネタバレ》 センス抜群!映画を観た~って感じです。男は女を愛するというより、女をめぐって、どっちの男が上かを競う生き物だって文章読んだことがありますが、まさしくこれがそう。でもこの映画の女性もそれを分かってて、どっちの男に操をたてるなどということはせず、淡々と生きてます。最後、金持ちの男が生きて港に先に帰っていても動じることなく、むしろ彼が警察に行くかどうかをクールに見てます。大人の女ですね。[ビデオ(字幕)] 8点(2011-08-15 20:25:15)(良:1票)

43.   《ネタバレ》 これはハッピーエンド?特にこの黒幕を暴いていく過程で誰が助かるわけでもないのに、カッコいい(ホントカッコいい)BGMのせいか、観終わって痛快な気分になる。もう一回前半を観直すと、なるほどこれはこういうことだったか、と思う面白い映画。 ラストが恐ろしい。まだまだ黒幕がいるってことか。生まれた国が日本で良かったぁと思った。タモリのような予審判事が中々いい味出してて、カッコいい。[ビデオ(字幕)] 8点(2011-08-08 16:25:30)《改行有》

44.   いや、素晴らしい!こんな面白い映画があったなんて。しかも時代劇でも観てみるか?って軽い気持ちで観て、現代劇だったので、ありゃ~、なんて思ってたら、実に面白い映画だった。これはミレニアム過ぎてのの今でも、充分通用するテーマですよ。実社会に出てみると、仕事でもこんな場面はいくつもある。結局、国分に負けたくない賀川が引き金を引いたわけですが、国分がこれからも生き続けて、どういう人生歩むか、ちゃんと描いた作品も観てみたい。そして、国分亡き後、大会でどこまで通用するのか、部員たちのその後も観てみたかった。青春映画の傑作です。いや、恐れ入った。他のレビューワーの方がおっしゃっている映画も観てみたくなりました。国分が孤独に耐えて、立派になっていく姿がどんなのか、観てみたい。21世紀の日本映画監督、頼みますよ!創ってよ、そんな映画!![DVD(字幕)] 8点(2011-03-04 01:54:31)

45.  ウエスタン こんな作品があると、マカロニウエスタンの方が面白いのでは?なんて思っちゃう。ヘンリーフォンダも「荒野の決闘」より、こちらの役の方がはまってる。オープニングの緊張感から、もうこれは期待できると確信した。本場の西部劇は開拓の苦労もあるので、どうしても無からつくりだす苦労や移動する時の苦労、実際てこずったであろう先住民たちとの闘いがメインになるのかもしれない。「男」の生き様をメインに描こうと思ったら、設定だけ借りて、ヨーロッパなどのよその地域の方がかえって創りやすいのかもしれない。この映画のような「間」は、日本の時代劇の武士にもみられる一瞬の勝負にすべてをかける緊張感から生まれるのだろう。探してみると、日本の時代劇の設定だけ借りて、他の国が創っているってこともあったかもしれないですね。[DVD(字幕)] 8点(2010-12-02 13:55:38)

46.  ボブ&キャロル&テッド&アリス 《ネタバレ》 当時、「スワッピング」と言う言葉をよく耳にし、子どもながら何だろう?なんて思っていた。こういう映画があったんですね。いや~面白かった!もし、このラストのベッドシーンが物語前半にあった麻薬などやりながらだったら、抑えが効かないんだろうけど、出かける前だったから良かったんだろうね。(みんな、興奮して「観劇なんてこの際どうでもいい」と思ってたんだろうけど・・)もしこんな状況だったら、どうなんだろう、と思うような話の展開こそ、まさに映画体験の醍醐味だと思う。ポールマザースキーはこんな作品を軽々と創ってしまうなんてスゴイ監督だ。それにしてもナタリーウッドは小柄なんですね。本当、人形みたいにきれいな人だわ。きっと私生活もうまく行ってたんでしょう。それに音楽もクインシージョーンズの曲がぴったしだった。ニューシネマはこんな作品も爽やかに生み出しちゃうから楽しい。爽やかに、ってとこが味噌だ。[ビデオ(字幕)] 8点(2010-09-07 11:31:40)

47.  愛すれど心さびしく 《ネタバレ》 主人公と話していて、相手がなんらかの理由で「すまない」と言った時に、主人公の見せる「気にすんな」っていう仕草が切ない。彼はこの映画で何回もその仕草を見せる。相手はそれでほっとするが、彼の孤独が癒される事はない。こんな人っていますよね。話の聞き役に回る人に多い気がします。いなくなってはじめて、そんな人のことを何も知らなかったと周囲は気がつくのです。これは周りの大人が気がついて、そんな人に光をなるべく与えるようにしないと。でもこの映画は周りの大人が金銭問題や健康問題にいっぱいいっぱいで気持ち的に余裕がないのです。繊細な女性のソンドラロック演じるミックという女性はそんな寂しい大人の彼に惹かれるのですが、周りの若い男がほっとかない。唯一の友人は同じ聾唖者なのですが、知的にちょっと弱いところがあり、とても主人公の気持ちなど理解しない。そしてあっさりと死んでしまう。彼の孤独がピークに達した時、彼は自殺を選びます。彼が仕事か何かしていたら、もっと別の展開になったかもしれないですが、とても切ない映画です。[ビデオ(字幕)] 8点(2010-08-06 15:07:10)

48.  上意討ち 拝領妻始末 《ネタバレ》 人間としてのスジを通す。それが出世より大事。そんな事を考えました。それにしても、三船敏郎や仲代達也のセリフは聞き取りやすい。黒澤明の映画は面白いのだけど、登場人物のセリフが聞き取りづらく、字幕をつけてほしいくらい。まあ、黒澤さんの計算のうちなのかもしれないけど。三船敏郎が圧倒的に強いわけではなく、奥さんの尻にしかれているところなんか、人間味たっぷりの剣術使いだったため、最後の方はつらかった。できれば生き残って欲しかった。仲代達也が味方になって、藩の連中をやっつけたりすれば、とも思いました。でも剣の道は厳しい。だからこそ、この作品は面白かったのかもしれないですね。しかし、これは「鬼の爪」の山田洋次監督も言っていたことだけど、心身ともに鍛えて、到達する剣の道。それを遠く離れたところから狙う鉄砲という道具はずるいと思う。「切腹」もおもしろかったので、小林監督と脚本の橋本さんコンビの作品がもっとあればなあと映画ファンとして思った。 [ビデオ(邦画)] 8点(2009-08-31 01:31:52)(良:1票) 《改行有》

49.  太陽がいっぱい 《ネタバレ》 切ない話です。このアランドロンの演じた男は孤独な男です。金持ちのボンボンといい女の情事を窓から見ているシーンはつらいものがあります。こんな友達ともいえない関係なんかさっさと切って、自分と相応の友達作って、ちょい悪な遊びでもしてた方がずっと楽しかったろうに。金の為とはいえ、ここまで自分を貶めるような環境はさっさと抜け出した方が良いのです。気の毒な話でした。ニーノロータの音楽が寂しい人生を言いあらわしてました。学生の頃、映画談義でこの「太陽がいっぱい」の曲と「ゴッドファーザー」の曲や「ロミオとジュリエット」の曲の出だしを間違わずに歌えるか、なんて事、やっていた事を思い出しました。ニーノロータ最高![ビデオ(字幕)] 8点(2009-06-02 19:18:24)

50.  恋する女たち(1969) 今はもう古いテーマかもしれないが、チョイ前にこれが上映されていたら、映画雑誌のベスト10に入ったのではないか?と思った。自分には面白く感じられた。最初はヴィスコンティのような映画かなと思って観ていたが、そうではなく、愛のお話でした。女性は難しい。男性はデリケートだ。ただ、邦題から持つイメージがこの映画とずれているので、観て、がっかりした人もいるかもしれない。[ビデオ(字幕)] 8点(2008-10-30 23:05:49)

51.  ナタリーの朝 《ネタバレ》 かわいらしい作品。でも思春期で劣等感にぶつかる人には、心に残る作品。僕は男ですが、絵描きの男性が手を出してしまうのも分かるくらい、彼女が一人暮らしをして、生き生きと自分を開放させていく姿は魅力的でした。あまり世間と一緒に、と枠にはめ込んで、子どもを育てるもんじゃないのかな、と思いました。親の気持ちも分かります。でも子どもを信じてやれば、案外真っ直ぐ育つものかなあ、と思いました。飛び込んだ時、海面が浅くて、本当に良かった。[ビデオ(字幕)] 8点(2008-05-15 23:34:52)

52.  悪い奴ほどよく眠る 《ネタバレ》 ラスト、西たちの計画が失敗する事で、逆に社会について考えさせられる。巧いなあ。黒澤さんの計算のうちなんだろうね。しかし岩淵は、恐ろしいキャラだ。結局、彼は人として何を守ろうとしている人なのか?どうせ、この後、岩淵家はバラバラになるだろうから、それを思うと救いが得られる。でも本当の黒幕ってこの場合、誰だろう?何に負い目を感じてペコペコしてたのかが分からん。 (再見)日本語字幕入りで観ると、冒頭のマスコミ陣の会話が非常に分かりやすく、練られてることがわかる。黒澤さんの作品は、会話がよくできてるから、字幕入りで観ないともったいないね。もちろん字幕なしでも凄いんですけどね~[ビデオ(邦画)] 8点(2008-04-23 18:33:11)(良:1票) 《改行有》

53.  鬼火(1963) 《ネタバレ》 芸術の都パリで情熱的に生きてた彼が確実に経っていく時間と現実に、鬱病になり、金も名誉もなくなり、男としての自信もなくなってしまう。かつての仲間も勝ち組、負け組といろいろ。観てて、痛かった。死ぬ事で愛する人に烙印を残そうとする。もう無様な姿は見せたし、この世の中をどうやっても動かせない、そんな絶望が彼の中に生まれてしまって、これ以外のラストはもう無いのか、と少し哀しくなった。・・・でも、それでも!!なんとか頑張ってくれよ!と思った。[ビデオ(字幕)] 8点(2008-04-16 23:29:10)

54.  チップス先生さようなら(1969) 《ネタバレ》 最後の方で、校長に選ばれたチップス先生をからかおうとして、最悪のタイミングでイタズラしてしまった時に見せる、ピーターオトゥールの演技。つらい。家族のものが「コルチャック先生」と間違えて、ストーリーを聞かされてたので、ラストは心配でしょうがなかったです。でもやはり、戦争による悲劇がここでも。日本では「二十四の瞳」が有名ですが、戦時下の先生の話ってつらいですよね。校長に選ばれたことを妻に知らせようと、年をとっても全力疾走で校内を走るあの姿。ああいう姿を見せることが子供たちにいい教育になるような気がします。[ビデオ(字幕)] 8点(2007-11-16 00:38:19)

55.  36時間(1965) 《ネタバレ》 騙し、騙され、の二転三転が面白い! ドイツの医学者が、人間味あるとこがポイント。 こういう展開の映画は、地味ではあるけど、いつの時代にも創られている。 映画が楽しいとは、こういう映画の事なのだなぁと思う。 しかし、時間がタイトルの映画って、12の倍数が多いよね。 「48時間」「72時間」「96時間」・・[DVD(字幕)] 7点(2024-05-22 01:21:30)《改行有》

56.  素晴らしき戦争 《ネタバレ》 不謹慎なタイトル。 戦争のミュージカルという異色ものだ。 この不謹慎さは、製作された時代と関係ありそうだ。 同じ年、日本で公開した「MASH」は、戦争コメディである。 その前年にニューシネマの産声をあげた「俺たちに明日はない」が上映されてる。 ニューシネマに呼応したかのように製作されたか、 やはり「やってらんねぇ」っていう声が文化人から上がりつつある時代の空気だろう。[DVD(字幕)] 7点(2024-05-20 00:41:08)《改行有》

57.  あの愛をふたたび 《ネタバレ》 なんという男!? これがまたベルモントのはまり役! まぁ嘘つきラブストーリーに、フランシスレイの音楽があっているのか、 いや、嘘つきだから、こんな曲が合うのか、 女遊びをしてるとはいえない自分には分かりましぇ~ん(笑) クロードルルーシュは、「男と女」の別バージョンに挑戦した。 それだけでも、一見の価値があるとは言えないか? (しかし「男と女Ⅱ」は観てないので、何とも言えないか・・汗)[DVD(字幕)] 7点(2024-05-13 01:39:38)《改行有》

58.  スイート・チャリティ 《ネタバレ》 シャーリーマクレーンの傷ついても傷ついても、愛を求める女が よかった。 ハスキーボイスがカワイイ。 何よりボブフォッシーの振り付けが、カッコイイ。 ダンスと言えば、今の若者にはオリンピック競技のブレイキンだろうけど、 昭和生まれの自分には、こんな振り付けがセンスの出発点。 非常に今観ても、映像的に刺さる。 ダンスの一瞬一瞬が、絵にしたくてしょうがないくらい、痺れるのだ。[DVD(字幕)] 7点(2024-04-27 21:24:34)《改行有》

59.  御存じ いれずみ判官 《ネタバレ》 遠山の金さんですね。 時代は、天保の改革の頃。(幕末前の江戸後期) 普段は遊び人の金さんが、何気に正義のために動く。 この映画には銭屋五兵衛まで出てくる。 講談ではおなじみのキャラらしい。 古本屋に、この人だけのテーマの本があったから、有名なんだろうな。 ラスト、狂言を演じつつ、真相をお上に訴えるとこが何とも粋ですね。 1950年後半から1960年くらいのカラー時代劇は面白い![DVD(邦画)] 7点(2024-03-26 02:55:07)《改行有》

60.  座頭市の歌が聞える 《ネタバレ》 傑作「座頭市物語」の敵友、天知茂の起用といい、 貫禄の琵琶法師といい、 話を盛り上げる役者が多いのに、 クライマックスがモンスターばりの座頭市では、ちとシラケる。 子母沢寛の原作「座頭市物語」は、討つもの、討たれるものへの敬意のこもった短編だった。 いくら非道とはいえ、こんなにバッサバッサ斬ったんじゃ座頭市の根底にある 世界観に疑問もっちゃうよ。 そろった役者がいいのに、残念![DVD(邦画)] 7点(2023-07-01 01:04:48)《改行有》

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