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41.  ロング・キス・グッドナイト 《ネタバレ》 何度見ても面白いです。 記憶喪失の元CIAお抱えの殺し屋チャーリーと良き母親としてのサマンサを、ジーナ・デイビスが魅力的に演じています。 記憶喪失になる前となった後では、まるで正反対のような人格ですが、きっと素の姿がサマンサなのでしょう。 殺し屋の時には封じ込められていた優しい人柄が出たのだと思います。 記憶は無くしても体が覚えていて、危険が迫った時に条件反射で身体が動きます。 最初は逃げまどいながら、どんどん強くなっていって敵の首を捻って殺したときの、夫の唖然とした顔に笑ってしまいます。 サマンサが昔の自分探しの旅に出る相棒が、探偵のミッチで、ジーナ・デイビスとサミュエル・L・ジャクソンのバディ物としても楽しめます。 調子はいいけど戦闘力ほぼゼロのミッチが、度々ピンチを救い最後まで活躍します。 何度も死亡フラグが立つけど、死なないところも気に入っています。 深いことを考えなくてもアクション映画として安心して見れるし、結果オーライなのでスッキリしたいときに見ると良い作品です。[DVD(字幕)] 8点(2020-08-01 12:30:57)《改行有》

42.  仮面の男(1998/ランドール・ウォレス監督) 《ネタバレ》 予定調和に進む物語なので、ハラハラドキドキ感がありません。 デカプリオは美しいし双子の演じ分けも悪くないけど、王族というより、やっぱりアメリカの若者に見えました。 脇を固めるのが主役級のおじさま達で安定感はありますが、あまりカッコイイと思えません。 ダルタニアンが何故そこまで王に忠誠を誓うのか、融通利かないにも程があるとイライラしましたが、理由が最後に明かされて納得しました。 そして、それならここまで横暴な王をのさばらせて一番ダメじゃんと更にイメージダウン。 誰に肩入れして見ればいいのか、最後まで決まらないまま終わりました。[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-08-01 12:21:56)《改行有》

43.  道(1954) 《ネタバレ》 子供のころ見たときは「石にも役目がある。何かの役に立っている」という言葉だけが印象に残っていました。 今見ると、3人それぞれの心情が丁寧に描かれていて、その気持ちが痛いほど胸に迫ってきます。 ジェルソミーナはちょっと頭が弱いけど、善悪を知り純真。 母親に売られても、自分の役割を理解して恨み言を言ったりしないし、ザンパノに酷い扱いをされても従順に彼を好きになろうとします。 きっと人を憎んだり嫌ったりできないのでしょう。 でも、旅を続けるうちに自分の存在価値に疑問を持つようになります。 彼女の精神的成長でもあるし、頑張っても優しい言葉ひとつかけてくれないザンパノへの歯がゆい思いでもあります。 でも、キジルシの言葉により自分にも価値があると知り、ザンパノには自分が必要なのだと思います。 だから、何度も彼から逃れるチャンスはあったのに離れませんでした。 一見、かき回し役のようなキジルシが、こんなに重要な役とは思いませんでした。 彼がザンパノをしつこくからかうのは、単純にからかうと面白いという他に、ザンパノが羨ましかったのだろうと思います。 同じような境遇なのに、ザンパノは何の不安も悩みも無く刹那的に生きている。 「考えること」すら考えもせず本能で生きているザンパノに、ちょっかいをかけずにいられない心境が伝わってきました。 まして、今はジェルソミーナという伴侶を得ている。 ザンパノは、その存在の有難さすらわかってないけど、ジェルソミーナの気持ちを尊重して彼のもとへ送り届けます。 二人にとって恩人なのに、可哀そうな最期でした。 ザンパノは粗暴で、ちょっとした盗みなら犯罪とも思ってないような倫理観の持ち主。 女性に対しても、人間として尊重するということすら思い浮かばない。 当然、ジェルソミーナの気持ちなどわかろうともせず、最初は金で買った所有物としか思っていません。 ただ、ジェルソミーナと過ごすうちに、自分でも気づかないけど少しづつ細かい心情が芽生え、彼女を置き去りするときに毛布を掛けお金まで握らせる。 そして、後ろめたさを覚えながらも、彼女がどこかで生きていてくれればいいと思っているようでした。 だから、彼女の死を知って初めて、失ったものの大きさを知ります。 打算なしで自分に寄り添ってくれたただ一人の人。 自分を丸ごと愛してくれたただ一人の人。 そんな掛け替えのない存在を失ったことに激しく打ちのめされ、砂浜に倒れこみ身もだえして嗚咽を漏らす。 ザンパノが動物から人間になった瞬間でした。 3人の道にはいくつも分岐点がありました。 それぞれの選択が正しかったかどうかはわからないけど、自分の選んだ道を生きました。 ザンパノの道は、今後険しくなると思われます。 映像も綺麗です。白黒なのにというか、白黒だからこそ、明るい空や繁る草木、サーカスの煌びやかな装飾、暗い海や風になびく洗濯物などの色が想像力を刺激して鮮やかに見えました。 そう思わせる力が画面にありました。 短い時間に、様々な人生が凝縮され、見たときの年齢やどの立場で見るかで、何度も発見のある素晴らしい作品だと思います。[CS・衛星(字幕)] 9点(2020-07-28 12:39:59)(良:1票) 《改行有》

44.  羊の木 《ネタバレ》 まず、過疎化対策と犯罪者更生プログラムの国家事業により、6人の元受刑者を町に受け入れるという設定が面白かったです。 受け入れ担当になった市役所職員を、錦戸亮が上手に演じてました。 優しくて押しに弱い真面目な公務員。でも杉山の「煙草買って来い」は断れるくらいの気概もあります。 ただ、ラストのシーンで、月末が本気で宮越を友達だと思ってるみたいな言動は、ちょっと違和感がありました。 彼は、甘くても人を信じる側の人間なので役柄は良いのですが、そう思えるほどの関係性が薄かったので、やや唐突に感じました。 他の役者陣にも不足はありません。皆、少しの出番でもきっちり自分の仕事をしていました。 のろろ様の言い伝えも面白いので、最後のオチもさほど荒唐無稽とは思いませんでした。 ただ、6人も必要だったのかというと、2時間ちょっとで描くには尺が足りずに各人のエピソードが不十分なので多すぎたと思います。6人が共謀して何かするわけでもないし。 あと、ギターとドラムの演奏がなってないです。 振りにしても、もう少しちゃんと練習して欲しかったです。 凄く面白いとか人に薦めたいとかではないけど、役者の演技もあり退屈せずに最後までじっくり見れました。[インターネット(邦画)] 7点(2020-07-28 12:31:08)《改行有》

45.  エクス・マキナ(2015) 《ネタバレ》 見終わった直後は、またこういう話かとガッカリしました。 でも、この作品のキモは、AIと人間の心理戦であり、その過程は見ごたえがあると思いました。 ケイレブは抽選に当たったのではなく最初から選ばれていた。 テストしてるつもりがテストされていた。 リアルタイムでビッグデータのデータとして取り込まれていた。 人間同士だと、純情な奥手男子が理想通りの美女にいいようにカモられるという身も蓋もない話ですが、美しい映像と静かな緊張感漂う雰囲気ででミステリアスに仕立てたのは面白いと思いました。 ケイレブ役のドーナル・グリーソンってケイト・ブランシェットに似てる、もの言いたげに相手を見つめる表情なんてそっくり。 そう思って調べたら親子ではなく、それどころか、ハリポタのビル・ウィーズリーだし、最近ではスターウォーズのハックス将軍だったことに驚きました。 私が気づかなかっただけだけど、その演技力に1点追加、日本女性をバカにしてるみたいなのは気分悪かったので1点マイナス、でこの点数です。[インターネット(字幕)] 6点(2020-07-26 02:00:27)《改行有》

46.  イエスマン "YES"は人生のパスワード 《ネタバレ》 離婚後いつまでも悲観的で閉じこもってる男が、何事にもYESと言うことで人生が好転していくお話。 YESと言うことで今までは無かった人との関りや体験をしていく。 YESはきっかけ、人は気持ちの持ち方次第で前向きに変われるんだということだけど、元々が恵まれた環境にいて親身になってくれる友達もいるので、別にどん底から逆転劇でもないです。 ハッピーエンドだし悪くは無いけど、もっとスッキリしたコメディが見たかったので、ちょっと期待外れでした。[インターネット(字幕)] 6点(2020-07-26 01:52:03)《改行有》

47.  スター・トレック/BEYOND 《ネタバレ》 前2作に比べると、全体的に落ち着き無くガチャガチャしてるという印象でした。 戦闘シーンは、もう少しじっくり一人一人の奮闘振りを見せても良いのにと思いました。 敵も味方も目まぐるしく動き過ぎて、映画じゃなくてゲームの画面を見てるようでした。 他には、カークの船を降りたいという悩みや葛藤が描き足りなかったのと、 ウフーラがあのビデオで何故クラールがわかったのか説明不足なのと、 また復讐の話だし、その動機も弱いというのが不満な点です。 良かったのは、スコットとマッコイの掛け合いが楽しかったこと、 レギュラーメンバーがしっかりクルーとして馴染んできて、カークも貫禄が出てきたこと。 そして一番は、ヨークタウンがとても綺麗だったことでした。 こればかりは映画館で3Dで見たかったと思いました。[インターネット(字幕)] 6点(2020-07-24 14:55:57)《改行有》

48.  昼下りの情事 《ネタバレ》 オードリーが父親の現像した写真を見て一目惚れしたような場面から、もう共感度ゼロ。 ハンサムかどうかは置いといて、とにかくオッサン過ぎ。 でも、どんどんオッサンに夢中になってくオードリー。 ここをクリアできないと、最後まで楽しめない映画です。 クリアした人には感動的かもしれないラストも、かえって腹立たしい。 何だか、父親から聞いた話で「おぉ!本当は恋愛経験なかったんだ、俺だけなんだ。もうここで俺一人のものにしちゃうぞ」という衝動的なものに思えてしまいました。 酔っぱらっても演奏する。湖だろうとサウナだろうと、どこにでもついて行って演奏する楽団は面白かったです。[CS・衛星(字幕)] 4点(2020-07-24 14:38:13)《改行有》

49.  シャレード(1963) 《ネタバレ》 殺害された夫の秘密や、隠し金を巡って襲い掛かる怪しげな男たち、誰が裏切り者なのか、本当の味方は誰なのか等、ミステリー・サスペンス要素は満載なのに、恋愛要素が挟み込まれ、殺されかけても次は普通に会話してたりして、間延びして緊張感がありません。 ただ、ラストで本性を現した人物との攻防は本気度が感じられて良かったです。 オードリーのファッションも素敵でした。 それにしても、オードリー・ヘップバーンの相手はオッサンという決まりでもあったのでしょうか。 お相手にしては年を取りすぎだから、オードリーから積極的に迫っていくのに違和感を感じました。[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-07-24 14:33:16)《改行有》

50.  アップグレード 《ネタバレ》 近未来の事物の目新しさは無く、ストーリーも矛盾だらけ。 テンポ良く見られたけど、最後も想像の域を出ない凡庸な作品でした。[インターネット(字幕)] 4点(2020-07-24 14:26:28)《改行有》

51.  セブン・シスターズ 《ネタバレ》 ノオミ・ラパスが7人を演じ分けてるのが見ごたえありました。 7人のキャラ付けが定型的なのがいまいちですが、これ、一人で演じてるんだなぁと思うと、やっぱり凄いなと思います。 あんな雑な情報共有で30年も同一人物として過ごせるわけがない、と白けて見てると面白くないので、姉妹の役割分担しての戦いぶり、次々にやられて減っていくところ、誰が裏切り者かなどに焦点を当てて見ると結構楽しめました。[インターネット(字幕)] 7点(2020-07-24 14:17:53)《改行有》

52.  ねらわれた学園(1981) 《ネタバレ》 もっと超能力を使って侵略者と戦う話かと思ったら、メインは恋人との青春学園物語でした。 有名人がたくさんカメオ出演(写真などでも)してるので、見つけるのは面白いけど、それより本筋を面白くしてほしかった。 ラスト、一気に決戦となりますが、敵が弱すぎというか戦いがショボ過ぎて、なんだこれという感じ。 手書き風アニメとの合成は、わざとチープにしてるのかと思うほどの稚拙さ。 当時でも、もう少しちゃんと出来たと思います。 峰岸徹の衣装は隠し芸かコントの催しを敢えて狙ってたのか、高見沢みちるのレオタードと白マントも真面目に考えてのものなのか。 何だかよくわからないまま、牧歌的だなぁと思いながら終了。 当時の新宿の風景とレトロな校舎と親近感のわく女子高生たちの体形は見れて良かったです。 薬師丸ひろ子が、初々しくて可愛らしいので、ファンの為の映画ですね。 ユーミンの歌が良いので1点おまけ。[インターネット(邦画)] 6点(2020-07-24 14:05:44)《改行有》

53.  パラサイト 半地下の家族 《ネタバレ》 私は鼻がいいので「匂い」というキーワードが刺さりました。 上辺は繕えても匂いはごまかせない。特に身体に染みついた匂いは。 そんな「匂い」と「上流」「下流」の物理的&心理的な高低差。 上流に入り込んで飯のタネにしようとしただけの半地下の家族は、さらに下の地下の住人により、束の間の優越感も安息感も打ち砕かれます。 もっと別の機会に知り合ったら、貧しいもの同士が結束できたのか、パラサイト仲間になれたのか。 ここでは、ただただお互いに墜ちるところまで墜ちていくだけなのが残酷でした。 豪雨で水没している町、半地下の家の中での便器から噴き出す汚水の描写は耐え難く思わず鼻と口を手で覆いました。 そこで蓋の上に座り、天井裏から煙草を取り出して吸う妹。 諦観のような達観のような表情。印象的なシーンでした。 彼女は、半地下の人生から早々に脱出してしまいます。 それが自分で望んだかどうかは別として。 半地下家族の絆は強く、無職でも甲斐性無でも父親の尊厳は保たれています。 それ故に精神的に追い詰められていく父親は、地下住人の強烈な匂いに顔を背けたパク氏を衝動的に刺します。 それまで、下流の町が水没したことすら知らず呑気にパーティをしたり、既に表情を無くしてる父親にインディアンの格好をさせたりするあたりから、不穏な雰囲気を醸し出していました。 無表情に見えて感情を押し殺して爆発寸前なのがわかるソン・ガンホ。巧いです。 父はこの下はもう無い地下の住人になり、息子は多分達成不可能と思われる計画を立てる。前半のコミカルな展開から怒涛のようにシリアス展開、そして虚無感が漂うラスト。ただ、あの強い母はきっと逞しく生きていくと思います。 見ごたえはあったのですが、今後トラウマで立ち直れないかもしれない上流家庭の幼い息子を思うと胸が痛みます。 上流家族に実質的な罪は無いので気の毒です。鈍感・無神経・無意識の罪の代償が大きすぎます。 後味悪いのが悪いのではないけど、たくさん死人を出さずに済ませる描き方もあったのではないかと思いました。[DVD(字幕)] 7点(2020-07-24 13:56:30)(良:3票) 《改行有》

54.  ゼイラム 《ネタバレ》 1時間37分が長く感じました。 宇宙犯罪人を追って地球に来た賞金稼ぎ。戦うエリアは限定空間。巻き込まれる地球人。 設定は今ではありがちでも結構面白い。 でも、とにかく全体的にスピード感がなくノロノロしてるので、最後の方はイライラしてきました。 ゼイラムが何度も再生して、そのたびにピンチ、でもギリギリ誰かが助ける、ってせめて2回くらいで良いのでは。 最後、またか、とうんざりしました。 イリア役の人は喋らないでアクションだけしてた方が良かったような気がします。神谷と鉄平のお二人はいい味出してました。 30年前に見たら面白かったのかな。[インターネット(邦画)] 5点(2020-07-24 13:47:09)《改行有》

55.  劇場 《ネタバレ》 不安に押しつぶされそうになりながら、ひたすら「創作活動」だけに没頭する永田。その才能を信じてダブルワークしながら支える健気なサキ。 下北沢・高円寺・中野あたりにたくさんいそうなカップルの話。 でも、いくらクズ男好きで共依存でも、ここまで酷いのを受け入れてるのはファンタジー過ぎて引きます。 女優志望って言ってるのに、初舞台が好評だったのに、独占欲で彼女の可能性をつぶした時点でダメでしょ、無いわ、蹴飛ばしたかったわ。 共感できない二人の話がダラダラ続くだけなので全然面白くありませんでした。 最後のシーンが舞台へと繋がるところで、もしかしたら全部劇中劇なわけ?と思ったのはちょっと良かったです。 それを再考する気も原作読む気も無いですけど。 King Gnuの井口さんが出てるらしいので見てみましたが、出番はわずか。ただの話題作りでした。[インターネット(邦画)] 4点(2020-07-24 12:43:34)《改行有》

56.  娼年 《ネタバレ》 どの層に向けて作ったのか疑問。 女性向けにしては雑なセックス描写で失笑物だし、男性向けならちゃんとしたAVの方が良いと思うので失敗してると思うし。 全体的に嘘くさいです。 誰にでも隠された欲望や性癖があるってしたり顔で語られてもだから何?だし、利用客の心理描写がおざなりだから全然響きません。 利用客は、中高年とはいえビジュアル的に奇麗な人ばかりだけど、現実はそんなわけない。 そんなわけない人たちをも相手をして、精神的にも人格否定されたりプライドズタズタにされたりもある上で、そこで一歩踏み込んで複雑な女性の心に寄り添える本物になれるのか、という挫折も葛藤も無い。 母を亡くしてその影を追うみたいなのも、どんな母子の生活があったのか背景が描かれないので、後付けで「娼婦だったの」て言われても、ふ~ん、で?という感じです。 最後同級生が「これがプロのお仕事なんだね」と言ったときには笑いを通り越して完全に白けました。 一番最初の雑で乱暴なセックスから一歩も前進してないですよ。 精神的成長も言動から感じられないし。 一番ダメなのは、HIVに対して誤解を招くこと。 HIVは今は死ぬ病気でもなく、きちんと服薬してれば発症を抑えられるし、セーファーセックスで普通にセックスできます。 ウィルス持ちながら、愛し合ってセックスしてる人たちに失礼です。 見た人が「ギャグ映画」と言ってたので話のネタに見たけど、突き抜けたギャグにもなってなかったです。[インターネット(邦画)] 3点(2020-07-24 12:38:42)(良:1票) 《改行有》

57.  御法度 《ネタバレ》 久しぶりに見て、ちょっと今までと違った感想を持ちました。 ラストで土方(ビートたけし)が惣三郎のことを「化け物が棲みついた」と言ってるけど、 棲みついたというより彼は元々「子どもの化け物」だったのだろうと。 そして新選組に入って化け物として成長したんだと思いました。 入隊試験の時年齢を「18です」と答えて、土方に「本当か」と言われますが、 実際はまだ15,6だったのでしょう。 彼は血の匂いというか人を斬るのが好きなので、初仕事で罪人の首を切り落としても眉一つ動かしませんし、 内心「やったー!新選組に入って良かった!」と喜んだはずです。 自分の魅力に周りの大人たちが色めき立ち、自分を巡って争いが起きる。 最初は面白がって言うとおりにしてるけど、しつこくて面倒くさくなったら斬っちゃう。 つれなくされてムカついたので斬ろうとしたけど失敗したので、人のせいにしちゃう。 発想が単純。子どもだから。 彼の曖昧な笑みや態度に、大人たちが深読みして右往左往するけど、土方の言うように本当に「何も考えてない」のです。 惣三郎が沖田総司に懸想してたのは確かだと思いますが、彼の行動は「菊花の契り」とは一致しないので、 わざわざ挿入される話としては違和感があります。 総司は、隊の規律を守るためバッサリ成敗してしまいますが、表向きは惣三郎には何の罪もないので、本音は「嫌いだから」でしょう。 本音より建前の隊士の中で、沖田だけが正直で清々しいです。 武田真治がはまり役でした。 今まで映像の美しさや、不安定感を煽りながら耳に残る音楽や、 松田龍平の少年期特有の中性的な妖しさに気が取られがちで感じなかったのですが、 今回は、結構要所要所で土方が状況説明してるのが気になりました。 説明しすぎなくらいです。 認めたくないけど、土方自身も惑わされてたのでしょう。 伐られた桜の木はいい迷惑です。 どの視点で見るかによっても結構楽しめるので、忘れたころにまた見ると思います。[DVD(邦画)] 7点(2020-07-09 00:05:56)《改行有》

58.  レディ・プレイヤー1 《ネタバレ》 面白かったし、映画館で見ればよかったと思いました。 大分カットされてると思うので、公開当時映画館で見てたら もっと点数は高かったかもしれません。 ただ、映画もゲームも好きだから、元ネタ探しや宝探しは楽しいけど、 時間とともに残念感が面白さを上回ってしまいました。 映像に凝るあまり、ストーリーを雑にした印象です。 パーシバルが解いていく謎が、大企業のシンクタンクが束になっても解けない謎とは思えないし、 世界規模のゲームのはずだけど、トップ5のメンバーは全員ご近所さんかと思うくらいの集結ぶりだし。 現実逃避でゲーム依存してる人もいれば、切実にゲーム内でしか自由に生きられない人もいるはず。 誰でもなりたい自分になれると言いながら、実際はプレイの腕や財力でアイテムを揃えて強者になる仕組み。 掘り下げれば、深いテーマになりそうなところをスルーして、結局「現実の生活を大事にしようよ」というありきたりな結末で終わらせてるので内容が薄いです。 せめて本当にアルテミスが140キロのジョンだったら面白かったのに。 「シャイニング」の再限度は凄くて、そこが一番興奮しました。[地上波(吹替)] 6点(2020-07-08 01:07:58)(良:1票) 《改行有》

59.  ザ・ボーイ ~人形少年の館~ 《ネタバレ》 ホラーなのかサスペンスなのかオカルトなのか、微妙な感じで前半進みます。 途中、グレタが真剣に人形の世話をし始めるところは、霊が宿ってると信じてしまう過去があるので、多少ですが説得力がありました。 伏線がたくさんあるので、逆に何故あんな広い屋敷に他に人がいないと言い切れるのか疑問なくらいです。 予想通り最後に登場する姿を見たくて待ってたら、うーん何か普通。 火傷で焼け爛れた顔を隠すための仮面はわかるとしても、それ以外は絵に描いたようなニート引きこもりの格好。 でも、マッチョぽいDV男も投げ飛ばす怪力。 知能は8歳のままらしいけど、よくわからない人物像。 一応死んだことになってるとはいえ、両親以外誰もいない広い屋敷なのに、わざわざ隠し部屋に住んでるのは何故なのか。 人形が分身なのは何故なのか。 そうしてるのは本人の意思なのか両親(というか母親の方?)の意思なのか。 その辺はまるで語られないので謎のままです。 尺も短いし、ヒロインは美人だし、ヒロイン的にはハッピーエンドだしアメリカらしい映画で退屈はしませんでした。 ホラー苦手な人でも大丈夫。[インターネット(字幕)] 6点(2020-07-08 00:55:53)《改行有》

60.  オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主 《ネタバレ》 主演のアントン・イェルチンは「新スタートレック」でしか知らなかったけど、 お亡くなりにならなければ、この作品もシリーズ化されたのではないかと思うと残念です。 ちょと変わった奇妙な、一見ひ弱そうに見えるけど腕っぷしも強いオッド・トーマスはまり役だと思います。 霊能者である彼は、死者の願いを叶えてあげたり、その能力を知る警察署長に捜査協力もする良い奴です。 人間の不幸や惨劇が大好きな悪霊が大量発生していることで、街に何か大変なことが起こるのを察して、それを防ぐために奔走するオッド。 怖いのは霊ではなく人間だというのは、国を問わず共通認識でしょうか。 恋人のストーミとのラブラブぶりは誰も入り込む余地はなく、二人がどれほど心からお互いを愛してるかが分かりすぎるので、尚更ラストが切ないです。 オッドと同様、薄々は感じてたけど認めたくなかったのに・・・ 期待せずに見たら思った以上に面白かったです。[インターネット(字幕)] 7点(2020-07-08 00:48:27)《改行有》

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