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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
41. ブレードランナー 2049 《ネタバレ》 人間と同じように物事を考えることができるアンドロイド(レプリカント)が、自己複製能力まで獲得してしまった場合、果たして人間とレプリカントを分かつものは何なのか。人間のアイデンティティが強く脅かされる。レプリカントから産まれた子を何としても殺そうとするのも頷ける。 人間であることを望んだ主人公が、大義のために死ぬことは人間らしいと言って、レプリカントから産まれた子を守ろうとする展開は興味深い。 その脚本に花を添える映像と音楽も美しい。 ただ、映画を観終わって振り返ってみると、大して話が進んでいないことに気づく。[映画館(字幕)] 8点(2019-01-20 17:52:22)《改行有》 42. 羊の木 《ネタバレ》 元犯罪者の社会復帰が作品のテーマかと思いきや、後半は松田龍平がただのサイコパスな殺人鬼となり、社会復帰なんて到底ムリだろうと思わされる。 前半はサスペンス調で悪くないが、後半はホラーのような展開。[映画館(邦画)] 2点(2018-12-23 19:49:45)《改行有》 43. 未来のミライ 細田守監督は作品を追うごとに、おもしろくなくなっている。時をかける少女とサマーウォーズはすごく良かったのだが。。。 本作品は誰をメインターゲットにしてるのか分からない。子育ての苦労が多くの場面で描かれていて子ども向けではないだろうし、大人が鑑賞するには話の展開が稚拙すぎる。最後の方に出てくる作品のテーマも取ってつけたような感じ。 福山雅治が演じる曾祖父のカッコ良さが唯一の救い。[試写会(邦画)] 3点(2018-12-23 19:45:12)《改行有》 44. 検察側の罪人 《ネタバレ》 前半は緊張感もあって、それなりにサスペンスとして見応えがあった。特に二宮演じる若手検事の尋問シーンは鬼気迫るものがある。 しかし、後半は一転ジャンルが変わったのかと思うほどギャグのような展開。一線を超えるっていうのは、憎い人間を犯人として糾弾するために証拠を偽造するとかかと思ってたけど、違うと分かってる奴を犯人に仕立てあげるために真犯人を殺すとかもう滅茶苦茶。 謎ダンスなど思わせぶりで意味のないシーンも多く、政治絡みの話もいらない。無駄なストーリーを省けば、本筋をもっと丁寧に描くことができたと思う。[映画館(邦画)] 3点(2018-12-01 00:52:50)《改行有》 45. アバウト・タイム 愛おしい時間について 《ネタバレ》 タイムリープする能力で人生を好きなだけやり直せるのに(実際に何度もやり直す)、人生の一瞬一瞬がかけがえのない大切なものだっていうメッセージは意味が分からない。 主人公の父親が亡くなるときに、父親との最期を何度も繰り返すとか、冒涜行為でしかなく不愉快極まりない。もっと優しくしていれば良かった等の後悔も背負って、大切な人の死を受け入れるものだろ。 さらに、一度生まれた自分の息子をタイムリープでなかったことにしたシーンはホラーかと思った。息子を殺したも同然の行為じゃないか。 頭の中がお花畑のスイーツ向けの映画。頭からっぽで観るには良いかもしれない。[ブルーレイ(字幕)] 1点(2018-12-01 00:37:30)(良:2票) 《改行有》 46. メッセージ 宇宙の神秘を描く壮大なSFのようで、人の内面を見つめ直す内省的な作品。 言語学を用いた論理的な映画であると同時に、非常にエモーショナルな映画。 ラストには、静かで美しく切ない感動に包まれる。[映画館(字幕)] 10点(2018-12-01 00:07:15)《改行有》
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