みんなのシネマレビュー
ユーカラさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 936
性別
ブログのURL //www.jtnews.jp/blog/24461/

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
41424344454647
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
41424344454647
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
41424344454647

601.  あさひなぐ 《ネタバレ》 まずは坂道の階段を頭に持ってきて画面に変化をつける配慮はいい。 薙刀授与の坂登り、水汲みの坂登りと ロケーションを利用して垂直の動きを呼び込もうというのが窺える。 合宿を抜けようとする松村沙友理が一人水汲みする西野七瀬を見て思いとどまるシーンなど 漫画のコマ割りならあれでいいだろうが、映画ならもう少し空間の処理で見せて欲しい、というのはあるが。 後半はチームの物語になっていくと共に、Gメン的横並び歩きの構図など画面幅をフルに使ったショットも活きてくる。 試合シーンも選手の全身を引きで水平位置から撮ったショットが最も美しく動きを捉えている。 団体戦で、競技を終えた選手が次に出番となる選手と入れ違いに背中を軽く叩いてエールを送るというスキンシップが登場するのだが、 これが映画ならではの感情表現となっていて悪くない。[映画館(邦画)] 6点(2017-10-01 22:37:37)《改行有》

602.  PARKS パークス 《ネタバレ》 前半は移動のシーンで構成されていて、橋本愛と永野芽郁は公園内をひたすら駆け巡る。 その移動を、どのように撮っているのか、鳥瞰ショットがたびたび挿入されて公園や街と彼女らの小ささが対比される。 その大胆な高低はまず二人の出会いの切り返し(井の頭線とアパート)を強く印象づけ、 後半のフェスティバルでの見つめ合いへと繋げている。 風が渡り木々がざわめき橋本の髪を揺らす現在パートと、静的な過去パートもきっちり意識して区分けする徹底ぶりもいい。 映画の骨法としては二人を途中で仲違いさせるのは基本なのだが、後半まで和気藹々の状態が続く。 まさかこのままという事はないだろうと不安になったところで、フェスティバル直前からの一筋縄ではいかない転調にやられた。[映画館(邦画)] 6点(2017-09-18 22:28:20)《改行有》

603.  光(河瀬直美監督作品) 《ネタバレ》 モニター内の劇中映画は手前に遮蔽物を置いて画面をフルスクリーンで見せることをしない。 眼のクロースアップを主体にして、深度の浅いフォーカスで画面奥を暈したショットを多用する。 敢えて見づらいショットが選択されているのも主題に沿った撮影スタイルという事だろう。 併せて当然ながら光の扱いも多彩であり、永瀬正敏に当てたプリズムの反射のような効果や、 浜辺や峠での夕陽のシーンなどが印象的だ。 永瀬が両手で水崎綾女の顔を触れていくショットがとても官能的である。[映画館(邦画)] 6点(2017-09-18 21:35:24)《改行有》

604.  三度目の殺人 《ネタバレ》 スターに対しても容赦のないロー・キーの画面設計。福山雅治をはじめ、『海街diary』で明朗な照明を当てた広瀬すずに対しても 表情の側面には常に暗い陰を落とす。福山に関しては窓を背にした逆光のポジションが圧倒的に多く相貌も定かでないが、 その分、眼に宿るアイライトの強度が印象深い。 メリハリのついた明暗のコントラストによって単調かつフラットになりがちな法廷劇の画面を引き締めている。 次第に境目を失う接見室の鏡面の用法も定石通り。 判決後、法廷を出て夕陽のオレンジを浴びる福山の背後で裁判所は真っ黒に潰れる。 熊井啓『日本列島』の黒い国会議事堂のように。[映画館(邦画)] 6点(2017-09-13 23:24:52)《改行有》

605.  ベイビー・ドライバー 《ネタバレ》 音楽に合わせて街中を闊歩するオープニングの長回し。ショーウィンドウやガラス戸の前を通過する箇所では カメラマンの映り込みをポスプロで修正しているのだろうが、際どい見せ方が巧妙でカメラワークのみで 対応している風にもみえるところがなかなかやる、と思わせる。 レコード盤やコインランドリーのカラフルな回転や、スピーカーの振動の触覚とか、面白い細部にも事欠かない。 白昼の銃撃&逃走劇はマイケル・マンの『ヒート』のようでもあるが、それだけにその後のシーンが大きな不満点となる。 リリー・ジェイムズの待つダイナーに入店するアンセル・エルゴート。 本来ならそこで彼女には『ヒート』のアシュレイ・ジャッドが視線と指先の動きのみによって ヴァル・キルマーに危険を知らせたように、主人公を危険の待つ店内に入れさせない行動をさせるべきなのではないか。 結果的にジョン・ハムとのカウンター席での駆け引きに持っていければ良いわけで、その工夫ひとつで彼女のキャラクターももっと引き立つはずなのだ。[映画館(字幕なし「原語」)] 6点(2017-09-03 20:38:59)《改行有》

606.  トリガール! 《ネタバレ》 毒舌も賑やかな土屋太鳳がよく走り、よく歌い踊り、よく絶叫しながら大健闘。 これだけやかましくて、デリカシーの無いキャラクター設定でありながら、よく映画を引っ張っている。 コンビネーションのトレーニングの一環として踊る仏頂面ダンスシーンもさすがキレのある動きで魅せる。 自転車で颯爽と駆け抜ける男子学生に一発で一目惚れするシーンの簡潔さなどは実に映画的だし、 自転車の疾走、マシンの飛行も爽快感のある画面で映画と相性がいい。 一方で、土屋が空を飛ぶこと自体に惹かれる描写の欠如、空に飛び立つ瞬間の高揚感が決定的に弱いのが惜しい。[映画館(邦画)] 6点(2017-09-01 23:52:44)《改行有》

607.  ジョン・ウィック:チャプター2 《ネタバレ》 危険な階段落ちや車両との接触、ミラールームの活用など、様々に工夫を凝らして 見せ場をつくっている。 単に発砲数やアクションの手数をインフレ化するのではなく、 静から動へ切り替わる瞬間に向けてのテンションの高まりが重視されていること(特にメトロでのモブ乗降シーン)や、 一貫して科白がごく短く切り詰めているのがいい。 中盤で標的として狙われ始めるシーンの時系列弄り等はただ混乱を招くだけで紛らわしい。[映画館(字幕なし「原語」)] 6点(2017-08-31 00:02:09)《改行有》

608.  君の膵臓をたべたい(2017) 《ネタバレ》 図書室という舞台の、書架とその隙間を活かした立体的空間の迷宮的活用による 現在と過去との連携。直近では吉田康弘『江ノ島プリズム』の図書室の撮り方なども良かったけれど、 序盤だけとは云えやはりこのくらいは必須だろう。 校舎屋上から白い壁伝いの階段を登って青空を背にするヒロインが眩い。 旅行先の博多で川面を見下ろす2人。その川面に映る日の光の反射が カメラの緩やかな移動と共に、北村匠海と浜辺三波の二人を繋げ、包んでいく。 ロケーションと順光/逆光をうまく考慮活用したシーンが其処此処にあるのが好印象だ。 桜の舞う二本の橋の分岐点に佇む小栗旬のショットは当然、彼の心象の提示である。 中盤での雨も適材適所でいい。[映画館(邦画)] 6点(2017-08-30 23:56:11)《改行有》

609.  パトリオット・デイ 《ネタバレ》 アーカイブ映像なども多々織り交ざっているだろう事件現場のスぺクタキュラーな再現ぶりが見事。 監視カメラ映像の挿入も巧妙でドキュメンタルな効果を大いに発揮し、 中国系移民の青年を始め、表情の良い俳優が多いのでアップも苦にならず、爆発現場や銃撃現場のシーンでは緊張に満ちた臨場感が出ている。 現場保存のために路上に放置された、毛布にくるまった遺体。その傍に付き添って立哨警備する警官の表情。 ようやく回収車が到着し、遺体は車に乗せられる。それに対し、警官は敬礼をもって静かに見送る。そんなさりげない点描がグッとくる。 ラストは常套的で、如何にもあざとく、ナショナリズム紛いのメッセージに少し感動が冷まされるが。[映画館(字幕)] 6点(2017-06-17 00:10:03)《改行有》

610.  無限の住人 《ネタバレ》 冒頭モノクロシーンのメリハリの利いたコントラストから快調。 補助照明に極力頼らず月明かりや蝋燭などの光源に限定しながらリアリズムを追及しつつ、 キャラクターの相貌や瞳の輝きをしっかり画面に浮かび上がらせる夜のカメラがとてもいい。 殺陣の荒々しい画面も寄り引き織り交ぜてパワーがある。 一方で「兄ちゃん」「兄様」のやり取りをする川原のシーンでは、木村・杉咲の近づき・突き放しの距離感をフレームを よく活かして撮っている。 クライマックスの立ち回りが冒頭と被ってしまうのが勿体無い。例えば『七人の侍』の土砂降りの雨といったもう一押しを望むのは酷だろうか。[映画館(邦画)] 6点(2017-05-04 12:17:52)《改行有》

611.  グレートウォール(2016) 《ネタバレ》 3D映画で思わず顔を避けそうになってしまったのはゼメキス『ザ・ウォーク』の綱渡りシーンでバランス棒が画面に向かって落下してくる俯瞰ショットだが、 形態と速度感が似通ったこちらの弓矢もなかなかの飛び出し感覚である。 序盤はさして立体効果のあるショットもなく、短いショットの羅列で見づらいのだが壁の登場から高度と奥行きの画面が活きてくる。 濃霧を使って、いつどこから飛んでくるのかを予測させないところに音響の効果も目一杯駆使してスリリングな3D効果を挙げている。 カラフルな色使いも良。クライマックスの塔内部の空間を照らすステンドグラスが色鮮やかでいい。[映画館(字幕なし「原語」)] 6点(2017-05-02 12:48:48)《改行有》

612.  3月のライオン 後編 《ネタバレ》 前篇に続き、川岸の情景とそこを歩行する主人公の姿の点描が幾度もはさまれて対局シーンと対置されるが、 人との繋がりのドラマがよりメインとなるこちらは、橋のショットもより意味を持ってくる。 神木が終盤に向けて凛々しく頼もしい表情に変わっていくのがいい。[映画館(邦画)] 6点(2017-05-02 12:15:28)《改行有》

613.  ゴースト・イン・ザ・シェル 《ネタバレ》 ガラス面や水面への反射、ダイブのアクションなどメタファーのイメージが充実している、といってもそれは押井版の功績だから こちらには加点出来ない。広角レンズの画角の歪みが特長的な押井流のレイアウトシステムがそもそも実写的感覚を強く志向していたわけで、 背景などは3DCGに近いとはいえリアリズムを意識しながら撮るとなると必然的に押井版のコピーに近い構図とイメージとなってしまうという事だろう。 象徴的イメージである高層階からのダイブや、乱立するホログラム、水飛沫、割れて飛び散るガラス破片などの3D効果も、やはり元の押井版のスタッフが 優れて立体的なレイアウトを達成していたということである。 射殺されるジュリエット・ビノシュを映し出す、割れるガラス。雨の中で刺客に止めの銃弾を撃ち込む北野武のハードボイルドスタイル。 押井版では夕刻だった潜水シーンの、ナイトシーンへの変更。 そうした本作独特の細部は『ブレードランナー』風味とも相まって、フィルム・ノワールの趣をより強く印象づける。 『アヴァロン』のヒロインも草薙素子のイメージに近いと言われたが、それよりも断然華があるスカーレット・ヨハンソンのヒロインの凛々しさもいい。[映画館(字幕なし「原語」)] 6点(2017-04-13 23:02:35)《改行有》

614.  パッセンジャー(2016) 《ネタバレ》 主要なキャラクターは若干4名。そういう意味では経済的なのかも知れないが、その分船内の美術のスケールと豪華さによって 見る楽しさが持続する。それでもドラマをほぼ二人だけで見事に牽引するのだからどちらも大したものである。 中盤までは、ジェニファー・ローレンスを除く二名と観客が秘密を知っている、その事がサスペンスを生み、 後半は二人の愛憎の劇とスペクタクルで魅せていく。 命綱を使った救出劇は『オデッセイ』には及ばなかったか。[映画館(字幕なし「原語」)] 6点(2017-03-26 21:59:54)《改行有》

615.  キングコング: 髑髏島の巨神 《ネタバレ》 BGMを伴うヘリの編隊飛行。その中で執拗に強調されるローターの回転運動。空爆。ジャングルの暗闇を染める炎。水牛のイメージ。 無言の原住民。河を下るボート。L・B・ジョンソン。そして「王殺し」。 嫌でも連想されるコッポラ『地獄の黙示録』のイメージの数々である。 中盤でチームが二手に分かれると、南洋版『八甲田山』的な展開かと思わせたりもする。 その割に本家33年版への思い入れが少し稀薄であるのが物足りない。 対戦相手が次第に弱っていく断末魔の細かい動きとか、その死を念を押して確認する動きとか。そうした手の込んだ細部の描写による 映画的リアル感の演出のことである。やたらにピント送りで視線を誘導したがるのも鬱陶しい。 結局は帰還兵のエピソードを以てエピローグとなるが、個々のキャラクターのドラマも半端にすぎる。[映画館(字幕なし「原語」)] 6点(2017-03-26 02:25:32)《改行有》

616.  素晴らしきかな、人生(2016) 《ネタバレ》 クロースアップが主体だが、各々の俳優の表情が皆良くてショットに品がある。 その背景をソフトに暈したショットの中から、次第にフォーカスされる形で愛と時間と死を担う3人はウィル・スミスの前に幻想的に立ち現れる。 イルミネーションが輝き、小雪の舞う街のロケーションもいい。空撮による夜景ショットの美しさ。 ブリッジを自転車で渡るウィル・スミスやラストの洒落た跨線橋を始め、印象的な橋のショットが随所に選ばれているのは、 人々の繋がりあいのドラマゆえだろう。 繊細で慎ましいスコアも静かに美しくドラマを彩っている。[映画館(字幕なし「原語」)] 6点(2017-03-12 12:49:10)《改行有》

617.  マグニフィセント・セブン 《ネタバレ》 女性の活躍度を上げて、多様な人種に配慮して、アクションと爆発はよりスぺクタキュラーにと、『スターウォーズ』シリーズをはじめとして リメイク・リブート・スピンオフ絡みの大作のアップデートはほぼこのパターンだ。 逆にこれが制約になってきてしまうのも映画にとってどうなのか。 本作ではさらにいわゆるLGBT、PTSDとてんこ盛りである。 それによってイーサン・ホークを一旦退場させてみたりという解りやすい段取りもただまどろっこしく、待ちかねた戦列復帰のカタルシスも低調である。 クライマックスの大乱戦も物量志向となったはいいが、観る側にとっても敵味方が判別しづらいショットが多い。 黒澤版のように折角地図を用いているのだから、これをもっと活用すればかなり良くなっただろうに。 だが、曲芸乗りのように馬を駆って発砲するD・ワシントンなど、馬の疾走のショットはいずれも素晴らしい。[映画館(字幕なし「原語」)] 6点(2017-02-15 23:54:14)《改行有》

618.  サバイバルファミリー(2017) 《ネタバレ》 崩壊した摩天楼群だとかのCGデストピア流行りの中で、ゴミ袋の山を適度に配置することでゴーストタウンを演出してみせる、手作り感覚とでも いうべきところがいい。序盤で高速道路上を西へ向かって歩む人々のモブシーンなど、一見地味なようだが 画面加工を含めて様々な工夫と手間暇をかけただろう見事なスペクタクルだ。 『ひみつの花園』時代の人形みたいなユーモアの要素がもう少しあっても良かったとも思うが。 都市を離れて西へ。山々を背景に4台の自転車が一列に走るロングショットに、日本の風景論を受け取る。 自給自足の憧憬でもある大地康雄のエピソードをクライマックスとして、それ以降がかなり失速してしまう印象だが、 ここで涙を流しつつ豚の燻製をいただく葵わかなの食事の表情がいい。 4人を見送って庭に立たずむ大地のショットの、何とも言えぬ寂寥感がぐっとくる。[映画館(邦画)] 6点(2017-02-14 23:08:09)《改行有》

619.  追いつめられて(1987) 《ネタバレ》 ホワイトハウスからペンタゴン上空を経て、一軒家へと至る見事な空撮。そしてケヴィン・コスナーの回想形式の語り。 元となるジョン・ファーローのノワール『大時計』(1948)の冒頭の大胆なカメラ移動を意識して大掛かりに変奏したオープニングである。 夜の路地に立つコスナーのシルエットや、緩から急へのドラマ展開などもノワールスタイルを踏襲したものだ。 一方では1980年代でのリメイクということで様々な設定の改変があるが、あからさまな性愛シーンや同性愛の設定など当時ならばコードに引っ掛った シーンを採り入れる一方、喫煙のショットなどは逆に除かれているあたりが世相の差として興味深い。 ポラロイドフィルムをデジタル化して画像解析していくサスペンスも、今見れば何やら映画史の流れを思わせる趣向で面白く、 階段や廊下を使った追っかけや市街カーチェイスを採り入れたアクション志向も、オリジナルとの差別化要素だ。 アクション自体にも撮り方にもさして工夫はないが。 ドラマは国防絡みにスケールアップした分、痴情関係で右往左往するコスナーやジーン・ハックマンらのキャラクターが冴えないのは問題だし、 ショーン・ヤングの役柄は単なる色情狂的な人物にとどまり、魅力を欠く。[映画館(字幕なし「原語」)] 6点(2017-02-05 23:01:02)《改行有》

620.  破門 ふたりのヤクビョーガミ 《ネタバレ》 多勢に無勢の佐々木蔵之介を助けに戻るか、否か。 クライマックスで逡巡する横山裕のシーンが、いつまで悩み考えるのかというくらい長く、もどかしい。 逆に、躊躇なく行動させた方が高揚感を維持出来たように思うのだが。 中盤で結構なバイオレンスを見せるのに対し、最後の乱闘が少々ぬるいというのもある。 一方でキムラ緑子と横山の母子が食卓を挟んで語り合うショットなどがやはり巧い。 横山が夕食を平らげ、爪楊枝を口にする芝居にふと滲むくつろぎの生活感など、絶品である。 それと対応して、ソファで宇崎竜童と対峙する佐々木蔵之介も貫禄の芝居がはまっている。 眼の剥き出し方もただ事ではない。[映画館(邦画)] 6点(2017-02-01 23:40:48)《改行有》

010.11%
150.53%
2202.14%
3384.06%
4717.59%
510311.00%
610811.54%
721522.97%
821823.29%
911412.18%
10434.59%

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS