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プロフィール
コメント数 1208
性別 男性
ホームページ ないっす!!!
年齢 61歳
自己紹介 客観的に分析したようなもっともらしいレビューって、実はちょっと地頭よければ誰でも書けちゃうわけで、結局ありきたりな物になりがちです。
別に映画評論家でもない1個人としては、個人の感性や主観、あるいは体験を元にしたその人しか書けないレビューの方がよほど価値があるように思うのです。
もちろんそれが、事実誤認やヘイトレベルの差別や偏見に寄って立つものであれば問題ですが、しかしその人しか書けないレビューというのは必ずあるわけで、そういう個人的な感覚や体験を元にした主観的なレビューは、いかにももっともらしいありがちなレビューよりよほど価値があるし読んでて面白いんじゃないかと思う今日この頃。(でも自己陶酔溢れるポエムみたいなのは…)
好きな言葉は「恋」 です。

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621.  コロニー5 なるほどこれは「TSUTAYAだけ」シリーズだったんですね。 一般的に全く知名度ないですからね。 しかし私が観たのはテレ東の午後のロードショー。 ザ・チャンバラさんが書かれているのと同じ放送だと思います。 で、この映画の感想ですが、これもほぼザ・チャンバラさんが書いてくれているので、ニアリーイコールという事で。 この映画を270円なりでレンタルして観ていたら「あー無駄金使った」と思うとこですが、テレビで放送されてるのを流し見する分には特に何の問題もない、それくらいの映画ですかね。 褒める要素は全くないんですが、凡庸だ、という以外に目くじらたてて怒る要素もあまりありません。 それにしてもこういう映画に出てくる乱暴者集団、ときに不自然なくらい丈夫なんですが、(いい意味で?)悪いものでも食べたんでしょうかね…[地上波(吹替)] 4点(2016-11-11 22:40:06)《改行有》

622.  ジュラシック・ワールド 《ネタバレ》 今回のジュラシックワールドの劇中で描かれるテーマパークは、テーマパーク好きが「あぁ、これいかにもありそう!」と思うような「いかにもテーマパーク」が描かれているのですが、映画の内容自体もまさにテーマパークにあるアトラクションのようになっています。 前作が、わりと真剣なSFティストな恐竜ホラーとなっていたのと比べると、今回はまさにテーマパークにあるアトラクション。 テーマパークのアトラクションですから、物語のハードルを下げて大人も子供も楽しめるようなエンターテイメントになっていて、そういう意味では、ジュラシックパークと比べて話のレベルを数段落とした(あえて言えば頭の悪い)ものになっているのですが、これは意図的なものでしょう。 まぁ話のレベルを落としたあげく登場人物もみな頭が悪くなってるのはご愛敬。 その方が事件を起こしやすいですからね。 登場人物がしっかりしてれば、最初のインドミナス脱走がそもそも発生しません。 「赤外線で見つからない!」→「なぜだ!逃げたのか!」まではいいとして、普通その後は「埋め込んだGPSで位置を確認しろ!」でしょ。 最低限の知能がある登場人物であればそれで万事解決だったはずです。 しかし、それでは話が進まないので、あえてみんな間抜けに設定されてるわけです。 まぁそのあたりをダメだと思うとダメな映画でしょうけど、そこを割り切れれば、第一級の(お手軽)エンターテイメントだと思います。 まぁ間抜けな上に性格にも疑問がある登場人物達に感情移入は全然できませんが… ただ、これだけは言いたい。 あれだけたくさんいた翼竜、どこへ行ったの??[ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-11-10 22:58:36)《改行有》

623.  サマータイムマシン・ブルース 《ネタバレ》 観ていて雰囲気とかで1980年代が舞台かと思いきや、なんと2005年。 いやいや、どうみても80年代だから!おかしいって。 携帯さえ持ってない2005年の大学生なんかいないだろ、って思ってたら映画始まって半分以上たって初めて携帯登場! 遅いよ! てかもっと普通に携帯使うって2005年の大学生! まぁそれはいいとして… さてこの映画を観ていると、映画にどうにも入り込めずなんかもうとにかくイライラするわけです。 なんでかなぁ…と思って調べると、これ舞台の映画化なんですね。 舞台と映画って基本的にノリとか文法がまるで別物なわけです。 で、個人的に映画は大好きなんですけど、日本でよく見る微妙な舞台は本当に苦手なんですよね。 この映画は舞台の映画化なんですけど、個人的に苦手な舞台の雰囲気そのままに映画にしているため、観ていてまったく受け付けませんでした。 細かい脇役とかの文法がアングラな舞台のソレで、なにそのセンスのないスタートレックのコスプレは?みたいな感じで誰か登場するたびにイライラしかしないという。 わざわざ映画化するのであれば、映画は映画の文法で撮るべきではないでしょうか? そうでないと映画化する意味はないと思うのですが… 映画として撮り方が下手だというレビューもありますが、中途半端に舞台を映画化してるからそうなっているんだと思います。 ストーリー自体はまぁありがちな時間SF物でいいのですが、とにかく舞台特有のガチャガチャしたしつこいノリを個人的に全く受け付けないため嫌悪感すら抱く映画(もどき)でした。[DVD(邦画)] 1点(2016-11-10 15:47:35)(良:1票) 《改行有》

624.  スピード(1994) 「お、スピードのレビュー書いてなかったぞ」とさっき気づいたのですが、今さらこの有名映画に何を書いたらいいのでしょう… 「過不足ない完璧なノンストップムービー」で、テレビなどで放送されるたびに何回も観てるのですが、いつ見ても面白いんですよね、話を全部知ってるのにも関わらず。 その度「ホントにこれって名画なんだなぁ」と実感します。[DVD(字幕)] 8点(2016-11-10 01:02:21)《改行有》

625.  永遠の0 この映画を観た感想というか、この映画を観た人の感想を見て思った事をいくつか。 まず、戦争賛美だ反戦だ、といろいろ物議を醸すこの映画ですが【「百田尚樹」が書いたもの】だという要素を外して純粋に映画だけを観れば、僕には反戦映画に見えます。というかこれを観て戦争賛美に見える人がいるというのがよくわかりません。 どうしてもそう見えてしまう人は、「百田尚樹」の呪縛にかかってるんじゃないかと思います。 百田尚樹自身はまぎれもなく右寄ですからしょうがないところはあるのですが。 それから、僕にとって太平洋戦争は生まれる20年前に終わった戦争ではありますが、それでも戦争の記憶は世間に色濃く残っていて、それも含めて太平洋戦争についての知識や特攻隊の知識は当然もっています。 しかし、今のたとえば20代の人にとってみれば太平洋戦争は遠い昔の歴史の中の出来事。たぶん僕にとっての日露戦争くらいの感覚でしょう。 この映画(小説)の感想を読んでいるとおどろくほど「戦争の事はよく知らないけど」という文言が出てくるのですが、これってまさに劇中の健太郎の最初のスタンス。 劇中の健太郎は、祖父の事をいろいろ調べるうちに「歴史の中の他人事」が「自分にとって関係のある事」に変化していくわけですが、この映画を観た人も戦争というものを少し意識する事で今後の日本のあり方について真剣に考えるようになるのかもしれません。 考えるとっかかりがこの映画でも僕は別にかまわないと思います。 まぁ個人的にはこの映画は好きではないですが。なにしろ百田尚樹が好きになれないもので…(最初に書いたのはなんなんだw)[地上波(邦画)] 6点(2016-11-10 00:34:02)《改行有》

626.  バンク・ジョブ 《ネタバレ》 不勉強で知らなかったのですが、イギリスでは超有名らしい実際に起きた事件「ウォーキートーキー強盗」をモデルにしたクライムサスペンス。 この事件は、当時、完全な報道規制が行われて、イギリスでは実際に何があったのかとかが今でも全くわからないらしいそうです。 で、生き残っている事件関係者に取材して作ったのがこの映画なんだそうな。 実際、この映画中ではその謎が実は王室のスキャンダル、具体的にはエリザベス女王の妹のスキャンダルだったとして実名で描かれていて、映画の中で存命の王室関係者の実名を出すというのは日本だったら許されないところでしょう。 そのあたりはさすがイギリスといったところでしょうか。 さて、映画の内容で一番「なるほど」と思ったのは貸金庫のくだり。 この銀行強盗事件は銀行の地下貸金庫数百件を強奪した事件なんですが、心配してかけつけた貸金庫の客との会話があって 銀行の人「現在被害を集計中です。貸金庫の中に預けていたものをリストアップしていただければ補償の検討をいたします」 貸金庫に預けてた客「そもそも人に知られたくないものだから貸金庫使うんだろ!」 おおお!!!なるほど! この映画では、貸金庫に預けられていた「王室スキャンダル写真」「政治家のスキャンダル写真」「警察への裏献金名簿」の3つのやばいブツを巡って争いが起こるわけですが、それ以外の関係ない貸金庫の客の品々の多くも、大っぴらにできないものばかりだったという。 これ、映画ではなく実際の事件でも、貸金庫に預けていた客100人以上がその内容を明らかにすることを拒否したそうですから。 まぁ誰しも「絶対他人には言えない事」「墓場まで持ってかないといけない事」なんて一つや二つはあるわけですが、実際に銀行の貸金庫を利用する客の多くがそういうグレーな目的で使ってるというのは面白い発見でした。 もはやこれ映画のレビューなのかがわかりませんがw[地上波(吹替)] 7点(2016-11-09 23:48:21)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》

627.  カウボーイ&エイリアン 《ネタバレ》 劇場ではじめてこの映画の予告を観たときに「何これ!めちゃくちゃおもしろそうなんだけど!!」とワクテカした映画。 どう考えてもバカ映画で面白そう。 しかし!実際に映画を観てみると、なんていうんですか中途半端にまじめで地味で悪い意味でびっくりしました。 手に謎の超兵器つけといて、そんなオーソドックスに西部劇をやられてもなぁ…と。 これ、例えばタランティーノがこのタイトルで映画を撮ったらどんなにおもしろい映画になったんだろう…と想像すると、期待が大きかっただけに残念感が強い映画でした。[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-11-09 13:18:56)《改行有》

628.  バンビ、ゴジラに会う うわ、こんなの登録されてたんだ! 1990年代に「イカ天」の後番組として「えびぞり巨匠天国」というアマチュア映画をテレビで流す番組があって、中には結構面白いものもあったんですが、そのえび天に出しても予選で弾かれたかもしれない映画。仮にテレビ放送まで進んだとしても酷評されたであろうアマチュア映画として評価してもレベルの低い映画です。 っていうか映画なの、これ? 自分がいつ見たのかもう忘れちゃいましたが、どこかの大学の学祭だったような記憶が… 映画のタイプとしてはばかばかしい一発ネタで、先のえび天で放送された映画でいえば「爆発五郎」(「やぁ、俺は爆発五郎!みんな俺の活躍見てくれよな!」とかっこよくあいさつした少年が走り出してそのまま爆発してしまう)のような一発ネタであり、個人的には嫌いじゃありません。 ちなみにYoutubeにフルサイズで上がってるので全編を観る事ができます。 このサイトでは上映時間2分となってますが、実際は1分30秒程度。 始まったとたんに誰でもそうなるだろう展開で終わりますから、安心して観て下さいw[ビデオ(字幕)] 4点(2016-11-09 01:08:39)《改行有》

629.  スノーピアサー 《ネタバレ》 走り続ける列車の中をひたすら前に進む映画なのですが、実はこれ一応列車の体裁をとってはいるものの、要はダンジョンRPGでフロアクリアしてるだけですよね。 あるいは例えば死亡遊戯とかでもいいんですが、「何かの障害を倒す(マイルストーンを達成する、フロアをクリアする)と次の展開へ」という実はよくあるタイプの映画ではあるのです。 最後に「ループからの解放、そして若者の旅立ち」で終わるのは、同じ列車系である銀河鉄道999と全く同じ展開であり、要点だけを1行でまとめると実はほとんど同じ内容になるはずなのです。 でも何しろこの映画はその周辺ギミックがすごすぎて… 「地球中が氷漬けになってその中を永遠に走り続ける列車で」とか、しかもその列車の中が車両毎に謎のファンタジー空間でキャラも濃いしで、そういう映画でやってる事の本質がよく見えなくなってるんですね。 っていうか本質は実はどうでもよくて、各車両をどんなアイディアでまとめるか、どんなキャラを出すかという点に製作側の気持ちは集中してたと思えるので、あまりむつかしく考えず成り行きに身を任せて、馬鹿だなぁ…と気軽に楽しめばいい映画なんじゃないでしょうか。[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-11-09 00:21:34)《改行有》

630.  インターステラー 《ネタバレ》 「うん、そうだよ!これがSF映画だよ!」 観終わった後の感想はこれです。 子供の頃、劇場で観た「未知との遭遇」。名作という噂は聞いていても実際に観るまでに時間がかかった「2001年宇宙の旅」等々 昔はセンスオブワンダーに溢れた「ガチな本物の重厚なSF映画」がたくさんあったのです。 それがいつのまにやら「SF風味」の娯楽作ばかり。 かつての名作「ガチな本物のSF映画」はすっかり過去の物となってしまいました。 しかし、ついにこの「インターステラー」が、その忘れていた「本物のSF映画」の存在を僕に思い出させてくれたのです。 それが実に40年ぶりというのはあまりにも時間が経ちすぎている気もしますが、きっとそこは重力の影響で時間の遅れでもあったのでしょうw さてあらためて、 【この映画が、この映画こそがセンスオブワンダーです】 先に結論を言うとこれが僕のこの映画への評価です。 さて「ある程度のSF知識がない人にはハードルが高い」とも言われているこの映画ですが、実は日本人はその点においてめぐまれています。 昔から存在するSFアニメのおかげで、多くの人には無意識にある程度の基礎知識があるからです。 たとえば映画の終盤、クーパーが目覚めた病院で外を見ると野球をやっている風景が映し出され一瞬きれいになった地球かと思わせておいて実は空まで地面が続く姿が映し出されます。 多くの日本人はここで「あ、(オニール型の)スペースコロニーなんだ」と一瞬で理解できてしまう。 これはもちろんガンダムのおかげなのですが、しかし、これって実はけっこうすごい事です。 普通の国の人はそもそも(オニール型の)スペースコロニーの構造なんか知りません。 このシーンも「うわなんだろうこれ!」と思うわけです。 これを「なんか知らんけど未来だから空まで地面が続いてるのかな?」と思うか「スペースコロニーなんだ」とすっと納得するか、この映画を観る上ではこの違いは結構大きいと思います。 映画中で重要なワームホールについてはさすがに途中で(定番の紙を折り曲げるやり方で)簡単に説明してくれますが、これも多くの方は説明されなくても知っている事でしょう。 そもそもこの映画、SF映画としては非常にやさしい造りで、SF知識としては入門編レベルのものしか要求しませんし、「どう見ても伏線の腕時計」とか「どう見てもわざと壊されたとしか思えないKIPP」とか、映画中の伏線も簡単にわかるようになっています。 一部では難しいと言う話も聞きますが、実際のところ、このわかりやすい映画の内容を理解できないような人はほとんどいないでしょうし、もしいたらそれはちょっと問題だと自覚した方がいいレベルです。 映画の中にはこの映画より難しい内容のものがゴマンとありますから、他の映画を観るとき困ると思いますから。 閑話休題 さて、この映画の縦軸が「久しく忘れていたガチSF映画の復活」であるならば、横軸は「家族、父娘の愛の物語」です。 劇中でもおりにふれて愛について語られますが、この映画は本格SF映画でありつつも、かつてのSF映画にやや欠けていた「愛」を話の軸として取り込むことに成功していて、ややもすると無機的になりがちなSF映画に「暖かさ」や「感動」をプラスする事に見事に成功しています。 これこそがこの映画の素晴らしいところで、かつての本格SF映画に欠けていた「愛」を物語の核に据える事で、ついにかつての名作達を超える映画になれたと思うのです。 さて結論。 40年ぶりに現れた「本格SF映画」であり、そこに「人間の愛のドラマ」を絡める事でかつての名作を超えた最高峰だと言える名作です。 これに高得点をあげない事は許されません。 個人的には10点をあげるしかない映画です。 それにそれに、なによりも萌えキャラの「TARS」の存在。 この映画を観て「TARS」を好きにならずにいられる人がいるでしょうか? いやいない! C3P0でもHAL9000でもハロでもなんでもいいのですが、SF映画には「人間外でキャラが立ったやつ」の存在は極めて重要な位置をしめてきました。 その存在はSF映画の伝統芸です。 そして、TARS(CASEも)は、過去のそのようなキャラクターの魅力も受け継ぎつつ、それをさらに超えるものになっていて、個人的には「過去のSF映画全部の脇役相棒キャラで一番好きな奴」だと言っても過言ではありません。 ちなみに僕の正直度は80%程度とやや低めなので、このレビューはそれを前提として読んでいただけると幸いです。[ブルーレイ(字幕)] 10点(2016-11-08 12:58:04)(良:2票) 《改行有》

631.  容疑者Xの献身 《ネタバレ》 何しろ原作は大ベストセラーですから、当然原作既読でこの映画を観る人も多いわけですが、そういう観客からすると原作の魅力をあまり損ねていない映画だったかと思います。 主演陣の演技には引き込まれるものがありましたし(特に石神役の堤真一)、個人的に「???」と思ったのは映画オリジナルの山登りシーンくらい。あれって必要性あったんでしょうか? さてこの映画、内容以前に好き嫌いで語られる事がときどきあり、それは「愛する女性を守るために何の罪もない人を殺す」事の是非が理由です。 「どんなにかっこつけてても、その行為自体がそもそも許せないし嫌悪感しか抱かない」という意見ですね。 ここで面白いのは「同じことをしているにも関わらず原作小説においてはそういう批評はほとんどなかった」という点です。 これは原作はミステリというジャンルであり、ベストセラーとは言え、読んでいるのは主にそのジャンルを好きな人。 そういう人にとってはその行為自体には特に問題には感じないわけです。 なにしろこのジャンルにはこれよりひどい内容の小説なんかごまんとあるわけで、この程度でとやかく言っていてはミステリは読めないですから。 しかし映画化される事で、より広い客層の人が映画を観る事になり、結果としてミステリ慣れしてない人がそこに嫌悪感を抱くのではないかと思います。 特にこれは人気ドラマとなったガリレオシリーズの劇場版ですし、ガリレオシリーズはわりと軽めの話が多くこの原作が異質ですから、まぁ、これはなるべくしてそうなったと言えるでしょう。 さて私のこの映画に対する点数は低めなのですが、これは先に小説を読んでいてトリックとかを知っていたからです。 この映画、「替え玉殺人トリックだと思わせておいて実は時間差トリック」だという深い構成になっていて、そこがミステリとして高く評価されているゆえんなんですが、すでに小説を読んでいる人間からすると一番のキモであるそのトリックはすでに知っているわけで、映画で観ても「一番キモの部分に何の驚きもない」わけです。 これはある意味構造的な欠陥で、どうにも回避しようがない問題。 この映画には罪がない事ですし役者陣の演技も素晴らしかったのですが、しかし「オチを知ってて謎解きミステリを観る」以上、どうしても一定以上の面白さを得る事ができません。 そういう意味で謎解き主体のミステリ映画の映画化は難しいのかな、と思います。[地上波(邦画)] 6点(2016-11-08 11:17:39)(良:1票) 《改行有》

632.  ソウ 《ネタバレ》 あえて野暮な事を言うならば、人間があれだけ長い時間死体のフリをするのは絶対に無理です。 二人が極限状態に置かれていたとはいえ、死体のフリをしている人かどうかはいくらなんでもわかります。気づかれます。 そういう意味では「それはいくらなんでも無理筋だよ」というオチなのですが、それはやっぱり野暮天というもの。 まったく予備知識がない状態からこの映画を観たときのインパクトは、やはり映画史に残るものだったと言えるでしょう。 この映画についてはあまりにもいろいろ語られすぎてて何を書いてもいまさら感が強すぎますよねw[CS・衛星(字幕)] 8点(2016-11-06 23:14:37)《改行有》

633.  トイ・ストーリー3 《ネタバレ》 僕にとっては「普通におもしろいピクサーアニメ」でそれ以上ではありません。 しかしこの映画の感想などを読むと「号泣した」とか言うのが多いんですよね。 あのラストの決断(別れ)で号泣とか。 でもあのラストシーン、私は、まぁやっぱそうなるよね、としか思わなかったんですよね。 こう書くと、僕が普段映画とかで泣かない人間なのか…と思うかもしれませんが、しかし僕は映画ではわりと簡単に泣いてしまうタイプです。驚くほどすぐ泣きますw ピクサーでも例えばモンスターズインクのラスト数分を見せられると(もう何回観たかわかりませんが)いまだに涙がにじんでしまいますし、つい最近では恥ずかしながら「君の名は。」でも泣いてしまいました。映画館で泣くのはいろいろ困るから嫌いなんですが… そんな僕がこの映画では泣かなかったのは、たぶんこの映画が僕の泣きポイントとずれていたのでしょう。 人が映画を観て泣く場合、そこには強烈な感情移入があるからなのですが、このトイストーリーシリーズは僕にとってあくまでもよくできた娯楽映画であって、感情移入して心が震えてしまうような映画ではないという事でしょう。[CS・衛星(吹替)] 7点(2016-11-06 22:55:26)《改行有》

634.  X-MEN:ファースト・ジェネレーション 《ネタバレ》 X-MENシリーズって頭悪いアメコミの内容そのまんまの内容で、ぶっちゃけそんなに面白くもないしさして好きなわけでもなく、わざわざ自分から進んで観ようとは思わない映画です。 この映画を観たのも、たまたまスターチャンネルでやってたからです。 ところがぎっちょんぎっちょんちちょん。 たまさか観たこの映画は意外と面白かったんですね。 いままでとは作品自体の空気感も違ってて、調べてみたら監督がキックアスの監督に変わってたんですね。 なるほど、やっぱり監督ってめちゃくちゃ大事なんだなぁ、という事をあらためて教えてくれる貴重な映画になりました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-11-06 22:45:48)《改行有》

635.  マンマ・ミーア! 公開前に試写会で観ました。 なにせ自分がABBAにドンピシャの世代だけに、映画というよりほぼABBAのMV。 映画を観てる途中でも曲がかかるたびに ふろーんざたんばりー おーいえええ! とずっと(心の中で)歌ってしまうものですから、映画のストーリーがいまいち頭に入りません。 さらに言えばメリルストリープの頬骨が高い顔は昔から苦手で、一方で(このころまだ無名の)アマンダ・セイフライドにもいまいち興味が持てなかったこともあり、しかもABBAの歌の中毒性は驚くほど。 映画の途中、僕はただただ歌い続けるばかりでした。 でぃぎっざだんしんくいーん![試写会(字幕)] 5点(2016-11-06 22:40:24)《改行有》

636.  アザーズ 《ネタバレ》 全く予備知識なく観ましたが、途中で「こりゃこっちが幽霊だろうな」と薄々気づいてしまったので(まぁ伏線張ってますし気づきますよね)、そういう意味では最後に驚きがなくて残念でした。 個人的にニコールキッドマンの顔が苦手なんですが、しかしこの映画の雰囲気にはあの神経質そうな顔が似合ってたので、はまり役かなぁ、と。 オチのワンアイデアから逆算して雰囲気重視で作った映画って感じで、このゴシックホラーな雰囲気が好きなら楽しめるんじゃないでしょうか。 個人的には可もなし不可もなし、というとこです。[地上波(吹替)] 6点(2016-11-05 23:00:29)《改行有》

637.  ガタカ 《ネタバレ》 捜査開始直後「ヴインセントに家族は?」と聞かれ「家族はいない」と答えたイケメン刑事。 そのシーンで「あれ?死んだの?」と思ったんですが、そうか実は弟だったわけですね。 不適正者のヴィンセントを周りが地味に応援してくれて結局無事宇宙にいけるという一見感動的ストーリーなわけですが、うーん、映画として面白いんでしょうか? 娯楽映画としては致命的に地味で華がないように思います。 話にしても、遺伝子によりいろいろ差別(というかこれは区別ですね)される世界というのはSFの世界ではごくごくありきたりで取り立てて目新しい要素はありません。もっと言えば映画中で不適正者がそこまで差別されている印象もないですから(何しろヴインセントが上級者との遺伝子取り換えができるくらいの金がちゃんと仕事で作れるわけですからね)、ある意味職業に対する適材適所選別をきちんと行っているだけに見えます。 ヴインセントが宇宙に行けない最大の理由は能力ではなく心臓にあるわけですから、これはいけないのが当然で不当でもなんでもないわけで、それを無理やり宇宙に行こうとする方が悪いわけです。 また、そういう事を考えずに表面だけとらえて感動ドラマとして見るなら、もうちょいケレン味がほしいところで、あまりに地味です。 推理物としてみれば、ヴィンセントがやってないとなれば、もう犯人候補者は1人か2人しかいないわけで推理物としてはそもそも成立してません。 個人的にはいまいちな感じがぬぐえない映画でした。 あ、でもアーネストボーグナインに似てるな、と思ってたおそうじのおじさんが、ほんとにアーネストボーグナインだったのがちょっと嬉しいかな。 それから、些細な事ですが、全体的に男性同士が耽美気味に(いやらしい意味ではなく)絡み合うシーンが多いですしストーリー的にも、これはかなり腐女子の方におすすめできる映画ではないかと思います。 「実は腐女子向け映画ランキング」とかあったら、上位は確実ではないかと思われます。 一般に誤解されがちですが、腐女子の方は最初から腐ったものは食べません。健全なものの中にそういう事を見出すのが好きなのです。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2016-11-05 22:43:07)《改行有》

638.  マッドマックス 怒りのデス・ロード ここまで馬鹿を極めるといっそすがすがしい。 ところで、この映画の基本デザインを前田真宏がやってる事を後で知ってびっくり。 こんなとこにもジャパニメーションの波がきてるとは![ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-11-05 16:22:37)《改行有》

639.  インセプション 《ネタバレ》 世間では評判が高い監督でも自分とは相性が悪い人ってのがいます。 私にとってこのクリストファーノーマンという人がそれで、傑作と言われるダークナイトなどもどこがそんなに面白いのか全くわかりませんでした。 しかしこのインセプション、評判も高いし面白そうだな、と期待して観たわけですが… まずあれこれ言われているアイディアですが、これ平凡でありがちですよね? 「●●世界にダイブしてグレーな仕事を行うアウトロー」というのは1984年に発表されたギブソンの「ニューロマンサー」以来SF界でブームになったものですが、という事は30年も前にブームになったもので、SFフアン的にはすでに食傷気味のアイディア。 そしてその●●世界が、本映画では夢の世界なのですが、「夢の世界に突入する」というのも古来普通にあるアイディア。 たとえば日本の「ドリームハンター麗夢」が最初に作られたのは1985年ですし、この作品の時点で「他人の夢に入る」というアイディア自体特に目新しいものではありませんでした。 要するにこの作品のアイディアは私の感覚では「厨二病」的だとすら感じる平凡なものなんです。 夢が実は三層構造になってます。→最下層は虚無世界 って、いかにもすぎてこれが厨二病的発想でなくてなんでしょうか… そしてすごいと言われる映像表現ですが、これはこの映画のせいではありませんが、CG技術の発達&ハリウッド映画の大予算のおかげで、「今や金をかければどんな映像でも創れます!」というイメージを持ってしまっているため、たとえばこの映画の中で特徴的なホテル内の戦闘シーンでも「予算かけるってすごいよね!」としか思えないのです。 昔だったら「特撮すっげー!」だったんですが、進歩したCG技術のおかげでいまや映画でどんな映像を観ても「ふーん」としか思えなくなってしまいました。 というわけで、この映画は普通に金のかかった娯楽映画。話自体は可もなし不可もなしでまぁまぁかな、って評価になります。[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-11-05 11:12:27)《改行有》

640.  ダークナイト(2008) 大傑作と名高い本作。 公開の翌年くらいに期待して観たわけですが、「ん?これただのバットマンじゃないの?しかもなんか暗いし」としか思えませんでした。 この映画の評でよく見かけるのが「正義と悪の相対化」、正義とはなんぞやと悩むあたりがスバラシイと評価されているようですが、そりゃ元が能天気なアメコミならそうでしょう。そんなことで悩むアメコミヒーローはそうそういませんから斬新だったのかもしれません。 しかし、残念ながら日本人は正義のあり方に悩むヒーロー像なんて普段から見慣れています。 日本には数十年におよぶ特撮や漫画、アニメのヒーローの歴史があるわけで、たとえばウルトラセブン(モロボシダン)が卓袱台はさんでメトロン星人とその手の議論を交わしたのはすでに50年近く前の事。 いまさらそんな中学生レベルの事で悩まれても「んーー、あんたその程度の覚悟でバットマンとかやってんの?」としか思えないわけですよ。 この映画は、アメリカでの記録的ヒットと比べて日本ではびっくりするほど稼げなかったわけですが、その理由は、日本人にとってはあまりにもいまさら感があるそのしょーもないテーマにあったんじゃないかと思います。 もちろん、日本人がバッドマンにほとんど思い入れがないってのもありますが。 あ、あとマギージレンホールがヒロインってのは容姿的にちょっとどうなんでしょうか…アメリカ人の美的センスはわかりません。[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-11-05 10:55:01)(良:2票) 《改行有》

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