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プロフィール
コメント数 1732
性別 男性
自己紹介 投稿にあたっては
①製作者の映画愛を信じて基本的に0点は付けていません。
②レビュー作品の「あらすじ」は率先して書いています。
※2024.2.28ニックネーム変更「ぽこた(ぺいぺい)」→「タコ太(ぺいぺい)」

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701.  フレッシュ・ミート サイケな家族 《ネタバレ》 基本的にはブラックなコメディ―。そこにグロとエロで味付けをしています。 冒頭、唐突に始まるリナと同級生のシャワールームでの絡み。スプラッターものと思って観始めたのにいきなりのサービスカットで、別の作品を観始めてしまったのかと思ったぐらい。 一転して、次のシーンでは間抜けな犯罪者の護送車襲撃。なるほど、ここから本題に入るのね、といった展開。犠牲になった警察官が手にしていたハンバーガー(挽肉)が意味深です。 そして、犯罪者グループの乗った車がリナの家のガレージに突入。一家はあっさり人質に。ここから食人家族と犯罪者グループの戦いが始まるといった具合ですが、グロもエロも何とも中途半端。特にエロの方はサービスで追加したって感じです。 確かに、リナと犯罪者グループのリーダー格ジジが恋に落ちたからこその展開になるので、ある意味冒頭のレズビアンシーンも必要かも。でも、なんだか「ありき」な感じ。 グロの方も比較的マイルド。激しくグロいカットは数えるほどです。食人ネタなので当然グロくなるのですが、思ったほどグロくはない。父親が息子の生きた心臓を抜き取って齧りつくシーンも、想定内であって意外性には欠けています。 それより何より、マオリ族やアジア人に関する表現だとかソロモン教(その存在は個人的には知りません)に関する表現、そしてレズビアンに関する見方、更には料理番組に出演している障がい者の扱いなど、いろいろと物議を醸しそうな内容が含まれていて、これ公開しても大丈夫なんですか?みたいな気分になりました。 ブラックなコメディ自体は好むところですが、その中で人種や多様性に触れる、いやもっとストレートに言えば、ネタにするのは難しいですね。ネタにすること自体が問われるところです。 ちなみに、邦題の「サイケな家族」は「サイケ」の意味が違うような気が…。それとDVDのジャケットに主要メンバーが一人ずつ抜けているのが謎です。[インターネット(字幕)] 4点(2022-08-18 09:45:21)《改行有》

702.  マリグナント 狂暴な悪夢 《ネタバレ》 (書き出しから結末に繋がるネタバレです) 幼少期の恐怖体験等を元にした物語は、多くは多重人格を題材にしていると思いますが、本作は特異な双生児の在り方をプロットにしており、新鮮なホラーとして楽しめました。 後頭部、あるいは体の顔以外の部位に顔面や口があるという造形は、我が国の妖怪変化や海外の都市伝説、あるいは過去の作品に見受けられはしますが、本作のアイディアは類似点は感じるものの独自の視点で掘り下げてアレンジしていて、オリジナリティたっぷりに魅せてくれます。 次々に登場する関連性のはっきりしないエピソードたちは、中盤あたりから伏線回収のような形で収束して行き、途切れないスピーディな展開とともに流石ワン監督といった魅力に溢れています。 純粋にホラーと言うよりも、サスペンス、あるいはアクション作品として大いに見応えを感じ、楽しめました。 個人的には、刑事が単独行動で怪物のような犯人を先の見えない地下迷宮で追跡するところや、ヒロインの妹が単独行動で廃墟となった郊外の病院の地下室に入り込んで資料を捜すなどというような、いわば「ホラーあるある」的展開に少々不満を感じましたが、映像・音楽・アクション等々、どこをとっても見事な出来栄えと思います。 ガブリエルが幼少時から超人的なパワーを備えていたこと、それどころか警察署を全滅させられるほどの戦闘能力を身につけていること、電力や電波を思いのままに操れること、マディソンの身体をガブリエルが凶行に利用していたとすると瞬間移動しているとしか思えないような時間的な矛盾を感じてしまうこと等々、気になることは多々ありますが、それもこれも優れたエンターテインメントならではと思えば、野暮は言っちゃいけないですよね。 物語はヒロインが本当に大切な家族とは何かということに気付くところで終わりますが、脳をコントロールされていたとは言え大量殺人についての責任は免れないでしょう。それでも、人生で最高の幸せに辿り着けたということは、ヒロインにだけフォーカスすればある意味でハッピーエンドなのでしょうね。[インターネット(字幕)] 8点(2022-08-17 11:12:46)(良:1票) 《改行有》

703.  サバカン SABAKAN 完成披露舞台挨拶生中継付き上映会にて鑑賞しました。封切り前なのでネタバレなしで投稿します。 殆ど無名の小学生を主役にキャスティングし、金沢監督は長編作品はお初、そして個人的には脇を固める竹原ピストルさんの大ファンということもあり、期待度高めで鑑賞しました。そして、その期待は裏切られませんでした。子どもが主役の作品というと、どうしても「天才子役」的な演技を想像してしまうのですが、この作品の2人は所謂「天才子役」というよりも、瑞々しく等身大の小学生を演じ切ることで作品世界に自然に惹き込んでくれます。これも「天才子役」のひとつの形なのかなと。 脇を固める大人たちもそれぞれにいい味を出し切ってくれています。孝明の両親を演じる竹原ピストルさんと尾野真千子さんのコンビネーションが素晴らしい。喧嘩ばかりしているようでいてしっかりと結びついているという、ひとつの理想的な夫婦像で魅せてくれます。弟も兄に負けない存在感。この4人家族になくてはならない存在感です。健次の母親役の貫地谷しほりさんも、ひとり親世帯かつ多子世帯という厳しい状況の中、身を粉にして働きながらも疲れた顔一つ見せず只管優しく子どもたちに向き合う理想的な母親像で魅せてくれます。そして作品全体の要としての大人になった孝明役の草彅剛さん。静かな存在感で作品世界を底上げしてくれています。 他にも魅力的な役割を果たしてくれている大人たちが次々と登場。大人たちが、きちんと子どもたちを包み込み、そっと後押ししながら育て上げていく姿が眩しい。 強いて言うなら、作品の評価とは特に関係ないのですが、80年代が舞台であってそのことを表すエピソードは込められてはいるものの、作品全体を包み込む雰囲気は70年代もしくは60年代かな?と思えるぐらい昭和感に満ち溢れています。リアルタイムでその時代を歩いて来た身としては、「え?これ80年代?」みたいにちょっとだけ違和感を覚えました。 小学生が主役の青春物語。最近はサバ缶というと手軽で安上がりな酒の肴にしてしまうのですが、そんなことはないぞ思い出の味なんだぞと、幼い頃の思い出に浸りつつ素直に感動することが出来ました。 昔は東京湾で釣ったサバをシメサバにして食べたな~。お店で買うよりずっと旨かった。それもあって、あの頃はサバ缶よりシャケ缶かイカ缶が好きだったな(遠い目)[映画館(邦画)] 9点(2022-08-13 14:45:06)《改行有》

704.  HK/変態仮面 《ネタバレ》 随分と前にCSで放送していたのを録画。古い録画を整理していたらたまたま発見。時間があったので観てしまいました。「観た」のではなく「観てしまった」のです。 これは禁断の作品でした。お下品なコメディというと欧米、特にアメリカ映画が本家と思っていて、邦画のお下品コメディというと概ね昔懐かしいロマンポルノではないかと信じていました。(実際、ロマンポルノには傑作下ネタコメディがあると思います) ところが、こんなにもメジャーな役者さんを使い(しかも皆さん体当たり演技、いや素の演技?いやいや素だと演技じゃないか)、欧米作品でも滅多に観れないような超ストレートで包み隠さない下ネタの数々。恐れ入りました。 原作漫画は未読ですが、皆さんのレビューを読むと原作を忠実に、あるいは原作を超えて仕上がっているようですね。変態に関する主人公の苦悩や偽変態仮面とのイデオロギー対決のあたりは深味さえ感じます。単なるお下品コメディと切って捨てられない作品と思います。 ところどころ雑な作りが気にはなりますが、キャスティングの妙(その後の各役者さんたちの御活躍を思えば尚更)、脚本の妙、演出の妙等々、邦画お下品コメディ、下ネタコメディの可能性を感じさせてくれた1本でした。[CS・衛星(邦画)] 8点(2022-08-09 13:45:30)(良:2票) 《改行有》

705.  フェイク 《ネタバレ》 実話ベースの潜入捜査モノ+男の友情を描いたヒューマンドラマですね。 正直、潜入捜査モノは決して珍しくはなく、本作についても意外性のある展開はほぼ無いと言って良いです。まして実話ベースともなれば、益々もって王道を行く展開。ただ、だからこその緊迫感が途切れることがありませんでした。 そして、キャスティングの妙。25年前にして既にいぶし銀の魅力を放つアル・パチーノさんと、若く才気に溢れるジョニー・デップさんは勿論のこと、不気味な迫力に満ちたマイケル・マドセンさん、健気で力強い中にも愛くるしいアン・ヘッシュさんなどなど、脇を固める一人ひとりの存在感が素晴らしいです。 レフティもソニーも、揺らぎながらもドニーを信じ、裏切られたと知っても悔いることがなかった。そしてドニーも、心の底ではそれに応えたかったのかも知れません。しかし、正義を貫きたいが故に身を投じた潜入捜査。ドニー、いやジョーの圧し潰されそうな心の葛藤がひしひしと伝わって来ました。 2時間以上の尺が短くさえ感じられた作品。邦題の「フェイク」も意味深で秀逸と思いました。納得の9点献上です。10点ではないのは、死体処理シーンにリアリティが必要だったのかどうかが個人的には疑問なので。[インターネット(字幕)] 9点(2022-08-08 16:14:00)《改行有》

706.  ディープ・インフェルノ 《ネタバレ》 南北アメリカ大陸を西側に沿って縦断できないのは、パナマの森に立ち入ることが出来ないから。そこはチュパカブラが住む森であって、人の侵入を許さないからだ。面白い見解です。 そんなパナマに遊びに行くまるっきり考えなし風の男子3人と少しはまともな女子2人。この段階で死亡フラグが見え隠れ。 男子たちの行動言動の殆ど全てが身勝手ないい加減さ。現地の彼女も反抗期なのか何なのか、兄貴分の言い付けに反した自暴自棄とも思える行動でアメリカ人グループを巻き添えに。 ツッコミどころがほぼ全編に散りばめられているので、ついつい声に出してツッコんでしまいます。やることなすこと「それ、違うだろ!」みたいな行動ばかり。ジャングルの中で女の子を気遣うことなく闇雲に全力疾走したりとか、わざわざ単独行動に走るとか。劇場未公開のようですが、こりゃ映画館で観たら客席中からツッコミが入りまくって場内が賑やかになりそうです。 ただし、SNSと顔認証の効果で若者たちの窮地が全世界に短時間で拡散し、武装警官の突入やら報道ヘリの捜索活動やら一気に加速してあっと言う間に解決、というアイディアは、このタイプのホラーでは新しいですね。通常だったら誰も立ち入らない深い森の中でクリーチャーに襲われたら、救援も呼べないし救助隊も即座には動けないから絶体絶命。全滅か超ラッキーな女子が独りだけ助かるといった結末になりがちかも。 あれよあれよという間に、事態が急進してややハッピーエンドで一件落着というのは意外でした。 ちなみに、現地の青年が叔父さんに助けを求めなくとも情報拡散の効果で武装警察が即座に行動したこととか、必死に報道ヘリに救助を求めて犠牲を増やさずとも捜索隊がほぼ同時に発見して救助したこととか(ヘリのマスコミが救助より撮影を優先したことの是非はありますけれど)、結構無駄な行動が積み重ねられているのは、むしろ現実的なのかもしれません。[インターネット(字幕)] 5点(2022-08-04 23:30:43)《改行有》

707.  タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら 《ネタバレ》 何だか口煩いおねーさんと同行のカメラマンが事件現場に潜んでいた謎の男にアッサリ片付けられてしまう。そして、その3日前…という語り出しと、本編突入後にいきなり死亡フラグ乱立の悪ノリ大学生グループのクルマが、脇から突然現れた不気味な男たちが乗るピックアップに抜かれて行くあたりの雰囲気は「これってコメディ?」という感じ。 ところが直後には、実は不気味に見えた二人は良い人オーラ大放出の凸凹コンビで、学生グループのリーダー格の方が実はアブナイっぽいというあたりを早々に種明かし。 基本コメディなんですから、この種明かしタイミングは正解だと思います。コミュニケーションの不成立から誤解が誤解を生むことの恐さという結構真面目な軸を中心に据えて、次から次へと誤解と先入観の深みにハマって、あるいは自らの自発的行動ではないままに無意味に死んでいく若者たちをブラックユーモアを添えて描いていく。 何にしても命の扱いが軽い。いくらなんでも可哀そうと思えなくもない死に方も続出。ところが観ていてそのあたりに違和感を感じない、と言うか普通に笑えてしまう。学生グループには感情移入出来ないからですね。と言うか、逆に主人公側に思いっ切り感情移入してしまうからかも知れないです。 ハッピーエンドもいいですね。普通に考えたら二人がアッサリ無罪放免になる訳ないし、アリーの抱えたトラウマは尋常じゃないはず。更にはチャド生きてるし。でも、そんなもの全部お構いなしにハッピーエンド。あくまでもこれはコメディ。ホラーじゃありませんから、という〆ですね。 ちなみに邦題の副題。「史上最悪の〇〇」みたいな定型パターンってありますけど、この作品の場合には特に必要ないような気が…。確かにツイてないと言われればツイてないのですが、ツイてないが故の展開でもないような気がします。[インターネット(字幕)] 8点(2022-08-03 00:37:34)(良:1票) 《改行有》

708.  YUMMY ヤミー 《ネタバレ》 まず、爆乳に悩むが故に乳房縮小手術を恋人同伴で郊外の専門病院に向かう(正確に言えば恋人にクルマで送らせた?)ヒロイン、という馬鹿馬鹿しい設定からして尋常ではない。しかも、二人に付き添うヒロインの母親がヒロインを凌駕するほどの爆乳で更に美容整形に依存しているという設定でダメ押し。とんでもないゾンビ映画です。更に、何というタイトルのネーミングセンス?!このセンスにドハマりしてしまいました。 そして、確かにコメディなんですが、コメディ的表現は概ねブラックユーモア。膝を叩いて大爆笑というよりも只管苦笑に次ぐ苦笑。かなり見る者を選ぶ作品ですね。一般的な視点で観れば相当に趣味は悪いと言わざるを得ません。 ただし、ゾンビ映画としての基本を押さえた生真面目と言っても良いような作り込みは、決してゾンビ映画先進国とは言えないベルギー映画界への期待を膨らませてくれます。 結局全員死亡フラグという衝撃のラスト?には、妙に安心させられてしまいました。これで良かったんだ、みたいに。その原因は、そこに至るまでに登場人物一人ひとりのキャラを十分に刷り込まれてしまった証しなのかも知れません。 静かに転がるエンゲージリングが、虚しくアーティスティックで印象的でした。[インターネット(字幕)] 8点(2022-08-01 22:48:14)(良:1票) 《改行有》

709.  エスケイプ・フロム・トゥモロー 《ネタバレ》 何とも表現し難い作品。ホラーなのかコメディなのかSFなのか哲学なのか…?多面性のあるプロットには興味を惹かれますが、どうにもバラツキ感が強くて冒頭からの30分以上は只管退屈していました。 家族旅行の初日に、電話で理由も示されず解雇を言い渡される。幼い我が子によってバルコニーに締め出されてしまうのも、社会からの隔絶をイメージしたものなのか。 普通なら家族を残して出社し、状況の修復に奔走するだろうに、この主人公はアッサリ受け入れてしまい、あとは息子と手を繋ぎ、娘を抱き上げているにも拘らず、性的妄想に憑りつかれた行動に走り続ける。 解雇通告で全ての殻を脱ぎ捨ててしまい、夢の国のアトラクションから通常は感じることのない負のエネルギーを浴びてしまう。その段階で今日から続く明日と決別し、あとは今日からは繋がらない新たな明日を目指すのみ。 後悔する場面は幾度となくあるものの、結局は後悔先に立たず。気付けば死を受け入れ招かれるままに新たな明日がやって来る。そんな感じでしょうか? 全編モノクロ、違和感を感じるハメ込み映像、時代感や年代感が不明瞭な登場人物たち。好意的に見れば、作り手はおそらく芸術性豊かな表現によって現代社会や文化を批判したかったのでは?と思えないこともありませんが、結果的には不快さばかりが記憶に残り、B級ダークホラーに留まってしまったように思えます。 ゲリラ撮影という飛び道具に頼ることのない監督の次回作に期待することとします。[インターネット(字幕)] 3点(2022-07-26 09:45:27)《改行有》

710.  ガーディアン24 《ネタバレ》 予備知識なしに作品の宣伝コピーだけを見て、最強ヒーローが暴れまくるクライムアクションかと思い鑑賞。ところがまさかのコメディでした。 ゴランという狂暴そうなリーダーが率いる5人の強盗団ですが、どうにも締まりがないと言うかお間抜けと言うか、リーダーとあと一人ぐらいが緊張感の中で作業を進めていても、残りの三人はまるでダメ。なんでそこにいるのか理解してない。 そんな設定の中で繰り広げられる小ネタ(ギャグ)の数々は自分的にはイマイチ楽しめず(フランス映画のコメディはあまり得意ではないので)、奥さんも心配している主人公の超絶狂暴ぶりも意外とおとなしめ。悪党を片っ端からタコ殴りかと思いきや、軍隊仕込みの知識と技術で即席の火炎放射器をぶっ放すのだけれど、アンタお店焼いてどうするの?それじゃ強盗防いでも結果オーライにならないし。あ、そうか、奥さんが心配してるのは悪党を殺してしまうとかじゃなくて、何もかもぶっ壊してしまうことだったのか、と妙に納得。 強盗団の目的が本当はお隣りの宝石店だったなんてのは作品的にどうでも良くなってますね。そもそもメンバーのみならずプラン自体が甘すぎるようだし。 という訳で、期待が外れてしまい4点献上です。[インターネット(字幕)] 4点(2022-07-25 12:49:44)《改行有》

711.  ランニング・デッド 《ネタバレ》 ゾンビ、と言うかこの場合は感染者と言った方が適当かも知れませんが、アドレナリン全開的にトップスピードで激走し超絶狂暴に非感染者に襲い掛かるという設定は既に数多くの作品で描かれているものの、ゾンビは動きが遅いから逃げられるというかつての常識に反した姿はいつ見ても恐ろしいものです。 ちなみに感染者とも違うのかな?キモイ虫みたいな生物に寄生されてるようですが、そのあたりの説明はほぼ皆無です。 それにしても、妻や娘に対する態度や言動が超ウザいこのお父さん、どうにも感情移入出来かねるキャラですが、それはそれとして兎に角お父さん強過ぎ。今まで観て来たゾンビ映画の主人公の中でも、素手で戦う強さと強運は最高レベルです。 途中から具合悪そうな素振りも見せますが、特に感染が確定しているような描写はありません。 そして、娘もまた超強運。大勢の感染者に囲まれ追われても無事で怪我一することなく、絶体絶命の場面でも上着を感染少年に奪わせた隙に逃げおおせた様子。更にはその足で山に登って狼煙を焚く逞しさ。 要するに、危機また危機の絶体絶命なのに主人公は勝ち続けるという安心して観ていられるゾンビパニック作品です。 細かいところを見ていくと?マークが大量発生してしまいますが、B級以下の作品がひしめくゾンビ映画の中にあって、作りは粗いもののなかなかの良作かと思い7点献上します。[インターネット(字幕)] 7点(2022-07-25 12:21:34)《改行有》

712.  ウィリーズ・ワンダーランド 《ネタバレ》 予備知識なしで鑑賞。オープニングロールから一瞬目を離した隙に「主演ニコラス・ケイジ」を見落としてしまい、結構物語が進むまで「よく似た俳優を起用したもんだ」的に理解してしまいました。サングラスに髭面、台詞はほぼ皆無。なかなか御本人だということに確信が持てなかった訳で、ニコラスファンの皆様御免なさい。 で、肝心の作品内容ですが、賛否両論があるのも解るような気がします。そもそもホラーなのかコメディなのか、カテゴリだけでも意見が分かれそうです。 冒頭からニコラスさん演じる謎のドライバー(ツーリスト?)がパークに閉じ込められるまでは悪魔系ホラーかなと思えるのですが、彼の極めて真面目に極めて丁寧に清掃をする姿で何となく可笑しみが感じられ始め、呪われたアニマルロボットをあっさりぶっ壊すキレっぷりに笑いが漏れ、彼が大量に所持するエナジードリンクを定時に飲み干す姿で大笑い。その段階で、これってコメディ?と思うに至ります。 そして、その段階でこの作品がニコラスさんありきの作品なんだなと、改めて知る訳で、彼がクールに謎めいて登場すれば何やら不穏な雰囲気、カードやATMが使えないことに文句ひとつ言わず清掃を請け負うところで何者?という疑問、ロボットをタコ殴りして破壊しつつ規則正しく栄養ドリンク飲みながらピンボールに熱中するイカレっぷりに妙に納得。 死亡フラグを掲げて登場する若者たちはともかくとして、惨事からの生き残りの少女リヴや強面の女性保安官ルンドなど、曲者系の脇役などお構いなしにニコラス劇場が展開します。 という訳で、理屈抜きにハマってしまいました。面白いです。個人的に大いにツボだったので8点献上します。[インターネット(字幕)] 8点(2022-07-25 12:09:02)(良:1票) 《改行有》

713.  カウントダウン(2019) 《ネタバレ》 どんなに逃れようとしても決められた運命からは逃れられないという設定は、何だか非常に既視感を感じてしまいますが、スマホのアプリによって死期が宣言されるというところが時代に合わせた新たなアイディアといったところでしょうか。 ヒロインが霊安室で素手で遺体の瞼を開けてまでアプリをインストールしてしまうところを始め、そこでそんなことする?みたいなお約束感に満ちた展開だらけですが、全体的にスピード感がありますし、ヒロインが超美形ですし、強運に恵まれたというかこれまたお約束的にコメディ感たっぷりの助っ人が登場したりもして、思った以上に楽しめました。 クライマックスでのセクハラ医師との闘いや、おそらくは医療的な知識のないだろうヒロインの妹が、いきなり注射してヒロインが速攻で息を吹き返すあたりは、いくらなんでも都合が良過ぎに思えるし、死神(悪魔?)も流行りものには乗っかるの?とか思わないこともありませんが、適度な尺のノンストップホラーに6点献上します。[インターネット(字幕)] 6点(2022-07-18 00:03:32)《改行有》

714.  世界沈没(TVM) 《ネタバレ》 大西洋の島が海中に没したことで発生した150メートルを超える巨大津波がニューヨークを飲み込み、街を瞬く間に壊滅させる。地球に衝突する軌道にある小惑星に対し人類は核ミサイルによる迎撃を試みるが、小惑星は粉砕して複数の巨大隕石となりベルリンに降り注ぐ。航空機の乗客が持ち込んだ殺人ウィルスが凄まじい勢いで流行し、イギリスで過去に例を見ない多数の犠牲者が発生する。ある企業の先進的実験により地球上にブラックホール状の現象が生じてしまい、やがて全てを飲み込んでしまう。 4つの異なる大災害(少なくともひとつは完全に人災)による人類滅亡の物語が、4つ目の物語に登場する主人公をキーマンとして順番に語られるという構成は、フィクションに寄ったモキュメンタリ―とでも言いましょうか。流石のBBCさん、TVMですが劇場版にひけを取らない迫力とスピーディな展開で、飽きさせることなく一気に語ってくれます。 感染症の大流行や突然の天変地異、予期せぬ戦乱等々。混沌とした今日だからこそ、それぞれの物語が真実味をもって伝わって来ます。ただし、4話目は少々SF色が強めで違和感を感じてしまいますけれど。 本国でのTV放送の際にはもうひとつ火山のエピソードがあったということですが、インターネット配信版(DVD版)ではカットされています。折角制作したのですから全編配信して欲しかったところです。[インターネット(字幕)] 6点(2022-07-17 23:40:24)《改行有》

715.  太陽の舌、波打つ熱芯 《ネタバレ》 登場人物はエミリアとラミロの若い夫婦、それに隣人のアンヘルさんという3人だけ。舞台となっているのはマンション(?)の一室と屋上及びそこに繋がる階段だけ。 まるで舞台劇のようなコンパクトな空間と数少ない登場人物で物語は進みます。 意味深とも受け取れる邦題と冒頭のセックスに関わる二人の会話、惜しげもなく映し出される二人の裸身からすると、地球最期の日に我を忘れ只管に性に溺れる男女の話に思えてしまいますが、テーマそのものはもっと深遠なものとなっています。 地球最期の日、逃れられない死を自ら迎え入れるべきか、死が訪れるからこそ新たな生命を求めるべきか、哲学的とも言えるような重いテーマですね。 明日には、いや今日にも死んでしまうであろう男女が、最後に交わすセックスで求めるべきものは何なのか?多少チープな作りの作品ではありますが、大真面目なテーマに向き合って製作された良作と思います。 邦題の後半は不要なのでは?[インターネット(字幕)] 7点(2022-07-17 13:52:35)《改行有》

716.  プラン9・フロム・アウター・スペース 《ネタバレ》 総天然色版をアマプラで鑑賞。何故令和の時代になって総天然色版が公開されたのかの経緯は知りませんが、モノクロとは別の新たな味わいになって帰って来ましたね。 最低映画とか○ソ映画とか、とかく悪評というものは尾鰭を付けつつ独り歩きしますが(良い評価もしかり)、1959年という製作年代を考えれば、特撮や特殊効果といったところは特に酷評されるものでもないでしょう。 この作品と同年代に製作された名作と称される作品を含む数々のSF映画と比べてみても、予算の多寡による差はあったとしてもクオリティが極端に低いとまでは言えないと思います。 役者の演技や矛盾に満ちた台詞の数々も、あくまでも一部分であって全てではありません。そして、正すことなく公開してしまったのは、エド・ウッドさんの遺作ならではの、遺されたスタッフたちの思いの丈が成したものとも受け取れます。 という訳で、非常に楽しく鑑賞しました。正直なところ、半分コメディとして観てしまったのは、亡きエド・ウッドさんや彼の映画愛に共感する人々に対して失礼かも知れませんが、観ていて楽しかったです。 こういった古き良き時代(この言葉自体、人ぞれぞれだとは思いますが)の作品を楽しめる感性もまた、映画鑑賞には必要なのかなと思っています。[インターネット(字幕)] 6点(2022-07-14 10:52:55)《改行有》

717.  ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷 《ネタバレ》 「呪怨」のテイストを受け継いだ鉄板的幽霊屋敷怨霊憑りつかれ系ホラーですね。 脚本が清水崇氏ということで、短めの尺ながら丁寧にコンパクトに「呪怨」の世界を描き込んでいると思います。 が、しかし、ビジュアル的には見応えを感じるものの、全編を通じてほぼお約束どおり、意外性のない展開になっています。先読みが出来てしまうので、恐怖描写によるショックや驚きが感じられません。 4つの関連するストーリーが時間軸を入れ替えながら展開していくあたりは、綺麗に纏まっていてオリジナル「呪怨」を髣髴させられるのですが、意外性のなさが足を引っ張ってしまっているような気がします。 ハリウッド版「呪怨」シリーズのリブート作品という位置付けのようですが、「リメイク」ではなくて「リブート」ならではの新たなエッセンスが欲しかったところです。 それにしても、日本の怨霊がなんで海を渡って付いて来てしまったのでしょう?冒頭に出て来る日本の家屋に憑いている怨霊だったら、足を踏み入れた者に付いて行くのではなくその場で憑りついて帰国させないんじゃないかなぁ?怨霊が海外出張して他国で営業して販路拡大ですか?なんだかなぁ…。[インターネット(字幕)] 5点(2022-07-02 00:45:49)《改行有》

718.  BAD CGI SHARKS/電脳鮫 《ネタバレ》 超自虐的に自ら○ソ鮫映画と認める作品。ここまで開き直ると何でもありの世界ですね。進行役として登場する自称映画監督のウザさ加減(最後まで続きます)には辟易とさせられ、冒頭にて視聴断念しかけましたが、気合で最後まで鑑賞。(途中でやめるのは性に合わないので) 基本的にコメディなので作品全体にギャグが散りばめられているのですが、ことごとく面白くない。笑えない。コテコテのドタバタ系洋画コメディには、日本人的感覚(あくまでも個人的感覚ですが)だと全然可笑しくないシーンがちょくちょく登場しますが、この作品は概ね全てがそういうギャグです。 登場するCG鮫は極端にクオリティが低いとは思えません。(三匹の子分はアニメっぽいけど出自が出自なので良しとします)けれども、街中空中遊泳シーンであえて作成時の軸線を残したり、PCと同期するシーンでは安っぽく電飾したりします。 すべて、「敢えてそう作っているのだ!」ということなのでしょうね。 あくまでも低予算だからなのか、それとも本気で○ソ鮫映画と評価されたくてなのか、答えは不明ですが多分その両方によるのではないかと。 観る者を選び過ぎる作品。作者のサメ映画愛を信じての1点献上です。[インターネット(字幕)] 1点(2022-06-28 11:44:22)《改行有》

719.  激突! 2015 《ネタバレ》 リメイクの難しさは此処にあり!といった出来栄え。原作をほぼなぞってしまったのが最大の失策でしょう。全てにおいて原作より小ぶりなんだから(おそらくは低予算故)、せめてオリジナリティ溢れる味付けをして欲しかった。 原作未見であればそこそこに楽しめるのかも知れませんが、まずは主演の女子二人組が感情移入不能なキャラ。物事に対しての反応がことごとくウザい。言動も行動も最低レベル。これだけ危険な目にあっているのだから、もう少しまともになれないもんだろうか? 原作との決定的な違いはそこにあると思います。ともすればレッカー車の方に感情移入してしまいそう。原作の主人公には最初っから感情移入出来ました。演技力の違いもさることながら、あくまでもキャラの違いですね。 そしてラストシーン。これ、要りますか?被害者のクルマが並んでいるのは、仮にレッカードライバーが生きていたとしても物理的におかしいでしょ?しかも彼女ってレズリーですよね?生きてたの?? ショボCGとは言え、レッカー車が崖から転落したところで終わらせていいじゃないですか?それともレッカードライバーが不思議な力を使って即座に復讐に走ってるんでしょうか?[CS・衛星(字幕)] 3点(2022-06-27 23:13:13)《改行有》

720.  ゆれる人魚 《ネタバレ》 可愛らしい主演の二人が、冒頭からいきなり惜しげもなく全裸(一部魚的に加工)を披露するのでビックリ。 でも、考えてみたら何といっても「人魚」なので、裸身そのものは決してエロティックなものではなく、しかもミュージカル的な演出が前半ではかなり強く、人魚が主演の異色の青春ラブストーリーかなと感じます。 しかし、中盤以降はホラー色が濃くなり、姉は人間に恋をし妹は人肉食の記憶を忘れられず苦しみます。 決して過激なホラーに走ることなく、シンプルに人魚の嘆きを描いた作品。感情移入して涙するということもないのですが、結末はある意味感動的なものでした。 独特な音楽性と台詞回しが醸し出す雰囲気で、作品全体が決して暗く陰惨なものではなくポップでサバサバとした印象に仕上げられていているところは好感が持てました。 舞台となっている1980年代のポーランドは、ソ連崩壊前の共産圏の社会。全体的に暗いトーンで纏められているのは、社会の閉塞感が表れているからなのかな?[インターネット(字幕)] 6点(2022-06-27 00:40:57)《改行有》

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