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プロフィール
コメント数 2257
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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721.  ヒューゴの不思議な発明 《ネタバレ》  正直言ってなかなか退屈な映画。いつか面白くなるだろう、いつか面白くなるだろうと思っていたのに、ちっとも面白くならない。  大人たちのヒューゴに対する扱いが冷たくて、見ていて不愉快。子供からノートを取り上げて、『これをどうしようがわしの勝手だ。』で、後日灰を渡すなんて、ドン引きです。結局燃やしてはいなかったみたいですが、それもイザベルのフォローがあってわかったこと。こんな大人気ないパパ・ジョルジュが、なぜかこの物語の中心人物かつ悲劇の主人公みたいな扱い方をされてついていけません。  そう、この映画って主人公が2人いる。ヒューゴとジョルジュ。  てっきりヒューゴが天才的な才能を持っていて、その発明でみんなを幸せにし、自らも幸せになっていく、そんなストーリーを勝手に想像しちゃった自分も悪いのかもしれませんが、そんな感じのジャケ!タイトル!中身は全然別モノ!  一応サクセスストーリーではありますが、爽快感、カタルシス共に弱い。  かといって、コメディ的面白さはない。感動もない。美しい映像はありますが、心躍るようなアニメーションはない。ハラハラするシーンがあるにはあるが、そのほとんどが公安との追いかけっこ。  映画は娯楽。『楽しませてくれなきゃ。』と思っている私にとって、なんとも相性の悪い作品です。  ただ、ジョルジュ・メリエスの作品をいくつか見られたことだけは収穫でした。[ブルーレイ(字幕)] 4点(2019-10-21 03:22:49)(良:3票) 《改行有》

722.  アイアンマン 《ネタバレ》  いよいよアベンジャーズシリーズ初体験。記念すべき一作目。わくわくします。  で、アイアンマン、期待通りのクオリティ。初めて『スパイダーマン』を見たときにも感じたことですが、『ヒーローが出来上がるまで』って、なぜこうもわくわくするのでしょうか。  テロリスト達に拉致されて、絶体絶命の状況。なのに、そんな絶望的な状況の中秘密裏に行われるアイアンマンの原型作りに胸躍ります。  そして脱出。こーゆー過酷で八方塞がりなシチュエーションを、圧倒的なパワーで粉砕する。最高に爽快です。アイアンマン作成を手伝ってくれた恩人が犠牲になっちゃう悲しいシーンでもありますが、これはスタークが正義に目覚めるうえで、必要なプロセスだったのでしょう。  そしてそして。遂に完成版アイアンマン登場。その作成過程が最高に面白い。コメディタッチの演出が多くてとにかく楽しい。出力が強すぎて、スタークが吹っ飛ばされるのが面白すぎ。秘書やお手伝いロボットたちとのやりとりも楽しい。  個人的に一番の見所は、アイアンマンの初陣シーン。紛争地帯でのテロリスト殲滅、兵器破壊の名シーン。これぞヒーロームービー。こーゆーのが見たいのです。子供の父親が撃たれそうになるシーンで、妻と一緒に呼んでいました。『助けてー、アーイアーンマーン』期待通り颯爽と登場するアイアンマン。キターって感じです。  ここがこの映画最大の見所だと個人的には思っています。戦闘機とのドッグファイトも含めてです。最高に面白おかしく、それでいてエキサイティングな演出の数々でした。  ラスボスとの一騎打ちには物足りなさを感じてしまいます。やはりアイアンマンの力で倒してほしかったかな。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-10-19 12:41:57)(良:2票) 《改行有》

723.  ティンカー・ベルと月の石 《ネタバレ》  前作同様の美しすぎる映像。これだけでも見る価値があると思えます。  ストーリーも、良くも悪くも前作同様。毒にも薬にもならないプロット。  その1.ティンカーベル、『月の石の杖作り』という大役を任される。  その2.ティンカーベル、『月の石を壊す』  その3.ティンカーベル、『月の石』を元に戻すため、願いを叶えてくれる鏡を探す旅に出る。  ハード面はファンタジーアドベンチャー。ソフト面はテレンス、ブレイズ(蛍)との友情物語。  要は、「物よりも大切なもがある」っていう、ありふれまくっているプロット。例えば、トロールたちが喧嘩をした後、仲直りをする様子を見て反省するティンカーベル。もちろん子供向け。それも保育園や小学校低学年の子たち向け。いい歳した大人が本気で見るような代物じゃあございません。  でも何だろう。この歳になってこーゆー映画を見ると、妙なヒーリング効果があります。心が洗われるといいますか。童心に帰れるのが良いのかもしれません。  『気球』『ねずみとの大乱闘』『秋の準備』など、アニメーションとして面白い演出が盛り沢山。ラストは失敗を成功に変えてめでたしめでたし。  でもよく考えてみましょう。次の季節の杖を作る人たちは、あの砕けた月の石にあわせて、新しい杖を作らなければならないわけです。勝手に難易度を上げられて、迷惑ではないのでしょうか。[ブルーレイ(吹替)] 6点(2019-10-19 12:28:24)《改行有》

724.  ザ・シューター/極大射程 《ネタバレ》  プロローグで驚異的な射撃能力を見せつけてからの本編。  こんなに有能で善良な軍人が、祖国に1度ならず2度までも裏切られるとは。ここでスワガーと視聴者の怒りが共有され、まんまと物語りに引き込まれていくのでした。  マーク・ウォールバーグ演じるスワガーは、はっきり言ってスーパーマン。こんなに強すぎると緊張感がなくなりそうですが、八方塞がりな危機的シチュエーションが見事に緊張感を生み出しています。特に、罠にはめられてから、サラの元へ行くまでの逃亡劇が素晴らしい。  味方がサラとメンフィスだけってのも良かったですね。陰謀系ではありますが、登場人物を限定し、すっきりわかりやすい勧善懲悪ストーリーにしたのが良い。その一方で、『村を虐殺した部隊をお前達は助けたのだ』のセリフが凄く印象に残っているように、衝撃的なストーリー展開でもあります。衝撃的かつ明確なストーリー構成。だからアクションがより冴えて見えます。まさにサスペンスアクションのお手本のような作品です。  ちょっと残念だったのはオチのつけかた。雪山で大佐と上院議員を殺さない。『これは法に則って罪を償わせ、社会的地位を抹殺する流れか?』と期待。勝ち誇る大佐と上院議員にぐうの音も出ないほどの証拠をつきつけ大逆転。・・・・かと思ったのに、『えええ?』な展開。最後は結局鉄拳制裁って、それじゃあ望むカタルシスは得られなかったりするのです。  それに、最初から比較的暗めのトーンなので、今まで不遇だった分、最後くらいスワガーとメンフィスとサラの笑顔でしめくくってほしかった次第です。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-10-14 23:48:55)《改行有》

725.  ゾンビ・ヘッズ 死にぞこないの青い春 《ネタバレ》  スリラーな前半。まったりロードムービーの中盤。ラブロマンスの後半。異色の3部構成。これが意外とバランスよかったりするから面白い。  マイク(主人公)がなぜゾンビになったのか。細かい説明は一切なし。目覚めたら、はい、ゾンビ。この潔さ、割り切りがたまらない。  周りはゾンビだらけ。ゾンビの主人公、ゾンビを怖がる。このシチュエーションだけで最高。ゾンビは襲ってこないけど、人間からは撃たれちゃう。このアイデアを象徴するのがバーでの一幕。『人間から襲われ、ゾンビたちに助けられる。』いやー、たまらないですね。面白いです。  中盤以降は主人公たちとそれを追いかけるゾンビハンターの単純な対立構造へとシフト。前半と比べると面白さはややトーンダウンか。特にゾンビもの大好きな人にとっては、「『大量ゾンビ対人間たち』のなかにほうりこまれたマイクたち」という前半が面白すぎるので、中盤以降は物足りなさを感じちゃうかも。ゾンビのラブロマンス。それはそれで見応えあって面白いんですけどね。  ところで彼女エリーの父親。娘の恋人を射殺しちゃった挙句ゾンビにして追い掛け回すっていう鬼畜ぶり。そんな極悪非道の父親が何のお咎めも受けないまま終幕って、すっきりしないのは私だけ?  それからゾンビハンターのうちの1人、ひげもじゃのでかい奴。ちょっとコメディ色強すぎ、キャラ濃すぎかも。さりげないコメディを演出していたこの作品ならではの絶妙なバランスを、微妙に壊してないですか?[DVD(字幕)] 7点(2019-10-13 01:19:36)(良:1票) 《改行有》

726.  トランスポーター3 アンリミテッド 《ネタバレ》  『2』よりかは明らかに面白くなった3作目。  『1』同様、運ぶのは謎の女性。手には爆弾ブレスレット。車から離れちゃうと爆発しちゃうっていう単純すぎるアイデアが意外と面白い。この制約を上手く利用したアイデア演出は結構自分好み。その中でも、電話でおびき寄せられた隙に車をとられちゃうエピソードが面白すぎます。狭い街中なので、あまりスピードが出せないという状況を利用して、フランクにチャリで車を追いかけさせる、この追いかけっこがなかなかにスリリングで手に汗握ります。  もうひとつはラストの電車バトル。ここでもブレスレットの制約が上手く効いています。結果、車で電車へダイブ。すばらしいぶっとび演出。そしてラスボス、ジョンソンの圧巻の最期。そうそう、憎たらしい敵の末路はこれぐらい壮絶なほうがカタルシスを得られるってものです。私が見たいのは、まさにこーゆーアクション映画なのです。『ハラハラする。』『スカッとする。』この2つが満たされていれば、アクション映画としては成功です。  こーゆーエンタメ重視のアクション映画なればこそ、多少の粗は目をつぶります。ですが、どうしても1点、気になったところを。湖からの脱出。果たしてタイヤ2個分の空気で車が浮くものなのか。う~ん。  で、ヒロイン?この人が途中から突然ウザキャラに変わっちゃって、大分イライラします。私だけ?不自然なくらい邪魔ばかりするのが目に余ります。そして最期まで何の役にも立たない。こーゆーウザキャラだからこそ、意外な活躍をさせると面白いのに。  最後にアクション。さすがにカットが細かすぎません?目が疲れます。もっと正当なやり方でスピード感のあるバトルを演出してほしいものです。  [ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-10-12 05:58:14)《改行有》

727.  レイダース/失われたアーク《聖櫃》 《ネタバレ》  インディ・ジョーンズのシリーズをもう一度見直してみようと思い立ち、まずは第1作目を鑑賞。小さい頃に親といっしょに見たきりで、ストーリーや細かい部分はいっさい覚えておらず。記憶にあるのは大きな石がゴロゴロと転がってくるシーンだけ。それもそのはず。久しぶりに見てみてその理由がわかりました。冒頭のシークエンスとクライマックス以外、印象に残るようなシーンがほとんどありません。  ストレートな冒険活劇。私が見たいのはそういう映画のはず。これはまさにどんぴしゃりのはず。なのに、見ていて胸躍るようなワクワク感がありません。私が大人になったからそう感じるのではないでしょう。きっと、子供のときにも冒頭のシーン以外ワクワクしなかったので、記憶に残っていないのだと思います。  勝手に、インディアナ・ジョーンズがザ・ヒーローみたいなものと認識しちゃってたのですが、全然ヒーローってタイプじゃありません。弱くもなければ強くもないアクション。かっこいいムチさばきも、前半以降あんま出てこない。かといって頭脳プレーが光るわけでもありません。力が無い人間の力技でストーリーがどんどん進んでいくもんですから、爽快感もなければ高揚感もないのです。とりあえず大して腕力があるわけでもないのにやたらと肉弾戦でカタをつけるのはやめてほしいです。  アドベンチャーとしても、冒頭以外は正直言って凡庸。アーク発掘なんて無計画もいいところで、そりゃ敵に見つかるよ。で、その後遺跡に閉じ込められて、どうやって脱出すんのかと思ったら、えええ???、『なんだ、ここから外に出られるじゃん』って、まるでコント。ついでに言うと、カイロでの敵との追いかけっこはまるでドリフ。  見ていて何度も欠伸がでちゃう、胸躍らないアドベンチャーでした。[DVD(字幕)] 5点(2019-10-08 04:21:18)(良:1票) 《改行有》

728.  ヘルプ 心がつなぐストーリー 《ネタバレ》  人種差別がテーマとは知らず鑑賞。そうと知っていたら手に取らなかったかもしれないです。苦手なジャンル。評価もしづらい。  で、実際見てみるとなかなかどうして、素直に映画として面白い。重いテーマをライトに描き、コメディタッチに仕上げる手法。映画というエンターテイメントとして成り立っています。 その一方で描かれる多種多様な差別。道徳的価値観を問いかけるエピソード。この映画では、『差別する側』『差別される側』『中間で揺れ動く人々』が描かれています。現代の『いじめ』に構図がそっくりです。『人』はやさしいが『人々』は残酷である、という誰かの名言を思い出します。  そんななか、スキーターやシーリアのような差別意識のない人間がいることに、この映画が人間に込めている希望のようなものが感じられます。ただし辛らつなものの見方をすれば、彼女達、特にシーリアは白人でありながら黒人達と同じ差別される側の人間であり、マイノリティ。差別される理由が違うだけ。こうなると『人種差別』とは『いじめ』を国家レベルで正当化したものであり、本当に恐ろしいなと。これが発展すると戦争、虐殺へとつながっていくわけですね。それが人間の『業』であるならば、それを俯瞰して見ることができる映画という媒体は、『人種差別』『いじめ』『戦争』といったものを少しでも減らしていくことに、少しは役に立っているのかもしれません。  話が横道にそれちゃいましたが、それぞれのクライマックスについて感想を。  ミニーはヒリー夫妻という理想的な雇用主と出会います。スキーターは本を出版し、念願のジャーナリズムの世界へと足を一歩踏み出します。出版された本の印税は、協力者へ分配され、みんながハッピーで幸せな気持ちに。  その一方で、息子二人の学費のため盗みで捕まる家政婦。濡れ衣をきせられてエイビリーンがクビにされて終わるラスト。これを一つのハッピーエンドととらえることもできるかもしれません。ですが私には、希望を描きながらも根深い差別意識を痛感させるほろ苦いラストでしめくくられちゃったことに、なんとなくすっきりしない余韻が残っちゃいました。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-10-06 17:29:15)(良:2票) 《改行有》

729.  サニー 永遠の仲間たち 《ネタバレ》  こ、高校生?中盤くらいまでずっと小学生だと思って見ていました。だってねえ。このノリ。このファッション。当時の韓国の高校生って随分子供っぽかったのですね。序盤の休み時間の雰囲気なんか、完全に小学校です。  さて、映画は、わりと面白かったです。余命わずかな親友との再会。親友の最後の頼みで『サニー』のメンバー、チャンミ、ジニ、ポッキ、クムオク、スジを探すことに。ありきたりのプロットだし、退屈になりそうな題材を、小さなエピソードの積み重ねで楽しく見せてくれます。現在と過去を交互に見せる見せ方も、この映画においては効果的だったと思います。  高校生のときに夢見ていた未来の自分と現実とのギャップ。こーゆーシーンがあると、韓国のことなんかなんも知らないのに、なぜかノスタルジックな気分になります。結構好きなシーンです。  で、正直コメディパートが個人的にはややいまいち。はっちゃけすぎていて、笑えるどころか寒気をおぼえます。  でも前半のコメディが効いているから、後半の事件に衝撃を受けます。ギャップって大事。なのでコメディ要素はあったほうが良かったのですが、要はそのバランスです。  最後の最後で『スジ』と再会できてよかった。ですがスジがあの事件の後どうなったのか。『退学』って言っていたけれど誰が退学になったのか。スジは今まで何をしてきて、今何をしているのか。全く明かされなかったので、そこだけ消化不良です。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-10-01 05:12:05)(良:1票) 《改行有》

730.  トランスポーター2 《ネタバレ》  2作目にして早くも『トランスポーター』というタイトルはどうでもよくなってしまった作品。  まあ、でも良いんです。タイトルとの整合性なんて。それなりに楽しく見られる、それが大事。なぜならこれはエンターテイメントだから。  ジェイソン・ステイサムはかっこいいし、アクションはスピーディ。子供とのやりとりは微笑ましいし、ストーリーは安直ながらもわかりやすい。新しさなんてもちろんないけど、火サスや時代劇を観るときのような安心感があります。  本来、こーゆー作品好きなんですが・・・後半になるにつれ、演出、展開がどんどん雑になるのはなぜ?女ヒットマンなんかボス級の存在感でターミネーターみたいだったのに、あの死に方は何?後半の一番盛り上がるべきシーンの、あまりにチャチなCGは何?こんなチャチな映像にするくらいなら、飛行機バトルなんかやめときゃ良いのに。後半の盛り上げて欲しいところで逆に盛り下げちゃってます。  空気感染するウイルス。だとしたら、お父さん、あんな大勢の中を堂々と歩けば、凄い勢いで爆発的に感染が広まっちゃう。あれっぽちの解毒薬じゃ全然足りないよー。どーすんのー。と、思っていたら、何事も無かったかのように事態が収束しちゃってます。B級エンタメってすげーぜ。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2019-09-30 00:35:22)《改行有》

731.  ティンカー・ベル 《ネタバレ》  何かの予告で見たきれいな映像に惹かれて鑑賞。映像やアニメーションを見たくて借りたので、ストーリーには期待せず。どうせ女の子向けのファミリームービーだろうと。  ところがところが。どうしてどうして。思いがけずファンタジーながらもお仕事ドラマで。思ったよりも楽しく鑑賞できました。  そうかそうか。季節の準備は妖精たちがしてくれていたのか。てんとう虫の模様まで妖精たちがペイントしていたとは。発想の豊かさにディズニーの真骨頂が垣間見えます。  好きなシーン多々あり。『自分の才能』を見つけるテストはかなり好き。『ハリー・ポッター』の帽子のテストと似ていますが、こちらのほうが好きかな。妖精一人一人、持っている才能が違うっていうのは面白いですね。  『自分がしたい事』と『自分が得意な事』の狭間でゆれる葛藤が今作のテーマ。現代社会にも通じます。アニメというソフトな媒体だからこそ素直にそのメッセージを受け入れられます。なかなか良い映画かも。  とまあ素敵な作品には違いないのですが、なぜちょっと点数が辛めなのか。  まず第一にちょっと盛り上がりに欠けます。第二にティンカーベルが周りに迷惑かけすぎ。仕事しなさすぎ。それでいて『私はメインランドに行きたいの』ってわがまますぎ。ラストはちょっと良い子になりましたが、それまでの彼女はちょっと好きになれない。そして周りが甘やかしすぎです。みんなティンカーベルにだけ甘いのは新人だから?  彼女に共感できなかったのが評価の分かれ目かもしれません。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2019-09-28 14:12:28)《改行有》

732.  フィクサー(2007) 《ネタバレ》  うーん。正直全然面白くなかったです。そんなに複雑でもないストーリーを、わざわざ小難しく見せている感じがします。『お金に困っている主人公、正義と現金、どっちをとる?』というありきたりの天秤プロットが、なぜこうもわかりにくくなっちゃうのでしょう。  『フィクサー』という邦題を信じてしまったがために、マイケルのプライベートの割合が大きすぎると感じて、テンポの悪さを感じます。それにマイケルが優秀なフィクサーであるというエピソードが全然出てこないのも問題があります。周りの人間が口で言うばっかり。『奇跡の仕事人』とか、『君は優秀だ』とか。いやいや、そうじゃなくて、その奇跡の仕事人ぶりを見せてくれないと。正直マイケルがどれだけ優秀なのかさっぱりわかりません。それどころか『フィクサー』って具体的にどう、何をもみ消すのかもわかりません。  序盤で、マイケルの凄腕フィクサーならではのパフォーマンスを見せてくれることで、『おお、こいつはすげー奴だ』という先入観が生まれます。そうすれば、そのマイケルでさえ苦戦する農薬訴訟や、アーサーの説得、その他もろもろのエピソードをより感情移入して見ることができると思うんですよね。  冒頭のシーンなんか、個人的にはなくて良いんじゃないかと思えます。終盤で、『ああ、このシーンにつながるのか』って驚きがないから意味がない。むしろ爆発に巻き込まれないことを先にネタバレしちゃっているので、ハラハラもできない。  この作品は作り手の自己満足映画だと思います。まあ、創作物ってたいてい自己満足の世界ですが・・・[ブルーレイ(字幕)] 3点(2019-09-27 12:36:44)《改行有》

733.  ヒットマン(2007) 《ネタバレ》  サスペンスアクション。それはそうなんでしょうが、個人的にはこれはダークヒーローもの。なぜかというと、ティモシー・オリファント演じるエージェント47が、他の追随を許さないほど圧倒的な強さを見せるからです。これがヒーローものでなくて何なのか。こーゆーノリの映画は大好きです。  47が強すぎるので、緊張感やスリルを感じることはあまりないでしょう。この映画にあるのは爽快感です。この映画には絶対無敵のヒーローだけが醸し出す爽快なノリが、確かに存在するのです。  ですので、ストーリーはシンプルでも構いません。いや、むしろシンプルなほうが良いかもしれません。実際、『ベニコフ大統領暗殺の真相を知っているニカと47』を、殺しちゃおうとする黒幕との攻防戦なわけです。面白いのはその戦いに何故か47が所属する暗殺組織がからんでくるところです。47が本気で大統領暗殺に失敗したと思っているのか。それともニカと47を始末するために、黒幕が組織に依頼したのか。その辺は劇中で明らかにされませんので、よくわかりません。大事なのは同じ組織の暗殺のプロ集団との戦いがあるという事実。これも見所の一つ。これがなかなかのスピード感で面白い。  この作品は時間も適度。大作にしすぎず、気軽に楽しめるエンターテイメントに徹しているところが良いですね。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-09-24 11:56:39)(良:1票) 《改行有》

734.  ボディ・スナッチャーズ 《ネタバレ》  この作品は、『街』が凄く似合うシリーズだと思うんですよね。  『日常』がすり替わる恐怖。『隣人』が『隣人』でなくなり、『家族』が『家族』でなくなる恐怖。それがこの映画のミソ。舞台が『街』から『軍事施設』に変わっちゃえば、その恐怖感ってどうしても薄れちゃいます。  また、この映画ではすり替わられる前の描き方がちょっと足りないです。父や弟や女友達はまあいいでしょう。でもそれ以外の人たちは、会ったときからすでに変。そうじゃないんですよねー。どうもこの作品はこのシリーズの良さってのをちゃんと理解できていない気がする。  マジョリティからマイノリティになってしまう恐怖というものをもっと描けていたならば、ガブリエル・アンウォーに頼らなくとも、もっと高い評価を受けていたかもしれません。『SF/ボディ・スナッチャー』や『インベージョン』に比べると、あらゆる面でワンランク劣ります。3作品の中では『インベージョン』が一番面白いかな。[DVD(字幕)] 5点(2019-09-23 00:22:21)《改行有》

735.  50/50 フィフティ・フィフティ(2011) 《ネタバレ》  『母親にガンを打ち明けるシーン』、ガンの予防になるからと母親が緑茶を入れようとするシーンには涙が出ます。車の中でアダムが突然感情を露にするシーンも良い。今まで押さえていた感情が噴出し、不安と絶望がついに理性を超えてしまう貴重なシーン。その直後、友人宅で『ガン患者と共に生きる』的な本(正確な名前忘れた)を見つけてしまうのが、マンガチックでベタすぎますが、凄くぐっときます。ここでは『ヤンキーが良いことすると5割増しで良い人に見えちゃう』という心理が働いています。個人的には一番好きなシーンかもしれません。  と、ここまでシーン毎の感想しか述べていません。それはこの作品がエピソードを羅列したような作品だからです。1つ1つのシーンを見ると凄く良い。確かに良い。ですが1本の映画として見るとなんとも評価のし難い作品です。  主人公アダムが突然ガンを宣告されたこと以外、これといった事件が起きません。レイチェルの浮気はありますが、誰しもが想定しちゃってるでしょうし、ハプニングとしては弱い。さもありなん、といった感じです。  大きなドラマ、山場を作らないのであれば、いっそドキュメンタリー調にしたほうがよかったかもしれません。  この作品は『友人や家族がガン患者となったとき、どう寄り添っていくのか』を、ガン患者の目線で描いた作品。難病ものですが、ライトに描かれているので深刻になりすぎないところは良いですね。更に、キャサリンというかわいいセラピストが本作にハッピーな雰囲気をプラスしているのも好印象。アナ・ケンドリックは素敵な女優さんですね。  ジャンルがコメディになっていますが、私はこの作品をコメディとして見ることはできなかったです。[DVD(字幕)] 5点(2019-09-19 12:00:19)《改行有》

736.  コッホ先生と僕らの革命 《ネタバレ》  『スポーツもの』というよりは、スポーツを題材とした教育ドラマといった趣。実話がベースなので、心揺さぶられるほどのドラマはなし。でもサッカーを通して子供たちの諍いがなくなっていく様子、サッカーにはまって一人一人が精神的に自立していく様子に元気がもらえます。  で、良い映画なんですが、こーゆー作品にしては、気になる点が多々あり。  まずハートゥングのいじめ。これが結構陰湿。で、その発覚はなし。当然お咎めもなし。のこぎり事件の濡れ衣もそのままだし、靴事件もそのまま。そーゆーのを放置されると、ちょっともやもやします。コッホ先生が来たことで、いじめられっ子のボーンシュテッドのいじめの環境が変わっていく過程が、少しでも良いからほしかった。  正直コッホ先生は『サッカー』と『子供たちにサッカーをさせること』にしか興味がないように見えます。『ばれたら退学になる』と言ったボーンシュテッドに対し、『ばれるわけがない』と言ったのにはびっくりする。  結局はサッカーでクラスに絆が芽生え、物事が良い方向へと動いたけれど、偶然の産物に因る部分が大きい。視察団が来るきっかけを作ったのは生徒たち。ラストの逆転劇は、友人イアンの来訪によるもの。肝心なところでは、何かしているようで何もしていないコッホ先生。彼にそこまで魅力を感じきれなかったのが正直な感想です。  使用人の女性は仕事をクビになったまま。ボーンシュテッドは何も悪くないのに、退学になったまま。結局この2人がこの後どうなったかわからないまま雰囲気だけハッピーエンドで幕が下りちゃいました。[DVD(字幕)] 6点(2019-09-15 17:18:04)(良:1票) 《改行有》

737.  ツイてない男 《ネタバレ》  おお、なんか『フロム・ダスク・ティル・ドーン』を思い出すテイスト。あちらよりスケールはしょぼいですが、ギャップでは良い勝負?  『オーシャンズ11』みたいな雰囲気で始まったかと思いきや、『クライムサスペンス』?いやいや、まさかの殺人鬼ものでしたっていうぶっとんだ映画。  間抜けな殺人鬼。ゆるい展開。でもグロ描写はしっかり。これはもうマニア向けの異色作。胃腸が弱い人が見たら食中り起こしそうな食べ合わせの悪さ。強盗帰りに偶然乗りこんだエレベーターの中で、殺人鬼兼ビルのオーナーが居合わせるって、よく考えたら凄いプロットです。変な映画をいっぱい見てきた私も、最初の人質がはさみで首ちょんぱされるシーンでは、開いた口が塞がらなかったですね。一瞬何が起こったかわからず、ちょっと巻き戻して確認した次第。あれ?この辺からちょっと映画にひきこまれちゃっている気が・・・まあ、いいか。  とは言え、とは言えですよ、わざわざ借りてまで観るほどのものではありません。まさに『暇つぶし』程度の映画。ただ、個人的に、ちょっと好きなんです、このギャップが。悪くない。[DVD(字幕)] 6点(2019-09-15 04:01:14)《改行有》

738.  セブンデイズ 《ネタバレ》  ちょっと豪華な火曜サスペンス劇場といった雰囲気。吹替えで見ちゃったのでなおさら。  『誘拐された敏腕弁護士の娘ユニョン』『犯人の要求はある人物を無罪にすること』で、その人物は連続強姦魔。前科ありで、しかも強姦した相手を殺しちゃってる鬼畜。こいつがどう見てもクロ。そしてクズ。この人物を僅かな日数でどうやって無罪にするのか。娘はどこなのか。二つの事件、調査を同時進行で行うので、サスペンス要素はてんこ盛り。それなりにハラハラできます。  ところが途中でちょっと中だるみ。なぜでしょう。次々出てくる容疑者との追いかけっこに、ちょっと疲れちゃったのかもしれません。また、『娘を誘拐した犯人』と『連続強姦魔を無罪にしてほしいその動機』が途中で読めちゃったので、中盤以降は答え合わせをするような気持ちで見たのも緊張感を削いだ一因かも。  『どうせ娘は殺されない』とタカをくくっていたので、トランクケースに入れられていたのにはビックリ。  最後まで見て、ユニョンを誘拐した犯人に同情する気持ちもなくはないです。ですが殺された女性にも『ドラッグ』『私生活の乱れ』などの落ち度があり、そんな子供に育てたのは親の責任。にも関わらず完全な被害者づら。で、無関係な人間の幼い娘を誘拐。あまりにも身勝手で、やはり同調はできないですね。[DVD(吹替)] 6点(2019-09-12 10:30:14)《改行有》

739.  フロンティア(2007) 《ネタバレ》  こーゆー『悪魔のいけにえ系』の映画って、ほんとにたくさん作られているんだなーとしみじみ。しかもこちらは『おフランス』。こーゆー人間の狂気って、国境を越えて、人がたまに見たくなるものなんでしょうか。まさに怖いものみたさってやつですか。  こーゆー系は救いようのない『全滅系』か、カタルシスを味わえる『復讐系』のどちらかが多い。この作品はどちらかと言えば『復讐系』。ですがカタルシスはあまり感じません。主演女優の反撃が、『偶然の産物』や『キチガイ一家の仲たがい』によるものが多いからです。  それに、主人公グループ、5人それぞれが良いキャラしていたのに、そのうち4人は早々にリタイヤってのがもったいない。序盤で警官相手になかなかの戦闘力を見せていたので期待しちゃったじゃないですか。それがキチガイ一家と会ってからは人が変わったように泣き叫んで逃げ惑うばかり。がっかりさせてくれます。せめてファリッドやアレックスは反撃に参加させてほしかった。  主演の女優さんもさすがにちょっとうるさすぎるかな。過剰演出。きゃーきゃーきゃーきゃーちょっとジャマ。  ホラーテイストは及第点だし、キチガイぶりが恐怖をかきたてていて、刺激的でなにより。その一方で『家族間の権力争い』に垣間見える人間臭さ、『銃の台頭』によるありきたりなドンパチが恐怖と狂気を半減させているのも確か。ビビリの自分にはそれぐらいが丁度いいんですが、それを物足りないと感じる強者もいるかもしれませんね。[DVD(字幕)] 7点(2019-09-12 01:20:05)《改行有》

740.  インベージョン 《ネタバレ》  どっかで見た映画だと思ったら、『SF/ボディスナッチャー』のリメイクだったのか。なるほど。どーりで。  個人的にはこちらのほうが好き。『SF/ボディスナッチャー』より上映時間が短く、テンポがよく、それでいて見所が多い。前半の雰囲気作りがとても上手い。  序盤にちょいちょい街の様子をさりげなく挿入しているのが大事。自分が知らない間に少しずつ変わっていく街。日常。マジョリティーだった『人間』という種がいつの間にかマイノリティーへとすり替わっていく恐怖。これぞホラー、これぞSFでしょう。  巷の評判は厳しいみたいですが、私は好きです。とっても。ゾンビやモンスターと違ってぱっと見は人間。外見ではその脅威に気付けない恐怖。オリジナルのもつ最も重要な核となる恐怖が引き継がれているのが大事。そこさえ変わらなければ、『免疫』や『睡眠』なんかの追加設定やアレンジがされていても全然問題ないわけです。  オチは賛否両論ありそう。『SF/ボディスナッチャー』のバッドエンディングも嫌いではありませんが、丸く収まっちゃうこちらのほうが好みです。点数低かったから期待していなかったのですが、リメイクだから低かったのですね。オリジナルより点数が低くなりがちなのはリメイクものの宿命。納得です。  迷っている人がいたら、この映画に関しては平均点をあまり気にせず鑑賞することをオススメします。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2019-09-12 01:05:11)(良:1票) 《改行有》

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