みんなのシネマレビュー
元みかんさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 524
性別 女性
ブログのURL //www.jtnews.jp/blog/22089/
年齢 52歳
自己紹介 点数表記にむちゃくちゃムラが・・・。

9点以上 特別
7~8点 面白かった(人に基本的におススメできる)
5~7点 面白かった(人様におススメするのはちょっと・・・)
3~5点 そこそこ(なんとか)面白かった(でも難あり)
1~3点 むぅ・・・
↑上記例外あり(見直すのも面倒なのでこのまま)

3点とか5点、7点が重なっているのはご愛嬌。
細かな点数の上下は、そのときの気分ってことで。
こう見ると、なにげに3段階で点数つけてるよーな気が。

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

評価順1234567891011121314151617181920
21222324252627
投稿日付順1234567891011121314151617181920
21222324252627
変更日付順1234567891011121314151617181920
21222324252627

61.  ベイブ 《ネタバレ》 はっきりいって動物ものは苦手です。どうもドタバタっていうイメージがあるんですが、これは違った!(あはは、月並みな表現 笑) ちょっと笑ったり、胸が痛かったり、ワクワクしたりと、あの無口なおじいさんのぬくもりのある牧場に和んでしまいます。自動車を導入せず、かたくなに馬車を使って、手作りの牧場経営をしているのがいいんでしょうね。それから、ジャムづくりNo.1の奥さん(どうして太ったおばさんってジャムづくりが上手なんでしょう 笑)のアップが出るたびに、なぜか笑みが。普通のおばさんなんですがね。あの奥さんまで愛らしい存在になっていることにビックリしましたねぇ~。コンテストのところの焦り→失神→喜びっていう姿には、ニコニコしてしまいましたよ。ベイブはもちろんかわいらしく、「僕を食べるの?」といったところでは、「食べるものか! これから豚は食べないよ」と思ったものですが、喉元過ぎれば熱さを忘れるじゃないけれど、すぐに豚を食べるようになるんだろうなぁ~。ゴメンね、ベイブ(涙)。もう、エピソードがいっぱいで、何を書けばいいのかわからないくらいなんですが、私が一番楽しんだシーンは、牧場主がベイブを元気づけるために歌って踊った(暴れた?)場面でしょうか。ミュージカル好きってのもあって、とても楽しかったです。でも、あの牧場主、奥さんが外出していたから踊れたんでしょうね(笑)。たまに奥さんが外に出ていくのはいいことなのかもしれません。コンテストの100点満点、私も手をたたいて喜びました。なんだか、あの牧場の一員になれたようで嬉しい。ところで、ラストなんですが、歌を唄っていた3匹のねずみを悪い猫がおっかけるシーンで終わったらいいと思いません? 私は猫好きですが、でもこの映画だったらそれくらい憎たらしい方がいいと思うんですが、皆様いかがでしょう?8点(2003-12-31 02:00:03)

62.  恋愛準決勝戦 《ネタバレ》 アステアのダンス、これが観られるだけで幸せ~な1本。優雅でコミカル、いろんな状況(船が揺れていたり、トレーニングジムで道具を使ったり、壁や天井を踊りまわったり……)で、いろんな踊りを魅せてくれます。もう、アステアの名人芸としか言いようがありません。さらにストーリーもいい。兄妹のダンスコンビ(二人とも非結婚主義)が、恋人を見つけ、イギリスのロイヤルウエディングに乗じて結婚してしまうというものです。アステアが、好きな女性(共演しているダンサー)の写真を抜き取るシーンなんて、とっても微笑ましくて、クスッて笑ってしまいます。さてさて、タイトルについてですが、どうして原題の『ロイヤル・ウエディング』が『恋愛準決勝戦』になったかは謎。【おっさん】さん、どういうことなんでしょうね(笑)。あまり有名な作品ではありませんが、一見の価値は充分にあります。もし、この変なタイトルの映画をみかけたら、一度お手にとってみてください。是非是非よろしくお願いします。m(_ _)m <2004.2.3追記>↑【あまみ】さん、タイトルについての説明ありがとうございます。なるほどーっ、4人いるから準決勝戦なんですね。あはは。8点(2003-12-29 23:11:32)

63.  ウェディング・シンガー 《ネタバレ》 ドリューの給仕姿にドキッ。かわいいじゃ~ん。対するアダムのパーマ長髪にもドキッ。坊主頭じゃなくてもいいじゃ~ん。お互いに婚約者がいるのに、惹かれ合う二人。もちろん応援しましたとも。だから、ドリューの友達がキスの練習といって、二人をけしかける場面では、「いけいけ~」と盛り上がっておりました。そしてとろけるようなキス。いいですねぇ~。素敵だなぁ~。横でみていた友達が羨望するくらいのキスは、もう二人の心が繋がっているからこその代物なんだろうね。その後も物語は二転三転しますが(そりゃそうですよロマコメのお約束 笑)、ラストの飛行機のシーンがまた、盛り上がります。ちょっとドリューの婚約者が可哀想な気もしないでもないけれど、仕方がない。だって“窓側の席を譲らなかった”んだからね。この映画を観て以来、大切な人にはなるべく窓側の席を譲るようになりました。なんて影響されやすいんでしょうね、私(笑)。それにしても、飛行機会社のファーストクラス乗客へのサービスはすごい。なにかコトを起こすときは、ふんぱつしてファーストクラスに乗ると、なにかいいことがあるのだろうか? あやかりたいものだなぁ~。私の人生において、ファーストクラスに乗る日がくるのかどうかは解らないけれど。あっでもね、のぞみのグリーン車には一度、乗ったことがあるよ~っ。私のお金じゃなかったけれど(汗)。えっと、何か言い忘れている……そうだそうだ、アダムの失恋ソングのインパクトが忘れられないなぁ~(笑)。でも茫然自失となっているときに、人の結婚式をムチャクチャにしたところだけは許せませんでした(プンプン)。まっ、とにかく私、この映画が大好きなんです。幸せになってもらいたいなあ~。 《追記》ブシェミーが最後に結婚式場で働いていたシーンに笑った。 8点(2003-12-26 18:17:44)(良:3票)

64.  イル・ポスティーノ 《ネタバレ》 海の町にはいつも惹かれる。特に島には。私が生まれ育った瀬戸内海は、あそこまで美しい海ではないし、建物もオシャレじゃない。けれど、同じような匂いの中で生活してきたように思う。とかいいながらも、実際は島育ちじゃないんですがね。よくフェリーで島に遊びに行っておりました。クワガタなんかを探して、100円でフェリーに乗って(笑)。砲台跡なんかで隠れんぼうをしたりもしました。もし、大人になってあの街から島に移り住んだら、彼のような人生を送ったのかもしれません。まっ、詩人にはなれませんがね。ちょっとたらたらと日々の足跡みたいな日記ともつかない散文を書いたりしながらね。今、ふるさとを離れて思うこと。すごく素晴らしい環境の中で生活をしていたんだってこと。だから詩人が、この島の素晴らしいところはという問に、好きな女性の名前しか挙げられなかった心がよ~くわかります。太陽も、海も、空気も、音も、時間の流れも、何もかもが素晴らしいものであるのに、すぐそこに転がっている、いつもそこにあるから気付くことができないもの。詩人は、尊敬していた大詩人がいなくなったことと、天性の感受性のよさで、島を包んでいるものがどんなにステキなものなのかを感じとったのでしょう。やはり、録音機に島のあれやこれやの音を録音していった時の心情というのには涙が出てきます。あの島を離れていない人間が、身の回りのものの素晴らしさに本能的に気付く。私は本当にその感受性がうらやましい。詩の内容については、どれだけ理解できているのか、怪しい部分は多々ありますが(笑)。 8点(2003-12-20 10:31:02)(良:3票)

65.  フランケンシュタインの花嫁 《ネタバレ》 「感動するよ」という話を聞いてはいたのですが、なかなか観る気にならなかった作品でした。だって、フランケンシュタインですよ。あの鉄鋲をつけたモンスターが暴れるだけかと思っていたんです。『フランケンシュタイン』(31)も、なんだか納得いかなかったし。で、ヒマだし観てみようかな、と思って手に取ったんですよ。今までの私の先入観を恥じましたね。前作から4年しか経っていないという事実に驚きすら覚える完成度の高さ。上手に前作のダイジェストを入れて、初めてみる人&前作を忘れた人にも親切設計。モンスターの孤独を中心に、胸がしめつけられるような辛いシーンや心温まるエピソード。そして……心打たれるラスト……。どうしてあんなレバーが?なんて言ってはいけません。そんなことはどうでもいいんです。「友達……いい」と話す彼の夢は、自分を友達としてみてくれる人と一緒にいたい、ってことだけなのに。はじめてモンスターを友人として迎えた、盲目のおじいさん。モンスターの姿が見えないから迎え入れてくれた、というのも辛いじゃないですか。とかく人間は見た目に左右される。それは私もしょうがないことなんだろう。だけど、私も孤独な盲目のおじいさんのように偏見を持つことなく生きていけたら、どんなに素晴らしいか。もっとも、おじいさんも辛い思いをして、毎日淋しく生活していたから、モンスターを受け入れることができたのでしょうが。あの二人を引き離さないでいて欲しかった。感動するという言葉は適切じゃないかもしれない、でも心に深みを与えてくれるような、そんな作品でした。是非、ご覧ください。この作品のコメントがまだ二人だけというのは、少し淋しいですねっ、【Pewter All】さん。 8点(2003-12-08 07:10:06)(良:3票)

66.  ペーパー・ムーン 聖書サギとはまた、ベタなんだけれどウマイっ! 悪いことには違いないが、亡くなったご主人の想いに涙し、喜ぶ、そんな未亡人たちはそれでちょっと幸せになれるんじゃないかな。(注 決して詐欺を擁護しているわけではありません。ウソと言ってしまえばそれでおしまいですが、まがいものでも何でもほんわかできるアイテムというのは重要で……うう~表現が難しい)最後まで、詐欺と知られることなく上手にやって欲しいな、と思いました。しかも、アディはお金に困っている家庭には安く、裕福な人には高い金額をふっかける。一律じゃないところもニクイ演出じゃないですか。どういう過程で、こんな聡い子どもに成長したんだぁーー。やられた~。8点(2003-12-05 18:51:09)

67.  がんばっていきまっしょい(1998) ボートの練習をしていたあの砂浜、ボート競技のあったダム……私も高校時代にお世話になりました。ロケ現場が実家の近く。さらに松山の風景はモロ私の大学時代とかぶります。だって松山で生活していたんだもん。あそこの鍋焼きうどん屋にもよく行ったし、神社の階段もたまに部活のトレーニング場所になっておりました。もちろん、ストーリーも素晴らしいんですが、自分の青春時代を思いだし、より感情移入度合いが強くなり、何やら胸がしめつけられまする。高校1年のとき、一瞬ボート部に入りかけ、でも女の子がいなかったので止めた経験が苦々しくよみがえってくる危険な映画です。でも、代わりに入った部活でめいっぱいエンジョイしていたので、今となってはボート部に入らなくても良かったのかなぁ~と思いますが、一生懸命に頑張る田中麗奈ちゃんとその仲間に、後ろ指をさされているような気がして……。心にやましさを持っていると、素直に観られないですね(テレ笑)。ブルマ姿が初々しい麗奈ちゃんに◎。 8点(2003-12-05 09:53:14)

68.  初恋のきた道 《ネタバレ》 ↓高評価コメントの方々と同じような感想。思い出は美しいほうがいいんです。ほら、自分だっていろんなコト美化してきているでしょ?少なくとも私は美化しております。失恋に終わった恋、想いがかなった恋といろいろありますが、子どもにね、「お母さんはこんなにお父さんのことを好きだったんだよ」と胸を張っていえる人生っつーのも、いいじゃないですか。あたしゃ、弱い人間なんで、恋愛ひとつに体当たり的な人生は怖すぎますが……。チャン・ツィイーのストーカー話もいいんですが、より感動したのは棺を運ぶ元教え子達の姿。雪の振る中、換わりばんこに棺を担ぐ。もう、それを見ただけで先生の人柄、温かさが伝わってきます。よく、あの先生のどこが……という意見がありますが、あの人柄だけで恋する理由は充分です。それを一目で判った彼女の直感はすばらしい。文革で投獄された先生が戻ってきて良かったのは、何もチャン・ツィイーだけじゃない。あの小さな村にも宝物が戻ってきたんです。ああ、このコメントを書きながら涙が出てきました。現時点では7点だったんだけれど、やっぱり8点にしちゃお。先日、親友(三十路を超えている)が「チャン・ツィイーのピンクの服を着た~い」とのたまわっていました。どう考えても似合うわけないのに(だってそうでしょ、あのモコモコを着た大人が日本の街を歩いている姿を想像してみてください)、あの格好をしたいとまで言わせる作品の影響力。そういうのが映画っていうもんじゃないですか? 8点(2003-11-30 17:19:59)(良:3票)

69.  自由を我等に 感じたことは↓【おっさん】さんと同様なので省略。(あっ、予備校の先生が似ているってのは違いますよ 笑)んじゃあ、何書こうかなぁ~。歌がたくさん出てきていたね。のっぴきならない状況でも、楽観的に歌を歌う。これってディズニー映画の精神に通じるものがあるような、ないような。後味爽快。この映画をもしもリメイクするなら、主役はジョージ・クルーニーかなぁ~。でも彼にしちゃったら、未練たらしく恋人を追いかけちゃって、自由な旅に出るって感じじゃなくなっちゃうしなぁ~。難しいな。話は戻るけれど、音楽が楽しくていい雰囲気だなぁ~と思っていたら、『アンリエットの巴里祭』の音楽の人と同じだったんでビックリ。ジョルジュ・オーリックが音楽担当している映画をおっかけてみよっかな。 8点(2003-11-23 03:54:52)

70.  ハーヴェイ 190cmの長身を誇るJ・スチュワートが見上げる高さの巨大ウサギ、ハーヴェイ。エルウッド(スチュワート)の大親友で常に一緒に行動しているハーヴェイにはある問題があった。そこに存在していても他人には見えないし、触ることもできないのだ。それにも関わらずエルウッドは、ハーヴェイを誰かれ構わず出会う人に紹介しては、人々に気味悪がられる。ハーヴェイはいたずらな妖精で、時間と空間を支配することができるらしい。ジェントルなエルウッドは、着座するときもまずはハーヴェイにイスをすすめ、ドアを開けては先に通してあげる。そりゃあ、ハーヴェイが見えない周りの人は気持ち悪いかもしれないが、実際そこにいるんだからしょうがないのだ。エルウッドのマイペースさ、無垢で親切な心に、ふんわり心温まる一方で、大騒ぎをする周りの人々の言動が軽いコメディタッチで描かれている。(ちょいと毒のあるところもあるけれどね)もし、私がエルウッドの姉だったとして、弟がハーヴェイと大の仲良しになったらどうするだろう?私に良識があるなら、「人には見えないから言動を注意するように」忠告するかもしれないが、それではハーヴェイに対して失礼だ。なるべくハーヴェイを歓迎できるような心の余裕を持っていたいなぁ~と、なんとなく考えてしまった。まずはマティーニを2つ用意するところからはじめたいと思う。8点(2003-11-10 05:52:57)(良:2票)

71.  リバティ・バランスを射った男 《ネタバレ》 東部で法科大学を卒業し、西部にやってきた弁護士ランスと、西部の屈強な牧場主トム、折り紙付きの悪党リバティ・バランスの西部劇。拳銃が法に勝つ西部に法律書を持ち込み、正論と理念のみに駆られてやってきたランスに、言葉足らずではあるが(というより明らかに喧嘩を売っているような感じ)西部の生き方を教えるトム。ランスは理解しながらも反論。情熱を理解し応援するけれど、生き方を変えるわけじゃあないんだな、トムは。言葉には出さないけれどランスもそれが解っている。まったく、男の友情って素直じゃないねぇ~。対するワルのL・バランス、これが本当に憎たらしい。こいつを成敗することが、町の人々の望みなんです。でまぁ~ランスとL・バランスが決闘。悪者を倒してメデタシメデタシ……でもなぜ銃がヘタっぴな彼が早撃ち名人のワルに勝てたか?ちゃんとカラクリがありますが、それは後の話。とにかくランスが一躍有名になる。“リバティ・バランスを射った男”として。それで議員に当選。名士としての人生を歩むわけですが、本当のところワルを倒したのはトムなんですね。一人の無名の男が。しかも恋人(候補?)の美女はランスになびくし……。いいことないんですが、トムはランスの立候補を影ながら後押し。ランスの複雑な心境はラストの車掌の言葉「あなたはリバティ・バランスを撃った方ですから」に集約されています。正義感の塊のようなランスは複雑だったでしょう。でもトムのことを胸に刻んでいたからこそ、30年もの長い間、健全な心で政治活動を行えたのかもしれません。また、トムの死を機に本当のことを新聞社に話すランスに対して、記者は「伝説は伝説のまま残しましょう。これが西部です」と言ってメモを破り捨てる。西部の男たちの男気というものを堪能できました。ところで、L・バランスの手下の一人って、もしかして彼の悪行を少なくするために手下になっているんじゃないのか?と思う場面がありました。ランスや新聞社のピーボティをムチで打つ時、「もう死んでいる」(←実際は死んでいない)と言って、彼を止めていましたから。考えすぎだとは思いますが。付け足しでささやかなお笑いシーンを一つ。議員選出会場にトムは両開きの扉(酒場にあるような扉)を開けて、勢いよく閉めるんです。普通のドアならバタンと音がなってかっこいいんですが、前後にゆれるだけ。かすかに慌てた感じのトムが愛らしかったです。 8点(2003-11-02 08:54:11)(良:1票)

72.  あなただけ今晩は 《ネタバレ》 ムスタッシュのキャラが冴えています。娼婦とヒモ、客と警官の経済輪廻を語ったかと思えば、「愛の国フランス」を弁護にもちだそうとする。主人公たちに花を添えるエッセンスとして、最高の存在でしたね。“余談ながら”そんな彼の前歴は、経済学の教授、軍の大佐、賭博や、銀行強盗に弁護士、そして産科医だったりとさまざま。つつけば、まだまだ出てきそうですねぇ~(笑)。つつきがいのある人って好きです。それはそうと、この映画の中で最も仰天したのが脱獄シーンです。鉄格子を素手で広げ(さすがに市場で力仕事をしていただけのことはある)、緑のストッキングをつたって降りる。その下には警官がいるが、簡単に煙に巻いて堂々と逃走。こんなに簡単な脱獄って見たことないかも。ところで、先日テレビでニュースを見ていたら、どこの国か忘れたけれど脱獄の話題が。映像を見ると、窓からヒモがぶらさがっていました。この映画と同じだったので、それにも仰天。本当にビックリです。ここでイルマに一言。「いいかげん気付けよっ!」。         <これ以降、2003.11.10更新>あの有名な「それはまた別の話」ってセリフ、どこだったんだろう?って気になっていたのが、やっと判明しました。私が観た字幕は「余談ながら」に変えられていたんです。コレって詐欺だと思いません?8点(2003-10-31 12:20:21)

73.  トップ・ハット 《ネタバレ》 ダンスシーンが魅せ場の映画なんですけれど、ストーリーもいいですよ。そりゃ強引なところは多々あります。ベタなところだらけですし。でもロジャースがアステアを既婚者だと勘違いして4人(主役2人と金持ち夫妻)+おまけ2人(執事とデザイナー、アルベルト・ペディーニ!)が繰り広げる勘違いの嵐にも、なかなか面白いものが。コンディションが良くない時に観ると、疲れるかもしれませんけれど。私はペディーニのキャラがけっこう好きです。ペディーニ家の家訓「女性にはキスを、男には剣を」と言いながらサーベルを持ち出したりする危険人物であり、自分を讃える歌を鏡の前で歌うナルシストだったりしますが、こういう変なキャラというのは、出てくるだけで楽しいです。 ダンスシーンは『有頂天時代』のほうが洗練されているとは思いますが、ストーリーはこちらのほうが好きです。 8点(2003-10-30 06:29:39)(良:2票)

74.  ハリーの災難 これから紅葉のシーズンですね。山間部ではすでに見頃を迎えているようですが。紅葉の美しい、落ち葉でうまったのどかな風景を見ると、死体が転がっているんじゃないかって思うようになってしまいました。だから、「まるで死体が転がってそうなくらい、きれいな景色」って表現を使ったりします。知らない人が聞いたらギョッとしますね。8点(2003-10-29 07:18:34)

75.  断崖 《ネタバレ》 ケイリー・グラントのいい加減さとジョーン・フォンテインの美しさを堪能。【へちょちょ星人】さんが書かれているラストの余韻っていうんでしょうか、同感でございます。きっと同じことを繰り返すハズ。あの二人は。彼女は相談する相手もいなくて一人で悩みながら苦しむんですが、もし今後、信頼できる友達ができていろんなコトを話すことができたら、その友達はさぞや大変でしょう(笑)。「彼が怖いのよ、信じられなくて」「ああ、お金にだらしないったら。一体どうやって生活すればいいの?」「また、大切なイスを質屋に入れていたのよ」……云々。最初は親身になって話をきいてあげても、あのケイリー・グラントが変わるはずもなく、ジョーン・フォンテインが別れるはずもないってコトがわかって、バカバカしくなるんじゃないかな。その友達がとっても優しい人だったら、はいはいって話だけ聞いて上手にストレスを吐き出させてあげるのかもしれない。いい友達に恵まれることを切に願います。そんな妙ちきりんな心配をしてしまうくらい、お似合いの夫婦です。末長くお幸せに。 8点(2003-10-28 05:53:33)(笑:1票)

76.  駅馬車(1939) 《ネタバレ》 終わり方が好きです。お尋ね者と娼婦との恋……ふふっ、すがすがしいですね。こういうイキな計らいで終わる映画は、その場面だけを観ても嬉しくってニンマリしてしまいます。もちろんチェイスの場面も、襲われた集落の場面もどこも迫力があるんですが、どうしても人間模様のほうに目がいってしまいますね。たくさんの人が出ているのに、それぞれ個性があって、どの人も活かされている。どことなく対立していた感のある妊婦と娼婦が、出産に協力するという過程を経て、次第になんとなく心が通じ合ってくる微妙さが、これまたイイ感じ。賭博師のダンディズムもなかなか良かったのですが、どうも娼婦の方に肩入れしてしまうので、なにかと娼婦を無視する彼には減点かも。その点、娼婦をレディとして扱うジョン・ウェインの好ましいことといったら。飲んだくれの医者が頑張ったところもよいし、どの人もそれぞれ魅力的なんですよね。8点(2003-10-26 22:52:35)(良:3票)

77.  恋は邪魔者 オープニングのレニーちゃんの歩き方、女ったらしユアンがサングラスをして3人娘を従えてヘリコプターからおりるシーン、ははは、もうその時点でやられちゃった(ノックアウトされた)ので、その後は一つひとつのエピソードをニッコリ(にんまり?たまに大笑い)しながら観ているだけ。できれば一緒に踊りたくなるような、そんな楽しいコメディでした。 いかにも作りものっぽいセットに、とってもカラフルな衣装の数々。各人の部屋だって個性まるだしの典型的なつくり。もう、むちゃくちゃ楽しい映画です。ちょっとラスト近くがくどくなったけれど(きっとどんでん返しを狙ったのでしょうが)、それはそれ、レニーちゃんの厚ぼったく突き出た唇と、どこを見ているのかわからない目線、そしてユアン王子のダメダメさ加減に大満足。さすがにアカデミー賞なんかにはノミネートされないだろうけれど、超個人的に衣装デザイン賞のノミネートくらいはあってもよかったんじゃないかな、と余計なことを考えてしまいました。まっ、そんなことはどうでもいいのですが、4人の男女の恋のかけひき、原色いっぱいで作りものじみた世界をご堪能あれ!8点(2003-10-26 06:11:07)(良:1票)

78.  ハスラー 何といってもミネソタ・ファッツ。ビリヤードの腕はよくても、精神的に幼いところが目立つエディとは対照的に我慢強い人だなぁ~。ビリヤード勝負で負けがこんできたとき、顔を洗って爪を整え、胸にカーネーションをつけて戻ってきたミネソタ・ファッツに威厳を感じた。私も何か勝負をするときは、ちゃんと爪を切って身だしなみを整えて挑もうと思う。さて、私の人生でそんな時がくるのかどうかはわからないけれど。8点(2003-10-26 04:12:38)

79.  めまい(1958) 《ネタバレ》 タネ明かしがされてからのストーリーが好き。私にとって前半(といっても90分もありますが)は前振りです。後半のキム・ノヴァックはいじめられてますねぇ~。グレーのスーツを着させられたり、髪を染めさせられたり。まるでスコティも最初からマデリンと同一人物だってわかっていたかのような苦しめ方。ただ単に依頼人と愛人関係にあったという推測のもと、嫉妬していただけなのでは~?と感じるまでの子供っぽさ。まぁ、彼も精神を病んでいたんでしょう。サスペンスとしては完璧ともいえるストーリーなのに、前半は眠くなってしまう。やっぱり間がゆったりしているので、特に話を知った後に観ると、さっさと進んでくれって思ってしまいます。ただ、映像のバランス美は相当なもの。どの場面を切り取っても、絵画のような構成が見られ、すばらしいなぁ~と思います。が……やっぱりテンポがゆっくりすぎるのよぉ~。じらし上手のヒッチコック殿、どうも私はじらされるのは苦手なようです。あと、キム・ノヴァックがあまり好みではないので、それが残念っちゃあ残念。[DVD(字幕)] 8点(2003-10-25 21:57:32)

80.  死刑台のエレベーター(1958) 《ネタバレ》 オープニングでいきなり「ジュテム、ジュテム」と電話口で繰り返すジャンヌ・モローを観たとき、何なんだ?この話はぁ~???とハテナマークが飛び交ったんですが、なるほど夫殺しの話だったのね。夫殺し、妻殺しの映画を観て思うことは、そんなにイヤなんだったら離婚すればいいのに。離婚してくれないならともかく、財産も欲しいなんて欲を出すからダメなんだよ、といささか冷めた目で見てしまう傾向にあります。ところがこの映画に関しては、ジャンヌ・モローのあまりにもの思い詰め具合に引き込まれて、もういいとかダメとかそんな判断能力がぶっとんでしまいました。また、コトの真相が解った後のジャンヌ・モローの行動力といったらアッパレの一言。愛人を探して夜の街をふらついていた彼女と同一人物とは思えないほどです。しかも花屋の娘を「小娘」と言い切る彼女は貫禄充分。ロープを忘れるヘマをし、エレベータに閉じこめられ、車を盗まれて殺人容疑がかかり、警察に捕まっていただけの男より、よっぽど彼女自身が夫を殺害したほうが成功率は高かっただろうに。暗室の現像液の中から浮かび上がる写真には本当にドキっとしました。あまりにも綺麗な笑顔だったから。このうえなく幸せという顔をしたジャンヌ・モローが写し出される一方で、絶望の淵にたたき落とされた彼女がいる。すんごい対比です。ただ、あの写真、誰が撮影したんだ~っという疑問は残りますが。 8点(2003-10-24 00:56:55)(笑:1票) (良:2票)

000.00%
130.57%
271.34%
3305.73%
4478.97%
55610.69%
69718.51%
719937.98%
87013.36%
9122.29%
1030.57%

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS