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61.  ヒトラーの贋札 秀作です。有名な役者はいないし、派手なシーンもありませんが、見る側にとって心地よい緊張感がずっと持続します。けっして単純明快ではない登場人物たちの思惑や行動原理が、ストーリーに重厚感をもたらしています。ブルガーの“正義”はカッコいいけど、もし自分が現場にいたら、やっぱり“やっかいなヤツ”にしか見えないかな。しかも実話をベースにしたドラマであり、当時の戦局にも影響を及ぼしたというダイナミズムがたまりません。 ちなみに円高&デフレに苦しんで久しい日本ですが、もしどこかの国が円の精巧な偽札を適度にバラまいてくれたら、円安&インフレに転じて景気にはプラスかも。「ジョンイルの贋札」とか、やってくれないかなぁ。[CS・衛星(字幕)] 9点(2011-05-19 20:54:57)(笑:1票) 《改行有》

62.  モンスター(2003) 《ネタバレ》 「モンスター」というタイトルから、「ナチュラル・ボーン・キラーズ」のような快楽殺人モノならイヤだな、と思いつつ見ていたのですが、見事に裏切ってくれました。レズも売春にも殺人にも興味はありませんが、主人公の哀しみや切なさは痛いほどに伝わってきます。ラストで扉の向こうの真っ白な世界に消えていくS.セロンの姿は、この世に生きる苦しみから解放される彼女の魂を象徴しているようでした。[DVD(字幕)] 9点(2007-02-08 19:39:21)

63.  岸和田少年愚連隊 カオルちゃん最強伝説 EPISODE I 「寅さん」を除き、概して邦画はつまらんものと思っていたのですが、こんなに面白い作品があったなんて驚きです。いかにも関西風のチープさがたまりません。まとめて書きますが、「エピソード3」以外は全部傑作です。もうすっかりカオルちゃんの虜です。邦画に登場したキャラとしても、おそらく“最強”でしょう。出会わせてくれたギャオさん、ありがとう。[インターネット(字幕)] 9点(2006-10-20 11:36:32)

64.  こころの湯 しみじみ感がたまりません。特に好きなのは、平原に住む少女の話。涙を流しながら入浴するシーンに、ついもらい泣きしてしまいました。風呂ってすばらしいものなんですね。いきなり画面が平原に切り替わったときは、DVDエラーかと思いましたが…。あとは、あの兄弟の今後の幸福を願うのみです。そう真剣に思わせるほど、いい映画です。ところでこの銭湯、女湯はなさそうでしたが、それが中国銭湯のスタンダードなんでしょうか。 [DVD(字幕)] 9点(2006-04-09 01:35:58)《改行有》

65.  HERO(2002) いや~面白かった。「んなアホな」というシーン満載ですが、だから面白い。いかにも「吊ってます」という感じがたまらない。コメディ映画だったら「ボケが足りん」と思うところでしょうが、大まじめにこれをやるから面白い。中島敦の「名人伝」を彷彿とさせますね。やっぱり映画はこうでなくちゃ。9点(2005-01-16 19:39:49)

66.  カリートの道 健さんを彷彿とさせる、米版ヤクザ映画。やっぱりアル・パチーノはカッコいい。ショーン・ペンのイヤらしさが、それをますます引き立ててくれました。ただ、巨匠にケチをつけるのもナンですが、なぜラストから始まったのでしょうか。「もしかしたらパラダイスに行き着けるかも」と期待しながら観たほうが、もっとおもしろかった気がします。9点(2004-03-28 03:17:23)

67.  バッファロー'66 クリスティーナ・リッチもかわいいけど、作品全体がチャーミングな印象。終始ニヤつきながら観てしまいました。タイトルとその理由もシャレてますね。いつか、もう一度観たいと思います。9点(2004-03-03 17:51:32)

68.  溺れる魚 観る人を選ぶ作品かもしれないけど、私は文句なく好き。堤監督の世界っていいよね。ストーリーが安直とかいう意見もあるようですが、こういう映画はとにかく笑えればいいんです。特に後半の渡辺謙が秀逸。椎名拮平がカッコよすぎてマイナス1点。 9点(2003-12-22 01:01:44)《改行有》

69.  砂の器 《ネタバレ》 超久しぶりに再見。やはり大傑作だと思います。かつて原作も読みましたが、この作品は小説より映画のほうが圧倒的にクオリティが高いと思います。(小説における和賀は、超音波で殺人を試みるとかいう、超絶奇人変人として描かれていてドン引きした覚えがあります。) たしかに、前半でたまたま加藤剛と同じ列車に乗り合わせるとか、島田陽子が列車から布片を捨てる様子をたまたま乗り合わせた記者が記事にして、それをたまたま読んだ森田健作が鋭すぎる直感を働かせるとか、「たまたま」が過ぎる場面もあります。 しかし秀逸なのはやはり終盤、「宿命」の叙情的な音楽とともに展開する父子の旅の場面でしょう。日本の美しい四季の風景と、その中で見せられる人間の醜さと、文字どおり掃き溜めに鶴のように現れる緒形拳。そして最終盤にトドメのような加藤嘉の嗚咽。もう涙なしには見られません。これらの場面さえあれば、「たまたま」が多くても、ストーリーが少々強引でも許せる感じがします。結局、主役はあくまでも丹波哲郎ですが、終盤にしか登場しない加藤嘉と緒形拳の印象ばかりが残っています。 とは言うものの、和賀はこれだけ父親の愛情と駐在さんの善意を注がれながら、なぜか冷徹で残忍な大人に成長してしまったわけで。物語としては少々納得しにくいかな。あの純朴な少年はどこへ行ったんだと。[CS・衛星(邦画)] 8点(2024-04-27 03:20:41)
《新規》
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70.  ジェロニモ(1993) 《ネタバレ》 予想外に堪能させてもらいました。迫害を受ける側の視点で描かれた作品はいろいろありますが、迫害する側を語り部にしている点が面白い。それはつまり米国白人にとって自分たちの祖先の理不尽な行為を晒すことになるわけで。かの国でどう評価されたかは知りませんが、なかなか勇気のある作品かなと。 ただし、さすがに一方的に追い立てるのではなく、陸軍側の主要登場人物4人はいずれも先住民に親和的。このへんで自国史批判にならぬよう、バランスを取っている感じ。 個人的に好きなのは、中盤にジーン・ハックマン扮する准将とジェロニモが膝詰め談判するシーン。お互いに嫌悪や不信を抱きつつ、それでも戦争よりはマシという点では一致して講和の道を模索するわけで、なかなか見応えがありました。しかし結局、すべて水泡に帰すあたりがなんとも。いかに和平が難しいか、いかに強者の論理が弱者を圧倒するかがよくわかります。まあ現代人なら誰でもよく知っていると思いますが。[CS・衛星(字幕)] 8点(2024-04-21 00:09:24)《改行有》

71.  8月の家族たち 《ネタバレ》 ジョン・ウェルズといえば、かつて「ER」や「The WestWing」のような傑作ドラマを生み出した稀代のクリエイターのはず。しかもこの作品は有名な役者がゴロゴロ。これは期待できそうと思ったのですが、第一感はゲンナリするばかり。家族で罵り合い、暴露し合い、傷つけ合ってバラバラになっておしまいという、まったく救いのない物語でした。いったい何を意図してこんな作品を世に出したのか、不思議にさえ思いました。 しかし、単なる思いつきですが、もしかしたらこれは「アメリカン・リア王」なのかなと。3姉妹とか、相互不信とか、悲劇的な結末を迎えるという構図はそのままに、あの世界観を換骨奪胎して現代のアメリカの片田舎に置き換えたのかもしれません。そう思うと、ラストのメリル・ストリープの号泣はリア王の最期そのもののように見えてきます。しかもリア王が泣きすがるのは遺体とはいえ娘のコーディリアですが、メリル・ストリープが泣きすがるのは3姉妹のいずれでもなく、メイドさんです。17世紀初頭のイギリス人より、21世紀初頭のアメリカ人のほうが、孤独感や悲劇性はいっそう増しているのかもしれません。 あくまでも勝手な解釈ですが、こういう観点で見返すとけっこう楽しめました。やはりジョン・ウェルズは稀代のクリエイターということで。[CS・衛星(字幕)] 8点(2024-03-04 23:52:27)《改行有》

72.  ディファイアンス 《ネタバレ》 恥ずかしながら、こういう史実があったことを知りませんでした。アンネ・フランクもシンドラーも『夜と霧』もいいですが、これももっと歴史に刻まれるべき話じゃないかと。ただこのタイトルで損をしているというか、少なくとも日本人にはあまりピンと来ない気がします。ダニエル・クレイグが出ていなければ、たぶん私は見なかったと思います。 とにかくリーダーとしての苦悩ぶりがいい。ジェームズ・ボンドとは違ってなかなかうまく行きません。どんな集団でも人間関係のゴタゴタはあるわけで、規律と情、重圧と理性と弱気の間で常に揺れ動いている感じ。しかも強烈な外敵にも備える必要があり、頼られるわりに称賛されるわけでもなく、特別な報酬を得られるわけでもなく。世の中間管理職者は、彼の姿を見て「自分のほうがマシ」と勇気づけられるのではないでしょうか。ただし、どれほど敵に囲まれても弾がまったく当たらない点はボンドと共通しています。 それからもう1つ気になったのは、最大1200人もの大集団の食糧をどうやって賄っていたのか。村からの略奪には限界があるし、リスクも大きいはず。森の中で採集狩猟生活でもしていたのでしょうか。ドラマチックなドンパチもいいですが、そのあたりのリアリティをもう少し見たかった気がします。[CS・衛星(字幕)] 8点(2024-02-24 03:01:50)《改行有》

73.  レザボア・ドッグス 今さらながら初見。これは面白い。冒頭にいかにもタチの悪そうな面々をクドいぐらいに紹介しつつ、いざ犯行現場はいっさいスルーして、その後の出来事がほぼ倉庫だけで描かれる。映画というより2幕ものの演劇を見ているようでした。観客としては、「この間に何があったのか」と想像力を掻き立てられるとともに、「なぜそうなったのか」も気になって目が離せなくなります。かなりバイオレンスな作品ではありますが、やたら饒舌なセリフにはムダがなく、ある種の格調の高さを感じます。[インターネット(字幕)] 8点(2024-02-12 02:13:59)

74.  非常宣言 《ネタバレ》 なかなか傑作。航空機ものはパニック映画の定番としてハズレが少ない気がしますが、これもけっこうアタリだったように思います。特にコロナ禍を思い起こさせるようなお話で(もちろんそれが狙いでしょうが)、最後まで楽しめました。 が、見終わって冷静に反芻してみると、終盤に「?」な点もいくつか。ソン・ガンホが異常にがんばったのは、刑事としての使命感か、それとも乗客に奥さんが含まれたからか。勢いで前者とばかり思って見ていましたが、後者の可能性もあるなと。そうするとちょっとブレるなあと。 それからマジメに考えるのも野暮ですが、アメリカの対応はともかく、日本はさすがにあそこまでしないだろうと。自衛隊発足以来初の実戦による実弾射撃を、こんな場面で行うとは考えにくい。共産国やロシアならやりかねませんが(実際に撃墜しましたが)、威嚇とはいえ一応友好国の民間航空機に向けて発砲などしたら、世界の世論が黙っちゃいないでしょう。 航空機の乗客乗員はそもそも隔離されているようなものなので、むしろどこかに着陸させて給油させ、ついでに完全防護の上で崎陽軒のシウマイ弁当ぐらい提供して、そのまま韓国へ送り出すぐらいが現実的な対応だと思います。これでは映画としてまったく面白みがなくなりますが。「ダイヤモンドプリンセス号」の一件は、かの国ではあまり報じられなかったのかな。[インターネット(字幕)] 8点(2023-12-30 02:24:05)《改行有》

75.  ノマドランド 《ネタバレ》 見当違いな見立てかもしれませんが、世の中の「定見」に対するアンチテーゼが心地良いという感じ。トルストイの「アンナ・カレーニナ」の有名な冒頭の一節「幸福な家庭は似通っているが、不幸な家庭はそれぞれに不幸である」に照らせば、主人公の環境は明らかに「不幸」の一形態でしょう。伴侶はいない、家すらない、お金もない、定職もない、あるのはボロボロのクルマだけ。しかし本当に彼女は不幸か、と訴えかけてくるわけです。とにかく自由で、逞しくて、薄いながらも適度なコミュニティがあり、とりあえず食うには困っていない様子。孤独や悲しみはあるが、それは「幸福な家庭」にもある話です。 印象的なのは最終盤。温かそうな家庭に招かれて定住するかと思いきや、やはりボロボロのクルマで逃げ出してしまう。ここだけを切り取ったら「なぜ?」と思ったかもしれませんが、ここまでを見てきたら「わかる!」と思えるんですよね。別にノマドな暮らしを羨ましいとまでは思いませんが、こういう生活もあるんだなあと思わせてくれました。 ドラマとしては特に何も起こりません。ドキュメンタリーでさえなく、定点カメラのように淡々と日常を追うだけ。それでもなんとなく見入ってしまう力強さがあります。またこういう映画にいろいろ賞を提供するアメリカの映画界というのも、なかなか奥が深いなという感じがします。[インターネット(字幕)] 8点(2023-12-11 23:22:33)《改行有》

76.  新しき世界 これは面白い。凄惨な暴力シーンもありつつ、濃すぎるキャラを何人も登場させて絡ませつつ、これからどうなるんだろうとハラハラさせつつ、こりゃ助からんなと絶望させつつ、最後の最後に見事なオチ。もつれた糸がスルスルッとほどけるような快感を味わわせてもらいました。結局、主人公は我々の想像とはまったく別の感情で動いていたのかと。さすが、韓流映画は人を惹きつけるツボを心得ていますね。まんまと騙されました。[インターネット(字幕)] 8点(2023-12-04 02:49:00)

77.  レッド・スパロー 徹底的に「おそロシア」を煮詰めたような作品。主人公と母親を除き、ロシア側には誰一人としてマトモな奴がいません。ロシアで上映されたかどうかは知りませんが、もし上映されていたらさぞかし不興を買っていたことでしょう。 第三国の人間としては、緊張感もあってそこそこ楽しませてもらいました。最後のオチもなるほどねぇという感じ。しかし全体として暗くて心身ともに痛い印象は拭えません。次はぜひ、屈託なく笑ったり踊ったりするジェニファー・ローレンスを見たいものです。 それはともかく、他の方も指摘されていますが、キーパーソンである「叔父さん」はプーチンとよく似ています。もし(近い)将来、「プーチン最期の12日間」とか「帰ってきたプーチン」とかいう映画が作られることがあったとしたら、彼は間違いなく主役候補の1人になるでしょう。[インターネット(字幕)] 8点(2023-11-15 02:18:49)《改行有》

78.  ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 《ネタバレ》 陰惨な事件を、痛快にひっくり返していて見事。あくまでもブラッド・ピットとディカプリオが中心で、途中まではいったい何を描きたいんだろうと不思議でしたが、すべて「運命の日」の逆転劇のための回りくどい伏線だったということで。 貧乏な庶民がセレブに虐げられ、ラストに一矢報いてめでたしめでたしとなるのはよくある話。しかしこの作品は貧乏な狂信者がセレブにボコボコにされてめでたしめでたしなわけで。ディカプリオに害虫のように焼き殺されるシーンを見て、快哉を叫んだ映画関係者は多いのではないでしょうか。私はセレブでも映画関係者でもありませんが、貧乏人こそ正義みたいなキャラ設定が心底嫌いなので、一緒に快哉を叫ばせていただきました。[インターネット(字幕)] 8点(2023-10-20 23:31:42)(良:1票) 《改行有》

79.  十戒(1956) 《ネタバレ》 ものすごく壮大かつ長尺ではありますが、そのわりに主要登場人物が少なく、しかも単純なストーリーなので、なんとなく最後まで楽しめました。要するにエジプトの神とヘブライの神の代理戦争ということで。いくら旧約聖書の物語とはいえ、ここまでコケにされたエジプト側は面白くないと思いますが、どう折り合いをつけているんでしょうか。 主人公2人がかっこいいのは当然ですが、もっとも人間味あふれるのはダタンですかね。さまざまな物語に登場する小悪人の原型のような感じ。モーセやラムセスは身近にいませんが、ダタンならどんな組織にも何人かいそうです。 と思っていたら、「約束の地」でリアル戦争が始まりそうな様相。やっぱり「神は死んだ」のか?[CS・衛星(字幕)] 8点(2023-10-10 02:37:27)《改行有》

80.  ビューティフル・マインド 《ネタバレ》 超久しぶりに再見。やっぱり秀作だと思います。本筋とは関係ありませんが、「ナッシュ均衡」のほんのサワリぐらいはわかる今、序盤に「敗者のいない世界を作りたい」みたいなセリフがあって、それだけでグッと来てしまいました。この時点で十分に「ビューティフル・マインド」じゃないかと。 それからこの作品が面白いのは、幻覚のリアルさ。見返すと「そういえばおかしい」と気づかされるのですが、初見ではほぼ無理でしょう。結局、見る側は中盤以降に主人公とともに衝撃を受けるわけで。実はものすごく地味なお話のはずですが、そのサスペンス感のおかげで飽きません。そして最後の「ペン」のシーンも見事でした。 それにしてもラッセル・クロウの芸域の広さには驚かされます。前年は「グラディエーター」ですからねぇ。ところがその片鱗をまったく見せず、人付き合いが苦手でしだいに病んでいくインテリを演じていたように思います。 一方、奥さんの献身ぶりはちょっと出来過ぎな気が。現実を振り返ると、こういう存在のほうが幻覚に近いんじゃないかと。[CS・衛星(字幕)] 8点(2023-09-30 21:12:48)(良:1票) 《改行有》

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