みんなのシネマレビュー |
|
61. ソウル・オブ・マン 黒猫クロマティさんとほぼ同様の感想です。ブラインド・ウィリー・ジョンソンは元祖トム・ウェイツみたいな感じで好きです。出てきたミュージシャンの中では、ジョンスペ、ルー・リード、ニック・ケイブが突出してよかったと思います。6点(2005-01-17 00:47:20) 62. 約三十の嘘 悪くない。といって、それ以上でもそれ以下でもない。見てるときはそこそこ楽しんで見れるが、見終わった後に残るのは中谷美紀の美貌とCKBの楽曲のみ。まあ、それでいいと思う。6点(2005-01-10 23:37:41) 63. フューリー(1978) ゲージュツは爆発だ!! ビバ、カサヴェテス!!6点(2004-10-22 00:50:58) 64. CODE46 世界で最も切ない「I love you」が聞こえる。6点(2004-10-11 12:18:07)(良:1票) 65. 泥棒野郎 角川から出た廉価版のDVDを購入したので、久々に再見。細かいカット割りにナレーションがかぶさり、既存のフィルムを使ってギャグにしたり、インタビューでウディ演じるヴァージルの生涯を浮き彫りにするドキュメンタリータッチという手法。初監督作ながら、実に素晴らしいではないか。ただ、ギャグはあまりにありきたりであるのが難点。ドキュメンタリータッチはウディ本人の発案ではないようだが、これ、ただギャグつないでるだけの映画だったらお寒いかぎりだったかもしれない。それにしてもDVDの字幕がひどい。有名な、「gun」と「gub」の珍騒動が日本語字幕では「銃」と「銭」になってる。無理から日本語に直すなっての。ギャグを殺してるも同然。字幕作った奴吊るし上げ。大体、ウディが自分のことを「俺」って言うかしら。6点(2004-08-27 00:57:31) 66. 69 sixty nine おもしろいですよ。そりゃおもしろいんだけれども、なんか今ひとつ釈然としないものが残ったりもするんよね。それは何かと申したら、やっぱり時代設定の必然性のなさね、無理から60年代の話にしようとしてるような違和感さね。それと音楽。いやあ正直、オープニングに「ホワイトルーム」はないっしょ。やりすぎでしょ。センス悪いよ。いやさ、村上龍がクリーム好きなんかも知りませんよ、ぼくは原作読んでないから。村上龍も何だかんだでロックの趣味悪そうだし。でもさ、他にもっとあるでしょ。69年よ、ウッドストックの年よ。もっとさ、クールでドライヴィンな、ニューロックとかゆわれてたような感じの、あるでしょ。「ハイ・フィデリティ」のオープニングみたいに、13thフロアエレヴェーターズかけちゃう、とかそんなのマニアックすぎるけどさ、別にドアーズの「ブレイク・オン・スルー」とかでいいんよ。大体さ、曲中でかかるロックの曲がさ、クリームとジャニスだけじゃ物足りんよ。ビートルズもストーンズもフーもかかってないじゃん。版権の問題とかいろいろあるんかも知れんけどさ、もうちょっとがんばれや。そんでエンドクレジットにケミストリーが流れる、とかさ、音楽一つとってもノンポリだよ、全く。6点(2004-07-26 00:01:07) 67. レディ・キラーズ 虫も殺せないような、か細くて何だか可愛らしい英国の老婦人と、悪党たちのすったもんだったから『マダムと泥棒』というオリジナル版は魅力的だった。そのマダムが太っちょの黒人女性になってしまったら、それだけでオリジナルの品のよさが損なわれてしまう。(別に偏見ではなく。)それにマダムが敬虔なクリスチャンであるという設定に疑問符がつく。それはぼくが無宗教の日本人であるからか、それともラストの偽善的なオチにやっぱりとってつけたような嫌らしさを感じてしまうからか。大体トム・ハンクスの狙いすぎの過剰なコメディ演技も鼻につくのだ。そういった不満もあるが、往々にしてよくできてはいる。勿論リメイクはオリジナルに忠実にあるべきだとも思わないかし、オリジナルをうまく現代風に換骨奪胎していると思う。後半のオフビートな笑いの連続も功を奏している。ただ、今世紀に入ってからのコーエン兄弟ってどれを見てもいまいちぱっとしない。結構どうでもいい。結局は前世紀の映画作家なんだな。音楽は相変わらずいいけれど。6点(2004-07-23 00:57:44) 68. あなたにも書ける恋愛小説 ケイト・ハドソンの芸達者振りに救われた感のある当たり障りのないコメディ。ロブ・ライナーは『恋人たちの予感』のときもそうだったが、やけにウディ・アレンを意識している。現実と虚構が交じわう実にアレン的世界もさることながら、小説内世界の暖色を効果的に使用した画面設計は『カイロの紫のバラ』のようじゃないか。6点(2004-07-07 22:15:48) 69. バッド・エデュケーション(2004) 相変わらずオープニングクレジットはいいね、アルモドヴァル映画は。内容は、本格的なゲイ映画で、恥ずかしいことこの上ない。だって登場人物のほとんどゲイだもん。ノンケのぼくには気恥ずかしいだけ。でっかいバジェットでこんな映画をとれてしまうんだから、巨匠ってのは好き勝手やれて素晴らしい。[映画館(字幕)] 5点(2005-05-09 01:06:01) 70. アビエイター デカプリさんの留守電に「いい役者さんの顔になってきましたね」と2回くらい吹き込んでやりたい。映画は面白くないけど。 それとブランシェットのボストン訛りがいらつく。5点(2005-03-26 22:42:33)(良:1票) 71. ロング・エンゲージメント 空撮シーンやリアルな戦場シーン、ジャック・タチ風郵便配達夫など、見所はたくさんあるのだが、やっぱりわかりづらい。登場人物の名前にコンフューズド。そもそも登場人物がたくさん出てくる謎解き物は、二時間の映画には向いてない。偶然でことが進みすぎて、興ざめする。5点(2005-03-14 00:20:38) 72. くたばれ!ハリウッド(2002) 映画になってお上品になってしまった。原作にはトチ狂った、野卑な魅力がある。5点(2005-02-15 01:08:40) 73. スーパーサイズ・ミー 監督兼被験者であるモーガン・スパーロック氏自身のキャラが、若干弱い気がする。で、ぼくとしてはモーガン氏の彼女、あの人が何だか、コワイ。ちょっと宗教がかってる感じがする。ファーストフードか菜食主義か、その二者択一がアメリカの病理なのでは、などと穿った見方をしてしまった。5点(2005-01-31 00:55:56)(良:1票) 74. ソウ 「メメント」とか「CUBE」にも言えるんだけど、こういうアイデア重視の低予算映画って、ホントアイデア一発勝負で脚本が良くないよね。見ててハラハラしないもん。ああ、そうって感じでさしたる驚きはない。大体が、鎖につながれた二人の男と、その真ん中にいる血だらけの死体ってビジュアルイメージ、よく考えてみたら真ん中の死体は何ら必然性がない。5点(2004-12-20 00:55:49) 75. ファスター・プシィキャット!キル!キル! 何と言ってもタイトルがよい。それに尽きる。5点(2004-12-16 00:51:47) 76. シークレット ウインドウ 小説だったらフェアだけれど、映画だったらフェアじゃない。ジョニー・デップは大変魅力的だけれども、ただそれだけだ。ジョン・タトゥーロはいい役者だが、今回は明らかに変な人を演じさせられていて、消化不良の感がある。ぼくも六本木ソルジャーさんと同じく、初日の夕方に見てたら地震がきて、鑑賞中三度くらい揺れを感じ、はっきり言って映画どころではなかった。5点(2004-10-24 23:54:24) 77. 時計じかけのオレンジ ミドルティーンのときから10年たって見直してみましたが、フツーだ。ちっとも感心しないし、ちっとも興奮しない。それって俺が悪いのか、はたまたキューブリックが悪いのか。でも自分が悪いなんて言いたくないから、キューブリックが悪いことにしてみる。5点(2004-10-22 00:48:33)(笑:1票) 78. バージンブルース 野坂を見たいのだったら肩透かしであろうし、ストーリーを追ったところでこれっぽっちもドラマは感じないだろうし、秋吉久美子のかわいさというのはこの映画ではいまいち発揮されていないだろうし、だとしたら何を見るかといえば、長門裕之がいかに桑田佳祐に似ているかというただ一点だけであって、つまりは長門から目を離してはいけないのである。5点(2004-09-21 00:48:38) 79. ミスティック・リバー イーストウッドって人のことが大変に好きで、稀代の映画作家だなんて思っていたりもしたんですがね、こりゃあちっともおもしろくねえです。蓮実センセに騙されたのかしら。どうもキャラクターの掘り下げ方が甘い。しっかし、一箇所だけ衝撃的だったのは犯人が銃を持って必死の形相で迫ってくるシーンね、原作読んで犯人知っちゃあいたけども、これは背筋が凍るくらいの名シーンだと思ったね。例のブラジル映画を思い出しちゃったよ。5点(2004-09-01 00:52:34) 80. 華氏911 この映画の出来不出来をとやかく言うつもりは全くない。5点というのはあくまで便宜的な点数である。彼の主張がどうであれ、ぼくはマイケル・ムーアの立場を尊重する。この映画が作られたことの正当性を擁護する。100の大きな言説よりも、5秒なり10秒なりの映像のほうが衝撃的である、ということを改めて感じる。イラクで傷つき、死んでいった罪なき子どもたち、行きたくもない戦争で命を落とした兵士たち、パンクを聴きながら人を殺すことに快感を見出す兵士、エトセトラ。映像の持つ力は計り知れない。だが、その映像も流されないことには何の意味もない。今まで何度も見たWTC倒壊の映像のシャワー。それがアメリカ人たちを烈火のごとく怒らせた。直接9・11に関係のなかったぼくたち日本人さえも怒らせた。だが、アフガニスタンの映像は。イラクの映像は。卑劣で、残虐な戦場の映像は、ぼくらの上に豪雨の如く降り注いだか。ぼくらは怒っただろうか。マイケル・ムーアは怒っている。本気で怒っている。これだけ怒っている人がいるのを、久しぶりに知った。その怒りをぼくは決して批判できない。5点(2004-08-30 01:26:10)(良:6票)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS