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61.  映画 中二病でも恋がしたい! Take On Me 《ネタバレ》 TVシリーズが好きな人なら素直に楽しめると思います。「劇場版という名のただの総集編」だった凡作の前作劇場版とは違い、完全新作ですのでガッカリすることもありません。相変わらずメンバーどうしのやりとりが楽しいです。大人に近づくにつれそれまでの(中二病という)アイデンティティを見つめ直す(直さざるを得ない)主人公たちの悩みや葛藤というテーマが物語に現実味を与えていていいと思います。ただ、六花の姉が六花をイタリアに移住させると見せかけて単に姉の現地での結婚式に出てほしかっただけ(あるいは可能ならば本当に移住させたいと姉は思っていたのかもしれないが・・・)というオチはもうちょっと工夫してほしかったですね。[映画館(邦画)] 7点(2018-01-24 13:07:49)

62.  スター・ウォーズ/最後のジェダイ 《ネタバレ》 見ながらいろいろな考えが頭を去来しなかなか感慨深かったです。まず思ったのはディズニーはこれまでのスター・ウォーズを本格的に切り離しにかかろうとしているんだな、ということ。前作でハン・ソロが死に、今作でルークも死に、図らずも現実世界でもレイア姫が亡くなってしまい、エピソード9の次に作ろうとしている新シリーズではスター・ウォーズの名が付いた別のSF映画になっているのではという若干の不安も頭をよぎりました(まあ、必要なのでしょうが)。生みの親のジョージ・ルーカスも前作より製作総指揮はもとより脚本にもタッチせず、キャラクター原案のみにとどまっている状態です。でもやはりスター・ウォーズは見てて楽しいのも事実。初っぱなの宇宙空間や、同じ3部作の2作目の「帝国の逆襲」を彷彿とさせる白い大地での戦闘など。特に「帝国の逆襲」の雪原を想起させる塩の大地に居並ぶAT-ATウォーカーの威圧感といったらもう!。ドラマ面では最後のジェダイとは結局誰のことなのか(ラストに意味深な少年が登場しましたし)、レイの両親は誰なのかといった謎は残ったままですが(3部作の)最終作のエピソード9に向けて中ダレすることなくテンポ良く物語が進み、否が応でも次回作に期待を持たせます。CGが高度に進化した今、スター・ウォーズをもってしてもエピソード4~6の頃にあったSF映画の絶対王者感はもうありませんが、アメコミヒーロー映画だらけの今のハリウッドにおいて、やはりスター・ウォーズは特別なコンテンツであることに変わりはありません。最後に、これは言ってもしょうがないことですが、STAR WARSのタイトルロゴの前に20世紀フォックスファンファーレが鳴らないのは寂しいです。[映画館(字幕)] 7点(2017-12-23 11:22:27)

63.  gifted/ギフテッド 《ネタバレ》 生まれながらにしてある分野における突き抜けた才能をもつ人を意味する英語「gifted」。ギフテッド教育先進国アメリカの事情を垣間見ることができてとても興味深かったです。giftedである主人公の姪のメアリーについて、自身の経験をもとに「普通」の人生を送らせようとする主人公に対し、幼い頃から才能を伸ばすgifted教育を受けさせようとする主人公の義理の祖母。どちらの主張も一理ありイチゼロで判断できる問題ではないのですが、映画の演出上祖母が完全な悪役になってしまったのはちょっと残念。でもまあ、最後は両方の主張を取り入れた折衷案のハッピーエンドになっていてホッとしました。最後に・・・メアリーちゃんが超絶かわいい![映画館(字幕)] 7点(2017-12-04 19:17:07)(良:1票)

64.  ボブという名の猫 幸せのハイタッチ 麻薬中毒から抜け出そうと努力している主人公の生活にボブ(猫)がだんだんなくてはならない存在になっていきます。そのプロセスを見ててある種の幸せを感じました。やっぱり事実をもとにした映画は(原作の時点で)面白さが確約されているのでは安心して見れますね。あと、主人公はストリートミュージシャンなのですが、歌っている歌が素晴らしい!見終わってすぐにサントラを買ったほどです。[映画館(字幕)] 8点(2017-12-04 19:04:53)(笑:1票)

65.  GODZILLA 怪獣惑星 《ネタバレ》 SF映画として普通に面白かったと思います。ゴジラだから怪獣映画にしなければという気負いや先入観を持たずに作られていて、シン・ゴジラとは異なる方向性を打ち出したことが良かったと思います。特に、ゴジラの攻撃耐久力や熱線の発生メカニズムなどは詳しく考えられていて秀逸です。今後の(特撮版含む)ゴジラに影響を与える可能性が大いにあると思います。とはいえシン・ゴジラとの繋がりも多少あり、シン・ゴジラの最後の場面でゴジラの尻尾から新しいゴジラ(らしきもの)が生まれつつある描写がありましたが、ゴジラが単体生殖生物だというシン・ゴジラでの設定がこの映画でも採用されています(これ以上詳しく説明するとこの映画のネタバレになりますのでこの辺で止めておきますが)。3部作ですので、続きが非常に楽しみですね。あと、タイトルが『ゴジラ 怪獣惑星』ではなく『GODZILLA 怪獣惑星』だったのは2014年のギャレス・エドワーズ版GODZILLAに敬意を払ったからですかね?ゴジラの顔もギャレス版ゴジラに似ていますし。[映画館(邦画)] 8点(2017-11-19 11:33:45)(良:1票)

66.  メッセージ 《ネタバレ》 なかなか深みのあるSF映画です。異星人とのコンタクトが(表面上の)テーマのSFですが、インディペンデンス・デイのようなエイリアンとのドンパチは全くありません。言語学者の主人公がエイリアンとの交流役になり、彼らの言語を解明してゆく過程がストーリーのメインとなります。主人公は時々娘との思い出をフラッシュバックするのですが、その都度エイリアンの言語解明に繋がる場面が思い出されます。勘のいい人は娘との「過去の」思い出に現在の問題を解決するキーワードがことごとく出てくることを不思議に思うでしょう。実はそれが主人公がエイリアンとの交流で手に入れる「あるもの」と繋がってくるのですが・・・。とても良い映画だと感じました。2回見ると2回目は初回と全く違った感想を持つでしょう。個人的に不満点を挙げるならば、テーマが分散されていてちょっとわかりにくいかな、という印象を受けました。異種生命との交流がテーマなのか、家族のあり方みたいなものがテーマなのか・・・再度見ると自分にももっとわかってくるのかもしれませんが。最後に、エイリアンの声とも宇宙船が発する音とも似ている環境音のようなBGMが素晴らしいです。[映画館(字幕)] 8点(2017-09-17 22:59:26)(良:1票)

67.  エイリアン:コヴェナント 《ネタバレ》 『エイリアン(1作目)』の前日譚だということを全く知らずに『プロメテウス』を見た私は、話のわかりにくさ(『プロメテウス』に1作目と全く同じエイリアンが出てこなかったため後で前日譚だと聞かされてもどういう風に物語がつながるのか全くわからなかった)にがっかりしたものですが、今作の『エイリアン:コヴェナント』は同じ前日譚でも『プロメテウス』に比べ圧倒的にわかりやすくなっているので非常に良かったです。ついにエイリアン誕生の秘密(卵からどのように生まれるか、ではなくいつどうやってこの世に発生したのか)が明らかになります。それだけでもこの映画の価値はあったと思います。あえて難点を挙げるなら最後のほうでエイリアンをテラフォーミング用車両に閉じ込めて宇宙に射出したはずなのに船内に残っていた、容易に予想できる展開ではありますがどうしてエイリアンが残れるのかちょこっとでも描写してほしかったです。あと最後の最後にようやく気付いたのは、リプリーよろしくタンクトップで戦うヒロイン・ダニエルズ(女性でもダニエルって有りなんですね)が主人公だと思っていたらデヴィッドとウォルターが主人公だったのですね。エンドクレジットでは彼らがトップキャストになっていましたから。それと、公開3日目の17日に見に行ったのですがあまり入りは良くなかったです。台風のせいですね(笑)。[映画館(字幕)] 7点(2017-09-17 22:56:10)

68.  ザ・ブリザード 《ネタバレ》 冒頭でまず「実話に基づいている」と字幕が。これが後々効いてきます。大時化のなか真っ二つに割れたタンカーの船員を救助する沿岸警備隊の話ですが、この大波ではいくら何でもその小型救難艇では航行できないだろという描写が出てきますが、冒頭で実話に基づくと出てるため、ああ実際このくらいのすごい大時化でも大丈夫だったんだなと納得できるのです。一方、実話に基づく話であるが故に大幅に脚色できないというジレンマも発生するわけですが、この映画は『アポロ13』のように結論は見えていてそこに至る過程を体験する(楽しむ)映画であるので、逆にストーリーを追うことに集中できます。そのため素直に感動することができ、見終わった後いい映画を見たという気分になりました。映画を見て面白かったと感じることは多々あっても、いい映画と思えることはなかなかありません。エンドクレジットに役者が演じた人物とその人物の実際の写真が並べて出てくる演出もベタといえばベタですがとてもクるものがありました。 でもすべて手放しでは褒められない点も。まず、救難艇に乗る人数について。救難艇は定員が12名で限界まで乗っても22名までとセリフで説明されていたのに実際は32人もの人が救助されました。それに元から乗っていた警備隊員4人を含めると36人も乗ったことになります。でも沈みませんでした。どうやって解決したのか全く説明なく終わっていまいました。また、次に邦題について。『ザ・ブリザード』なんてB級災害パニック映画のような安っぽい邦題をつけないでもらいたかったです。原題は"THE FINEST HOURS"、直訳すると「最良の時間」となるわけですが、タンカーの船員が船をわざと浅瀬に座礁させて浸水を遅らせ時間を稼いでいるときに「この間に救助を待とう」というセリフがあるのですが、字幕では救助となっていたところがセリフではrescueではなくthe finest hoursと言っていました。つまりfinest hourとは救助のことだけではなく、そこに込められた希望のようなものも含まれている言葉なのです。これはこの映画のキモといえる部分だと思うので、それを生かしてほしかったです。あと最後に、何度も言っているのですが3Dだとメガネのせいで画面が暗くなるので2D版より明るくしてほしいです。制作側はそこのところを全く気にしないのでしょうか。不思議です。[映画館(字幕)] 8点(2017-05-21 21:06:39)(良:1票) 《改行有》

69.  LION/ライオン 〜25年目のただいま〜 《ネタバレ》 良い映画でした。実話を元にしていることをある意味売りにしているので結末がわかった状態で鑑賞するわけですが、そんなこと(結末がわかっていること)を忘れるくらいぐいぐい物語に引き込まれます。主人公が迷子になった5歳当時の記憶なんておぼろげなものだろうによく実家の場所を突き止められたものです。主人公はついに生き別れた家族と対面するのですが、やはり感動しますね。タイトルの「ライオン」ですが、内容にあまり関係ないと言えなくもないです。[映画館(字幕)] 8点(2017-04-09 20:41:14)

70.  キングコング: 髑髏島の巨神 《ネタバレ》 これぞ怪獣映画! 着ぐるみで撮影していた昔と違い映像が素晴らしいので違和感なく楽しめます。特にコングが天敵と対決するところのカタルシスといったらもう! 映画・アニメ・ゲームに造詣が深い監督のようで、いろんな作品からの引用やオマージュが散りばめられているらしいのですが、そんなことに気がつかなくても全然OKです。 巨大生物が出てくるということでシン・ゴジラと比較する向きもあろうかと思いますが、比較対象になりません。こちらは「怪獣映画」で、あちらは「有事における政治シミュレーション映画」ですから。ちなみにシン・ゴジラがだめといっているわけではありません。ジャンルが違うと言いたいだけで、シン・ゴジラも傑作です。あしからず。 原題の副題である"SKULL ISLAND"を「髑髏島の巨神」という怪獣映画っぽい邦題にしたのもグー。 ちなみにヘリが落とす観測機器(という体を成した爆弾)のサイズミックというのは地震という意味です。現実には、海底などで強制的に振動を起こして地中を伝わる振動波を離れた場所で観測することで、その地層がどんな組成をしているか観測する技術です。[映画館(字幕)] 8点(2017-03-28 19:39:29)《改行有》

71.  サバイバルファミリー(2017) 《ネタバレ》 矢口監督らしい映画だと感じました。素直に面白いといえる映画だと思います。シチュエーションを固定した状況を描くのがとても上手い監督ですよね。タイトルからは「いかに生き延びるか」というハウツーものを想像するかもしれません。そういう要素ももちろんあるんですが、それは極論すれば付け足しに過ぎません。監督も言ってることですが、この映画の本質は家族のあり方です。地球規模で電気が全く無くなる世界。発電・送電はもちろんのこと、乾電池や車のバッテリーさえもなぜか使えなくなる世界(さすがに乾電池やバッテリーまでも働かなくなるのは設定として粗がありすぎだとは思いますが)。なので国内はもちろん海外からも救援が来ない世界。そんな世界で主人公一家はどう動くのか、その結果家族がどのように変わっていくのか、それを考える映画だと思います。笑える場面や泣ける場面はほとんどありません。最後にサバイバル最中の一家を写した写真が送られてくるのですが、その場面はちょっとじんときました。過去の矢口作品に好きなものがあるなら見て損はしないと思います。あと、設定が設定なのでサバイバルが進むとほとんど他人と会わなくなるのですが、CGを極力使わなかったそうなので撮影の際の人払いは相当大変だったろうなと思いました。[映画館(邦画)] 8点(2017-02-15 23:50:03)(良:1票)

72.  シン・ゴジラ 《ネタバレ》 「邦画史上最高の、CGを駆使したSF・アクション系の映画」だった。ほぼ全編で出てくる肩書きや状況説明のテロップは作品にリアリティを与えることに成功している(まあ、ゴジラが実際にいるわけではないので、現実の再現という意味でのリアリティではないが)。加えて、ゆっくり読ませることなくすぐに消えるテロップは日本政治の事の進め方がいかに手続き重視かということを如実に物語っている。圧巻だったのはやはりゴジラによる東京の破壊の凄さだ。巨大生物が街を破壊するシーンを見て恐怖感や絶望感を味わったのは初めてだ。日本のCGもアメリカに肩を並べるようになったと思うと感慨深いものがある。成長(変態)するゴジラという設定にも驚いた。さらに最後の最後、尻尾がああいうことになっていることにもびっくりした。なるほど、無生殖での増殖ね。いい考えだ。ただ、石原さとみがアメリカ大統領特命大使ってのはいただけなかった。石原さとみが悪いということではなく(英語の発音とか悪いところがないわけではないのだが)、あんな若くてキャリアも浅そうな人間が特命大使になるわけがない。あと、こういうときアメリカは純粋なアメリカ人を派遣するように思えてしかたない。軍やCIAやNSAの動きを簡単につかむことにも違和感がある。そんな若干のアラはあるものの、この映画は絶対に映画館で見るべきだ。こんなに面白くて凄い映画なのに入りが半分くらいだったのは残念だ。受けた衝撃が大きすぎてうまく文章をまとめることができない・・・[映画館(邦画)] 9点(2016-12-23 20:34:51)(良:1票)

73.  ハドソン川の奇跡 《ネタバレ》 調べてみるとイーストウッド監督作品を劇場で見るのは97年の「目撃」以来19年ぶり。これほど間が空いたのはどうしても見たいというテーマがなかったからだが、氏の監督作品があまりにも絶賛され続けていたので反発したという理由も少しある。実は今回の「ハドソン川の奇跡」もロン・ハワード作品と勘違いしたまま見に行ったのだ。結果は・・・素晴らしい作品だった。トム・ハンクスの演技も素晴らしい。邦題からするとプロジェクトXのような全編いい話なのかと思いきや、機長の判断の是非が問われるというサスペンスフルな展開に。こんなことがあったとは・・・日本ではほとんど報じられていない事実の連続に驚く。国家運輸安全委員会(日本でいう事故調査委員会)の追及は一見非人道的に思えるがそうではない。彼らは事故の全容を明らかにするためにありとあらゆる可能性を検証しているだけなのだ。彼らも機長同様プロフェッショナルなのだ。そういうところはいかにもアメリカらしいというか、アメリカの良いところだと思う。最後に邦題について。映画のタイトルは本編と同じくらい監督の主張が表れていると思うのだが(ただし邦画はこの限りではない)、「ハドソン川の奇跡」という邦題は安直過ぎないか。確かに事故直後から現地でも"Miracle on the Hudson"というフレーズは使われていた。なのにあえてイーストウッド監督はタイトルを"SULLY"(機長のニックネーム)としたのだ。そこにはイーストウッド監督の明確な意志が込められている。それを尊重しない日本の配給会社は果たして本当に映画を愛しているのか疑問に思う。[映画館(字幕)] 9点(2016-10-02 02:33:34)

74.  映画 聲の形 《ネタバレ》 原作未読ですが、少年マガジンに掲載されたときにかなり話題になったことや、聾唖をテーマにしているということは事前に知っていました。で、見た感想ですが、濃密な2時間でした。原作からどのくらいのエピソードを拾っているかわかりませんが、かなり密度の濃い映画に仕上がっていると感じました。一応主人公の男女の恋愛が表のテーマになっているようですが、恋愛はあくまで付け足しと思えるほど裏にいろいろ普遍的なテーマが含まれていると感じました。それと硝子を演じた早見沙織の演技が素晴らしかったです。私は親類に唖者がいるので人よりは唖者のしゃべり方を知っているほうだと思いますが、硝子のしゃべり方は(こういう言い方は良くないかもしれませんが)かなり上手だと思いました。あと、比べることではないかもしれませんが、個人的には君の名は。より聲の形のほうが好きな作品ですね。[映画館(邦画)] 8点(2016-09-22 21:43:12)

75.  猿の惑星 《ネタバレ》 リバイバル上映を鑑賞。有名なラスト、公開当時の観客は相当びっくりしたと同時に(当時は冷戦状態ということもあり)ある種の予言として恐怖したのではないかと思う。最後の最後まで宇宙船が到着したのが地球と思わせない演出は見事だが、残念なのは猿が英語を話すことに何の疑問も抱かない主人公の設定である。しょうがないといえばしょうがないのだが、演出で何とかならなかったものか。言語は環境・思想・文化の影響を非常に強く受けるので300万光年離れた惑星の言語が英語と完璧に一致するのはまずないはずなのだ。よくある解決パターンは自動翻訳機などの超SFテクノロジーであるが、猿の惑星にはそれは合わないしなぁ。 あと、派手に表には出てこないがジェリー・ゴールドスミスのBGMが良い仕事をしている。[映画館(字幕)] 8点(2016-09-11 21:08:51)

76.  君の名は。(2016) 《ネタバレ》 新海誠作品を見たのは初めてでしたが、普通に面白かったです。事前の期待通りの面白さということです。事前の期待を上回ることも下回ることもない、ハズレのない作品です。夏休みも終わった平日の昼間に見たのですが、8割くらい埋まっていてびっくり。ほとんどが10代20代でした。みんな学校や仕事サボったのでしょうか(笑)。遠く離れた2人が不思議な方法で「出会い」、その後「会えなくなり」、最後には「本当に会える」というストーリーは誰もが一度は見たり読んだりしたことがあるであろうある意味よくある話です。この作品では彗星の衝突からいかに逃げるかという要素を加えたことでダレることなくストーリーを進めることに成功しています。前述のようにグッドエンディングで終わる本作ですが、彗星が落下する最後の最後で三葉が父親である町長を説得することに成功しほとんどの町民が避難できた様子が詳しく描写されないため、なぜ町民が助かったのか理解できない人も出てくるかもしれません。あと、三葉と瀧の時間が3年ずれていると判明してからの「今どっちの時間か(現在か3年前か)?」というのが少しわかりづらく混乱しそう。RADWIMPSの楽曲はタイアップと違いこの映画のために作られているため歌詞も映画の内容に合っていていいと思います。声優以外の俳優・女優が声を当てているのも全く自然で気になりませんでした。[映画館(邦画)] 7点(2016-09-09 17:51:49)

77.  ポセイドン・アドベンチャー(1972) リバイバル上映にて劇場で鑑賞。やはり名作は映画館で見たほうがより面白くなりますね。さて、元祖災害パニック映画の本作ですが、先に同ジャンルの双璧ともいえるタワーリング・インフェルノを見ていたせいか、アクション面においてやや物足りなさを感じました。でも人間ドラマの面ではこちらの方が濃密ですね。一つだけ文句を付けるなら、船全体の構造が全く示されないので、主人公達はいったいどのくらいの距離・高さを避難するのか全くわからないということです。そのシーンがあればもっと面白くなったと思います。[映画館(字幕)] 8点(2016-09-02 15:53:10)

78.  ゴーストバスターズ(2016) 《ネタバレ》 リメイクは難しい。リメイクするということは、オリジナルが大ヒットしていてなおかつ、話題をさらうため人々にオリジナルの記憶があるうちに作らなければならないからだ。そうでなきゃリメイクだとは言わずにタイトルを変えてしれっと公開するはず。だから、オリジナルの思い出があるが故に大抵のリメイク作品はオリジナルを見たときの衝撃や感激を越えさせることができないのだ。そのため最近は設定を変えて完全なリメイクとせずに公開することが流行っているようだ。このゴーストバスターズもそうで、ゴーストバスターズのメンバーが男性から女性に変更されている。オリジナルのメンバーも個性的な面々だったが今作の女性陣もそれを上回る個性の持ち主ばかりだ。それを見ているだけで楽しい。また、ストーリーがテンポ良く進むのもいい。頭を空っぽにして何も考えずに気楽に見れる映画として良くできている。オリジナルのメンバーもチョイ役で出演するが、私はダン・エイクロイドを見つけることができなかった(ラスボスのゴーストの顔がそうだと思っていた)。惜しむらくは、あのテーマソングが流れる時間が意外と少ないということ。レイ・パーカーJr.のオリジナルも2016バージョンももっと流して欲しかった。あと、エンド・クレジットは面白い試みだけど長すぎ![映画館(字幕)] 7点(2016-08-24 22:56:51)(良:1票)

79.  10 クローバーフィールド・レーン 《ネタバレ》 最後付近までオチがどうなるのかずっと気にならせる上手い演出だと思いました。これはハリウッド映画なので地下シェルターに監禁された女主人公がいれば最後に命からがら脱出できるのが決まっていますが、それにクローバーフィールドという要素を絡めたことで、狂気のシェルター主人から逃げて地上に出てもそこが安全とは限らないぞ、さてどうオチをつけるんだ?という疑問が一気に湧いてきます。この二重構造は素直にいいと思いました。あと、狂気のシェルター主人役のジョン・グッドマンの怪演が素晴らしい。[映画館(字幕)] 7点(2016-06-21 02:57:43)

80.  マネーモンスター 《ネタバレ》 ジョディー・フォスターって監督業もしていたんですね。知りませんでした。クリント・イーストウッドのように俳優業を極めると次は監督をやりたくなるものなのですかね?さて、この映画ですが、見終わって考えると特に複雑なストーリーではないのですが、見始めは壮大な陰謀が陰にあるようにも感じさせる監督の手腕はなかなかのものがあります。ジョージ・クルーニー演じる主人公は終盤には番組ジャック犯のことを助けようとしている感があります。その犯人が最後には射殺されてしまいます。下手な映画では撃たれた犯人をどうにかこうにか助かるようにしてしまいがちですが、それもなく、現実的な線で物語を終わらせます。なかなか面白かったです。[映画館(字幕)] 7点(2016-06-12 11:57:31)

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