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61.  トコリの橋 《ネタバレ》 F9Fパンサーなどの初期ジェット艦上機の実機が空母に離着艦するシーンだけでも航空ファンには貴重な作品。しかし私は敵を悪、我を善として描いた第二次大戦ものや西部劇、或いは一部の対テロ戦争映画と違い、対朝鮮は軍人達の複雑な思いを描ける所に意義があると思う。「何故戦わねばならぬのか」の主人公の問いに「ここが朝鮮(戦場)だから」という苦しい答えしか出せず、記者会見で「ソ連との代理戦争だと口走ったとたんに追い出された」と苦笑する艦長の姿はこの映画作成を全面支援した米軍人達の、当時正面切っては言えない本音だったのではないか。横須賀から出港する夫の乗った空母を見送るグレースケリーの後ろ姿は一幅の絵画を見るようで美しく切ない。最近の勧善懲悪的娯楽三流戦争映画にはこのようなシーンはない。二人の息子を戦争で亡くして家庭が崩壊している艦長、部下を庇って上官にたて突いたため昇進を逃す隊長、疑問を抱いたまま朝鮮の泥の中で戦死する主人公、私は生き方が下手な真面目な軍人を描いた作品が好きである。[DVD(字幕)] 9点(2006-12-27 16:22:46)

62.  地獄の黙示録 特別完全版 《ネタバレ》 初版を見たのは20年以上前だが、前段後段のつながりが分からず難解のまま終わっていた。今回この完全版でその謎が解けたように思う。コッポラが描きたかったのはアメリカの新植民地主義、今の言葉で言えば米国グローバリズムに対する痛烈な批判である。新たに加わったフランスの植民者達との邂逅で謎が解けた。旧来の帝国主義に基づく植民地経営は入植者が土地を開墾し、自分の物として利益を得るものである。原住民から見れば迷惑な話だろうが、支配する側からは彼らにも生活の糧と文化を与えそれなりに「うまく」やって来たという自負があるのだ。フランス人達は悩みながらも軸足はぶれていない。しかしアメリカの新植民地主義はどうだろう。文化の違う(未開と見なす)土地に入ってゆき反対者は圧倒的な軍事力で排除するけれども、命を懸けて戦う兵士達自身には何の利得もない。せいぜい占領地でサーフィンをしたり、圧倒的な戦力で奇兵隊ごっこをして胸の空く思いを堪能するだけで利得は内地で机に向かっている「誰か」の物でしかないのである。世界の警察と言う建前で船を臨検するけれど、もともと欺瞞に満ちた存在でしかないから無実の人々に銃弾を浴びせ、怪我をしたからといって病院へ連れてゆこうと主張するのである。カーツ大佐は新植民地主義の使い走りとしての自分に嫌気がさして、一人城を作るのだが結局作った城はアメリカが第三世界で行ってきたことと同じであることで悩む。そしてウイラードに自分を抹殺してこの城も焼き払えと命ずるのである。軸足ぶれぶれのウイラード大尉もカーツの意図を察してカーツを殺して元の世界に帰ってゆくのであるが、元の世界もカーツの城と同じ地獄であることを知ってしまったのだろう。アメリカの新植民地主義の顛末は現在のアフガニスタンやイラク、アフリカや中南米を見れば明らかである。まっとうな精神を持った優秀な軍人ほどアメリカの新植民地主義を「地獄」と表現した製作者に共感するだろう。映画として初版では興行を考えてアジアの未知の秘境に入り込んでゆく冒険譚に仕立ててしまった事が魅惑的であり難解であることの原因となったのだろう。完全版ではカーツの城の情景がやけにあっさりとして見えたのは全体がうまくつながったからかも知れないが、原題通り「現在の黙示録」になったようだ。[DVD(字幕)] 8点(2006-12-26 19:23:17)(良:1票)

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