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61.  サブウェイ123 激突 《ネタバレ》 トラボルタの狂的演技ときらびやかな映像に支えられた序盤は大いに萌えたが、【少バレ】デンゼルの罪の告白でややしらけてきて、根拠薄弱な金の暴騰やら自爆しまくる現金輸送の警察やらでもうどっちらけ。観客置いてけぼりで映像ばかりが暴走し、勝手にもりあがる図はまるでギャグだ。ルンバなラストもふさわしい。 でもマイ・ボディガードを観てしまった以上、私は永遠に映画館に通い続けることだろう。どうか次回はいい脚本にめぐり合いますように。 [映画館(字幕)] 6点(2009-10-01 19:54:31)《改行有》

62.  アマルフィ 女神の報酬 《ネタバレ》 なるほど、ヤル気見せてるわけね。いや混ぜっかえすつもりは毛頭ないけれども、でも何で今更なの? ひょっとして政権変わるから? でもまあこのくらい映画っぽい映像でこれからエンタテインメントしていこうってんなら、確かに少しうれしいかも。もう二度と観るかと思わせるような感動の押し付けシーンはないし、幼稚な台詞回しによるラブシーンもない。くどくど台詞で説明することをせず、なるべく映像からの情報のみで観客を引っ張ろうとする。特に冒頭シーン、観客はいま何が起きているかを知るためにスクリーンの隅々まで目を凝らし、耳を澄ますことを強いられる。テンポがいい。こちらが一つのことを理解するや否や、ぱっと画面が切り替わる、そんな感じだ。 が、むろん頭痛の種はストーリーだ。 【以下モロバレ】 天海祐希が鉄砲向けたときは思わずうつむいてしまったぞ。ド素人の女が警察相手にあんなことできるわけねーだろう。こんな映画とてもじゃないがガイジンには見せられない。失笑を通り越して激怒されるんじゃないか。 それにあの大臣、たとえ意図して悪党に政治資金を横流ししたのだとしても、佐藤浩市が復讐すべきなのは直接手を下した軍事政権の方であって大臣ではなかろう(仲間の外人たちにとってはなおさらだろう)。しかもその大臣を殺さない(結局誰一人死ななかったと思う)。大臣が失職したという記事を写してシャンシャンとしたいようだが、上の人間の首をすげかえても結局組織の本質は変わらずという現実世界の経験が想起されるので、逆にストレスは高まるばかり。つーか、そういう現実が嫌だからこそわれわれは映画館に行くのだ。向こうの脚本家ならおそらく小野寺昭か佐野史郎あたりを黒幕一味に仕立て、銃撃戦の末スカッと殺してみせるのではないか。それがエンタテインメントじゃねーか。悪者をやっつけずにカッコだけつけたってちっともスカッとしない。 …などと、日頃ハリウッドに馴致されている人間の一人である私などは思ってしまうが、しかし今の時代、そうほいほい人を殺す映画を作るわけにいかんのかも。もし2作目が作られるのなら絶対見るから、何らかの工夫を期待したいもんだと思う。いっそシリーズ化して、観客を教育しつつ徐々にステップアップしていくというのはどうでしょうか。 PS.他の人のレビューで気付いたが、ラスト近くのフィルムブチ切れは意図的なものだったのね。なるほど。 [映画館(邦画)] 6点(2009-08-25 23:46:38)(良:2票) 《改行有》

63.  G.I.ジョー(2009) 《ネタバレ》 破綻はない。しかし既視感も強い。おかげで何の感想もわかない。こういう映画もある意味珍しい。全部普通。 【以下ちょいバレ】 ただパリのカー&ロボのチェイスシーンはよかった。あのパワード・スーツで最後も戦えばよかったのに。忍者はいらんと思う。 つーか、何で外人はああ忍者が好きなんだ? [映画館(字幕)] 6点(2009-08-16 19:41:06)(笑:1票) 《改行有》

64.  劔岳 点の記 《ネタバレ》 大自然を過不足なくフレームに収めてこれこそ映画だという、いかにも大監督がしそうな勘違いを無批判に継承したような映画。雲の絨毯を眼下に見渡しながらの会話シーンなど確かに声を失う美しさではあるが、一方で映画が一番撮らなければいけない「人と何かとの間」を撮ることには、興味がないのか自信がないのかあまり優れたものを感じない。人が自然と絡む雪崩や転落シーンなどちゃちくてまるでテレビみたいだし、浅野忠信は謙虚だがたまに口を開けば大根だし、香川照之は有能だが顔が決定的にダメで(宮崎あおいはすごくいいけど)、人と人とが緊密に絡む映像とはほど遠い。彼らももし一流の監督にかかればなんとかなったかもしれない。ちうことで所詮半端な2流の映画だが、実際に登山したという収録時の苦労話に同情してまあ6点。CGが発達した今の時代、そんなもの映画の出来に全然関係なくなってきているのだが。 [映画館(邦画)] 6点(2009-07-04 22:28:12)《改行有》

65.  消されたヘッドライン 《ネタバレ》  身長180センチのクロウがチビデブに見える映画。どの出演作でもそんな傾向はあるが、この作品は特に顕著。そもそもいい歳してあんな格好する必要あんのか。記者ったってパパラッチじゃないんだし、役作りというなら成功してるとは思えねーぞ。 ベテランの記者として事件に関わる内容の方はなかなかおもしろく、仲間とともに核心へと迫っていく姿にはそれなりに緊迫感があるのだが、とってつけたようなラストですべて無に帰してしまう。結局大企業は悪じゃなかったって? 殺人の動機は犯人の勘違いしたサービス精神? いや、それはまずいでしょうあそこまで盛り上げといて。 あのまま骨太の友情物語で終わっておいたほうがよっぽどよかったと思う、私は。[映画館(字幕)] 6点(2009-06-03 07:54:21)《改行有》

66.  バーン・アフター・リーディング 《ネタバレ》 この映画からいったい何を学んだかって? ブラビは馬鹿の真似が得意だということ。そしてそんなことを学んでもおそらく何の役にもたちそうにないことだ。 [映画館(字幕)] 6点(2009-04-28 21:31:03)《改行有》

67.  ベンジャミン・バトン/数奇な人生 《ネタバレ》 おもしろいとは思う。しかしこの感興は良い文学作品に触れたときのものであり、映画として高得点を与えるのはどうかと考えてしまう。それはたとえば、様々な人たちとの出会いとか別れとか生とか死とかの繰り返しであるとか、永遠に価値のあるものはないように思えてじつはあるのだとかいうことである。少なくとも私は、そのようなことは若い頃文学の世界でハマったのであり、映画館で見ようとは(あまり)思わない。ひとつの作品世界を構築するには成功した映画だと思うけど。 でも最後の方はちと盛り上がりに欠けたかな。[映画館(字幕)] 6点(2009-02-22 22:12:31)《改行有》

68.  バンク・ジョブ 《ネタバレ》 銀行強盗に成功するまでの前半、狙われる立場になって追いつめられていく後半、いずれもテンポよく進んで飽きさせない。主人公の過去や仲間との馴れ初めなど冗長な描写はなく、会話の切れ端で想像させるのみ。トンネルが完成するくだりなどあっけなさすぎて苦笑。まあよく筋がよく練られた結果であり、日本の映画によくあるようにエピソードがつぎはぎだらけになるよりはましだ。が、私から見て意外な展開、意外な落ちはひとつもなし。エモーショナルなところまではとても響いてこない。つまらないわけではないので見て損はしないが、すべてにおいてまあまあの映画。 まあ、こういう内容の映画が作られたということにおそらく意義があるのでしょう。政治的なことはよくわからんですが。[映画館(字幕)] 6点(2008-12-30 00:16:26)(良:1票) 《改行有》

69.  TENET テネット 《ネタバレ》 ムチャクチャだな~ 【ネタバレ】 でもまあ「時間の矢の逆行」を概念としてはっきりうちだしたのはエラいんでないかい?(ありそうで今までなかった?) ずいぶん投げやりな感じで、説得力はまるでないし直感にも寄り添わないがなw。 挟撃作戦などもう少し説明してもよさそうなもんだが、早口でわざとごまかしてる、ように見えるのはマイナス点。 ラストもほとんど夢オチと変わらん。ただ現状ではそうせざるを得んのもわかるんで、だからこそ量子とか物語にしにくいわな。 でもまあ、みんなでおそれずチャレンジしていって、少しずつ真実に近づいていくしかないだろうな。 おれも、あなたも含めてな。[映画館(字幕)] 5点(2020-10-09 06:49:02)《改行有》

70.  少女たちの羅針盤 《ネタバレ》 4人の名前に「東西南北」が一字ずつ入っているからといって、なぜそれが『羅針盤』という劇団名の由来となるのか(誰か案内するの?)、イマイチ腑に落ちないにもかかわらずなぜそれがハシャいで噴水に飛び込むという「映画みたいな」行為につながるのか、我々としては、画面の向こう側の人がそう思ってるんだからそうなんだろうと思うしかないわけで、この出来事がこの映画のだいたいを象徴している。 蘭が3人に合流するという、皆が期待するシーンをなぜ飛ばしたのか、意味不明の素人漫才のようなストリート演劇が、なぜ評判となり黒山の人だかりとなるのか、そして肝心要の劇中劇(メインとラストの両方)は、どうストーリーと絡み合いどんな「映画的」効果をもたらすのか、これらは映像による説得力が大きな意味を持つわけで、「原作がそうなんだからしょーがねー」ですましていられる話ではなかろう。それでもなにか諦めたように淡々と撮り続けてしまうのは、「観客」という存在に対してあまりに無責任、もしくは馬鹿にしすぎているというものではないのか。映画は評論家に見せるもんじゃねーぞ。 ただし、廃墟の映画撮影シーンの数々の光のコントラストはたしかに魅力的だし、これからも私の脳に残り続けるだろう。こんなチラ裏に書き散らしたようなアホ脚本ではなくもっと本格的な、濃いい脚本で一度撮らせてあげたらという気も、少しするこた確かである。 [映画館(邦画)] 5点(2011-06-12 13:03:25)《改行有》

71.  悪人 《ネタバレ》 結局変な人たちの映画だったの? 【以下バレ】 映像的には飽きもこないしなかなかいい線いっていると思わなくもないのだが、いかんせん殺人の動機が弱い。あのくらいの台詞でいちいち切れてたら社会人なんぞやってられんだろう。差別や格差を無理くり作り出して物語を捏造するという意味でなら、時代を写実しているといえなくもないが(皮肉だよ)。 物語の転換点となる重要なアクション描写(妻夫木と深津との最初の出会いや、殺してから橋の下へ落としたはずの行為)がどういうわけか端折られている。おかげで逃避行にも説得力がない(まるで「おかしな二人の旅日記」)。さらにどうしようもなく皮相的な大学生の会話や態度など気に入らない点はいくらもある。最後の灯台シーンも、人生崖っぷちの象徴のつもりならなんで崖そのものを映さんのかと思う。青い空に広い海じゃ心象風景と真逆じゃねーか。 妻夫木はその変態性を出すのが遅すぎるし、深津はまるで普通のおばさんで田舎の嫁き遅れの暗さをちっとも出せていない。ただ光る点もあり、とても丁寧なカメラマンの仕事もさることながら、満島ひかりの演技。方言を駆使しての快活なOL役は見事にどハマりだったし、何より死後橋の上で柄本の呼びかけに応じて出現した際の、(これは撮影の妙もあるのだろうが)筆舌に尽くせないほど多義的な表情。まさに映画でしか表現できないものであった。もし賞に価するとしたら、満島の方だったであろう。[映画館(邦画)] 5点(2010-10-01 00:51:52)(良:3票) 《改行有》

72.  グリーン・ゾーン 《ネタバレ》 さんざん報道されてきた言辞をなんの衒いもなくきっぱり言いきるすがすがしさよ。マット君、きみはすっかり体育会だな。 【以下バレ】 情報を得て密談が行われている屋敷に踏み込む~3台のヘリがどこからともなく飛来し屋敷の主人をさらう~義足の現地人から手帳を奪い返す、という流れの場面はまあまあ面白かったんじゃ。以降はよくある展開をなぞっただけだし、クライマックスでのわけわか加減は、かつてこの監督の作品で似た経験をしたことがあるだけに救いがたいと思ったが。 この戦争を描いた映画は何か散漫な印象をうけるものばかりで、それは彼の地の街並みの色気のなさ(すべて同じ建物に見える。派手な店やホテルや公園がない。だいたい意匠なさすぎ)に一因があると思うのだが、夜のシーンが多いのはそれに対する対策かも。成功したとは言い難いが、失敗しているわけでもない。同様に、マット・デイモンの行動動機も決め台詞にもこれまでのような曖昧さはないが以下略。 XXを撃ち殺した通訳の台詞と、オーラスに混迷を極める会議のシーンの対比はバランス感覚のつもりか。これもまた成功でも失敗でもない。いやつまり映画的な、突き抜けるような面白さはない。脚本に拘りすぎの印象。優等生的つまらなさ。 [映画館(字幕)] 5点(2010-05-21 18:25:43)《改行有》

73.  ハート・ロッカー 《ネタバレ》 スナイパー対決は私もおもしろかった。あそこだけもう一回観たい。「終わりにしよう」にはしびれた。 【以下バレ】 私は世情に疎い人間なので、イラク戦争がなぜいつまでも終わらずだらだら続いているのか理由を知らない。「治安の悪化」が原因だと言われてもあーそうですか、治安って軍隊で対処するもんなんですねとボケた頭で答えるしかない。で、そんな現地の様子を描いたこの映画で出てくる敵は爆弾である。戦車でもミサイルでもゲリラでもない。テロリストが仕掛けたらしいそれは車のトランクや地中や少年の死体の腹の中にまで仕掛けてありいつ何時爆発するかわからない。しかも街中であり、処理を見物する一般市民がうじゃうじゃいるということは巻き込むことも厭わないということである。ひどいもんだ。 ところでこの映画は殆どのエピソードが中途半端だ。白煙もベッカムも軍医も部下が足を撃たれたシーンも、納得いくオチのないまま次へと進む。肝心の爆弾処理自体どこそこの線を切れば爆弾が解除されるとかいう説明がまるでなく、観客は緊張だけしていきなり終わる。テレビだってもう少し説明すると思うが。まあ飽きたりしらけたりすることはなぜかなかったので、そのへんがうまいっちゃうまい(のか?)わけだが、理由としてドキュメンタリー風に描いたのだという業者向け接客マニュアル的解答があるようだが私はそうは思わない。大人の事情か、あるいは男女の絶頂に至るまでのプロセスの差が表出していると見れば面白い。にしろ、ラストにあれを持ってくる羞恥心のなさについてはいかに女性とはいえ看過すべきではないのではないかと思う。 ま、中途半端な映画には中途半端なレビューつーことで。 [映画館(字幕)] 5点(2010-03-20 13:45:14)《改行有》

74.  ラブリーボーン 《ネタバレ》 ノーマルな進行コードをあえてはずして物語を進行させてるっちう気もせん。少女マンガの世界のごとく独特の進行コードが既にある? いずれにしろ、何やかやで疲れてありきたりの美しさや面白いものにしか反応できんようになった簡単人間にとって、ついていくのは骨な世界。 【ちょいバレ】 金庫埋め立てシーンやラストの犯人が死ぬシーンまできてやっとああこういうことがやりたかったのかもと気付いたが、だからといってもう一度見に行く気はしない。映像見ると実力は相当あるんだし主演の女の子もいいし、できればノーマルな純愛映画で観たかった。評価はきっと高くしたと思う。 [映画館(字幕)] 5点(2010-02-13 20:23:22)《改行有》

75.  サロゲート 《ネタバレ》 登場人物の少ない、ずいぶん狭い世界のお話であったなあ。 【以下バレ】 結末は主人公の独断によるサロゲート否定に到達したわけだけど、その理由は何だっけ? 外を歩くとき危険だからだっけ? まあ全部人形にするよりはサマヲのオズの世界の如く全部仮想の世界にしちまえばいいと私も思うし、人形ってなんかキショいからべつになくてもいーんだけど。でもあんなふうにいきなり全部ばたばた動かなくしたりしたら事故起こりまくりじゃねーのか普通。 人形かと思えば人間、人間かと思えば人形、女と思えば親父、味方と思えば敵、な世界をもっと絡ませてくれれば面白くなったかも。そのへんのオリジナルな味を期待させながら、結局何もやらずに収束させてしまった印象。 [映画館(字幕)] 5点(2010-02-13 20:22:28)《改行有》

76.  スペル 《ネタバレ》 こりゃダメでしょう。驚かせ方がルール違反。いきなり怖い顔見せられたら誰だって驚く。しかもそれが主人公にしか見えない幻想でしたというオチ多数。こんな映画認めたら何でもありになっちまう。 【チートバレ】 まあ観る側の油断を見透かすのがうまいっちゃうまいが。 狡猾だなと思うのは、はじめのうちコメディぽくいって「ああ、この映画は何でもありなんだな」と観客に思わせかつ油断させておくところ。筋自体は陳腐極まりないオカルトにすぎないのだが、たとえ技巧もへったくれもないびっくり箱を連発されても何でもありなので観客は怒れないし、話がどう落ちるか興味津々だし、終わってもたんなるオカルトでなくなんか問題作だと考える。ずるいぜ。 ただユーモアのセンスは相当あると思うので(今年見た映画の中で一番笑った)、これからはもうそっちの路線でいったほうがいいんでね? [映画館(字幕)] 5点(2009-12-04 07:42:20)《改行有》

77.  空気人形 こりゃポルノだな。昭和時代、場末のポルノ小屋に入場するとよくこんな映画をやっていた。どっ暗い、人が普段眼にしたくない現実の一面を撮って何か意味のあることをやっている気になるというあのエッセンス。人によるだろうが、私は共感しない。生理的にダメ。途中から「もうわかったから早く終わってくれ」と願うばかりであった。 エンドロールを見て原作があの自虐の人だと知り納得。やだよ。 こんな話にはもったいないほどの映像の質の高さには唸りっぱなしだったけどね。 [映画館(邦画)] 5点(2009-10-01 19:55:19)(良:2票) 《改行有》

78.  3時10分、決断のとき 《ネタバレ》 名作のリメイクだそうだが、こりゃ正統派な西部劇ではなかろう。カオスだ。なんてカオスなシナリオなんだ。 【以下思いきりバレ】 私はウェスタンについてまったく無知なのだが、いったい何をもって名作とされたのか。まさかキワモノとしてではなかろうか、と思えるほど、私は感動とは別種の感興を得た。 連行される途中でクロウが護衛の保安官をフォークで殺すのだが、殴られただけでたいした制裁も受けず普通に連行され続けるところがまず変だ。さらにクロウがまた一人殺し脱走しかけるのだが、にもかかわらずまだ手錠されただけの措置であるのがまた変だ。この映画は容疑者人権保護の喧伝のために作られたのか(この調子でもし護衛が一人もいなくなったらどうしようと思ったが、さすがにそうはならなかった)。 極めつけはクライマックス。何十人を相手に銃撃戦をするというカオスな破目に陥った主人公は、なぜ自分が逃げずに良心を貫き通すかを説明するのだが、状況が状況なだけに無理ありすぎである。そしてそれを聞いて納得した(?)クロウは銃弾の飛び交う中、なんと自分を獄中へ連行する列車へ自ら走り出すのである。ひと言「やめろ」と叫べばすむことなのに。さらにラスト、結局主人公が射殺されると、クロウは自分を救った手下たちをいきなりぶち殺す。ああ、なんてカオスな。このカオスさを乗り越えて何かを感じることは私にはできない。 つーかまあ、殺人鬼に対して一種のヒロイズムを感じることを強いるというひどい作品なのであるが、なんか徹底しているのでB級でも名作と感じる人は感じるのではないかな。 [映画館(字幕)] 5点(2009-08-16 19:40:05)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》

79.  レスラー 《ネタバレ》 T4とは逆に、なんで高評価なのかさっぱりわからない。筋も映像も中途半端すぎないか。普通の映画が端折る部分を少し丁寧に、つーかドキュメンタリーふうに撮ったというだけだと思う。ラスト、試合中に傷口が開いてスプラッタと化しはしないかとはらはらはしたが、結局尻切れトンボ。むーん知恵がねーとか思いつつ退出。 [映画館(吹替)] 5点(2009-06-27 23:29:38)《改行有》

80.  チェイサー (2008) 《ネタバレ》 殺し方からして結構キツい映画(さほどグロではないが)。犯人の心理的背景はほぼ描かれておらず、単なる変態でしかない。ストーリーに救いがないので見終わって暗澹とした気分になる。ま、主人公である元刑事の動向が中心となるわけだが、直情的ですぐキレるが子供に対して優しい面も見せるこういう人物が、ひょっとしてあちらで人気の出る人の典型かもしれない。 『殺人の追憶』とは比較にならないす。 ところでこれ、実話が元だそうだが、殺人犯をいったん釈放したというのも実話だとしたら酷い話だ(そんなことしたら大問題になるからきっと脚色だな)。 [映画館(字幕)] 5点(2009-05-29 05:05:44)(良:1票) 《改行有》

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