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プロフィール
コメント数 352
性別 男性
自己紹介 直接的に「内容」に向かうのではなく、「スクリーンへの現れ方」を語る言葉(技法論的な言葉)をなんとかめざしたい。

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61.  パリのランデブー 《ネタバレ》 ロメールの人物は戸外を歩く(小津なんかと比べれば圧倒的に歩く)。で、特に第二話は、なんと戸外を歩くしかない設定。この話の終わり方、アナタはメインのカレの補完存在なのだからメインと切れればアナタの存在理由も自動消滅よ、とはなんとも面白い。こういうリクツやアイロニーやパラドックスが必ず仕込まれているのがロメール味。まさにそのために若者たちを使うのが主で、いつまでも若者たちの生態に興味があったとしてもそれは従だろう。[DVD(字幕)] 8点(2025-05-25 05:18:13)

62.  セイフ ヘイヴン 《ネタバレ》 ストーカーから逃げる話。映画脚本の教科書のような構造、並行編集。逃げる間に新たな恋愛相手を巻き込む。映画である以上どのみち2時間以内に捕まる。このストーカーはホンモノの迫力。[DVD(字幕)] 6点(2025-05-24 07:02:20)

63.  穴(1960) 《ネタバレ》 あの、ただ一つのシーン、細長いヤスリの鏡効果で、捕縛に来ている一団(仲間の裏切りにより)が映し出される時。あれほどゾッとさせる一巻の終わりシーンも珍しい。[ビデオ(字幕)] 8点(2025-05-23 17:58:45)

64.  ゴーストライター 《ネタバレ》 一番身近なところに敵が居る、というミステリーの基本はやはり欠かせない、効果的だ。主人公がネット検索で重大な機密を知るとは脚本甘目かも。とはいえ、味方がほぼ見つからない分厚い現実の壁というものを構築した佳品。CIAからの逃げ道(外部)というものはないのだ。国家が相手のたたかいはあのフィルム・ノワール『キッスで殺せ』のごとくゼッタイ無力。[DVD(字幕)] 7点(2025-05-22 22:38:38)

65.  恋の秋 《ネタバレ》 カップルを成立させるための仲介をする女性が、純粋に仲介役割にとどまらずに少々ちょっかいを出したりするので、ややこしくなる。ややこしくなっていいのである、生身の人間なのだから。[DVD(字幕)] 7点(2025-05-21 23:08:57)

66.  マン・ハント(1941) 《ネタバレ》 ジョーン・ベネットのことだけで高評点とする。主人公が暗い路上で敵方に挟まれ万事休すかと思いきや、もたれかかったドアがふいに開き(ドアが内開きだからこそ可能)、建物の中に隠れる。その真っ暗な空間にやがてジョーン・ベネットが現れる。これは本当に素晴らしい。まさに亡命してきたフリッツ・ラングと組むために。[映画館(字幕)] 9点(2025-05-19 13:36:12)

67.  パリでかくれんぼ 《ネタバレ》 無関係の三人の女性をいきなりばら撒く、するとこの三人がどこで出遭うのだろうかというミステリアスな関心が湧く。映画の並行編集の妙である。歌ありダンスありで、豊穣に作り込まれた痛快な織り物だ。面白い事例を一つだけ挙げると、女性の一人が盗みを働いた際その現場を偶然にとある男に見られたとのではないかと疑心暗鬼である(実は男は目撃していないことを観客は知っているのだが)ゆえ、男に近づき「目撃したかどうか」を確かめたいが果たせない(問題の性格上絶対に不可能である)のを、映画が決して説明的にならないでひたすら見守ること。[DVD(字幕)] 8点(2025-05-19 08:52:01)

68.  緑の光線 《ネタバレ》 緑の光線の瞬間へ、観客もこの「絶対」に向けて視覚の限りを尽くすというのがいい。それが二度あって、二度目の次に来るのは抱き合っている二人のシーンかと思いきや、このラストシーンは不在で、これが何故か泣かせる、素晴らしい。なぜ泣かせるのだろう。あのまさに存在論的に突き詰められる緑の光線に匹敵するような恋の「絶対」は見せるようなものではないし、そもそもそんな揺るがぬものはついに無いということなのだろうか。[ビデオ(字幕)] 9点(2025-05-18 16:33:55)

69.  灼熱の魂 《ネタバレ》 凄すぎて評点を付け難いくらいだが、映画館に配給されるという検閲をパスした、「市民化」・ゴラク化されたものなわけなのだ。オイディプスの悲劇の連想がこの暗鬱・苛烈な映画世界を文化的に救出している。ギリシャ悲劇はエライ。[ビデオ(字幕)] 8点(2025-05-18 13:42:53)

70.  コリーニ事件 《ネタバレ》 日本の戦後処理との比較でドイツは自らの手でも戦犯を裁いたとはよく引き合いに出されることである。だがそれも十分ではなかったという、厳密なメスが入れられたのがこの作品、というところ。法廷で、戦時の暴力が確認される時、三度ほど「シーン」となるのがこの作のクライマックスである。「シーン」が。事実は事実だ、なかったことにはできない。[DVD(字幕)] 8点(2025-05-18 13:27:29)

71.  日曜日が待ち遠しい! 《ネタバレ》 映画館で、このファニー・アルダンだけを観ていた感じ。あの「セラビ」(この軽やかさ良い!)を発しながら爽やかな「外部」を振りまく、元気よく。長身だから男にも体力的に負けない。で、探偵として、ややこしい人生模様・犯罪関係の「内部」に嬉々として顔を突っ込む。そのありようがいいのである、それだけである。正直、この映画のハナシはさっぱりわからない。いまどきのミステリーもののように、犯罪の人間関係を機能化しすぎで「こころ」が乏しい、という気がする。[映画館(字幕)] 6点(2025-05-18 09:45:30)

72.  テルマ&ルイーズ 《ネタバレ》 テルマの方がお馬鹿さんすぎる感じなのがどうもね(ルイーズはこんな相手を親友とするだろうか)、女性のプライドを背負ったルイーズの所作はいい感じだがラディカル調のゆえ日常に引き返せない行為をやらかしてしまう。「引き返せない」のは映画だから当たり前の設定だろうが、この映画の場合それを観たかったわけではない気がする。地道に、有効に、日常を作り変えることの方を。[DVD(字幕)] 5点(2025-05-17 10:17:58)

73.  都会の叫び 画面が綺麗に作り込んであるし、ちょっとイタリア・ネオリアリズム的な雰囲気(フィルム・ノワールというより)も備えていたりするのだが、どこか「ゲーム」というか「遊び」なのだな。たかが映画じゃないか、そう、たかが映画なのだが、マジになれない核心という少しザンネンなものを感じる。以上、直観的な印象にすぎないが。[ビデオ(字幕)] 6点(2025-05-16 22:33:56)

74.  her 世界でひとつの彼女 SFではなくすでに現実に近い世界を地道に(リアルに)作品化した感じ。この映画を観てちょっとデカルトのことを考えた。AIは思考はできるが身体がないということが、まさにデカルトを批判するメルロ=ポンティの指摘する点である。AIはまだ今のところは「我思う」だけのデカルトだが、まさに身体的に(ぎこちないロボットのレヴェルではなく)「我存り」となる未来も遠いことではないだろう。[DVD(字幕)] 6点(2025-05-15 23:08:51)

75.  情事の終り 《ネタバレ》 この映画は何かしら謝罪しているという面と、開き直っている面の二面性があるように思う。何に謝罪?そりゃもちろん赤狩りで仲間を売ったこと。それもあってか、このヒロインはもはや絶対夫を裏切ってはならないのである。開き直っている面というのは、個人的な神という設定である。個人的な神の問題に逃げ込んでしまえば、もうそこは聖域なのだ。[ビデオ(字幕)] 6点(2025-05-14 22:18:59)

76.  アスファルト・ジャングル 《ネタバレ》 ドイツ人の違った味、というのが目立っている。破滅まであれよあれよと自動的に進んでしまいがちな計画犯罪ものの流れを、首謀者のドイツ人は妙に遮ってみせる。その知的な発言「銃を持っていると撃ってしまうからね」は、今に至るまでアメリカ銃社会を照射する。とにかく計画が破綻した段階で終わってもいいはずの映画が、なかなか終わらないところにリアルなバランス感覚が働いている。[ビデオ(字幕)] 6点(2025-05-14 09:21:09)

77.  ジキル博士とハイド氏(1931) 《ネタバレ》 二重人格の話題は精神分析的な思考へいざなうのだが、抑圧された許されざる欲望をなんとか昇華して意識の側に統合してゆくという方角(フロイト)とは真逆の、「分離」することをジキル博士は目指すので、一見はラディカルなマルクーゼやヴィルヘルム・ライヒの革命的な運動のことを連想させるのだが、しかしこの世に有効性はなく結局は無惨な結果を招くだけである。ハイド氏にはミソジニーや格差志向などの要素がむき出しになっており、抑圧された「欲望」というものの批判的検証が必要だという、教訓的な映画にもなっている。[DVD(字幕)] 6点(2025-05-11 23:13:46)

78.  過去を逃れて 《ネタバレ》 これぞフィルムノワールの女で、見事に利己的・自律的に男たちを利用する。夫を「主人」と呼んでおだてて仕えてみせるが実は思うがままに操る世の「主婦」たちの鑑だ(笑)。裏切ったな、と、彼女のプライドが主人公を撃ち殺すのも凄いし、主人公が殺されて終わる映画(男社会)のイサギヨサの見せかけも秀逸だ。[ビデオ(字幕)] 8点(2025-05-11 08:41:04)

79.  あした来る人 らしくない三國連太郎、らしい三橋達也、で十分愉しめる。川島映画の三橋達也の魅力は、ボヘミアンな鈍感さのフリの表現にある。そういう鈍(にぶ)さが、成瀬の『女の中ににいる他人』における妙に「寛容な」寝取られ男像にも生きているような気がする。鈍くてホッとさせる人間、なのである。[ビデオ(邦画)] 6点(2025-05-10 18:45:07)

80.  秘められた過去 《ネタバレ》 圧倒的な、観客に覆い被さってくる映像である、ダッチアングル。ウェルズの「記憶喪失」を真に受けて、その過去を調査することによってまんまと殺人の片棒を担がされる主人公(狂言回し)つまりは観客。フラッシュバック形式が絶えず過去を意識させるが、実は片付いてはいない、並走する過去なのである。映画の最後でのウェルズとの格闘において、やっと「過去」が落着して観客の手に入るというわけだ。ウェルズは観客存在を見事にターゲットにしている。[ビデオ(字幕)] 9点(2025-05-10 13:04:10)

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