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プロフィール
コメント数 848
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 思春期の学生時代、何気なく見た水曜ロードショー「ローマの休日」でアン王女との運命的な出会いをしてからウン十年、ひたすら好きな映画を何十回観るような偏食家です。

ホラー&感動映画&難解映画大好き♪ホラー映画も好き!監督別にも観ます。キューブリック、リンチの2人は別格!スピルバーグも大好き!ホドロフスキーもナタリも好き!ハネケは苦手!

レビュー点は相対的に甘めです(ボーダーは6点)。期待に背き大ハズレ、虐待モノ、悪意を感じるバッドエンドな作品には低い点も付けますがよっぽどです。逆に最高点は9点に設定し、10点は人生観を変えられる程大好きな作品だけにしてます。人生であと何本10点の映画に出会えるか、ワクワクしてます♪

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801.  バスケット・ケース 80年代カルトホラーの名作と言われ、「3」まで製作されDVDボックスまで出ている作品です。現実にはまぁあり得ないシャム双生児の兄、異型のベリアルですが、クレイと画面の構成で意外と上手く不気味さを見せています。最初の頃はなるたけ中を見せずに中盤まで引っ張るあたりは、全然ジャンルは違いますが「エイリアン」に似ている気もします。 無名なキャストゆえに楽しめる作品の1つではないでしょうか?これが逆に今大スターになっている人の出世作だったら更にB級扱いされそうですしね。最後に兄弟が女性を争う(争うまではいかないけど^^;)事で仲たがいが始まるので、結局復讐は途中までで終わるのですが、それでも凄惨な殺しのシーンは迫力があります。ビデオ屋で100円セールで見るとしたら中々どうして宜しいのではないでしょうか(^^)6点(2004-09-22 18:16:31)《改行有》

802.  フューリー(1978) 《ネタバレ》 「キャリー」よりも若干テンポが悪く、中だるみを感じなくもありませんが、それでもカークダグラスと、超能力少女ギリアンがどう出会い、どういう結末をむかえるかというのは楽しめると思います。機械を自由にコントロール出来る青年、感情の起伏で相手に血を流させてしまう少女。2人の超能力者は別々の感情を持って出会いに向かうのですが、それが必ずしも良い結果を生み出さない辺りがクールで面白いです。多少のネタバレになりますが、超能力を利用するだけして要らなくなったら片付けようとした政府のこの人間に、最後の最後に復讐する少女ギリアンの様は、本当に恐ろしいです!今まで敢えて自分の能力を抑えていた彼女が、初めて人に向けて発する能力がどれだけのものか!ラストは本当に「うわ~~!」と思い、そのまま終わってしまうんかい!!って感じでした(笑) 現在FOX999セールで、千円でDVDを購入出来ます。キャリー好きの方ならば買って損も無いかもしれませんよ!ちなみにギリアンと同じ学校の生徒の中に「ブレードランナー」「スプラッシュ」に出演する以前のダリルハンナが出演していますので、探してみてくださいね(^^)[DVD(字幕)] 3点(2004-09-22 18:15:20)《改行有》

803.  ランブルフィッシュ 《ネタバレ》 兄に憧れ、喧嘩や遊びにあけくれる弟ラスティジェームスをマットディロン、カリスマ性を持ち、カリフォルニアから戻ってきた兄モーターサイクルボーイをミッキーロークが演じた。昔はその名を轟かせるリーダーだった兄も、暫くぶりに戻ってきたら別人のようになっていた。それに戸惑った弟。彼女に浮気がばれ、彼女も仲間に奪われ理想の兄も想像と変わっていた。そんな弟の葛藤を、マットディロンが見事に演じていた。しかし、やっぱり兄役のミッキーロークがすっごくカッコいい!喧嘩にあけくれる弟を1段上の視点から見守る様が素晴らしい。俺には兄弟はいないが、兄に憧れた事のある弟ならばなおの事共感出来るのではないだろうか?喧嘩に加担しなかった兄が、弟を刺した相手をボコボコにするシーンが何故か強烈に脳裏に焼きついた。 全編モノクロなのは兄のモーターサイクルボーイが色盲で難聴という設定だからだろう。その他にもデニスホッパー、ニコラスケイジ、ダイアンレインなどスターがかなり出ている。地味な内容だが最後が印象的。ネタバレになりそうだが、ペットショップで檻の中のランブルフィッシュを逃がしてやろうとする兄は、つまりこの狭く荒み切った街から、弟を逃がしてやる比喩めいたものを感じた。そして兄の最後のセリフ。「俺のバイクに乗って海岸へ走れ」は、まさしく水槽の中の魚が海に帰る事、自由になる事と、弟の自由に生きろとの、兄の最後のメッセージそのものだったのであろう。「アウトサイダー」よりも暗く、分かりづらいシーンもあったが、それでもコッポラの青春映画は完成度が非常に高いと思った。6点(2004-09-22 18:14:35)(良:1票) 《改行有》

804.  レディ・キラーズ 《ネタバレ》 まず、さすがのコーエン兄弟の脚本。ファーゴ、ブラッドシンプルにも共通する、1度は犯罪が成功しながら1つ計算が狂い歯車が噛み合わなくなって落ちてゆく様が見事です!そして個性的な4人の手下を演じた出演者の演技!爆発物のエキスパートで彼女に計画をばらしてしまったパンケイク、船内で働きスパイ役を演じる偵察のガウェイン、トンネル掘りのエキスパートでずっとタバコをくわえている将軍、知能は少し低いが腕力のあるランプ。皆個性的で魅力的な役者が演じています。そして老婦人役の女性も上手い!お人よしな未亡人ながら時には正義感溢れ厳しい事を彼らに言います。 そして、勿論主役、トムハンクスがいい♪今回もうさんくさい教授役の為に生み出された独特の笑い方(声に出さない気色悪い笑い方)にこれまた嘘くさい笑顔。話術に長けていて作り話は絶妙だがピンチの時にすぐに顔に動揺が出る表情。そして歯をわざと味噌っ歯にしてインチキくささを増した。コメディアンの真骨頂!最近ずっとシリアス路線を進んでいた彼も、まだまだコメディいけるぞ!ってとこを観れて本当に楽しかった!実はとっても悪役なのに、そう見えないキャラなのも彼にぴったりです!期待通りの面白さで、1800円出す価値は十分にあったと思います!カメレオンアクターと天才兄弟の初タッグは大成功だったようです!! ちなみに、米ではあまり興行成績が芳しくないといわれているこの映画ですが、上映館数の関係もあるし、必ずしもそれがつまらないという評価には繋がらないと思います。ちなみに、コーエン兄弟の映画の興行成績の中では「オーブラザー」に次ぐ2番目に良い興行成績です。「ファーゴ」「バーバー」や「ディボーズショウ」「バートンフィンク」より↑ですしね、悪くないですよ絶対!![映画館(字幕)] 6点(2004-09-22 18:13:29)《改行有》

805.  ゾンビドローム(1994) 《ネタバレ》 でもこの作品知ってる人いるだろうか?もし知ってて内容語れる人いたら、ちょっと嬉しい(笑)「ゾンビ」とは言っても全然ゾンビじゃない!しかも原題は「オゾン」といって、新種の麻薬の名前。麻薬で人がおかしくなっちゃって次々人に襲い掛かるのだ。それを麻薬捜査官が捜査して、操っているその犯人は「ドラッグマスター」というデブの怪物なのだが(苦笑)こいつが動けない!置物なのか「セブン」のスパゲティ男と同じなのか知らないけど、くだらね~(@@;しかもネタバレだけどお腹にダイナマイト入れられて抵抗も出来なく吹っ飛んじゃっておしまい!さすがっドラッグマスター!ドラクエの土偶戦士風(意味不明) 特殊メイクは「パペットマスター」って映画の人がやってるみたいなんだけど(それも知らんし^^;)頭が爆発したり、麻薬を打ってから皮膚の膨張、顔面のケロイド状の豹変、体液の流れ方、全てが「まっ頑張ったね!」って感じですね(苦笑)ホラー映画とは言わないですよ、頑張った学生映画です(苦笑)結局やられる所だけ残酷に見せようとするんだけど(そこがメインぽいし)カット割りもベタなので、まぁ笑うに笑えない描写っすね。こんな映画、さすがにDVDにはしないだろうなあ(^^;1人も知ってる俳優がいない!万歳(^^; 主人公の黒人の恋人が薬やっちゃって「あなたの子よ」と出産に立ち会った時に、またぐらから、何だか悪魔の子みたいなネズミ色のモンスターみたいなのが出てきちゃって、それを見た時の黒人のため息の吐き方は実に自然で上手い(笑)あの黒人に2点。[ビデオ(字幕)] 2点(2004-09-22 18:12:18)《改行有》

806.  至福のとき 《ネタバレ》 見合いに失敗し仕事もない中年。人間関係に悩み、目が見えなく人生に悩んでいた少女。お互いがお互いを求め、「絆」が芽生える。派手さもなく淡々と進む。コメディタッチな部分はあるけど、さほど感傷的でもない。この作品は「初恋のきた道」と「英雄」の間に作られて、あまり知られていないかもしれませんが、かなり素敵な作品です。気持がふっと明るくなれるというか、微笑みを与えてくれる作品だと思うのです。主演の盲目の少女を演じたドン・ジエという女優さんは新人で、オーディションで5万人の中から選ばれた新鋭ですが、実に上手い。仕事を褒められた時や、仲間が冗談を言った時にふと見せる控えめな笑顔。そして悩んでいる時に、その悩みを顔に出さないように隠そうとしている顔。本当に自然で上手いな~と思いました。ドン・ジェの可愛さも文句なし!7点献上。[CS・衛星(字幕)] 7点(2004-09-22 18:10:02)

807.  REC【レック】(2000) 《ネタバレ》 ボンドガールも務めた、デニス・リチャーズ主演の「バレンタイン」という映画の韓国版という感じです。むしろ1年後というのは「ラストサマー」的かな?いじめられっ子の復讐。1年後に復讐が始まるということに、何故1年後かという確かな情報が無かったのが残念でしたが、それでもキリキリと追い詰められていく様はさすがに怖く、殺人描写も結構怖いです。オチはよくありがちですけどね。あと全然関係無いですが、最初にこの男子生徒を別荘に誘い、誘惑する生徒役の女優さん、フィギュアスケートの安藤美姫さんを大人っぽくした感じで綺麗ですし、嫌いではありません(爆)[DVD(字幕)] 3点(2004-09-22 18:08:29)

808.  血の祝祭日 《ネタバレ》 ジョージ・A・ロメロ監督がゾンビ映画の元祖「ナイトオブザリビングデッド」を作る更に5年前の1963年。とんでもない映画が作られていました。「ホラー」というジャンルにも、それまでは必ず襲う理由や、映画の中でもある意味の「モラル」がありました。それが完全に壊された元祖のゴア映画が、知る人ぞ知る、巨匠ハーシェルゴードンルイスという監督の「血の祝祭日」です。 ストーリーは、エジプト料理の材料店を営んでいた男は、自分を高僧の生まれ変わりと信じて、狂信的な妄想にとりつかれていました。古代エジプトの女神を蘇らせるため、若い女性を次々と殺し、その血や臓物をいけにえに捧げる儀式を行っていたのです。それに捜査のメスを入れる警察官との戦いになるのですが、まぁそれまでの映画なら見せなかったであろう、かなりグロい描写を事細かに丁寧に作っています。例えば、風呂場で殺して目をくりぬいたり、舌を抜いたり、臓物も含めて結構生々しい血の色と共に、きつい描写が延々続きます。これは後に「13金」「悪魔のいけにえ」「死霊のはらわた」などスプラッターホラーが続々作られるきっかけとなったとも言われる作品で、DVDにもなっています。40年も前に作られていたのに、今観ても十分気持ち悪い(苦笑)怖いというよりひたすら不快という感じでした。しかも驚く事に最近、実に40年ぶりに続編「血の祝祭日2」が出ました(爆)まだ中身は確認していませんが、相変わらずパッケージ写真は気持ち悪いです・・・。 エロ・グロはよくセットになるんですが、まさにこれもそうで、ひたすら悪趣味です。色も変に原色が綺麗に際だたせているので余計に嫌悪感。でもこの殺人鬼の死に方はあっけなくてそこだけは笑えます(^^;でも敢えてゴアムービー、そしてスプラッターホラー好きな方にはお薦めしますが、ここを読んでくれているような普通の女の子にはちょっとお薦めできないかな(涙)この時代に舌を引っこ抜いた監督に5点。5点(2004-09-22 18:07:23)《改行有》

809.  コール 《ネタバレ》 気丈な妻、何とか犯人の一味を取り崩そうとする夫、喘息持ちながら何とか監禁小屋脱出を計る娘。3人の取り合えないコミュニケーションが「絆」となって表れます。妻役のシャーリーズセロンは本当に上手い。犯人の脅しに震えながら、プライドと諦めない気持が演技に乗り移っている感じでした。犯人グループの中では、ダコタファニング演じる娘を誘拐する太った男、マーヴィン役の男性がすっごく光っていました。彼、どこかで見た事あるなあと思ったら、「アイデンティティ」のあの精神病男ですよ!?上手いワケですよね~。でもシナリオが緊張感が持続せず残念…。 冒頭に戻りますがダコタファニングの演技。喘息の時の病を持った顔、母親との再会の時の安堵の顔、犯人の一味と話している時の不安げな顔、脱出を試みた時の追い詰められた表情。何でこんなに上手いのかなあ?と思うのです。ハーレイ君もアンナパキンも、「ブリキの太鼓」のあの子や、「シャイニング」のダニーロイドも上手かったが、ダコタファニング、ホントに将来楽しみ!ダコタファニングに4点。[DVD(字幕)] 4点(2004-09-22 18:06:01)《改行有》

810.  I am Sam アイ・アム・サム 《ネタバレ》 裁判内容や女弁護士の側面を見せすぎたせいで、親子の絆やそれに伴う感動が薄れてしまいました、だから今一歩感動出来ない。あと一番気になったのは「撮影」これは完全に×。ハンディで見せたりグラグラさせたり、ショットの切り替え方など無駄な事ばかりしてる。ヒューマンドラマは「フィラデルフィア」みたくガッシリと撮影して内容で勝負すべきではないのか?と思った。見づらすぎです。 いいところはやはり、演技ですね!ショーンペンも頑張った。当然彼もかなり練習したようです。細部に及ぶ研究の成果は演技力として表れています。ただギラギラはしていない。7歳の感情で動いているから時には喜怒哀楽が幼く出る。大人でありながら7歳の知能という、自分の中の戸惑い、葛藤を上手く見せていると思う。ダスティンホフマン、トムハンクスもかなり凄すぎたが、彼もそれに近いところまでいってると思った。あと、女弁護士役のミシェルファイファー。やり手ながら、親子関係と社内でのやっかみに悩む気丈な役柄が見事にはまっていた。しかし上にも書いたが、彼女ほどビッグネームを使わないでこの役がもっと脇役に徹していたら、もっと本筋で感動出来たのでは?と残念にも思った。 そしてルーシー役のダコタファニング。彼女の存在でこの映画の評価は30%以上は上がったのではないか?あざとく見えるとか、おしゃまな感じで嫌だとか、作られた感じが嫌だとか、レビューに書いている人がいたが、自分の父親がああだと知ったら、例えまだ7歳の子でも、自然と自分の父をある意味「守ろう」と思い、気丈に賢く、き然と振舞うのではないのだろうか?その面でしっかりした態度で振舞う彼女のあの演技はまさに適役で、素晴らしかったと思う。ショーンペンがあれだけ凄い演技をしたのに、何故か心に残っているのは、サムを見つめるルーシーのしっかりとした(時には母親のような)目、そしてサムが保護されているルーシーの家の近所まで越してきた時に、毎日のように夜中抜け出して彼に会いに行った時の様子。1つ1つが本当に愛くるしい。ショーンペンのあの演技より脳裏に焼きついたダコタファニングの演技。やはり動物、子供とは共演したくないと言う役者の気持が分かる気がする。 ダコタファニングの天才的な演技に8点。カメラワークの無意味さに-3点。[DVD(字幕)] 5点(2004-09-22 18:04:27)《改行有》

811.  メメント この監督の作品はどれもが傑作だと思います。デビュー作「フォロウイング」も「インソムニア」「バッドマンビギンズ」も面白いですが、この「メメント」もオリジナルの作品で極めて斬新でショッキングな作品で見ごたえがあります。主人公の足跡を結末から辿るという発想がまずすごいですね。いきなりクライマックスという事は、つまり誰かを殺してからそこに到るまでの経緯を辿るという作品ですが、物語の最初の部分に衝撃が待っていて「今までの2時間はこれだったのか!」と卒倒しました。人間関係も複雑に絡み、奥さんが殺されるまでの一連の経緯から、主人公の意外な行動まで、1つ1つが全て伏線なので本当に一級品のサスペンスです。この作品は難しいと仰る方もいますが、DVDなら何度でも見返せるのでオススメします。「フォロウィング」で試した時間の逆行のアイデアを、活かせるシナリオと共に高めた傑作だと思います。[DVD(字幕)] 7点(2004-09-22 18:01:22)

812.  レオン(1994) やっぱりジャン・レノはカッコいいですね。持ってる雰囲気もいいし、「レオン」の時の殺し屋のクールな部分と、マチルダに対する時の優しい表情との対照にグッときます(顔も素敵ですが)。前に来日した時に浴衣姿で寿司を食べてほろ酔いの表情も素敵だったように、渋いけどスキがある感じがいいのです。あの男くささや雰囲気は作ろうと思って出せるものではないですね。 「レオン」を観ているといつも親と論争が起きます。母親はゲイリー・オールドマンの大ファンで「ステートオブグレース」「デリアのどんづまり」「不滅の恋ベートーベン」とかなり観ているので思い入れが強いらしいのです。だから私が「レオンのジャン・レノは文句のつけようのない主役だ」というと「悪役がいたからこそ彼が光った」と言われます。確かにそうなんですけどね。でも主役3人は全員素晴らしい演技でしたが、1番自然に感じたのはジャン・レノの演技、ゆえに彼が凄いと思ったのです。 今日映画を見返して、改めて作品の完成度の高さを感じました。リュック・ベッソンの初期の作品に比べかなり「ドライ」な作品ですが、私はどちらも楽しく拝見しています。完全版よりレオンとマチルダの距離感に対して、観客に想像をさせる部分も強く、名作だと思います。[ビデオ(字幕)] 8点(2004-09-22 18:00:31)《改行有》

813.  悪魔のいけにえ2 《ネタバレ》 テキサスの荒れ果てた土地で、人肉を食する家族が、次々と人に襲い掛かるという事件が発生。4人までは行方不明(つまり殺された)、唯一そこから逃げ出し、一命をとりとめた女性が、警察に事件を話したが、一向に犯人は捕まらず、時は13年経った・・・。 13年前の惨劇で甥を殺された、デニスホッパー演じるレフティと、ラジオDJをしていた事から事件に巻き込まれてゆく女性ストレッチを中心に描かれる今回の作品は、前作よりも怖さは少ない。何故ならば、前回は「正体すら分からない犯人に襲われ逃げる恐怖」だったのが今回は「鬼畜な犯人グループに立ち向かう主人公の戦い」だからである。そしてもう1つ。前回はチェーンソーを振り回すレザーフェイスが心無く無差別に襲いかかってくる怖さがあったのに対し、今回はこの女性DJに恋をしてしまって、人間的な面が見えるからだ。2作目という事で、目が慣れてしまった我々側にも理由はあると思う。 スプラッター描写は前回は見事に無かった。チェーンソーの爆音と、襲われる人間の悲鳴中心で、恐怖を観客に想像させる雰囲気が見事だったのだが、今回も基本は同じだが、多少胴体を傷つけたりという面が見える。それでも最近のタランティーノ映画とかから見れば可愛いものだが・・・。 デニスホッパー主演だが、20分位しか出ていないのではないだろうか?ほとんどはキャロラインウィリアムス演じる女性DJの話。それに復讐も相まって助けに来るホッパーはむしろ、正義の味方チックにも感じる。FOX999セールで千円で買ったDVDだが、あの前作の荒れ果てて乾き切った、独特の映像の臭さは無い。潤ってしまったので観る側も、ある意味安心してしまうような雰囲気があった。それでも逃げまどうDJをひたすら猛ダッシュで追いかけてくる、犯人の1人は怖い。精神的な「うわっ嫌だなっ」って見せ方をしたのは、さすがトビーフーパーだとは思った。4点(2004-09-22 17:59:31)《改行有》

814.  ライフ・イズ・ビューティフル 《ネタバレ》 「プライベートライアン」でオスカーノミネートされていた、あのトムハンクスを破った男、ロベルトベニーニ。自身監督した「ライフイズビューティフル」で憎めないルックスと笑顔と、ポジティブで純粋に家族を愛する男の役で99年度アカデミー賞主演男優賞を獲りました。 戦火迫るイタリアで、ユダヤ系イタリア人のグイドはトスカーナのある町で、教諭のドーナに一目惚れ。必死の猛アタックの甲斐あって困難の末に結ばれた2人の間には、ジョズエという息子が生まれます。幸せな毎日をおくっていた3人の前に戦火が・・・。ジョズエが5歳の誕生日に、家族は強制収容所に送られてしまいます。自由がなく、ママにも会えない収容所生活に、家に帰りたいとぐずる息子に、グイドはある嘘をつきます。それは「今、皆がやっているのは戦争ゲームで、1番最初に千点取ったら戦車がもらえる」という嘘です。それは息子の命を守るための必死の嘘。辛い状況下でも息子の心配を取り払おうと笑顔を絶やさないグイド。絶望と死しかない収容所生活の末に、グイドはジョズエの為に、最後の最後に「奇跡」を起こすのです。「あ、パパは嘘を言ってなかったんだ!」と! 前半はもう、グイドがドーラに振り向いてもらおうと、手段を選ばずひたすら猛アタックの微笑ましいエピソード!そしてそれが報われて幸せを手にする一家でしたが、物語の雰囲気が突如変わります。戦火が市民にまで広まり、強制収容所に送られるあたりから、急に重いテーマになります。とても同じ映画だとは思えない位変わります。しかし、どんな状況下でも、ベニーニ演じるお父さんの明るさは変わらない!会えない妻を愛し続け、息子を励まし続ける。そしてあの結末・・・。そしてこの映画のタイトル「人生は美しい!」と言えてしまうあたりが見事としか言いようがありません。絶対に観て後悔しない1本ではないでしょうか!?僕が幾らトムハンクスを敬愛していても、これだけ素晴らしい映画を撮り、素晴らしい演技をされたら、オスカーも仕方ないよなってあきらめもつきますよ(^^)9点(2004-09-22 17:58:32)(良:1票) 《改行有》

815.  非情の罠 《ネタバレ》 67分の物語。日本初公開時は43分。切られたであろうおそらく暴力的なシーンはどこだか検討がつきますが、オリジナル完全版しか知らない私にとって、どうせ43分にするならもっとテンポ良く全体を進めた方がいいのでは?というくらい、ある意味キューブリックらしくゆっくりな展開です。 しかしながら目を見張るシーンも非常に多い。ボクサーが悪夢にうなされるシーン(ネガ反転映像が、高速で街中を直進するシーン)は、「2001年宇宙の旅」に出てきたスターゲイト突入のシークエンスを思い出すし、光と影のコントラストも、カメラマン出身のキューブリックならではの芸術的センス。ボクシングシーンも、スコセッシの「レイジングブル」や、タランティーノ作品に影響を与えた事は必至で、翌年の「現金に体を張れ」でより浮き彫りにされる事となります。最後の格闘シーンは、ビルの上を噂では許可を得ずに撮影したとか?マネキンのあるラストの格闘も実に大胆な構図でカッコいい! 「金が無いならアクションかサスペンスを撮影しろ」という時代に、今までに無かった大胆な撮影法で映画界に挑戦状を叩きつけたとまで言われた「非情の罠」。キューブリックの原点たるこの野心あふれる作品を、お時間がある方にはお薦めします。[DVD(字幕)] 6点(2004-09-22 17:57:53)《改行有》

816.  スティーヴン・キングのローズレッド<TVM> 《ネタバレ》 テレビムービーなんですけどね、4時間以上の大作!2枚組みのDVD観たの何ヶ月ぶりだろうか?話は、第1次大戦以降23人もの行方不明者を出している、幽霊屋敷と言われる「ローズレッド」という屋敷で起きる超常現象を、データで証明したい女教授と、その彼女が頼んだ超能力者6人をまじえての、屋敷内で起こる現象を中心に描いたホラー物なのですが、さすがにキング作品らしく、6人の人となりや、屋敷内の歴史、とりわけ何故このような屋敷になってしまったとかが細かく、徐々に語られてゆくので、なかなか楽しかったです。でもやっぱりキングの作品は映像化すると長いね(@@; あと、庭の木々が生き返ったり、突然ドアが閉じたり、ドアから出たら廊下がさっきと変わってたり、ちょっと信じがたいような世界観も良い意味でキングらしく描かれていました。「シャイニング テレビ版」の雰囲気に近かったかも!?最後のほうで、ローズレッドの霊と闘う辺りはすさまじい迫力でしたよ!?テレビ映画でもあんなにお金かけられるのかあと、改めてアメリカ人は映画好きねって感じました(笑) ピザ屋の配達人のおじさん役で、ちょこっと原作者のスティーブンキングが登場してる辺りもGOOD!しかも話し方とかしぐさが可愛くて、個人的には憎めないです(笑)ただ少し前半がダラダラして長いかな?4点(2004-09-22 17:56:56)《改行有》

817.  白銀に燃えて とにかく、親子愛、犬と人間の絆、負けない気持、信じる力。全ての前向きな心が全体を引っ張る作品です。最初犬たちも、中々父親には忠誠を誓っていたもののウィルにはそうでもなかったのが、ここぞという所で力になる。人間同士でもそうですが、動物の人間に対する愛情、忠誠心というのは、直接言葉で伝わるものではなく、心で伝わるので、観てて余計に感動を覚えてしまうのです。 ハラハラドキドキの展開に、本当に観てて一喜一憂します。動物モノが好きな方。しかもディズニー作品ですから、親子揃って楽しめる作品です(^^)7点(2004-09-22 17:55:27)(良:1票) 《改行有》

818.  ライアー ライアー 《ネタバレ》 「嘘も方便」と言いますが、純朴な子供はパパが嘘をついていると知ったらそれはショックな事です。でも仕事柄、弁護士だとそれも仕方ないのかも!?ってことで、ジムキャリーがやり手の弁護士を演じる「ライアーライアー」は「マスク」以上に大好きな主演作の1本です。 ジムキャリー演じるフレッチャーはやり手の弁護士で口先ひとつで勝訴を勝ち取る天才的なうそつきだったのですが、仕事仕事と嘘がたたって奥さんと息子と別れて暮らす事になってしまいます。息子マックスは誕生日パーティで「パパが嘘をつけなくなりますように」と願ったら、奇跡は起きて本当に嘘がつけなくなってしまう!裁判前に嘘がつけなくなったフレッチャーは悪戦苦闘するのです! 「マスク」はだいぶCGが入りましたが、彼のパフォーマンスはCG不要です(笑)顔面芸、意味不明の動き、発言に加えてあまりに凄いその1人芝居にひたすら笑ってしまいます!この映画でジムキャリー好きになった人も多いんですよ!?しかしそれだけでなく、最後は家族愛にほろっとさせられたりもします(^^) そしてコメディ映画にはつきもののNG集!それを観ると本当に撮影現場の雰囲気の良さが窺えます♪カメラ越しに監督も爆笑してたり(笑)必見です![DVD(字幕)] 8点(2004-09-22 17:53:40)《改行有》

819.  ユー・ガット・メール 《ネタバレ》 いがみ合っていた2人が、実はEメール同士で心の繋がりから恋愛感情に発展していく様を、当時トム・ハンクス42歳、メグ・ライアン37歳の2人が大人のラブコメを見事に展開してくれました!これはもう、主演2人の魅力につきます!!カッコイイ、綺麗ではなく、庶民的なトム・ハンクスとメグ・ライアンだからこそ、感情移入が出来る素晴らしい映画です!物語こそありきたりな感じもしますが、大人になってからも、こんな純愛できたら素敵だなあと思える作品です!前に日記に取り上げた「ジョー、満月の島へ行く」で初共演した2人。この時2人はトム34歳、メグ29歳。8年越しで3度目の共演ですが、息がピッタリなのが観ててもよく伝わってくるので心地よいのです♪92年の2度目の共演作「めぐり逢えたら」が最も評価された共演作ですが、ほとんどすれ違いで共演部分を見たいファンは、「ユーガットメール」ですっきりしたのではないでしょうか(^^)出会い系サイトで、援助交際ばっかり蔓延ってるご時世、こんな素敵な出会いがあれば夢があっていいなぁと思うのです。「F・O・X♪」なんといっても最後の公園での出会いのシーン!キャスリーンが目を潤ませながら「あなたでよかった」のセリフがジーンときます!ハッピーエンドを分かっていながら、何度でも楽しめる、笑顔になれる映画ですね!!WOWOWで観返したのですが、何度観てもこの映画を楽しめます。[CS・衛星(字幕)] 9点(2004-09-22 17:52:57)

820.  いとこのビニー 《ネタバレ》 無理矢理に笑わせるのでなく、自然な中に笑いがある映画であり、爽快な部分もあり、法廷モノの中では最も気楽に観られる映画の1本だと思います。主役のジョーペシはマーティンスコセッシの「グッドフェローズ」でオスカー助演男優賞を獲っている個性的な実力派俳優で、「ホームアローン」「リーサルウェポン」シリーズでも知られています。コメディはお手のものの俳優さんです。小柄で決して男前ではないけど、味のある素晴らしい演技です!その婚約者モナ・リサ役にマリサトメイという女優さんが出ています。ビニーとは反対にキュートでセクシーで魅力溢れる美人で、この凸凹感がたまりません(笑)しかもこの映画のこの演技でオスカー、助演女優賞を獲ってしまいましたから驚き!慣れない刑事裁判弁護にいらつくビニーの近くで助言をしたり、最後の最後では証言台で、一発逆転の凄い大活躍!これはもう本当に面白い展開なのです!まるでビニーの傍で何も力になれないような雰囲気だったのが一転、整備工ファミリーだったこともあり、車、タイヤに関してスペシャリストだろっ!って位の見事な知識で検察側を追い詰めます!「よくぞやってくれたっ!モナ・リサ♪」って気分です(笑) アラバマ州のこの舞台では、ビニーとモナ・リサの泊まるホテル、場所いろいろな所で快眠の妨げがあり(笑)5時に汽笛がなるわ、電車が通るわ、飼っている動物の鳴き声がうるさかったり・・・。結局車の中で寝た時には、車が泥沼にはまって動けなくなり、いらついたビニーは外に出た途端ひっくりかえって転倒!洋服を汚してしまい、結局裁判にはトンデモナイ格好(お前は手品師か!笑)で登場(笑)その格好に怪訝な顔をする裁判官に対し、何が悪いんだとばかりに逆ギレする様の顔が可愛いので、観て欲しいです(^^)マリサトメイ、ホント綺麗だったなぁ~。8点(2004-09-22 17:51:49)《改行有》

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