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プロフィール
コメント数 2257
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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801.  キューティ・バニー 《ネタバレ》  雑誌『プレイボーイ』のモデルたちが住むマンション。シェリーはそこのトップモデル。でも27歳という年齢を理由にマンションから追い出されてしまう。あてもなく街をさまよっていたら、つぶれかけの学生寮『ゼータ』に出会う。つぶれかけの理由は入居者がみんなダサくて人気がないから。これは元トップモデルの自分の出番だと、女の子たちを変身させていく物語。  王道の学園系サクセスコメディ。よくある話。でも安定した面白さが約束されています。だから気軽に見れるし、気楽に楽しめます。  女の子たちの変身は面白いのですが、それに伴う人気の上がり方は異常。逆に面白みや盛り上がりに欠けます。少しずつ人気が出て行く様子を、もう少し見せてくれたほうが自然で良かったかも。  ライバル寮の『ミュー』も力不足。ただの意地悪姉ちゃんどまり。ライバル寮の人気に少しずつ追いついていって、最後は逆転、って構成のほうが盛り上がりそう。結局『ミュー』に見せ場は全然なくて、最終的には『ゼータ』への入会希望者に出す招待状をゴミ箱に捨てるという禁断の技を使ってしまう。これは反則技の中でも胸糞が悪くなるタイプの反則。  最終的には軽めのどんでん返しを含む逆転で、きっちり30人集まって、まあまあの爽快感を感じ面白かったと素直に思えます。  ですが、ゼータに入会を希望していた人たちは結局招待状はもらえなかったわけで、本当のハッピーエンドとは言い難い気がします。[DVD(字幕)] 7点(2018-04-09 14:18:55)(良:2票) 《改行有》

802.  2001人の狂宴 《ネタバレ》  牧歌的で歓迎ムードの小さな田舎町。そこで次々と繰り返される猟奇的な殺戮。こーゆーホラー、嫌いじゃないです。町中の人たちが、まるでお祭りを楽しむかのように若者たちを殺していく様子に狂気を感じます。  グロ描写はまあまあ。心臓が止まるくらい驚かされることもありません。だから安心してプレザントバレーという町の狂気を楽しむことができます。  設定は『クライモリ』や『悪魔のいけにえ』に似ているかもしれません。この2作品と違うのは、町の人たちがぱっと見普通なので、その危険になかなか気付かないことでしょう。気付いたときには仲間が半分に減っているという恐怖。これはやばいと町を脱出しようと思ったら最早手遅れという、ホラー映画でよくあるシチュエーション。この作品ならではのオリジナリティにホラー映画の定石を組み合わせて、はちゃめちゃになりすぎない安定感のある仕上がりに。  終盤までは8点くらいだったんですが、『町長との一騎打ち』『ラストのオチ』の2点にやや興醒めしちゃって、少し減点。ラストのオチについては、『クライモリ』のどれかのシリーズと酷似しちゃってます。[DVD(字幕)] 7点(2018-03-18 17:54:16)《改行有》

803.  ただ、君を愛してる 《ネタバレ》  もっとハッピーなラブストーリーを期待していたので、見終わった今、とても哀しい気持ちです。  『別れ』はいつでも悲しい。特に『突然の別れ』と『死別』は格別。  二人が初めてのキスをして、家に帰ったらしずるが突然いなくなっている。これだけで十分だと思うんですよね。  失意の中届く一通のエアメール。差出人は里中しずる。再びともる希望の光。しずるに会いにはるばるニューヨークへと旅立つが、出迎えてくれたのはみゆき。焦らすなーと思っていたら、実はしずるは他界していた。  しずるが劇中で言っていたセリフを借りるなら、『天国から地獄』へを何度も見せられるクライマックス。結構残酷。見る人を泣かせることばかりに気がいって、この作品はなんか優しさを忘れている気がします。しずるが突然いなくなるという悲恋と思わせといて、そこからのハッピーエンドならともかく、更なる悲劇を用意するってどうなの?しずるにもまことにもばりばり感情移入しまくっていたので、終盤は本当に気が滅入りました。  久しぶりに映画の世界に浸れたので、低い点数はつけられません。玉木宏、宮崎あおい、黒木メイサ、みんな魅力的で文句ありません。宮崎あおいが一番可愛く撮れている映画かもしれません。なので7点。でも決して良い意味での7点ではないです。ちなみにしずるがいなくなる前までだったら10点。やっぱもっとわかりやすく幸せな気持ちで終わりたかったです。  原作者が『今、会いにゆきます。』と同じ人なので、終盤のプロットと雰囲気が特に似ていますね。ケーキがエアメールに代わっただけです。[DVD(邦画)] 7点(2018-03-11 11:26:48)《改行有》

804.  サハラ 死の砂漠を脱出せよ 《ネタバレ》  言ってみれば、『スターウォーズ』とか、『パイレーツ・オブ・カリビアン』とか、そっち系の作品。映画として見応えがそんなにあるわけではないけれど、見ている間は普通に楽しい。そんな感じです。  『内戦』『産業廃棄物』『暗殺』といった物騒なテーマを、とにかく軽いノリとパワー全開の映像で楽しく見せちゃう映画。  序盤はまさに登場人物の紹介って感じで、ややかったるい。そんな中でも、ペネロペ・クルス演じるエヴァのターンは『謎の病気』がらみで、名作『アウトブレイク』のような緊張感とホラーテイストで結構ドキドキ。でもそれも期間限定で、トレジャーハンター組のダーク&アルと合流してからは否応なしに陽気なアドベンチャーへと様変わり。どっちが良いかは人それぞれでしょうが、序盤のミステリアスな緊張感を中盤以降も少し欲しかったかな。雰囲気が軽すぎて、途中からどーでもよくなってくるんですよね。  凶悪な軍事国家や、悪い企業が相手なので、多勢に無勢で危機的状況がひっきりなし。にも関わらずお気楽な空気が変わらないのは、ひとえにダークとアルのキャラクターによるもの。また、2人の能力も高いため、どんな状況であってもすべて何とかなってしまいます。そのため大変気楽に見れるエンターテイメントではありますが、本格的なアクションやスリルを求めると肩透かしをくらうのは間違いないでしょう。  自分自身、そんなに期待していたわけでもないのに、中だるみしちゃってたときがあったのは確か。とは言え、一つの映画としてきれいにまとまっていて面白いし、最後まで見ればラストは爽快な気分になれちゃうので、期待していなかった分得した気分です。[DVD(字幕)] 7点(2018-02-28 02:19:37)(良:2票) 《改行有》

805.  時をかける少女(2006) 《ネタバレ》  今となっては珍しくなくなったタイムリープを題材とした作品。原作ができた年代を考えれば、そのアイデアに注目が集まるのもわかる気がします。真琴、千昭、功介の3人だけでなく、親戚のおばさんや友人の早川さん、天ぷらの失敗を押し付けられるクラスメートに、内気な少女など、脇役の個性も光っていて面白い。  プロットは確かに『バタフライ・エフェクト』に似ている部分がありますね。コメディとシリアスの寒暖差はなかなか凄い。『おまえタイムリープしてない?』の衝撃発言。結果、最後のタイムリープをしちゃった直後、ブレーキが壊れる自転車に乗ってしまった功介&女の子とすれ違うときの恐怖。このシークエンスの完成度はピカイチ。ここだけだったら間違いなく10点でしょう。  『千昭が実は未来人でした。』ってオチは、あんまり好きではないです。  『タイムリープという力を持っているのが主人公一人だけ』という特別感が好きなんですよね。そこにもう一人同じ力を持っている人が現れて、説明までされちゃうと、なんか神秘性がなくなってしまってちょっと寂しい。  また、個人的には回数制限なんて無いほうが好きですね。タイムリープを私利私欲に使えば、他人を不幸にすることがある。そのリスクに気付いた主人公が、自らタイムリープを使うことを封印する、っていう展開のほうがよりアニメ的でかっこいい気がします。やっぱ出だしがこーゆー主人公だからこそ、その成長をわかりやすく描いて欲しいものです。  ちょっと長くなっちゃいましたが、最後の感想です。  『リアルなアニメは好きだけど、リアルじゃないアニメも好き。』  アニメ的主人公。アニメ的男友達。アニメ的シチュエーション。実写でされちゃうと寒いだけのノリやセリフも、アニメだと楽しく受け入れられちゃう。そーゆーアニメの良さを満喫できる作品ではあります。[DVD(邦画)] 7点(2018-02-15 13:28:09)(良:1票) 《改行有》

806.  ラッキーナンバー7 《ネタバレ》  はじめのうちはストーリーがとびとびで、何が何やらワケがわかりません。ジョシュ・ハートネット演じるスレヴンがメインになってからは、急にストーリーがすっきり見やすくなります。  後半、ネタバレが始まるまでは、ミステリアスな雰囲気が強くて、個人的にかなり好きな味わいがあります。巻き込まれ型サスペンスに見せかけた計画犯罪というアイデアがなかなか面白い。ようわからんかった序盤のすべてが、終盤ではきれいにつながりかなりスッキリします。  タイトルから『オーシャンズ11』みたいなものを想像していたのですが、中身は凄惨な復讐もの。人が結構死ぬんだけど、なぜかコメディのようにも感じる不思議なテイスト。ラストは隣人のリンジー(ダジャレか)と結ばれて、爽快感さえ感じる終わり方。  実はリンジーも何かの仕掛けかと思っていたのですが、本当に砂糖を借りに来ただけのただのおとなりさんでした。第三者と思っていた警官が母親殺しに加担していたことや、グッドキャットに撃たれたリンジーが生きていたのは素直に驚きますね。  なかなかの良作クライムムービーでした。[DVD(字幕)] 7点(2018-01-24 12:01:11)(良:1票) 《改行有》

807.  イップ・マン 葉問 《ネタバレ》  スピード感あふれるカンフーアクションは健在。前作同様、カンフー好きにはたまらない仕上がりです。  ストーリーは前作よりもなんか『雑』。ドラマ性は前作のほうが強かった気がしますね。ただし今作は非常にわかりやすく、『弟子が増えて活気づく武館』『各武館の師匠たちとの対戦』『ボクシングチャンピオンとの異種格闘技戦』など見所が多いです。エンターテイメント性が強くなった感じがします。  その一方で、『父親、師匠としてのイップマン』と『一武術家としてのイップマン』を同じウェイトで描いてしまったために、ややどっちつかずの印象もあります。サクセス好きの私としては、前半の流れが結構好き。『これから武館が大きくなっていって、生活が少しずつ上向くのだろーか。』とその展開にわくわくしていたのです。ところが中盤以降は『イギリス人ボクサー』VS『中国人武術家』の様相を呈して、前半のプロットはどっかいっちゃいました。前半と後半で全然違う作品みたいです。  『滞納していた家賃』『月謝を払えない生徒たち』『洪拳の若者たちと詠春拳の若者たちとのトラブル』そのどれもが明確な決着を劇中では見せません。そんな小さなこと気にしない人のほうが多いんでしょうけど、気になる人は気になるんですよっていう作品です。[DVD(吹替)] 7点(2018-01-22 12:41:14)《改行有》

808.  イップ・マン 序章 《ネタバレ》  カンフー映画と言えばジャッキー・チェンにリー・リンチェイ、この二人の作品が大好きなのですが、ドニー・イェン、この人も凄いですね。スピード感あふれるカンフーアクションはジェット・リーを彷彿とさせます。  聖人君主であるイップマンも、ひとたび拳を握れば鬼のような強さ。切れ味鋭いカンフーが炸裂。誠実な人柄と鬼神のような強さとのギャップがたまらないです。  実話がベースになっているらしく、ストーリーは超マジメ。ちょっと真面目すぎるくらい。戦争が始まってからはかなり暗いテンションで最後まで突っ走るので、お気楽なエンタメムービーとは言えないかもしれません。爽快感あふれる勧善懲悪ストーリーを期待していたので、その辺は鑑賞時の気分とソリが合わなかったです。  前半、道場破りが次々と武館の館長たちと戦っていくシークエンス。その道場破りをたたきのめすイップマン。この辺のノリが一番好きです。後半も見応えはあるんですケドね。その辺は好みの問題です。[DVD(吹替)] 7点(2018-01-08 12:45:03)(良:2票) 《改行有》

809.  ハイテンション 《ネタバレ》  『ハイテンション』の名にふさわしい緊張感。これはもう心臓に悪いなというのが正直な感想。ホラー映画の定石を踏みつつ、あえてすかすシーンを入れたりと、緩急のつけ方がうまいです。  冒頭20分は、なんにも起きないのですが、ホラー映画特有の不穏な空気作りはできています。そして、謎の男がチャイムを鳴らしてからがこの映画の真骨頂。次々と襲われる友人家族。そして主人公が男に見つかるか、見つからないかの攻防が延々と続きます。ホラー映画を見るときに思う、『自分ならどう動くか』『どこに隠れるか』を存分に堪能できます。『見つかれば終わり』というシチュエーションはある意味史上最恐です。その緊張感が続く限りは、そのホラーは傑作になりえます。そういった意味で、この作品はお手本のような作品と言えるでしょう。  これだけホラーとしての力がある作品であれば、奇をてらう必要も、どんでん返しを狙う必要もありません。ラストのオチが、『残念』『欲張りすぎ』という意見が多いことには私も納得。このオチを知ってしまうと、終始『主人格』と『別人格』の主導権争いだったのかと、別の側面も見えてきます。それはそれでまた違った味わいの面白さがあるのかもしれませんが、その面白さがこの作品にとってうまく機能しているとは思えません。よってこのオチはやはり蛇足なのでしょう。ホラー映画としては傑作の部類にはいります。特に、家の中でのかくれんぼにおける恐怖体験の恐ろしさは異常。ある程度ホラーに耐性のある方じゃないときついと思います。[DVD(字幕)] 7点(2017-12-12 09:58:28)(良:2票) 《改行有》

810.  パニッシャー(2004) 《ネタバレ》  原作はアメコミ。なるほど。知らんかった。謎のロシア人。ギター男。ちょっと変だとは思ったんです。でも、もとがアメコミならそれも納得。  家族を皆殺しにされる序盤。予備知識がないので、これは凄惨な復讐ものだと思いながら鑑賞。装備を整え、いざ、粛清。と思ったら、あらら、なんだかテンポがあまりよろしくないですね。  個人的に、『復讐もの』には、『哀しさ』と『怒り』が絶対必要。ですが、フランクから『怒り』や『哀しさ』が、思っていたほどには伝わってこない。正直、もっと悲しんで欲しい。もっと、怒り狂ってほしい。で、圧倒的な負のエネルギーを爆発させて、ぐっちゃぐっちゃにしてほしかったです。だからこそ、カタルシスを感じられると思うんですよね。  アパートの変な住人達との心温まるエピソード。変なロシア人とのコメディタッチな乱闘。どれも個人的には不要です。  序盤の心温まるシーンと、復讐のギャップ。そこを期待しちゃうわけです。復讐の最中に、隣人とのほのぼのエピソードもってこられると、せっかくの熱が冷めてしまいます。変なロシア人で、笑いに転化してほしくないですね。  それだったら、自分を助けてくれた呪術師のおっちゃんに、なんか黒魔術の呪いなんか受けちゃって、暗黒パワーで復活とかにしてくれたら、もっと割り切って見れます。  まあ、いろいろ言いましたが、結局最後まで飽きずに楽しんでみちゃったので、エンターテイメントとしては及第点だと思います。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-12-03 02:19:33)《改行有》

811.  幸せになるための27のドレス 《ネタバレ》  ラブコメの王道をいく作品。安心してみていられる心地良さがあります。テンポが良く、笑いもほどよく、下品なネタもほとんどない。  『ブライズメイド』という日本ではあまりなじみのない職業。ですがすごくわかりやすいストーリーのおかげで、『ああ、そーゆー職業があるのね。』とすんなり受け入れられます。  『主人公のジェーン、仕事が出来る上司に片思い。だけど妹に上司をとられてしまう。自分にちょっかいをかけてくるのは嫌味なライター。二人は会えばケンカばかり。だけどいつの間にか惹かれあう二人。』なんでしょう。このベタな展開は。でもラブコメはベタなほうが良い。  『酒場で意気投合し、大盛り上がり。結ばれちゃう二人。その直後、ファミレスで暴露記事を目にして天国から地獄へまっさかさま。』こーゆーお約束の展開は、ラブコメが確実に盛り上がる鉄板の演出です。  共感しづらい点があるとすれば2つだけ。1つめは、『何も仕事やめなくていいじゃん。』作品のテーマに沿っての結論なんでしょうが、仕事とプライベートをきっちり分ければ済む問題。ジェーンにとってのブライダルの仕事って天職だと思います。それを否定して欲しくはなかったです。  2つめは、『妹、簡単に姉と仲直りしすぎ。』確かに妹にも悪い部分はありましたが、結婚を破談にされたのに、わりとあっさり姉と仲直り。あまりにも無難にまとめすぎちゃいましたね。  それにしてもこの映画って、映画よりむしろ連続テレビドラマにしちゃったほうが、面白いかもです。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-11-23 13:23:55)(良:1票) 《改行有》

812.  ミスティック・リバー 《ネタバレ》  サスペンス的に言えば、『火サス』とあんま変わらない。ですがそこに出てくる人間の描き方がエグイい。  子供の頃に一人だけ誘拐。性的虐待を4日間にわたって受け、そのトラウマが元で精神不安定に。小児性愛者を偶然見つけ、突発的に幼少期の自分と重ねてしまい殺害。妻にそのことを告白。だけど運悪くケイティ殺しの日と重なったため、妻はケイティ殺しを疑う。結果、ケイティの父であり幼友達でもあるジミーから報復されてしまう。救いの無い話。デイブが悲惨すぎて、後味は悪いです。  ジミー、デイブ、ショーン。自分が誰と重ねあってしまうかで評価が分かれてしまいそうな本作。私はデイブ。だから良い映画だったとは言い難いです。  それにしてもショーン(ケヴィン・ベーコン)と奥さんのエピソード、これって必要だったんでしょうか。ショーンが奥さんからの電話を受けるたび、いちいちストーリーが止まる感じがします。で、その奥さんが事件や過去のエピソードとつながってくるわけでもありません。メインのストーリーが完璧なだけに、無言電話がジャマで仕方がなかったです。  また、事件の犯人は映画だから許されるような人物で、意外性があるのですが、動機が突発的なものっていうのは、オチとしていささか弱い気がします。いや、銃社会としてリアリティを感じさせるようなオチではありますが・・・  この作品は子供の頃から立場が違う3人の物語がメイン。その一方でミステリー要素が強く、犯人も全然わからないので、サスペンスとしても面白い。デイブのミスリードが効いていて、映画の緊迫感を増しています。ドラマとしても刑事サスペンスとしても緊張感のある良作。ですがオチが弱いのと後味が悪すぎるのがちょっと残念ですね。  映画としては◎ですが、好みとしては△といったところでしょう。評価しづらい作品です。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-11-12 13:04:42)(良:3票) 《改行有》

813.  ダニー・ザ・ドッグ 《ネタバレ》  ハードなアクションかと思いきや、実は『ちょっと深イイ話』に見せかけて、『浅イイエンターテイメント』というしめくくり。でも嫌いじゃないです、こういうの。意味ありげで、あんま大した意味はないっていうの。  最初からジェット・リーのアクション目当てだったので、それを見れただけでも満足。むしろ、なかなかヘビーなドラマを仕込んでくれたおかげで、見応えのある作品となっています。  その一方で、クライマックス辺りのドタバタアクションには少し物申したい。おいてけぼりの部下たち。そのまま放置で突然舞台はコンサートホール。今までの丁寧な脚本作りが嘘のようなこの適当な展開はいったい・・・?そして欲を言うならば、ダニーがサムとヴィクトリアを守りながら戦うといったシチュエーションにしてほしかった。押入れに二人を押し込んじゃった後は、ひたすらバート一家とダニーとの一騎打ち。せっかくダニーが見つけた『本当の家族』との絆を描く絶好のチャンスなのに、その二人が全く絡んでこないってもったいないです。  前半~中盤くらいまではグイグイ引き込まれたんですが、ラストのバトルとオチが弱い典型的な竜頭蛇尾的作品。[DVD(字幕)] 7点(2017-11-08 12:43:49)《改行有》

814.  デアデビル 《ネタバレ》  父を殺され、愛する人も殺されちゃう主人公。ヒーローものとしてはちょっと暗いストーリー。だけどそれが復讐のカタルシスへとつながって・・・いかない!なんだこれは。ブルズアイ生きてる。キングピンへの制裁ぬるい。そして何かを匂わせたまま迎えるエンディング。そりゃあ反感を買っても仕方がないストーリーです。  とは言え、序盤から中盤にかけては文句なしに面白い。特に『子供と父の絆』のスタートから、『少年が視力を失ってデアデビルになるまで』のエピソードなんか、ほとんど満点と言ってもいいくらいの出来栄え。更には無罪放免になった悪党を成敗するヒーローものならではの勧善懲悪アクション。これは期待が高まるというものです。  そしていよいよブルズアイ、キングピンという真打登場。ところがこの辺りからバトルも物語も減速。一番の見せ場になるはずであろう対決が、一番つまんないってのは、この手のヒーローアクションものでは致命的ではなかろうか。  映画の出来としては全然悪く無いのに、ラストが全然スカッとしないだけで、こんなに満足感を感じられないとは。  キングピンを前にして、なんかよーわからん『ヒーローの美学』みたいなもんを持ち出して、愛する人を奪った諸悪の根源に情けをかける、なんともパンチの弱い結末。後味が悪い映画って好きじゃありませんが、中途半端な結末の映画ってもっとタチが悪いかもしれません。  序盤から中盤くらいまでの、圧倒的なダークヒーローで最後までいってほしかったですね。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-10-20 14:08:41)《改行有》

815.  口裂け女 《ネタバレ》  まあまあ怖い。雰囲気好きです。話のスケールがそんなに大きくない、でも警察や報道といったものはきちんと描かれているバランス感覚が良い。  『口裂け女ビギニング』とも言える内容。なぜ『口裂け女』が生まれたのか、その背景を描いているのは面白いですね。邦画ホラー特有のカビ臭さが感じられる画作りも良い感じです。更には『憑依される前の咳き込み』が、惨劇の前兆として恐怖心を煽られます。好きなんですよね、こーゆー単純でわかり易い予兆。  『口裂け女』には物理的な攻撃が効く。なんとかなりそう。と、思いきや、どうあがいても滅ぼすことはできない。憑依している肉体が死ぬだけ。この設定は単純ながら効果的。悲劇を量産できる優秀なギミック。子供達は『口裂け女』に襲われる恐怖だけでなく、母親を奪われるという絶望まで味わわされることになる。これがホラー。『痛み』『恐怖』『絶望』といったものを、緊張感とともにフィクションの世界で感じさせてくれるのがホラーの醍醐味であり原点ですね。女の子が憑依された自分の母親からハサミで切られちゃうのはショッキングでしたが、ホラーだからこそできるその思い切った演出には、あえて賛辞を送りたいです。  ただ、ラストはだめ。そこだけなんでサトエリのまんま?そこは当然水野美紀でくるべきでしょう。[DVD(邦画)] 7点(2017-10-16 08:41:38)(良:1票) 《改行有》

816.  プロジェクトBB 《ネタバレ》  いつものコメディアクションに加え、後半からはヒューマンドラマの要素も強くなる盛り沢山な内容。なかなかの長尺。ですが軽快なテンポとノリで、あまり長くは感じません。  ジャッキーとルイス・クーが、それぞれサンダル、フリーパスというダメ人間を演じます。そのダメ人間っぷりが結構ひどくて、前半はとても二人に肩入れできません。楽しそうなコメディアクション見せられても、二人が好きになれないので全然楽しめません。  面白くなるのは中盤くらいから。二人が赤ん坊を一生懸命世話しだすあたりから、だんだん二人を応援したくなります。  ヒロイン役のメロディやパッイン、幼馴染の警部や借金取りなど、脇を固める面子も良い味出しています。特にメロディは抑え気味な演技、演出ながら、抜群に良い存在感。この人の存在がサンダルを少しずつ正しい道へと導いていくストーリーは心地良い。容姿もすごく可愛い。性格も落ち着いていて良い。  それに対し苦手だったのは大家とその妻。結構イライラさせられましたね。ダジャレ連発な吹替えが寒いうえにうっとうしいです。  いつものドタバタコメディと、アクション、それにヒューマンドラマが意外と良いバランスでまとまっているので、エンターテイメント作品として良質です。[DVD(吹替)] 7点(2017-10-09 14:19:54)《改行有》

817.  クライモリ デッド・パーティ 《ネタバレ》  前作同様、これ以上ないくらいのバッドエンドで後味は極めて悪い。後味の悪さでいったらシリーズ中最高かもしれないです。ラストなんかは、『ファニーゲーム』を連想させるオチ。でもそれが良いんです。この作品はスプラッタ愛、ホラー愛に満ちています。言い換えれば悪趣味ということです。  スプラッタ描写ばかりに目がいきがちですが、キャラに個性があり、ストーリー運びが上手いので大変見応えがあります。前作同様、今作でも『何とかなりそう』な展開のさせ方がうまいです。  最初から手も足も出ない相手であれば逃げの一手です。でもなまじ対等に戦える相手だし、逃げようと思えば逃げられそうな状況なので、『油断』『慢心』が生まれます。そこに付け入るやり方がうまいんです。それぞれが迎えるバッドエンド。でも、もっとうまくやれたんじゃないかというもどかしさ。いや、そう思わせるのがうまいのかな。  フェスで街の人間がほとんど出払っているというシチュエーション作りもうまいです。  フェスが終わるか、フェスの警護についている警察仲間が戻ってくるだけでいい。連絡が取れるだけでも良い。でもそうはさせないストーリー展開。反撃も、助けを呼ぶのも、後一歩というところですべて失敗に終わります。本当にもどかしい。  奨学金や麻薬の罪の心配。卒業後の進路。みんな明日以降のことで頭がいっぱいな前半が効いています。訪れない未来。報われない結末。この絶望感は、不条理ホラームービーとしてなかなかです。[DVD(字幕)] 7点(2017-10-07 13:53:37)《改行有》

818.  S.W.A.T. 《ネタバレ》  あまり評価されていないみたいですが、普通に面白いです。ただみなさんのコメントを読んで凄く納得。なるほど。『予告』。多くの人に酷評される映画には、やはりそれなりの理由があるものですね。  映画の中身はと言いますと、サミュエル・L・ジャクソン、コリン・ファレル、ミシェル・ロドリゲスの3人がはまり役です。型破りながらも頼りがいのある上官。クールなキレ者。武闘派の女性隊員。それぞれ良いキャラしています。惜しむらくは、後半、その個性があまり活かされなかったことでしょう。登場シーンはなかなか良かったんですがね。  同じようなことが、悪役グループにも起こっています。いっちばんわかりやすいのがアレックス。登場シーンで叔父の首を一瞬で切るシーン。迫力があって凄みを感じます。こいつはただものじゃないって感じです。おおっと、まさかのテールランプ切れで逮捕だ。いったいどうなるんだ・・・。で、ずーと囚われのお姫様状態で、結局そのまま刑務所ですか。なんじゃそりゃ。と、思われても仕方がありませんね。  ストーリー自体も、前半と後半で関連が薄いのが気になるところです。『鎮圧』や『突入』タイプの訓練シーンに対し、『護衛』と『追跡』の実戦。せっかく訓練に尺をとったのに、それを活かさない展開にしたのは不思議でしょうがないです。  T.Jの裏切りに関しては、確かにその雰囲気を上手いこと醸し出してはいたのですが、明確な動機がないので、もやもやとした気持ちは残りますね。ギャンブルの最後もいまいち。  などなど、気になる点は多々あれど、じゃあつまんないかと言われると、『いや、結構面白かったよ』と言える作品。  いや、むしろこれぞエンターテイメントなのかもしれないですね。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-10-06 05:00:34)《改行有》

819.  フレディVSジェイソン 《ネタバレ》  前半ホラー。後半天下一武闘会の二部構成。『13日の金曜日』シリーズは結構見ているのですが、『エルム街~』は見たことがありません。で、ストーリー及び人間関係がよくわからないところがあります。ただある程度推測できるくらいわかりやすいプロットなので、『エルム街~』シリーズを見ていなくても楽しめるでしょう。  エルム街の閉鎖的な町の雰囲気は好き。  この作品の残念なところは、序盤~中盤にかけてのパニック演出に対し、後半は人数・舞台が突然制限されたことで、映画そのもののスケールダウンを感じてしまうことです。街の人たちがフレディの影に怯える序盤。ジェイソンがパーティーで大暴れした挙句、フレディの獲物を横取りする中盤。期待させる演出。ところが病院に薬を取りにいってからは、途端に身内だけの少人数物語に。前半のパニックが嘘のよう。後半も警察や街の人たちが絡むストーリーにして欲しかったですね。  『フレディVSジェイソン』のバトルは否が応にも盛り上がります。夢見がちなフレディに対し、超現実主義のジェイソン。芸術家肌のフレディに対し、無骨な労働者ジェイソン。一人一人を丁寧に、アーティスティックに殺していくフレディ。まるで時代劇の剣戟のように、ばっさばっさといっちゃうジェイソン。フレディにしてみれば、『いやいやいや、殺せばいいってもんじゃないよ。てめーに殺し方の美学を教えてやるよ』ってとこですかね。  そんなフレディ、夢からひっぱり出されちゃった。これはもうジェイソンの圧勝かと思いきや、意外や意外。フレディが頑張る頑張る。  『ジェイソンの眼球につきさすアイアンクロー』『フレディの腕をもいじゃうジェイソン』『もいだ腕をフレディに突き刺してあげるジェイソン』アツい。アツいよ。男達のバトルだよ。  それにしても明からにジェイソンの被害者のほうが圧倒的多数、なうえに友達もそのほとんどがジェイソンに殺されちゃったローリー。そのうえでジェイソンに向けるローリーの同情的な眼差し。う~ん。奥が深い。[DVD(字幕)] 7点(2017-09-25 04:01:44)《改行有》

820.  ハンテッド(2003) 《ネタバレ》  こいつはしぶいぜ。ってゆー感じの作品。  冒頭こそ戦争シーンで始まりますが、それ以降はひたすら『追いかける』『逃げる』、これの繰り返し。こんなに単純明快なプロットはないです。そして単純がゆえの面白さがあります。90分、全然飽きないのがその証拠。  この映画では、ハラムの動機、L.Tの思い、そういったものを多くは語らないのが特徴。とても硬派。語らない、だけど伝わってくる。なぜ殺人マシーンになってしまったのか。なぜL.Tは彼を追いかけるのか。そこにはきっとハラムをそうしてしまった責任を感じているL.Tがいるのでしょう。それをL.Tの回想シーンでそれとなく伝えてくる演出がまた渋い。  サスペンスアクションとしての緊張感もなかなか。ハラムは『逃走』と『狩り』を同時に行う兵士。彼だけまだ戦場にいるかのような緊張感。当然、ハラムを追いかけている人間達は、同時にハラムに襲われる可能性があるということ。この緊張感がたまらないですね。地下での攻防は最高にエキサイティング。シティサスペンスが好きな自分にとっては街中での追いかけっこも手に汗握ります。いつの間にか、自分がハラムだったらどう逃げるかまで考えちゃいます。  派手さはない。新しくも無い。地味だし、『見所はどこ?』って聞かれれば、ちょっと困る。でも地味に手堅く面白い、こーゆー映画が結構好きです。[DVD(字幕)] 7点(2017-09-23 03:48:45)《改行有》

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