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プロフィール
コメント数 2251
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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821.  臨場 劇場版 《ネタバレ》 (TVシリーズ未鑑賞。一見者の感想です。)死者の声を根こそぎ拾うという主人公。彼は殺された精神鑑定医や弁護士の最期の声を拾い上げ、見事犯人を突き止めました。また、今まさにラストターゲットに手をかけようとしている犯人の、さらなる犯行を制止する事にも成功しました。ここが見せ場のクライマックス。なのに、主人公の言葉に胸を打つものが無かったような。死の恐怖から逃げるために、犯人は殺人に手を染めたと受け取れます。もし彼が病に侵されていなかったら、きっと事件は起こしていなかったでしょう。だから胸を張って生きろと。死んだ奥さんに恥ずかしくない生き方をしろと。理屈は通っています。でも、そんな模範解答みたいな説教、聞きたいですか?例えば、延命治療に迷いが無い医師。自身の判断に葛藤しない裁判官。彼らは正しいのかもしれません。でも簡単に出せる正しい答えになんて、興味はありません。そんな言葉にどんな価値があるというのでしょうか。それに最後、主人公は詐病の若者を殴り飛ばしました。勿論そんな事で問題など解決しません。あのビンタは、ただ自身の憂さを晴らしただけ。広義では、犯人と同じレベルと考えます。世の矛盾や無常を問うならば、主人公は手を挙げるべきではなかったと思います。歯を食いしばってでも。ビンタひとつで随分と軽薄な印象を与えていると感じました。ところで内野聖陽の役作りは、まるで『JIN』の坂本竜馬から陽気さを差し引いたみたい。あまり魅力的とは思えませんでした。若村真由美の演技は圧巻。こちらは流石です。[地上波(邦画)] 5点(2014-03-03 18:58:48)(良:1票)

822.  ハングオーバー!!! 最後の反省会 《ネタバレ》 酔っぱらって記憶喪失。どんな馬鹿をやったかを解き明かすお楽しみがあってこその『ハング・オーバー』でしょ!と言いたいところですが、実はそんなに違和感はありません。問題解決のために右往左往する物語の本質は変わりません。2作目にして様式のマンネリ感は否めなかったので、本作でのシフトチェンジは正解だったと考えます。動物愛護団体なら卒倒しそうな首チョンパから、驚天動地の天使の歌声あたり、冒頭の笑いの爆発力はシリーズ最高レベル。そのあとの展開は尻すぼみでしたが、ラストではきっちり泥酔乱痴気騒ぎ跡を見せてくれましたし、1作目の赤ちゃんの成長した姿も見られて嬉しかったですし、独身男アランも片付いたということで、シリーズの締め括りとして相応しい内容でありました。ただ、個人的な好みを言わせてもらえば、チャウというキャラクターが好きになれません。悪意のあるトラブルメーカーとしか思えず、イマイチ楽しめませんでした。同じ問題児でも『ポリス・アカデミー』の暴走族みたいに可愛げがあると許せるのですが。[ブルーレイ(吹替)] 6点(2014-02-27 19:27:07)(良:2票)

823.  クロユリ団地 《ネタバレ》 “かきむしり”の秘密が解明された点のみ、わずかに感慨がありましたが、ミステリーとしての醍醐味はほぼゼロです。如何せん、伏線の張り方が丁寧過ぎました。この辺りのさじ加減は本当に微妙で、ヒントが少なければ、それはそれで批判されるワケですし難しいところです。個人的には黒沢清やデヴィッド・リンチくらい難問の方が好みですけども。さて、前田敦子について。彼女がヒロインを務めた映画は『もしドラ』『苦役列車』くらいしか鑑賞しておりませんが、本作も含めて実感したのは“前田敦子は主演女優向きではない”ということ。天下のAKB48の元絶対センターに対して失礼な見方かもしれませんが、AKBの基本コンセプト(クラスで○番目に可愛い子を集めた)と照らし合わせてみれば、さほど的外れな感想ではない気もします。たぶん、彼女に女優の素養はある気がします。単なるアイドル人気だけの女優ではなく、演技派として大成することも可能ではないかと。ただし、主演を張るのに必要な“華”は感じられません。意外と地味目のルックスも然ることながら、他人より前に出ようとするオーラが足りないような(これでAKBの看板を背負っていた事に驚きます)。沢尻エリカと真逆。ですから彼女がヒロインのTVドラマが歴史的な大敗を喫したのも仕方のない道理。そもそもヒロイン向きの女優ではないのですから。あとは彼女が(というより彼女の周りが)元AKBのセンターという肩書を外して女優業を本格化させた時が勝負かと。有能なバイプレイヤーになれる気がしますが、どんなものでしょうか。別に主演女優の方が脇役よりも偉いワケではないでしょう。密かに期待しています。(『Seventh Code』を鑑賞したら、また意見が180度変わるかもしれませんが……)[DVD(邦画)] 5点(2014-02-24 18:59:20)

824.  ジョーカーゲーム 脱出(エスケープ) 《ネタバレ》 今回は、ジョーカーゲームの敗者7人による脱出ゲームとのこと。タイムリミットは2時間。監禁された部屋から脱出して、毒に犯された体に解毒剤を打つことが勝利条件。ただし、解毒剤の数は2つだけ。前回は形式上一人の敗者を決める戦いでしたが、今度は生き残れる人間の方が少ない通常のサバイバルゲームの様相です。最近流行りの『リアル脱出ゲーム』と考えていただければ間違いありません。こういうのが好きな人は、そこそこ楽しめるかと。一応クライマックスではババ抜きをしていますが、もはやオリジナルのジョーカーゲームとは別物との印象を受けました。ネームバリューの低い順に脱落していく様は、まるで芸能界の生き残りゲーム。あからさま過ぎて笑ってしまいました。鈴木裕乃のエビ中在校記念的映画です。[DVD(邦画)] 4点(2014-02-21 19:28:29)

825.  カルト 《ネタバレ》 『ノロイ』『シロメ』以来の、白石晃士監督のモキュメンタリーホラー鑑賞。正直期待していませんでした(ノロイ5点、シロメ3点)。しかしコレがなかなかイケるのです。嬉しい誤算でした。前述の作品との差異は“遊び心”の有無と考えます。しっかり者のあびる優(さすがF1レーサーの嫁さん候補!)、ゆうたろう激似の霊能者(胡散臭さ満点!)、そして極めつけは某週刊少年ジャンプの打ち切り漫画のような終わり方!どれも爆笑でした。じゃあホラーと見せかけて、実はコメディかといえば、さにあらず。ちゃんとホラーでした。適度な遊び心(コメディ要素)が恐怖を際立てるスパイスとして機能していたと思います。スイカに塩、アイスクリームに醤油みたいなもの。『トロール・ハンター』に近い感覚です。やはりモキュメンタリー+笑いは相性が良いのだと思います。白石監督、ぜひこの路線でのモキュメンタリーを続けてください。本作の続編が出たら劇場鑑賞します。ただし、2か所ばかり注文を。まずオチはちゃんと付けてください。「本当の戦いはこれからだ!」なんてマジで打ち切り漫画の最終回ですよ。白石先生の次回作にご期待くださいじゃないですよ。恐怖演出は瞬発力の勝負。今度はストーリーテラーとしての持久力も見せてください。あとタイトルがいけません。ネタバレしてます。謎解き放棄は勿体ないです。三文字カタカナ表題がお好みならば、今回は『アビル』で良かったと思います。[DVD(邦画)] 7点(2014-02-18 19:27:32)(良:1票)

826.  彼女はパートタイムトラベラー 《ネタバレ》 (ネタバレ厳禁です。)はじめにラブストーリーとしての感想を。特筆すべきは人物造形と考えます。これほどビジュアルが平凡な主人公の恋物語というのも、珍しいのではないかと。主人公のオードリー・プラザ。エキゾチックな顔立ちが魅力的ですが、美形ではありません。J・アルバのような美貌もC・ディアスのようなキュートさも、持ち合わせていません。キラキラは感ゼロ。暗い青春時代が色濃く投影されているキャラクターを、見事に演じてくれました。相手役のマーク・デュプラスは、普通のオッサン。同じくブ男系でもJ・ブラックなんかは華がありますよね。要するに2人とも、ラブストーリー向けの人選とは言えないワケです。でもその分、親近感があるというか。微笑ましいんです。銃の特訓とか、窃盗とか、恋愛成就の『吊り橋効果』もきちんと挿入。(きっと)処女と(たぶん)童貞の2人が惹かれあったのも納得できました。次にSFについての評価。本作で採用されているのは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』と同じ、王道の同一次元タイムトラベル。パラレルワールド式よりもずっと面倒な設定だと個人的には思います。本編中、“タイムトラベル前なのに過去への干渉結果が現在に反映されている”シーンがあるのですが、これぞタイムトラベルものの醍醐味と言えましょう。さて、全く科学者には見えないケネスが、どうしてタイムマシンを完成させられたのでしょうか。“人は見た目で判断してはいけない”という教訓かもしれませんが、『30歳まで童貞だと魔法使いになれる』なんて都市伝説で説明した方が面白いかもしれません。なお、エンディングに異議あり。全てを描く必要は無かったと感じます。船が光り輝いた瞬間、ラストカットでOK。爽快感より余韻優先でお願いしたいです。最後に、もう一つのラブストーリーについて。ジェフもまた“郷愁”という名のタイムトラベラー。あの頃の彼女にもう一度会いたい。でも、あっけなく諦めてしまう彼に腹が立ちました。拗ねて、ヤケ酒くらって、泣く暇があるのなら、もう一度彼女にアタックしろと説教したくなりました。過ぎ去った時間は戻らない?いえいえ、取り戻せるでしょ。その気になれば何時だって。バツイチおばさんとのハッピーエンド。奇跡を目の当たりにした今の彼なら、信じられるはずです。[CS・衛星(字幕)] 9点(2014-02-15 19:29:45)(良:1票)

827.  聖☆おにいさん 星野源、森山未來の声優起用が文字通りの神キャスト(笑)。あの空気感は本業声優さんではむしろ出せないのではないかと。某ジブリ映画など素人俳優声優に辟易とする事が多かったので、正直感心しました。あとスジャータが仏教用語だと初めて知りました。ひとつ賢くなれました。有難うございます。[CS・衛星(邦画)] 5点(2014-02-12 19:39:01)

828.  ディヴァイド 《ネタバレ》 戦争勃発。地下シェルターに避難した人々。既視感のあるシチュエーションですが、なかなか上手い状況設定だと思いました。とりあえず、水と食料はそれなりにある模様。数週間、いや数か月は、持ち堪えられます。でもそれも救出の望みがあってこそ。助けが来なかったら。生き残ったのが、自分たちだけだったら。そんな不安を押し殺していたところ、まさかの襲撃。子供が拉致され、しかも出入り口直結で(ココ重要!)調査設備を設営。何やら実験までしている様子。もう謎だらけです。微かな希望は一転白紙状態となりました。外は地獄、さりとて内も地獄。さて、あなたならどうしますか?という問いかけです。“恐怖と謎が渦巻く外界”よりも“シェルター内で生き延びる事”を選択する人々。いや正確には決断したワケではありません。単に外界へのチャレンジを先延ばしにしていただけです。水も食糧も底をついたら、流石にシェルターからの脱出を試みるのでしょう。でも、それでは遅いのです。人間は家畜でもペットでもありません。希望ゼロの人間の精神は腐っていくのみ。壊れ方が実にリアルでした。おそらく現代日本にも、極めて近い状態に置かれている人が沢山いるはずです。時間の浪費は万死に値する愚行。戦慄しました。内なる地獄からの脱出チケットは防護服分限定1名様のみ。いち早く、それに気づいた者のみが脱出できた結末は納得です。サスペンスとしての出来は悪くありません。ただし、武装兵や少女を拉致して実験など、ミステリーの真相解明は完全放棄。これには参りました。ラストシーンに唖然としたのは、脱出者より、むしろ観客の方だったのではないかと。[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-02-09 18:59:48)

829.  グリーン・ホーネット セールスポイント不在が本作最大の問題点と考えます。アクション重視なのか、キャラクターで売りたいのか、ガジェットで惹きつけたいのか、ストーリーで魅せたいのか、謎です。例えば『キック・アス』みたいにヒットガールの魅力一点突破の映画の方が分かり易くて評価を高くつけやすいです。[地上波(邦画)] 5点(2014-02-07 18:56:01)

830.  いつかギラギラする日 バブル崩壊の翌年1992年製作の本作。何処となくバブル景気の欠片が感じられるような。爆破シーンも火薬の量も豪勢に。カークラッシュも盛り沢山。それに豪華キャストの無駄遣いですか。今見返すと単純に『馬鹿映画』の一言で片付けられる気がしますが、当時はエンターテイメント大作と位置付けられたのではないでしょうか。エンターテイメント。実に便利な言葉です。[CS・衛星(邦画)] 5点(2014-02-04 18:27:01)

831.  ライフ・アクアティック 《ネタバレ》 彦摩呂が映画評論家なら、「豪華俳優陣の玉手箱や~。これは、好きな人にはタマラン味ですなあ~」と宣いそうな映画だと思いました。要するに、コメディとして微妙な出来だと。日本人には馴染の薄い笑いの体裁ですから。例えば、ドリフターズ、ひょうきん族、吉本新喜劇、ごっつええ感じ。私世代の日本人なら、これらが代表的な笑いの教科書でしょうか。あとオールナイトニッポンかな。ボケがあってツッコミがあり、フリがあってオチがあり、スカしあり、天丼あり、ナンセンスあり……。笑いのスタイルは刷り込まれています。学習済みのオモシロ信号なら、何時だって受信感度抜群です。バッチコイ。ところが未知の笑いはチューニングが大変です。巨人がルーキー投手を打てないのと同じ理屈。中盤まで球筋を観察するのに必死でした。ついにリズムを掴んだと確信した瞬間は、研修生が斬られる場面。爆笑でした。結論。とっつきは悪いが、コメディとして十分笑えるという評価です。演出面でのお気に入りは、船の断面描写。もう無条件でワクワクです。宮崎駿監督が撮りそうな画だと思いました。音楽は文句なく一級品でしょう。音楽が素敵な映画は、それだけで採点が甘くなってしまいます。しかし、それ以上に心を掴まれたのは、主人公ズィスーのパーソナリティでした。自分勝手な目立ちたがり屋で、家来を従える裸の王様。彼の根底にあったのは孤独感だと感じました。一人ぼっちで海の中に潜っているような。降って湧いた息子に肩入れしたのも、寂しさゆえのこと。それにしても、まさかあんな別れが待っていようとは。運命とは無慈悲なものです。でもズィスーは遂に手に入れました。いや既に手に入れていたのです。どうしても欲しかった家族を。孤独極まれる深海で、そっと寄り添ってくれる仲間は、紛れもなくファミリー。富や名声よりも、ずっと価値があるはずです。エピローグも素晴らしい。お揃いの赤い帽子と制服で、今日も冒険を始めよう。一人ぼっちじゃないライフ・アクアティック。息子ネッドの魂と共に。[CS・衛星(字幕)] 8点(2014-01-31 18:57:46)

832.  映画 怪物くん 《ネタバレ》 4歳の娘にせがまれ地上波TV放送版を2日間で3回(!)観ました。実は今4回目(!!)を観ています。本当につまらなければ却下するところですが、なかなかどうして、そんなに悪くないのです。コメディとして結構笑えました。上川隆也の話を聞かずにモメ出す一行。北村一輝のノリツッコミ。教科書通りの笑いは和みます。必要以上にBGMを使用しない演出も上品でした。イチイチブーメランになっている大野や川島の会話劇は楽しく、キーワード“わがまま”も上手く脚本に取り込めていたと思います。意味不明な設定も散見されますが、粗は概ね子供向け映画の範疇内。『アンパンマン』に付き合わされて、ナンセンス設定の耐性はだいぶ付いたみたいです(笑)。ドラゴンもCGを使わず現物を作成したところが、イイ味になっていたと思います。さて、キャスティングについての注文。TVドラマのときから気になっていたのですが、チェ・ホンマンの違和感が半端無いです。確かにアニメ(マンガ)版のキャラを忠実に再現していますが、台詞が無いだけにむしろ役者の技量が試される役かと。素人では厳しいです。宇梶剛士、高島兄弟、阿部寛、照英、阿藤快、佐藤二郎、宅間伸、ピエール瀧。ハマリそうな俳優さんは沢山います。何ならジャン・レノでもいいです。ドラえもんをやるくらいですから、フランケンだって引き受けるでしょう。其処にいるだけで雰囲気を作れる役者さんにフランケンをお願いして欲しいと思いました。[地上波(邦画)] 6点(2014-01-28 18:58:38)

833.  ヒドゥン(1987) 《ネタバレ》 地球外生命体(イカモグラみたいな奴)の人への寄生場面を早々に披露してしまったのは勿体無いと感じました。本作最大のセールスポイントとなるSFXであり、かつ物語の肝となる設定。最終ターゲットへの寄生シーンまで具体的な描写は温存しても良かったと思います(あれやこれやと観客の想像力を利用する意味でも)。また、エンディングのサプライズは、描き方に少々問題あり。余計なオブラートです。あれではアイツと彼が同族ではない印象を与えかねません。彼の中身もまたイカモグラである事は、物語の余韻を左右する重要ポイントと考えます。グロテスクな描写を避けたいのなら、単純にカットで問題ありません。不満点は以上の2点。それ以外の設定・描写は見事に自分のツボにハマりました。スーパーカーとロックを嗜好する宇宙人(?)なんて遊び心の効いた設定は、まさに大好物。カントリーミュージックのレコードプレイヤーを投げ捨てる姿に大笑いしました。またアイツは女性のボディ(おっぱい)に興味を持っていましたが、性的な意味を持たせなかったのも大正解。企画ものAV紛いの下品な描写は要りませんし、結末の価値も保たれました。それにしても『ゼイリブ』、『トレマーズ』、『ドクター・モローの島』とか、B級カテゴライズながら本当に面白く、且つ大衆性も備えた映画を数多くローテーション放送していた日曜洋画劇場って凄い番組だったなあと改めて感じました。吹き替えの出来も神懸かり的。当時は淀川さんも作品選出に携わっていたのでしょうか。若干、懐かしさ込みの採点ですが、映画ってそういうものだと思うので。[CS・衛星(吹替)] 9点(2014-01-25 19:58:36)(良:2票)

834.  逃走車 《ネタバレ》 『M:i:Ⅲ』は、主人公イーサン・ハントの妻が囚われているショッキングなシーンから始まります。いきなりクライマックス。インパクトは絶大です。さらにどのような経緯で絶体絶命の窮地に追い込まれたのか、観客は興味を惹かれるワケです。ミニ予告編を本編に取り込むようなもの。ツカミとしては効果的な手法と言えましょう。ただし、マイナス面もあります。大切なハイライトシーンを晒してしまうこと。『M:i:Ⅲ』の場合は出し惜しみする必要がない程見せ場は盛り沢山ですし、その後の展開も二転三転するので全く問題ありません。しかし本作の場合はどうでしょうか。時間軸を巻き戻し、物語再開。でもすぐさまトラブルが発生し、冒頭のカーチェイスシーンへの繋がりは容易に想像出来てしまいます。また、セールスポイントとなるはずのカーチェイスが少ないので(!)同じシーンを“2度観させられた”という感覚になり兼ねません。正直言って、本作では奇策を打つメリットは無いと感じました。いや、もしかしたら貴重なカーチェイスを2度使用することでアクションの嵩増しを試みたのだとすれば、辻褄は合いますが、そんな映画が面白いはずもなく……。[CS・衛星(字幕)] 5点(2014-01-22 18:27:40)

835.  プラチナデータ 《ネタバレ》 DNA捜査システムが金科玉条の如く扱われる設定に違和感を覚えます。確かに髪の毛一本で容疑者が特定できたら便利でしょう。しかしあくまで物証の一つ。しかも神楽の場合は被害者(早樹)と日常的に接点があったので、彼のDNA素材が検出されたとしても有力証拠となりえないケースのはず(彼が疑われたのは監視カメラのトリックが判明した故の事)。『マイノリティ・リポート』で主人公が犯人として追われたのとはワケが違います。しかもNot Foundの問題をさて置いても、冤罪を誘発してしまう危険なシステムなのは明白でした。犯罪捜査ツールとしては、防犯カメラ集中管理システムの方が余程価値があるでしょう(『踊る大捜査線THE MOVIE2』で披露された監視カメラ捜査の完成形ですね。一体どんなスーパーコンピューターを使っているのやら)。これで神楽が逃げ切れてしまうのは、流石に無理があるような。特に物語後半、全くカメラの網に引っ掛かからなかったのは、都合が良すぎた気がします。逃走劇における追手と逃走者の距離感もダメダメでした。ミステリーの命タネ明かし、“真のプラチナデータの真相”や“犯人とその動機”も、期待値に遠く及ばぬものだったと思います。設定のバランスの悪さ・詰めの甘さ、脚本のアイデアの無さ(特にアクション)、良くない部分が目立ちます。せめてキャラクターに魅力があれば救われるのですが、こちらもパッとしません。トヨエツのオールドタイプな刑事像は悪くありませんし、その相棒役の役者さん(遠藤要)も存在感バッチリなのですが、キーパーソンン早樹に魅力がありません。あれではただのファッションモデルです。[CS・衛星(邦画)] 5点(2014-01-19 21:59:40)

836.  YES/NO イエス・ノー 《ネタバレ》 (ネタバレしています。一部伏字にしていますが、オチを知ってしまうと観る気が失せるお話ですので、鑑賞後にお読みくださると有り難いです)  机やベッドといった長期監禁用の設備はあるのに、何故トイレは設置されていないのか?これが謎でした。物語序盤で推測された仮説は以下の3つ。①監禁主はうっかりトイレを作り忘れた(カラオケボックスにカラオケ機器が入らなかった荒井注レベルの大失態。便宜上、荒井注説とします。)②監禁主は、人間の生態を理解していなかった(宇宙人説)③全ては主人公のアレだった(アレ説)。今時、サスペンスで禁じ手とも言えるアレ落ちは無いでしょうし、当初は宇宙人説が有力と考えていました。ところが、浮気や遺言といった生々しい話が出てきた時点で宇宙人説は消えました(そこまで人間社会を理解しているなら、ヒトが排便する事を知らないはずがないですよね)。まさか犯人は荒井注?!ところが仰天、本当にアレ落ちでした。それ以外では説明がつかないですもの。正直ガックリです。でも気を取り直して、真相を推理してみます。主人公(奥さん)は、何故このような悪いアレを見たのでしょうか。考えられる理由は次のとおり。①奥さんは飼い猫を胸に乗せて眠ってしまった(胸を圧迫して眠ると悪いアレを見ますよね)②奥さんは二度寝をした(寝過ぎると結構アレを見ますよね)③奥さんは旦那さんに対してヤマシイ気持ちがあった。…奥さんの首のキズ。あれは猫が付けたものと睨みました(金持ちは猫を飼うものです。そして猫を撫でながらワインを飲むのです)。また、②奥さんの実家は資産家なので長時間睡眠に決まっています(あくせく働かなくてもいいですからね)。③はドラマの常識として大本命。奥さんは夫以外の子を身籠り、罪悪感に苛まれていたと。夫も罪人であれば、自分だけが責められなくて済む。その願望が発現したと推測出来ます。というワケで、本作のコトの真相は以下のとおりと勝手に結論付けます。“資産家の奥さんが血統書付の高級猫を胸に乗せたまま、二度寝か三度寝。寝過ぎて悪いアレを見た。その内容は夫に対する罪の意識を反映したものだった”。以上でございます。フザケ過ぎですか?ごめんなさい。[CS・衛星(字幕)] 5点(2014-01-16 18:59:13)

837.  ロボジー 《ネタバレ》 コメディとしてはほとんど笑えませんし、木村電器の3人は保身の為に嘘を付いているので、お仕置き無しの結末はスッキリしません。ただし、ミッキー・カーチス爺さんの立場に立ってみると、なかなか沁みる物語だと思いました。老人会の出し物を見ても分かるように、爺さんはいつも脇役だったのだと思います。生まれながらにして主役になれるタイプと脇役に回らされるタイプが分かれてしまうのは、私たちが身に染みているように世の道理。年を食っても、そのルールは変わりません。年寄りの中心にいるのは、やっぱりダンディなハンサム爺さん。でも本音を言えば、脇役だってステージの真ん中でスポットライトを浴びてみたいのです。今回のお話は、そんな脇役一筋の爺さんの人生に奇跡のスポットライトが当たったファンタジーと捉えるのが正解という気がします。ですからシリアスな現実など無用なのです。3人組に吉高が加わり、詐欺師はマジシャンに進化。瓢箪から駒を出し、嘘をまことに変える準備は整った模様。でもそう上手く事が運ばないのはロボット開発も人生も一緒。ちょっとくらいのズルは、脇役人生に免じて許して頂戴な。そう思えてしまうくらい、ラストの爺さんの笑みは最高でした。個人的には、最期の仕事を終えた爺さんが、両の手の平で4つの磁石を一つにくっ付けた場面が大好きです。[CS・衛星(邦画)] 7点(2014-01-13 16:58:46)(良:1票)

838.  コロンビアーナ 《ネタバレ》 杉良太郎が『江戸の黒豹』ならば、カトレアちゃんは『コロンビアのピューマ』だすなあ~なんて軽口をたたくのも憚られるくらい、本当はシリアスな復讐譚です。ところが、後口は意外や意外、そんなに悪くありません。まるで小洒落た失恋ラブストーリーを鑑賞したかのような余韻。これにはきちんとカラクリがあります。それは復讐の“角”や“棘”を落としているから。殺人シーンは尽く排除。エグい描写は一切ありません。最もカタルシスを得られるはずの仇討の瞬間さえ見せません。それに殺人マシーン完成までの課程も全カット。そりゃそうです。子供が人殺しの術を身に付ける描写なんて、胸糞悪いですもんね。と言うわけでお子様でも安心鑑賞の復讐物語が完成と相成った訳です。こう書くと腰抜け描写を批判しているように見えるかもしれませんが、違います。凄惨な描写で観客の心を掻き乱す事など簡単なこと。それより娯楽映画としての体裁を整えた事の方を私は評価します。[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-01-10 19:27:08)(良:1票)

839.  デッド・サイレンス(2007) 《ネタバレ》 (結末が命の映画です。未見の方は観賞後にお読みくださいますようお願いします。)  ワン監督はサスペンスにおける“どんでん返し”の使い方と意味をよく理解していると感じます。①種明かし→②フラッシュバックで伏線回収→③間を置かず終幕。出世作『SAW』と全く同じ手法ですが、その手際の正しさを再確認しました。まるで極上のマジックを観ているような。特に重要なのが③と考えます。“そう言えば○○はずっと××の側に立っていたな”とか“××の顔色は異様なほど悪かった”という監督側の言い分のみを聞かされ、驚いているうちにすかさずエンドロールへ。余韻など無し。でも、じっくり検証されると粗が見つかってしまう訳ですから、このやり方が正解。詐欺や違法商売の店舗の店仕舞いが早いのと同じ理屈です。DVDにはアナザーエンディングも収録されていますが、オリジナルが○○=自動人形(byからくりサーカス)と読み取れるのに対し、アナザーエンディングでは“魂を売り渡した人間”と定義しています。後者の方が理に適いますが、その分説明に時間を取られています。ここで重要なのは、前述した通り速やかにお話を終わらせる事。1分でも30秒でも早く。観客に考える暇を与えないために。そういう意味で、オリジナルの結末が選ばれたのも納得なのでした。また感心するのは、どう転んでもバッドエンドにしか行き着かない脚本ではなく、主人公の選択次第ではハッピーエンドも望めた点。例えば人形が届いた段階で警察に引き渡していれば、主人公夫婦は無事だったはずです。酷い目に合うには、それ相当の理由があるのも自分好みでした。キャスティングも満点級。中でもメアリー・ショウとエラ役の女優さんのハマリ具合が素晴らしく、世界観構築に大きく貢献していたと思います。主人公は彼じゃなくても良かった気がしますが。勿体なかったのは、奥さん妊娠の件をさらりと流してしまったこと。あそこは旦那(主人公)がキレなきゃいけません。ドラマ要素をおざなりにしたのは、いただけません。本作は初見が全て。内容確認のために二度観る映画ではないでしょう。手品のタネは追求しても良い事はありません。素直に騙されておくのが正しい見方かと。[DVD(吹替)] 8点(2014-01-07 18:28:42)(良:1票)

840.  アダプテーション 《ネタバレ》 物書ならば、おそらく誰でも一度は考え付くであろうアイデア。でもほとんどの作家が実際に作品化しないのは、作品にしても面白くないから。寝てみる夢を他人に語ってもつまらないのと同じように、この面白さは当事者でないと理解できない範疇のもの。それに、どうしても独り善がりな表現になりがちです。そういう意味では、本作は作者の体験(脚本家の苦悩)を客観的な娯楽性を担保しながら具現化出来ていたと思われます。及第点以上。夢と現が混在しているのに、それを観客に意識させないのは高等テクニックと言えましょう。もっともその大部分をニコラスの頭髪が担っている気がしないでもありませんが。「志村、うしろ~」と同じノリで、「ケイジ、あたま~」と何度口にしたことか。ニコラス・ケイジの鳥の巣ヘアーに敬意を込めて+1点進呈。自虐的過ぎて、イマイチ笑うに笑えないのがもどかしいところ。[DVD(字幕)] 7点(2014-01-04 17:58:53)

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