みんなのシネマレビュー |
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842. バクマン。 《ネタバレ》 とても面白かったです。漫画業界、漫画家さんの世界が窺い知れる内容で興味深かった。 漫画は読むぶんには一瞬一瞬ですけど、一コマ一コマ大変な労力をかけて描いてるんだもんなぁ。 そして、何より大変なのは毎週締め切りまでに間に合わせて描き続けるってこと。 常に面白いクオリティを維持し続けること。こりゃ体もしんどいですわ。 そしてアンケートを集計して、順位が二桁台になったら終了候補というシビアな世界。 漫画家として大成功してる人は一握りで、ほとんどの人が食えてない感じなんだろうなというのも容易にわかる。 まぁとにかく、二人が必死になって、協力し合い、時にはぶつかりながらも打倒エイジのために奮闘する、 映画を見てるこちら側としても自然と応援しちゃいますね。編集者含めみんなで喜ぶシーン最高でした。[ブルーレイ(邦画)] 7点(2017-07-25 11:12:39)《改行有》 843. 予告犯 《ネタバレ》 とても面白かったです。プロレタリアートの反逆という感じで、 行き場のない人たちにスポットを当てて問題提起しながらも娯楽作として楽しめる、そういう良作に仕上がってます。 一番良かったシーンは、臓器売って日本にやってきた彼が死んじゃって、それに対しての投棄屋のおっさんの態度に キレてみんなでスコップで殴り殺すシーン。なんかスカッとしたわぁ。あれは無罪でいいね、うん。 ただ、ラストに関してはどうしても引っかかるというか、これで良かったのかなぁって。 残された3人は、主人公の思いを知って、彼の死を無駄にするまいと嘘を言って悪者に仕立てちゃうわけだけど、 主人公の優しさはちょっと酷だなというか、あれでは3人は重い十字架を背負って生き続けるみたいになっちゃうと思う。 まぁとにかく面白かったので7点を献上しときます。[ブルーレイ(邦画)] 7点(2017-07-23 21:40:10)《改行有》 844. 映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生 《ネタバレ》 鑑賞した感想は、ただただ「懐かしい」の一言です。 旧作のやつを最後に見たのは、たぶん四半世紀ぐらい前じゃないかな。 なので、記憶の奥底にはなんとなくあっても、どんな話だったかは覚えてなかったのですが、 本作を見て「あ〜、こんなの出てきたな〜!」「あ〜、こういう展開だったな〜」って 思い出してきて、すんごい懐かしいんですよね。 いやほんと、ほとんど同じなんですよ、ストーリーとか小ネタとか全体的に。 今の子供たちに、今の声優で新しい綺麗な映像で作り直して見せてあげるって意味では リメイクの甲斐はあると思います。ストーリーを知らないで見れば、色々と新鮮だろうし。 ただ、いい機会だと思ってネットに落ちてた旧作を見返して見たんです。 そしたら、旧作の方が映像的にはいいんじゃないか?って思っちゃった。背景的にも手が込んでて映像も滑らか。 本作はヨリの画が多いけど、旧作は映画として壮大さが出てるんですよね。 これじゃあ、リメイクして映像が進化したとは言えない。ちょっと厳しめですが6点ということで。[DVD(邦画)] 6点(2017-07-21 20:59:40)《改行有》 845. ガンマン大連合 イタリア、西ドイツ、スペイン合作によるメキシコを舞台にしたスウェーデン人が主人公のマカロニウエスタンという なんだかよくわからないことになってますが、これがね、見事なまでに一体となって素晴らしい西部劇世界を作り上げているわけですよ。 ヨドラフとバスコのキャラがすごくいいし、展開にもユーモアがあって飽きさせず、女も美人! そして何と言っても、エンリオ・モリコーネによる主題歌が最高です。 もうずっと耳にこびりついて離れない。延々と頭の中をループしているんです。[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-07-20 21:23:38)《改行有》 846. テラフォーマーズ 《ネタバレ》 冒頭からブレードランナー丸パクリの未来世界に棒読みのセリフ。これはもしや、、と思ったのですが、 そうです、三池作品なわけですから、これはそういうB級臭さとナンセンスコメディを受け入れて楽しめば良いのです。 小栗旬のすべり芸キャラ、序盤であっさりと殺される武井咲、そしてそれぞれの役者さんはそれぞれ特殊能力が備え付けられて、 それがまたいちいちバカバカしいという、こういう役者のキャラいじりみたいなのが三池作品の憎めないところなんです。 そんなわけで前半から中盤にかけては割と楽しめたんですが、後半はそういうコメディ要素もなくなって、 普通に映画として転結をはじめていく。そうするとなんだかもう息切れしちゃって、退屈だなぁ〜って。 進化したゴキブリがすげぇ強いのは仕方がないけれど、個人的にはスターシップトゥルーパースみたいに 爽快にぶっ殺してカタルシス味わえるような展開も欲しかったかな。[ブルーレイ(邦画)] 5点(2017-07-20 20:41:13)《改行有》 847. フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ 《ネタバレ》 正直に申し上げますと、エロを期待して鑑賞いたしました。 ですが、そういう官能描写みたいなのはそこまでではなかったですね。 唯一SMプレイぐらい?まぁなんにせよ、そういうのを売りにしてるわけではありません。 言ってみれば、普通の恋愛映画ですよ。まぁ男の契約主義は確かに極端ですが、 誇張していても男女の不一致みたいなところは共感できたりもしますし。 鑑賞していてなんだか少女漫画的なお話だなと思って、もしかして女性向けの映画なのかなと 感じたのですが、原作者はやはり女性でしたね。 彼はなぜ恋愛をしないのか。過去に何があったのか。大きな謎を残したまま終了。 う〜むずるい!これでは気になってしまう。え、三部作なの?商売上手ねぇ。[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-07-20 20:12:58)《改行有》 848. ザ・ローリング・ストーンズ/シャイン・ア・ライト 《ネタバレ》 最初にスコセッシと口論するの面白かったですね。舞台の裏側みたいなの垣間見れて。 そんで昔の映像を時たま挿入しつつ、高画質のライブ映像を堪能するというスタイル。 みんなもうご老体の年齢なはずなのに、なんてパワフルなの![CS・衛星(字幕)] 6点(2017-07-19 20:15:20)《改行有》 849. 将軍家光の乱心 激突 《ネタバレ》 序盤から、ん?なんだか雰囲気がおかしいな、、、とは思ってたのですが、 ロック音楽がかかりだしてから思わずずっこけました。 ナンジャコリャ、と。全体的にいって、このヤンチャさが良くも悪くも80年代だなという感じがします。 アクションはまぁ悪くないけど、火だるまのところで思いっきり耐火の被り物してて萎えたなぁ。[CS・衛星(邦画)] 4点(2017-07-18 15:12:01)《改行有》 850. ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー 《ネタバレ》 ストーリーがとてもわかりやすく、これ単体として普通に楽しめる内容で良かったです。 宇宙船も模型っぽい質感を表現してて、往年シリーズに違和感なく繋がるようとの配慮が見えますね。 ラストカットは驚いたなぁ。繋がった!って感じ。 タイファイターやAT-ATが登場してくるシーンはどれも格好良くてテンション上がりますが、 本作で一番格好良く感じたのはベイダー卿ですね。悪の魅力を存分に放っていて痺れます。 善者の方では、盲目のチアルートの華麗な棒さばきが良かったです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-07-17 20:48:12)《改行有》 851. ジャック・リーチャー NEVER GO BACK 《ネタバレ》 監禁されたターナーを脱出する展開で、セキュリティが随分とザルだなぁと思っちゃいました。 アクション自体もそこまで派手さはなく、トムの安定した強さを堪能するという感じ。 終盤の、箱を開けたら中には兵器が。何かおかしい。調べてみたら阿片がどっさり〜の展開はスカッとしました。 前半はラブストーリーで締めくくられるのかな、と思いきや、終わってみれば、 娘(ほんとうはちがうけど)との心温まるストーリーでしたね。気持ちのいい余韻残るラストでありました。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2017-07-16 23:46:40)(良:1票) 《改行有》 852. モアナと伝説の海 《ネタバレ》 「安定のディズニー」という感じですね。 今回は南の島が舞台。島の掟で村長になることを期待されているモアナ。 でもモアナは海の向こうに行って見たいと願う。この流れで海に飛び出す選択で行けば 何だか伝統を軽んじてるみたいになるけど、実は元々は沖に出ていく海洋民族だったんだよって終わり方は巧いですね。 これなら丸く収まる。 それから、主題歌がとても良いです。[CS・衛星(吹替)] 7点(2017-07-15 22:16:48)《改行有》 853. ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち 《ネタバレ》 ティムバートンの世界が好きな人なら文句なしに楽しめると思います。 可愛さとグロテスクの共存。ティムバートンにしか描けない独特の世界観。 ただ、ほんとそれだけっていう感じなんですよね。 彼らの特殊な能力や造形、美しいウェールズの街と屋敷。 奇妙奇天烈ワールドを物珍しく鑑賞、退散っと。 個人的には、ストーリーにもっと彼らしい悲壮な背景なんかあればなぁと思ったんだけど。 バロンたちはなかなか恐ろしげだったけど、でも一番恐ろしかったのは頭でご飯食べる女の子だったかも(笑)。[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-07-15 21:04:43)《改行有》 854. 嵐を呼ぶ男(1957) 《ネタバレ》 石原裕次郎の作品で、これが一番好きですね。 チャーリーとのドラム対決で、腕が動かなくなり危機一髪となった時「おいらはドラマ〜」と唄いだすシーン、ほんと最高です。 新たなスターが誕生した瞬間、それが映画の名シーンそのままな訳です。 本作はストーリーもすごく良くて、母に喜んで欲しいと思いながらもわかってくれないことを嘆き、弟のために自分を犠牲にしていく様があまりに切ない。 銀座の街を舞台にした、きらびやかな表の世界と人々の裏模様。数々のシーンが目にやきつく。傑作です。[CS・衛星(邦画)] 8点(2017-07-13 00:09:10)《改行有》 855. SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁<TVM> 《ネタバレ》 あぁ〜、これはテレビドラマを見てる人でないといけない代物でしたね。 衛星放送でやってたのをたまたま観たんですが、ナンジャコリャ?て感じでした。 もともとがシャーロックホームズを現代に置き換えたドラマってことで、 ファンには免疫があって飲み込めたのでしょう。 脳内で100年前と行ったり来たりしてて、私には意味不明の内容でした(笑)。 映像的には綺麗だったんですけどね。[CS・衛星(字幕)] 4点(2017-07-04 19:01:17)《改行有》 856. 奇跡のシンフォニー 《ネタバレ》 感動作らしく締めくくってはいますが、まさに「奇跡」という感じで、 ちょっと出来過ぎじゃないかと思っちゃうんですよね。全体的に。 ファンタジー映画と思って見たほうがいいのかな。[映画館(字幕)] 5点(2017-07-04 18:42:25)《改行有》 857. 炎の人ゴッホ 《ネタバレ》 ゴッホの悲運の人生をカーク・ダグラスが熱演。 暗い有様とは裏腹に、明るい光と色彩の絵を描くゴッホ。 ストーリーもさることながら、画家仲間と絵画論を戦わすセリフが面白くて、 なんだか美術論の講義を見ているようでした。[映画館(字幕)] 6点(2017-07-04 14:40:26)(良:1票) 《改行有》 858. 男はつらいよ 寅次郎恋やつれ 《ネタバレ》 このころの吉永小百合は綺麗ですね〜。というか、綺麗と可愛らしいが共存してるみたいな感じ。 やってることはいつも同じで、とらさんは相変わらず可哀想。吉永小百合を見るための映画。[試写会(邦画)] 5点(2017-07-03 17:01:19)《改行有》 859. 狂った果実(1956) 《ネタバレ》 前半は、若者たちのいかにも若者らしい振る舞い、行動という感じで、パーティやバケーション、乗り物に対する羨望的描写、 突然喧嘩をおっぱじめたり祭りの射的ですら格好つけちゃったりと、今の感覚だとなんかイタイ行動が多いんですが、 50年代ってのはこういうストレートな行動が、そのまんまストレートに格好良かったんだろうなと、 そういう意味ではとても幸せな時代だなと鑑賞しながら思ったものです。 そんなことを考えながら見てると、後半からは一人の女性、それも不倫を楽しむのものすごく奔放な女性と、 純粋な弟、そしてそれに嫉妬するにいちゃんの3人で話が進む。どんどん面白くなってくる。 果実たちがだんだんとこじれて危うくなってくる。でもラストは穏便に丸くおさまるのかな、なんて思っていたからびっくり! もうね、唖然としちゃった。本当狂っちゃった。まさかそんなことしでかしちゃうなんて。 弟のラストの目が忘れられない。もう復讐心しか映らない、悲しく冷たい目。 でもその展開に驚くと同時に、彼の気持ちもわからんでもなかったり。人の狂気性を認識させられる。さすがは名作。[CS・衛星(邦画)] 7点(2017-06-29 22:12:54)《改行有》 860. 銀座の恋の物語 《ネタバレ》 冒頭から銀座の朝方の風景が出てきますが、1962年の銀座って、こんな感じだったのかぁとすごく新鮮でした。 例の時計台はあるけど、他は普通の商店街みたいな感じですね。五輪前の貴重な風景が見れて興味深かったです。 名曲「銀座の恋の物語」のフレーズが、まるでジョン・ウイリアムズのモチーフのごとく随所に使われ、終盤の展開にも大きく関係してきます。 主人公が画家で、ピアノのフレーズで記憶が、、、、みたいな展開はよく見るシチュエーション。この映画が最初なんですかね? 多分、年配の人が見れば「懐かしい」という思いでその良さに浸れるのでしょう。 僕が見ると逆で、その古さが「目新しい」。世代が変わると、そういう楽しみ方ができるもんです。[CS・衛星(邦画)] 6点(2017-06-27 20:32:58)《改行有》
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