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プロフィール
コメント数 1199
性別 男性
ホームページ ないっす!!!
年齢 60歳
自己紹介 客観的に分析したようなもっともらしいレビューって、実はちょっと地頭よければ誰でも書けちゃうわけで、結局ありきたりな物になりがちです。
別に映画評論家でもない1個人としては、個人の感性や主観、あるいは体験を元にしたその人しか書けないレビューの方がよほど価値があるように思うのです。
もちろんそれが、事実誤認やヘイトレベルの差別や偏見に寄って立つものであれば問題ですが、しかしその人しか書けないレビューというのは必ずあるわけで、そういう個人的な感覚や体験を元にした主観的なレビューは、いかにももっともらしいありがちなレビューよりよほど価値があるし読んでて面白いんじゃないかと思う今日この頃。(でも自己陶酔溢れるポエムみたいなのは…)
好きな言葉は「恋」 です。

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841.  THE GREY 凍える太陽 《ネタバレ》 狼と人間の極限バトルみたいなのを期待してみると、なかなか裏切られる素敵な映画です。 致命的な欠点として、極寒で全員がもこもこに服を着てフードをかぶっているうえに画面が暗く、しかも常時雪が降っていて全員がおっさんなんていう状況のために、最初に7人?くらいしかいないのに、主人公と常に文句を言ってるよくいる反骨キャラ以外のおっさんの区別がつきません。 残り5人だか4人くらいになってくると一人を描く時間も長くなりエピソードも多少増えるのでやっとこわかるようになるんですが、その時点でもう何人も死んでます。この人達の存在意義ってなんなんでしょう。まさに「無駄死に」です。 まぁ基本的には極限の状況の中一人ずつ死んでいくよくある映画なんですが、この映画の場合は英雄的な自己犠牲でかっこよく死んだりするわけではなく、状況の中で一人ずつがただ無力に死んでいくだけです。 この映画の中の狼は、大自然の力を象徴した死刑執行人みたいな位置づけで、もはや人間がまともにバトルする対象でもありません。 これアクション映画的なものを期待したらだめで、生きる希望を失って自殺しようとしてた男が、極限状況の中で逆に生きる気力を起こし最後は勇敢に神の誓いの象徴的な狼のボスと戦って死ぬまでを描いた、なんだろう?ある意味哲学的宗教的人間ドラマみたいな映画なのですが、おそらくこの映画を観る多くの人は、そんな映画を観たかったんじゃないと思います。 こんな全編鬱々として地味で圧迫感のある映画を観たかったんじゃないと思います。 この映画の悲劇はそのミスマッチにあるんじゃないでしょうか。[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-03-02 10:50:22)《改行有》

842.  マジェスティック(1974) 《ネタバレ》 スイカをダメにする方法として銃で撃つってのがもうなんだか頭が悪すぎる。 普通、まとめて火を放つでしょ。 水分が多いから油をかけても燃やし尽くすのは大変だけど、でも燃えてない部分も熱でダメになるから全滅にできる。 楽しくスイカを銃撃してないで君たちはもっと頭をつかいなさい![地上波(吹替)] 5点(2017-01-20 22:16:02)《改行有》

843.  オーバードライヴ(2013) 登録だけされていてレビューが一つもない映画ってどういう事なの… まぁそれはさておき、「ドウェイン・ジョンソン主演、麻薬カルテル絡みのクライムサスペンス」と聞くと、頭の悪そうな派手なアクション映画を想像するわけですが、実際は非常に地味でまじめに作られた巻き込まれ型囮捜査物。 堅実な作りで決してつまらない映画ではないけれど、あまりにまじめな作りすぎて残念ながら面白味に欠けてしまっているのが非常に残念。 映画のストーリーのもう一つの柱として「親子愛家族愛」があるわけだけど、そちらの方についてもぶっちゃけ「うーん」って感じで特に感情移入できる要素もなく。 もうちょっと映画としての派手さ、見せ場が欲しいとそう思わせる映画でした。 このサイトの基準で、まさに 「可も不可もなくってとこ。 損も得もしてないっすね。 ビデオでも良い感じ。」 なので5点ですね。[地上波(吹替)] 5点(2017-01-18 15:57:52)《改行有》

844.  ラブライブ!The School Idol Movie 一応テレビアニメは観ましたが、基本的にラブライブに全く興味がない一般人の感想としては、フアンムービーとしてはよくできてるんじゃないかな、というとこです。 適当にストーリーのあるアイドルPVのような内容で、まさにファンムービー。 こういうものは好きな人が観るものであって、単品の映画として評価するものではありませんし、そういう観点でいえばそれなりによくできてると思います。 逆に濃いラブライバーが観れば(こだわりがある分)内容について言いたい事がたくさんあるのかもしれませんが、それはフアンの間で語るべきことであって、このレビューサイトで云々するべきことでもないでしょう。[地上波(邦画)] 5点(2017-01-06 15:32:07)《改行有》

845.  ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE 世の中、「これってわざわざ映画化する意味あったの?」なんて感じの事を言われる映画は数多存在するわけですが、しかしこの「THE MOVIE」までくると一周回ってアリ!と言うしかないのではないでしょうか。 私は2016年大晦日にテレビで放映されたものをのんびりと見たのですが、テレビで見るともはや普通の「路線バスの旅」そのものです。 それ以上でもそれ以下でもなく「THE MOVIE」かどうかすら関係ありません。 まぁこの「THE MOVIE」に関しては存在自体が半分ネタのようなものですから、それも含めてアリなんじゃないかと思います。 とはいえ映画のレビューサイトなので映画に関係した事を無理やり書くならば三船美佳についてです。 わりとテレビでよく見かけどうしても忘れがちなのですが、「(世界の)三船敏郎の娘」という存在である事は、やっぱりすごい事なんだよな…とこの「THE MOVIE」を観てあらためて考えさせられたのです。 とまぁなんとなく映画に関係した事を書いて2016年も終わりにしたいと思います。 よいお年を。[地上波(邦画)] 5点(2016-12-31 16:07:37)《改行有》

846.  恋はデジャ・ブ 《ネタバレ》 この映画は、あれです。元祖ギャルゲー「ときめきメモリアル」です。 なぜか同じ1日をループする事になった主人公。 何度でもリトライできるため、女性は落とし放題、悪事はし放題、死に放題。 なにしろ何をやってもまた2月2日の午前6時からリスタートできるわけですから。 しかも前回の記憶も残ってるしそこで身につけたスキルも残っています。 ループを繰り返すたびに失敗を修正してなんでも可能にできるのです。 しかし、そんなにがんばってもメインヒロインは落とせません。 他の女は落とせるのに、ヒロインは例の「一緒に帰って噂されると恥ずかしいし」状態です。 拗ねた主人公は(なぜか)ピアノなどのスキルをあげ、街の人に善行を繰り返し、いつしか一日で街の人皆に称えられるスーパースターになりました。 すると、なんという事でしょう。 そこまでパラメータを上げた主人公に今度はヒロインが惚れて、そしてついにループから脱出する事ができたのです。 つまり、 同じ日常を繰り返してパラメータを上げながら個々のヒロインを攻略。 さらに全パラメータをカンストするほど上げるとついにメインヒロインが攻略できる… まさにこの構造は「ときめきメモリアル」そのものです。 なぜ同じ日常がループするのか、なぜ突然クリアするのか、映画中には全く説明がありませんが、それも簡単。 ゲームの中だからです。 だってそう考えないと全く説明がつきません。 映画中になんの説明もないわけですから。 さて、そうなると問題は、そこまでパラメータをあげてやっと攻略できるメインヒロインです。 パラメータカンストしないと攻略できないヒロインとなると相当なレベルを期待するわけですが、実際はかなり脳みそお花畑なキャリアウーマンで、理想の男性のタイプにしても結婚相談所で「もっと現実を見なさい」と説教されそうな事を平気でのたまうような女性です。 どう考えても街に数多いるほかの女性の中にもっと素敵な女性がいそうな気がします。 その程度のヒロインのためにカンストするまでがんばるとか…全く努力にみあいません。 そしてそんなゲームの事を世間ではこういうのです。 「クソゲー」 そもそもこの映画の中で誰が一番得したのかをよく考えてみてください。 それは労せずして割と理想の彼氏をゲットしたメインヒロインです。 メインヒロインから見ればこのおいしい展開は全くもってクソゲーではありません。 そう考えると、このループの黒幕が誰なにかも明らかです。 メインヒロインです。それしかありません。 なんて恐ろしい娘! …最後にマジレスすると、ループの理由の説明等まったくない上に主人公の行動原理にも説得力がなくしかも妙に説教くさいだけのこの映画は個人的にあまり好きではありません。そんな映画になぜかこんなラブコメと勘違いしそうな邦題をつけた配給元は一種の詐欺ではないでしょうか。まぁ邦題詐欺はよくある事ではありますが。[DVD(字幕)] 5点(2016-12-28 23:04:42)《改行有》

847.  千年女優 《ネタバレ》 劇中、何度も出てくる蓮の花(Lotsu)などのメタファ等からも明らかなように、この映画は、女優というものは様々な役柄を演じる事により過去現在未来1000年の間を輪廻転生を繰り返していく…という事を描いた映画なんだというのはわかります。 (多分、この想像は正しいはず) そして、その推測が正しいならば、この映画はそれをきちんと描けているとは思います。 一時代を描いた銀幕の大女優の半生をその熱烈なフアンの目を通して描くという点では成功していると思うのです。 しかし、それを理解した上であえて言うなら「それがどうした」と。 ぶっちゃけ、この空想上の女優についてこっちは何も知らないわけで(そりゃ存在しない人だから知らなくて当然なんですが)、その半生、女優としての宿命を映画としての面白さを交えて語られても、こちらとしてはそもそも興味がもてない事について延々と見せられているだけ。 映画で語られる内容そのものに全く興味がもてない以上「だからどうしたの?」という感想しか僕としては持てないのです。[DVD(邦画)] 5点(2016-12-27 20:59:33)(良:2票) 《改行有》

848.  アイ・アム・レジェンド 《ネタバレ》 ボルトのレビューを書いたので、犬に関わる映画でレビュー書いてない奴…と思ってたら、ありました! 「アイアムレジェンド」です。 マシスンの有名なワンアイディアSF小説「地球最後の男」を原作にしているわけですが、ぶっちゃけ原作の面影はほとんどありません。 私、原作はもちろん既読だし話も覚えてますが、知らずに観たらこの映画の原作が「地球最後の男」だとは絶対にわからなかったでしょう。それくらい別物です。 またこの映画、前半と後半でかなーり雰囲気が異なる映画であり、さらにスクリーンテストで本来の予定と異なるラストに変更になったため、ますます原作から遠いわけのわからん事になっている残念映画なのですが…しかしこの映画、何しろ犬(サム)がいいのです。犬は人間の親友、という古典的なフレーズを実感させてくれるのです。 このサム、なんでも撮影には3匹が使われているらしいのですが、残念ながら私には全然見分けがつきません。 まぁ、あのSBのお父さん犬だって、初期は2匹が使われていたくらいですから、このくらいの映画だと3匹くらい使われても不思議はないのかもしれませんが、その気になって映画を観ても同じ犬にしか見えません。まぁそりゃそうですけどね。 と、ここまでまるでなかったかのように書いていますけど、やっぱり一番印象的なのは…そのサム(実はサマンサ)の最後です。 映画的にはしょうがないんですけど…ひどいよ、ママン… とにかくこの映画の見どころのほとんどが犬であることだけは間違いありません。[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-12-14 00:51:07)《改行有》

849.  9<ナイン> ~9番目の奇妙な人形~ 個人的にティムバートンの独特の作風は苦手で、じゃぁ観るなよ、と突っ込みを受けそうなとこですが、しかしスターチャンネルの契約というのは月いくらで固定ですから、未見の映画が放送されていれば、もったいないからとりあえず観る事も往々にしてあるわけです。 これを貧乏根性と言います。 さて、オリジナルの短編アニメ版を気に入ったティムバートンが長編化したとの事ですが、何しろオリジナルを観た事がないため、比較ができません。 オリジナルと比べてどれくらい作品のカラーが変わっているか…など全然わからないわけですが、とりあえずこの長編版に関しては、ティムバートン感が半端ないです。知らずに観ても「これティムバートンだよね」とわかるくらい。実際はこの映画の監督でもなんでもないのに、「製作」という立場の影響力ってすごいものです。 さて映画は最初はいかにもな雰囲気で始まるものの、結局ギミックをはずしてあらすじだけをたどれば、そのストーリーは凡庸なまでにありがちですから、この雰囲気を楽しめるかどうかがすべての「ザ雰囲気映画」で、この独特な雰囲気が気に入ればフェバリットになる人がいても全く不思議はないと思います。[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-12-08 13:48:14)(良:1票) 《改行有》

850.  ソルト 《ネタバレ》 たまたまスターチャンネルでやってたので、この映画、何も知らずに観ました(何年前か忘れましたが) 大体において映画というものは観客は主人公に感情移入する形で観るわけですが(逆に言えば、観客が視点を置くキャラクタを主人公と呼ぶわけですが)、この映画、主役のアンジ(略)の立ち位置が明確じゃないわけです。話が進むとどんどんと立ち位置が変わっていって「え、結局、あんた誰なん?」という気持ちになるのです。観客の分身のはずの主人公に最後に裏切られるような映画はわりとあるわけですが、この映画、話の途中で観客を裏切りすぎで置いてきぼりにしてしまいます。 スパイ物にはその手の「裏で実は!」系のキャラって多いでしょ?と思うかもしれませんが、それにしてもこの映画のアンジ(略)はストーリーが進むにコロコロと立ち位置が変わりすぎて(少なくとも観客にはそう見えるので)、観客が安定した視点で話を楽しむ余裕を与えてくれません。 しかも結局誰の味方なのかよくわからないアンジ(略)は画面の中で大暴れで大魔神のようにええもんわるいもん皆殺し状態ですから、もう大変です。 もちろん、スパイ物などではサプライズやどんでん返しで「主人公が実は!」というのはありなのですが、この映画のアンジ(略)は定職につかずに街で悪い事してる不良娘並みに疲れる子なので、親としては「もう勝手にしなさい!」という突き放した気分になってしまうのです。 しかもそんな不良娘がやろうとしている事は「ロシアの大統領もアメリカの大統領もやっつけて核ミサイルも発射しちゃうぞ!(ちょっと違ったかも)」という昔の007でももうちょっと地味だったよ!的なレベルですから、もう話の規模が非現実的にデカすぎて笑ってしまうわけです。 しかもその割にやってる作戦がとてつもなく雑!雑!雑すぎるのです。 この映画の登場人物(主にロシアのスパイリーダー)は自分の作戦立案能力に合わせてもっと地に足のついた作戦を考えた方がいいと思うのですが、残念ながら映画の製作サイドがそれを許してくれなかったようです。 多分この映画は(あくまで推測ですが)女ジェイソンボーンのような物を作ろうとした映画なんでしょうけど、かなり失敗してる感があります。映画の方向性をアクションに置いたようですが、その手間はシナリオの緻密さなどもっと別の方向に向けるべきだったと強く思います。 あからさまに続編を匂わせるラストなのに(おそらく映画がこけたので)続編の話が全然ないところが、他人事なのに何とも言えない物悲しい気持ちにさせてくれるのもたまらない魅力だと言えるでしょう。 【追記】どうでもいいことなのですが昨晩ステルスのレビューを書いたのですが、その登録時間が「01:24:35」。で、先ほど書いたこのレビューの登録時間が「10:24:35」。 なんと10と01が入れ替わってるだけっていう偶然のタイミング、これってなんかスパイ物っぽくて楽しくなりませんか? …どうでもいいですか、そうですか。[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-12-07 10:24:35)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》

851.  300 <スリーハンドレッド> ガチムチの半裸の男達が熱くぶつかり合う、ある意味わかりやすい映画…というかPV? 観た感想としては、うーん、矢が結構痛そう? これは映画としてどうこういうのは野暮で、好きな人が観ればいいんじゃないか、と。 続編はややテーマがぶれる印象があるので1作目の方が面白いと思います。[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-11-20 00:05:44)《改行有》

852.  さんかく 《ネタバレ》 1963年にヒットした名曲「明日があるさ」は37年後の2000年にウルフルズにカバーされジョージアのCMで使われた事でリバイバルヒットしました。 で、このリバイバル時に見かけた記事に面白いものがありました。 恋する女性のあとをつけていくという歌詞を知った会社の若い女性が「やだ気持ち悪いこれストーカーじゃない」と言ったというエピソードです。 それを聞いた会社のおじさんが「青春時代の恋の美しさをストーカーとはなんだ!」と(心の中で)憤慨したという話なのですが、このエピソードは重要な意味を含んでいます。 誰かを好きなったとき、ついつい相手を目で追ったり、相手の行く先につけてみたり、何回も電話したり、そういう行動をすることはごく普通の事なのですが、しかしそれは「ストーカー行為」と紙一重であり、両者の差は、その「頻度」「程度」の差にすぎないという事です。 ですから「受け取る側がどう思うか」という要素が極めて大きいわけですが…この映画中に何回も出てくる「ストーカーじゃないの?」というシーン。そのシーンの大半は、たぶんストーカーじゃないんです。 好きだからついついしちゃってるだけなんですよね。 でも、その行為を受けている側はやっぱそれが嫌なんです。 もう電話かけてほしくないから留守電にしてるのに10回以上電話がきちゃうとか。 好きな側としては(特にこの男はクズですから空気読んだりできないので)当然やっちゃう「イタイ」行動なわけです。 それを簡単に我慢できるようであれば恋じゃないとすらいえるわけで「ダメだとわかってるのについやっちゃう」という「明日があるさ」の歌詞にもあるような純粋な恋の行動なんです。 でも、でもそれを客観的にみるととてもとてもイタイ行為なんですよね。 この映画は、イタイ登場人物たちがイタイ行動をとる姿をひたすら映す映画ですから、観ていてとてもイタイです。 笑えるという評価も聞きますが、僕は全く笑う余地はありませんでした。ただひたすら滑稽でイタイのです。 しかも誰もが「ちょっと(かなり)わかる」イタサだけに、これを観てるとほんとにいたたまれたくなっちゃうのです。 それから(これが重要なんですが)この映画は当時実際に15歳だった小野恵令奈の15歳ならではのキューティでリリカルなエロさを堪能する映画だと個人的に思ってます。 しかし!なんと小野恵令奈の15歳ならではのキューティでリリカルなエロさを堪能できるのは映画の4分の1のとこまで。 あとの4分の3は小野恵令奈の15歳ならではのキューティでリリカルなエロさが全くないのです! 当時15歳でキューティでリリカルなエロさどころか、キュ(略)小野恵令奈自体がそもそも映画に出てこないのです! どういう事なんですか! そんなのダメダメダメです! という事で5点です。[DVD(邦画)] 5点(2016-11-13 22:27:09)(良:1票) 《改行有》

853.  カウボーイ&エイリアン 《ネタバレ》 劇場ではじめてこの映画の予告を観たときに「何これ!めちゃくちゃおもしろそうなんだけど!!」とワクテカした映画。 どう考えてもバカ映画で面白そう。 しかし!実際に映画を観てみると、なんていうんですか中途半端にまじめで地味で悪い意味でびっくりしました。 手に謎の超兵器つけといて、そんなオーソドックスに西部劇をやられてもなぁ…と。 これ、例えばタランティーノがこのタイトルで映画を撮ったらどんなにおもしろい映画になったんだろう…と想像すると、期待が大きかっただけに残念感が強い映画でした。[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-11-09 13:18:56)《改行有》

854.  マンマ・ミーア! 公開前に試写会で観ました。 なにせ自分がABBAにドンピシャの世代だけに、映画というよりほぼABBAのMV。 映画を観てる途中でも曲がかかるたびに ふろーんざたんばりー おーいえええ! とずっと(心の中で)歌ってしまうものですから、映画のストーリーがいまいち頭に入りません。 さらに言えばメリルストリープの頬骨が高い顔は昔から苦手で、一方で(このころまだ無名の)アマンダ・セイフライドにもいまいち興味が持てなかったこともあり、しかもABBAの歌の中毒性は驚くほど。 映画の途中、僕はただただ歌い続けるばかりでした。 でぃぎっざだんしんくいーん![試写会(字幕)] 5点(2016-11-06 22:40:24)《改行有》

855.  ガタカ 《ネタバレ》 捜査開始直後「ヴインセントに家族は?」と聞かれ「家族はいない」と答えたイケメン刑事。 そのシーンで「あれ?死んだの?」と思ったんですが、そうか実は弟だったわけですね。 不適正者のヴィンセントを周りが地味に応援してくれて結局無事宇宙にいけるという一見感動的ストーリーなわけですが、うーん、映画として面白いんでしょうか? 娯楽映画としては致命的に地味で華がないように思います。 話にしても、遺伝子によりいろいろ差別(というかこれは区別ですね)される世界というのはSFの世界ではごくごくありきたりで取り立てて目新しい要素はありません。もっと言えば映画中で不適正者がそこまで差別されている印象もないですから(何しろヴインセントが上級者との遺伝子取り換えができるくらいの金がちゃんと仕事で作れるわけですからね)、ある意味職業に対する適材適所選別をきちんと行っているだけに見えます。 ヴインセントが宇宙に行けない最大の理由は能力ではなく心臓にあるわけですから、これはいけないのが当然で不当でもなんでもないわけで、それを無理やり宇宙に行こうとする方が悪いわけです。 また、そういう事を考えずに表面だけとらえて感動ドラマとして見るなら、もうちょいケレン味がほしいところで、あまりに地味です。 推理物としてみれば、ヴィンセントがやってないとなれば、もう犯人候補者は1人か2人しかいないわけで推理物としてはそもそも成立してません。 個人的にはいまいちな感じがぬぐえない映画でした。 あ、でもアーネストボーグナインに似てるな、と思ってたおそうじのおじさんが、ほんとにアーネストボーグナインだったのがちょっと嬉しいかな。 それから、些細な事ですが、全体的に男性同士が耽美気味に(いやらしい意味ではなく)絡み合うシーンが多いですしストーリー的にも、これはかなり腐女子の方におすすめできる映画ではないかと思います。 「実は腐女子向け映画ランキング」とかあったら、上位は確実ではないかと思われます。 一般に誤解されがちですが、腐女子の方は最初から腐ったものは食べません。健全なものの中にそういう事を見出すのが好きなのです。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2016-11-05 22:43:07)《改行有》

856.  ダークナイト(2008) 大傑作と名高い本作。 公開の翌年くらいに期待して観たわけですが、「ん?これただのバットマンじゃないの?しかもなんか暗いし」としか思えませんでした。 この映画の評でよく見かけるのが「正義と悪の相対化」、正義とはなんぞやと悩むあたりがスバラシイと評価されているようですが、そりゃ元が能天気なアメコミならそうでしょう。そんなことで悩むアメコミヒーローはそうそういませんから斬新だったのかもしれません。 しかし、残念ながら日本人は正義のあり方に悩むヒーロー像なんて普段から見慣れています。 日本には数十年におよぶ特撮や漫画、アニメのヒーローの歴史があるわけで、たとえばウルトラセブン(モロボシダン)が卓袱台はさんでメトロン星人とその手の議論を交わしたのはすでに50年近く前の事。 いまさらそんな中学生レベルの事で悩まれても「んーー、あんたその程度の覚悟でバットマンとかやってんの?」としか思えないわけですよ。 この映画は、アメリカでの記録的ヒットと比べて日本ではびっくりするほど稼げなかったわけですが、その理由は、日本人にとってはあまりにもいまさら感があるそのしょーもないテーマにあったんじゃないかと思います。 もちろん、日本人がバッドマンにほとんど思い入れがないってのもありますが。 あ、あとマギージレンホールがヒロインってのは容姿的にちょっとどうなんでしょうか…アメリカ人の美的センスはわかりません。[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-11-05 10:55:01)(良:2票) 《改行有》

857.  天使と悪魔 《ネタバレ》 ダンブラウンのこのシリーズは原作も映画シリーズも両方見ているわけだけど、映像化する事には大きなメリットがある。 前作も今作も「欧州観光ガイド」のような内容なわけだけど、文章だけだとどうしてもその風景が伝わらない。 それを映画化する事で、鮮やかな映像でそれを楽しむことができるわけだ。 映画化されるにあたりシリーズ3作目のロストシンボルがスキップされているわけだけど(今年公開されているインフェルノはシリーズ4作目)、その理由もおそらくそこにあって、3作目の舞台はアメリカのワシントン。 アメリカ人にとって、欧州観光ガイド的映像美として楽しんできた本シリーズの舞台がワシントンになるのは映画として明確な「スペックダウン」になってしまうので多分スキップされたんだと思う。(まぁ3作目が一番つまらないからってのもあるわけですが) (ちなみに本来このシリーズの1作目はこっちで、ダヴインチコードが2作目だったりするけど映画の上ではそこはあまり問題ではない) 一方で映像化する事には欠点もあり、その一つはただでさえ謎解きお使いゲームのような内容が観客を無視したハイペースで進んでいくため、観客がおいてけぼりにされること。 「なんか知らんが次は●●?らしい…次はよくわからんけど▽▽?」の連続で、内容を咀嚼する暇を与えてくれないもんだから「なんか謎解きが行われて話が進んでるけど細かい事はよくわからん」という状況になってしまう。 しかし、実はそれは対した問題ではない。 なぜならば(原作を読めばわかるけど)本で読んでても結局そんな感じだからw もう一つの問題はもっと重要で、映像化する事で犯人が丸わかりな事。 この映画で主役をはずして考えれば、最も有名なキャストはユアンマクレガー。 キャスティングをみただけで「たぶんこいつが犯人だな」といきなり観客にはわかってしまうわけで…これはいかん、いかんですよ。[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-10-29 22:40:44)《改行有》

858.  ファイヤー・ウィズ・ファイヤー 炎の誓い 《ネタバレ》 「ファイヤー・ウィズ・ファイヤー 炎の誓い」という邦題なわけですが、この「炎の誓い」というダサい1980年代感はいかがなものでしょう? まぁとりあえず最後の方はそこそこ炎があがってる(というか火事な)ので間違いはありませんが、何を誓ってるのかはよくわかりません。 ロザリオドーソンやらブルースウイリスやらのそこそこメジャーキャストが出てるわりには、まさかの「アメリカでも劇場未公開の映画」 それって主役がマイナーだからでしょうか? 内容は冒頭はまぁまぁの展開でやや期待させながら、途中からの展開が「え、それなんか違う」という一人大暴れ物に。 わりと地味なストーリーですが、なかなかオーソドックスな展開ではずしてはいません。まぁさして面白くもないんですが。 ところでこの映画、私はテレビ東京の放送で見たわけですが、番組表の映画内容説明では「アジア系ギャングに立ち向かう」と書かれているのです。 …いや「アジア系」じゃなくて「アーリア系」だから。 この説明を書いた人かリライトした人が「アーリア人種」を知らなくて「アジア系だな」と勝手に思って書いたのかもしれませんが、アーリア系というのはつまりネオナチ系。映画中でもめちゃめちゃハーケンクロイツ出てます。 誰が書いたかしりませんが、アーリア人くらい常識として知ってても困らないと思います。 何より映画の内容説明が間違ってるというのはいただけません。[地上波(吹替)] 5点(2016-10-20 22:29:10)《改行有》

859.  RONIN 《ネタバレ》 こういうスパイ系サスペンス映画に必要なのは、各キャラクターの掘り下げ、隠されたバックボーン、ケースの中身は何なのか?誰が裏切るのか?誰が味方なのか? 観客はそういうストーリーを期待してみてるわけですが、そういうシーン全然ありません。 たとえば、底が浅くいのが露呈して早々にクビになってしまう彼。 当然、何か裏があって後で再登場すると思いきや、まさかのそれっきり! んな馬鹿な! ジャンレノ(に限らず)、背景説明が全然ないから、その人がどんな動機でこの仕事を受けたのかとかそもそもどんな人なのかもよくわかんないし! あげくの果てにケースの中身は結局わからないまま! ちょっと待ってよベイベー…どこをどう楽しめばいいのさ! そのくせ映画の途中に無駄に長いカーチェイスシーンが複数回あって、こんないらない見た目だけのシーンに尺を使うならもっと他にやるべき事あるだろう、と思ってあとでwikiを見たら、この監督が映画の中で一番力を入れたのがこのカーチェイスシーンなんだって! 一番いらないシーンだと思ってたのに、もう何もかも間違ってるYO! 唯一、「へー」って思ったのがカタリナビット。 言わずと知れた伊藤みどりのライバルにして銀盤の女王。 当時からフィギュアスケートを観てた人には忘れられないビッグネームが久々のスケーティングを見せてくれます…って撃たれて死んでるし!![地上波(吹替)] 5点(2016-10-19 22:33:40)《改行有》

860.  BATS 蝙蝠地獄 《ネタバレ》 ごくありふれたB級動物パニック物なわけですが、最近のこの手の映画はチャチなCGが多用され、ぶっちゃけ失笑レベルなものが多いのと比べると金がかかってる気がします。 なのに、途中爆撃にやってくるジェット戦闘機、最初F4なのに途中でちょくちょくF16に。 塗装や数どころか機種がちょくちょく変わるのはいくら借り物映像でもひどすぎるでしょう。 アメリカ人は戦闘機の機種とかわかんないんでしょうか、いやそんなわけないですよね。[地上波(吹替)] 5点(2016-10-07 22:15:23)《改行有》

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