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プロフィール
コメント数 2001
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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861.  暗くなるまでこの恋を 《ネタバレ》 サスペンスが好きです。なので、導入部の”ほんとの嫁じゃない疑惑”らへんは、とてもそそられました。掴みはOK、です。 けれど、意外や話は失楽園へと突き進む。ちょっとがっかり。そりゃドヌーブは素敵ですけど、社会的地位や生活の糧を投げ打ってまで彼女にのめり込む、というにはベルモンド、やや「狂ってる」感が足りなかった。とはいえ、彼のそれまでの男っぽいイメージを覆すような「女に振り回される」弱さがチャーミングにも感じられ、ああこれはアラン・ドロンにはできない芸当だろうなーと発見できたりもしました。[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-04-19 22:59:53)《改行有》

862.  わらの犬(1971) 《ネタバレ》 ”監督of暴力”のサム・ペキンパー、彼の筆致はキューブリックほど洗練されてなくて、人間の本質をむき出し且つぶちまけ型である。単に不快だから、という理由で目を背けて否定しては、ウソつきと言われそうだ。 陰気臭い田舎町と低所得風な労働者たち。そこへ乳首もはっきりわかるぴったりニットの若い嫁。すでに不穏な空気がこの冒頭だけで充満している。イヤな感じしかしない。 半世紀近くも前の作品だけど、女への暴行シーンや彼女の抱えるPTSDの描き方等、これほどショッキングで生々しく痛みを感じさせる作品は他に見た事がない。 猫を殺られても煮え切らなかったヘタレのD・ホフマンが窮鼠の如く、信条と真逆の暴力行為へと狂い出す、この凄まじさ。青白い額に汗を浮かべて妙に座った目つきで油を沸かす。ホフマンの嫁が幼なじみの男連中に気があるような素振りを繰り返すのもなかなかに不気味で気分が悪いのだが、やはりその地の出身者らしく「知的障害者を差し出せ」と暴力発言をするのだ。これにより完全に周囲を暴力で包囲されたホフマン、「二度と帰ってはこれない」地点まで行ってしまう。ああやっちまった。しかし、一番共感をできるのは誰あろうこの人なのだ。震撼するやら呆然とするやら。自分の暴力性まで暴かれた気分だ。こちらも冷たい汗でびっしょりだ。[DVD(字幕)] 8点(2017-04-19 00:27:59)《改行有》

863.  誘拐報道 タイトルから「報道」を取っちゃった方が良いです。誘拐犯サイドの描き込みが圧倒的なんだもの。身につまされるような犯人側の経済的困窮、愚かさ、哀しさ。加えてショーケンと小柳の濃すぎる熱演。比べてマスコミ側は人ばかり多いけど、ドラマが発生せず盛り上がりも無くて、たった二人のショーケン・ルミ子夫婦に押されっぱなし。 今から見るとバブルに差しかかろうかという日本の世相が色々懐かしく、ちょっとイタイ。 ちょこちょことあんまり意味無く出てくる藤谷美和子の、いつも同じコート姿がやけに印象に残る。 ケータイの無い時代の恋愛ってどうやってたの?とネットに疑問が載る昨今ですが、そう、この美和子嬢みたいに彼氏の職場にまで電話をかけるのですよ時間構わず。って、そんなわけはない さすがに。[CS・衛星(邦画)] 6点(2017-04-17 23:42:45)《改行有》

864.  冬のライオン 《ネタバレ》 とにもかくにも熱のこもった台詞の応酬が見どころ。いかにも舞台劇っぽい。独特な言い回しや言葉の多さ、役者はやりがいのあることだろう。 しかし映画は舞台と違って、表情のアップだとか過去の映像だとかその場面の空気や天候に至るまで、観る者に送られてくる情報量が多いのでのべつ幕なしにしゃべる必要があまり無い媒体であります。なのでえんえんと夫婦の口げんかが続く中盤などは飽きがきてしまった。 時は1183年、プランタジネット朝初期の王ヘンリー二世の家庭内不和のお話。家族なのにのっけから険悪な雰囲気だが、その原因・詳細は語られずけんかしっ放しで話が進む。同じネタで繰り返し諍っているので「この人たちは言葉で罵り合うことでストレス発散しているのでは?」とも思う。ラストに至っては塔に戻る王妃を見送る王も、送られる妃も何やら晴れ晴れと手なんか振っちゃって、好敵手に対して「一旦休戦す」の趣き。ほんと英王室ってけったいやなーと思った次第であります。[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-04-17 00:28:01)《改行有》

865.  にっぽん昆虫記 《ネタバレ》 どえらく濃厚な映画である。ぎょっとしたり呆気にとられたりしてるうちに観終わった。筆致はむしろ淡々としていて感情を煽るような演出は一切無いし、箇条書きのようでもある。だけど、演じる左幸子の演技熱量がもの凄いんである。 女の社会的地位が相対的に低い時代に、娼婦以外に稼ぐ術のない主人公の境遇は大変キツイ。ところが主人公とめのしたたかさときたら。元締めママに取り入るためには見舞いに来てくれた同僚を速攻で売る。売春組織のママに成り代わった後は、人が変わったように毒々しくヤル気に満ち溢れる。置かれた境遇によって、とめって女はくるくるとペルソナをいくつも変えていく。あこぎでキツイ性格ゆえ、男とは長続きしないし、女友達もいそうにない。娘だけが父親亡きあとは真に心を預ける存在だったのに、情婦に堕ちたと知った途端泣き崩れた。この場面は とめの、数少ない真人間ぽい描写の一つ。 日本が貧しかった時代の、東北の寒村のいかにも前時代的な考え方(娘を借金の方に売るとか、赤ん坊が女の子なら口減らしするとか)には心が寒々とするしで、まあラストまでキツイ描写が続くのだが、監督は驚きの展開で話を締める。性の谷底に落っこちず、踏みとどまった信子は、唯一の健康な希望として観客に与えられた。「この子も父無し子を産まなきゃいいが」の婆さんの予言が不吉に響くのではあるが。[CS・衛星(邦画)] 8点(2017-04-15 18:14:15)《改行有》

866.  コップランド 《ネタバレ》 おお、スタローンの評価が二分されている。私は評価組の方です。もっさりと鈍重な感じ、彼はいつでもロッキー・バルボアなんですが、この作品においては周りをキレッキレの演技達者で固めているので彼の”使えない”感が際立ちまして、それこそがこの田舎警官キャラに求められている資質なのですな。 お偉いさんのハーヴェイ・カイテルはキレ者でおっかないし、つるんでるレイ・リオッタは安定の小賢しさ、チョイ役デ・ニーロには溢れんばかりの有能さを見せつけられて、ああS・スタローン立ち尽くすのみなのだった。 追い詰められたあげくキレる終盤の、やみくもに突き進む姿は手負いの牛にようでやっぱり重たく、いやスタローン適役だったんじゃないでしょうかね。[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-04-11 23:58:51)《改行有》

867.  渇き。(2014) 《ネタバレ》 制作が「やりたかったこと」はうっすら分かるんですけど、(冒頭が露骨にタランティーノですし)これはもうセンスの問題といいますか、バイオレンスを料理できる人とそうでない人って明確に分けられると思うんですよ。 タラ風にスタイリッシュにしたい、北野風に乾いたバイオレンスを撮りたい、という思いばかりが募った結果、「いつか見た事ある」コラージュの寄せ集めみたいです。 イカれた若者の生態としてクラブで踊らせる、(それもフラッシュ点滅で)、ヤクザは暗い倉庫でリンチの画を撮る、じいさんと女子高生の援交場面を差し挟む。ああこの使い古した画づら。 中2病をこじらせたような内容ですので、ヒロインは3度見するような逸材であってほしい。集団アイドルの中から引っ張ってきたような普通の小娘では持たないです。 そして「狂気」が絶対的に足りない。役所広司はやたらと「クソが」を連発してケータイを叩き付け(よく壊れないものだ)、ヤクザは「ゴミが」の繰り返し。この語彙の乏しいこと。これでは知的レベルの低い”人格障害のひと”でして、狂気ではありません。怖いというより鬱陶しい。 ストーリーはそういえばこれミステリーだったか、と途中で思い出すほど話の構築度はおざなりですし、人が殴られる場面を好むわけでもないので、飽きましたしやや苦痛でした。[CS・衛星(邦画)] 2点(2017-04-10 00:08:11)(良:1票) 《改行有》

868.  カオス・セオリー 《ネタバレ》 時間徹底管理男のコメディだっていうから、スケジュールが狂ってパニックになっちゃうどたばた劇なのかなーと思うでしょ。パニックになるにはなるけど、原因が時間管理云々じゃなくて、もっと全然重たいの。重すぎて笑えないんで、コメディというジャンルに入るのかすら怪しい。 結局貞操観念の薄い女と結婚するからそーいうことになるんだよ。と、そもそも論を説いたところでどうにもならないんだけどさ。 「あんな早起きの子 殺しちゃって」とか「あの子が車に轢かれますように」とか、台詞のセンスも所々受け入れ難い。面白いと思って言ってるんだろうか。 どっかの夫婦の家庭事情にえんえん付き合わされただけです。疲れます。[CS・衛星(字幕)] 2点(2017-04-03 23:36:41)《改行有》

869.  デビルズ・ノット 《ネタバレ》 実際に起きた未解決の事件ですから、もちろん脚色もできないし、映像作品として限界はあるんでしょうけど。でも、極力作り手の主張、怒りとか理不尽に対する糾弾の姿勢とかがもっと発露されるべきです。 この作品の場合、少年3人を殺害した犯人に怒っているのか、容疑者の少年2人を冤罪に追い込んだ閉鎖的な田舎町の気質を批判したいのか、それすらはっきりしません。 コリン・ファースという、客も呼べる演技巧者を呼んだわりに「調査員」というハンパな身分に置いたのも良くなかった。彼は裁判が始まるとただ傍聴するしかない。なぜ弁護士の役にしなかったのか。 見てるこちらは「こんな事件あったのか」と思うばかり。少年の所持していたナイフのくだりをもっと掘り下げてくれるのかと期待を最後まで持ちましたが、映画は終わってしまいました。[CS・衛星(字幕)] 4点(2017-03-31 00:11:06)《改行有》

870.  ブラッド・ワーク 老いても頑張るイーストウッド、心臓移植を受け、現役はるか遠くになっても自ら捜査に回り、銃をぶっ放してベッドシーンもこなす。あっぱれなじいさんである。 お話は大きく驚かしたり大どんでん返しがあったりグロテスクだったりしない。ほぼ標準クラスのサスペンス。こぢんまりではあるけど、イーストウッドファンは満足するでしょうし、J・ダニエルズが無害キャラをさらりと演ってて巧いです。[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-03-30 00:47:43)(良:1票) 《改行有》

871.  フランティック サスペンスとしてのストーリー性はちょっと弱いんだけど、漂うポランスキーイズムが中毒性ありで、その上ハリソン・フォードの小器用ぶりが発揮されているというお得な二本立てであります。 異国の地で妻がいなくなり、言葉は通じないわ仏警察はヤル気ないわで孤立無援の中、タフガイぶりを捨て去って半べそ顔で奮闘するハリソンがとても共感するキャラを演じてます。これは意外。全裸でぶっ倒れるという余興もこなしております。えらいです。 そしてポランスキーの醸す独特の不安感ときたら。妻の最後の姿のショット、部屋の暗がりにぼうっと浮かぶ不穏な白いスーツケース。屋根の上での足場の定まらない危なっかしさ。画の一つ一つがこちらの平穏をかき乱すのに有効で、この雰囲気だけでも120分見入る値はありました。そう、ラストの妻と彼女の交差する赤いドレス。意味は無くともこの鮮烈なこと。[DVD(字幕)] 7点(2017-03-27 00:25:31)(良:1票) 《改行有》

872.  ダークナイト ライジング C・ベールはオスカーを獲ったボクサーものの直後だったのかな。こっちは激ヤセだし、T・ハーディは「ウォーリアー」(あやっぱり格闘技ものだ)の後撮りなのかしら。筋肉ダルマみたいで、顔もはっきり出さないしトムとはわかんなかった。 ヒースのジョーカーという強烈なキャラクターが引っ張った前作には及ばないのですが、今作でやっと女優枠にキレイどころを持ってきたのが良かった。だってアメコミですやん。シリアスな心理ドラマじゃあるまいし、やっぱり”いかにもヒロイン顔”な女子の方が画的にすとんと落ちるというものです。ハサウェイのキャット・ウーマンぶりはM・ファイファーに劣らぬシャープな美しさでした。[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-03-24 18:27:20)《改行有》

873.  カウボーイ&エイリアン 《ネタバレ》 西部劇とSFを一緒にしたら面白いんじゃないか、って張り切って脚本作ったんだろうなー。アイデア自体は面白いと思うよ。見渡す限りの荒野を駆け抜けるカウボーイら、頭上にはでっかい飛行物体。この画には「おお、新しい」と思いましたもん。ここだけは。 なんせ企画がキワモノな上、ストーリーラインがベタもベタ、ありきたりな親子の確執に、おんなじような画が続くドンパチがだらだら展開して退屈した。なのにダニエルは大真面目に007で、ハリソンはインディ・ジョーンズの体で臨んでいるので、見てて生理的に合わないんですわ。これは監督が悪いよ。ちゃんと作品の方向性を役者に伝達しないと。そもそも脚本があちこちから手を入れられたそうで、その結果がこれ。なるほどなあと思います。 ところであの宇宙人に捕まったら、「人のことを考えない自己中な」性質が抜け落ちてしまうのですね。強盗だったダニエル然り、馬鹿息子然り。社会的に良い人になっちゃってて、それはそれであのエイリアンらのむしろ功績なのでは?[CS・衛星(字幕)] 4点(2017-03-19 00:08:25)(良:1票) 《改行有》

874.  さよならドビュッシー 画はがんばっている。ショットを工夫したり、邸宅の隠美な雰囲気や湿度は気持ちが乗ります。 だけども演出が平板なせいか、だらっと展開するうちぼやーっと事件が起きてもやっと真相が明かされて、見ててつまんない。 台詞でネタばらすのやめてくれないかなあ。 杖が必要なんだか不要なんだか、声が出るのか出ないのか一定しない表情2パターンのヒロイン。この作品がぺらぺらで安っぽい印象なのは彼女の責任も大きい。ぎりぎりアイドル映画に落ちずにすんでいるのは、役者が本業でないピアノ教師役の清塚信也のお陰であるというのも困った現象ではないかね。[CS・衛星(邦画)] 3点(2017-03-17 00:06:33)《改行有》

875.  オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ 《ネタバレ》 ジャームッシュ健在、を印象付ける一本。気だるくて美しくてちょっとエスプリも効いていて。 タンジールの異国情緒も、デトロイトの廃れた佇まいもどちらも夜のショットの中に耽美的に切り取られていて魅力的だ。 ストーリーは淡々と、何世紀もの生を生きるヴァンパイアらの”日常”をつづり、一編の詩のよう。 静かな湖面に石を投げ込んだような、異端児エヴァの存在も光る。 主役二人が本物の吸血鬼っぽくてリアリティ有りまくり。いや本物は見た事ないけど。 あそれとドクター・ストレンジ・ラブの血を買ってましたね。ははは。大丈夫かな あんな風にイカレたら耽美どころじゃなくなっちゃうよね。[DVD(字幕)] 7点(2017-03-14 00:28:23)(良:1票) 《改行有》

876.  フローズン・グラウンド 《ネタバレ》 単純な話のわりにわかりづらい。時系のいじり方が上手じゃないし、まず過去映像には主演女優のと違うタイプの女優を使うべきだ。そっくりに見えて、混乱に拍車がかかった。 シリアルキラーものだけど、犯人は早めに拘束されてしまう。もう事件は起こらない、さて尺をどう埋めようか。というわけでシンディを何度も無意味に逃走させたり、風俗業界の怪しげな連中を無理やり引っ張り出さざるを得ないわけだね。 犯人は捕まったが口を割らない。ここがN・ケイジの見せ所だと思うのだけど、これまたニコラス何にもしてなくない?見せ方弱いなあ。あのダミーのブレスレット、もっと上手く使えばいいのに。キューザックが取り乱して「そんな所から発見されるわけない」と口走るのを待ってたんだけど。 とはいえ、キューザックの抑えた表情や振る舞いはまさしくサイコ野郎の不気味さを感じさせるし、N・ケイジはいつものことながら「弱者の味方」をさせるとあの一生懸命顔がとてもハマって、二人を見てるだけで時間はつぶせる。この脚本には勿体ないキャスティング。[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-03-10 23:13:35)《改行有》

877.  闇の子供たち 《ネタバレ》 みなさんのレビューを読んで腰が抜けるほどびっくりした。録画していたのを観直した。愕然とした。だって映画って鑑賞するうえで約束事ってありますでしょう。江口洋介は一介の報道マンとして無力に苛まれながらも「伝える」ことの職務を全うしようとしている。で、その姿勢に寄り添ってこちらは話を追うわけで。律儀に約束を守り続けたワタシは、彼は小児性愛の”被害者”であり、フリーとして犯罪撲滅に乗り出すべく姿を消すラストなのかと思っていた。なんというバカ視聴者だ。だって「気色悪い日本人といっしょにされたくない」って言ってたじゃんか。こんな脚本はどんでん返しなんかじゃないよルール違反だよ。 しかも臓器移植のくだりはフィクションです、って。ここでどう解釈して良いのか頭の中は?でいっぱい。 こんな繊細な問題を、取材に立脚せずに映像にしていいんだろうか。「闇の臓器市場はこんな感じだろう」と想像で描いてはいけない気がする。私の感性がなんか全力で拒否している。いろんな思いを飲み込みながら、移植を望んでいる人たちが実際に存在するのですから。この映画の中にわずかに感じるリアリティの片鱗として、佐藤浩市の存在が抜群に飛び抜けていた。[CS・衛星(邦画)] 3点(2017-03-08 01:25:36)(良:1票) 《改行有》

878.  リスボンに誘われて 《ネタバレ》 リスボンの綺麗な街並と、ベテラン俳優陣の渋い仕事にほだされて、ああ良い映画だったと直後は思ったのだけど、落ち着いて考えるとストーリーは単なる痴話げんかなのだった。なあんだ。 自殺未遂の女の子は単なる導入役に過ぎなかった、というのにも肩透かしを食わされた感じがする。てっきり彼女が重要な縦線を担うのだろうと思いましたから。 あれだな、反政府活動に美人は不要だってことだな。いらん軋轢を男たちにもたらすもんね。 C・ランブリングやレナ・オリンの老けっぷりもなかなかの衝撃だ。B・ガンツがあまり変わらない、というのにも驚くというか羨ましいというか。[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-03-05 23:53:05)(笑:1票) 《改行有》

879.  ゾンビーバー ”ハングオーバー”のスタッフが手がけていると聞いたから、もっと笑えるかと思った。確信犯的なふざけた作り。エンディングの歌でぶちまけちゃってるし。 人が次々死んでいく展開も、敵が理不尽に強いのも、これまでのゾンビ映画の系譜からの借用ばかり。しかも堂々とパクッてて潔いというか呆れるというかユルイというか。モグラ叩きの場面などは馬鹿らしさもここに極まれり、でちょっと印象に残った。でも総じて内輪だけで喜んで作ってる感じであまり好感を抱けない映画でした。[CS・衛星(字幕)] 3点(2017-02-25 00:17:18)《改行有》

880.  ザ・ベイ 《ネタバレ》 POV形式のパニック・ムービーものとしては、今まで観た中でも出色の出来。「手ブレ」もそこそこ抑えられてるし、各映像の繋ぎ方もなめらかで話がブツ切れにならず展開する。これって結構技量が要るんじゃないのかな。 いや怖かったです。寄生物のグロテスクなシーンも多い。海洋汚染と海水ろ過装置の不完全さ。鶏糞に含まれるステロイドによる異常発育とか、ノンフィクションとはいえ妙に説得力のあるワードが並び、ワタシは膝を抱えてがたがた震えました。 こういうディザスターものは幽霊ホラーと違って「こういうことが起こったらどうする?」と突きつけてくるので答えがみつからない限り動揺してしまう。竜巻とか大雪とかは自分なりに切り抜ける手段を見出しているけど(ほんまかいな)水はなあ。どうしよう怖いよう。[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-02-23 00:24:46)(笑:1票) 《改行有》

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