みんなのシネマレビュー |
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942. カムイの剣 「幻魔大戦」「少年ケニヤ」に続いて角川が送った冒険時代活劇アニメ。 しかしアニメブームだったとはいえ、一般人にはまだまだ「アニメは子供&マニアが見るもの」と思われていて、 一方、当のアニメフアンはこういう映画風の正統派冒険時代劇アニメは全く嗜好にあわず..で、 こちらからもそっぽを向かれ、 つまりは観客不在のまま公開されて大ゴケし歴史の中に埋もれていった、 でも埋もれるにはちょっと惜しい荒唐無稽波乱万丈な冒険時代活劇アニメがこれ。 竜童組の豪快な和太鼓「よいやっさ!!」にのせて描かれるダイナミックかつカッコいい忍者の戦いの数々。 なぜかアメリカにまで行ってしまう荒唐無稽な展開。正統派な悲劇のヒロイン...内容的に冒険活劇物のツボははずしておらず、見せ方などにも工夫があって、 歴史的傑作とまでは言わないが、でも誰にも知られないのはちょっと惜しい、とそんなアニメ。 ...あー、でも先に書いた状況、20年たった今もあんまり変わってないですね。一般の人が見るアニメって 「ジブリ」だけだし。マニアは相変わらず「萌えかヤヲイ」なジャパニメーションばかり見るし.. きっと、今公開してもやっぱりこけるだろうな、この冒険時代活劇アニメは。 7点(2004-05-10 11:45:21)《改行有》 943. ムーラン・ルージュ(2001) シンプルな純愛を軸に、ゴテゴテに作りこまれたテーマパークのような映像とあざといまでにツボをついた選曲の数々で128分をパワフルに走りきる傑作。 これはミュージカルではなく「大人向け東京ディズニーランド」というようなジャンルで括るべき映画でしょうね。 ..ところでニコール・キッドマン、僕には中島みゆきにしか見えない事をここに宣言しておきます。(って誰に?) 8点(2004-05-10 00:18:32)《改行有》 944. 七人の侍 うわ、この映画のレビューまだ書いてなかったんだ.... とはいえ今更、わざわざ語るまでもない名画なんで... うーん、個人的には、黒澤映画は「用心棒」や「椿三十郎」のような娯楽に特化したもののほうが好きだし、さすがに今見ると映画の脚が重いといいますか、テンポが悪いんですよね。 もう少し小気味よく物語が進んでくれる方が好みなんで....ってそれはまさに「荒野の七人」だな。 8点(2004-05-07 14:29:35)《改行有》 945. 運命の女(2002) 見ました。うーん。 見終わった感想は「そ、それで?」の一言。 淡々とした映画なんだけど、最後まで淡々としたまま。 この映画、見せ場とかは一体どこに..? 4点(2004-05-05 23:13:22)《改行有》 946. ザ・コア 導入部はワリと面白かったものの、後は皆様の批判通りでございました。 ここらで誰か殺しておくか的ご都合主義予定調和的に進行するシナリオ、 地球に潜る為ではなくエピソードを用意する為に設計されたかの如き船体構造、 誰にも魅力を感じない(なぜそこにその人がいるのかが解らない)キャラ全員の造型の浅さ、等々、 もうすべてが、「B級映画にしてもこれはどうなの?」というほどの安直さ。 そのくせB級映画に必須のお色気シーンはないし。プンプン。 ....なんだけど、ここで酷評を読んだ後にこの映画を見たせいか、 130分を超える映画なのに最後まで普通に見てしまい、人間、事前に予想できる不幸には結構耐えられるもんだな、と実感。 ..まさに(全然期待しないで行くとひょっとしたらひょっとする。)という言葉がぴったりなので4点です。4点しかありません。 4点(2004-05-05 10:47:33)《改行有》 947. 超能力学園Z 本編の内容は覚えてなくても、ゴールデン洋画劇場での予告映像「おっぱいポヨン」は間違いなく皆の記憶に残っているだろう映画「超能力学園Z」。なんせしょっちゅう放送されてたからねぇ。でも、いざ見られなくなるとなぜか結構見たいような気がしてくるのが不思議.... 「ガリ勉少年が、科学実験中に身につけた超能力で巻き起こす数々の学園お色気大騒動。」とこうやってあらすじを書いていてもなさけなくなる....のだが、そう思いつつなぜか自然と顔がほころぶ、そういう映画。あーパロディシーンも満載よ。 ちなみについにこの夏、DVDが発売されるらしいんです「超能力学園Z」 主人公の声の吹き替えが野村義男だったのは有名だけど、発売されるDVDの日本語音声はちゃんとその「野村義男吹き替え版」。 すごいぞDVD版「超能力学園Z」 しかし、そのDVDのキャッチコピーが「TV放映時高視聴率を記録した大人気作!」って本当かよ! どう考えてもネタに困った時に適当に放送してたようにしか思えないんだけど....まぁいいや「おっぱいとパンチラに幸あれ」 5点(2004-04-30 11:49:25)《改行有》 948. ストリート・オブ・ファイヤー 要するにダイアンレインの「Tonight Is What It Means To Be Young 」のためのプロモフイルム。 肝心のそのシーンの前に70分に及ぶ前振りがついているが、その前振りのおかげで、「Tonight Is What It Means To Be Young 」のかっこよさたるやもう最高。 それまで「なんだかなー」の前振りを見続けた観客へのご褒美として最高のカタルシスを約束します。 ..と、 あー、僕はこの映画の「ノリとかっこよさ」を全くカッコいとは思えないので、最後の歌だけに5点献上。 5点(2004-04-29 13:11:01)《改行有》 949. シカゴ(2002) 久しぶりに素敵なミュージカル映画を見ますた! 僕の中でミュージカル映画ってのは70年代までの傑作の数々で止まっていたんです。 なんつーか、「かつての名作をしのぐものなし」というかそんなイメージ。 ミュージカル映画というジャンルを「古き良き時代の映画」と無意識にカテゴライズ していたのかもしれません。 でも、映画の発展とともにミュージカル映画もちゃんと発展してたんですね。 そもそもミュージカルという物自体、普通の人々が劇中でいきなり歌い踊り出すという点で相当に胡散臭い空気をかもし出すものであるわけですが、 この映画「シカゴ」に関しては、胡散臭いキャスティング、胡散臭いストーリー、胡散臭い時代背景、等々が、 その胡散臭い「ミュージカル映画」という枠組みに見事にマッチングして、大変すんばらしいものになっております。この映画には私からこの言葉を捧げます。→ *ビバ!* 8点(2004-04-26 10:27:43)(良:1票) 《改行有》 950. ザ・ロック 判り易い高級素材が食べきれない程の皿数でずらりと並ぶ....でもどれを食べても油ギトギト、調味料は安物、どれも同じような味で食べていてゲンナリ..という2流ホテルの立食パーティ料理のような映画。 (あー、この比喩の説明をすると、「素材」ってのがキャスト等で、 「調理」が脚本や演出ですな) ま、皿の数を揃えて調理する手間だけでもそれなりに金も苦労もあっただろうから、手間は評価してこの点数を。でも食べたいものがないんだよね^^ あと(あくまで個人的な感覚だが)どうも製作側のステレオタイプで保守的な思想が映画全体から透けて見えるように感じるのがちと不快。 6点(2004-04-25 09:19:59)《改行有》 951. チャーリーズ・エンジェル フルスロットル ストーリーなんかないに等しいくせして、意外と前作を見てないとわからない点なども多く、 細かいところも説明皆無、そのため簡単な話なのに内容を理解するのは意外とムズイ。 そのくせ、フラッシュダンスなどの見ていてニヤりとする種々のBGM、 ノリだけで撮ってるとしか思えない無意味な変装コスプレの数々.. まっとうな映画の道は完全放棄し、製作側が好き勝手に作ったひとりワンジャンルの馬鹿映画。 この映画はこれでいいのだ。 点数は低いが点数で語る映画ではないぞ。 ルーシー流のイタチちゃんに萌え! 6点(2004-04-21 15:21:42)《改行有》 952. アキハバラ電脳組 2011年の夏休み 「少女革命ウテナ」と2本立て上映された映画だけど、こちらをメインに見に行った人はほとんどいないんじゃないかな?(偏見?) もとのテレビ版自体がマイナーで、僕もほとんど見たことはなくて基本的なストーリーすらよく知らないんだけど、それでも この映画版はなぜか結構おもしろかった。 テレビ版の後日談らしいんだけど、細かい設定等が全然わからない僕がそれなりに面白く見られたのは、いかにもアニメオタク向けの話故に、判らない部分も「多分こうなんだろうなー」と容易に予測出来たからだろう。 要するに月並みだと。 あー、あと桜井演出が単純に好きなので..というのはあるか、,,あるな。 とりあえず普通の映画フアンは見ない方がいいでしょう。って見るわけないでしょうけど。 6点(2004-04-21 10:46:57)《改行有》 953. 少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録 薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇... この映画の印象を一言で語ると、こうだ。 一般アニメオタクにはむしろ喜ばれないだろうと思えるつくりで、かといって一般視聴者が見るとも思えない、まさに 「わかる人だけ喜んで見ればいい」という、かなり視聴者を限定するタイプの傑作テレビアニメ「少女革命ウテナ」の劇場版が本作。 テレビの再編集物ではなく、エッセンスだけを残したまったく別の一本の映画となっている。 本編の売りである豪華絢爛さは劇場用としてさらにパワーアップ。まさに画面は薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇薔薇..。状態。 ただ、テレビ版にあった、話の深みや奥行き、「なんなんだこれは」的爆笑を禁じえない謎のシーンの数々は この劇場版ではだいぶおとなしくなっていて、劇場版でのパワーアップを期待したテレビ版フアンにとってはちょっとびみょーな感じ。 もともと、かなりマニアックな層しか喜ばなさそうなアニメだっただけに、そのままで一般向け劇場作品とすることは きつかったということだろうか.? そして何よりいかんのは本編のテーマである「革命」のチープ&陳腐なこと。 テレビ版は見事に一人(いや二人?)の少女の革命を描いた秀逸なラストだったと思うが、こっちはなぁ.. わかりやすいのもどうかと思うし、なにより感動もないんだよねぇ。 かかしじゃなぁ、影絵少女も必然性ないしなぁ..いやウテナカーは劇場向けのはったりとしてはいいと思うけど^^ いくら一般向けにしたとはいえ、何も知らずにこの映画を見たパンピーは、間違って「キルビル」を見てしまったシロガネーゼのような衝撃をうけてしまいそう。そういう映画。 6点(2004-04-20 17:18:53)《改行有》 954. パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち キーラ・ナイトレイが素敵。でもこの後のラブアクチュアリーの彼女の方が好きではあるが.. あー映画自体は、派手なシーンが多い割には単調で平凡で妙に退屈。ありがちでひねりのない内容だからなのか、この海賊という設定に自分がなじまないからなのか..理由は不明だが。 この内容であればもうちょっと尺が短いといいんだけどねぇ。あまり面白くないだけにだれる。 5点(2004-04-19 14:12:05)《改行有》 955. じゃりン子チエ 当時から高畑の傑作として名作の誉れ高い映画だったんですが、僕は全然だめです。 この世界感を全然受け付けないんですよね。いや世界感たってただの大阪の下町人情ドラマなんですけど.. この映画の後にテレビアニメも放送されてましたが、それも全然.. 4点(2004-04-14 10:25:07)(良:1票) 《改行有》 956. 0086笑いの番号 007のパロディとして最も著名な名作テレビコメディシリーズ「それ行けスマート」の 劇場版作品。らしいのだが、そもそも「それ行けスマート」をテレビで見たことがない. のです、私。 (昔は、ナポレオンソロとかスパイ大作戦とか[両方とも映画化されたな、そういえば]、 テレビのスパイシリーズ物って花盛りだったよねぇ) キャスティングなども基本的にテレビ版と同じらしく、内容的にも(テレビ版を知ってる知人によると) テレビシリーズの映画化としては、しごく順当なものらしい。 靴は電話に机は車に..というくだらない秘密兵器満載の いかにも60年代センスにあふれるドタバタコメディ。..多分今見るとぬるいのかもしれない..いやたぶんぬるいんだろうな.. 6点(2004-04-09 14:28:48)《改行有》 957. ホット・ロック やっと見つけたよ! そうか、「ホットロック」ってタイトルだったのか。 子供の頃から魔法の呪文「アフガニスタンバナナスタン」だけはよく覚えていたんだけど(レッドフォードがその呪文(というか催眠術導入用の言葉ですが)を唱えると相手の態度が一変して「はい」と答えるシーンですね) その呪文でググってみたらタイトルわかりました。小粋な犯罪コメディで、子供のころから大好きな映画。(でもタイトルは覚えてなかった^^) あーこの映画もう一度見たいなぁ。 7点(2004-04-08 11:16:36)《改行有》 958. SPACE ADVENTURE コブラ 昔々、まだコブラがアニメ化される前のこと、漠然とですが僕にはコブラって「松崎しげる」のイメージがありました。 どうやらそう思っていたのは僕だけではないらしく、実際にアニメ化されてみたら、ほんとにコブラの声が「松崎しげる」! うわ、それってどんなんだろ..と期待して劇場まで見に行きましたが... オープニングの見せ場、バイクに乗ったコブラが空中に跳び叫ぶシーン「俺さ!俺がコブラだ!」(イマイチ力のない声:松崎しげる)のセリフの後にバーンとかかる名曲デイドリーム 「ど~んなぁ傷みがぁ、ついていてもいいっさぁ~」(さすがの美声、主題歌:松崎しげる).。 ...あぁ、松崎しげるは、やっぱりコブラには違ったかも..やっぱり歌手かも..所詮「トミーとマツ」かも..と当時劇場で思ったもんです。 この映画、当時も今もそれほど話題の映画ではありませんが、いかにもコブラらしい内容を少しアクを削って劇場サイズに綺麗になまとめた構成脚本、 丁寧な作画、安定した演出、コブラには欠かせないセクシーな女性陣、 「愛は見つけたのかねジェーン」の恥ずかしいセリフ連発でやたらと耳に残る久米明の声...、しかも同時上映が爆笑自称超大作 「メガフォース」....と、実においしい箇所満載で..うーん、もう少し評価されてもいい映画(アニメ)だったかと思います。ちょっともったいないですね。 ちなみに後のテレビアニメ版の声は野沢那智。やっぱりプロは違うよな..とこれも痛感。 6点(2004-04-07 12:25:41)(笑:1票) 《改行有》 959. 地球へ・・・ 有名俳優をアニメ声優として起用し、それを売りにする..という点では先駆けとなるアニメだったかと思います。 原作を知らずに見たのですが(というか今も知らないんですが)、それなりの映画でした。設定、展開などいかにも少女漫画チックなSFアニメなんで、そういうのを受け付けない人にはダメでしょうね。 このアニメで個人的に特筆すべきは、ダ・カーポの主題歌! 今でもカラオケのレパートリーとして健在です。 この歌、カラオケで歌うととにかく気持ちいいんですよぉ。お勧めです! .....まぁこんなの唄うと他の人に白い眼で見られるかもしれませんが... (下で映画小僧さんが書かれている、この映画の内容に即した歌という点ではエンドロールに流れるダ・カーポの「ブルーホライズン」が相当するのか、と思いますが..そもそも原作知らない私なので) 5点(2004-04-07 11:53:31)《改行有》 960. ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 《ネタバレ》 3部作を10時間におよぶ一本の映画としてみれば当然の事とはいえ、この「王の帰還」は全編全てがクライマックスという豪勢な映画。 まぁ一本の映画としてみると、全編クライマックスだけってのは尋常じゃぁないわけですが。 しかし、映画の見せ場である戦争シーンは前作に続いて「戦闘→ピンチ→味方援軍で危機脱出→敵援軍またピンチ→味方援軍..」というパターンが延々繰り返されるだけでさすがに厳しい?単調さ。 あげくに最後はなんの伏線もない理不尽な味方のインフラ現象(死者はズルだろう)により戦争が決着するようでは......他にも相変わらずの説明不足や納得いかない展開が散見されて、そこはどうしても気になるところ。 話にケリがついてからエンディングまでも長い。「もうここで終わるだろう」「もうここで終わるだろう」というシーンが延々と続いて..これ後20分は縮められるよ! ってか、去ってく理由に説明なしかよ! もう一つ、ストーリーの一方の柱であるはずのフロドのふがいなさがなんとも。 サムの引き立て役としての意味しかなく、いやサムが主人公ならそれでいいんだけど、主人公が狂言回しにしかならないような映画っていうのはあまり関心しません。 といろいろ書いておいて、それでも3時間半におよぶこの超大作、まさに超大作としかいえない圧倒的な画面と絢爛豪華なストーリー。 ここまでやっていただければ、娯楽映画としてはおなか一杯にはなれます。 もう一回観たいか?と聞かれれば断然お断りしますけどね。疲れるから。 あー、「I am not a man」は、戦い始めたときに読めるオチだったけど、お約束の展開でよかったっす。[映画館(字幕)] 7点(2004-04-06 10:56:56)《改行有》
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