みんなのシネマレビュー |
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962. マザーウォーター 《ネタバレ》 生活感もなく、こういう商売でどうやって生活しているのだろうという疑問がわくし、浮世離れしており、日常を描いているようで、非日常的であり、この世の世界とは思えない。アチコチから京都に流れ着いたという設定のようなので、皆が東京言葉を話しているというのはいいとしても、地元の京都の人との交流が一切ないのは何故なのか?地元民からは敬遠されて小さなコミュニティーで慰めあっているのか?等々数々の疑問が沸く。楽観刹那主義がテーマのようだが、過酷な日常に疲れている人にとっては癒される事もあるだろうし、逆に腹が立つ事もあるのかと。[CS・衛星(邦画)] 4点(2015-10-27 11:54:03) 963. 海洋天堂 《ネタバレ》 障害を持つ親の気持ちのようなモノは伝わってきますが(恐らく、母親は自殺したんでしょう)、ジェット・リーが老けてしまった事に感慨深さがあるのと、彼の演技も過剰ではないので、作品全体が良くも悪くもあっさりしていて、感動作という感じでもない。中国における社会福祉の現状は理解できたが、日本で同様の事例が起こった場合はどのようなサポートがあるのか気になった。あとは泳ぎが得意なのがわかっているのに入水自殺というのもちょっと違和感が。[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-10-26 13:28:03) 964. チャンス(1979) ニーチェの『ツァラトゥストラはこう語った』が原型のようではあるが、無敵の超人の情報源はTV。という構造をどう解釈したらよいのやら。TVだけ見てたらバカになるとも取れるし。今の時代なら引きこもりでネットばかりやってると、良くも悪くも「超人」にはなれるのかもしれないが。まあ、意識の有無は別として、他に惑わされず、己を貫いて自身を肯定し、平穏に生きられるのがイチバンではあるのだろうけど。[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-10-25 10:25:51) 965. 北の国から '89帰郷<TVM> 子役時代から見ていると、このシリーズは成長するに従って、痛さが増してくるのだが、そのターニングポイントとも言える作品。まあ仕方ない。青春なんてそんなもんでしょうよ。と大人になってやっと思えるというか。[CS・衛星(邦画)] 6点(2015-10-23 01:15:09) 966. 北の国から '95秘密<TVM> 「あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい。」罪とは、そして赦しとは何かを問う作品。生まれてから家から1歩も出なければ汚れずに生きる事は可能かもしれないが、それは生きていると言えるのか否か・・・。[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-10-23 01:10:54) 967. 福耳 《ネタバレ》 若くて健康な体と老年の経験と知恵。これを1人の人間が併せ持つ事は不可能なわけで、それを面白おかしく、そして切なく描き、生きるとは、老いるとは、そして死ぬとは、を問うている。結局死に際に悔いが残るのは恋心と家族との和解なんですかね。「先が見えない不安と先が見えてしまう諦め」それに対する、「見えないモノ(風)に向かって自分を信じて生きる勇気」のやりとりはちょっと説教くさいけど、素直に感動できた。ま、あんまり頑張らずに風に吹かれて生きる方が自分はラクでいいんだけど。現在、田中邦衛は実際に施設で復帰に向けてリハビリ中らしい。復帰を願う。[CS・衛星(邦画)] 9点(2015-10-21 12:42:45) 968. イエスマン "YES"は人生のパスワード 《ネタバレ》 いかにもアメリカらしいポジティブシンキングの自己啓発臭に最後まで嫌気がさすし、コメディーとしてもジムキャリーらしい安定さはあるが、言い方を変えれば平凡な作品でもある。ラストの裸シーンでポジティブシンキングを揶揄する形で上手く収束させたようにも思えるがオチとしては弱いかな。ポジティブで失敗もあるし、ネガティブで上手くいくという事もあるわけで、各々程度モノなんでしょう。鑑賞中、この一節が頭に浮かびました。「その翌日も同じ事を繰返して、昨日に異らぬ慣例に従えばよい。即ち荒っぽい大きな歓楽を避けてさえいれば、自然また大きな悲哀もやって来ないのだ。ゆくてを塞ぐ邪鹿な石を措除は廻って通る。」[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-10-21 10:30:06) 969. のら猫の日記 スカーレット・ヨハンソンの子役時代という事で見てみました。ジメジメしていない、悲壮感のない所はいいんだけど、それが逆にユルく感じてしまって波乱万丈のようでいて、どうって事ない話に思えてきたり。[ビデオ(字幕)] 4点(2015-10-20 10:48:29) 970. 思い出のマーニー ジブリにしては大人向けという評判のようなので見てみたが、やはり大人にはちょっと物足りないかな。[地上波(邦画)] 4点(2015-10-20 00:14:13) 971. 酔拳2 子供の頃に夢中になって見たハズだが、内容はまったく覚えていなかった。大人になってから見ると、さすがに中身のなさに物足りなさも感じるが、アクションには見応えあるかな。[CS・衛星(吹替)] 6点(2015-10-19 09:45:36) 972. おわらない物語 アビバの場合 男のどうしようもなさと、それに振り回される女の宿命というか。1人の女性を8人で演じる事により、環境や状況の変化と生き方みたいなモノを提示しているが、これは複数人格ではなく、複数体格であって、外見の変化や見られる存在として女性が生きる事の危うさは感じた。[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-10-14 12:52:08) 973. 図書館戦争 こんな内戦状態みたいな事を国家が放置している事自体が荒唐無稽で、設定についていけない所はある。攻撃側は政府組織ではなく狂信的な思想集団・テロリスト的にすればよいのだろうが、それでは背景にある国家による言論統制にはならないし・・・。榮倉奈々は美人ではないが、存在感はあっていいんだけど。[地上波(邦画)] 5点(2015-10-11 10:45:30) 974. フィッシュストーリー 60年間の3世代に渡る大河ドラマ。自分はなぜ今ここにこのように存在しているのか?を考えさせられた。いろんな本や音楽や映画に出会い、そういったものが影響して、人生の選択や意思決定をして、今ここに居る。それらの作品を作った人にも各々の人生がある。そういった、人はどこかで繋がっている、人はどこかで関係しているという、人生の本質と深遠さを感じさせられた。バンドメンバーは結局その後どうなってしまったんだろう。そこが知りたかった。[CS・衛星(邦画)] 9点(2015-10-07 10:30:08)(良:1票) 975. それでも恋するバルセロナ 《ネタバレ》 失恋の痛手とマリッジブルーの2人が旅先での高揚感と現実逃避で恋愛熱にうなされハメを外が、スペイン人の激情についていけず、目を覚ます。というだけの話なんだが、人生はこういう間違いの繰り返しなのだろうな。[CS・衛星(吹替)] 5点(2015-10-06 11:55:16) 976. ザ・ワーズ 盗まれた人生 《ネタバレ》 まさに『罪と罰』の世界。富や名誉のために偽りそして苦悩するというのはありきたりではあるが好きなパターン。ひたすら神視点での情景描写が言葉によって展開されるので、小説のような映画で深みがあるようにも思えるが、映像は文字(朗読)をなぞっているだけというある種の映画の限界を提示しているとも言える。真実を明らかにして自由になれると思い込み、奔走する主人公は痛々しくもあり、清清しくもあった。ラストで女子大生が「破滅よ!」と人生の真実ぶちまけるが、自分を偽って生きる事に苦悩する人は誠実ともいえる訳で、そんなのカンケーネーで生きてる人が殆どの世の中、あらためて人生とは何か、誠実に生きる事の難しさを考えさせられた。他方、虚構にとりつかれて現実が見えなくなった者達の物語とも言えるわけで、映画の見過ぎも程々にしないといけないのかな?と思ったり。[CS・衛星(字幕)] 8点(2015-09-30 11:56:41) 977. ファッションが教えてくれること 《ネタバレ》 モデルとなったご本人にそれなりの厳しさは感じられますが、愛想も悪くはないですし、さすがに映画(メリルストリープの演技)には誇張感があり、パワハラもないですね。カメラがまわってない所ではどうかわかりませんが。娘がファッションには興味がなく、アン・ハサウェイタイプであるのが面白かったです。冒頭で、「ファッション嫌いは不安や恐れの裏返し(要するにコンプレックス?)」的な発言がありますが、ファッションはカネと時間と労力が費やせるなら好きなだけ凝ればいいのでしょうけど、そういうのが単純にバカバカしいと思う人もいるのは確かです。最終的には趣味や生き方の問題なのかと。それを言ってしまうと会話にならないんですけどね。ファッションだけじゃなく映画でもなんでも。[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-09-29 18:00:59) 978. プラダを着た悪魔 《ネタバレ》 一流大卒のリベラルのインテリが、ファッション雑誌のアシスタント業務に甘んじるわけがなく、元々腰掛けだし、どのようなオチに持っていくのか?に期待したがイガイとあっさりしていた。が、資本主義の権化であるファッション業界に洗脳され、パワハラにも耐える過程は見応えがあり、逆に洗脳されて承認欲求から追い込まれて働いてしまう事の怖さも感じた(好きな業界だからという理由で過酷な労働条件で働かされるTV業界の下請けADやアニメ製作会社なども同じ構造だろう)。本来の彼女であれば労働組合作って待遇改善を叫ぶところである。嫌なら辞めればいいという問題ではないし、それは彼女が本来目指す所の社会正義でもないだろう。ラストは家庭崩壊をしてても自身の出世や保身のために非情に他人を出し抜き・蹴落とす事よりも、働く仲間や家族を大切にしたいという人情話でキレイに終わったが、この気づきというか転換への描き方がやや弱かったような。結局後任はパワハラで苦しんでいるだけだし。サラリーマン社会では前者が生き残り後者は駆逐されるという厳しい現実の中で、視聴者に「あなたはどっち?」という問い掛けをしているようにも思える。[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-09-29 16:07:23)(良:2票) 979. セレンディピティ 《ネタバレ》 基本的にはマリッジブルーのドタキャン系なので後味は悪い。ストーリーはデキスギだし2人は病的だが、実際に行動は起こさなくとも内面的には「この人でいいのだろうか?」という葛藤の末結婚してしまう人も多いのだろう。逆に、病的だからこその奇跡とも言えるわけで、この話は極端としても、偶然とか必然とか意思や行動の関数によって「デスティニー」は構築されていくのかと思うと、それはそれで人生の深遠さを考えさせられるものはある。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-09-29 14:06:54) 980. GODZILLA ゴジラ(2014) なんかゴジラがキングコングみたいだった。敵キャラもなんかアニメっぽくてイマイチというか。[地上波(吹替)] 4点(2015-09-28 12:41:58)
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