みんなのシネマレビュー |
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962. セロ弾きのゴーシュ(1982) 地味でまじめな作りの良作だと思います。が、しかし、あまりに地味でまじめすぎて、 個人的にはきわめて退屈なアニメでした。 こういうのは向いてないですね、私には.. 4点(2004-04-02 16:16:54)《改行有》 963. ティファニーで朝食を この映画の頃、あるいはその後しばらくの頃の平均的日本人にとって、ティファニーなんて店は 名前は聞いたことがあっても、どこにある何の店だかもよく知らない..なんてのが 普通だったと思う。 今やティファニーのビーンズ(あるいはオープンハート.etc.)あたりをプレゼントしようものなら 「うわ、今更ティファニーかよ...(しかもシルバーかよ!)」と女性に内心思われかねないような時代に 生きている現代日本人には想像も出来ないことではあるけれど。 有名なこの映画のタイトルのせいで 「ティファニーってのは食事できる店」と信じていた人が沢山いたって話もあるくらいですから、いやマジで。 そんな時代性を考えればこそ、映画中の日本人のあのイメージもありうるのかなと。当時の日本とアメリカ、お互いがお互いを知らないこと、 それはもうエイリアン並みだったのかと。 そんな時代を考えれば、この映画の25年後には、BTTF で日本製品が褒めちぎられ、ダイハードでは社長がかっこよく死亡。 随分と扱いもかわったもんだなぁと感嘆します、いやほんと。 で、この映画なんですが....独特のお洒落なムード&ムーンリバーはいいんだけど、まぁ評価できるのはそこだけかなと。 5点(2004-04-02 10:26:25)《改行有》 964. 海底超特急 マリン・エクスプレス〈TVM〉 うわ、こんなの登録されてるんだ... CM前に入る 「マーリンエクスプレッス!(チャッチャ!)マーリンエクスプレッス!(チャッチャ!)」のアイキャッチ音楽(?)と、 子供心に日テレの策略に騙されて1000円払ってしまったことがいい思い出です。 5点(2004-04-01 17:38:02)《改行有》 965. ローマの休日 おぉう、こんなメジャー映画に何も書いてなかったとは... とはいえ、今更このような超メジャー映画に対しいったい何を語ればいいのか。 大人のためのファンタジー。手堅くまとまりすぎていてむしろもう少し破綻..無茶がほしい感じがする。ってとこですかね。 あ、そうそう先週、中央競馬で「オオトリヘプバーン」という馬が初勝利をあげました。 映画フアンなら「ハルウララ」ではなく「オオトリヘプバーン」の応援をぜひ^^ 8点(2004-04-01 14:40:19)(笑:1票) 《改行有》 966. 世にも不思議なアメージング・ストーリー 決して面白くないわけではない。テレビで気楽に見ればいい感じかと。 しかし、まぁそこまでの映画。 3話ともその話のベタっぷり自体は、僕は決して嫌いじゃないですよ。 5点(2004-04-01 11:09:57)《改行有》 967. スクリーマーズ いや、ここのレビュー見るまで、ディック原作だとは知らなくて..... 知ってしまえば、「あぁ、なるほどディックなのね」と納得のB級SF映画。 やっぱりあんたも○○なのね..。やっぱりお前も○○だったか。 ..という展開はもはやディック映画のお約束。 クライマックス近辺、何故か不条理な恋愛モードに突入するのもB級SFだからこそ許されるところで(むしろ、こうでなくては!的だ)、 ...B級SFっていいな。 6点(2004-03-30 12:56:31)《改行有》 968. ブルーサンダー 手馴れたシェフが、若く貧乏な人達に向けて、 一見して派手でアピールしやすい食材ばかりを豪華に盛り込んで お値打ち価格で 提供しましたという趣の、これぞアクションエンターテイメント映画。 フランス料理店で言うと、ひところのクィーンアリスみたいな映画で、決してコートドールなどではない(←わからん比喩だ) 分析的に評価するといろいろ意見もある映画だろうけど、 この映画はこれでいいんです。 この頃のロイシャイダーはほんとに旬だったなぁ.. ところでそもそもヘリコプターって宙返りできるもなのかどうなのか、が 素人ゆえによくわかってない。この映画のキモなのに.. 7点(2004-03-29 11:51:38)《改行有》 969. ファイヤーフォックス 東西冷戦が終わってからのことしか知らない世代がこういう映画を観るときの感覚って ベトナム戦争物を日本人が見るような感覚なんでしょうかね? つまり知識としては知ってるけど実感がないという。いや、こんな映画に実感あるのかといわれるとアレなんですが。 ロシアの秘密兵器を奪っちゃうぞ的スパイアクション映画としてありがちな内容ですが、意外と見ていて燃える映画。 確かに前半のストイックな雰囲気と後半の雰囲気は分離してますが、 これは抑えた前半の鬱憤を後半に爆発させているんだ..という見方でどうでしょう?..どうでしょう?って誰に提案してるんだか.. オチにもなってる言語ネタは他でも同じようなのを見たことある気がするんだけど、一体どれが最初なのかなぁ... 6点(2004-03-24 14:50:41)《改行有》 970. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦 《ネタバレ》 キリ番(100番)もいいけど99番目レビューもいいかなと思いレビューを.. (あれ、さっき書いたとき99番目だったんだけど..) 前作(オトナ帝国)に引き続き、たいへん良い映画でございます。 ただ、そうとうアクが強く破天荒な出来の前作と違い、 普遍的な良作と言った趣の映画で、このあたり監督の間口の広さを感じさせます。 この映画、実に手堅くまとまった佳作といいますか、一本の映画として見たときに 最後の、個人的には出色の出来だと思うラスト 「おい青空侍」までふくめて、完璧で非のうちどころのない出来なんですが ちょっとこじんまりまとまりすぎって印象....なんですよね。 あらゆる意味でよく出来すぎていて、突出したものを感じなかったというか、 自信をもって誰にでもお奨めできる映画だけど、マイフェバリットワンにはなれない..って感じの映画です。はい。 じゃぁどうすればよかったのか、と聞かれても正直わからんのですが。.... 廉ちゃんの「もう2度と誰かをこんなに好きになることはないと思う」と「おい青空侍」は淡々としてる分だけツボ。 8点(2004-03-16 17:48:18)《改行有》 971. 2010年 そういえばこの頃ロイシャイダーは旬だったなぁ。 2001年とはまったく別のわかりやすい娯楽映画。 あまりにも哲学的思弁的芸術的すぎる故に傑作の誉れ高い「2001年」だが、 それ故逆に、一般興行用映画としては「正直どうよ?」と思ってしまう微妙な映画。 今回のこの方向転換はアリでしょ。とはいえこの映画、「娯楽作としてこの方向転換はありでしょ」と語るほどそんなに面白かというと...そうでもないのがつらいところな2010年なわけですが.. 2010年ってもうあと6年なんだなぁ。 6点(2004-03-08 15:50:13)《改行有》 972. イノセンス 押井節炸裂。私、前作を見ておりません..というかこのシリーズは原作等含めて初見です。基本設定も理解していません。だけどしかし、話も設定もごく単純でありきたりな内容だったため、それはまったく問題ありませんでした。しかし、まぁ本編中は監督得意の実りのないくだらない会話のオンパレード。 声優陣、理解してしゃっべってるのか?と問い詰めたくなるようなセリフばかり。 多分アメリカではヒットするんだろうけど..日本じゃやっぱりマイナー、マニア向けの域を出ない映画だよねぇ、これ。...と書いてるとめっちゃ悪い点数つけそうに思うかもしれませんが、いやそれなりに面白かったので そういう点数をば。 6点(2004-03-02 21:49:01)《改行有》 973. 狼男アメリカン あら、これ廃番なんですか..へー。一時代を築いたちょっとわびしい独特のセンスのB級ホラーなんですけどねぇ。この映画はとにかくテーマの「ぶるーむーん」です。「ぶるーむーん」につきます。映画終わった後劇場から出るときに「ぶる~む~~ん」と鼻歌を歌っている自分に気がつきます。ベイブのねずみ達も歌ってましたが.. 6点(2004-02-22 21:33:09)《改行有》 974. 機動戦士ガンダムII 哀・戦士編 映画3部作の中で、なぜかこれだけレビュー書いてなかったので..とはいえガンダムともなると、映画として1本1本の出来を語ってもしょうがないわけで、えー、カイがかっこつけるところ(「ミハル、俺はもう悲しまないぜ..」)で哀戦士がかかるところが実にかっこいいのでこの点数。 7点(2004-02-22 21:26:08)《改行有》 975. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 そう、たしかにそう。子供の頃の絵本や雑誌で描かれた21世紀の未来都市、 「道路にはエアカー、街を走るチューブ列車、テレビ電話でルンルン」は どこへ行ってしまったんだろうか?確かにそうなんだよねぇ。 実際の21世紀になってみると、子供の頃(高度成長期)に夢見た未来がなんだか失われてしまってるんだよ。 未来へ向けての「ドキドキワクワク」「センスオブワンダー」はどこへいってしまったのか。 日本の子供の理系離れが著しいってのも、そういうのが原因なんだろう。 でもさ、でもでも思うんだけど、そういうのひっくるめてみんな自分の人生じゃん。 いま自分といっしょにいる人とこれからもずっと一緒に前に歩いていく、 それは確かに絵本に描かれるような大きなドキドキワクワクじゃないけれど、 等身大の一人一人の本当に大事なドキドキワクワク。それを捨てちゃう回顧主義なんて 燃えないゴミの日にでも捨てちまえ。(燃えないかどうか知りませんが) .......と、そういう映画。高原の小枝を大切に。 8点(2004-02-16 16:21:17)(良:1票) 《改行有》 976. ラン・ローラ・ラン 「人の些細な行動毎に未来は分岐して行き、少しづつ違う平行世界が無限に生まれていく」というこの世界の成り立ち、それは一部の方には常識的なお話なわけですが、通常、その無限に存在する平行世界は決して交わることはなく、そもそもその存在自体を普通の人が意識することもない。(あくまで理論上の存在にすぎない) だがしかし、その平行世界を根性で渡り歩く女がここに出現、それがローラ!自分の気にいる並行世界にたどり着くまで何度でも人生をやりなおすという科学への挑戦を意思と根性で可能にするすごい奴。 その髪の赤さは通常の3倍の速度で動けることの証明。..あぁ、だから3回人生をやりなおせるのか。納得だ。 6点(2004-02-14 17:20:22)《改行有》 977. ドクター・ドリトル2 ドリトル先生といっても、昔の映画「不思議な旅」(かたつむりが出る奴ね)なんかと違って、この映画は動物としゃべれるという設定だけがいっしょの同姓同名の別人。 素敵な原作とはなんの関係もなし。井伏鱒二の名訳を子供の頃、わくわくしながら読んだ世代としては噴飯ものの映画である。 同じように動物がしゃべる映画なのに、ベイブと比べてどうしてこんなにだめなのか。 こっちは..動物がしゃべるってだけで話自体は、環境破壊にせよ親子断絶にせよ、とことん陳腐な内容の(しかも底の浅い)駄話にすぎないからだろう。 ベイブもオリジナルのドリトル先生シリーズも立派なファンタジー。比べるのもおこがましい。 ファンタジーにはファンタジーなシナリオがないとな。2点(2004-02-10 23:29:33)《改行有》 978. ブルース・ブラザース 作品としての評価が「良し悪し」ではなく「好き嫌らい」で語られるタイプの映画の典型かと。 このノリが好きかどうかが全て。たしかにすごい面子が出ているのはわかりますし、 この映画を好きな人は熱烈に好きなんだろうなぁ、というのはわかりますが、 残念ながら僕は別にこの面子に思い入れはないし、内容等々に特に感じるところもなく、 そういう視点で見ると話も薄く特にどうといこともない映画なんですよねぇ。 5点(2004-02-06 13:05:12)《改行有》 979. うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー 1作目とうってかわって押井ワールド全開の第2作。 当時、原作フアンの知人には押井うる星が嫌いという人が何人かいて、曰く 「うる星ってのはあくまでドライで軽いのがウリなのに、押井ものはウエットで思弁的にすぎる。」と。 このあたり「あんなのルパンじゃない」と「宮崎カリ城」を否定するルパンフアンと構図的に似ているところ。 宮崎ルパンも押井うる星も、「こっちでなくては」という熱烈フアンがいるのもまた確かで、 結局映画化する際に原作に100%忠実な映画化を狙うのでなければ映像作家の作家性が 加わることは避けては通れないところだし、そもそも原作にあまりに忠実に映画化するのは 「映像化の意味ないじゃん」という当然の問題が発生するわけだから、全然これでいいわけだ。 そもそも、ほとんどの原作付き映画は原作フアンから「歯牙にもかけない」ような扱いをうけることが多いことを考えると、 アンチからもそれなりに意識された発言をされる宮崎、押井はやはりたいしたものなんだろうなぁ。とも思うのである。(今回なんか偉そうな書きっぷりになった..) 8点(2004-02-05 15:51:37)《改行有》 980. 3人の逃亡者 ニックノルティの踏んだり蹴ったり物語。いわゆる巻き込まれ型ヒーロー映画のバリエーションですな。 話の中で女の子に表情が出てきてどんどん可愛くなっていくのがたまりません。(特に髪を切ってから) そりゃニックノルティでなくても落ちるわ。 ここを見て知ったのですがフランス映画のリメイクだそうで、ど~りで全然アメリカ映画っぽくなかったはずだ。 個人的には、子供の為なら周りの迷惑を顧みないような親の姿勢に 非常に反感を感じるので、あの父親にマイナス2点。 でも女の子が可愛いのでプラス1点。 この映画、特に欠点もなくよくまとまったいい小品映画だと思いますが、 映画自体の「枠」というんでしょうか、この映画として仮に満点の出来でも、 ここでの点数評価で8点程度の「枠」の映画だと僕には思えます。 体操競技で、技に難度が設定されていて「完璧にこなしても 最高9.25点までしかつかない技」があるのと同じような感じ。 なので点数は平均点を下げる方向になっちゃいますが、いや、いい映画だと思いますよ。 7点(2004-02-02 14:15:29)《改行有》
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