みんなのシネマレビュー |
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82. 真昼の決闘 《ネタバレ》 一般的な西部劇の型を外した意欲作、といったところでしょうか。 当時の観客がどう思ったのかは知りませんが、1952年の時点で このような内容の作品を作るというのは実にセンセーショナルではないかしら。 本作のゲイリー・クーパーはだいぶおじいちゃんに見え、若いの4人も相手に 大丈夫かと心配になりましたが、そのおじいちゃんに簡単にやられるさらに弱っちい奴らでしたね。[インターネット(字幕)] 6点(2025-02-13 17:14:18)《改行有》 83. 家族ゲーム 《ネタバレ》 奇妙さがクセになる、不思議な魅力を放つ作品です。 あらゆるセリフがいちいち面白いです。どれをあげても構わないのですが、個人的には目玉焼きの黄身を指して 「こんな硬いんじゃチューチューできないじゃないか」と抗議するセリフがツボに入りました。 そして最後の晩餐です。一列に並んでガツガツ食ってどんどん壊れていく。 シュールさがしっかり笑いになる。なかなかこんな作品ないです。[インターネット(邦画)] 7点(2025-02-13 15:06:54)《改行有》 84. 元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件 《ネタバレ》 まぁそれなりには楽しめる佳作といったところでしょうか。 勿論、元彼が乗っていてもいなくても墜落だけは絶対に避けたいところです(笑)。 そんなわけで二人それぞれ体を張って、飛行中の飛行機の燃料漏れを食い止めようとしたり、 ハラハラさせられるシーンの連続。映像的にも抜かりない作りで良かったと思います。 もう助からないと感じたあたりからの二人の告白、こういうのはグッときますね。 小さな砂の島へと着陸を試みてからの沈没、そこからの救出あたりが一番の見せ場だったかな。 あとラスト、最後にサメが出てくるのかなみたいな視点があって、あれは若干余計かなとも思いました。[インターネット(吹替)] 6点(2025-02-13 10:09:29)《改行有》 85. 目玉の怪物 《ネタバレ》 車に轢かれた例の怪物が映し出された時、私は一瞬「あれ、ミャクミャクか?」と思ってしまいました(笑)。 でもミャクミャクのような程よい可愛らしさはこの怪物にはありません。 それなりに不気味さはあったと思うのですがこの怪物、車のライトに照らされただけでボン!と爆発して消滅するのです。 これほどまでに弱っちい異星人が他にいただろうか。それに動きもすごく鈍いです。 あとお話がつまんないです。ポスターに出てる目玉だけの怪物は出てきません。あしからず。[インターネット(字幕)] 4点(2025-02-11 16:47:18)(笑:1票) 《改行有》 86. ロスト・ワールド(1925) 《ネタバレ》 ちょうど100年前の作品とのことで鑑賞。 確かに今観れば恐竜たちはストップモーションアニメのカクカクもので、 これを見て本物の恐竜だと思う人はゼロ人でしょうけど、100年前の人であれば、 そもそもクレイアニメの概念自体がないと思うので、やはり相当衝撃だったんでしょうね。 個人的に感心したのはその恐竜のシーンと人間が、一つの画に合成されてるシーンがいくつかあったことです。 100年前の時点でそういう合成が実現できてたんだなと、その映像を見たらより真実味に感じるだろうと思いました。 私が見たのは全編にわたって優美なクラシック音楽がつけられてましたけど、 これがシーンシーンを盛り上げるための付随音楽として作られていたらもっと良くなってたでしょうね。 あと、着ぐるみの謎の獣人も気になりました。恐竜だけでなく色々詰め込んでてすごいなと。 その獣人の相棒のオランウータンも演者で可愛かった。[インターネット(字幕)] 6点(2025-02-11 11:22:30)《改行有》 87. 赤の涙 《ネタバレ》 収容所では拷問や監禁など行われ、確かに辛い時を過ごしたと感じさせるわけですが、 みんな普通に会話できる自由はあるんだなというのも感じた点であり、そこはホッとさせられた。 ただそれ故にな仲間の一人が自害してしまうシーンは辛かったですね。 全体としてすごく淡々とした作りで、特に息子さんとのシーンはもう少し情緒的に 描いてもいいのではとも思いましたが、それでもラストの抱擁シーンは胸にくるものはありました。[インターネット(字幕)] 5点(2025-02-09 14:00:04)《改行有》 88. サマリタン 《ネタバレ》 スタローンかっこいいですねぇ。ほんと、イケおじですよ。 こういうある種安心して観れる王道ストーリーの作品って最近はむしろ少ないように感じますが、 スタローンのような往年スターが今でもこういう役柄を演じて頑張ってることが嬉しく思います。 少年に対して、悪党を倒すのは簡単だが誰の人の心にも善と悪の両方がある、 正しい決断をするのは自分次第だと諭す姿が格好良いです。[インターネット(吹替)] 7点(2025-02-09 10:24:33)《改行有》 89. モンスター・パニック/怪奇作戦 《ネタバレ》 異星人によるおバカすぎる策略。 実験施設でのレトロなモニター画面、頭につけてビリビリやる器具、 細ビーガーに入ってブクブクしてる赤や緑や紫の謎の液体など、 今じゃバラエティでもやらんよなくらいのヴィジュアルに思わずニンマリしてしまう。 特殊メイクはまずまずだったかな。[インターネット(字幕)] 4点(2025-02-09 09:47:39)《改行有》 90. 旅立ちの時 《ネタバレ》 リヴァー・フェニックスの魅力が迸っている作品でしたねぇ。 逃走生活からの旅立ち、そして親からの旅立ち。 ラストは感動的で、映画が終わった後も、登場人物たちのその後の人生を色々と想像したくなる、 そうさせるのっていい映画だよな、て思います。[インターネット(字幕)] 7点(2025-02-07 14:32:50)《改行有》 91. ザ・メガロドン 大怪獣覚醒 《ネタバレ》 60メートルクラスのメガロドンが人を襲うパニック映画、とのことですが、 これを見てて思ったのは「でかけりゃいいってもんじゃない」ってことですね。 B級映画なのでメガロドンが人や戦艦を襲うCGは呆れるほど酷いのですが、 あまりにデカすぎて、人を襲うシーンもお魚がミジンコを丸呑みするみたいな感じでハラハラもクソもないです。 そんでこれだけデカかったら、普通は動きがスローなはずなんですけどね。 このメガロドンはでかいのに動きはクイックすぎて重量感を感じない。 まあこんな低予算ムービーにそういうのを求めるのも酷かもしれませんが、 人が会話してるシーンも画が単調すぎるしね、同じ角度からのカメラから撮ったものを延々繋げてるだけで 画に変わり映えがしないんですよ。せめてその辺の工夫もしてほしいなと思います。[インターネット(吹替)] 3点(2025-02-07 09:57:37)《改行有》 92. ノーマッズ 《ネタバレ》 ジョン・マクティアナンは自分の好きな監督さんです。彼の初監督作とのことで鑑賞してみたのですが、 まず音楽がビル・コンティだったのに驚きました。ビル・コンティは007の音楽も一度担当しており、 本作では若かりし頃のピアース・ブロスナンが主演してるわけですが彼ものちにジェームズ・ボンド役に 抜擢されるのでこれはある種の縁というやつですね。 巨匠と呼ばれる映画監督はなぜか初監督作品がホラーであることが多いのですが、 本作の場合は普通のホラーとは少々違っておりまして、このノーマッズという悪霊が見た目単なるパンク集団なわけです。 そんで連中が出てくるシーンは大抵威勢の良いロックがかかってるわけで、悪霊っぽい描写が微塵もない。 なので普通のホラーだと期待してみるとなんじゃこりゃと思う人続出だと思います。 途中出てきたシスターも単なる悪夢だったし、ビルから突き落とした男も他の人には見えてなさそうだし、 単なる不良集団を悪霊だと思い込んだだけなのでは、という線も残しつつ描いていく。 そういうどちらとも捉えられる含みを持たせる設定は好みだけど終盤は急展開していきますね。 そんであの結末。ノーマッズに殺されるとみんなノーマッズになっちゃうということでしょうか。 不満点といえば主人公の医者がひたすら記憶を追体験するという設定が安直で、 彼女と人類学者にもう少し何かしらの繋がりを持たせて説得力を持たせるべきだなと思いました。[インターネット(字幕)] 5点(2025-02-05 14:00:41)《改行有》 93. ハイ・ライフ 《ネタバレ》 いゃぁ、これは困った代物です。正直、全く理解できませんでした。面白さも内容も、何が言いたいのかもわからず。 出演陣は豪華だし、宇宙と生殖というあまりない掛け合わせにも期待したいところだったのですが、 ちょっと不快なシーンがちらほらあるだけで自分には刺さりませんでした。[インターネット(吹替)] 3点(2025-02-05 12:26:12)《改行有》 94. 恐怖の足跡 《ネタバレ》 本作の影の主役はオルガンだと思います。不穏なシーンには必ずオルガンの短調かつ不協和な響きが聞こえてくるわけですが、 これがあるなしでは本作の色合いはだいぶ違うものになるでしょう。特に主人公自身がオルガンを弾いて焦点の合わない目になり 白塗り集団の高速ダンスシーンが流れたりするところはそれこそ遥か昔のシネフォト特有の不気味さを表現していたように思います。 前半こそ不思議で幻想的な映画だなと観ていましたが後半、自分が生きていないんだと悟るあたりの「孤独さ」が怖さへと直結していて その辺が巧みだなと感じました。まぁ古い作品なんで手作り感も強く、白塗りさんたちの追いかけっことか ちょっと笑っちゃいそうにもなるんですが、カルト的な人気があるというのもわかる作品であります。[インターネット(字幕)] 6点(2025-02-04 10:55:32)《改行有》 95. マックス・スティール 《ネタバレ》 ヴィジュアル的にはマーベルキャラっぽい代物ですが、 内容的には父親の正体を通して知る自分の運命のお話で全体として派手さはありません。 最後の最後になってようやく戦闘シーンが出現しますがスーツ二人組の肉弾戦で特筆するところはありません。 マックス自体にもあまり魅力がなく、バディのスティールもよく喋りはしますがその会話に面白さがありません。 予算の問題もあるとは思いますが、何より脚本の出来の問題かなと思います。[インターネット(字幕)] 4点(2025-02-04 09:45:43)《改行有》 96. 男なら夢をみろ 《ネタバレ》 離れ離れになった兄弟。片方は刑事に育てられ学生に、片方はヤクザ。 3年後再び会った時には検察庁幹部になってるわけで、ヤクザと兄と妹の由紀の三人で会食するシーンはおおらかな時代を感じさせますね。 最初から住む世界が違う、叶わぬ恋、交わるべきでないとわかっているからこそ自ら引く行為というのは情があって良いです。 ドンパチシーンになると、途端に影の世界に入ってアメリカのマフィア映画らしい画作りになるのがみていて楽しかった。[インターネット(邦画)] 6点(2025-02-02 15:30:13)《改行有》 97. クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代 《ネタバレ》 クリムトとエゴン・シーレを焦点とした作品、というよりも、この二人を出発点として 絵画に音楽、建築に心理学と後半に取り纏めてウィーン黄金時代について語る、といった内容になってます。 鑑賞し終えて思ったのは、とりあえずオーストリア行ってみたい!芸術家たちのゆかりの地を巡ってみたい、てな思いですね。 クリムトとエゴン・シーレ、二人の画風はだいぶ違うように見えますが、エロスや性の解放という点では共通してるみたいです。 セクシュアルなものを描くことにまだまだタブーが強い時代、ありのままに描くことの背景に裸体の写真があったのではという考察が個人的には興味惹かれました。 写実主義が終わって色々な形式が出てくる発端は写真術の登場によるものだと思うのですが、形式的にだけでなく質的にも変容をもたらしてるんだなと。 あとウィーン万博やパリ万博など、洋の東西の出合いがその当時西洋の音楽家や画家たちに多大な影響を与えたことも間違いありません。 だから単に芸術という枠だけでなく、近現代の芸術を語る上ではテクノロジーの発展、都市化、異文化の出会いというファクターを 鑑みることが重要で、そういう意味では本作のように広範に語る必要性というのもまた理解が持てます。[インターネット(吹替)] 6点(2025-02-02 10:20:28)《改行有》 98. 天才バカヴォン 蘇るフランダースの犬 《ネタバレ》 良いですね。こういうギャグアニメ好きです。 大笑いはしないけど、ふふってなるギャグが延々積み重ねられていきます。 バカボンにもフランダースの犬にも全く思い入れがなくてもこれ単体で楽しめます。 放り投げたみたいな結末ですが、これで良いのだ、と言われてしまえば、これで良いのです。 あと村井國夫さんの声の存在感が半端ない。[インターネット(邦画)] 6点(2025-02-01 17:22:49)《改行有》 99. コンビニ・ウォーズ ~バイトJK VS ミニナチ軍団~ 《ネタバレ》 とんでもなく下らないおバカ映画ですけど、個人的にはまずまず楽しめました。 オスメント君がちょい役で出て来て驚いたものですが、さらにジョニーデップの娘、 そして後半からはデップ本人も出てきてなんだこれはと。いや一番驚いたのはスタン・リーがカメオ出演してたことです。 なんでこんなお方がこんなおバカ映画に出てるんだと(笑)。おそらく監督さんの人脈とか縁の賜物なんだろうなと推測します。 JKらしい下ネタ全開ギャグ、いろんなキャラの先生、そしてミニナチ・ソーセージとかいう訳のわからんキモカワキャラが個人的にツボでした。[インターネット(吹替)] 6点(2025-01-31 16:47:58)《改行有》 100. デスフォレスト 恐怖の森2 《ネタバレ》 今回は舞台が学校なので、「デスフォレスト 恐怖の森」というタイトルもどうなのだろうと思うのですが、 舞台が変わっても巨大顔のバケモンは相変わらず良かったと思います。でも白塗り男の方は、森の中だとバケモン感あったんですけど、 学校の中だと途端に生身の人っぽさが出てきて、おまけに女子高生たちを追いかけ回してるので変質者にしか見えませんでしたね(笑)。[インターネット(邦画)] 4点(2025-01-31 12:55:37)《改行有》
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