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プロフィール
コメント数 2604
性別 男性
自己紹介 単なる鑑賞備忘録・感想文です。


※2014年11月10日高倉健逝去。人生の大きな節目。

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81.  グレイテスト・ゲーム 階級社会とスポーツにおける米英対立。父子の確執等々が、100年前の実話をベースに淡々を描かれている点には好感が持てる。自分はゴルフはやらないし興味もないのだが楽しめた。ゴルフは大衆化されたように思うが、メジャー大会で10歳の少年がキャディーやるのは今では無理なんじゃないのかと。という点においては後退している部分もあるような。その他、人々の差別意識やスポーツで代理戦争する国家対立等々は現代でもあまり変わってないように思う。100年後には国を背負ってスポーツするなんて時代は終わっている事を願う。[CS・衛星(吹替)] 7点(2015-06-15 10:42:41)

82.  バタフライ・エフェクト/劇場公開版 《ネタバレ》 そもそも、迎えに行くと行っておきながら7年間存在すら忘れていて、日記読んだら思い出して(本来日記とは忘れるために書くモノのようです。書いてスッキリするから?)、思い出話したら自殺したのでナントカしたいってそれは愛じゃなくて贖罪でしょう。まあ、それはよいとして。話としては障害者パターンが一番キレイ。一応皆幸せなんだから(母親がガンではあるが原因は勘違い?)。が、自分は不幸だと思ってる。ここが気になる。本当に不幸なのかと。主人公は単純にタイムワープするわけではなく、また記憶を上書きするのでもなく、記憶を追加していく。7年前や13年前を行ったり来たりしてドンドンと記憶が蓄積されていく。本来はここで人格破綻するハズなんだが、どうやら一番最初の記憶による人格が根幹になり、乗り移るような設定になっているようだ。だから、記憶の比較が生じてしまい次々起こる事が納得できない。通常人は運命を受け入れる。だから本来的に自己犠牲の精神があり、記憶が上書きされていくなら、たぶん障害者としての人生を受け入れて、皆の幸せを願うハズだろう。そもそも障害者が不幸なんてのは健常者の妄想であって、幸か不幸かは障害者にしかわからない。が、本来の人格にそういうモノがないし、感覚は健常者のままなので、障害者の自分を受けれらず、人格的な成長も起こらず、主人公は友人が彼女と出来てしまう事に嫉妬し、境遇を悲観し自殺しようとする。じゃあ、これまでの障害者として皆に支えられてきた7年間は何だったんだよ?という話になる。記憶の追加に失敗していると解釈すればそれまでなんだが、一応鼻血出しながら40年分の記憶を蓄積したようだし。記憶(経験)は人格を形成する。が、主人公はいくら記憶を蓄積してもまったく人格が変わらない。この点がこの作品の最大の欠陥。記憶が蓄積されず、1つの人格が単純に行ったり来たりして、「過去変えたら未来が突然こうなっちゃった!納得いかね~」ならわかりますが。最後は彼女との関係を絶って、平穏を得る(そもそも幼少期に好きな相手から「お前ら全員殺すぞ」なんて言われたらトラウマになりゃしないか?もっとウマイやり方があるだろう)。どこかで幸せにやってるんだろう的に(トラウマで苦しんでるかもしれないのに・・・)。これは一種の逃避であり、かなりエゴイスティックなラストではある。結局、主人公にとっては彼女の存在が最大の苦しみだったという事でしかない。恋とはそういうモノかもしれないが。病院シーンで全部お前の妄想・夢でした。お前はタダの病人なんだよ。で終わった方がよかったかも。と、いろいろと難はあるが、この手の作品は人生のタラレバを考えさせてはくれるし、教訓は多いので好きではある。[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-05-28 12:16:55)(良:2票)

83.  きみがぼくを見つけた日 《ネタバレ》 時空モノでタラレバを言っても仕方ないのですが、ヘンリーはクレアと出会わなければ銃殺される事もなかったわけで(しかも出会いの場所で殺される。「パパあぶない!」は娘がトラベルして目撃したという事でしょうけど、ちょっと残酷なような。)、この運命の皮肉を消化できずに悩んでます。共和党&ライフル批判も含んでいるのでしょうけど。タイムトラベルという体裁をとっておきながら基本的には傍観者でしかなく、運命には逆らえないというのは中々よくできた設定。そこには変えられない過去を見る事の苦しみと変えられない未来が見えてしまう事の不幸しかありません(宝くじは余計でした)。未来は変えられないというかそもそも分からない。分からないから生きていける。でもいつかは必ず死ぬ。その時が来るまで、今を生きるしかないんでしょう。「待つ人生は送らないで」は死者からのメッセージでしょう。ある種の幽霊と考えてもいい。通常は死んだ人間は待っていても帰ってきません。遺された人間は死者を悼みながらも止める事ができない時間の流れを生きていくしかありません。挿入されていた映画(題名分かる人教えてください)の台詞「時は流れるもの、それが時の仕事よ。チクタクとね」が印象的。[地上波(字幕)] 7点(2015-05-27 11:36:26)(良:1票)

84.  JUNO/ジュノ 《ネタバレ》 これだけ理解のある家庭なら、両親の支援も得られそうだし、自分で育てられそうですけどね。頭も悪くなさそうだし。画像技師にあれだけの啖呵切るなら親としてそういう選択するのもアリでしょう。普通に仕事をしている夫を支配し、飼いならし、趣味を制限し、結果夫婦関係を破綻させてしまうちょっと気難しそうな女よりはジュノの方が親としてマシだと思いますが。きっと子供も支配して自分の所有物のように思い通りの子供に育てようとして、結果親子関係も破綻するのではないのかと。それとも学習能力はあって改心するんでしょうか。その辺の「あの女大丈夫?」みたいな疑念もなくあっさりと渡してしまう所が不思議でした。そもそも「妊娠は女を母親にし、赤ちゃんは男を父親にする」なんて本で仕入れた知識を夫婦喧嘩の最中に「育てられね~、誰かもらって!」妊娠女子高生に言いますか?ちょっとズレてるんじゃ? 大人ぶって生意気なジュノですが、やはり子供っぽさもありとても魅力的でした。てっきり養父とデキてしまい、自分で育てる事になるのかと思ったのは自分だけ?少子化で大騒ぎの日本ですが、宗教的な違いがあるとしても毎年数十万の中絶天国である事を考えると、米国に学ぶ所は多々あるのかなと思います。[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-05-24 14:11:52)《改行有》

85.  母べえ 《ネタバレ》 実話がベースのようで、淡々と話が進んでいくので、テンポは悪くなかった。監督の内心には戦前日本への批判はもちろんあるだろうが、今から見れば大変な時代でも、その時代に生きた人々の日常や生き様のようなものが人間ドラマとして感じられ、批判色は結構抑え気味だったように思う。多少の皮肉はあったが、見ていて嫌味がなかったし。そりゃこの時代描けば展開は誰にでもわかるし、ストーリーはありきたりになるし、そんな事言ったら朝ドラなんて毎回1208と0815のラジオ放送やってるし、戦前戦後を生き抜くってのはそれだけ大変な事なんだろうし、だからドラマになるんだろうし、激動の時代をどう生きたか?というのを見たいわけで。実際には父べえは獄死せずに戦後も活躍したらしいので、原作者としてこのフィクション部分はどうだったのだろうなという疑問は残るが。吉永小百合のキャストにはそんなに違和感はなかったな。だって吉永小百合ってそういうもんだし、60歳って事は知ってるけど、言われなければわからない人もいるだろうし。三津五郎は10歳年下だから、全体のバランスとしては許容範囲ではないのかと。見てる中年がマヒしてるだけで、若い人には違和感あるのは仕方ないという気もするが。三津五郎が最近亡くなったので、その点でちょっとセンチな気分で見てしまったな。[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-05-09 10:48:43)

86.  もしも昨日が選べたら 《ネタバレ》 寿命を縮めている事に気がつかない主人公が時間をドンドン早送りしていく所はスリリングで見応えがあった。時間を早送りするって事は、まさに自殺行為なわけで、自分は全くしたいと思わないが、そういう風にできればと日常を過ごしている人もいるのかなと。 ブラックコメディー的な展開を最後まで貫いて欲しかったが、最終的には「家族が一番」みたいな説教クサイオチになってしまったのは残念。地位も名誉もカネもないが、家族が居て幸せ。なんて人生もファンタジー的なわけで、別バージョンで正反対の展開も製作して欲しいところ。 未来は予測できないが、刻々と時間が過ぎ去って、死に向かって歩んでいる事は間違いないし、日々の決断によって未来は形成されていく事も間違いはない。そういう当たり前の事にあらためて気づかされる。日本人をバカにしたシーンは米人の本音が垣間見える意味では貴重なシーン。[地上波(吹替)] 7点(2015-04-18 10:06:39)(良:1票) 《改行有》

87.  築城せよ! 一見バカげた設定・ストーリーのようにも思えるが、過疎化に悩む地方都市の問題や、封建主義と民主主義の対比、過去と現在の主従関係の違い等々、意味深で風刺も効いてる。カネをかければもっと面白い作品になったであろう。[地上波(邦画)] 7点(2015-04-15 11:31:56)

88.  シャーロット・グレイ 田舎町でこんなに美人でスタイルがよかったら目立ちすぎてスパイは勤まらないだろ!とツッコミたくなるが。いつの時代も権力によって人は翻弄される。保身から権力に擦り寄る者、権力と戦う者。中立的に生き延びようとする者。各々の心理描写もよく出来ていて、派手な戦闘シーンはないものの、戦争の恐ろしさや人間の醜さ等は十分に伝わってきた。吹き替えだったのでわからなかったが、オリジナルは英語なんですね。フランスで英語しゃべるのは違和感あって、それはちょっとシラケルかな。[地上波(吹替)] 7点(2015-04-10 13:03:43)

89.  帰郷(2004) 《ネタバレ》 千葉の田舎漁港から東京に出た独身30男が何も変わらず純朴なまま帰郷する。で、離婚して子連れで戻ってきた女に騙される。30過ぎると人生もいろいろ分かれてきて、人生がうまくいかない自分を肯定できなかったり、変わらぬ同級生に嫉妬したり。 ちょっと安易に騙されてしまったような気もするし、後味もよくはないのだが、南房の風景が荒涼としててなんとも言えない雰囲気がある。[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-04-09 11:08:59)《改行有》

90.  ガチ☆ボーイ 頭脳と肉体。繰り返し練習により体は覚えるのだろうか。障害を乗り越えるという悲壮感はなく、学生サークルの押し付けがましくない、仲間をユルく支える雰囲気が爽やかでよかった。全体的にちょっと古臭い感じが自分の学生時代を思いださせるのも何とも言えない趣がある。[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-03-24 10:22:36)

91.  インビクタス/負けざる者たち スポーツの政治利用というかナショナリズムの高揚には反対の立場なので、複雑な思いで見ていたが、まあこの場合は民族問題が関係しているので仕方ないのかなという気もした。マンデラはある種の寛容の精神により、ラグビーを上手く利用したのだろうと思う。 ラグビーは基本的に上流階級が行う閉鎖的なスポーツなので、それが瓦解していく過程は丁寧に描かれていたと思う。そもそもラグビーは国際大会になじまないし、南ア大会はW杯3回目で、ファンの関心はそれほど高くなかったと思う。それは今でも変わらないし、決勝トーナメントにも出る可能性がほとんどないのに、なぜか2019年に日本で開催するけど、結果的には盛り上がらずに、世界に恥をさらす事になるんだろう。 今は日本代表にも複数の多国籍外国人選手がいて、以前よりは強くなったがそれもどうなんろうという気もする。もう国際大会で国とか民族がどうのこうのいう時代ではないし、そういう意味では歴史的イベントとしての記録映画的な価値はある。ロムーはそっくりで本人かと思ったが、俳優だったとは。[CS・衛星(吹替)] 7点(2015-03-11 11:33:24)《改行有》

92.  マイ・ブラザー(2009) 《ネタバレ》 米帰還兵の年間自殺は8000人だそうで結構な数字。かなり過酷なのだろうとは思うが、旧日本軍の場合はどうだったのだろう。もう死ぬものだと覚悟していたのが戦争終わってホッとして家に帰れるぞ!という希望の違いだろうか。本作は米帰還兵のトラウマものとも言えるし、キャストアウェイのような死んだと思ってた人間が帰ってきた系ドタバタドラマともとれるし、親子夫婦兄弟姉妹の家族のドラマともとれるし、ちょっと要素がテンコ盛過ぎるのに短時間でアッサリ終わってしまったなという気はする。相手が弟じゃなく、アカの他人だったら許せるのだろうか?妻を愛するが故に家に帰りたい。だから部下を殺したというやるせなさとトラウマで、やはり怒りや葛藤は収まらないのか?等々いろいろと考えさせられる作品ではある。背負った心の傷は家族愛などでは簡単には癒せない難しさも感じた。娘にあんな事言われちゃちょっとキツイよな。兄弟葛藤に加えて、姉妹葛藤も絡んでるし。[地上波(吹替)] 7点(2014-08-01 12:10:02)

93.  ヒットラー 第1章:覚醒/第2章:台頭<TVM> ヒトラーが幼少期から頂点に立つまでを描いた見応えのある作品。ヒトラーについては詳しくなかったので、いろいろと勉強になる。どこまで史実なのかわからないが。 歴史は勝者が作るので、基本的には連合国側の視点で描かれており、やった事を考えれば極悪人には違いないのだろうけど、中立性にはやや欠けるような気もする。抵抗勢力や取り巻きやファミリーのサイドストーリーはちょっと余計な感じもして、もっとヒトラーの思想や人物像、それを大衆が支持してしまった背景や経緯にもっとフォーカスしてもよかったような。ずっと英語で話してるのもちょっと違和感あったかな。仕方ないけど。それにしても日本はこういう国と同盟組んで、しかも最後まで裏切らなかったんだから、それはそれで不思議というか謎ではあるな。[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-06-06 14:57:19)《改行有》

94.  歩いても 歩いても 各々の関係性とその距離感が、とても自然なような気もするし、「ほら、家族ってこうでしょ?」的なあざとい演出のような気もするし。まあ、それにしても救いがない。家族なんて所詮こんなもんなのかもしれないが。[CS・衛星(邦画)] 7点(2014-05-05 22:10:03)

95.  ゼロの焦点(2009) 原作は未読だが、流石に松本清張だけあって、人間の持つズルサ・弱さ・強かさ等々業の深さが感じられた。新しい出会いにより新しい人生を歩み、過去や記憶を無かった事にしたいというのは現代にも通じるテーマなのでは?(それまでの縁を裏切る事もあるでしょうし、自分の嫌な過去を知る人間には消えてもらいと思う事もあるでしょう)。 広末はミスキャストだし、音楽も仰々しいし、その他細かな点においていろいろとツッコミ所はあるものの、映像的にもよかったし、役者もよかったし、中々見応えのある作品だった。[DVD(邦画)] 7点(2014-02-20 13:05:30)(良:1票) 《改行有》

96.  松ヶ根乱射事件 《ネタバレ》 雪国の田舎町の閉塞感や荒涼感のようなものは伝わってくるし、そこに生きる人間のしぶとさ、強かさ、愚かさも感じられて、この「あるある感」的雰囲気は中々よいのだが、金塊の話がちょっとリアリティーに欠けるかな。これがアクセントになりコメディーにはなってるのだが、もっと「事実は小説より奇なり」的にリアリティーを徹底追求してもよかったような。狂い始めた警官が銃乱射して鬱憤晴らしする事を「事件」としてしまうセンスには唸らされる。[DVD(邦画)] 7点(2014-02-14 13:11:10)

97.  僕の彼女はサイボーグ 《ネタバレ》 綾瀬はるかの魅力だけで引っ張っているようにも思えるが、内容的にもよくできてる。女ターミネーターとして過去の事件・事故を解決するという古典的な題材ではあるが楽しめた。犯罪・災害被害者の心情みたいなものがもうちょっと膨らむのかな?と思ったが、ちょっと展開が違った。「記憶」に関しても上手く扱えば面白くなりそうではあったが料理しきれなかった感じで惜しい。 こういう大災害モノは311後に見ると、いろいろと考えさせられる。神戸を東京扱いしてるが、大地震のシーンはちょっと胸が痛い。[DVD(邦画)] 7点(2014-02-05 10:15:37)(良:1票) 《改行有》

98.  69 sixty nine 原作は出版当時に読んだ記憶があるのだが、20年以上前だし細かい内容は忘れていた。が、村上龍に比べると、なんか自分の高校生活は平凡で退屈なのかなあという印象を持った記憶がある。中年になって映画化されたものを見てみると、暗い陰鬱な60年代というイメージは払拭されて(教師達の高圧的な態度や体罰には閉口するが)、懐古趣味的ながらも現代風にアレンジし、「明るい青春映画」として上手く作ったなあという感じ。あの頃はよかったとか、あの頃に戻りたいという感覚はあまりないのだが、もっと無茶してもよかったかな?という少々の後悔は残る。ストーリー云々ではなく、青春の雰囲気を味わう作品でしょう。[DVD(邦画)] 7点(2014-01-31 14:19:12)

99.  雨鱒の川 《ネタバレ》 中谷美紀が倍賞千恵子を彷彿とさせる母親役を熱演。当時の若さでこれは立派。須賀くんも吉岡秀隆とまでは行かないが北海道少年を好演。で、笑顔が可愛い志田未来が天才の片鱗を見せつつ、成長した綾瀬はるかも表情だけでよい演技をしている。違和感は成長した玉木かなあ。あれだけの天真爛漫少年がこんなに暗い青年になってしまうのはちょっと。総じて人間の機微みたいなものは感じられて悪くはないのですが、やっぱイカダでズッコケます。 川上健一の原作は未読なんですが、青春小説では定評のある人なので、ラストには疑問を感じます。脚本の問題なのかもしれませんが。[DVD(邦画)] 7点(2014-01-29 12:53:07)《改行有》

100.  スラムドッグ$ミリオネア 《ネタバレ》 貧困問題をエンタメ調に描いて、鑑賞者に疾走感だの躍動感だの爽快感だのといった印象を持たせる事に違和感を感じつつも、どんな所にでも幸福はあるというか、子供たちの生き生きとした力強さは印象に残るものがあるし、欺瞞的な西欧人を騙す所なんかは痛快ですらある。(そもそもここに描かれている事がどれぐらい現実を表しているのかも定かではないのだけれど。) 最終的には、カネか女(愛)かみたいな選択になって、カネを選んだ兄と女を選んだ弟(クイズに出たのはカネのためじゃなく女を探すためだし)を対照的に描き、結局は「運命だ」みたいな少々説教くさくて、クドイ感じもしないでもないが、全体的な作り方としては上手いし、作品としても面白いと思う。[DVD(字幕)] 7点(2014-01-01 11:17:02)《改行有》

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