みんなのシネマレビュー
眉山さんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 1264
性別

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順123456789101112131415161718
投稿日付順123456789101112131415161718
変更日付順123456789101112131415161718

81.  プライベート・ウォー ロザムンド・パイクってひと昔前までお嬢様系のマドンナ役が多かった印象があるのですが、「ゴーン・ガール」あたりから本性むき出し系に目覚めた感じ。本作における文字どおり体当たりの演技も、すばらしいの一語に尽きます。ボロボロの裸体を晒すあたりもすごい。まだ40歳代のはずなので、きっと本作のために〝作った〟のだと信じたいところです。 で、けっして正義のヒロインとしては描いていないところがいい。戦場で傷ついた心を覆い隠すためにまた戦場に行くという、ある種のワーカホリックというかウォーホリックな心情が痛々しく伝わってきます。武器も防具もなく最前線に出続ければ、いつか犠牲になることは必然で、早晩こういう結末しかあり得なかったんだろうなぁという気がします。 唐突にウクライナが戦場になっている昨今、過酷な現場の様子は、こういう記者の犠牲の上に伝えられるということを知っておく必要がありますね。市民によるSNS発信もありますが。[インターネット(字幕)] 8点(2022-03-03 02:13:53)(良:1票) 《改行有》

82.  グレートウォール(2016) チャン・イーモウというより、ジョン・ウーな感じ。こういう徹底的に商業主義に徹した映画も作れるんですね。もうストーリーとかはどうでもよくて、奇抜な兵器や輸送手段や迫力だけの戦闘シーンがいろいろ楽しませてくれます。しかし必要十分にデジャブなのは、数々のゾンビ映画と大差がないからでしょう。 マット・デイモンは八面六臂の活躍ぶりでしたが、せっかく思わせぶりに登場したウィレム・デフォーにも、もう少し見せ場を作ってもらいたかったかなと。[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-02-20 02:21:07)《改行有》

83.  小さいおうち 《ネタバレ》 超ネタバレです。原作は未読。なので細かいキャラ設定などはわかりませんが、端的に言えばごくごくありふれた不倫物語ということで。ただし逢瀬の現場でダンナと鉢合わせ、みたいな下品なシーンは一切なく、緩い緊張感がずっと続く感じ。人によっては、それを睡魔と呼ぶかもしれません。 黒木華もいいけれど、これは松たか子の映画だと思います。いかにも良家の奥様という雰囲気で、多くを語らなくても、しぐさや表情や言葉の端々で感情がモロに伝わってくる感じ。 なので一番グッと来たのは、終盤の手紙のシーンでも倍賞千恵子のシーンでもなく、オモチャのような家が花火のような爆弾でチャチに燃えていくシーン。そしてダンナ様と抱き合って死んでいたというナレーション。狂おしいほどの恋愛感情も、貞淑を装う倫理観も、別れの深い悲しみも、そういう人間が一生懸命に生きた証のような一切合切を、戦争は一瞬にしてあっさり燃やし尽くしてしまうんだなあと。残酷なもんだなあと。[CS・衛星(邦画)] 7点(2022-02-10 01:26:55)《改行有》

84.  パラサイト 半地下の家族 《ネタバレ》 さすが、よく練り込んである脚本だと思います。「豪雨」でいろんなドラマを生み出すとか、頭いいなぁという感じ。 しかしストーリーとしては、嫌悪感だけが残りました。善良で温厚な富裕一家を、まったく良心の呵責なく笑顔のまま騙し続けられるという、その神経がわからない。貧乏人なら金持ちにどんな仕打ちをしてもかまわないってことですかねぇ。これはある種の逆差別、人権侵害じゃないかと。 結局、富裕一家を破壊して逃げて、特に反省の色もなし。被害者である富裕の奥さんや子どもへの言及どころか、登場すらさせません。別に良識人ぶるつもりはありませんが、モラル意識が違いすぎてついて行けない感じです。 欧米ではやたら受けがよかったようですが、ひょっとしたら、サル山でも眺める感覚で、「東洋人なんて野蛮人だよね」「我々は欧米人でよかったね」という優越感に浸らせるに十分な作品だったからではないかと勘繰りたくなります。[インターネット(字幕)] 3点(2022-01-31 01:52:59)(良:5票) 《改行有》

85.  ベイビー・ドライバー 《ネタバレ》 脇役はみんな魅力的。ストーリーも単純でそこそこ緊張感があって面白い。ところが主人公だけまるで魅力なし。ジトッと暗くて辛気臭くて華がない。辛い過去を負っているという設定はわかるが、見ているこちらまで暗くなってきます。最初のうちは音楽と映像がシンクロしていて軽いタッチだったのに、実はその音楽を聞き続けることにも暗い意味があって「お、おう」という感じ。 それにジェイミー・フォックスは案外早くあっさり退場するし、ケビン・スベイシーは最後の最後にいい人になっちゃうし。文科省推薦映画のような終わり方もあまり好きではない。よかれ悪しかれ予想外の作品でした。[インターネット(字幕)] 5点(2022-01-27 02:54:49)(良:2票) 《改行有》

86.  聖の青春 原作は遠い昔に読んで感動した覚えあり。よくある安っぽいお涙頂戴ものの映画に仕上がっていたらイヤだなと思っていたのですが、よかれ悪しかれ〝静か〟な作品でした。特に最終盤の羽生さんとの対局シーンは、なかなか鬼気迫るものがあります。演技とかモノマネとか以前に、「いい作品にしてやろう」という2人の意気込みが伝わってくるというか。 ゲージツを解さない私にとっては、「こんなシーン必要か?」と思うシーンも散見されましたが、見て損はないという感じ。 まったく余談ながら、東出昌大はまだ若いんだし、不倫で非難されるのは仕方ないとしても、仕事まで奪われるのはかわいそう。芸能界の掟は知りませんが、そろそろ許してやったらどうかと思いますけどねぇ。[CS・衛星(邦画)] 6点(2022-01-24 01:56:15)《改行有》

87.  宇宙人ポール 絵に描いたような能天気映画。だがそれがいい。他のSF映画が宇宙人の造形に独自色を出そうと工夫したり苦労したりしているのに対し、ポールはザ・プロトタイプの宇宙人。それがかえって各所で笑いや皮肉やパロディを生んでいるわけで、頭いいなぁという感じ。 個人的には、ヒロインとの進化論論争あたりが秀逸でした。ただしシガニー・ウィーバーをもう少し見たかったかなと。[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-01-22 05:01:59)《改行有》

88.  9人の翻訳家 囚われたベストセラー 密室における神経戦のような静的なサスペンスかと思いきや、中盤以降はやたら動的になって驚き。いくつも伏線があって、いかにもフィクション風の出来すぎな展開に、最後はすっかり冷めてしまいました。嘘くせぇんだよと。 まったく余談ながら、今ほど多様化された時代に、文学にしろ音楽にしろ、世界的ベストセラーというものはなかなか生まれにくい気がします。かつてのマイケル・ジャクソン的な存在や作品は、今ではほとんど思い浮かびません。言葉や文化の壁がある文学の世界は尚更で、そんなにセキュリティをガチガチにしてまで世界同時発売にこだわる必要はあるのか、という気がしないでもありません。実際、海外小説の海賊版など見たこともないし、読みたいとも思わないし。こんなことを言い出すと身もフタもありませんが。[インターネット(字幕)] 5点(2022-01-09 04:06:52)(良:1票) 《改行有》

89.  悪人伝 《ネタバレ》 主役のマ・ドンソク(という役者を初めて知りましたが)の存在感が強烈。その言動を見ているだけで、ご飯3杯は食べられそう。 いかにも韓国映画らしく、暴力に次ぐ暴力。ここで暴力は必要なのかと思う場面でも、とにかく暴力。見ちゃおれんほどではありませんが、とりあえず痛そうです。 で、ストーリーは暴力でごまかしつつ荒唐無稽。しかしけっこうハラハラさせてくれます。サイコパス氏のサイコパスぶりには容赦がありません。惜しむらくは、あの純朴そうな写真の青年がどうしてサイコパスに走り始めたのか、もう少し知りたかったかなと。[インターネット(字幕)] 7点(2022-01-07 02:04:25)《改行有》

90.  ナイトクローラー 《ネタバレ》 これは傑作。とにもかくにも、ジェイク・ギレンホールの病的に鋭い目つきがいい。この目力がすべてを物語っている感じ。 どうしても実際のニュース番組と比較して見てしまいますが、当たらずとも遠からずではないかなと。ある意味で主人公ほど〝ガッツ〟のある人間は現実には少ないかもしれませんが、モラルのぶっ壊れ具合はよく似ている気がします。むしろ主人公は、多少の演出を加えつつも基本的に現場を追うことにこだわったわけで、薄っぺらなイデオロギーを振りかざしたり、そのために事実を捻じ曲げたり捏造したりはしていません。その意味では、よほどジャーナリストとしての矜持を守っていたと言えなくもありません。 ただし、主人公のモチベーションがカネなのか、名誉なのか、承認欲求なのか、今ひとつ判然とせず。また、主人公にもテレビ局にもいつか〝神の鉄槌〟が下されるだろうと期待していたのですが、それもなし。より過激なニュースをエンタメ感覚で求める視聴者の1人として、こちらまで共犯者になったような後味の悪さを残して終わるわけですが、それもまた一興でしょう。[インターネット(字幕)] 8点(2021-12-26 02:46:18)《改行有》

91.  ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密 ダニエル・クレイグもアナ・デ・アルマスも老けたなあというのが最初の印象。特にダニエル・クレイグなんてお爺ちゃんじゃないですか。「007」引退もやむなしという感じ。 それはともかく、きわめて上質なサスペンスでした。とりわけ面白いのが〝格差問題〟の描き方。最初はみんな優しかったのに、立場が逆転して以降急に態度が変わるというのが、なんともリアルというかえげつないというか。というわけで、皮肉混じりの(というか皮肉しかない)最後のワンシーンがけっこう好きです。アナ・デ・アルマスは老けたけど、セクシー系を脱していい女優さんになりそう。[インターネット(字幕)] 8点(2021-12-15 23:15:13)《改行有》

92.  MIFUNE:THE LAST SAMURAI あのスピルバーグやスコセッシが日本の一役者について語るなんて、おそらく三船敏郎以外では考えられません。たしかに、画面に登場するだけで空気がピンと張り詰めるというか、重みが増すというか。やっぱり不世出の役者だったんだなと再確認できます。 ただ大真面目なドキュメンタリーで、特に目新しい情報もなし。NHKとかがふつうに作りそうな内容でした。[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-12-04 01:41:17)《改行有》

93.  テロ,ライブ 《ネタバレ》 これは面白い。とにかく冒頭、やさぐれた感じの主人公が、にわかに欲望をたぎらせ、そしてテレビカメラの前で急に生真面目風なキャスターを演じるまでの三変化が見事。これが役者の演技力というものかと、この時点ですっかり魅了されました。 いろいろ「how?」と突っ込まれたら説明できないシーンが多々あったように思いますが、そんなことはどうでもいいと突っぱねる緊張感とスピード感がありました。政府やら警察やら局やら他局やら、いろいろな思惑や疵が絡み合うカオスな状況は、もはやコントのようでもあります。で、いったいどうやってオトシマエをつけるのかと思っていたら、これ以上ないほどのカタストロフィーでした。いろいろ裏切ってくれます。このあたりも見事。[インターネット(字幕)] 9点(2021-12-02 02:07:11)《改行有》

94.  シチズンフォー スノーデンの暴露 ホンモノのスノーデンとかジュリアン・アサンジとかが出てきて語る面白さはありますが、基本的にインタビューのみのドキュメンタリーですからねぇ。正直なところ、途中で飽きます。 たしかに当時はけっこう騒ぎになった覚えはありますが、かれこれ10年近くが経過した今、では何が変わったかといえば、よくも悪くもまったく変わってないんじゃないでしょうか。今もアメリカは全国民の通信だの会話だのを監視できるのかもしれませんが、それがどうした、という感じ。3億人もいる国民をいちいちチェックするとなると、途方もない労力が必要です。ご苦労さん、という感想しかありません。 だいたい今日に生きている時点で、私たちはGAFAMに個人情報をごっそり抜かれているわけで、今さらジタバタしても始まらないという気がします。むしろ個人情報を提供しているんだから、その分コンシェルジュサービスをよろしくという感じです。 そして国家の場合、逆に管理できていないことのほうが問題。かなり前には「消えた年金問題」、最近も給付金の給付でモタモタしたりということがありましたが、ああいう杜撰なことでは困るわけです。個人的には、ZOOMでもメールでも国家転覆やテロ等について協議したことは1度もないので、見たければどうぞと。ただし共産主義国なら話は別です。[インターネット(字幕)] 6点(2021-11-30 12:46:35)《改行有》

95.  T-34 レジェンド・オブ・ウォー 痛快娯楽映画という感じ。独ソ戦という過酷な戦場が舞台でありながら、陰惨とか死と隣合わせといった印象はほぼなし。戦車戦という、ある種のスポーツを見ているような錯覚に囚われます。内部の構造はこうなっていて、こういうふうに操縦するのかと勉強になりました。砲弾が鋼板をかすめると耳に来るというのも面白い。 しかしジョン・ウー監督ばりにスローモーションばかりで、緊張感よりエンタメ感が増しています。そしてもう1点、湖に飛び込んで「自由だ!」と叫ぶシーンがありましたが、これから10年近くスターリンの時代が続のかと思うと少々気の毒に見えてきました。[インターネット(字幕)] 7点(2021-11-19 02:36:59)《改行有》

96.  バイス 《ネタバレ》 これは傑作。クリスチャン・ベールのメイクもさることながら、すっかり老獪な権力者になり切っていて、クリスチャン・ベールであることを忘れるほどでした。けっして悪の権化としてではなく、人間味溢れる人物として描いているのもいい感じ。 ストーリー自体は史実どおりだと思いますが、切り取り方が面白い。特に中盤に〝エンドロール〟が流れて以降の悪ふざけ、ブラックジョーク、痛烈な皮肉がいろいろ見事。レストランで〝メニュー〟を紹介するウェイターに「全部だ」と伝えるシーンとか、ラムズフェルドにクビを宣告するシーンとか、「心臓」をめぐるオチとか。かの国は、良かれ悪しかれ「絵」になる政治家が多くて楽しそうですね。[インターネット(字幕)] 9点(2021-11-13 01:06:42)《改行有》

97.  わたしは、ダニエル・ブレイク ドキュメンタリーではないが、娯楽作品としても見れません。実は日常に溢れる、しかし多くの人が見て見ぬフリをしている社会の矛盾を見事に表現した作品だと思います。 ただ印象としては、「いたたまれなさ」だけが残りました。市井の人が助け合い、支え合う姿は感動的です。しかし国家の制度はそう簡単には改善しないでしょう。たしかに杓子定規かつ煩雑な感じでイライラさせられます。しだいに人としての尊厳まで奪われていくようで、なかなか辛いものがあります。しかし、逆に簡便で温情や融通がまかり通るようでも困る。それこそ不正受給や不公平の温床になりかねません。じゃあどうすればいいのか、という根本的な解が簡単には見つかりそうにないところが、もっとも大きな問題のような気がします。[インターネット(字幕)] 8点(2021-10-31 02:39:59)(良:1票) 《改行有》

98.  ハミングバード・プロジェクト/0.001秒の男たち 主人公の彼、どこかで見た顔だと思ったら、「ソーシャルネットワーク」のザッカーバーグ役だったんですね。さすがに当時よりずいぶん老けたような。しかし苦渋の表情がよく似合います。 で本作、正直なところ、見ようという気になる人はなかなか少ないでしょうねぇ。「超高速取引」など一部の人しか興味ないし、結局自分の利益のためでしかないし、どう転んでも映像的には地味な結論にしかならないし。 しかし途中で挿入されるレモン農家の話とか、アーミッシュの話とか、そして憎まれ役の元女性上司とか、けっこう楽しませてもらいました。そしてけっして予定調和ではないオチにも驚き。ますます、映画にする必要があったのかと思わずにはいられません。[インターネット(字幕)] 6点(2021-10-24 22:20:14)《改行有》

99.  密偵 《ネタバレ》 舞台設定上、日本が悪者に描かれるのは仕方のないところ。ただしそのへんは案外薄味で、基本的には朝鮮人どうしの追いかけっこと騙し合いの様相。特に列車内のシーンなど、けっこうハラハラドキドキを楽しめます。 しかし結局、主人公たちがやったことは爆弾テロに過ぎません。何の罪もない人を含めて大量の日本人が犠牲になっただけ。昨今のIS等によるテロと同様、社会に恐怖を与えることはできたとしても、それによって体制は1ミリも変わりません。むしろ変わったとしたら世も末です。義烈団の面々をやたら悲劇のヒーロー・ヒロインのように描いていましたが、その姿を見てかの国の人たちが溜飲を下げるとしたら、それはそれで恐ろしいかなと。[インターネット(字幕)] 6点(2021-10-20 01:27:40)《改行有》

100.  すばらしき映画音楽たち さらりとメロディを聞くだけで、映像や世界観をパッとイメージできるのが映画音楽の魅力。あるいは見ていない映画でも音楽を聞いて「見てみたい」と思うこともあるし、たとえ陳腐なストーリーでもつい音楽に引っ張られて見てしまうこともあります。その意味では、間違いなく〝主役〟でしょう。 で、学者さんが出てきて潜在意識云々と説明するのも面白かった。たしかに単なる好みの問題ではなく、音楽と結びついた映像には人の意識を先導もしくは洗脳する力があるように思います。 そして何より、映画音楽界のビッグネームの話にはそれぞれ含蓄があります。どれほど「天才」とか「売れっ子」とか呼ばれている作曲家でも、けっしてサラサラっと曲が書けるわけではなく、多大なプレッシャーを感じながらいろいろチャレンジしているんだなということがよくわかります。日々の我が身の仕事ぶりを恥じ入るばかりです。 ただし構成上仕方がないのですが、テロップと字幕が同時に出る上にテンポが早いので、ついて行くのがなかなか大変でした。とても音楽に浸るどころではない感じ。[インターネット(字幕)] 7点(2021-09-26 23:46:30)《改行有》

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS