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プロフィール
コメント数 293
性別
自己紹介 【好きなジャンル】
ミュージカル/恋愛/戦争/コメディ/SF/社会派・人間ドラマ
【苦手なジャンル】
格闘技/動物/トムハンクス/アレン関係

最高の映像作品だと思うのは実は映画ではなく、NHKドキュメント「映像の世紀」。

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81.  ノックアラウンド・ガイズ なんだこりゃ?つまらん。時間損した。2点(2004-07-27 23:26:12)

82.  NARC ナーク これは「掘り出し物」と言っていいだろう。レイ・リオッタをはじめ、役者陣も素晴らく、締まった感じのいい映画だと思う。独立系だけあって予算面では苦労したらしいが、役者もスタッフも監督の意気に感じて、給料は二の次でこの映画の製作に取り組んだという。実は私は、予算よりもそういうスタッフや俳優達の心意気や志の高さといったものが、映画のデキを左右すると固く信じているのだが、この映画はまさにそういった映画のひとつだと思う。まあ、「脚本や設定に目新しさがない」という指摘もあり得るとは思うが、仮にそうだとしても、それが直ちに映画の価値を下げることにはなるまい。SFならともかく、ラブ・ストーリーなどは大概は焼き直しなのだから。だから私なら、"素材"とともに"調理法"も評価に入れる。例え素材がありきたりでも、巧みな調理で素晴らしい味に仕上がっているのなら、それはやはり「いい映画」と言って差し支えない、と不肖私は思うのである。8点(2004-07-14 23:46:06)(笑:1票)

83.  28日後... 「冒頭の侵入者の正体がわからない」という声が多いが、あれは彼の国で悪名高い過激な動物愛護団体の類だろう。また「28日」というのも,聖書のマタイ福音書第28章の"イエスの復活"を暗示させるためだろうから,「あんな短期間で疫病が広まるわけない」と非難するのは的外れなように感じる。この映画は、はっきりA・ロメロ版「ゾンビ」へのオマージュだと言えるけれど、ロメロ版「ゾンビ」が、ヒッピー思想-「既存社会からの解放」とか「自由共同体」-のような、ややもすれば理想主義的・自己中心的とも取れる主張を多分に含んでいたのに対し、このボイル版「ゾンビ(正確には違うが)」は、ロメロ版の外形を借用しつつも、「絶望的対立(冒頭でサルに見せているあの映像!)の中での人間のありかた」といった,極めて今日的なテーマを描くことに成功していると私は感じた。確かに設定その他に不可解な点はあるけれど、だからといってボイルの問いと、その答えまでもが台無しになったわけではないだろう。「人間の本能は狂気と殺し合いだ」といいたいのであれば,専制と暴力を"答え"とした少佐を破滅させ,良心と協力の人となったセリーヌを生き残らせるようなことはすまい。そう考えれば,やはりボイルの主張は明らかなのではないか。7点(2004-07-12 18:51:31)(良:1票)

84.  トゥームレイダー2 私はただ、ヤン・デ・ボンに巨費を投ずる人がいることに驚く。そして、彼のDVDを借りることで、幾ばくかの金を彼の懐に投げ込んだ私にも驚く。2点(2004-07-08 21:50:47)

85.  シルミド/SILMIDO 「死刑囚には同情しない」という向きがあるようだが、主人公は真っ当に生きようと就職活動をしたが全て断られ、結局悪の道に進むしかなかったのだし、そもそも彼の犯した罪からして殺人未遂でしかなく、重罪とはいえ連座制とかいうわけのわからんシロモノがなければ到底死刑になるような罪ではあるまい。また、死に際に「次に生まれてくる時は金持ちになって生まれてこよう」という訓練兵がいることを考えれば、他の訓練兵にしても事情は主人公と大同小異と推測できる。そういう彼らに対して「死刑囚だから死んで当然」と言い放てる人がいるのは、結局ここ日本という国では、社会的・経済的弱者のことなどもはや想像の域を超えた他人事になってしまったからと言えるのかも知れない。「同情しない派」にとっては、死刑囚になるような人間は全て猟奇連続殺人犯のサイコ野郎で、当時まだ貧しかった韓国のように貧困や無知ゆえに犯罪を犯す者がいたなど思いもしないのだろう。しかし、少しでもそのような視点を持ち合わせていれば、彼らが生まれながらの極悪人というよりも、むしろ上手く生きることが出来なかった人間・不器用な人間と感じられ、急速に我々に親しい存在となるはずだ。そして反対に、そんな彼らの弱みにつけこんで殺人マシーンに仕立て上げた権力者達のほうが死刑囚としてふさわしいのではないか、とも考えるはずだ。しかし、現実には兵達は抹殺され、権力者達は生き延びる。この悲惨な事件(というか映画)の肝はまさにそこにあると私は思う。我々が憎むべきなのは個々の人間よりもそういう社会の矛盾ではあるまいか。そしてそこに普遍性があるからこそ、三十余年経った今でもこの事件の顛末が我々の心を打つのではあるまいか。8点(2004-07-06 23:19:01)(良:5票)

86.  フォーン・ブース 「うまい、安い、早い」9点(2004-07-06 23:12:11)(良:1票)

87.  閉ざされた森 この映画、何かはわからないが何かを決定的に勘違いしていると思う。だいたい「こんなんでいいのか?」と別の意味でドキドキさせてどうする?ああ、腹立つ。地球の裏側で何が起ころうが俺は知らん。勝手にやってろ。3点(2004-07-06 01:32:38)(笑:1票)

88.  ウォーターボーイズ マンガチックな描写には異論もあるだろうが,ベースは真面目に作った爽やかで楽しい青春映画だ。過ぎ去った高校時代を思い出し,胸がキュンとなるような感覚を久しぶりに味わった。しかし,単にノスタルジーを装っただけの映画なら,こうまで多くの人の共感を得ることはできなかったろう。「今しか出来ないこと」は,それがもはや手に入らなくなって初めてその大切さに気付くといわれるが,であるなら逆に高校を卒業して何年経とうが「今しか出来ないこと」は我々が手を伸ばせば届くところに存在し続けるのだとは言えまいか。高校生の時やはりそうであったように,現在の自分にとっての今日や昨日がいかにつまらなかろうと,明日がいかにどうでもよさげに見えたとしてもだ。この映画には知ってか知らずか観る者にそういう想いを抱かせる力があった。だからこそヒットしたのではないかと私は思う。7点(2004-07-05 15:46:58)(良:2票)

89.  リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い この映画、キャラが改変されているのもご都合主義も、わかったうえであえて洒落としてやっているのであろう。ショーン・コネリーが出てるのも、そういう洒落を洒落としてちゃんとわかっているからこそじゃないだろうか。これまでの指摘にあるように、この映画は明らかにそういう洒落のわかる人、ある程度教養のある人向けに作ってある部分が多く、そう考えれば製作者は相当な確信犯であるに違いない。つまり、こいつは「洒落っ気も教養もない客にはベタなストーリーとアクションで十分」「教養のある人は楽しんでね」という嫌味なスノッブさに満ちた映画であると同時に、そのいかにもイギリス人らしいスノッブの気風が、この映画の舞台となった時代が終わると共に失われていくことへの哀愁を示した映画なのだと思う。「敵」がドイツ人風であって、イギリス人であるクォーターメインが戦いの後の「新しい世界」をアメリカ人トム・ソーヤに託そうとする情景も、この映画が終わったあとに起こる対独大戦を挟んだ英米パワーバランス変化の隠喩だろう。もちろん、そういった諸々が映画の面白さに繋がっていなければ元も子もないが、この映画の場合はかろうじてそのバランスが取れていたように私には感じられた。マーク・ゴードンとショーン・コネリーのせめぎ合い、両者「有効」でショーン・コネリーの判定勝ちといったところか。7点(2004-07-01 00:15:42)(良:1票)

90.  トロイ(2004) 《ネタバレ》 神々の意思に運命を左右される時代。アキレスとパリスはそれぞれ自分のやり方で運命に抗おうとするが,そんな彼らの子供っぽい無茶を黙って受け入れるのがヘクトルだ。宿命を受け入れ,家族とトロイの運命をたった一人で背負い勝ち目のない戦いに飛び込んでいくヘクトル。ヘクトルの死体をプリアモスに渡すときにアキレスは涙するが,あれは好き放題やっていたアキレスが,ヘクトルの背負っていた諸々を眼前につきつけられて初めて,自分が背負うべきものを知ったからではなかろうか。そして,ヘクトルを殺さねば背負うべきものを見つけられないという,己の業の深さを知ったからではなかろうか。だから,パリスにかかとを射抜かれ,もがきながら愛する人へとにじりよるアキレスの姿は要するにヘクトルである。アキレスを殺したパリスも,遠からずこのことに気づくのだろう。愚かだが哀しい宿命の輪廻が,歴史を作っていくという真理。そんなことは神々にとっては先刻ご承知のことだろうが,人間ではオデッセウスのような賢者だけがそれを知る。この映画で執拗に繰り返される殺戮シーンも,そう考えればどこか無常を感じさせる。6点(2004-06-15 09:32:26)(良:3票)

91.  恋愛適齢期 監督の主義かマーケティングの成果か,ともあれいかにもアメリカっぽい仕上がりの映画だが,それがさほど気にならないのは,キートンとニコルソンのおかげ。「マーケティング?陳腐な演出?それがどうした?」といわんばかりの2人の演技は,お金を払って観るだけの価値はあると私は思う。「熟年女性の熟年女性による熟年女性のためのファンタジー」としても,(ややくどいが)素直に面白いといえるのではないか。あと蛇足だが,この映画は「恋愛小説家」のような「大人の恋愛」というより,「大人による子供のような恋愛」がテーマだろうに,ここんところを誤解させるような配給会社のやり方は正直賛同できない。あんた達は客をダマして映画館に放り込めば終わりだろうが,そのせいで不当な評価を受けるであろう映画や俳優のことをもっと考えて欲しい。6点(2004-06-01 19:12:07)(良:3票)

92.  ドラムライン 対立と融和、友情と恋、天才と努力....映画のストーリーとしてはこれ以上ないほどお約束が全開で、普通ならシラけてしまうところだが、これを映画ではなく「ショー」だとみれば、そういう陳腐さが返って心地よいものに感じられるのが不思議。エピソードがやや消化不良気味の感もあるが、今まで日のあたらなかった「マーチング・バンド」に光をあてる試みがなにより面白いし、主演のニック・キャノンもいいと思った。この映画のダイナミックなリズムとマーチを堪能するなら、絶対にスクリーンでみたほうがいいと思う。7点(2004-05-05 21:16:10)

93.  パール・ハーバー 最近はサボってTVの映画でレビューを書くようになってしまったが、久しぶりに観た映画がこれだとちょっと萎える。だもんで、映画それ自体についてはいまさらどうこういうつもりもないのだが、ちょっと前に書いたことをもう一回言えば、ハリウッドという巨大な商業主義精神の前では「戦争」といえども、消費の対象にしか過ぎないのだな、ということはやはり感じた。身もフタも無い言い方をすれば、「真珠湾」でさえ単なるネタのひとつで、日本人を悪く描いているとか、歴史に忠実でないとかは、もはや別次元の話になっちゃってる。だから単にそこらへんの上っ面だけを批判しても、この手の映画はなくならないんじゃないでしょうか。娯楽映画でない戦争映画なんてほとんどのヒトが観ない=皆がみるような戦争映画は、すべからく娯楽映画なんだってのがなんとも歯がゆい。3点(2004-03-31 02:06:41)

94.  戦火の勇気 エドワード・ズウィックらしく実に真面目に作ってあると思うが、大した印象もなく観終わってしまう。要するにメグ・ライアンの「勇気」とやらがショボイというか小粒なのが敗因で、ああいうのはむしろ士官としては当然の行為ではなかろうか?それを「勇気」とかいわれてもねえ...。だから「嘘シーン」のほうが印象に残っちゃうし、ひいてはメグ・ライアンの「ミス・キャスト感」を強調してしまったんじゃないだろうか。なんかこう...軍法会議云々よりも、部下を必死こいて助けたんだが、自らは奮闘空しく死ぬ点をもっと強調してもよかったと思うが。5点(2004-03-23 00:44:42)

95.  ゴスフォード・パーク 《ネタバレ》 「神は細部に宿る」という言葉があるが、この映画はそんなふうに始まる。アルトマンいわく、様式とはすなわちディティールだ。戦前という貴族の光が消え去らんとしている時代、そこに生きる人間達もまた「様式」の中に生きていた。この映画では執拗にディティールが語られる。猟銃、自家製マーマレード、コンストラクト・ブリッジ、ゴシップ、カネ、色・・・どいつもこいつも紋切り型で杓子定規な人間ばかりで、個々の人間性よりもそういう「形」こそが「階級」であり、ひいてはミスター○○であり、ミセス○○なのだといわんばかりに。だから観る者が登場人物の区別がつかずに混乱するのも当たり前で、それはアルトマンの狙いにハマっている証拠なのである。しかし、そこにアメリカ人(新時代の隠喩)という異物が投入されたとき、そしてカントリーハウスの主人(旧時代の隠喩)が殺されたとき、登場人物それぞれの人間性がほのかに現れ始める。ヘレン・ミレンの号泣は、そのクライマックスで、このあたりになると、誰がどうなのかがハッキリ彩られて見えてくる(少なくとも私はそうだった)。私が思うにアルトマンは階級社会の崩壊と、それにともなう人間性の解放を描きたかったのではなかろうか。この映画を観れば、アルトマンがミステリ仕立てのストーリーなど重視していないことなど誰にでもわかる。だからそれをどうこう言うのは、それこそ野暮だろう。肝心なのは「人物の書き込み」でも「殺人事件の顛末」でもなく、「ディテールの積み重ねとその崩壊」なのだから。冒頭、強い雨のシーンから始まるが、ラストは快晴であったのがそのことを暗示していると、私は思ったのだがいかがだろうか?。雨にぬれた従順なメアリは旧時代の人間のありかたであったが、ラストでスターに軽やかに別れを告げ、女主人に痛烈な一撃をくらわすメアリの姿は、「様式=ディテール」に囚われずに生きることのできる、そんな新しい時代の到来を確かに予感させるのだ。9点(2004-03-23 00:28:26)(笑:1票) (良:1票)

96.  トエンティマン・ブラザーズ 「駄作」とまでは言わないが、はっきりいってつまらない。この題材だったら、なんかもうちょっと面白くできたろうに。4点(2004-03-09 20:11:00)

97.  トゥー・ウィークス・ノーティス もの凄く軽い姿勢で観られるラブコメ。肩が凝らないし頭使わないので、「ちょっと映画でも」というときにはピッタリだと思う。個人的にはもうちょっと「コメ」の部分が欲しかったかな。それにしても、ヒュー・グラントってテニスうまいのね。5点(2004-03-07 21:21:58)

98.  がんばれ!!タブチくん!! 私は原作の熱烈なファンだった。タブチくんよりも、ヤスダさんよりも、あの哀愁漂う応援団長が好きだった。彼はヤクルトを応援する。雨の日も風の日も。しかし、当時のヤクルトは弱くて弱くて弱くて負けてばかり。その日も応援むなしくヤクルトは負け、彼はいつもどおり呆けたようすで家にたどり着く。そんな彼を、やはりいつものように何も言わずに迎える妻....。いしいひさいちの、日の当たらない人間に対する優しく慈しみに溢れた視線を感じる場面だ。長島でも王でも山本浩二でも星野でもなく、タブチくんが主人公なのは、おそらくいしいひさいちがそういう人だからなのだと私は思う。4点(2004-03-04 09:54:35)

99.  サウンド・オブ・ミュージック 初見は中学生のころだった。既に書いている方もいらっしゃるだろうが、まず「ドレミの歌」が英語なのには驚いた。"doe a deer a female deer~"と始まったところから、私は必死に字幕を追い、「へえーっ。"レ"はそういうふうに歌うのか~、"ミ"はこんな...、えっ"ファ"ってそんな...」という具合に「次は!?次は!?」と、高まる期待と新たな知見を得る興奮に胸を高鳴らせていたのであった。そうして歌も半ばを過ぎたころ、その瞬間が訪れた。そう、"ラ"である....。" Ra a note follows so~"とジュリーが歌う、そのフレーズには"ラはソの次の音よ~"という字幕があったのだ...。日本語の「ドレミの歌」で「ラ」がどうでもいい扱いをされているのを知ったときは心が痛んだものだが、それが英語バージョン譲りであったとは!。私は思う。何故「ラ」がこれほどまでに不当な扱いを受けねばならないのかを。これは「ラ」への差別ではないのか?そして「ラ」自身は、このような扱いをいったいどう思っているのだろうか?「ラ」に対して人類は何らかの救済の手を差し伸べるべきではないか?私は想像する。脚本を読んだとき、「ラ」はきっと悔し涙を流したことだろう。「なぜ私だけが...」と枕を濡らしたに違いないのだ。クッ、泣ける...。この映画は愛に満ちた素晴らしい映画だが、「ラ」へだけは何故かその愛が向けられていない。少年だった私にとっては、その点だけがほん~の少しだけ残念なのであった。10点(2004-03-03 10:04:48)(笑:1票)

100.  メリーに首ったけ 《ネタバレ》 もし旧ソ連が存在していたなら、確実に「資本主義の退廃」を象徴する映画のひとつとなっていただろうに...実に惜しい。話題になってる障害者ネタ&犬ネタは私は気にならなかったな。このあたり身もフタもない言い方をすれば、「なんとかガンプ」にせよ普通の動物モノにせよ、そのほとんどは彼らをステレオタイプな"見世物"にしてるってことには変わりないし、観客はそれを"消費"してるってことも間違いない。そういう意味ではこの映画を特別視することもないと私は思う。"差別的"なステレオタイプなんて「寅さん」とか「ドラえもん」にだって出てくるんだから("馬鹿にしてないからいい"って?。でも「ドジだが愛すべきヤツ」というという感情の裏には、例えどんなに否定しようと「こいつよりはマトモ」「こいつは馬鹿だが自分にとって脅威ではない」という嫉妬の裏返しともいえる優越感がある)。むしろ問題なのは、ステレオタイプに描くというある意味確信的な行為よりも、ステレオタイプなのにステレオタイプだと思わせない&思っていない映画(と我々の意識)の悪質さ、じゃないだろうか。その点では馬鹿映画より、偏差値高そうな映画のほうがタチ悪いといえると思う。4点(2004-02-27 20:11:12)

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