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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 1446
性別 男性
自己紹介 初めてこちらのサイトに投稿させていただいたのが2004年の1月。間もなく15年目の節目を迎える事に。
何かきっかけだったのかなあ・・・と思い返してみると、モンゴメリー・クリフト&エリザベス・テイラー主演「愛情の花咲く樹」(1957)が、なんで作品登録されてないんだ!って義憤(?)に駆られ投稿を始めたことを思い出しました。
レビュー数、今日現在1337本。自分が投稿した作品のレビュー読み返してみると結構気恥ずかしいことをつらつらと、とりとめもなく書いてるなあと反省しきり。
でも「冷たい熱帯魚」(2点)と「パッセンジャーズ」(6点)「3時10分、決断の時」(8点)なんか我ながら良くこんな文章書けたなと感心。
これからも宜しゅうお願いいたします。

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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81.  フライング☆ラビッツ かつての邦画二本立て興業のうちの添え物的な一本だったらまあ許せる内容だったかも。しかし石原さとみのファン以外でこれを一本のみで鑑賞した人の、一体何割が満足して映画館を出る事が出来たんだろう?正にこれは典型的なテレビドラマ向けの題材、出来栄えもそのレベル。一応スラスラと破綻もなく鑑賞出来ますが、引っ掛かってくるものが何もなくわざわざ映画館で観る上の付加価値が見当たらない。この手のスポ根ものにしては珍しく、終始鬱陶しそうな表情を見せてくれた真木よう子嬢に一点加算。[映画館(邦画)] 3点(2008-11-14 10:20:53)

82.  彼が二度愛したS 《ネタバレ》 特別秀でたサスペンスというわけではないけど、私のように単調な日常生活にうんざりしていて、常に何かハプニング(←エロ含む)が起こるのを心のどこかで期待しているような方にお勧めの映画。NYの美しい夜景や有名どころの高級ホテルがふんだんに登場してくるので、そういう観光的要素を求めている人も楽しめるはず。後半罠に嵌められたユアンが偽装パスポートを手間暇かけ、いつ発行出来る時間があったのか?そこが唯一腑に落ちなかった点。ヒュー・ジャックマンの、イケメンセレブビジネスマンと見せかけて実は・・・っていうのが最近の彼の定番の役どころだけど、この映画では初めて画面に登場するシーンからいかにも怪しいオーラ全開。お前、絶対何かたくらんでるだろっ!!と問い正したくなる(笑)ユアンもミシェル・ウィリアムズも好演。これは秋の夜長に相応しい大人向けの作品だと思います。[映画館(字幕)] 6点(2008-11-09 10:01:23)(良:1票)

83.  マンマ・ミーア! 《ネタバレ》 完成披露試写会にて先日鑑賞。オリジナル舞台の演出家による映画化ですが、はっきり言って『ミュージカル映画』ジャンルとしての完成度自体は、秀作「シカゴ」は言うに及ばず、「プロデューサーズ」や「ヘア・スプレー」にも劣る出来栄え。高得点にしたのは何の主義主張も見当たらない(←だがそこがいい!)ノーテンキなストーリーに加え、いささか強引とも思える押しの強さとノリの良さに一種の感動?すら覚えてしまった為。アバが流行っていた全盛期は自分の世代とは微妙にズレているんですが、アメリカ人のみならず私のDNAの内部にも、彼女たちの楽曲は既に体内深く染み込んでいたらしい。この作品に関しては、監督の果たした役割とか完成度云々より、ギリシャの風光明媚な風景、芸達者な出演者のパフォーマンスプラス数々のアバの名曲をひたすら愉しむという鑑賞方が一番正しいような気がします。メリルの歌唱力が玄人はだしな事は「今宵、フィッツジェラルド劇場で」等で証明済みだけどここまで弾けてくれるとは・・・。渋めの演技派コリン・ファースまでもがここまで・・・と、もうワハハと笑い飛ばすしかね~べ。中年6人の男女に重点が置かれているせいか、若手カップルの存在感がイマイチ薄い。ハナシは全く違いますが、ノリの傾向としては懐かしのジョン・トラ&オリヴィアの「グリース」と似ているかも。♪ギミギミギミ~♪♪マニマニマニ~♪はどっちも捨て難い名曲。(追記)サントラ購入し、曲の順序まで覚えた状態で二度目の鑑賞にトライしたところ更に楽しめたので1点追加。映画としては決して出来が良い訳ではない事は、重々承知してはいるんですが(笑)有無を言わさぬ強引さに、惹かれてしまったというべきか。比較的若い世代の方々の辛口なレビュー意見も良く理解出来る。「ディア・ハンター」(8点)の頃から、メリル・ストリープという演技派女優の変遷を見てきた年代の人間からすると、感無量といった気持ちなんですが。いや、そんな事なんざ知ったこっちゃないっていう方には関係のない話なんですがね(笑)[映画館(字幕)] 9点(2008-11-07 11:54:02)(良:2票)

84.  その日のまえに 《ネタバレ》 大林宣彦監督は30年前のデビュー作、『HOUSE/ハウス』から年月は経てもちっとも変わっていないと思う。過剰なまでに狂おしく流れる荘厳な音楽、円滑には敢えて進行させず時折逸脱させる展開も(脚本無視か?)、決して円満には終わらせないラストシーンに至るまで。この最新作にもやはりこの監督の「映画愛」が全編に溢れていて、大林監督70歳いまだ健在なり!と安堵しました。今回まずここ近作で顕著に見受けられた、「斜めドラム式画面構図」ではなくなった事が何よりまず嬉しい(笑)実はあらすじのさわり部分だけを読んだ時点で、正直観るのを躊躇してたんです。「余命何ヶ月かの主婦が家族の愛情に支えられて~」・・・あ~、お金払ってまでそんな辛気臭い話今更観るのはしんどいかな~って。ところがところが、良い方向に期待を裏切ってくれました。私はヒロインが輝かない大林映画は映画自体も輝かずという自論なんですが、本作のヒロイン永作博美はもともと芝居が上手い上に驚異のベビーフェイス。確かに悲しいオハナシではあるけれど、彼女の笑顔と存在のおかげで後味がぐっと爽やかになってます。『PSアイラヴユー』では全く泣けなかった手紙のくだりも、ここではたった一行で私の涙腺ダムは大決壊・・・(汗)今年の主演女優賞はこの永作で決定!!南原清隆もまずまず。今年の春公開『L』で、使い勝手がいいだけのテレビタレント的醜態を晒していたので危惧していたんですが、ここではその茫洋とした危うさが生かされてましたね。というか、ボロを出さずに済んだと言うべきか。やっぱり良い監督には使われてみるものです。監督は「70才の新人監督デビューのつもりで撮った」とインタビューに答えられていましたが、新人監督はこんな好き放題に撮る事は出来ないと思いますよ~(笑)これが遺作となったワンカットのみ出演大林映画の常連役者、峰岸徹氏のご冥福を心よりお祈りします。この調子だと大林監督はまだまだ観客を楽しませてくれそうですね。次回作にも期待大っす![映画館(邦画)] 8点(2008-11-02 11:02:07)(良:1票)

85.  吉祥天女 原作は吉田秋生のミステリー漫画。及川監督は過去に同じ作者の『ラヴァーズ・キス』(6点)を映像化した前歴のある御仁。原作者の吉田氏は二本も自身の原作をこの監督に任せたという事は、それなりの信頼感を置いていると思わざるを得ないのですが・・・。どちらも出来栄えはそれほどでもない。この作品も前半は持って回ったようなミステリアスな展開でなかなかだが、後半になると何故かペースダウン。この監督は先行逃げ切り型、肝心なクライマックスまで持ちこたえる演出の馬力やスタミナが不足しているのでは?お目目ぱっちり丸顔童顔の鈴木杏が、近寄り難い美貌の女子高校生役・・・ちょっとイメージと違うんだなあ・・・、これも。私は未読ですが、原作のファンの方の意見を是非伺ってみたい。[映画館(邦画)] 5点(2008-10-25 14:30:02)

86.  P.S. アイラヴユー 《ネタバレ》 もともと甘物好きの自分。とにかくコテコテの、泣ける本格的ラブロマンス映画に最近飢えていた為、数有る新作群の中からこの作品をチョイス。観る前の唯一の危惧、それは「キッパリ男顔」ヒラリー・スワンクが、この手の正統派ラブストーリーに果たしてハマっているかどうか?おそらくその一点が作品の成否を左右するんじゃないかと。断っておきますが、自分は「ビバヒル=カーリー役」以来のヒラリーのファン、もはや絶滅種となったメンバーの中、ただ一人孤軍奮闘している彼女にエールを送り続けているヤツです。『ミリオンダラー・ベイビー』(8点)は彼女の真摯な演技あってこその傑作になり得たと今でも思ってます。(鑑賞中)・・・むぅぅぅぅぅぅ・・・ちいっとも泣けんなあ・・・これは、言いたくはないけど・・・やっぱこのヒロイン役は・・・もう少しキュートな女優さんの方が良かったんじゃないかと・・・。ミスキャストとまでは言わないけど、かと言って他の誰がと問われても浮かんこないのが辛いんですが。ヒラリー・スワンクという女優の使い方の難しさを、改めて考えさせられた残念な映画。舞台がアイルランドに移ってからは、それまで冴えまくっていた洒落た会話の妙味も薄れてきた感じ。オーラスの手紙のオチも「あ~、結局そうだったん?」ってサプライズもなくごくごく淡白。総体的にみてどうもパンチ不足。涙腺が思わず緩みそうになったのは、夫役ジェラルド・バトラーが手紙を音読する声かなあ・・・。どうでもいいけど、日本公開版主題歌を徳永某にしたのは一体どこのどいつの陰謀なんだっ!?[映画館(字幕)] 5点(2008-10-24 14:20:36)

87.  夢のまにまに 《ネタバレ》 美術監督木村威夫氏といえば、フィルモグラフィーを一瞥してわかるように、戦後の日本映画の秀作佳作プログラムピクチャーに至るまで、数々の作品で美術監督を担当した大ベテランの方。あらゆる監督の横で仕事をしながら、いつかは長編映画を監督するという自らの「夢」を育んでいたと思われる。ここに90歳の新人監督が誕生した。ポスター等の図柄から老境を迎えた夫婦(長門裕之&有馬稲子)が戦時下で出逢った過去の自分たち(永瀬&上原多香子)を振り返り、共に過ごしてきた長い年月を回想する・・・というしみじみした内容かと思っていたんです。黒木和雄監督の遺作「紙屋悦子の青春」(8点)のような。ところがところが・・・、予想に反して、これが途中からどんどんあらぬ方向へと(笑)メインは長門と教え子の精神を病んだ教え子(井上芳雄)との交流。この交流がなんとも・・・自分にはなんだが全く理解不能な展開に(笑)お~い!何でそっち行っちゃうの?みたいな。むしろサブエピソードの長門が見る「夢のまにまに」に登場する、二役をこなす宮沢りえを初めとした多彩な人物たちとの交流の方がよっぽど楽しい。特に大樹の下で酒宴シーン。90歳を迎えた、映画に生きてきた方の頭の中はこうなってるんだなあ・・・という興味は満たされました。良くも悪くもこれは岩波ホールでの単舘上映が相応しい内容。[映画館(邦画)] 5点(2008-10-20 10:47:44)

88.  ICHI 《ネタバレ》 『女座頭市』を演じる綾瀬はるかの魅力をうまく引き出しているという、只一点においては評価出来る時代劇。しかし時代劇としては軽めの作りなので、彼女のファン以外一体どういった客層がこの映画を観たいと思うのか非常に疑問。画面もやたらキレイ過ぎるので、もっと冬枯れの風景に合う荒れた画像の方が、暗闇の世界で生きる彼女の天涯孤独な心象を掬い出せたんじゃないかと思うんですが。あ、でもそうしちゃうと彼女の顔が美しく映らないのでファンの方は納得いかなくなるのか?難しいなあ・・・。脇を固める大沢・獅童・窪塚三男優も彼女のお守り役として易々と演じていて申し分ない。僕は久しぶりに窪塚の覇気有る表情とパキパキ(?)演技を見ました。竹内力の「次郎長三国志」と全く同じキャラのしかもワンパターン演技には辟易。彼にはこういう役柄しか回ってこないんでしょうか?肝心要の彼女の殺陣の腕前は・・・え~と・・・観た方の判断にお任せします。[試写会(邦画)] 6点(2008-10-12 11:11:11)

89.  グーグーだって猫である 40歳を越して、望む望まないに関わらず独り者を貫いている人間にはそれなりの「孤独感」みたいなものが必ずあるはず。それは売れっ子のスランプ中女流漫画家に限らず、男女問わず、普通の会社員でも、自由業でも、ニートでもしかり。ところがこの映画の画面からは、そんなものはちぃぃぃぃぃぃっっとも、微塵すら感じられない。大島弓子の原作はどうなのか知らないけれど、正直これは幼稚で甘ったれた映画だと思います。良い歳した大人が総動員でよそんちの猫や、浮気相手を追いかけるのに手分けして大騒ぎするシチェーションが二度も繰り返されるのにはうんざり。逆にこんな日常なら毎日が楽しく過ごせそう。昔吉祥寺近くに住んでいたので見慣れた変わらぬ風景がたくさん出て来たのは良いけど、そんな事で点数を上げるほどチャーリーさんは甘くありません。ちょっと前までいたいけであどけなかった『平川地一丁目』の弟くんが大人っぽくなって、樹里彼役で登場してきたのには吃驚。キョンキョン(←やっぱこの呼び名のがしっくり来る)は昨年の『転々』では歳相応で良い感じだったのに、こんな甘ったれた役では駄目。主役より最近は脇で味を出した方が彼女の味が出ると思いますが。案内役のガイジンさんの役割も僕にはさっぱり意味不明。[映画館(邦画)] 4点(2008-09-27 10:48:59)

90.  転々 《ネタバレ》 一言で言ってしまえば「脱力系ロードムービー」なのだけれど、劇中小道具として出てくる「クリーニング店の針金ハンガー」のように、一本中身に芯が通っているのでダレル事なく一気にラストまで鑑賞出来ました。私はこの監督の作品初見なんですが、演出の呼吸というかセンスはかなり秀でていると思います。後半から出て来る小泉今日子の「(カレーの煮込み)ごく、弱火でも?(ダメ?)」という一言台詞に大爆笑。特に可笑しい台詞でもないのになんでだろ?私の笑いのツボに思いっきりはまってしまいました。こういう擬似家族があってもいいよねって思わせてくれる温かく得難い雰囲気が、世知辛いこの世の中、孤独に生きている人間にとってはたまらないと思います。もちろんオダギリの気持ちの変化も細かく丁寧に描かれていました。しかし何故に「ごく、弱火でも?」と岸部一徳氏の再登場シーンで私は爆笑してしまったのか・・・?謎だ。ふふみ役の吉高由里子嬢は只者ではないと見た。こりゃ「亀は~」も早いトコ観ないと。ちなみに東京散歩には携帯版地図片手に『東京の階段』(日本文芸社)っていう本がおすすめっす![DVD(邦画)] 8点(2008-09-22 11:01:06)(良:2票)

91.  俺たちフィギュアスケーター 自分は馬鹿馬鹿しいコメディ映画にはわりかし寛容なのだけれど、手抜き映画は大っ嫌いです。前半部分はまあまあとしても、中盤、二人がペアのコンビを組んで大会に出場するあたりからの、ズタボロ状態の演出、脚本の安易安直な手抜きぶりには怒りを通り越し呆れ返りました。カットのつなぎも乱暴な部分があるし。北朝鮮のフィルムをいきなり持ち出してきて首チョンパのシーンを貼り付けるなんざ、この監督(←しかも二人がかりにしてこの体たらくなん?)のセンスを疑います。それでも『ウォーター・ボーイズ』とか『フル・モンティ』とか観た事がない人だったら、この程度の内容でも楽しめるかも。久しぶりの2点。[DVD(字幕)] 2点(2008-09-05 10:49:09)(良:1票)

92.  次郎長三国志(2008) 《ネタバレ》 豪華な特注幕の内弁当みたいな映画ですね、これは。有名な役者たちがほんの脇役でちょこちょこっと顔を出し、それぞれ自分の個性を短い出場でもちゃんとひらめかせて退場していく・・・。同郷出身ながらお恥ずかしい話、私は今まで清水の次郎長や森の石松とか名前を聞いた事があるのみで、一体どんな事を生業にしていた人なのか殆ど知りませんでした。あ、森の石松はあの『石松そば』で。(←「ちびまる子ちゃん」参照)そもそもチャンバラ映画自体にも疎い為「へえ~、次郎長さんってこんなヤクザまがいの稼業してたんだ~」と終始感心する事しきり(汗)マキノ監督の演出のタッチも軽いので、大傑作とかいう話にはなりませんが肩の凝らない娯楽作に仕上がってます。中井貴一には親分肌的な風格が出てきましたね。ただラストのチャンバラの相手がVシネテイスト炸裂の拙演、竹内力っていうのはどうなんだ??ここは甲州一の大親分佐藤浩市との決闘を持ってこなければ、バランス的に釣り合いが取れなかったのでは??木村佳乃、温水洋一、笹野高史、北村一輝あたりが監督お気に入りの役者なのかな?マキノ一家製作の旧作も機会があったら是非観てみたい。[試写会(邦画)] 6点(2008-08-31 13:35:50)

93.  once ダブリンの街角で 《ネタバレ》 一時間半にも満たない小品、私が大の苦手とするストリートミュージシャンが主人公の映画では有りますが、これはなかなか面白かったです。アイルランドの首都ダブリンというあまり馴染みがない都市の風景、ヒロインがチェコからの移民という設定が巧く生かされています。特に好きなシーン二つ、徹夜明けのレコーディングの後で、躁状態のまんま皆で海岸に繰り出すシーン、あとヒロインが電池を買って夜道を帰って来るシーン。バスに乗っているお婆ちゃんとか、楽器屋の店員さんなんかのごく市井の人々の何気ない表情が巧く捉えられてましたね。ヒロインの家にいきなりズカズカと若い男達が上がりこんでくる場面はちょっと面食らいましたが(笑)流れる楽曲も自分好みの佳曲がズラリ。この監督の演出を半ば放棄してるのかと思わせつつ、観客をダレさせないタッチは結構好きかも。ラストのクレジットが流れて、初めて彼ら二人が『名無し』だった事に気付きました。人間は他人とのちょっとした出会いで生活を変えられる、この映画ってボーイ・ミーツ・ガールのごく普遍的なオハナシだったんだなあ・・・。[DVD(字幕)] 7点(2008-08-29 11:20:43)(良:1票)

94.  カンナさん大成功です!(2006) 《ネタバレ》 原作のマンガ未読。DVDジャケットじゃ全然わからなかったけど、整形後のヒロインって、目の辺り『野沢直子』にそっくり!確かにキュートなんだけど、『野沢直子』を八等身の美人に整形し直したようなルックス・・・、というご指摘が↓に全くないのは私の視力がどうかしちゃったんでしょうか?周囲が「ナチュラル系」だとしきりに誉めそやしているのに、一向にそう見えないのが笑えます。自分は韓国映画のコメディめかした部分ってもう生理的にダメなんですが、これは割とスラスラと観ることが出来ました。♪アヴェマリア~♪熱唱の後、♪バクバクバクバク~大和田獏♪って始まらないかと期待していたんですが。昔『恋の奇跡』っていう太った葉月里緒菜がダイエットして美人に生まれ変わるってドラマがあったけど、あれとシチュエーションが似てますね。確かあのドラマはヒロインの敵役、菅野美穂が葉月を喰うほどの好演だったんですが、この映画では敵役の女の子の存在がちょっと弱い。「整形王国」といわれてる韓国でこういう映画が大ヒットしたっていうのは面白い現象だと思います。※野沢直子・・・「夢で逢えたら」等で人気者だった女芸人。渡米しストリートパフォーマーとして活躍、米国人と結婚。時折日本に出稼ぎに戻って来る事も。[DVD(字幕)] 6点(2008-08-10 10:17:46)

95.  インクレディブル・ハルク(2008) 《ネタバレ》 アン・リー監督の『ハルク』は未見。クライマックスの屋上死闘シーンでの「ハルク・スラアァッッ~シュ!!(スマッシュか?)攻撃」で私の笑いのツボも頂点に。一体何時そんな技をいつの間に編み出していたのやら。お前はキューティ・ハニーかよっ!と暗闇の中で一人突っ込みなどをしてみたり。ポスターのやけに暗い図柄といい、もともと陰性繊細キャラのエドワード・ノートンが主演ということから、スカッとしたヒーローものになるはずはないと最初から思っていました。が、予期した通りの苦悩葛藤しまくり変身前シーンと、時折コメディ?と見がごうばかりのハルク変身後アクションシーンとのギャップが激しく、これは一風毛色が変わったヒーローものとしてなかなか楽しめました。僕は既にトウが立っている為、この手の「だったら何でもありじゃん?」系CG多用映画って、たいてい途中で冷めてしまいノレない事が非常に多いんですが、ノートンの哀しみに満ちた瞳の演技のおかげでこれは最後までダレずに鑑賞。んで結局、9月公開の『アイアンマン』はこの作品の続編って事でいいんですか?[映画館(字幕)] 6点(2008-08-08 12:04:16)

96.  ザ・マジックアワー 《ネタバレ》 佐藤『男の真ん中でいたいじゃないか』浩市から、巧まざるコメディセンスを引き出した三谷監督の手腕をとにかく評価すべき。弾けまくりの佐藤浩市が牽引力となって他の出演者の皆さんも、普段以上の実力を出しているって印象です。ラストのクレジットで先日亡くなられた市川崑監督に敬意を表する旨が出ましたが、ビリー・ワイルダー監督についても何か一言欲しかったかなあ・・・。だってあの街のセットといいギャング絡みのプロットといい、「あなただけ今晩は」や「お熱いのがお好き」へのオマージュというか、いいとこどりみたいな部分もあるし。一番のキメ台詞「人生のマジックアワー~」云々以降の展開はもっとコンパクトにまとめられたはず。佐藤浩市が親分=西田敏行の前でナイフ使って大袈裟に見得を切るたんびに、ゆっさゆっさ揺れる髪の毛の量がすごいな~て思いながらみてました。あれがカロヤン効果なん?もうとっくに40過ぎてるっちゅうに、あの髪のツヤやら量やらって凄くないか?え?笑うべき箇所で俺変なトコばっか注目してる?あ、ちなみに自分はまだ髪は大丈夫です。ただ最近腰がなくなってきたのをちょっと気にしてるだけ(汗)老若男女が楽しめるウェルメイドな邦画を作る第一人者という事で、三谷監督の存在は今や貴重だと思います。[映画館(邦画)] 7点(2008-08-01 14:25:59)(良:1票)

97.  さよなら、僕らの夏 これ確か、カルキン家の末弟?が主役だったのかな?ひと夏の少年たち(今回は女の子もいた)の川遊び中の成長物語という事で、公開時宣伝では「スタンド・バイ・ミー」が引き合いに出されていたけど、感銘度が非常に薄かったです。こじんまりとまとめすぎ。つうかもういい加減名作「スタンド・バイ・ミー」をいちいち引き合いに出さないでもらいたい。オレゴン州の片田舎が舞台ですが、アメリカの田舎っていうのは、本当に閉塞的というか、日本の田舎よりもずっと住み難いような印象ばかり植え付けられますね。ダニエル・ラドクリフ君主演の「ディセンバー・ボーイズ」(6点)も同趣向の映画でしたが、ロケーション風景が珍しかった分あっちのがまだ良かったなあ・・・。[映画館(字幕)] 4点(2008-07-27 11:06:40)

98.  タロットカード殺人事件 《ネタバレ》 むむっ?前作「マッチポイント」(5点)よりこれ評価低いの?え~、なんで~?(笑)俺はこっちのが、人を喰った設定の冒頭から終りまで、全編クスクス笑いながら肩の力を抜いて観れたんで好きだけどなあ・・・。アレン本人が画面に出てくるからか?作品的には「マンハッタン殺人ミステリー」の流れを汲んだ、サスペンスよりコメディ色が非常に強い小品ですね。アレン先生はスカーレット・ヨハンソン嬢に、前作にも増して入れあげているのがよくわかります。彼女の締りのないぽってり唇、胸のボリュームをいかに画面に映えるように見せる事に心血を注いでいるか・・・。老いてもなおお盛んっていうのは、ここ数年来のアレン先生のためにある言葉かと。ただスカーレット嬢に集中するあまり、プロットにはお座なりな箇所が幾つか散見。なんでヒュー・ジャックマン扮する富豪の青年は、なんであの挙動不審偽装親子(アレン&スカ嬢)の素性を調べようともしないんだろう?裏ルートを使えば、素性がでたらめな事くらい一発で判明しそうなものなのに。あと地下室の暗証番号、一度他人知られたらすぐ番号を変えそうなもんだと思うんですがね~、一般人の感覚だと。イギリスの上流階級金持ち連中っていうのは、そんな細かい事にこだわらないほど鷹揚なんでしょうか?前作と同じく、この作品でも過去の名作(「陽のあたる場所」「汚名」)のオマージュとおぼしきシーンが幾つかあり、映画ファンには嬉しい。[DVD(字幕)] 6点(2008-07-21 10:23:24)

99.  西の魔女が死んだ 《ネタバレ》 原作童話未読。映画を観た後、原作ではここはどうなっているんだろう?と気になる箇所が多々有り今度文庫で読んでみようと思いました。西の魔女役=シャーリー・マクレーンの実娘サチ・パーカーおばあちゃんの、柔らかなあの森の日差しのような物腰と存在感がこの映画の全編を支配しています。母シャーリーのかくしゃくぶりを最近の出演作で観ても、彼女はシャーリーの妹だって言われても決しておかしくない老けっぷり。私の記憶では、確か彼女の名前「サチ」の名付け親は、亡き小森のおばちゃまだったはず。映画としての起伏が乏しいのは如何ともし難いが、何か捉えがたい雰囲気が有るので最後まで観られます。クライマックスに魔女が起こすような、いわゆる「奇跡的」なスペクタクルでも待っているのかと思いきや、そうでもなく結末もごくあっさり。もしそれがあったらあったで雰囲気ぶち壊しですが。主役の女の子は可愛く映る時と、つまらなく映る時の差が激しいですね。結局映画を観終って脳裏に残るのは、日本的な美徳と西洋的な美徳両方を兼ね備えたこのおばあちゃんの面影という事になります。点数的には6点ですが、僕はこの作品好きです。[映画館(邦画)] 6点(2008-06-22 10:40:11)

100.  インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 《ネタバレ》 インディ・ジョーンズはリアルタイム中高時代の自分のヒーロー。坊主頭が伸びかけた頃、『ロードショー』ハリソンの切り抜きを床屋に持って行き、「あ、あの、こ、こういう髪型にして下さいっ!」って、顔真っ赤にしながら図々しくリクエストしたのも、人生で最初で最後の経験(恥)あれからはや20年強・・・。昨日の先行上映、映画を観る前に「たとえどんなにつまらなくても、インディが痛々しいヨタヨタ走りさえしてなければ5点は絶対付けよう!」と心に決め鑑賞に臨みました。ヒーローに対してそれ以下の採点は不敬罪に当たると思った為。結果から先に言えば・・・マイ・ヒーロー、ジョーンズ博士は健在!!颯爽とした昔に比べより渋さが増し依然としてカッコ良かった!ボトムを若干オッサン履きにしてたのはまあご愛嬌。ただストーリー自体は・・・正直何がなんだか良くわからんかったなあ・・・。悪役連中も弱すぎで迫力不足、ロシア鋼鉄女役にせっかくのケイト・ブランシェットを持ってきたのに、巧く生かせているとは言い難いし。旅の道連れがわらわらとやたら多すぎるのも、スリルよりコメディへの傾斜が強すぎるという、アドベンチャー映画としては致命的なマイナス効果を生み、あまり感心できませんでしたね。要するにこの作品は過去シリーズの拡大(縮小か?)再生産を試みようとした、スピルバーグ監督の馬力が弱まり、演出の方が老け込んでしまっただけじゃないですか?インディは今でも昔のまんまのあの笑顔で画面の中にちゃんと存在してましたもん!それが俺にとっては何より嬉しかった事。ショーン・コネリーの父ちゃんは亡くなったって設定になってましたね。コネリーの俳優引退宣言を考えたら、写真だけの登場でも感無量。[映画館(字幕)] 6点(2008-06-16 11:29:26)(笑:1票) (良:1票)

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