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プロフィール
コメント数 1716
性別 男性
自己紹介 投稿にあたっては
①製作者の映画愛を信じて基本的に0点は付けていません。
②レビュー作品の「あらすじ」は率先して書いています。
※2024.2.28ニックネーム変更「ぽこた(ぺいぺい)」→「タコ太(ぺいぺい)」

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81.  誰のための日 《ネタバレ》 (イマドキの)姉妹喧嘩アルアル的な展開は結構真に迫っていてハラハラドキドキ。親戚のおばさんやらいとこやらの態度や発言もアルアル的でムカつくやらイラつくやら。リアルで良かったです。 結局タイトルの意味するところは何なのだろうと考えてみるに、勿論「日」とは「法事」と「法事の会席」の「日」なんでしょうけれど、劇中の妹の指摘通り「故人ことなど誰も何も話さない日」というのがアルアルなのかも。けれど3回忌でしょ?流石に少しは思い出に浸りなさいよって感じがしないでもなく。 ただ、エンディングの姉妹の姿が象徴するように、作り手は故人が今を生き続ける者たちを結び付けている様をテーマにしているのでは?と思えるところです。どんなに激しく争おうと家族は家族、姉妹は姉妹。亡き母がしっかりと繋ぎ留めていますよ、みたいに。 観終わってみれば、思いのほかハートウォーミングな作品でした。[インターネット(邦画)] 6点(2025-03-22 11:50:46)《改行有》

82.  鼻炎 《ネタバレ》 ひとつの失敗(とは限らないけれど)が気になり出すと、それが頭を離れずそれどころがどんどん増長していってしまう。まぁ個人的に身に覚えがない訳でもないけれど、この主人公の場合には極端。恐らくは病的。対して奥さんの強いこと強いこと。血圧計るあたりは思いやりが感じられないこともないけれど、夜の営みの最中にも夫を言葉で責め続けるとは。てかそんな精神状態で営むか?奥さんの言葉や表情はもしかしたら夫の幻覚・幻聴かも知れないけれど。 そして結局死に至る。殆ど自爆。原作は未読ですが概ね原作通りのようですね。チェーホフなりのシニカルなユーモアなんだろうけれど、兎にも角にも主人公のやることなすことイラついてしまったのは作り手の策にハマったのかも知れません。 ショートならではの味わいと言えないこともない作品でした。[インターネット(字幕)] 5点(2025-03-22 11:26:50)《改行有》

83.  マルセル 靴をはいた小さな貝 《ネタバレ》 小さな貝の目線で見た世界。人間の世界に生きる貝という設定だけれど、決して人間の世界を悪く表現はしていなくて、寧ろその便利さを自分たちなりに活かして生活している貝たち。かと言って人間の世界への憧れやオマージュもなくて、そこにあるのは全てが上手く溶け合った世界とでも言いましょうか。上も下も優も劣もないです。 そもそもマルセルは自らを「貝」だと言っているから「貝」なのであって、ディーンとの関係性を見れば明らかなように所謂「貝」ではなくて「人間の隣に居る人間ではない存在」なのでしょう。少なくとも「巻貝」じゃないし。だって貝殻の中に住んでる訳じゃなくて貝殻と本体は一体化してますしね。よくよく仲間たちを見てみれば全然「貝」じゃないのもいますし。いや、そんなこと観察することはこの作品の鑑賞にあたっては全く意味がないですね。 同じ世界に住む異なる存在。彼らが助け合い認め合い共存している姿。そこに住む者は皆自分たちなりに自由。ひとつの理想郷ですね。シンプルにその在り方を描いた作品。どう解釈しようとそれは観る者の自由でしょう。実写とストップモーションの組み合わせで創り上げられた世界。それを際立たせる声の演出。少なくとも私は温かな気持ちになることが出来ました。間違いなく良作ですね。[インターネット(字幕)] 8点(2025-03-21 23:38:29)《改行有》

84.  ゲームオーバー! 《ネタバレ》 これは要注意!良い子と一緒に観てはいけません。否、良くない子とも一緒に観てはいけません。なんなら倫理・道徳的に厳しい家族・親類縁者・知人・友人とも観ない方が良いかも知れません。そんな超クダラなくて聴覚的にも視覚的にも直接的下ネタ・不適切ネタ満載のコメディです。 と言いつつ大いに楽しんでしまった私。アダム・ディバインさんの出演作は殆ど観ていないので芸風と言うか作風と言うかは承知していなかったのですが、いやぁ何とも参りました。下ネタに関しては、やってることは殆どお子ちゃまのノリ。それを大人がやるのだからシャレにならないことも多々。しかもノーカットのモザイクなしなので最初はハッとしました。え?コレってありなの?そもそもクロゼットの中で死んだふりのカットは、死に方も不適切だし、その理由を考えるに更に不適切、おまけにモザイクレス。あれ、作り物じゃないですよね?作り物かな?だとしても邦画ではあり得ないカット。そもそもその前段の支配人受難のカットだって作り物ならイイのかよ?的レベル。ラスト近くで目出度く副支配人昇任の彼女が振り回してるのなんてどうなんでしょうね? そんな訳で下ネタ部門では出るわ出るわの不適切ネタ連発。でも、楽しんじゃいました。すいません、結構好きなんです、下ネタを笑い飛ばす作品。逆にエロさを感じさせられないもんで。 それ以外のところでは差別ネタとかいろいろ登場して、英語がネイティブではないし欧米文化への造詣が浅過ぎる自分的には理解出来ない部分も相当あったりして、この内容を作品化して堂々と全世界に配信するネットフリックス。恐るべしです。歓迎します。 そんなこんなで観終わった後には意外にもホッコリしたりもした強烈なコメディ。繰り返しになりますが好みなんです。かなり甘めの高評価です。[インターネット(字幕)] 8点(2025-03-20 10:21:40)《改行有》

85.  ザ・ベビーシッター~キラークイーン~ 《ネタバレ》 前作があまりにツボにはまって当然の如く観賞。 今回はピンポイント的に好みのジェナ・オルテガさんがヒロイン。これだけでも観ない訳にはいかないところを、今作も終盤になってあのキュートなサマラ・ウィービングさんが登場。これは至福でした。繰り広げられる血みどろシーンは本来は好まないのですが、そんなこたぁ全て忘れさせてくれるキャスティング。ほんの2年余りでグッとイケメン度が上がったジュダ・ルイス君も相変わらずイイ味出してますね。 前回は時としてキュート、時として大人びてといった雰囲気が魅力だったエミリー・アリン・リンドさんは今回は随分と成長して、やっぱこのぐらいの年齢だと女子の方が大人びるのかな、などと作品とは関係ないところに思い至ったりして。ちなみにこれも作品とは全然関係ありませんが、彼女の顔の輪郭を見ているとロビン・タニーさんを思い浮かべてしまうのですがどうやらアカの他人のようで。 で、本作はどうかと言うと前作同様大いにハマりました。ヒロインたちの活躍は勿論のこと、復活した悪魔崇拝者たちも相変わらずのグロいながらもトボケた役回り。スピーディな展開に惹かれっぱなしで大満足。肩の凝らない娯楽作として出来上がっていますね。流石のマックG監督です。 エンディングは更なる続編を期待させる雰囲気モリモリですが、どうやら今のところネット上に情報はないようですね。是非是非製作して欲しいところです。そして、次なるヒロインにはクロエ・グレース・モレッツさんを持って来てくれればなどと超個人的に夢想しております。[インターネット(字幕)] 8点(2025-03-20 09:49:09)《改行有》

86.  DOGMAN ドッグマン(2023) 《ネタバレ》 見事なダークファンタジー。敢えてファンタジーと呼びたい作品。ダーク版ディズニー作品と言っても良いかも知れません。 犬が賢すぎるとか主人公がどうやって犬たちを養っているのかとか(一応種明かしはありますが)野暮な疑義は呈しません。勿論主人公が犬を操っているなんて間違っても言いやしません。人間社会が失いかけている純粋な連帯感を犬との共同生活の中で確実に得ている主人公。ご都合主義的展開は多々ありますが、決して教訓的にならずに一人の人間の生き様を描き上げた作り手の手腕には脱帽です。 そして出演者(特にケイレブ・ランドリー・ジョーンズさん)の優れた演技は言うまでもなく、犬たちの存在感が半端ないったらありゃしない。なんと表情豊かに語ってくれることか。涙モノです。 主人公の犯罪行為は許されることはないでしょう。それ故、ラストシーンはある意味ベストチョイスに思えます。彼は神の元に召されたのか?まるで「フランダースの犬」の逆バージョンを観たような錯覚。感動的でした。 最後にもうひとこと。犬が犠牲になっていない。「犬は死にません」をキャッチフレーズにしたサメ映画はありますが、犬を犠牲にすることなく感動出来る犬が主役の作品。これは特筆モノです。[インターネット(字幕)] 9点(2025-03-20 00:12:38)(良:2票) 《改行有》

87.  オールド・リベンジ ~やられたらやり返せ~ 《ネタバレ》 滅茶苦茶ひどい目に遭って身近に犠牲者まで出てついに堪忍袋プッツン。虐げられし弱き者は反撃し敵を容赦なく皆殺し。まぁリベンジものの鉄板的展開です。皆殺しにされる側はまるっきり同情の余地のないヤツラだから、観ている者は普通だったら胸がすく思いで少々血生臭くても後味爽やかです。 が、本作はちょっと違うのですね。被害者側はか弱きシニアなんだけど、主人公夫婦は少々曲者。冒頭からイマイチ感情移入出来ない。でもって加害者側は超胸糞ワルイ奴らなんだけど未成年。警察も少々偏向気味ではあるものの一応は法を順守するスタンスで寧ろ悪ガキを擁護する。 ここでどう考えるか、どう受け止めるかによって本作の評価は分かれるところだと思います。散々な目に遭わされてて、やってることはモロに犯罪なんだから未成年だからって許されないでしょ派なのか、いやいや未成年は更生させなきゃいかんでしょ、未来があるんだから守って正してあげなきゃ派なのか。 正直なところ個人的には前者。なので本作の展開は胸がすく思いではあります。けれどもリベンジもまた犯罪。しかも倍返し。いやそれ以上に返してるし。なのでそれ相応の結果が伴わなきゃいかんとも思うのです。いくら汚職してるからって警官まで手にかけてるんだし。ハッピーエンドは如何なものか?まぁ現実的に考えれば、この夫婦が過ぎたことは忘れましょ♪みたいに余生を幸せにのんびり過ごせる訳はないだろうし、どこかで必ず報いを受けるんじゃないかとも思えますが。 要は、ある意味痛快な復讐劇だけれど後味は超が付くほどワルイという作品。もう一度観たいとは思えないかも。作り手のミスリードには引っかからないぞ、みたいにも思えたりして。(邦題もまた然り) ちなみに、冒頭で実話ベースみたいに紹介されますがホントかな?そうだとしても相当デフォルメしてますよね?[インターネット(字幕)] 5点(2025-03-18 21:28:28)《改行有》

88.  犬人間 《ネタバレ》 何とも気持ち悪いお話。 何かの拍子で心が入れ替わってしまった人間と犬のお話とか、生まれ変わったら犬だったとかだったら既視感はあるのだけれど、これは正真正銘人間を犬として扱うお話。 お金持ちのイケメンボンボンが強烈な支配欲を満たすために幼馴染をペット化している。そもそもクリスチャンはフランクのことを人間と思っておらず、普通の?神経の持ち主であるシグリッドには到底理解出来ない関係性であっても、クリスチャンはそれを理解出来ないシグリッドが理解出来ないわけで、同じ世界に住んでいても精神は別世界にあるという感じ。それは極めて危うい均衡を保っている関係性であって、ほんの小さな出来事によってでも脆くも崩れ去ってしまう。だからバットで殴られた日には一気に崩壊。折角同じ人間として扱っていたのに犬とツルムなんておかしいじゃないか。あ、そか。シグリッド、お前も犬だったんだ。じゃあちょうどいい。フランクは寂しかったんだ。二人で仲良くしなさい。おうおう仲良しだね、子犬が出来たか。じゃ、三匹で暮らせるようにボクがその子犬も飼ってあげるよ。ボクは優しいだろ?犬好きなんだよ。そんなお話でしょうか。 北欧のホラーとしてはそれほど生々しくはなく。目を覆うような暴力シーンもない。ある意味物足りないようにも思える作品。でも、よーく考えてみると相当コワい。サイコパスがペットとして誰かを拉致監禁しているとか、変態野郎が女の子を捕まえてオモチャ扱いしているとか、そんな作品は多々あれど、本作のコワさ気持ち悪さはある意味それらを上回るかも。 昔、確か永井豪さんの短編だったと思うのだけれど、もっと惨たらしく残酷に人間を犬として扱うシーンが出て来る漫画があって、半世紀以上経った今でも心の奥にトラウマ的に引っかかっています。本作はビジュアル的にはそこまでのものではないけれど、当分は気持ち悪く心に残ってしまいそうな作品でした。 ちなみに、邦題はストレート過ぎていかがなものか?原題の方がひとひねりあって良い感じです。[インターネット(字幕)] 7点(2025-03-18 13:40:47)《改行有》

89.  リゾートバイト 《ネタバレ》 正直な話、Jホラーには殆ど期待していないのですが、朝ドラ等に出演していて気になっていた伊原さん目当てに観賞しました。ダンスで有名になった印象が強いのですが、朝ドラ等で見かけた演技に間違いなし。本作でも(少々残念な役柄ながら)頑張ってますね。個人的にはそこが一番の見どころでした。 とは言え、作品の内容に触れない訳にはいかないでしょう。話題作を数々手掛けて来た永江監督の作品。プロット的には結構ベタだし、登場する怪異は思わず笑ってしまうような造形だし、ラストの入れ替わりドンデン返しはオリジナルアレンジが施されているとは言え既視感が無きにしも非ずと言った感じですが、ホラー部分のみに集中してみれば、(お約束感のオンパレードですが)なかなか手応え十分の出来映えとも思えました。 それだけに、無理無理ツッコんだような唐突感のあるコメディ要素とか、これまたお約束感のあるコイバナ的要素とかは、ホラー作品としての魅力を削ぎ落してしまっているように思えてならず、改めて考えると結構雑な部分もあったりして、そのあたりは完全にマイナス要素じゃないかと。 なので、5点を献上するに留めておきます。[インターネット(邦画)] 5点(2025-03-17 23:11:33)(良:1票) 《改行有》

90.  ザ・ベビーシッター(2017) 《ネタバレ》 サマラさんがあまりに魅力的なのでそれだけで満点にしたくなる作品。と言ってもそれじゃあまりに主観的過ぎてしまうので自粛しますが。(汗) あまり予備知識なしで観賞したのでゲームの最中に思いっきり突然行われる凶行にはビックリ。ただし、ビックリはビックリでもびっくり過ぎて笑ってしまいました。ビーの夜の秘密の行為…というのでこの線で行くのだろうという予感はしていたものの剛速球ストレートがいきなり来るとは…。その後のスリリングでスピーディな展開は文句なし。大いに楽しめました。 と同時に、話は前後しますがそこに至るまでのコールとビーのまるで恋人同士のようなハジケたシーンの連続がまた良かったです。イケメン少年と滅茶苦茶キュートかつセクシーな年上の彼女みたくて、観ているオジサンとしては微笑ましいやら羨ましいやら。 続編は今のところ未見ですが、これは絶対観ます。いや~面白かった。(満点じゃないのは元々はスプラッター苦手なので) ちなみに、今の今までベビーシッターは「乳幼児の子守り」だと思っていたのですが、調べてみたらローティーンのお世話も含むのですね。勉強になりました。[インターネット(字幕)] 9点(2025-03-15 12:58:07)《改行有》

91.  パンダザウルス 《ネタバレ》 サメ映画の巨匠?マーク・ポロニア監督のサメじゃない映画。なんと今回も邦題は原題のまま。そしてキメ台詞は「パンダこりゃ?!」(汗) いきなりのティラノ風恐竜登場と主人公喰われシーン。そこに続くパンダザウルスと恐竜の死闘。無敵のパンダザウルス。なんとオープニングからフルスロットル?!かと思いきや、なんと夢??いきなりの夢落ち? そして、いつもはさり気なく(でもないか)登場する監督がインタビュアー的に登場するモキュメンタリータッチの構成。果たしてこれは夢か現実か! まぁパンダザウルスの作り込みはいつものサメと同様のトンデモなさですし、DVDのジャケットに至ってはオリジナルと国内版が全く別物(ちなみにオリジナルは全然本編と関係ないじゃん!)ですし、出演者はほぼレギュラーだし等々、ある意味期待を裏切らない出来映え。 ただし、よくよく考えてみるとストーリーや構成はいつになくヒネリがあったりして、監督には申し訳ないところですが、予算かけて別スタッフが別キャスティングでリメイクしたら結構イケるんじゃないかと。実現はしそうもないように思えますが…。 何はともあれトンデモZ級作品であることは誰の目にも明らかでしょう。本作ではサメは一瞬登場するだけ。監督がサメに飽きたのではないことを祈りつつ3点献上します。[インターネット(字幕)] 3点(2025-03-15 09:45:19)《改行有》

92.  終わらない週末 《ネタバレ》 明るく楽し気な雰囲気を包む不穏な重低音。視覚と聴覚の不協和音が印象的でした。何が何だか明かされないままに描かれていくデストピア感からは、最近で言うとアリ・アスター監督とかM・ナイト・シャマラン監督あたりの作品を思い起こさせられるような作風(あくまでも個人的に抱いているイメージですが)を感じました。 そして、まるで共感出来ずイラつくばかりの登場人物のキャラ、発言、行為に只管に鬱々とした気分にさせられてしまう。ところが、物語が進むにつれて少しずつ誤解が溶けて行くと言うか次第次第と登場人物たちの本来の姿・人間性が明かされて行き、やがては感情移入さえしてしまう。作品世界に見事に取り込まれてしまいました。 作品全体としては、現代の国際社会を覆う不穏な空気、とりわけ米国の立ち位置の危うさを皮肉交じりに描きつつ、豊かな世界に生きる人々が意識するしないに関わらず常に晒されている危機的状況への警鐘を鳴らしているといったところでしょうか?SFデストピアものでは定番的な、核戦争や天変地異、或いはAI等の先端技術の暴走や原因不明の疫病の蔓延といった要因ではなく、より現実的で今すぐにでも起きてしまいそうな世界の崩壊のシナリオ。これは恐いです。 奇しくも行動を共にすることになった二組の家族。その一人ひとりの身勝手な思考・言動とそれによる歪な関係は物語が進むうちに次第に収斂していくものの、幼い少女のみがある意味平静を保ったままにラストシーンを迎える。それは不穏な物語が辿り着く唐突なハッピーエンドとも思えるものの、あくまでも個人的で一時的なものであって次の瞬間には悲劇に見舞われてしまうのかも知れない脆い幸福。作り手からの問題提起なのか、単に観る者に丸投げされた結末なのか。 近未来SFという体裁によって描かれる不条理劇。好みの作品に8点献上します。[インターネット(字幕)] 8点(2025-03-14 23:59:02)《改行有》

93.  JOLT ジョルト 《ネタバレ》 美しくキュートなヒロイン。痛快なアクション。スピーディな展開と適度な尺。程良いコメディ感。いいですね、肩の凝らないエンタメ系作品として申し分ありません。強いて言わせていただくならば、少々ストーリーが薄いと言うか意外性に欠けると言うか、類似の他作とはココが違う!という魅力があったらいいなとは思います。(電気ショックで自制しているヒロインというだけでも十分かも知れませんが) ヒロインの強さの秘密や今まで一体どんな訓練を積んで特別な存在になったのか?等々、いろいろと明かされなかった気になる背景があったりして、これからTVシリーズものが始まるのかな?というパイロット版的な雰囲気に満ちていますが計画はあるのでしょうか?ラストの謎の女性(CIA?)の登場でエージェントとして生きて行くことが確定?是非是非シリーズものとして楽しみたいところ。そんな期待を込めての7点献上です。[インターネット(字幕)] 7点(2025-03-13 23:13:04)《改行有》

94.  キラー・マネキン 《ネタバレ》 邦題からも明らかなように?これぞB級ホラーといった趣たっぷりの作品ですね。この邦題を見て一級品のホラーを期待する方はまずいらっしゃらないのではないかと。(ネタバレな原題もどうかとは思いますが) ちなみにallcinemaで「キラー」を検索するとエライ数の作品が出てきます。そのうち「キラー・○○」という邦題を数えたら85まで数えて飽きました(汗) で、そのうち原題が「KILLER ○○」なのは多分25作品ぐらい(邦題と完全一致を含む)に留まりますので、やっぱりB級ホラー配給にあたっての邦題の定番ネーミングと言っても良いような…。 で、はなっから鉄板B級ホラーという前提で観始めるとこれがなかなかの面白さ。常に同じ姿勢(きをつけ状態)のマネキンがどうやって人を襲うのか?どうやって瞬間移動するのか?だいたいからして、そもそもどういう曰く因縁があるマネキンなのか?潔いまでに全く説明なしの作品。それでも結構見入ってしまうのは、ある意味完成度が高いと言えるのかも知れません。 それにしても不気味な顔立ちのマネキン。デパートとかで売り場に立ってたら幼き少年少女は泣き出すだろうしトラウマ必至の顔相です。ニッコリ笑って人を殺める連続殺人鬼のイメージ?人に見られると動けなくなるというダルマさんが転んだ的な弱点は笑えます。そうか、本作はどのシーンでも殆ど通行人や通過するクルマが見られない。エキストラ代節約なのかと思ってましたが、目撃者がいると動けない(殺せない)からという点に整合しているのですね。でも、だったら何でクラブで大量殺戮?あぁそうか、停電してたからか。納得。ラストはミラーマジックで捕獲&ミラーマジックで逃走というアイディア。そこは結構気に入りましたが、待てよ?マネキンの視線でも動けないのならミラー使わないでも縫いぐるみでも吊るしとけばいいんじゃね?と言ったら野暮でしょうか。ま、続編製作意欲満々といったところですかね? マネキン以外にもツッコミどころ満載(いきなり死亡事故を起こした血塗れのクルマでヒロインが帰宅するとか)ながら、バカバカしくて思いのほか楽しめたので甘めの評価と致します。[インターネット(字幕)] 6点(2025-03-12 09:40:30)《改行有》

95.  白く濁る家 《ネタバレ》 幸せな未来が約束されている筈なのに何か暗い影が感じられるカップル。二人を出迎えるどこか不自然な表情や態度の母親。真新しく洒落た一軒家ではあるものの昼夜を問わず薄暗い雰囲気の実家。怪しげな効果音とBGM。雰囲気は決して悪くありません。寧ろ、これから起きるである不穏な出来事を予感させてくれるに十分な設定。そして、短めの尺に収められたストーリーは、とりたてて目新しいとか奇抜とかいうことはないものの、しっかりと纏められていて破綻することなく一気に魅せてくれます。 でも、何か物足りない。無難に過ぎるのかも。ラストシーンにしてもお約束どおりと言うか、結局秘法に則った儀式による母親の祈りは通じ、亡き次男の魂は長男に転移したわけですね。そして、良典の様子から異変を察した香苗は甘んじてそれを受け入れてしまう。予定調和的と言うかストレート勝負なエンディング。 登場人物が少なくても、まるで舞台劇のような限られた空間のみでの展開であっても、もう少しだけヒネリがあれば一気に魅力的なホラーに化けるのでは?と思えてしまう少々残念な1本でした。 ところで母親はどうなったのでしょう?[インターネット(邦画)] 4点(2025-03-12 00:13:56)《改行有》

96.  シターラ: 夢を抱け、少女たち 《ネタバレ》 ラストのナレーションまで一切の台詞なし。BGMのみのサイレント作品です。しかし、台詞はなくとも登場するキャラクターの表情や動作が雄弁に語りかけて来ます。 日本で生活している限り、日常の中でまず生じたり実感したりすることはないであろう「児童婚」の問題。世界の中ではまだまだ残っているのでしょうね。本作の中では父親が悪役の如く位置付けられていますが、その表情からは「解かっているが仕方ないこと」といった感情が滲み出ているように思えます。個人では抗えない社会問題。文化や伝統では説明しきれない問題。回避するにはその社会から離脱するしかない。けれども貧困にあえぐ生活からはありえない選択。 シンプルに「児童婚が少女の夢を奪っている」ことについての問題提起には留まらないテーマですね。それがまかり通る社会の根本的問題について問うている作品なのだと思います。社会にとっては小さな一歩に過ぎないとしても、妹が今後生きるであろう夢に満ちた将来に救われました。短い尺にギッシリと中身が詰まった佳作ですね。[インターネット(字幕)] 8点(2025-03-11 14:43:33)《改行有》

97.  バッドガール 最狂の女子高生 《ネタバレ》 前作は未見です。前作を観ていないと「あれ?そんなシーンあったっけ?」みたいになる場面が少しあったものの、概ね独立した作品として観賞可能な作品です。 てか前作のエピソードは別にどうでもいいような感じに誰一人として感情移入出来ないままに物語は展開していきます。そして結構派手に繰り広げられるゴア描写。感情移入出来ないし登場人物たちの行動に全く共感も出来ないので、若い男女が惨殺され続けても特に何も感じることなく物語は進みます。 結局、悪は滅びる訳ですが特に印象には残らないというか、そもそもよくよく考えてみればヒロインがどうにも魅力的でないことが一番のネックかも知れません。単に個人的な好みとは違い過ぎるからかな?などと考えてみたものの、いや待てよ、客観的に考えても彼女がヒロインって?? アニメを合成したスタイリッシュな学園スプラッターホラーを目指したのでしょうけれど、空回りに終わってしまったようです。前作を観ることはないでしょう。 ちなみに邦題。「最狂」?ヒロインが?どの辺が?予告編を観る限りではそんな感じがしないでもありませんが…。(邦題ありきの予告編?)[インターネット(字幕)] 3点(2025-03-11 14:15:06)《改行有》

98.  デビルズ・メタル 《ネタバレ》 「ヘヴィ・トリップ」を観賞したことを契機にヘビメタ繋がりで観賞しました。いや~、相変わらずと言うか期待に違わぬと言うか、グロさ爆発のニュージーランド製ダークコメディ。北欧作品に負けず劣らずのグロ・ダークコメディをお腹一杯楽しめました。 物語的には、田舎町で全く受け入れられないヘビメタ少年が偶然にも悪魔を呼び出す楽曲の譜面を入手し、訳も解らず演奏したら悪魔が登場して町中で大殺戮。メロディを逆向きに演奏すると悪魔は消え去ることは判ったもののそう簡単には実行出来ない。一方では、譜面を手に入れ悪魔のパワーを身に付けようと画策する悪党が登場、少年たちは絶体絶命!という内容。 逆向き演奏以外にはヒネリというヒネリも特にはなく、純粋にヘビメタとニュージーランド的ゴア描写を一粒で二度美味しい的に楽しめる作品です。ヒネリがないどころか主人公と可愛らしいヒロイン以外は全滅という、よくよく考えたらとんでもない悲劇。にも関わらずラストは死んだ友人の魂も混じえてのハッピーエンドというアッケらかんさが潔いです。 ダークコメディ大好き、グロイの大丈夫、ハードな音楽大好き、という方にはお勧めしたい作品でした。[インターネット(字幕)] 7点(2025-03-11 13:31:13)《改行有》

99.  ジ・エンド 終末 《ネタバレ》 面白くない!と断言するほどのこともないのですが、何とも味気ない作品です。 終末世界を背景に、原題のとおり「生き残るために」あてもなく旅をする物語。多くのゾンビ作品と共通するシチュエーションではありますが、ゾンビは登場しませんし殺人ロボットや怪獣も登場しません。ただ歩きます。(ちょっとはクルマも使います) 教会が主な舞台のひとつになりますが、宗教的な背景とか教示といったものは感じられません。シンプルにエピソードに絡んで登場するだけです。 なので、テーマ性は弱いです。強いて言えば、極限の状況における人間の本性(善と悪)について語っている作品とでも言いましょうか。でも薄味です。 特に情報は見つけられませんが、連続TVシリーズのパイロット版のように思えます。全く語られていない「なぜ世界はこうなったのか?」が段々明かされていくみたいな。そうであれば分からないこともないのですが、それにしても終末に至るまでのイメージが断片的に挿し込まれるとかがないとモヤモヤしてしまいます。なんだかダイジェスト版、しかもサブスクでたまに見かけるようなキチンと編集せずに単に本編から一部抜き出しただけという感じの予告編のロングバージョンを見せられたような作品でした。 ちなみに、邦題は「だから何なの?なんでそうなったの?それがテーマ?」といった感じ。原題の方がシンプルで良いように思えました。[インターネット(字幕)] 4点(2025-03-11 12:06:29)《改行有》

100.  シェラ・デ・コブレの幽霊 《ネタバレ》 劇場未公開作品なのですね。本邦でのテレビ放送は1967年の日曜洋画劇場。観たかなぁ?記憶にありません。まだ幼かったから観てたら多分相当記憶に残ってると思われる作品ですが。それ程に幽霊シーンは当時モノとしては恐ろしげなんじゃないかと思います。ただ、今観てしまえば特筆する程には恐くないです。(と言っても昨今のありきたりになってしまったCG多用の恐怖シーンよりは恐いとは思いますが) 既にレビューされている内容ですが、本作はそもそもが連続TVドラマのパイロット版。主人公と家政婦はさながら探偵と助手の関係。それぞれのキャラが立っていて心霊絡みのミステリーを紐解いていく。この展開は今や定番の一つですね。本邦の2時間TVドラマの多くも、大御所の作家さんが原作だったりするのでオリジナリティは感じられるものの、本作のシチュエーションやプロットを踏襲しているものが多いのではないかとさえ感じられます。なので、表現方法とか台詞回しとかは流石に時代を感じるし、ところどころ雑な感じがしないでもありませんが、物語の展開としては十分今の時代でも楽しめる内容ではないかと。 若かりし日の美しいダイアン・ベイカーさんを堪能できたことと、なかなかお目にかかれなかった稀少作品を観れたということで、+1の7点献上します。[インターネット(字幕)] 7点(2025-03-09 15:13:03)(良:1票) 《改行有》

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