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コメント数 123
性別 男性
自己紹介 新作をどんどん観に行く、というよりも好きな作品を何度も繰り返し観るタイプです。
よろしくお願いいたします。

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81.  キャロル(2015) まるでヨーロッパ映画のような、独特な雰囲気を持った作品。クリスマスに向けて、丁度寒くなり始める今くらいの季節に観るのにぴったりな映画ではないか。しかしルーニー・マーラが「ドラゴンタトゥーの女」のリスベットだったとはなぁ、全然気づかなかった。このルーニーの50s'ファッションもとても可愛い。作品の世界観にぴったりハマっていて、その魅力を増幅させる事に成功しているカーター・バーウェルのスコアが素晴らしい。さて、「キャロル」のサントラを聴きながらコーヒーでもいれよう。[DVD(字幕)] 7点(2016-10-15 10:09:09)

82.  チャイナタウン 《ネタバレ》 あまりにも悲しく、そして恐ろしい話だ。「ローズマリー〜」の時にも感じたが、この辺りのロマン・ポランスキーの作品には生々しい何かがあって、その生々しさが映画に奇妙な普遍性を持たせているような気がする。この映画も40年以上前に制作されたものだが、あまり時代や古さを感じさせない。(そこがまた恐い。)その何かとは人間の中にある恐ろしさや、業なのだろうか。正にhard-boiledを地で行く作品だろう。[DVD(字幕)] 7点(2016-09-15 09:35:25)(良:1票)

83.  シン・ゴジラ 短い台詞を矢継ぎ早に連続させる事ででどんどんとシーンが進んで行くので、まるで映画の予告編を120分連続で観ているような気分になった。「映画は予告編が一番面白い」という名言(迷言)もあるとおり、これはこれで良いと思うが、観ている側の疲労感も相当なものだ。しかし日本映画にとってSFというのは比較的苦手分野かと思っていたが、日本のSF映画もここまで来たかっていうくらい見応えがあった。最後にこれはゴジラの名を借りてはいるが実際はエヴァンゲリオンの実写版なのだろう。[映画館(邦画)] 7点(2016-09-02 22:23:45)(良:1票)

84.  ラスト・ナイツ 公開時劇場まで観に行こうと思っていたが、タイミングを逃しそれきりになっていた作品。今回ブルーレイにて初鑑賞。これはやはり映画館まで観に行くべきだった。 恐らくこの作品は将来的に一つの転換点、エポック・メイキングとして振り返られることになるだろう。つまり日本人の監督が世界で(ハリウッドで)当たり前のように仕事をするようになった際、そのきっかけとしてこの作品が挙げられる事になるのではないだろうか。何より普通のハリウッド映画になっている。これは凄い事だ。日本人の監督が普通のハリウッド作品を作ったという事、これは一つの壁を壊したという事だ。音楽の世界などでも言われる事だが、卓越したセンスを持った人物を「日本人離れした〜〜」と表現する事がある。この事自体、ある意味日本人は世界から比べると劣っているのだという根底意識の現れだろう。恐らくこれは第二次世界大戦に負けた時から我々日本人に決定的に芽生えた、もしくは植え付けられた意識では無いだろうか。(これはつまり戦後の教育が大きく関わっているのだ。先の大戦に関して私たち戦後生まれが受けた教育は如何に日本が愚かであったかを刷り込ませるようなものであった。)戦後70年以上経過し、恐らく多くの日本人がもはや無意識のうちに当たり前のように持っていたこの劣等感に対して、一方で疑問をなげかける人間もいる。恐らくこの作品の監督紀里谷和明氏もそういう人間なのではないだろうか。「本当に日本人って劣っているのか?そんなはずないだろう」という意識。これは日本人だって世界で当たり前のようにやっていけるんだという自信、そしてセンスを持ち合わせた人間が作ったものだ。考えてみれば、海外の人間には「日本人は劣っている」という感覚はそこまで無い筈で、このような作品を前にして「日本人のくせにやるな」とはならない筈である(まあゼロではないかもしれないが)。つまり壁を作っているのは他ならぬ我々日本人自身なのだ。そしてこの映画はそういった日本人が自ら築いた見えない壁を見事に壊して、乗り越えた一作だと思う。「忠臣蔵」が下地となった本作、アクションシーンもよい。クライマックス、殆ど台詞も無く黙々と敵の城に潜入して行くシーンの見せ方も格好良い。1度目より、2度観るとさらに楽しめるだろう。そして日本人として初めて名優モーガン・フリーマンをディレクトした監督・作品として、私なんかの点数以上に意味のある作品であろう。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-08-03 09:47:35)(良:1票) 《改行有》

85.  インデペンデンス・デイ: リサージェンス 《ネタバレ》 初めて4DXで鑑賞。点数はそういった環境面での条件も含めての総合的な物。 結論から言うと、この作品と4DXという環境はかなり相性が良いと思った。 とにかく作中のあらゆるアクションシーンで座席が上下左右に動きまくり、ドリンクホルダーに入れたドリンクが吹っ飛ぶのではないかと心配になるくらいであった。 他にもエイリアンの首をぶった切るシーンで顔面に水が飛びかかってきたり、作中の様々なシーンで色々な仕掛けが飛び出してきて、「これって最初から4DX意識して作った?」と錯覚させるくらい各シーンと劇場がリンクし飽きさせない。 という訳でもう完全に気分は「1アトラクションに参加している」というもの。たまにはこういう映画の見方もいいなあ。 (昔から「スターツアーズ」もうちょっと長くならないかな。。と思っていたのでそれが2時間10分も体験できた気がして満足です。) 今後も4DXと相性の良さそうな作品は、この環境下で観たいと思ったし、映画の観方に新たな選択肢が加わり、楽しみ方が増えたのは嬉しい。 しかし一回の鑑賞料金が3,200円というのはやはり高すぎると思うから、もうちょっとどうにかならないもんかなあ。[映画館(吹替)] 7点(2016-07-10 23:58:55)《改行有》

86.  アパートの鍵貸します 《ネタバレ》 一年の計は元旦にあり。。ということで「今年は年初から映画でも観に行くか」と元日の朝、無理矢理起きて映画館へ向かった。選んだのはリバイバルでやっていた「アパートの鍵貸します」。観客は小生含めて全部で5人(数えた)。皆さんそれぞれお一人で来られていた。元日から同じ映画を観る事を選んだ皆さんと上質な時間を共有できた。 さて、恥ずかしながら小生が当該映画を見るのは今回が初めて。観るまでは勝手なイメージで、いかにも名作然とした、クラシカルな作風かと思っていた。しかし観てみるととってもモダンな作風で、これは当時の最先端を風刺した、トレンディドラマであると感じた。 プロットも、不倫している女の子を好きになってしまう男というまさに現代に(そしてこれからも永遠に)通じる普遍的な物。 ジャック・レモンとシャーリー・マクレーン、そして不倫部長を演じたフレッド・マクマレイそれぞれの演技が見事にハマっていた。 この映画のジャック・レモンを観ていたら、三谷幸喜作品「THE 有頂天ホテル」に出てくる川平慈英演じるボーイを思い出した。 それにしても素敵な邦題ですね。[映画館(字幕)] 7点(2016-03-17 13:16:40)《改行有》

87.  エベレスト 3D 《ネタバレ》 「なぜ登るのか?」この問いかけを登山者同士が語り合うシーンが非常に印象的であった。 後半過酷なシーンが続くにつけ、登山をした事が無い私は本当に何故こんな危険な事を自ら希望して行うのかが分からず「何故だ..何故...」 と頭の中でこの問いが駆け巡り、息が詰まりそうになりながら観ていた。 登山家それぞれに答えがあるのだろうが、私はふと先日亡くなられた水木しげるさんの言葉を思い出した。 水木さんの遺された幸せになるための条件だったかの中に「しないでいられないことをし続けなさい。」という言葉がある。 放っておいても心の底から沸き上がってくる欲求・情熱...それらを無視する事は自分を裏切る事..いつまでも自分を裏切り続ける事はできない... 結局、登山家というのは、登山をしないではいられないのであろう。登らずにはいられないから登るのだろう。 自らの情熱に従った故の結果であれば、本人達にしてみれば幸せだったという事なのだろうか。 素晴らしく迫力のある映像と音響に驚愕する一方、非常に切ない気持ちで劇場を後にした。[映画館(字幕)] 7点(2015-12-10 17:58:51)《改行有》

88.  キル・ビル Vol.1(日本版) 《ネタバレ》 いきなり、リアスピーカーからステレオでユマ・サーマンの荒い息づかいが聞こえる。そして画面上には「映画界の巨匠 深作欣二に捧ぐ」の文字。のっけからこの監督の作品らしい作家性の強いオープニングで、否が応でも緊張感が高まる。 冒頭のメッセージが表すように、この作品、とくにvol.1はタランティーノの日本もしくは日本映画への愛が惜しみなく表現された作品だ。当の日本人である我々からすれば多少戸惑ってしまうところもあるものの、ここは監督が表現してくれた愛情を素直に享受したい。実際一般的な日本人よりも多く日本映画を観ているだろう当該監督の愛情は凄まじいものがあり、作品中の過剰とも言える表現はその現れだろう。 一方で残念ながら冒頭の緊張感が作品の最後までは継続していない。 もともと1つの作品だったものを急遽2つに分けたという事なので、多少の冗長さは仕方がないのかもしれない。 (そういった背景を考えれば、上手くまとめたとも言える。冗長と言っても「デス・プルーフ」程ではない。) 色々と印象的なシーンが多い作品だが、最後ルーシー・リューとユマ・サーマンの一騎打ちで、ユマの背中を切ったあとに映るルーシーの美しさは息をのむほどであり、個人的には作品中のベストショットだと思う。 日本のチームが作成したというアニメのパートも素晴らしい。[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2015-09-02 11:14:21)《改行有》

89.  ドクター・スリープ 《ネタバレ》 観終わってみたら2時間半もあった。もともと二つの物語を無理やりくっつけ合わせたようなシナリオなので、このくらいの時間はかかって当然かもしれない。二つの物語とは、前作シャイニングの流れを汲んだ部分と、新チャプターのバンパイア達との戦いの部分である。はっきり言って、本作は前作シャイニングの部分を全部取っ払ったとしても、「超能力を持つ中年男性と女の子のコンビがバンパイア達と戦う物語」として十分成立する内容である。つまりシャイニングの部分は設定上利用されているだけであり、物語の殆どは独立した、キングの純粋な新作なのである。これを盛り沢山と取るか、なんかどっちらけているなと取るか、これはもう観る方それぞれの主観によるだろう。さて、「バンパイアとの戦い」と言う新テーマにあまり惹かれなかった自分は、当然のように前作シャイニングの続編部分に引かれたわけだが(それは映画の最初と最後に集約されている)、やはりこの部分はテンションが上がった。ちゃんとオーバールックホテルは再現されているし、お馴染みの(?)幽霊さん達も全員総登場で同窓会のような気分に。でもこのドクタースリープが前作のように今後40年間ホラー映画の金字塔として人々に観続けられるかと言うと、正直それは厳しいと思う。映画が始まって割とすぐに汚物を写したり、少年を虐殺するシーンをやけにリアルに描写したり、そのような映画を人々が好んで今後数十年も観続けるとは思えないのである。[映画館(字幕)] 6点(2019-12-07 17:24:37)

90.  イエスタデイ(2019) 《ネタバレ》 これは観方を誤ったかもしれない。何故かビートルズがない世界に迷い込んでしまったミュージシャンの彼がビートルズの楽曲の力だけで有名になっていき、最後には自身のアイデンティティなどと葛藤していくというファンタジー形式の割と深い(笑)物語だと思っていた。勿論それも間違いではないのだが、この作品の核はあくまで幼馴染である男女のラブストーリーである。そう完全にラブストーリーがメインなのである。その為時空の歪みなどの細かい伏線とそれらが全て回収されるカタルシスと・・・と思ってずっと観ていた自分はなんとなく勝手に肩透かしを食らったような気分になってしまった。例えばバックトゥザフューチャーのようなタイムパラドックスとかそういう細かいところまで色々と期待して観てしまった。しかしおそらくだが、制作側は「そこまで深く考えていない」というのが正解だろう。これはもっとライトに、不思議な世界に迷い込んだ男女のラブコメとして見るべきだ。そうすればなんの不満もなかったと思う。普段見慣れたハリウッド映画とは異なり、イギリス映画らしい細かさというか、優しさというかとにかく最初から最後まで細かいギャグのオンパレードで、(それが面白いかどうかは別として、)素直に笑わせ続けようとしている作風には好意しか抱かなかった。肝心のビートルズの存在意義に関しても、おそらくそこ迄深い意図はなく、「もし聴きたくなったら、レコードショップに行けば、我々はいつでも本物のビートルズの音楽に触れることができる。ビートルズがあった世界で、よかったよね!」というくらいのメッセージじゃないかと思う。と言うわけで、次に見る時は「少し変わった設定の軽〜いラブコメ」と意識して観たいと思う。[映画館(字幕)] 6点(2019-12-02 22:51:39)(良:1票)

91.  風と共に去りぬ 《ネタバレ》 午前10時の映画祭でやっていたので劇場で鑑賞。これは本当に個人的な趣味なので申し訳ないのだが、自分はこの手の悲劇に立ち向かう女性のお話がどうも苦手なようだ。何と言うかやはりこういった少女マンガの世界観に昔から入り込めないのである。少し違うかもしれないがレミゼラブルも同じような感想を持った。どちらも劇場では女性のすすり泣く声が聞こえてきたのだが、自分は「うーん」と首をひねるしかなかった。本作だがやはり4時間がとても長く感じてしまった。特に後半は辛いものがあった。しかし驚くべきことは本作が80年前に製作されたものであると言う事で、例えば劇中4歳くらいの女の子が現在は84歳なのかと思ったり、殆どの方はすでに亡くなられているのかとかそう考えると時間の概念が歪んでしまい、ああ映画というのは本当に永遠なのだなと思った次第である。[映画館(字幕)] 6点(2019-06-10 10:45:35)

92.  未知との遭遇/ファイナル・カット版 《ネタバレ》 最後に本作を見たのは、もう何年も前の事だ。今回どうしてもあのマザーシップを劇場で見たくて出かけた。今回見返してみると、やはり中々強引な作風であることは否めない。最後に主人公が宇宙船に乗って行くところも殆ど説明はないし、恐らくそうなんだろうなと思ったらやっぱりそうでしたという感じだ。でもそれも何というか若き日のスピルバーグが確信犯的にやっている感じがする。つまり殆ど疑いを持たずに勢いで作っている感覚があり、これはこれで貴重な気がする(笑)ただ、途中はっきりと中ダレしてしまうのがやはり辛い。デビルズタワーに向かってからUFOとのコンタクトが始まるまでが特に冗長に感じてしまった。 私は回し者でも何でもないが、午前10時の映画祭は今年で一旦最後ということで、とりあえず1年かけてのラインナップが凄いことになっている。この後は「E.T」にいよいよ「ジョーズ」ですよ皆様!これを劇場で見ないでどうしましょうか![映画館(字幕)] 6点(2019-04-18 23:38:16)《改行有》

93.  ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ 《ネタバレ》 日本の朝ドラなどで良く見るいわゆる創業者ものとは違い、美談でも無いし、爽やかなお涙頂戴ものでもなく、ビジネスの「えげつない部分」をドライに描いた作品。でもこれは事実なのだからしょうがない。観ている側とすると、やはりマクドナルド兄弟のアイデアに感銘を受け、どうにかして全国にそのレストランを広げようとレイクロックが走り回る前半がより楽しく感じられた。段々と対立していき、最後には追い出されてしまう後半は、マック兄弟が気の毒に見えて仕方なかった。何かもっと他に方法は無かったものかと、考えてしまう。マイケルキートンの演技が良かった。ローラダーンがレイクロックの最初の奥さん役で出ている。[DVD(字幕)] 6点(2018-10-17 09:48:50)

94.  ベイビー・ドライバー 《ネタバレ》 とてもリズム感の良い作品。使われる曲のリズムに映像や音響がシンクロしながら進んでいくのでとにかくテンポが良い。特に銃声やクラッシュ音が音楽に同化しているところなど、こういう演出は普通、少し冗談ぽくなってしまうものだが、徹底してやりきっていてあくまでスタイリッシュに魅せるのが凄い。編集は相当苦労されているのだろうと察せられる。というわけで音楽好きは気に入るはず。Queenの曲の中でも「隠れた名曲」の筆頭である(※諸説あり)Brighton Rockをクライマックスに持ってくるあたりに監督の捻くれたセンスを感じた。この監督さんの作品は初めて観たが、他の作品も観たくなった。サントラ欲しい。レッチリのフリーが強盗団の一員として出ている。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2018-09-18 10:28:59)

95.  グレイテスト・ショーマン 実在したPTバーナム氏の人生を描いた伝記ミュージカル。見るまで、実話を基にした映画だとは知らなかった。劇中、歌が始まる度に少し置いてけぼりな感じがしてしまった自分は、やはりミュージカルというものが理解できていないのか、もしくはミュージカル自体が肌に合わないのかとも思った。しかし例えば「美女と野獣」や「ララランド」を見たときにはこれほどの疎外感は感じなかったので、これはやはり監督の演出が原因なのかもしれない。個人的にミュージカルは歌が始まる瞬間をいかに自然に見せるかが大切だと思っているのだが、当該作品に関してはその瞬間が少し白々しく感じられる箇所があって、その度に冷静になってしまった。劇中に歌われる曲はどれも印象に残る良い曲ばかりだった。[映画館(字幕)] 6点(2018-02-28 09:22:35)

96.  フライト 《ネタバレ》 なかなかにユニークな作品。サスペンス?ではないし、ドラマとも違う、ひょっとしてコメディなのか?と思えるシーンもあり・・・。割と掴み所がない作品だが、ロバートゼメキス監督のフィルモグラフィーを見るにつけ、それこそ正に今当該監督がやりたいことなのだろうなと思った。つまり監督どうやら今は「SF」や「コメディー」etc.といったジャンルに括られない作品作りを目指しているようなのだ。さて、アルコールとドラッグ中毒のパイロットにまつわる物語は、とても人として褒められた人物ではないと思わせる描写が続いた後、ひょっとして亡くなったスチュワーデスにすべての罪をなすりつけるのかと思った土壇場に、人間、職業人として最後の良心が勝って事実を告げるシーンがある。ここでこのパイロットが酒とドラッグを止められなかったのは罪悪感からであったことが分かる。家庭がうまくいっていないことなども原因としてあることが分かるが、当の本人が一番、酔っ払った上で人の命を預かる仕事をし続けていたことを断罪しており、それをごまかすために酒を飲み続けていた。自分の人生に嘘をつき続けていたのだ。嘘をつくのをやめて、自分に正直になることを決意したあの瞬間にアルコールとドラッグの鎖から解放されたという事なのだろう。ラスト自分に正直になった結果として、疎遠っとなっていた息子やニコールが戻ってくるという描写も興味深い。かなりドギツイ描写もあるが、内容的にどことなく大人のためのおとぎ話という趣がある。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2017-12-17 07:23:59)

97.  アウトレイジ 最終章 《ネタバレ》 独特の間はいつもの北野映画であった。この間こそが当該監督の個性であり、普通の映画(?)では絶対にありえない作風となっている。しかしなんだかんだ言っても北野武監督の暴力映画というのは強い集客力があるのだろう。自分も結局このトリロジーは全て映画館に観に行った口だ。やはりそれだけの監督が今他に日本にいるかと考えると、その重要さがわかる。作品自体がそこまで面白いかと問われると、うーんと唸ってしまうのだが(笑)人を土に埋めて、そこを車が通るっていうのは、昔お笑いウルトラクイズで観た気が・・・。[映画館(邦画)] 6点(2017-10-15 09:10:27)

98.  ダンケルク(2017) 《ネタバレ》 とにかく音による恐怖演出が過多で、生理的にも受け入れ難く、途中から辟易してしまった。 なんというか、「予告編の方が面白い映画」の典型的なパターンとなっていて残念だ。 どうもクリストファーノーランは「インセプション」辺りを境に演出力が曲がり角を曲がってしまった気がしてならない。 一点、ハリースタイルズはカメオ出演程度かと思っていたら、結構重要な役柄で演技もしっかりしていたので驚いた。[映画館(字幕)] 6点(2017-09-24 00:18:39)《改行有》

99.  ジョン・ウィック:チャプター2 《ネタバレ》 前作はとことんまで削ぎ落とされたあらすじの中にも、復讐のために立ち上がるという芯となる動機があった。が、今作はもはや復讐ですらないわけで、何のために戦っているのか、良く分からなくなってしまった。アクションに特化した作品なので、凝ったストーリーなどは必要なく、観客が納得できる一点の理由があればよかったのだが、その動機がブレたまま変に話が複雑化されていたのが気になった。一番残念だったのがキアヌ自身の体が前作よりも重そうだったことで、設定としては前作の五日後という設定らしいので、せめて前作くらいの体つきに持っていって欲しかった。と、折角アクションはカッコ良いのに、そのアクションに集中できない要素が色々とあったのが残念だった。[映画館(字幕)] 6点(2017-07-12 21:49:28)

100.  ラ・ラ・ランド 《ネタバレ》 前半はテンポも良く、楽しく観れたのだが、、二人が結ばれた辺りから何と無く冗長になっていくような感じがした。エンディングに至っては、結局何が言いたい映画だったのか、わからないという印象を持った。夢を追う人達への応援歌なのか、成就しなかった恋を描くほろ苦い恋愛話だったのか。。もう一度観るとまた理解も変わるかもしれない。何故かこの映画を観た後、無性にマルホランドドライブが観たくなった。[映画館(字幕)] 6点(2017-04-06 21:41:32)

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