みんなのシネマレビュー |
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981. TATTOO[刺青]あり 大阪の三菱銀行北畠支店人質立てこもり事件をモデルに作られた映画。「30までにでかいことやったる」少年院上がりの主人公の自らに課した目標がやがて自らを追い込む。少年犯罪者の教育、更生、社会復帰の問題は現在でも根深く、さらに複雑な少年犯罪が増える昨今、大なり小なりこの主人公のような生き方しかできない人間もいるのだろう。7点(2004-01-15 18:52:43) 982. 8 1/2 オープニングシーンの衝撃は確かに凄い、ダリの絵画を見たときのようなショックを受けた。ただその後のストーリーを理解しようとすると睡魔に・・・字幕を流し読み感じるように見て、ようやくこの夢幻ともいうべき妄想を少しは感じられたでしょうか。ただ私の能力では理解できる範疇を超えている。5点(2004-01-15 16:00:48) 983. キャスト・アウェイ 島で1人で暮らす日々、既にそれが日常となりそこから抜け出す事、現状から脱却する勇気・そのモチベーションを保ち続けた精神に敬服する。過去を取り戻すのか、それとも新しい道を歩むのかこの決断も勇気のいることであろう。ただフェデックスやウィルソンなど露骨なコマーシャルが気に入らない。5点(2004-01-15 08:45:45) 984. 濹東綺譚(1992) 永井荷風の自伝的小説の映画、荷風が主人公ではあるのだが、荷風に関わる女性たちの物語として描かれている。母親役の杉村春子、置屋の女将の乙羽信子はさすがの演技力。そしてなんといっても墨田ユキが可愛くも艶っぽくて良い。ラストでは文化勲章というキャリアでありながら落ちぶれてゆく荷風と対照的に戦後の新しい息吹の中、女郎上がりの彼女たち女性が生き生きと描かれ時代が変わったことを思い知らされる。7点(2004-01-14 23:22:41) 985. 蒲田行進曲 銀ちゃん、小夏、安、みんながそれぞれを思う気持ちが絶妙なバランスで成立っている。自分が彼らと同じような年齢になり見ると昔とは違う思いがあり、自分も年取ったと思う。後半はもうただただ涙・涙・涙。ただあのオチだけがどうしても好きになれない。8点(2004-01-14 21:53:12) 986. ザジ ZAZIE 利重剛の初監督、横道坊主のボーカルの主演という事で劇場までいった。歌をやめた伝説のロッカー、ザジと担ぎ出そうとする取り巻きたちの確執のドラマ。あまり印象に残らない映画。3点(2004-01-14 21:45:24) 987. スパルタンX 間違いなく面白いし、時計台や怪鳥ベニーユキーデなど見所も満載ではあるが、私は香港が好きです。5点(2004-01-14 21:16:18) 988. チューブ・テイルズ どの話しもなかなか好きです。一番好きなのは小鳥の話しでしょうか、母娘の話も印象的でした。6点(2004-01-14 21:07:28) 989. 逆噴射家族 この頃の石井監督はパンクでアナーキーで破壊的、破滅的なムチャクチャな映画ばかりでした。しかし「高校大パニック」を超える作品は未だにない。マイホームを持つという幸せの物質的な価値観ばかりで、家族としてつながりのある内面的なホームが無くなっていったのが80年代でしょうか。6点(2004-01-14 20:25:12) 990. 東京物語 はとバスが案内する東京は戦後復興したキレイな東京であるが、子供の家から見上げるリアルな東京は煙突から立ち上る煤煙だらけの空。子供達にとって父母の到来が非日常となり、必ずしも望むべきものではなく、彼等の行動、セリフはあまりにリアルであるが実の子だからこそのものである。一転して好意的な次男の嫁こそがしたたかであり、女一人で生きている彼女がまるで東京の象徴のように映る。随所に見える彼女のエゴ、義理の父母が訪ねて店屋物で夕食を済まさせ、母が泊まった際にも「尾道へお越しなさい」という言葉に「遠いので」と答え、義理の妹には「夏休みには東京へ遊びに来なさい」と再三誘っている。そんな彼女の自らのエゴに対する罪悪感が「私ずるいんです」と告白させる。それに対し「いいんじゃよ」と父は寛容と愛情で応える。静かな映像の中で見せられるそのリアリティは、痛烈な毒を持ち、父母の素朴さにより一層胸を締め付けられる。核家族社会であり続ける限り、この映画は永遠普遍の名作であり続けるだろう。10点(2004-01-14 20:19:22)(良:3票) 991. 鬼火(1997) この映画の中の原田芳雄にかつて恐れられたというようなギラギラ感が感じられず、そんな原田に引かれていく片岡礼子に違和感を感じた。4点(2004-01-14 14:25:43) 992. アシッド・ハウス 3話オムニバスですがヤク中やらSEXやらで面白くなかった。3点(2004-01-14 14:05:54) 993. 龍拳 ジャッキー映画の中では一番好きな映画かも。コミカルさは無いが正統派仇討ちジャッキー映画です。6点(2004-01-14 13:55:41) 994. ラブホテル ポルノで括るにはもったいない作品。さすが石井隆に相米慎二といったところか。破滅的で未来のない二人が偶然燃え上がった一夜、しかしその一夜は二度とない戻らない時間だった。7点(2004-01-14 13:37:12) 995. 人生劇場(1983) スケールの大きな群像劇なので的が絞り辛くコメントしにくいので手身近に、吉良常と飛車角が渋くてかっこいいです。6点(2004-01-14 12:35:55) 996. パトリス・ルコントの大喝采 3人の老人俳優たちが舞台の内外で繰り広げるドタバタサクセスコネディ。私的には全篇、笑いのツボにはまりました。ちょっとサワヤカ過ぎるのが玉にキズ。7点(2004-01-13 23:23:20) 997. 空の穴 恋愛下手な中年男性の心情、十分伝わってきました。リアルな分ちょっと痛い部分もありツライ。小ネタのような笑いのツボも嫌いじゃない。6点(2004-01-13 23:05:20) 998. ハムナプトラ2/黄金のピラミッド 1よりスピード感やレイチェルワイスの格闘シーンが良かったでしょうか。CGは相変わらずな感じで、サソリ怪獣のロック様は酷かった。イムホテップも純でかわいそうな人ですね。女性選びが明暗を分けましたか。4点(2004-01-13 22:54:30) 999. ミスティック・リバー オープニングとエンディングのピアノの音色がいいです。事件以来3人は棘を残しながら、時が止まったままの者、法の正義を信じる者、力こそ全てと信じる者へと別れて行く。3人の妻達の存在が、25年間のそれぞれの生き方を語っている。抜けていない棘は、25年間心の中に膿を溜めこみ、それぞれのヤリ方で噴出する。これは偶然起こった出来事ではなく、起こるべくして起こった事件なのだろう。本編とは全く関係無いがジミーの考え方、生き方=米国なんでしょうか。 7点(2004-01-13 22:31:30)(良:3票) 1000. ジュラシック・パーク 爬虫類系は苦手なんですよ。この映画あたりからCGテンコ盛り映画が嫌いになっていった。すごいのはよく解るんだけどすごすぎて引いてしまうようになった。ただロストワールドがあまりに面白くなく、この映画の手に汗握るスリリングで体か固まる感覚を思い出した。5点(2004-01-11 23:41:56)(良:1票)
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