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プロフィール
コメント数 1617
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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981.  ダンウィッチの怪 《ネタバレ》 コーマン御大のコテコテのB級映画とは言え、いくら何でもこの題材を描くにしては様々なものが足りていない様に感じられます。特に序盤・中盤はイマイチセンスの無い奇怪な幻影を除けば、ストーリーがダラダラと進行していくだけなので極めて退屈です。終盤もチープさは大して改善せず、むしろ流石にラスト付近は抽象的な表現では誤魔化せない(けど派手な特撮を使うには予算が無い)ということからの理想と現実の乖離はより酷くなっており、何がしたいのか分からない、というレベルになってしまっている様にも思われます。こんなコトならこのチープな演出に耐えるだけの普通のホラーの脚本を使った方が好かったのは確実でしょう。残念作。[DVD(字幕)] 3点(2021-02-13 05:06:41)

982.  断絶(1971) 《ネタバレ》 観終わってのこの虚無感・徒労感と、それでいてどこかで確実に爽快感を感じている自分が居る……確かに、アメリカン・ニューシネマと言われる作品群の中でもある部分で際立った一品かも知れません。登場人物の誰もが(それは主要4キャラ以外のモブも含めて、ですが)とにかく何がしたいのか、何が目的なのかが皆目分からないままダラダラと物語は進みますが、終盤はその儚い関係性すらが雪崩を打って破綻してゆく、その様には何か「滅びの美学」とでも言うべきモノを感じ取りました。それこそが正にアメリカン・ニューシネマのテーマたる「善なるものへのアンチテーゼ」というべき価値観なのだろうと思います。中々の掘り出し物でした。[DVD(字幕)] 8点(2021-02-11 18:49:33)

983.  ホース・マネー 《ネタバレ》 これも『コロッサル・ユース』に引き続き、全体としてはまたヴェントゥーラの物語である。しかし、更に詩的な、というか、物語性の希薄さは前2作をだいぶん上回っている。幾つかの現代詩をモチーフとして、その詩的な雰囲気を(ヴェントゥーラを媒介として)映画の中に落し込んだ、とでも言いますか。いわゆる「考えるな、感じろ」系の映画と言って過言でないだろう。 ミもフタも無い言い方をすれば、めっちゃ分かり難いヤツだということである。各シーンで何がどーなっているのかは(特に前半は)相当に理解も難しいし、間合い・時間の使い方も非常に緩やかでかなりモヤモヤ・ダルダルとした状況が続いてゆく。我慢して観ていくと、中盤以降は慣れてくるというか、するとその詩的で空虚で緩慢な雰囲気も少しだけ心地好くなってくる…とは言えるのだケド。あとは、暗闇を多用・活用した画づくりのセンスも中々に優れていたりして、そこには面白さを感じ取れる。まあ結論、かなり高度に訓練された玄人向きな映画かと。[DVD(字幕)] 5点(2021-02-11 03:50:47)《改行有》

984.  父の祈りを 《ネタバレ》 法廷もの・冤罪ものとしてはシンプルな筋で、基本的な部分は分かり易いしラストも十分に盛り上がるので、その時点で間違い無く良作だとは言えると思います。私も序盤から話に簡単に引き込まれ、ラストまでハラハラワクワクしながら一気に観終われました。 ただ、私は勝手にこのお話をジェリーの成長物語として観ていたのかもしれません。その観点からすると、意外とその部分はそんなに分かり易くもない、というか、特に父親が亡くなった後にジェリーが人間的に変化する、という側面は思ったホドは分かり易く描かれているワケでもないかと感じました。もう一つ、弁護士のピアースとの関係性もあまり掘り下げられてはおらず、そこら辺の人間や人間関係の描かれ方にはあまり深みというものを感じ取れませんでした。前述どおり総合的に良作であることは間違い無いと思いますが、人間ドラマとしては少しだけ浅いかもと。 とは言え、前半は父親のピート・ポスルスウェイトの落ち着いていながらも毅然とした様子が非常にグッドだし、彼の亡くなった後半も、代わって今度はデイ=ルイスとエマ・トンプソンの演技の質の高さが映画の緊張感を素晴らしく維持していきます。重ねて、総合的には良作だと思います。[DVD(字幕)] 7点(2021-02-10 00:05:31)《改行有》

985.  DAGON ダゴン 《ネタバレ》 うーん、最終盤はそこそこなのだけど、そこまでが正直クソつまらんのよね。ヨットで遊んでたら呪われたダゴンの村に流れ着きました、て導入部にしてもテキトーなことこの上ないし、そっからの展開運びもハッキリ言って支離滅裂、途中のショック描写も軒並み平凡、ラストもお話的には意味不明、と、率直にかなりレベルの低い作品だとは言って過言でないと思う。 ただ、メインのタコねーちゃんの目を瞠る美人ぶりと怪物的な雰囲気だけには少しばかりのユニークな鑑賞価値があると思うし、前述どおりラスト付近はグロ描写にせよ生贄の儀式の狂気溢れる様子にせよそこそこ面白いとも言えるので、諸々ひっくるめてそこまで耐えれれば…という作品にも思われる(そこからのラストはまたパッパラパーなので、どっちにせよムムム…という感じで観終わる羽目にはなるのだけど)。[DVD(字幕)] 4点(2021-02-08 21:10:21)《改行有》

986.  コロッサル・ユース 《ネタバレ》 『ヴァンダの部屋』の続編といってよかろう作品でしょうが(ヴァンダも再登場しますし)、テーマ自体も非常に似通っています。主人公こそ違う人物ですが、描かれるのはこれも「絶望」、前作よりはやや乾いた絶望とでも言いましょうか。 演出方針も基本的には同様ですが、少しだけ抽象的な表現を取り入れてる?というシーンが見られたり(団地の担当者との幾つかのシーンとか)、画的に非常に凝っているようなシーンも随所に見られたり、そこは前作より挑戦的な作品にも思えます。あとは、何度も何度も繰り返される詩文のひとり語りからも想起されるように、より形而上的で詩的な作品と言えるのも事実でしょう。 ただ、これも前作と同じく、個人的な感想としてはとにかく長い!というコトが最上位に来るのですよね。もう分かったよ!(許してよ!)とでも言いますか。長いことに(大した)理由が無い映画というのは、どうしたって得意にはなれない、というのが正直なトコロです。[DVD(字幕)] 5点(2021-02-07 02:00:00)《改行有》

987.  ヴァンダの部屋 《ネタバレ》 こ~れは…映画として評価するのは正直言って中々難しいというか、個人的にも(どーしてこーしているのかは重々分かるとは言え)いくらなんでも暗すぎるし長すぎるし説明も不足してるし、とは思います。ただ、コレは……もし映画館で観ていたら更に凄まじかったろうと思いますし、どこかしろに共感が引っ掛かれば確かに唯一無二の「絶望感」というのを嫌と言うホド味わえる稀有な作品だと思いますね。 朝起きて、咳込んで嘔吐し、それを打ち消さんとするかの如くおもむろにコカインを吸引する…これだけでも、この人何のために生きてるんだろ、という絶望をこの上なく生々しく実感できるのですよね。抽象的な意味でなくて、正に「悪夢」の様な人生。麻薬はむしろそんな人生に少しだけでも「存在意義」というものを与えてくれる希望のよーにすら思われます。彼らが自暴自棄に陥らず、なんとかかんとか悪い意味での衆目を集めずに大人しく生活しているのも、ただ麻薬をやりたいから(=逮捕なんかされたらできなくなるし)なのだろうとも思われますし。事ここに至っては何が正義なのかももはや分からなくなる、とでも言いますか。強烈な映画であることは確かですね。 分類的にはドキュメンタリ(に非常に近いドラマ作品)ということのよーですが、質感はどちらかとゆーと普通に劇映画に近いです。前述どおりの部屋の暗さ、全く動かない置きっぱなしカメラ、音も皆無、という漢気溢れる演出方針が形づくる寒々しい雰囲気自体は、どこか荘厳な感じすら帯びているというか、中々オツな味わいを感じ取れるヤツだと言えるでしょう。ただ、DVDだとちょっと画質がイマイチなのですよね(残念)。[DVD(字幕)] 6点(2021-02-07 01:59:53)《改行有》

988.  蜘蛛の巣を払う女 《ネタバレ》 映画としての質感は多少似通っている様には思いますが、重々しいサスペンス・スリラーだった前作とは大きく異なる比較的単純なアクション・スリラーだという点からしても、お話としてはあまり続編であることに意味があるよーにも思えません。なので、その面の繋がりに価値があるのは当然キャラクターというコトになるのでしょうが、これとて俳優も総変わりしてますしキャラ設定・雰囲気自体もいくぶんの調整が入っている様にも思われ、正直あまり続編を観れた喜びを感じる部分を見出せませんでした。そのクセ、根本的な部分の設定は前作を前提として話が進むので(リスベットとブルムクヴィストの関係性とか特に)、結局前作を観ている人にとってはややガッカリしそうな設えなのに、観てない人にも不親切、というチグハグな作品だと感じられます。一番根本的な部分のマーケティング・コンセプトが非常に雑、というか(とは言え、監督・キャストを続投させられなかった事情がある中で、何が一番正解に近かったのかはよく分からないのも事実ですが)。 一点だけ、前作のマーラ・リスベットには迫力や凄み・クールさも然ることながら、どこかに若さ・幼さだとかガーリーな雰囲気を感じ取れた、そこがまた好かったと思っているのです。今作のクレア・フォイには残念ながらそーいう要素が皆無でしたね(年齢設定自体もやや年嵩になってるよーで)。当初主役に検討されていたのはアリシア・ヴィキャンデルだそーで、そっちだったらまた大いに違った作品に仕上がっていたのではないか…なんとも思いますね。[ブルーレイ(字幕)] 4点(2021-01-26 15:33:04)(良:1票) 《改行有》

989.  人喰族 《ネタバレ》 私は『食人族』という映画はハッキリ言って生理的に受け付けない。その最大の理由はシンプルに、動物を実際に殺しまくっているからだ。ただ、あの映画は所謂モキュメンタリのはしりというか、意識的になるたけ「つくりもの」感を排除するというコンセプトのもとに纏め上げられている作品で、殺される動物がモノホンなのはその部分に多大な貢献を果たしているのも事実だと思う。だからなんなんだ、と言ってしまえばそれまでなのは確かだけど、そこにはある種の「筋」が通っている映画だとも思えるのだ。 ところがこの『人喰族』というヤツは、恥も外聞も無い『食人族』の丸パクリにしてコンセプトは真逆、つまり質感はつくりものでも何でもよいからグロ描写をよりパワーアップさせてやろう、というあまり志の高くない作品である。なので当然の如く本作でも引き続き動物は(ついでに)殺しまくっているワケなのだが、意外にもその効果は薄い。というか、グロ描写・ストーリーがつくりもの感満載であるが故にキャンプながら気楽な娯楽作品になり得たかもしれないのに、動物は実際に殺されているのでそこだけ無駄に悲痛、という意味では、むしろ逆効果だとも思える。実は個人的にはコッチの方がより許し難いとも感じている(非常に高度な「どっちもどっち」であるのも確かですケド)。 どだいそもそも残虐描写にもやはり「真に迫った」感じが無いので、『食人族』よりグロさを本質的に尖鋭化できてるのかと言われると微妙な気もしている。その意味でも、かの作品の「下」をゆく正真正銘の最低映画と言って過言でないよーに思っている。[DVD(字幕)] 1点(2021-01-26 15:29:25)《改行有》

990.  時をかける少女(1983) 《ネタバレ》 「尾道三部作」の中でもコメディ色の薄さは特徴的ですし、言っちゃあロマンチックだとかノスタルジックだとか、その他の要素も率直に薄めだと思います(あくまでSF色を纏ったちょっと不思議なお話、くらいなもんで)。だとするとそのワリにやや長く感じるな、というのも正直な感想としてあります(別に尺自体がメチャクチャ長いというワケでもないのですけど)。ある種の雰囲気映画なのかも、と思いますが、演技の稚拙さからくるジュブナイル感も含めて、そこにはやはり監督独特のノスタルジックさをほのかには感じ取れますし、個人的にはそこそこ心地好くなれた気はしています。とは言え、これも個人的には後続のアニメ版の方が絶対的に好みではありますが。 原田知世もよく見ると昨今のそこら辺のアイドルなぞ問題にならないくらいに可愛いのですが、髪型がイマイチ好みじゃないのですよね。表情も暗め一辺倒で、演技のバリエーションも少ない(笑うシーンが特に少ない)のは気になります。オーラス(エンディング)が一番可愛かった!というのは、逆に彼女の使い方が宜しくなかった、というコトにも思えます。[インターネット(邦画)] 5点(2021-01-22 22:10:23)《改行有》

991.  ドラゴン・タトゥーの女 《ネタバレ》 ハードな雰囲気は中々なのですが、肝心のサスペンス部分の純粋なクオリティはあまり高いと思いませんでした(結構在り来り)。かなり長尺ですが、雰囲気の良さもあってそれほど退屈もせずに眺めてはゆけるのですけど、そーすると尚更内容の物足りなさが際立つなあ、というのも事実で。個人的には率直に、やや期待外れだったと言っちゃいたいです。 要は、内容よりも実は更に肝心なリスベットの出来映え自体が、これも私にはイマイチ嵌らなかったということだとも思います。確かに非常にユニークかつ演技自体の質も最高レベルの優れたキャラだとは思うのですが、個人的にはそこまで魅力的(=このキャラだけを目当てに160分もじっと観てゆけるホド)だったかと言われると少し疑問が残る、というコトですかね(あくまで個人の好みの問題でしかないですケド)。 続編はしかも、そのルーニー・マーラは降板してるのですね…もうその時点で中々キツそうではありますが。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2021-01-19 00:40:51)《改行有》

992.  ドリアン・グレイの肖像(1945) 《ネタバレ》 シンプルかつ静謐な雰囲気、そして終始能面の様に無表情なドリアンの様子は、ゴシック・ホラーな文芸映画として原作の持つ文学的な趣を最も的確に作品に取り込んでいる様に思われます。 特に、本コンテンツが描き出さんとする「恐怖」の本質的な部分の表現は的確だったと思います。自らの魂の堕落が具現化・可視化されるということの苦悩と、そしてそれに伴って自分の肉体の方が虚構・抜け殻と化すことの恐怖というものが本作からは大いに感じ取れたというか。その意味でも優れた文芸映画だと言ってよいのではないでしょうか。 前述どおり全体的には非常に静かな作品でショック描写等も控えめですが、肝心のその場面だけカラーにしてハイライトした肖像画の醜悪ぶりはかなり鮮烈でした。画自体の芸術性というものもかなり高く、これも好かったと思います。[DVD(字幕)] 6点(2021-01-18 19:09:09)(良:1票) 《改行有》

993.  8人の女たち 《ネタバレ》 オチは中々秀逸だと思いますが、そこまでの実際の展開上にはミステリ的な面白さというものは薄くて、否、そもそも展開上に現れるのは面白さ、というよりは醜い人間性のエゲツなさ、だとでも言いますか。これをコメディとして楽しめるのは、それは率直に女性の方ではないか、とも感じます(純真な男のコである私なんかは正直ドン引きでしたですよ)。コメディだとしても少なくともかなりシニカルな方のヤツですね(私がごくごく苦手なヤツ)。 ただ現場そのものは、ある種超豪華な女優陣の面子とプライドを賭けた頂上決戦の場と化しており、凄く近寄り難い非常に危険な様相を呈していました。キャラが立ってたのはまずユペールですかね~ただ彼女は比較的分かり易いキャラで、その演技のもたらす面白さも少し表面的かとも。ドヌーブも単純なキャラで実は見た目ほど存在感も無いかと思います。悪辣ぶりが際立っていたのはベアールで、コッチは見た目にも若々しさとキレがあってこの8人においては重要なアクセントとなっていたかと。ただ私が一番印象に残ったのはアルダンです。正直訳の分からないキャラだし容貌も大味だったですが、ミステリアスな魅力、という意味では一番深みのあるものを感じました。そこら辺、女優の演技合戦という部分には間違い無く観る価値がある作品でしょう。 一点、件のミュージカル要素については、別にコンセプト的にアリかナシかで言えばアリっちゃアリかと思いますが、やるんだったらもうチョイ本気でやって欲しい、という感じですかね。特に歌ってる時の動き・振付け的な部分が非常に適当に思えました。そこは残念。[DVD(字幕)] 6点(2021-01-18 00:05:14)《改行有》

994.  アメリカン・パイパイパイ! 完結編 俺たちの同騒会 《ネタバレ》 正に同窓会、というか、特に話に重大な内容がある訳でもトンデモ展開がある訳でもないのです(あくまで昔と比べたら)。要するにただ、彼らの「その後」を楽しもう、という作品だと思います。なので、コレを観るなら過去作をちゃんと観てから、というのは絶対条件かと思いますね(私も1~3までしか観てませんが)。 それでもシリーズの醍醐味たるおバカ下ネタは(少しマイルドになってはいますが)十分に健在で、随所でクスクスと微笑みながら観れますし、役者もゴージャスに勢ぞろい、かつみんな実に楽し気にやっていて、こっちの方面でも観ながらホッコリとできることは請け合いです。みんな成長・老成したな、という感じですが、スティフラーだけは相変わらず…と言いたいトコロですが彼も少しだけは成長してるなとも感じました。いちおう完結編と銘打たれていますが、20年後ぐらいにもう一回やってもいーんじゃね?とも思いましたね。[DVD(字幕)] 7点(2021-01-16 18:27:34)(良:1票) 《改行有》

995.  初恋(2019) 《ネタバレ》 ヤクザ・ヴァイオレンスなのだが、出てくるヤクザ(な人達)が腕っぷしはともかく頭が足りなすぎて、結果コメディになっているという怪作。そもそも染谷将太も大森南朋もヤクザにもマル暴の刑事にも見えないし、この2人がチャンとしてれば20分で終わる映画である。 ただ、物語の勢いも役者のハイテンションなノリもかなりスプラッタなヴァイオレンス描写も、序盤~中盤は正直言って非常に素晴らしく、企みが全て破綻してホームセンターに全員突撃!くらいまでは(特にコメディ的に)とても面白かった。残念なのはこのホームセンター以降、率直にやや息切れしてしまったように感じられる点である。これがもしハリウッド作品だったら、もっとアクションを派手にしていくことで後半も乗り切れたのかもしれないなあ、とも思う。 演技面では、前述の染谷将太の間抜けっぷりがまず絶品。和製ハーレイ・クインなベッキーも一見の価値アリな怪演。新人の小西桜子ちゃんはラリッてる描写以外は大した演技も無かった気がするが(ラストはそーでもないかも)、ヤクザに買われて薬漬けで客取ってる「闇」な部分が全く感じられないのは個人的にはイマイチ(狙ってのことかも知れないが)。[映画館(邦画)] 6点(2021-01-12 22:15:01)(良:1票) 《改行有》

996.  イット・フォローズ 《ネタバレ》 一見イージーな回避方法が用意されている様に見えますが、前途は多難です。移した相手が殺されればまた戻ってきてしまうのですから、悟られずに移し、ルールを言い含め、そして何より相手にこの訳の分からない話を信じさせなければなりません。そこまで骨を折ったとしても、そいつの手際が悪かったり、割切りの出来ない善人だったりしたら(暫くはナントカなるかも知れませんが)いずれアウト、元の木阿弥です。中々に予後不良、かつ足掻く余地が残されているという意味でもタチの悪い恐るべき呪いですね。 基本的には本作はこの優れた設定そのものの怖さに頼ったホラーで、まず恐怖描写自体はどれも意外なホドに安上がりに見えます。また、じわじわと歩いて追い詰めてくる怪物を暗示させるかの様な不穏ながら非常に緩慢なテンポにしても、通常の分かり易いホラーに比べれば率直にやや玄人向けとゆーか。イマイチ盛り上がり所や展開面のアイデアを欠くよーにも思われるお話自体の出来も含めて、やや好みの割れそうな作品だと感じますし、私自身の好みからしても正直若干ストライクゾーン外れ気味ですね(もうちょっと「キレ」というものが欲しいですかね)。 ただ、統一感のある静かで陰湿で「真綿で首」な質感は、率直にこれも中々オツだな、とも思いました。特に音楽が素晴らしかったですね。作曲家は今作がお初の映画音楽、かつまだかなり若い人のよーで、今後も期待できるかも知れません。 もう一点だけ、全編通して登場人物の銃の扱い方がテキトーすぎませんか?平気で人の居る方に向けて撃ちまくるわ、中盤で庭でフツーに試射してるのとかも思わず危ねェッ!と声が出ましたよ。個人的にはそっちの方がよっぽど恐怖でしたわ。[インターネット(字幕)] 6点(2021-01-10 05:13:10)《改行有》

997.  ワイルド・ローズ 《ネタバレ》 いちおう、サクセスストーリー系と言える内容ではあるが、主人公の成長物語としての側面を重視したつくりになっている。冒頭が主人公の「最悪」で、此処から成り上がるぜ!な話かと思いきや、真のどん底が訪れるのは実はラス前25分辺り、というくらいなのだが、ゆーて諸々ひっくるめてもかなりありふれたコンセプトの作品だというのは間違い無いと言える。 確かに本作、この主人公に寄り添って観ていくことが出来ないと、正直どうにもならない映画である様に思える。率直に最初の方はクズ丸出しなので、ここで脱落する人もそこそこいるかも、という気がする。私個人としては、主演女優が中々にコケティッシュ、かつ程良くムチムチと丁度がいい感じの「見た目」が好み、というややゲスい理由で比較的快適に観てゆけたのだけど。一点だけ、いつの間にか娘との関係が修復してたのには、アレ、そんなキッカケの描写あったっけ?と思いましたが。 あと、カントリーミュージックというのもあんまり馴染みが無いので正直よくは分からなかったが、主演女優は確かに歌は上手かった。常にエルヴィス・プレスリーみたいな恰好をしている女の子が居たら、カントリー歌手かも?と思えばいいのだろうか。[映画館(字幕)] 6点(2021-01-09 15:03:21)《改行有》

998.  愛を乞うひと 《ネタバレ》 母娘対面の場面、原田美枝子(娘)が呟くたった一言、私これより凄い演技を邦画では観たことがない気がしますね。モチロン序盤からの凄惨な描写にせよ、それを背景として踏まえつつのラストではありますが、見所はココに尽きるかと。 音楽もイイですね。物侘しい弦楽は思い焦がれるも得られなかった母の愛に対するノスタルジイを強く想起させます。エンドロールの曲も好きですね(クレジット観たら千住明なのですね、納得のクオリティです)。[インターネット(邦画)] 9点(2021-01-09 14:46:56)《改行有》

999.  美女と野獣(2017) 《ネタバレ》 アニメ版から比べると、ミュージカル要素が量的にも質的にもとにかく強化されているという印象があります。アニメをはじめて観た昔は気づいてなかったのだと思いますが、ちゃんと聴いてみると地味に超の付く名曲揃いですよね。今作ではその上に、歌い手の力量も十二分だったかと思います。特にエマ・ワトソンなんて超巧かったすよね!率直にビックリしてしまいました。 一番好きなのは『ビー・アワー・ゲスト』ですね。ここは動きの面白さもアニメ版からは大幅パワーアップしてましたが、こだわりという意味ではモノ凄く凝った照明の使い方をしてたのが非常に印象的でした。映画全体としても「暗さ」を上手く使って、ディズニー一流のゴージャスさを更に一段レベルアップしたシックで大人な雰囲気に纏め上げていたと思います。そんな暗さの使い方が絶妙なもうワンシーン、やはり二人が広間で踊る『美女と野獣』も、観ているコチラまで人生の美しい光景が脳裏に甦ってきたとでもいうか。娯楽映画としては色々と最高レベルのハイ・クオリティぶりでしたが、特にミュージカル面の出来の好さには素直に感動しましたね。傑作です。[インターネット(字幕)] 8点(2021-01-09 02:13:48)(良:1票) 《改行有》

1000.  オーメン(2006) 《ネタバレ》 元ネタは傑作だと思ってます。今作はソレに非常に忠実なリメイク、というかほぼほぼ完コピですね(主演男優の雰囲気すら、臆面も無く名優ペックにも寄せてきてるという無遠慮さだったりで)。なので、逆に変に拘らなければつまらないという代物でもないかと思います(コッチが初見なら尚更でしょう)。かくいう私も割かし楽しめた、というのが実際のトコロです。 ただ、元ネタを超えている、などとゆーことは全く無いでしょう。それは残念ながら、個々の要素のどれもが、というレベルでです。ショック描写も総じて何故かやや迫力不足ですし、キャスティング・演技面もいずれもさほど好いとも思えません。あと気になったのが、元ネタと比較して若干後半のテンポが悪いかな、という点ですね(元ネタは終盤、かなりガンガン盛り上がっていった記憶があるのですケド)。 とは言ってもそこそこ楽しめたので、もう一点高くしてもよいかな、という気もしているのですが、こっちを先に観てしまう、というのはそれはそれで誰にとっても不幸であるよーな気もしています。なので一点引いておきます。[インターネット(字幕)] 5点(2021-01-08 00:03:50)《改行有》

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