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プロフィール
コメント数 2001
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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1101.  アメリカン・ジゴロ 《ネタバレ》 80年代の享楽的で軽薄な社会を生き写しにしたようなヒモ男役にギアがはまって もうぴったり。R・ギアはこういう感じがベストだと思うな。炭酸飲料のCMでも本人楽しそうだし。 薄味のサスペンス風味だけども、正直 犯人は誰か、ということに興味を抱く客は少ないと思われる。見どころは女優なみに御召し替えするギアのアルマーニ姿だったり、女をくどく手管だったり。 それにしてもアホだなあ こいつ。「乾いたオバサンたちを3時間かけて濡れさせる」ことを誇り、「俺以外、誰ができる?」と。何言ってんだ、オマエ。 大型犬みたいな顔でうろうろと飼い主の金持ちオバサン達に代わる代わる取り入るも、結局は全員に切られる哀れなギア。でもまあ、あんな豪勢な恋人が手に入るとは、ありがたい脚本ではありませんか。[ビデオ(吹替)] 5点(2015-05-03 23:39:13)《改行有》

1102.  ワイルド・スピード/SKY MISSION 《ネタバレ》 7作目にして、予算はふんだんに下りて爆薬もスタントの人件費も惜しみなく注ぎ込んだ堂々の娯楽大作となりました。個人的には、チンピラもどきのストリートレーサーだった頃の方がキャラとしては好きだったですが。でっかい公的機関の後ろ盾でミッションインポッシブル並みの大活躍、なんでこうなった。 私的な不満は置いておくとして、洗練された映像技術はあり得ないアクションにリアルなハラハラどきどき感を与えて、見ごたえは充分です。館内「おおー」と静かにどよめくこと多々。あまりにあまりなドバイ編が一番好きです。埴輪的なのを並べていた中国展みたいなあそこは何のパーティ会場だ。 そして、最後の姿となってしまったポール・ウォーカーについて触れねばなりますまい。華のある佇まいと、車大好きな最高の笑顔でシリーズを盛り上げてくれた。ラストシーンでは、ファンのみならずスタッフにも愛されていたことが伝わって、嬉しくてそして悲しかった。ポール、“Fast & Furious"シリーズ 楽しかったよ。ありがとう。[映画館(吹替)] 7点(2015-05-03 00:50:50)(良:1票) 《改行有》

1103.  ダイアナ 歴史上の人物と違って、ダイアナ元妃の記憶はまだ新しいから、彼女のような超有名人を題材にするのはとても難しい。数々のゴシップとは切り離して、一人の女性と外科医の“純愛”ものとして描きたかったんだろうなあ、ということはわかる。だけど、ダイアナさんのことはまだみんなリアルに覚えていて、特に英国で放映を認められなかったフィルム「ダイアナの真実」で余りに赤裸々な(むしろショッキングな)印象を抱いた人々もまだ多いだろうし、そのイメージを払拭して観賞するのは至難の業だ。 なにより、演技巧者のナオミ・ワッツがやり辛そうだ。実在した有名人を演じるにあたって、上目使いなどの仕草をコピーしなければならないし、しかし映画作品としては“純愛に生きる”新しいダイアナ像を表現することを求められるわけで、結局中途半端な印象を私は抱いたのだけど、まあこれはN・ワッツ一人の責任ではなかろう。[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-04-30 00:14:50)《改行有》

1104.  バリー・リンドン 長尺なわりに、話をわざと平坦に続ける印象だ。もちろんわざとだ。主人公は まあごく一般的なレベルのモラルを持った人間で、そこそこ小悪人でそこそこずるく、しかしたまに褒められた行いも人生の中にはある、といった私たち一般人の投影だ。 後世の人間だからといって、バリーの愚かな選択を笑うなかれ。なぜなら私たちも同じだからだ。生きてるうちはバリーと同じ轍を踏み、そのうちあの世で“皆一緒”になるのだから。 あえてドラマチックな演出を排したキューブリックの狙いはそこ。人なんて、皆一様に愚かで、主人公なんかじゃないのさ。偏屈監督の冷徹な人生哲学を感じる一本であります。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-04-29 00:41:06)《改行有》

1105.  タイピスト! 《ネタバレ》 成熟した恋愛映画の本家という印象のフランス映画で、こーんなにライトな少女マンガにお目にかかるとは思わなんだ。原作はフランスのケータイ小説かなんかか?ベッドシーンが濃い目なのがフランスぽいけど。 主人公の女の子はキュートだけどちょっぴりドジ、彼女を脇で支えるのは年上の男性(兼上司)ときました。典型的なキャラ設定のうえ、互いが魅かれる理由や彼女がコンテストに出るいきさつ等のけっこう大事と思われる流れは全く無視され、当然のように恋に落ち、当然のようにケンカして、当然のように元サヤに納まり大団円。男女の心の綾もへったくれもありません。 いい年してこの話にノルのは難しい。ただ、ファッションやピンクのタイプライターといった小物のポップでカラフルなセンスは素敵です。[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-04-24 00:12:46)《改行有》

1106.  グロリア(1999) 《ネタバレ》 ジーナ版と比べるのはフェアではないとわかってはいるが。これは。 初めのうちこそ、愛人顔のシャロンをジーナのような組織の重鎮クラスに置かず、ボスの使い捨て情婦役にしたのは的確だと思ったのだけど。 オリジナルと比べるとどこもかしこも細部まで劣る。冒頭、一家惨殺に及ぶ組織の恐怖感は十分の一ほどに減り、全編にわたって敵役が怖くない。不必要なグロリアの姉の登場、ハンパにオリジナルを真似た子役の性格設定。グロリアと子供の心の交流描写の繊細さなど、どこにも無い。その象徴たる墓地、ここは家族の還る場所としてオリジナルではすごく大事なキープレイスだったのに。まるっとカットか。まあそれはいい。でも代わりに持ってきたのが教会か。神父に相談てグロリアあんた極道のプライドはどうした。 何よりシャロンの大根ぶりは目を覆う。子供と絡ませたのは大失敗だ。イライラしてるか慈母めいた声を出すかのどっちかしかないの。「いいお母さんやってます」というベタすぎる芝居にはホントかよ、と思わず声が出た。 ラストシーンはバカンスにでも出かけるようなお気楽さだ。家族の死を乗り越えて再生する場面だろう。これでいいのかね。 シャロンはタイトルに“グロリア”と冠することのできる玉ではない。“ザ・エスケープ~逃げのびろ!この子は絶対に渡さない”とでもしとけば良かったんですよ。[CS・衛星(字幕)] 4点(2015-04-23 00:35:39)《改行有》

1107.  ドリアン・グレイ(2009) ダークな色調もベン・バーンズの美貌も申し分なく、ゴシック・ホラーの画としては及第点ですね。ベンの時代がかった端整な佇まいは21世紀のイケメンとは思えないほどにぴったりと話にはまっています。 ということで眼には楽しいんですが、お話にもうちょっと黒々した迫力がほしいところ。 インモラルな性に爛れるばかりの人生を、「これではイカン」とわずかに残った人間性でもって拒否するドリアンの苦悩こそがメインかと思うのだけど 対悪魔との葛藤もやや淡白でした。せっせと焚きつけたC・ファースが父性全開になっちゃうのもキャラにブレを感じてあまりよろしくないですねえ。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-04-22 00:08:58)(良:1票) 《改行有》

1108.  猿の惑星 この名作を評することほどワタシにとって困難なことはない。何しろ、あの衝撃のラストの情報が先に入ってしまっていたという不遇をかこったし、初見の頃にはすでに技術が進んでいて、あのおサルさんたちの特殊メイクが目に痛かったということもある。「わあ、ヘンなの」と感じた子供時代を過ぎて最近ではドンキの宴会用コーナーのかぶり物にすら見える。つらい。 その抜きん出た発想と、信念の通った熱い脚本。色褪せることを知らない音楽。不気味なカカシのシーンは異星の得体の知れなさを心底感じさせたし、なんといってもラストの真実を明かす際のカメラ。画面に入ってくるギザギザ。 ああー、封切当時にこの驚きを味わえていたなら。サルが嫌いでなかったら。映画雑誌なんか読まなかったら。・・ともう、ハンカチでも噛みしめたくなるほどの悔しさに見舞われてしまうのだ。 68年に観ていたら10点以外考えられないだろう。今、観ての正直な採点で。[地上波(吹替)] 8点(2015-04-21 00:27:55)(良:1票) 《改行有》

1109.  ジャッジ・ドレッド(2012) 《ネタバレ》 これは、なかなか。わかりやすい設定でいて魅力的なキャラクターと、勧善懲悪の簡単なストーリー。さして目新しい要素は無くとも、敵役がしっかりしていて主人公を追い詰めるアイディアが色々と活きると、客をノせることができるのだね。スロー効果の麻薬も独特な映像効果をあげています。むごいがキレイ、という。 ドレッド、ヘルメット取らないんだねー。ちょっと期待してたんだど。彼役の俳優さん、それでいいの?誰でも良くなっちゃう気が。[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-04-15 00:30:25)《改行有》

1110.  天国の門 《ネタバレ》 なるほど、一映画会社を潰したトンデモ作品は忍耐を強いられる長さだった。よほどダンスシーンが好きなのかチミノは。くるくると良く(しつこく)回る 人も馬も。 ストーリーが動き始めるのもおっそいし、主要3人のキャラの描き込みも充分とは思えないので特に誰にも入れ込めずだし。どうでもいい役に突如M・ロークがキャスティングされて画面浮きが激しく、脳が混乱するとか、ウォーケンがなんでか宝塚の男役に見えるとか、冒頭のK・クリストファーソンとJ・ハートが老け過ぎてて大学生に見えないとか、まあ大きいことから小さいことまで色々と問題の多い映画ではある。歴史の恥部をことさら演出のために改変されたアメリカ人は腹に据えかねただろうしなあ。 でも、そんなに“ひどい”映画ではないですよ。顰蹙をかうほどの大金を注ぎ込んで作り上げられた19世紀末のアメリカ社会のその姿!ライフルの手触り、むせかえりそうな人いきれ、乾いた空気、娼館の不潔で貧しい佇まいまでが それはリアルに感じられ、映像の格としては一等級もの。光ひとつにしても、柔らかな室内のそれと屋外での屈託の無い陽射とは違った色をしている。 苦労は多いけど(?)、観終えた時には100年前のアメリカを旅してきたような気持ちになれますよ。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-04-14 01:02:42)《改行有》

1111.  25年目の弦楽四重奏 《ネタバレ》 クラシック演奏家と聞くと、そのアカデミックな威光にハハー、と畏れ入ってしまうクラシックオンチなワタシである。しかし芸術畑もまた人間社会なのだなあと感じ入る一本でありました。 カルテットの一人が引退を表明したことから連鎖のように噴出する人間関係のわだかまり。それは凡庸な生活を送るワタシらとなんら変わることがないわけで、まるで同級生の熟年トラブルを聞いているようだ。 人間関係というのは微妙なバランスで保たれているもので、たとえ25年という月日を抱えてきたものでも、ちょっとしたきっかけでガラガラといってしまうのね。第二奏者の、第一奏者への屈折した思い、父と慕うチェリストの病にショックを受けるジュリエットには夫の不倫という追い討ち。その娘の秋波にまんまとやられてストイックの仮面が剥がれるダニエル。 私が思うに、若いアレックスが最も良くない。ダニエルに取り入ったのは母への当て付け気分が七割ほどと感じる。ころりといったダニエルが気の毒だ。ピーターにも「恥を知れ」ともっともな説教をされちゃったじゃないか。おじさんなのに。 メンバー間が不穏な中、一人弦を置く孤高の音楽家C・ウォーケンの静かで覚悟の伝わる演技が見事。個人的に好きなホフマンはついてない役どころで(たいていそうね)可哀相だなあ。[CS・衛星(字幕)] 8点(2015-04-12 01:03:11)(良:1票) 《改行有》

1112.  奇跡の人(1962) 《ネタバレ》 演じる、ということ その真髄に圧倒されるばかりの100分。役者魂がごうごうと焔立っているかのよう。ここにいるのはアン・バンクラフトとパティ・デュークではなくアニー・サリバンとヘレン・ケラーそのもの。演者同士がその魂をぶつけ合う食堂のシーンは息をするのも忘れる。ああこれはリアル「ガラスの仮面」だ。10代の頃、紙面を息を詰めて見守ったあの緊張が画面を観ながら甦った。オーディションの逸話まで残っているP・デュークは天才の仕事をしている。“見えている”のに目の前の足台に突っ込んでいって頭から転倒するなど、並みの役者にできることではないだろうなあ。 ヘレンの物語については断片的に知っていたけど、ケラー家が南部の名家ということや(父親が典型的な権威主義者に描かれているのも興味深い)、サリバン先生が幼少時に劣悪な施設で育ったということ等は初めて知った。まだ社会福祉の考えが育つ前のアメリカ、ヘレンが生きたのはそういう時代だったのですね。[CS・衛星(字幕)] 9点(2015-04-07 23:38:54)(良:1票) 《改行有》

1113.  ドリームハウス 《ネタバレ》 ネタバレすると“隣家内のトラブルが発端の単なる人違い殺人”というミもフタもないオチでした。なんかもっと考えつかなかったのかなあ、ここ。「間違えました」で一家惨殺じゃシャレにもホラーにもならないよ。うかつにもほどがある あいつ。 この終盤でちょっとがくっときちゃったんだけど、画がしっとりとして品があるし、名のあるスターの競演は観ていて楽しかった。子役も可愛い。 例によってぼんやりの私に真相が途中で読めるはずもなく、妄想から覚めたときの廃屋の描写はそれはそれはショッキングでした。 愛娘たちとの別れを決意する炎の中のダニエルは、こちらをもらい泣きさせるほどの力演でありました。蝋人形タイプのイケメンの彼ですが、本作の父親役は情感にあふれててなかなか良かったです。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-04-01 00:07:01)(良:1票) 《改行有》

1114.  ワンダとダイヤと優しい奴ら 《ネタバレ》 モンティ・パイソンのスタッフが関わってるのかあ。どうりで笑えないと思った。モンティとは笑いのツボが全く合わないんですわ。 動物殺し 老人殺し オヤジは裸になるし(誰得)、ケビン・クラインの頑張りは認めるが可愛げが無さすぎてただの変人だ。それに個人的にJ・L・カーティスが美人だと思えない。キリン顔だし変な花柄のワンピというファッションも似合ってないし。この人に男たちがみんな巻き込まれていくというのが、どうにもさっぱり。[ビデオ(字幕)] 3点(2015-03-31 00:27:59)《改行有》

1115.  エターナル・サンシャイン 時間軸が行ったり来たりジャンル(て 何て言うんだろう)の中では見易い方です。中盤までは「こんな大風呂敷広げて大丈夫なんかな」と訳分からないながらもついていったら、見事に着地点が用意されておりました。脚本ナイス、です。 J・キャリーはシリアスな役もちゃんとできることをこれにて証明。途中、目を大きく広げておどける、彼のために用意されたようなカットもありました。 K・ウィンスレットも問題なくうまい。ただ彼女より も少しハマる女優はいると思うけど。昔のパトリシア・アークウェットあたりが理想。 ラストのさあ、彼女が訪ねてきたときの場面、テープ止めなさいテープを。[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-03-27 00:23:41)《改行有》

1116.  キャビン 《ネタバレ》 これ好きです。作り手の才気が溢れてて、私がホラーに詳しくないせいか、いちいち新鮮な驚きでした。 ありがちな山奥のコテージというホラー装置と、科学システムの粋を集めたといった趣の巨大管制施設の画という二段構えにまず「おお?」となったし「スウェーデンは失敗だ」「今のところ日本とウチだけだ」という謎の会話。一体何が「失敗」なのか、素直なワタシは完全に前のめりだ。だんだんと実態が分かるにつれ、惨殺映像をバックに能天気な管制室の連中といったブラックな様相に「いやいやいや」と突っ込むのもまた楽しい。 そして圧巻の終盤は往年の名妖怪一大絵巻。うわー、怪物強え。当たり前か。このクリーチャーたちの想像力の賜物感、見ごたえのあること。 生き残ったことがハッピーエンドにつながらないという脚本にもセンスを感じたのは良くないでしょうか。[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-03-24 00:37:31)(良:2票) 《改行有》

1117.  ミッドナイト・イン・パリ 《ネタバレ》 街そのものがファンタジーとなり得る、それは世界中探してもパリほどふさわしい場所は無いと思っちゃう。なんとしっとりと美しい芸術賛歌な街であることか。都市のかたちと建造物の圧倒的な美。悔しいなあ。 そこに繰り広がる人間ドラマの配役も実に絶妙。パリの盲目的信者の作家に典型的なアメリカン娘である婚約者。その父はバリバリの共和党支持者で 知識人を鼻にかけるうっとうしい知人も登場。ヨーロピアン的な情緒とアメリカンなざっくり文化との対比がくっきり現われて面白い。 過去の偉人たちに薫陶を受けて、そのうえで現実へと戻ることを選択する結末は人生の円熟期に入ったアレンの出した結論のように思えて興味深い。 非現実のファンタジーに心を酔わせるプロットは「カイロの紫のバラ」にも似るけど、なんだか苦味ばかりが残る30年前の作に比べると 今作はずっと優しく前向きで、監督自身が円みを増したかのようで私はこちらの方が大好きだ。[DVD(字幕)] 8点(2015-03-23 00:12:03)(良:1票) 《改行有》

1118.  バタリアン 《ネタバレ》 もっと馬鹿なコメディかと思ったら、意外と脚本もセットもちゃんとしてた。お墓は何かのPVみたいだったけど。 ターゲットになるのは馬鹿な若者連中で、まあゾンビのえじきになるには申し分なく、おネエちゃんは惜しみなく裸をさらすし何の屈託も無く町一個ふっとばすラストの乱暴具合といい、純正なB級作。そこそこ面白い。 一番笑ったのは初めの方、黄色い元死体がドアから出てくる場面。ドア近くに二名社員を配置して自分は遠いとこに陣取った社長。しかしドアが手前に開いた瞬間、ヤツはまっすぐ社長に向かうではありませんか。あの正面撮り、あのアングルは何故ああいう撮りかたをしたの?緊迫感ゼロ、コント感炸裂でぽかん、の後爆笑。[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-03-19 00:23:19)《改行有》

1119.  フロム・ダスク・ティル・ドーン2 これは1作目の名を借りた普通のB級作ですね。1作目だってB級ではあるけど、有無を言わせぬ力技と熱量があった。これは普通です。普通ていうのは創作においてはあまりよろしくない。 もちろんクルーニーもジュリエットも出やしませんでした。[CS・衛星(字幕)] 3点(2015-03-16 23:38:22)《改行有》

1120.  地上より永遠に(1953) 《ネタバレ》 オスカー8冠の名声と、格調高き邦題。なんとなく居ずまいを正して観たくもなるじゃありませんか。観てびっくり。なんだこんなんか。古き良きアメリカを懐かしく思い出したい年配向けだ。エピソードがなんもかもユルい。不倫沙汰も軍の不条理も主人公の反逆精神ネタも、どれにも緊張感が無いのは何故。上官の嫁と不倫だなんて大変なことだろうが、発覚しない上 女は「離婚しないわ」男は「将校にはなりたくない」とこちらには理由が分からないわがままの言い合い。 営倉に入れられた友人の敵を討つべく怒りに燃える主人公だが、殺人を犯すほど怒るのなら、友人シナトラはもっと凄惨な遺体で発見されるくらいの演出が必要だろう。あれでは脱出トラックから落ちた際、打ち所が悪かったんじゃないのと思ってしまうではないか。 せっかく(?)日本軍が攻撃してきてピリっと話が締まるのかと思いきや、主人公は敵機襲来とは無関係に同胞に撃たれてご昇天だ。なぜ止まらんのだ。 そもそも軍のいじめも中学の部活レベルで、ああベトナムを知らない時代のアメリカ映画だなあ、と思う。 オスカー大盛りなんて、「どうだいわが国の美男美女の麗しきことは」と内輪で盛り上がっただけなんじゃないのかしら。[CS・衛星(字幕)] 4点(2015-03-15 23:27:41)《改行有》

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