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プロフィール
コメント数 2001
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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1161.  セイント うわー安易だなーB級だなーとひしひし感じつつ、退屈しない程度には引っ張ってってくれます。そこそこ面白い、とも言えます。 でもさほど魅力を感じないのはなんでかというと、やっぱりキャスティングかなあ。ヴァル・キルマー、やっぱ彼は主役を張る器ではなかったですよ。何変化しようがヴァルキルじゃん、と客に思われては企画倒れ。そもそもヴァルキル七変化が見たい客は何人いるのか。ルックスどうこうという問題でもない気がする。マット・デイモンがジェイソン・ボーンを見事にやってのけた例がありますから。この差は演技力かそれとも役者の持つ華の有る無しなのか。 エリザベス・シューも問題だ。”リービング・ラスベガス”でオスカーを獲っていれば後に来る仕事のオファーの質もだいぶ違ってきたんだろうになあ。軒並みB級作が続く近年の仕事っぷりを見ていると、”ベスト・キッド”から見守って(?)いる身としては大変残念な思いがするのだった。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-10-09 00:17:30)《改行有》

1162.  隣人は静かに笑う 《ネタバレ》 映画作品としては十指に入るくらいのバッドエンド。たしかにあの幕引きには充分驚いたんだけど。 でもこの映画、冒頭の入り方がちょっと強すぎないですか。白昼血を流しながらふらふらと住宅街を歩く少年、だよ?白目を剥いて腕は血まみれ。発見者のJ・ブリッジスが助けを求めても誰も出てこない上、看護婦とのやり取りでのブリッジスの絶叫「僕はあの子の名前も知らないんだ」。ここでワタシは予想したわけです。身元不明の少年と成り行きで関わることになった主人公、少年を狙ったサイコパスの引き起こす連続事件に否応無く巻き込まれてゆくのだった・・。全然違ったけど。だってあまりにインパクトが強かったんだもん。だもんでその後父親同士の腹の探りあいになってっても、あの子の怪我の真相は?という思いがずーっと消えなくてどうも集中しきれない羽目に陥りました。やっぱり強すぎでしょスタート演出が。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-10-05 21:09:03)《改行有》

1163.  アメリカ アメリカ 《ネタバレ》 カザン監督、どれ自分の出自を皆に語って聞かせよう、と思っちゃったらしい。彼の叔父がいかに苦労してアメリカに渡ったか、を暑苦しいほどに重ねて描写してます。もう、力入っちゃって、主人公スタヴロスの境遇の悲惨なことといったらそこまでやるかーと言葉失うほど。旅の序盤そうそう悪魔みたいなトルコ人追い剥ぎに出会って一族の全財産盗られたくだりは、田舎モノの主人公の朴訥さがこちらも歯がゆくてねえ。絶対騙されると思ったよお、なんでもっと早く闘わないの。それから状況は厳しくなる一方ですから、そりゃだんだん顔つきも変わって口数も少なくなったでありましょう。ただ、この役者さん、物語のスタートからあまり表情数が多くなく、ずっとむっつりと無表情な印象。経験が顔に出る演技に至ってないのが残念でした。それと、やっぱり説明不足に感じるのが裕福な家の婿になる話を蹴ってまで渡米したがるエピソード。故郷の家族をもっと早く確実にラクにできたのに、とは誰でも思うところではないでしょうか。男娼になってまで貫くアメリカ愛とは相当ですよ。彼のその思いがもっと切実に伝わると良かったのですが。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-09-23 23:31:05)

1164.  スノーデン 《ネタバレ》 この事件、アメリカの不正義を何が何でも許さないオリバー・ストーンが手を出さないわけがない。CIAのやりすぎ監視システムに個人として疑問を抱き内情をリークしたスノーデン氏の心情を細かく追い、”国家反逆罪”に問いたいCIAの主張をふざけんな、と一蹴。100%スノーデン氏寄りの清清しい描写です。 人の権利を侵害して尚エラそーなアメリカの態度にむかつく国々に匿われて逃亡生活を送るスノーデン氏。彼がラストに元気で登場したのはうれしい驚きでした。 J・G・レヴィットの緻密な演技は見事で、ドキュメント作品としての品位をキープしてますが「起こったこと」をなぞる展開はちょっと起伏に欠ける気もします。娯楽サスペンスじゃないのでまあそこは仕方ないのですが。氏のキャリア前半にあった国家の陰謀によって人生を踏みつけにされたパキスタン人銀行家のエピソードは一市民としては心胆寒々とするものがあり、この手の実例をあと一つ二つ入れてたら、こちらもぐっと盛り上がったのにな、とは思います。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-08-25 01:12:53)《改行有》

1165.  ロスト・バケーション ”水着のお姉さんがサメのピンチに遭遇するB級映画”というイメージのまんまといやそうなんですが演出のひとつひとつに結構力がありまして「うわあ傷が痛そう」とか「陽がじりじり暑そう」とか「きゃーサメがでかい」とか客を飽きさせないで引っ張る力量はなかなかのものでした。 美貌絶頂の「旅するジーンズ」からだいぶ経って、正直なところ水着タレントの旬からは外れているブレイク・ライブリー。でもこの人、元々お色気を売るというよりは女子にも人気の高いサッパリ美人ですので今作のサーフィン好き医学生という役にハマってますし、かもめの治療を通じて悩みを通り抜けるサブストーリーもちゃんと機能していました。 タイトルどおり、見るからに”浅瀬”なのにビーチにたどり着けないもどかしさ。ギリギリ声は届くのに、浅いことが油断を招き犠牲者続出。シチュエーションも結構考えられてるのですね、コレ。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-08-21 23:50:39)(良:1票) 《改行有》

1166.  リリーのすべて 《ネタバレ》 ホーキング博士になったり、女性になったりと演技の技術が要請されるE・レッドメイン。で、技巧派の彼はできちゃうんだなこれが。元々が繊細な女顔であるから、今作もすんごい説得力のある仕事をしています。「男装」も「女装」もまあキレイなことったら。 性同一性障害なる知識が全然一般的じゃない時代に生きたリリー、彼(彼女)がいかに辛かったか。涙をうかべて訴えるエディの熱演はその辺りをよく伝えてきますし、傷ついているのは妻も同じで、夫を苦しみから解放しようと一生懸命なアリシアの静かで孤高な頑張りもまた心に訴えるものがありました。妻にしてみれば夫を失うことにもなるわけですから、彼女の複雑な胸の痛みは察するに余りある。ここらの二人の揺らぎも丁寧に描かれていたと思います。 ただね、ちょっとだけ腑に落ちないのが冒頭からの夫婦の描写。初めの方はエディは完全に男性の人格ですよね。夫婦生活もごく普通にあったというのはどうなんだろう。「僕の命」と呼んで妻を抱く、何度か描かれる前半の性描写でのエディは100%男らしくて葛藤が無くて、昔から女だという自覚があったというふうには見えない。ふつう、妻は薄々と気付いているものではないのかしら。いや、なんとも私個人の想像なのですが。そこらへん、ちょっと?と思い続けて観ちゃったな。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-08-09 23:34:39)《改行有》

1167.  イカサマ貴婦人とうぬぼれ詐欺師 大きな瞳が表情豊かで、ゴールディ・ホーンは大好きな女優さん。彼女のコケティッシュな魅力やコメディエンヌとしての確かなセンスを考えると、数年後ラブコメの女王として君臨したメグ・ライアンよりイケると個人的には思うのだけどヒット作はメグほど多くはないんですよね。何故なんだろう。時代が彼女に追いついていなかったのじゃないかなあ。20年ほど早く世に出てしまったのかなあ。 で、この作品。奇天烈なフレンチを操るゴールディの才能におお、と感嘆。やたらお尻を出したり脚を広げたり、きわどい歌を歌わされたり、身体を張ってるなあ。全編軽快なトーンで進むお気楽なコメディではあるんだけど、ラストなんかはギャグかと思うほどでちょっと漫画すぎるきらいがあるでしょうか。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-07-31 00:35:30)《改行有》

1168.  プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角 うわああ 画ヅラが懐かしい!このころのアメリカ映画って金持ちティーンの空疎なバカ騒ぎモノがいっぱいあったなあ。J・スペイダーなんて常連のイメージ。なんでこんなにリッチなんだろ、と思ったもんだった。服はキラッキラで(化繊が多いからか)髪は盛り気味、リップは真っ赤で肩幅広めのジャケット。男女皆これ着てた。 とはいえ、アメリカの10代も全員がお金持ちなわけではない。そんな声を反映してか、当時人気のあったモリー・リングウォルドはみんなの味方、苦学生を演ってます。手作りのお洋服がこれまたやりすぎにPOP。彼女スタイルが良いので過剰なデコレーションも着こなしているけど、今となってはダサ可愛いファッションの数々。リーゼントにふわふわパーマ等、目は懐かしかったけどストーリーは他愛無い青春恋物語。A・マッカーシーって大根だなースペイダーに完全に食われとるやん ピエロやってる幼なじみってのも良い奴すぎてなんかなあ。相手間違えるとアッシーくん(懐かしい単語)になりかねないじゃん、とかそんな茶々入ればかりしながら観ました。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-07-29 00:24:43)(笑:1票) 《改行有》

1169.  マイノリティ・リポート 娯楽映画作品としては、水準以上の出来ではありましょう。スピルバーグの手堅い演出、隙のない展開。それに世界のスター、トム・クルーズの安定感。いつでも磐石にかっこ良いトム・クルーズは絶対外さない仕事をする。キアヌ・リーブスのようなヘマはしないのだ。だけど、安定感ありすぎて特にどきどきしなかったなー。ハラハラはもっとしない。もちろんつまらなくはないけど。プリゴグによる予知能力と犯罪を未然に防ぐプロジェクト、その危険性と抜け穴。たしかに原作はすごいイマジネーションを感じるけれど、なぜかなあ「面白かった!」とならないのは。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-07-21 00:01:08)

1170.  マリアンヌ 《ネタバレ》 ベースはラブロマンス、それも悲劇。で、そういうことなら(個人の好みでしょうが)私はもう少し若いカップルの方が好みです。スパイという職業柄、誰が敵かプロとしての嗅覚が備わっているはず。それが機能せずに情欲に走る、そんな情熱はやっぱり20代にMAXで たぎるんじゃないかしら。ブラピやコティヤールでは結構な経験を積んでそうな年回りなので、なんかねえしっくりこないんですよ。敵方と結婚することの危険を甘く見すぎたこととか(女)、二重スパイを妻にしちゃう目の曇り(男)とかが。ラブシーンなんか、中年の不倫現場みたいだし。 いろいろ不満は感じたけれど、でもドイツ大使暗殺の場面の緊迫感とか、マリアンヌという女の実像が明らかになる冷や冷や感(小道具はピアノでしたか。ベタだけど上手い)とか、盛り上げの演出はさすがに大監督の技ありでした。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-07-17 23:18:36)《改行有》

1171.  96時間 レクイエム 《ネタバレ》 おや、3作目にしてついに誰も"TAKEN"されてないぞ?まあここまでついてきた客はブライアンの暴れっぷりを見たいだけだから細かいことはいいんだけど。 さすがに三本目ともなると脚本もネタ切れ気味。大学生の娘にでかいパンダを贈ろうという親父のズレっぷりは相変わらずのお約束。うん、ミルズの娘溺愛描写はきちんと入れないと。あと元妻の再婚相手が役者が変わってるので戸惑った。こいつを真の悪玉にしましたか。うーん、やや安易な脚本かなあやっぱ。冒頭のロシア人が暴れてるのもありがちな「釣り」だとわかっちゃうしなあ。 ああそれに警察の無能炸裂ぶりには恐れ入りました。ラストシーンのF・ウィテカーの台詞には笑った。「私は真実を知っていたのだ」ってアンタたち後手後手に回ってばっかだったじゃんかよー。[DVD(字幕)] 6点(2018-07-01 23:28:22)《改行有》

1172.  影武者 白黒時代の黒澤作品級の面白さを期待したら外れてしまった。面白さで言えば、三船らが生き生きしていた活劇の方が何倍も面白かった。 老年に至った大監督の美学が優先されていて、監督的には必要だったのであろう夢のシーンや、野に晒された武田兵らの累々たる屍のショットなどはいかにも長い。幽鬼のような仲代の姿も、幻に取りつかれた男の姿なのだろうが悲愴すぎて、監督のロマンチシズムがやや過剰に感じる。 しかしながら、”馬”が出てくる場面は皆美しかった。騎馬戦の勇壮なこと、駆ける馬群のその筋肉の輝き。「七人の侍」ではモノクロの馬の圧倒的な躍動感にうわあ、と思った。今回カラー作品で黒澤の”馬”を見ることができて、その綺麗さにやっぱりうわあと思った。 黒澤作品に7点を切るのは畏れ多いのだけど。うーん、やっぱり正直にこの点数で。[CS・衛星(邦画)] 6点(2018-06-16 00:59:28)《改行有》

1173.  教授のおかしな妄想殺人 ごくノーマルな男女間のちょっとしたゆがみを上手いこと掬い上げるのが本来のアレン芸。今作は男が人格破綻気味なまでにクセが強いので、いつものアレン風観察力がフルに発揮されたとは言い難い。簡単に言うとすんごく偏屈な男が自己破滅したお話。そこに絡むエマ・ストーンがまあ素敵なこと綺麗なこと。学生の役柄をふまえて、ファッションは何着か着回ししている気配り演出なのだけどそれらが可愛いったらないんである。白地に紺ステッチのワンピやチェックのシャツとショートパンツ等、どれもとても似合ってて彼女の立ち姿が画として強烈に印象的でした。 いまやアレンのお気に入りなのね。「マジック・イン・ムーンライト」に次いで、キラキラのエマであります。対するホアキンは腹の出た中年になっててややがっくりです。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-06-11 00:47:43)(良:1票) 《改行有》

1174.  追跡(1962) 《ネタバレ》 沢山の後続作に影響を与えたサスペンス映画の第一人者的作品であるとの町山氏の解説はとても興味深かった。リー・レミックの美貌をはじめ、映像が美しいことに驚く。夥しいマネキンが林立する殺人現場、というシチュエーションもこれがハシリかしら?鏡に映す後景といったカメラテクニック等、印象的なシーンが多いです。マネキンの後ろにカメラを据えてのショットなどは一級のサスペンス感。クリアなモノクロ映像も怖さに拍車をかけます。 ただ、ストーリーは今観ると突っ込まずにいられない不適格描写や強引さが多々気になって、映像力ほどは感心できず。姉妹の私的情報がなぜアイツにこと細かく知られているのか。通報中の室内になぜ犯人がいるのか。あいつはガレージで脅迫してきただろう。後をついてきたのか。で最大に?だったのはランチの店のトイレで犯人登場場面。なんであそこで大声出してすぐそこで張ってるFBIに知らせないのよー。アイツふつうに歩いて出てったじゃないか。サスペンス見てるはずなのに、ここは「志村うしろうしろ」みたくなっちゃった、私。なんだかな。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-06-09 23:54:21)《改行有》

1175.  それでも恋するバルセロナ 《ネタバレ》 ここ数年ヨーロッパの各都市を舞台にしているアレン監督。それぞれの街への監督の解釈が反映されてるようで、どの作品も「その都市ならでは」な趣があります。 今作はバルセロナ。スペインは情熱の国、代表女優はペネロペ・クルス。ペネロペといえば”ハモンハモン”、あの突き抜けた色情模様にアレン監督もアテられたのでしょうか。枠の無い自由奔放な感情のほとばしりは、件のスペイン映画に通じるものがあるような。 南欧の熱情に翻弄されたアメリカ女子二人。結果一人は自らの結婚に納得できない心を抱え、もう一人は完結せぬ自分探しを継続中、と帰途に就く二人の表情は冴えない。このへんのシニカルな結び方は、アレンらしい。 あと、女優らがとても綺麗に撮られています。女性大好きな監督の手腕のほどがうかがえます。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-05-22 23:31:54)《改行有》

1176.  デッドコースター ”死神による血も涙も無い連続死”という一作目のコンセプトをまんま引き継いで、さらに演出の腕を上げた制作の力量は大したものです。すでに充分速かった前作のテンポのギアを一段上げ、まさに息つく間もない死にっぷり。気付くと前作で生き残った主人公も消されてました。(言葉による説明のみ。2秒くらい) 原題どおり”ファイナル~2”としても良かったんだろうけど、このスピード感を伝えたくてジェットコースターと掛けたかった映画会社の気持ちもわかります。 圧巻の冒頭のカー・クラッシュ、鳩と歯医者の嫌な感じ、命を守るエア・バッグの皮肉な使い方。機知に富んだアイデアが溢れまくり。 けどこれってどこをどうやっても不謹慎なB級作であることに変わりはないわけで。この才能をぜひとも「セブン」くらいまでに高めてほしいものだと思うのでありました。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-05-21 23:44:25)《改行有》

1177.  ザ・ウォーク 《ネタバレ》 これってジェットコースターと同じジャンルの「怖がらせアトラクション」ムービーですな。映像技術の進歩に恨みを抱きたくなるほどの、リアルな高所映像に肝縮みっぱなし。USJのライドの、てっぺんに登りきったその一瞬に味わうキョーフ感、これが何度もいろんな演出で繰り返されるんですよ。もういいから、A棟でもB棟でも早く下りてくれ!これねえ、映画館で見てたら気分が悪くなったと思うよ。 アーティストだの、ワイヤーや客への感謝の気持ちだの御託を色々と述べてたけど、このフランス男の狂っている所以はさっぱり伝わらず、というかそもそも描かれてもいなかった。なんかもっとこう、この人に説得されることを期待して観始めたものだから、単なる「画で驚かす映画」だったことにちょっと肩透かしをくらった、というのが正直な感想です。[DVD(字幕)] 6点(2018-04-23 00:08:03)《改行有》

1178.  アリスのままで 《ネタバレ》 ジュリアン・ムーアが迫真の演技ゆえ、見ているこちらはとても辛かった。思い出せない苦しみ、自分が壊れてゆく恐怖、社会にとって有用でなくなることへの絶望。目の輝きすら徐々に失ってゆくアリス、見守るだけのわたし。苦しい。 観客に苦痛を与えるだけでは映画作品にはならないわけで、監督はお話の軸を主にアリスと次女との関わりに持ってきています。次女はエリート一家の中で一人だけ毛色が違い、キャリア重視のアリスとも水と油のよう。だけど、日常が一変してからは徐々に距離が近くなる、その描写の一つ一つが印象的です。アリスがスピーチの原稿を床に落としてしまう場面。見てるこちらは「うっ」とひるみます。黄色いマーカーのチェック虚しく、同じ箇所を「二度読み」してしまうのではないかと。結果そうならず、感動的な内容のスピーチになるのだけど、もうひとつ気付く仕掛けになっています。ああこれは先だっての次女の意見を取り入れたのだな、と。専門的な話は抜きにして、自分の今の気持ちを語った方が良い、と言っていたリディアを尊重したのだと。 病魔と闘う家族の姿を、飾らずリアルに描き実直であるとは思う。ただ、私は個人的にはアリスに自分の人生の幕を下ろす権利を渡してあげたかった。ここはこの脚本と意見の合わないところで、点数もつけづらいのだけど。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-04-16 17:48:28)(良:1票) 《改行有》

1179.  コネクテッド どんどん展開してゆくノンストップ感とか、派手なカースタント、すんなりとは落とさないクライマックスなど、娯楽作魂を熱く感じる作品です。何でも過剰気味なので、ご都合主義もやや濃い目。観ていてここをスルーできるかどうかで、楽しめるか否か人によって別れるとは思うけど。 主人公は常に動いていて状況がどんどん変わる忙しさ。にも関わらず、彼のキャラクターや置かれている人生状況等が手際よく説明されているあたり、脚本が巧みなのでしょう。オリジナルの「セルラー」も観てみたい。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-03-15 23:54:14)《改行有》

1180.  ロンドンゾンビ紀行 《ネタバレ》 年寄りが年甲斐も無く銃を片手に敵と闘っちゃう趣向がほんとイギリスっぽい。じーさんもばーさんも武闘派。特にホーム園長のアラン・フォードのかっこ良いことったらない。ああなるべきだなあ人は。気概が人を作るのだ。ああ、よもや非業の死を遂げるのか、と涙ながらラストシーンを見守りましたが、次の瞬間快哉を叫ぼうとは。いやあ素晴らしい場面でした。 序盤の銀行強盗のくだりは、そうですねちょっと長いかも。メインのゾンビを客は待ってるので強盗が上手くいくかどうかは二の次ですしね。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-03-14 01:22:29)(良:1票) 《改行有》

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