みんなのシネマレビュー |
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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
101. 夢(1990) みんな多分、この映画から「黒澤はもう・・」って言い出したんだね。あたしはこの映画好きだけどなぁ。全然昔から彼のテイストは変わってないと思うのだけど、こういう幻想的なの作られると戸惑っちゃうんだよなぁ。あの「狐の嫁入り」なんかとても映像としても表現としても択一してると思いますが・・・9点(2001-11-16 19:00:43) 102. ふたり(1991) 大林自ら「新・尾道三部作」と称した第1作目の映画ですが、今までの「尾道三部作」にあった思春期の恋しい気持ちとはまったく異なる映像にはっとさせられました。映画のための原作は二度と作らないといった赤川次郎を映画に呼び出しただけの効果はあったかな。赤川次郎の書く残酷さを大林のタッチで実に巧く捉えてます。役者の中では主役の石田ひかりと中島朋子以上に中江由里、島崎和歌子などの脇役が実にいい演技をしてるんだ、特に岸辺一徳の淡々とした演技と嗚咽する瞬間のギャップの激しさが演出としては見事でした。でも大林のブルーバックの使い方のおかしな所は相変わらずですなぁ。9点(2001-11-15 20:29:15) 103. フル・モンティ 面白い!!英国アカデミー賞取ったのもうなずける。ギャグ(というかジョークと言った方が正しいね)がモンティ・パイソンから脈々と受け継がれるバカな話なのに変に格調高い点は実にイギリスらしいです。曲もいいよね。ラストの「帽子だけは取らないで」が絶妙!!10点(2001-11-15 18:33:18) 104. スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス 正直期待はずれでした。それまでのイメージが強すぎただけに、いきなり古典の世界を見せられた様でね、まあ序章なんだし仕方が無いかな、なんて思いますが、見ていて面白かったのはCGでクリーチャーが表現されてるじゃない。あれが無機質の機械に見えたんですよ。まだ前作でメカニカルで表現していたクリーチャーの方が生物的だったのであの辺に違和感がありました。7点(2001-11-07 16:18:13) 105. プリティ・リーグ あたしは最初、タイトルのイメージとマドンナが出ているって事で敬遠してたんですよ(笑)。でもこの映画を見て反省させられました。アメリカにおける野球映画の面白さというのは根底にある国技に対する国民の意識が強い事なんですよね。ラストの年寄りになった元選手達が野球殿堂の女子リーグのコーナーで昔控え室で歌った歌を歌うくだりなんか単純にアメリカらしくって好きです。8点(2001-10-29 16:20:16) 106. 6デイズ/7ナイツ なんかツッコミどころの多い映画だったなぁ。あたし、予告見てたとき、終始アクションの連続だと思ってたんですが、変な所で変なコメディ・リリーフ入れてるし、アクション自体もハリソン・フォードがかなり無理してるよね。個人的な最大のツッコミポイントは海賊の船の砲。対空用でもないのにあんな仰角とれないって。しかも普通最大仰角90度なんて改造にしたって作らんよ。4点(2001-10-14 20:50:17) 107. レッド・オクトーバーを追え! いや、これ初めて見たとき前日から徹夜で、うとうとしながら見たの思い出しますね。ショーン・コネリーはロシア人にはやっぱり見えないなぁ。存在感がある分、ロシア人でないコネリーってのは妙な違和感がありましたね。トム・クランシーの原作のせいか、派手なシーンはあるんだけど、そもそも潜水艦って派手な乗り物では無いので、無理があったなぁ。5点(2001-10-12 19:34:13) 108. イントルーダー/怒りの翼 A-6攻撃機のプロモーション映画です。見所といってもこの攻撃機には対空戦闘能力がないからもっぱらの敵は地上軍なんだよね。その点で航空戦闘を期待してた人はがっかりだったんじゃなかろうか。しかし、脱出の時にキャノピー突き抜けるの見て、「無謀だな」と思ったら、緊急脱出の際はあれが普通なんだそうだ。じゃあ、「トップガン」でキャノピー吹っ飛ばしてから座席が射出されるのはどうなのかと思ったら、戦闘機でも緊急の際にはキャノピー突き破るらしい。じゃあ、キャノピー吹っ飛ばしておきながらそれにぶち当たって死ぬのはなんか間が抜けてる気がする・・・5点(2001-10-10 21:55:30) 109. ジャッジ・ドレッド(1995) ファンの方すまん、スタローンの出ている映画じゃ下から数えて5番のうちに入ると思う。スタローンってどっちかと言うと肉体派でしょ。歳のせいかもしれんけど中途半端に肉体を誇示するくらいならあの映画はやるべきでなかったと思う。映画自体は悪くないんだ。アメコミの映画化的な感じはあれでいいし、ちょっとB級に走ってた感じもあたしは好きだ。でもあれなら、スタローンが出る必要も無んじゃないだろうか。3点(2001-10-10 21:00:51) 110. フラッド なんかモーガン・フリーマンの役どころが中途半端。スレイターの役どころは「ダイハード」のブルース・ウィリスだと感じたのだけど、迫力が無いのは演出に火でなく水を使ったせいかな。コンセプトは面白いし、役者も結構良いけど、なんか今ひとつぱっとしないのはなぜだろう。5点(2001-10-09 18:55:26) 111. ルディ/涙のウイニング・ラン フットボールものの映画としては秀逸だと思う作品。決して金がかかっているわけでない、撮り方もややマイナーの映画の色調だ。但しこの映画にはそんな安っぽさも感じない程の情熱がある。それはノートルダム大学の伝説の男(まだ、生きてるけど)を映像として復活して見せようという製作サイドの意識と今まで1度しか映画の撮影を許さなかったノートルダム大が彼の為ならと撮影を快く承諾しただけでなく、学生や職員までも協力させたと言うほどの男の物語で、そこ見える彼の姿はひたすら根性、根性、根性。日本のスポ根マンガも霞んで見えるほど努力の映画だ。多くの日本のスポ根マンガは途中から栄光の道に繋がっていくが、この映画はホントの栄光を掴むのはホントに最後。ごく普通の中流家庭の青年が栄光を掴んだ時間はわずか数十秒。その数十秒がとてつもない感動を与えてくれる。 今まで映画でどれだけの涙を流したか数しれずのあたしが、喜びの歓声をあげて涙たのはこれだけです。他の人が何て言おうと構わん。あたし好みのスポーツ映画だ。(笑)フットボールのシーンは殆どが練習風景(主役が試合に出てないからあたりまえなんだけど)、でもその練習風景は実際の練習風景を見た経験のあるあたしからしても相当にハードな練習してます。主演のショーン・アスティンも撮影前トレーニングで大分しごかれた様で、最後のタックルは実に綺麗でした。10点(2001-10-09 18:38:38)(良:1票) 112. ミセス・ダウト みんな「クレイマー・クレイマー」と比較したがるんだけど、あたしは「トッツィー」と比較してました。どちらも必要に迫られて変装するわけだけど、ミセス・ダウトファイヤがトッツィーと違うのは、それが自分の為ではなくて終始一貫して子供達の為にやっているって事かな。これは映画のあらゆるところで見える子供への思いやりと言う点でも表現されてるから、裁判所での最終弁論と、テレビの中のミセス・ダウトファイヤの言葉が生きていると思います。8点(2001-10-04 20:51:45) 113. ディープ・インパクト(1998) うーん、なんだかなぁ。地球レベルのパニック映画をハリウッドが作ると、どうしてもアメリカのエゴが強くなるような気がする。シミュレーションにも問題あるなぁ。これって、当時彗星の衝突を緻密にシミュレートしたって言ってなかった?最初の衝突であれだけの質量のものが、ぶつかっていればあんな被害で済む筈ないし、「核の冬」についての再現もしなかったじゃない。ま、人類が死滅しちまうと、映画にならないんでそうしてるんだろうけど、あたしとしてはいただけない。3点(2001-10-04 20:28:36) 114. ムーラン(1998) やっぱり、やっちゃったなぁディズニー、ってのが第一印象。アメリカ人で花木蘭を知っている人がどれだけいるんだ?華僑と中国好きの者ぐらいだろ。チャレンジスピリッツは認めるが、ちょっとあれではいただけない。西欧人の描く黄色人はどうしてもバタ臭い感じがあったり、東南アジア系と大陸系の黄色人が区別して書けないのは判り易く書くため?それとも単に書けないだけなのかな。4点(2001-10-03 12:43:12) 115. 機動警察パトレイバー2 the Movie 押井監督が明らかに書きたかったのはレイバーでなくて人間ドラマでしょ。こんな形でしか見せられないところが惜しいよなぁ。「剃刀後藤」と呼ばれた頃を一瞬垣間見させるシーンや、野明がちょっと女っぽくなった事を除くと基本的には完全に忍さんの人間ドラマで、それはそれで面白いけど、何もパトレイバーでやる必要は無かったんじゃないかなぁ。7点(2001-10-02 19:57:31) 116. ユー・ガット・メール 陳腐なシナリオだけど、非常に良く出来たお話です。ただね、中盤のメールの相手がわかってから、ラストまで、あんなにトントンとラッキーに進んでいいのかいな、というのが正直な所かな。上手くいかなくても困るけど、あれは上手く行き過ぎでしょ。6点(2001-10-01 16:27:24) 117. 虹をつかむ男(1996) 実は、ポスト「男はつらいよ」だった筈のこの作品、でも失敗だったなぁ。「蒲田行進曲」の様にもっと舞台劇の様なテンポのある撮り方をしてたら良かったのかもしれない5点(2001-09-27 20:12:20) 118. X-ファイル ザ・ムービー テレビシリーズを見ていないので、正直な所わけが判らない部分がありました。見てたら判ったのかどうかも怪しいですが。映画としてはテレビの影響かも知れないけど、時間内に纏まっていない感じがあって、じつはそれが一番不満でした。1本の映画としてもっとちゃんと見せたほうが良かったんじゃないでしょうか。5点(2001-09-27 19:51:36) 119. ペイバック あたしもイマジンさんに1票、内容は正直薄っぺらの感じがありましたけど、それ以外は良かったんじゃないかなぁ。コバーンの演技も良かったし、映画の時代背景とテンポ感はあたし好みのものでした。6点(2001-09-27 19:45:53) 120. 沈黙の要塞 相変わらずセガールのオッサンはやってくれます。ラストで話を環境問題にまで発展させたのはどうかと思うけど、それ以外では無難な線をいってたんじゃないでしょうか。7点(2001-09-27 19:29:01)
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