みんなのシネマレビュー |
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101. スター・トレック3/ミスター・スポックを探せ! 前作で死亡したスポックの復活を描いた話ですが、なぜ復活するのかという物語的必然性が弱いです。「ファンが待ち望んでいるから復活するんだ」と言われてしまえばそれまでですが。残念ながらスタートレックファンでも退屈に感じる作品になってしまいました。4点(2003-12-08 10:00:29) 102. 遊星からの物体X 《ネタバレ》 最高のホラー映画だと思います。大昔に南極に飛来した謎のエイリアンが蘇ったという設定がいかにもありえそうだし、カメラワークが恐怖心をそそるし、隊員を疑わざるを得ない状況というもえぐいです。ラストシーンは若干の意味深さを残すのがポイントで、解決し過ぎても謎を残し過ぎてもダメなのですが、この映画は良いバランスです。ホラー映画というと必ず可愛い女の子が出てきて絶叫系の演技をするものですが、これは見事に男ばっかりというのも新鮮です。8点(2003-12-08 02:20:27) 103. 夢の涯てまでも U2の曲がタイトルになっているし、ヴィム・ベンダース監督は小津安二郎監督のファンと聞いて親しみが持てたので、観てみました。結論は、それだけの理由で観るのは危険な映画です。観る人を選ぶ映画という意味では「ベルリン・天使の詩」以上です。4点(2003-12-08 01:58:51) 104. バグダッド・カフェ 最初のシーンでは、「オイオイ、こんなのがヒロイン?なわけないよね、勘弁してくれ」と思ったのですが、デブのおばちゃんが最後には魅力的に見えてしまうところがすごいです。こういう映画はハリウッドでは作れないでしょう。9点(2003-12-08 01:47:37) 105. フル・モンティ おっさん達の裸体が全然イケテナイところが良いです。7点(2003-12-07 21:11:59) 106. トレインスポッティング 良質のブリティッシュロックとダイアンのつるっとした裸が印象に残りました。イギリス映画は、この手のテーマが多いですがその中では傑作だと思います。9点(2003-12-07 21:07:37) 107. グラン・ブルー/グレート・ブルー完全版 こういう結論がなくて映像が綺麗な映画は何回も観れるので良いです。でも、日本人チームがあのような描かれ方をして、すべてぶち壊し。4点(2003-12-07 20:53:52) 108. イル・ポスティーノ 主演のマッシモ・トロイージの死を目前にしながらの鬼気迫る演技は注目に値します。惜しむらくは、スペイン語(イタリア語?)の詩を原語で理解できないことです。詩の翻訳は不可能なので、私は彼の詩の素晴らしさを1/10も理解していないと思うと悲しくなりました。9点(2003-12-07 20:30:48) 109. マイ・ドッグ・スキップ 家庭犬と人間の触れ合いを描いた作品の中では、一番の出来だと思います。淡々とした語り口がいいですね。私は、犬ものと親子の情愛ものには弱いです。8点(2003-12-07 20:20:34) 110. キャッツ&ドッグス 動物病院ではよくポスターを見かけましたが、それ以外では殆どプロモーションしてなかったのではないでしょうか。動物好きをターゲットにした割には、猫が極端に残虐非道に描かれていて、笑えます。犬好きなら最後は感動できるかもしれません。個人的は、主演のビーグルがかわいかったのでお腹一杯幸せ一杯でした。7点(2003-12-07 19:53:47) 111. 砂の器 高校の時、社会科の先生が映画好きで、授業を潰してたまに映画を見せてくれました。その時に観た映画はどれも良かったのですが、この映画が一番です。9点(2003-12-07 10:57:12) 112. 十二人の怒れる男(1957) 高校の時の社会の先生が映画好きで、授業を潰して観させられました。この映画を観て、映画に対する考え方が変わりました。派手な演出や特撮なんて映画の本質ではなくて、発想と脚本と役者の演技が重要なんですね。9点(2003-12-07 10:34:41) 113. 千と千尋の神隠し 映画としてのまとまりもあるし、魅力的な登場人物も多いし、教訓的な話でありながらそれほど説教臭さもないし、非常に良い作品だと思います。しかし、ちょっと話が話が複雑になり過ぎて、それ故に「やっぱりラピュタが最高だった」とか「ナウシカの方が好きだな」という人が後を絶たないのでしょう。監督としてあまりにも名前が売れすぎると色々と難しいですね。 7点(2003-12-07 10:18:38) 114. もののけ姫 何度観ても難解な映画です。卓越したセンスとか文学性を売りにした映画なら、難解でも消化できるのですが、この映画のように何らかのメッセージがあるのに、スクランブルがかかっていると厄介です。ただし、メッセージを明示的に示しすぎると説得力に欠けるし映画にする意味はありません。それに宮崎監督自身も自分の言いたい事を正確には把握し切れていないのかもしれません。難しいところです。 6点(2003-12-07 10:07:44) 115. となりのトトロ トトロは可愛いし、猫バスは夢があって良いですね。しかし、それ以上のものは私には読み取ることができませんでした。6点(2003-12-07 09:58:49) 116. 風の谷のナウシカ 原作コミックを基にして続編を作って欲しいと願っているのですが、無理そうですね。映画としても好きな作品ですが、続きがあると判っているとあのラストシーンは中途半端な気がして消化不良です。6点(2003-12-07 09:52:45) 117. 紅の豚 豚を主人公にして、さらにその豚が森山周一郎の渋い声でカッコいい台詞をビシビシ決めてしまうなんて。この映画を観てアドリア海で飛行艇に乗りたいと思った人は私だけではないはずです。9点(2003-12-07 09:45:15) 118. 天空の城ラピュタ 宮崎監督が「血沸き肉躍る」と形容したそうですが、それ以上の形容詞はありません。面白かったです。8点(2003-12-07 09:36:49) 119. 魔女の宅急便(1989) 宮崎アニメの中で一番好きです。どのシーンにも無駄がなく、必然性が感じられるところは、「もののけ姫」以降の作品とは好対照です。脱線ですが、英語吹替版はいただけません。キキの性格が変わってしまったのとユーミンの歌が変わってしまったのはかなり痛いです。この辺りは、海外での大衆受けを狙うべきか、あくまでもオリジナルの作家性を守るべきか議論になりそうです。ちなみに海外でもコアなファンにはオリジナルの方が受けが良いです。10点(2003-12-07 09:19:28) 120. 鬼平犯科帳 原作小説の中でも人気の高いエピソード「狐火」「蛇の眼」を基にしたオリジナルストーリーです。作品としては8点を付けたいですが、これ1本では鬼平犯科帳の面白さを網羅的に伝えきれないのでマイナス1点です。7点(2003-12-07 09:06:37)
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