みんなのシネマレビュー |
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101. 素晴らしき哉、人生!(1946) 涙が溢れて止まらなかった。しかし、だからと言って『傑作』とは呼べない。そんな映画って沢山あると思う。どんなに真正直に生きてる善人でも、自分ではどうすることもできない途轍もない不幸な出来事に出会うことがある。誰にも助けてもらえずに死んでいく者もいる。私は本作から主人公ジョージのような生き方を学ぶつもりはない。しかしジョージのような人がいて、もしその人がその人生のどん底に落ちてしまった時は、微力ながら救いの手を差し伸べたいと素直に思った。そしてそれが真に本作から学ぶべきことだと今でも信じている。8点(2004-05-10 12:48:09)(良:1票) 102. ミスター・グッドバーを探して 如何にも70年代の映画だなぁと思うが、大ベテラン、リチャード・ブルックスの当時65歳とは思えない演出に少し驚いた。だいたいこのテーマをこんなベテランに撮らせようなんて思った人がすごいよね。地味な題材なのに、結構当時としては斬新なテクニックで飽きさせないのだから。7点(2004-05-08 13:00:14) 103. コットンクラブ 私、これ、ダメです。グレゴリー・ハインズのタップダンスとジェームズ・レマーの怪演(この人何に出ても怪演ですが..)は買えるけど、お話自体に魅力を感じなかったね。4点(2004-05-08 12:51:25) 104. リトル・ロマンス 《ネタバレ》 暴力的な作品の多いロイ・ヒル監督には珍しく清い映画だったと思います。ジョルジュ・ドルリューの音楽とグレース・ケリーの再来と言われたダイアン・レインの魅力が際立ってます。映画ファンがニヤリとするような場面もあって、好きです。唯一、オリヴィエ卿が拷問を受けるシーンはロイ・ヒルらしいといえばらしい。8点(2004-05-08 12:42:51) 105. 運命の女(2002) もっと面白くなりそうだったのに惜しい。「危険な情事」の焼き直しとならないようにあえて押えていたような気がします(何を?)。D・レインが電車の中で思い出すシーンね、あれ、良かった。うまかったね。まぁ、それにしても不倫はいけませんよ不倫は。誰もかもを不幸にしてしまう。6点(2004-05-07 12:55:24) 106. 時をかける少女(1983) SFですが、思春期の少女の微妙な心の変化を描いた青春映画としては同監督の「さびしんぼう」と並んで優れた作品だと思います。「転校生」でやっとその独特な感性とテクニックを評価された大林監督にとってこれは重要な転機となった作品じゃあないですかねぇ。ところで知世ちゃんて今いくつ?8点(2004-05-01 13:00:55)(良:1票) 107. アウトサイダー(1983) スティービー・ワンダーの主題歌だけが印象的。ただコッポラ監督としては「理由なき反抗」のような50年代風青春ドラマを作ろうとしていて、それは一応成功していると思います。5点(2004-05-01 12:46:57) 108. 愛と追憶の日々 二度目に観た時に泣いてしまった作品です。家族の絆の大切さをしみじみと感じました。元宇宙飛行士役のJ・ニコルソンがいい味出してますね。派手さは無いが捨てがたい逸品。ホームドラマの佳作。8点(2004-05-01 12:40:38) 109. ブルーサンダー ヘリのシーンも良いのですが、カーアクションに舌を巻いた憶えがあります。同年の同監督による「ウォー・ゲーム」となぜかいつも比べてしまうのですよ。毛色はちがうけどテンポの良い演出は共通してるよね。8点(2004-05-01 12:36:15) 110. ウォー・ゲーム(1983) 意外と小さなスケールの内容ですが、テンポのよい演出がそれを感じさせません。アリー・シーディ演じる少女がいいよね。この年のJ・バダム監督は「ブルーサンダー」と共に2本の大ヒット作を出し、当時はよくスピルバーグと比較されたっけね。7点(2004-05-01 12:31:24) 111. 里見八犬伝(1983) 子供の頃「新八犬伝」という人形劇に夢中になっていた自分ですが、アクション映画としてはそこそこ楽しめる出来ではないでしょうか。夏木マリの『玉梓の怨霊』はハマリ役。6点(2004-05-01 12:25:10) 112. 死霊のはらわた(1981) レンタルビデオ業界が軌道に乗り始め、劇場未公開作も含めたホラーやスプラッターが反乱し始めた頃の人気作ですが、過去のホラー作品のパロディ満載で、はっきり言ってこれはコメディです。次の「XYZマーダーズ」や「キャプテン・スーパーマーケット」で確証を得ましたね。サム・ライミは今や人気監督の一人ですが、ピーター・ジャクソンの「ブレイン・デッド」よりもセンスは数倍良いと思います。6点(2004-05-01 12:20:40) 113. スパイダーマン(2002) 最早『正義の味方』という言葉は死語なのか?『スーパーマン』然り『バットマン』然り、アメコミのヒーローというのは「何のために、誰のために戦うのか?」という理由付が必ずと言っていいほどある。実はこれ最近の日本のヒーローもの、特に仮面ライダーシリーズにも必ず描かれていることだ。私はそんなことよりも、なぜ彼らが人並みはずれた能力を身につけているのか?が知りたい。あの蜘蛛に噛まれた人は彼だけではないはずだ。とするとスパイダーマンは他にも存在するのか?なんてツッコミは多分みんなに嫌われるなぁ....。だったら冒頭に戻って「何のために、誰のために戦うのか?」なんてことも必要ないと思うが...。ここで問題です。『アメコミのヒーローと戦ったことのある日本のヒーローは誰でしょう?』...........答え「仮面ライダー」(蜘蛛男&こうもり男)ぎゃははは7点(2004-04-28 12:38:53) 114. 告発の行方 《ネタバレ》 面白いとか面白くないとかで評せない作品です。確実に言えるのはレイプシーンを如何わしい気持ちで見てしまった男性たちは、皆、彼らと同罪ということかもしれない。自首しましょう。私といっしょに......7点(2004-04-27 12:54:40)(笑:2票) 115. キューティ・ブロンド 見終わって真っ先に『ワーキング・ガール』を思い出した。サクセス・ストーリーとしてはありがちな展開で新味は無いけど、リース・ウィザースプーンの魅力でもってる感じがした。ギャグも笑えたし、小さくまとまってて後味はよいので1点オマケ。それにしても、そうか、あの人ってラクエル・ウェルチだったのか....(汗)7点(2004-04-27 12:49:12) 116. アンタッチャブル これは評価が難しいよぉ~。それまでデパルマファンだった私は余りにも健全な描き方に不満が残りましたが、でも、見ていて確かに面白い。『オデッサの階段』シーンは意味無いけど、面白ければいいから許そう。7点(2004-04-27 12:34:18) 117. スカーフェイス 当時デパルマ作品を追っかけていた身としては初めての『らしくない作品』に少々戸惑ったのは事実だ。しかし冒頭のチェーンソーの場面や360度回転カメラを見て、間違いなくデパルマ作品であることを証明(笑)。脚本はオリバー・ストーンなので相変わらず『虚仮おどし』だが、アル・パチーノのキューバ訛りが度肝を抜いたため合格点(笑)。もちろん本家本元のホークス作品には足元にも及ばない....。7点(2004-04-26 13:01:14) 118. ランブルフィッシュ 「ワン・フロム・ザ・ハート」で破産したコッポラだったが、「スタイリッシュな映像作家」を目指す意欲は失せてはいなかった。前作の姉妹編「アウトサイダー」とは全くちがう実験的な手法がファンを泣かせる。しかし、余りにもシュールで暗いこの作品を拒絶する人がいてもそれは至極当然だろう。7点(2004-04-26 12:52:12)(笑:1票) 119. ライトスタッフ 登場人物の誰に感情移入するかで評価が変わるかもしれないが、イェーガーを演じたサム・シェパードは誰よりも存在感があった。ビル・コンティのスコアと共に忘れられない秀作。8点(2004-04-26 12:45:59) 120. デッドゾーン ジョニーに焦点を絞り、長い原作をうまくまとめている。クロネンバーグらしさはあまり見受けられないが、それが万人に受ける要因となっているのだろう。ウォーケンの力演無くしては生まれなかった秀作。8点(2004-04-26 12:42:17)
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