みんなのシネマレビュー |
|
101. から騒ぎ もともとは舞台装置が十分でなかったころの台詞だから、どうしてもくどくなってしまうのは仕方ないですね。でも、やり取りなんかはウィットに富んでいて楽しいです。筋はそれほど複雑でもないのだけれど、キアヌ・リーブスが捕らえられるのはもう少し前にずらしたほうが、まとまりが良くなるのでは、と思いました。300年以上前に人に言っても仕方ないのですが…。6点(2004-04-23 05:19:23) 102. ズーランダー 「さあ、笑うぞ」と構えて見なければ、楽しめるのではないかと思います。これからはリラックスを聞くたび、ベン・スティラーの決め顔を思い出すんだろうなあ。それにしてもD・ボウイは若いですね。5点(2004-04-20 21:17:31) 103. 太陽がいっぱい フィリップが胸糞悪い人物として描かれているので、すんなりトムに感情移入できたのが良かったのでしょうか。いつ追い詰められるのかと、どきどきしながら見ることが出来ました。ラストシーンも如才ない彼ならうまく切り抜けられるのではないか、などと思ったりします。ただ、ひとつ疑問なのは、トムはあれだけの偽装工作をこなせるのに、なぜさっさとイタリア国外に出ることを考えなかったのか?フィリップのすべてを奪い取るためにしても、いささかマルシュにこだわりすぎな気が…。一般に現場からはすぐにでも逃げ出したいのが犯罪者の心理だと思うんですが。どんなものでしょう。アラン・ドロンははじめてみましたが、ものすごく端整な顔立ちですね。あとタイトルも秀逸。8点(2004-04-19 01:17:07) 104. オースティン・パワーズ ゴールドメンバー オースティン・パワーズも3作目。今回は下ネタがやや控えめだったように思います。影絵のシーンは面白かったですが、あとはイマイチ。カメオ出演がかなり豪華で、米国での人気のほどをうかがわせますが…。4点(2004-04-18 18:35:37) 105. 名探偵コナン 迷宮の十字路 ストーリーは子供向けに作っているせいか、大人の鑑賞にはたえないのではないでしょうか。相当程度先が読めてしまいます。また、余分な登場人物がかなり多いですね。あと、登場人物に関しては、主人公サイドの超人ぶりがフェアじゃないなぁ。あれでは盛り上がるところも盛り上がらないんじゃないかと思います。スタッフロールもアニメ映画としてあれはいかがなものでしょうか。たしかに綺麗ですけど…。とりあえず塩沢兼人さんに黙祷、白鳥刑事…。3点(2004-04-16 23:23:07) 106. 人間の証明 戦後の日本の混沌とした状況をバックボーンとして、いくつもの人間関係が錯綜するストーリーそのものはスケールが大きいんですが、全体として起伏が乏しい印象を受けました。もっとドロドロと人間ドラマを作るとか、泣き所を作るとかがあったらよかったんですが…。4点(2004-04-15 00:45:45) 107. ザ・ワン 冒頭の超人的なアクションが良かったので、これで最後までいくのかな、と思いきや中盤の展開で少しだれてますね。ストーリーも平行世界でのリー同士の格闘に絞ったほうが締りがあったんじゃないかな。勿体無い。全体として無難にまとまってはいますし、リー・リンチェイは好きなんですが、ちょっと押しどころがないなあ…。5点(2004-04-12 23:30:36) 108. 復活の日 原作未読ですが、邦画にしては結構スケールの大きな話にもかかわらず、テンポ良く、飽きずに見ることが出来ました。ただ、ウィルスの特性とその影響を説明する前半がやや冗長に感じられた点と、結局何を伝えたいのかがわからないのが残念です。たんに軍拡を戒めたものなのか、あるいはメッセージ性を抜きにして純粋にお話を楽しめばいいのか…。そのへんの焦点が絞りきれていないように思います。あとオリビア・ハッセーは綺麗でした。7点(2004-04-07 00:32:25) 109. 犬神家の一族(1976) 原作未読でしたが、十分に楽しめました。陰惨な犬神家の人間関係と、随所に織り込まれる小さな笑い。2時間半の長丁場を飽きさせず、さらに意表をも突いてくる展開。そして純日本的な匂い漂う、いまやノスタルジーの対象となった感のある風景・舞台設定等々。映像的な古さがあるとはいえ、十二分に鑑賞に堪えます。それにしても、映画の良さの脚本に負うところ大なるをあらためて認識させられました。 メインテーマも雰囲気によくあっています。8点(2004-04-06 15:05:22) 110. スプラッシュ 現代におけるメルヒェンの再現。良く言えばほのぼのとした、悪く言えば起伏のない、予定調和的な筋運び。5点(2004-04-03 03:07:05) 111. ふたりの男とひとりの女 ジム・キャリー、すごいですね。一人芝居のところとかお見事です。レニー・ゼルヴィガーも見ているうち、だんだんと可愛らしく見えてくるから不思議です。ただ、コメディとしては数ヵ所クスリとさせられるところがあるくらいでしたので、この点数です。2点(2004-04-01 20:56:05) 112. クロスファイア(2000) 敵役の背景情報が少ないとか、爆発しすぎとか、ツッコミどころは色々ありますが、結構楽しんで見ることができました。安易にハッピーエンドにいくかと思えば、最後にも一ひねりありますし。よかったと思います。自分もパイロキネシスほしいです。あと桃井かおりは浮いてますね。いい意味で、ですが。5点(2004-04-01 20:54:35)(良:1票) 113. クエスト 格闘ゲームをそのまま映画にした感じです。なんというか、後半はひたすら戦っているだけで、ほとんど伏線を拾いません。これなら前半部分のストーリーは要らなかったんじゃ……。後半部分はまじめに格闘技として見るとツッコミどころ満載ですが、なるほどプロレスショーとして肩の力を抜いて見ると、万国格闘びっくりショーみたいでなかなか面白いです。4点(2004-03-30 21:44:46)(良:1票) 114. ウェインズ・ワールド ぜんぜん面白くなかったです。笑わせたい箇所はわかりますが、まったく笑えませんでした。2点(2004-03-29 19:38:15) 115. 007/美しき獲物たち 率直に言って、つまらないです。話とか登場人物とかごちゃごちゃしすぎ。導入のための競馬の話とか、最初に死んでしまう探偵とか、もっとスマートに導入部を処理する方法もあったでしょうに。かててくわえて、J・ボンドがぜんぜん格好良くないです。見た目が気にくわないとかじゃなくて、生き方(?)のようなものが。あれじゃ権力をかさにきて滅茶苦茶やって、女たらし込んでるだけに見える。それに、絶対に死んだりしないとわかって見てるから、ピンチでも盛り上がらない。どうやらこのシリーズ自体が肌に合わないみたいです。とりあえず、ロジャー・ムーアが年のわりにがんばってアクションしてたので、彼に1点謙譲します。1点(2004-03-26 22:36:38) 116. 恋するための3つのルール 前半の軽快なトークを持ち味に最後まで行くのかと思いましたが、後半は結構普通のコメディですね。大笑いするというより、所々でくすくす笑わせる感じ。時間があったら見てもいいかも。それにしても原題と邦題ぜんぜん違うんですね……。5点(2004-03-23 01:58:19) 117. クルーエル・インテンションズ 前半の退廃的な匂いが好み。弟がデカダンスから回復する後半も筋としては良かったです。ただ、回復する引き金となる恋愛描写にあまりパワーが感じられなかったのが残念。結構さらりと更正してしまいます。ここが一番の見せ所だと思うんですが…。6点(2004-03-22 13:20:49)(良:1票) 118. アナザヘヴン 謎解きの解に突然SFを持ち出してくるのは往々にして駄作。今作もその例に漏れず。『ヒドゥン』の劣化コピー。0点(2004-03-21 23:07:44) 119. スティング 軽妙にして洒脱。パーフェクト!!10点(2004-03-21 19:56:25) 120. クレイマー、クレイマー けして派手さはないけれど、心にはしっとりと残る作品。最初仕事の鬼だったクレイマーが離婚と息子との2人きりの生活を通じて人間的な父親へと成長していく。クレイマーのように己の態度に無自覚で、そのゆえにどこかで誰かを傷つけるような人間、彼の妻のように醜い人間(土壇場で回避されますが)にはなってはいけないと感じます。子は親の背中を見て育つ。まだ子はありませんが「子供に見られても恥ずかしくない大人」になりたいものです。テーマソングは耳に残りますね。8点(2004-03-21 19:52:57)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS